JP3034997B2 - 積層安全ガラス - Google Patents

積層安全ガラス

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JP3034997B2
JP3034997B2 JP3161721A JP16172191A JP3034997B2 JP 3034997 B2 JP3034997 B2 JP 3034997B2 JP 3161721 A JP3161721 A JP 3161721A JP 16172191 A JP16172191 A JP 16172191A JP 3034997 B2 JP3034997 B2 JP 3034997B2
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直人 平山
博章 山本
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聡 石塚
章雄 滝川
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層安全ガラス、特にガ
ラス板、ホログラム層を有する耐貫通性プラスチックシ
ートを積層させた積層安全ガラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、積層安全ガラスとして、ポリビ
ニルブチラール膜を二枚のガラスの間に挿入してガラス
板を相互に接着したものが用いられており、一般に合わ
せガラスと呼ばれている。これは人間がガラスに衝突し
てガラスが割れた場合でもガラスが飛散しないという性
質を持っている。
【0003】また、人間がガラスに衝突した場合に、割
れたガラスの角部により頭部、顔面などの裂傷を防止す
るために、ガラス単板または合わせガラスの表面に保護
用プラスチックフィルムおよび/またはシートを積層
し、人間とガラスが直接接することがないよう考慮した
裂傷防止ガラスが考案されている(特公昭57ー270
50、特開昭60−219053、特開昭60−219
054、特開昭62−277440など)。代表的な裂
傷防止ガラスの構成としては、ガラスまたは合わせガラ
ス/ポリビニルブチラールあるいはエチレンー酢酸ビニ
ル共重合体/ハードコート処理したポリエチレンテレフ
タレート(ハードコート処理された面の反対面をポリビ
ニルブチラールあるいはエチレンー酢酸ビニル共重合体
面に接触させる)やガラスまたは合わせガラス/熱可塑
性ポリウレタンまたはポリビニルブチラール/熱硬化性
ポリウレタンなどが挙げられる。
【0004】さらに、自動車の盗難防止用の代表的な積
層安全ガラスの例としてはガラスとポリカーボネートシ
ートとの間に熱可塑性ポリウレタンを挿入してガラスと
ポリカーボネートを接着したものが用いられている。ま
た、防弾ガラス用の代表的な積層安全ガラスとしては、
ガラスに熱可塑性ポリウレタンとポリカーボネートシー
トを交互に積層させたタイプのものが挙げられる。
【0005】一方、従来、その記録原理から振幅型、位
相型(屈折率変調型)及びその構造から表面型、体積
型、そして再生時の照明光と回折光の方向から透過型
(反対方向の場合)、反射型(同方向の場合)などに分
類されるホログラムが知られている。この中で、特に回
折効率などの光学特性面において、体積位相型が最も優
れており、得られる最大回折効率は透過型、反射型共に
理論的に100%となることが証明されている。
【0006】体積位相型のホログラム材料としては、銀
塩乳剤のような写真感光材料や重クロム酸ゼラチン(D
CG)が使用されてきた。銀塩材料はその感度が高いこ
とから、またDCGは回折効率などの光学特性が優れて
いることから、広く普及しているが、煩雑な湿式処理が
不可欠であるという欠点も有しているのが現状である。
【0007】また近年、銀塩、DCGに代わる体積位相
型ホログラム材料としていわゆるフォトポリマーが注目
され開発されている。フォトポリマーには干渉露光の後
に湿式処理を必要とするタイプと、乾式処理を必要ある
いは省略しても構わないタイプに分類できる。前者の例
としては特開昭60−502125、特開平2−88
8、2−2168180などが挙げられる。また、後者
