JPH0514850Y2 - - Google Patents

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JPH0514850Y2
JPH0514850Y2 JP1988084428U JP8442888U JPH0514850Y2 JP H0514850 Y2 JPH0514850 Y2 JP H0514850Y2 JP 1988084428 U JP1988084428 U JP 1988084428U JP 8442888 U JP8442888 U JP 8442888U JP H0514850 Y2 JPH0514850 Y2 JP H0514850Y2
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hologram
photosensitive resin
plate
glass
laminate
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用ヘツドアツプデイスプレイ装置
のコンバイナー、室内装飾用仕切板表示用窓など
ホログラムを応用した積層体に関する。
〔従来の技術〕
合わせガラスの中間膜間に、フイルムなどに半
透明反射膜を形成したコンバイナーを封入するこ
とは知られているが(実開昭61−34181号など)
ホログラムを形成したフイルム自身で2枚の透明
板状体を接着することは知られていない。
〔考案の目的〕 本考案はホログラム基板に接着層を兼用させる
ので簡単な構成で安全性の高い新規なホログラム
積層体を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
本考案の積層体は少なくとも一部に干渉縞を記
録してホログラムとした接着性を有する感光性樹
脂、すなわちビニールモノマーと、飽和ポリマー
あるいは不飽和ポリマーとの混合物を主成分とす
る樹脂に光重合開始材などを加えて光重合させた
感光性樹脂により板ガラスと透明プラスチツクフ
イルム、板ガラスと板ガラスなど2枚の透明板状
体を接着したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第1図、第2図はそれぞれ本考案の実施例1、
実施例2を表わす積層体の断面図、第3図はホロ
グラム作製時の露光光学系を示す図、第4図は感
光性樹脂を光重合させる際の光学系を示す図であ
る。
実施例 1 本実施例は、第1図に示すように、例えばヘツ
ドアツプデイスプレイのホログラムコンバイナー
として、自動車のフロントガラスに応用した例で
ある。まず、2枚の2mm厚さの板ガラス1,1′
を0.76mm厚さのポリビニールブチラールなどの中
間膜2で接着した合わせガラス3を通常のオート
クレーブ処理により作製する。
一方、例えばm−キシレンビスアクリルアミド
32部、ヘキサメチレンビスアクリルアミド21部、
トリエチレングリコールジアクリレート10部、ブ
タンジオールアクリレート3部からなるビニール
モノマーをヘキサメチレンジアンモニウムアジペ
ート/P・Pジアンモニウムジシクロヘキシルメ
タンアジペート/ε−カプロラクタムコポリマー
からなる飽和ポリマー100部に加え、さらにベン
ゾイルメチルエーテル12部、ハイドロキノン0.2
部を加えて作られる感光性樹脂4を100μ厚さの
ポリエステルフイルム5全面に塗布、乾燥させホ
ログラム原板を得る。
次に合わせガラス3とホログラム原板を感光性
樹脂4層を介して接合し、得られた積層体を第
3図に示すようにレーザー光により部分的に露光
する。レーザー発振器7から発振されるレーザー
光をビームスプリツター8で2分割し、一方は反
射鏡9、凸レンズ10、凸レンズ11を介して平
面波を、他方は反射鏡12、凸レンズ13を介し
て球面波をそれぞれ感光性樹脂4に部分的に照射
(露光)して緩衝縞を記録、ホログラムを形成す
る。露光された部分Aはポリマー化されるが、未
露光部分Bはモノマーの状態を保つている。
次に、第4図に示すように紫外線ランプ14に
より紫外線感光性樹脂4全体に照射して未露光部
分B全体をポリマー化する。得られた積層体
A部をヘツドアツプデイスプレイ用コンバイナー
として好適に応用できるとともに、車内側はポリ
エステルフイルムをもつて構成されるから耐貫通
性が高く、板ガラスが破損しても破片の飛散防止
が可能であるという合わせガラスの機能に加え、
ポリエステルフイルムを感光性樹脂をポリマー化
させたフオトポリマーにより接着しているので頭
部の負傷を防ぐ、耐裂傷性が高い機能を併せ有す
るものである。また、フオトポリマーは一般的に
硬度が低く、耐候性が充分でないが、ポリエステ
ルフイルムがこの欠点を補い保護する作用をも奏
するものである。
実施例 2 本実施例は第2図に示すように、通常の風冷強
化法により強化された厚さ4mmの板ガラス21
と、実施例1と同様の方法で得られたもので、ポ
リエステルフイルム25に感光性樹脂24を形成
したホログラム原板を接合し、この積層体27
を、第3図に示すようにレーザー光により部分的
に露光してホログラムを形成し、次いで第4図に
示すように紫外線により全体をポリマー化する。
得られた積層体27はホログラム部分をヘツド
アツプデイスプレイ用コンバイナーとして好適に
応用できるとともに、耐衝撃性が高いという強化
ガラスの機能に加え、ポリエステルフイルムをフ
オトポリマーにより接着しているので、耐裂傷性
が高く、さらに、フオトポリマーを保護する機能
を併せ有するもので自動車等車両用窓ガラスとし
て好適である。
以上、好適な実施例により説明したが、本考案
はこれらに限定されるものではなく、種々の応用