の例としては特開平2−3081、2−3082、2−
51188などが挙げられる。この場合には、記録材料
中に光重合型のモノマーが含有されており干渉縞露光に
よって形成される光強度分布により光重合型モノマーの
重合が選択的に進行し、組成分布に従って干渉縞が記録
される。このような従来のフォトポリマーはその組成物
の1成分に溶媒に可溶の固体のポリマーを使用するた
め、ホログラム感光用媒体を作製する際には、溶媒への
溶解、混合、塗布、乾燥および接着工程を経る必要があ
る。つまり上記フォトポリマーはガラス板、樹脂フィル
ムなどの平滑な表面上に種々の塗布方法を用いてコーテ
ィングし、感光層/基板の積層体として感光材を提供す
るものであった。したがって、従来のフォトポリマーに
記録したホログラムを、たとえば光学素子として実際に
使用する際には、ホログラムが記録された層を感光層と
基板との間で十分な接着強度を必要とするため接着層を
設けたり、あるいは感光層内に接着強度を増加させるた
めの添加剤を加える必要があった。あるいは他の基板上
に積層し直すなどの工程を必要とすることがある。
【0008】これらフォトポリマーを用いたホログラム
の欠点を改良するため、特願平2−414427には、
プラスチック基板中にフォトポリマーあるいはモノマー
を混合した溶液を浸透させることにより、上記のような
従来のフォトポリマーで必要とした溶解、混合、塗布、
乾燥、および接着工程を経る必要のない、溶液への基板
浸漬および乾燥工程のみからホログラムを製造しうる工
程の簡略化されたホログラム記録用感光体の製造方法が
示されている。
【0009】また、このようなホログラムを応用するこ
とによって、実用的な装飾、ヘッドアップディスプレ
イ、ハイマウントストップランプなどの機能を有する積
層安全ガラスが期待されてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記で説明したよう
に、ホログラムの研究は組成および工程について詳細に
検討されてきた。しかしながら、積層安全ガラスなどの
従来の製品にホログラムを応用しようとした場合、特開
昭60−502125、特開平2−888、2−216
8180、特開平2−3081、2−3082、2−5
1188などの場合ホログラム感光層を作製するとき、
工程が複雑であり、また合わせ工程などを経る場合は像
の歪みなどの問題点があった。
【0011】本発明者らは、工程の簡略化されたホログ
ラムプラスチック基板を積層安全ガラス物品に応用する
ことを目的とし、鋭意研究した結果、本発明に至った。
【課題を解決するための手段】
【0012】すなわち本発明は a)ホログラム記録層を有する耐貫通性プラスチックシ
ート層、および b)無機ガラスあるいは有機ガラス層からなる積層安全
ガラスであって、該シート層はその表面にホログラム記
録ゲル硬化層を有しており、該硬化層は、該シートの表
面に、炭素−炭素二重結合を有しかつ該シートの屈折率
とは異なる屈折率を有する重合体を生成し得るモノマー
および/またはオリゴマーならびに光開始剤を含む光重
合性組成物を含浸させてなるホログラム用感光ゲル層を
可干渉性を有する輻射線によって得られる干渉縞に露出
して硬化させたものであることを特徴とする積層安全ガ
ラスである。
【0013】以下、本発明について詳述する。
【0014】本発明の積層安全ガラスはホログラム記録
層を有する耐貫通性プラスチックシート層、および無機
ガラス層(または有機ガラス層)からなるが、このホロ
グラム記録層を有する耐貫通性プラスチックシート層
は、その表面にゲル硬化層を有しており、該硬化層は該
シートの表面に、炭素−炭素二重結合を有しかつ該シー
トの屈折率とは異なる屈折率を有する重合体を生成し得
るモノマーおよび/またはオリゴマーならびに光開始剤
を含む光重合性組成物を含浸させてなるゲル層を可干渉
性を有する輻射線によって得られる干渉縞に露出して硬
化させたものである。
【0015】ここで使用される光重合性組成物は、分子
内に少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有し、かつ
後述する耐貫通性プラスチックシートの屈折率とは少な
くとも0.01の屈折率差、好ましくは少なくとも0.
02の屈折率差を有する重合体を生成し得るモノマー
(またはオリゴマー)またはこれを含むものであり、例
えば、分子内にアクリロイル基、メタクリロイル基、ビ
ニル基、アリル基などの重合可能な基を1個以上含有す
るモノマーまたはオリゴマーであり、光、例えば紫外線
により重合し得るものである。
【0016】上記モノマーの具体例としては、分子内に
少なくとも1個のアクリロイル基、メタアクリロイル
基、ビニル基あるいはアリル基等を有するものが好適で
ある。例えば、メチルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、エチルカルビトールアクリレー
ト、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、イ
ソボルニルアクリレート、フェニルカルビトールアクリ
レート、ノニルフェノキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ω−
ヒドロキシヘキサノイルオキシエチルアクリレート、ア
クリロイルオキシエチルサクシネート、アクリロイルオ
キシエチルフタレート、フェニルアクリレート、トリブ
ロモフェニルアクリレート、フェノキシエチルアクリレ
ート、トリブロモフェノキシエチルアクリレート、トリ
ブロモフェノキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、p−ブロモベンジルアクリ
レート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルア
クリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル
アクリレートならびにこれらの単官能性アクリレートに
対応するメタクリレ−ト類、またビスフェノールAジア
クリレート、2,2−ビス(4−アクリロキシエトキシ
−3,5−ジブロモフェニル)プロパンなどのなどの多
官能性アクリレートあるいはこれらのアクリレートに対
応するメタクリレ−ト類、または、安息香酸ビニル、ス
チレン、p−クロロスチレン、ジビニルベンゼン、ビニ
ルアセテート、アクリロニトリル、N−ビニルピロリド
ン、ビニルナフタレン等のビニル化合物、あるいは、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート、ジアリリ
デンペンタエリスリトール、トリアリルイソシアヌレー
ト、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート等の
アリル化合物などがあげられる。
【0017】上記オリゴマーとしては例えばポリエステ
ルアクリレート、ポリオールポリアクリレート、変性ポ
リオールポリアクリレート、イソシアヌル酸骨格のポリ
アクリレート、メラミンアクリレート、ヒダントイン骨
格のポリアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、
エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等が挙げ
られる。
【0018】上記光重合性組成物として、これらのモノ
マーまたはオリゴマーは単独でも使用できるが、これら
モノマー(またはオリゴマー)の混合物、または、これ
らモノマー(またはオリゴマー)と溶剤の混合物等も使
用できる。溶剤の例としては、トルエン、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサンメチルアルコール、エチルアルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、アセトニトリル等の有機薬品などが挙げられ
る。このような溶剤との混合物を使用する場合、光重合
性組成物中に前記モノマーまたはオリゴマーは通常1〜
90重量%含まれる。
【0019】また、本発明の光重合性組成物中に含有さ
せる光開始剤は、ホログラムを記録する際に使用する光
によって、ラジカルを発生させるものであり、ラジカル
を発生させる光重合開始剤と、光重合開始剤の感光波長
域を延長させる光増感剤からなる。したがって、光重合
開始剤がホログラム記録する光の波長に十分な感度を有
する場合には光増感剤は必要ではない。
【0020】また、本発明の光重合開始剤としては以下
に示す化合物が挙げられる。例えば、2,3−ボルナン
ジオン(カンファーキノン)、2,2,5,5,−テト
ラメチルテトラヒドロ−3,4−フラン酸(イミダゾー
ルトリオン)などの環状シス−α−ジカルボニル化合
物、ベンゾフェノン、ジアセチル、ベンジル、ミヒラー
ズケトン、ジエトキシアセトフェノン、2ーヒドロキシ
ー2ーメチルプロピオフェノン、1ーヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトンなどのケトン類、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの過
酸化物、アリルジアゾニウム塩などのアゾ化合物、N−
フェニルグリシンなどの芳香族カルボン酸、2ークロロ
チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントンなど
のキサンテン類、ジアリルヨードニウム塩、トリアリル
スルホニウム塩、トリフェニルアルキルほう酸塩、鉄ア
レン錯体、ビスイミダゾール類、ポリハロゲン化合物、
フェニルイソオキサゾロン、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンジルジメチルケタールなど(混合物を含む)が
挙げられる。更には助剤として、アミン類、チオール
類、p−トルエンスルホン酸なども挙げられる。