が可能である。
フオトポリマーに形成したホログラムは、
CRT蛍光表示管などから表示情報を光学的に照
射されるとデイスプレイとして、また、赤色、緑
色、青色の3原色のレーザー光により露光したも
のなどは好適な反射鏡として応用できるので、フ
オトポリマーにより接着される2枚の透明板状体
すなわち板ガラス−板ガラス、板ガラス−透明プ
ラスチツク板あるいはフイルム、透明プラスチツ
ク板あるいはフイルム−透明プラスチツク板ある
いはフイルムなどと適宜組み合わせることによ
り、車両、航空機、船舶、電車等の乗物用として
は勿論、建築用の窓、仕切板、オーデイオボツク
ス、シヨーケースなどに表示用あるいは装飾用と
して応用することができる。
感光性樹脂としては、ペンタエリストールトリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、トリエチレングリコールジアリレー
ト、2エチルヒドロキシメタクリレート、N,N
−ヘキサメチレンビスポリアミド、n−キシレン
アクリルアミド−ヘキサメチレンビスアクリルア
ミド等のビニールモノマーに、メチルメタアクリ
レートとメタアクリル酸の混合物、セルロースア
セテートサクシネート、ポリビニールアルコー
ル、共重合ポリアミド、ポリプロピレン等の飽和
ポリマー、あるいは不飽和ポリエステル、不飽和
ポリエーテル・エステルなどの不飽和ポリマーを
主成分として混合させ必要に応じ、増感剤、光重
合開始剤例えばベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフエノンな
どを加え、レーザー光あるいは紫外線を照射して
ポリマー化させたもので、適宜組み合わせて使用
すればよい。
〔考案の効果〕
本考案は一方の透明板状体に、接着性を有する
フオトポリマーにより別の透明板状体を接着する
ことにより、簡単な構成で安全性を高めるなど積
層体としての機能を向上させるとともに、同時に
ホログラムの機能も付与させるものである。しか
もフオトポリマーは二枚の透明板状体で充分保護
されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本考案の実施例1、
実施例2を表わす積層体の断面図、第3図はホロ
グラム作製時の露光光学系を示す図、第4図は感
光性樹脂を光重合させる際の光学系を示す図であ
る。 1,1′……板ガラス、3……合わせガラス、
4,24……感光性樹脂、5,25……ポリエス
テルフイルム、21……強化ガラス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ビニールモノマーと、飽和ポリマーあるいは不
    飽和ポリマーとの混合物を主成分とする感光性樹
    脂により2枚の透明板状体を接着するとともに、
    該感光性樹脂に干渉縞を記録してホログラムとし
    たことを特徴とする積層体。
JP1988084428U 1988-06-28 1988-06-28 Expired - Lifetime JPH0514850Y2 (ja)

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JP1988084428U JPH0514850Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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JP1988084428U JPH0514850Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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Publication Number Publication Date
JPH0210026U JPH0210026U (ja) 1990-01-23
JPH0514850Y2 true JPH0514850Y2 (ja) 1993-04-20

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JP1988084428U Expired - Lifetime JPH0514850Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315152A (en) * 1976-07-27 1978-02-10 Canon Inc Hologram
JPS5590445A (en) * 1978-12-28 1980-07-09 Bridgestone Corp Laminated glass
US4582389A (en) * 1982-02-18 1986-04-15 Flight Dynamics, Inc. Holographic device

Patent Citations (3)

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US4582389A (en) * 1982-02-18 1986-04-15 Flight Dynamics, Inc. Holographic device

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Publication number Publication date
JPH0210026U (ja) 1990-01-23

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