【0021】光重合開始剤の濃度は光重合性組成物の種
類によって異なるが、通常は光重合性組成物に対して
0.1〜10重量部添加される。
【0022】更に、本発明に使用される光増感剤として
は以下に示す化合物が挙げられるが、これに限定される
ものではない。例えば、メチレンブルー、アクリジンオ
レンジ、チオフラビン、ケトクマリン系色素、エリスロ
シンC、エオシンY、メロシアニン、フタロシアニン、
ポルフィリンなど(混合物を含む)の可視光域に吸光を
持つ化合物である。光増感剤の濃度も光重合性組成物の
種類によって異なるが、通常は光重合性組成物に対して
0.01〜5重量部添加される。
【0023】本発明で使用される耐貫通性プラスチック
シートは、透明性(無色または着色)を有するものであ
り、熱可塑性樹脂または3次元架橋構造を有する樹脂で
あって、上記モノマー(またはオリゴマー)または溶剤
が表面から内部に素早く浸入することが必要である。実
用的には中間膜用の可塑剤を混合したポリビニルブチラ
ール、ポリウレタン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、あるいはシリコンゴ
ム、スチレン−イソプレンゴムなどのゴム材料等が挙げ
られる。また、必要に応じてこれらの耐貫通性プラスチ
ックシートに安定剤または光吸収剤等が添加される。こ
れらの耐貫通性プラスチックシートとしては0.2〜5
mmの厚みのものが好適に使用できる。0.2mmより
小さいと耐貫通性能が劣り、また、5mm以上になると
透明性が悪化する。
【0024】本発明において、前記耐貫通性プラスチッ
クシートの表面に、前記光重合性組成物を含浸させてゲ
ル層を形成させる。すなわち、上記光重合性組成物の液
中に上記耐貫通性プラスチックシートを浸漬し、または
上記耐貫通性プラスチックシートの表面に上記光重合性
組成物を塗布するなどの方法により、光重合性組成物を
耐貫通性プラスチックシートに接触含浸させて、その表
面を膨潤させて感光ゲル層を形成させる。この接触の際
に必要に応じて40〜60℃に加温することにより、ゲ
ル層の形成を早めることができる。この接触時間は通常
数秒である。感光ゲル層の厚みは、1〜100μm、好
ましくは5〜30μmである。この時ゲル層は耐貫通性
プラスチックシートを構成する樹脂の重合体の隙間に上
記光重合性組成物が入り込んだ状態になっている。
【0025】その後、得られたホログラム記録用ゲル層
の表面上に、次工程で露光する可干渉性を有する輻射線
に対し透明な樹脂フィルムまたはガラス板を適当な方法
を用いてカバーする。これは本組成物がラジカル重合で
重合が進行するため、可干渉性を有する輻射線に露光す
る際の酸素による重合阻害作用を防止するためと、塵
埃、異物などの付着を防止するためである。酸素による
重合阻害の防止のために不活性ガス下で露光するなら
ば、このカバーはなくてもよい。
【0026】次に上記のホログラム記録用感光ゲル層を
可干渉性を有する輻射線によって得られる干渉縞に露出
させる。この工程は、一般的には可干渉性の光源として
レーザー光源を使用する公知の方法が用いられる。干渉
露光の方法としては例えば、図1に示すような光学系を
使用して実施することができる。通常、この方法は二光
束干渉露光法と呼ばれている。図1の露光光学系の場
合、レーザー発振器1からのレーザービームはシャッタ
ー2を経てビームエクスパンダー3,コリメーターレン
ズ4により平行光にされる。さらにビームスプリッター
5により二分され、それぞれ全反射ミラー6,6’を経
て記録材上に一定の角度θでホログラム記録材7に入射
される。記録面上ではこれら二光束の角度により一定の
空間周波数(縞間隔)を持った干渉縞が形成されるの
で、記録材料に干渉縞が記録される。
【0027】物体を記録する際には二光束の一方の光束
を物体に照射しその反射光(この場合、物体光という)
と、もう一方の光束(この場合、参照光という)による
干渉縞を記録材料中に記録するわけである。尚、両方の
光束が同一の方向から照射されるように記録材料を保持
した場合(図1の場合)には透過型ホログラムが記録さ
れ、反対の方向から照射されるように記録材料を保持し
た場合(図2の場合)には反射型ホログラムが記録され
る。干渉縞を露光させるための可干渉性を有する輻射線
の照射時間はその輻射線の強度、記録面積その他によっ
て異なるが、通常1秒〜30分であり、全露光量が1〜
5000mJ/cm2になるように露光される。
【0028】本発明において、上記ホログラム記録用感
光ゲル層を可干渉性を有する輻射線によって得られる干
渉縞に露出する第1の工程だけでホログラムを記録する
ことができる。しかし上記第1の工程のつぎに、第1の
工程で該ホログラム用記録材料中に残存する未重合のモ
ノマーまたはオリゴマーの重合を完結し、そして未反応
の光重合開始剤及び色素などの光増感剤を失活する第2
の工程を経る事が好ましい。この工程は、干渉露光後の
ホログラム用組成物に対し重合または反応しうる波長を
含む均一な光照射を行なうことにより行なうことができ
る。この均一光照射によってホログラム材料中の未重合
モノマーまたはオリゴマーの重合が促進され、第1の工
程で記録された干渉縞が固定化される。更に、第2の工
程により、光重合開始剤および光増感剤を不活性にする
こともでき、これにより記録フィルムの耐久性即ち、耐
熱性、耐湿性なども向上する。この第2の工程の光照射
は全露光量が通常約10〜10000mJ/cm2になるよう
に行なわれる。
【0029】本発明において、上記耐貫通性プラスチッ
クシートと積層させる無機ガラスあるいは有機ガラス層
としては、通常の無機ガラス板(徐冷ガラス、強化ガラ
ス)、ポリカーボネートシート、ポリメチルメタクリレ
ートシートなどが挙げられ、これらは1層あるいは2層
以上の積層構造を有していても良い。また、2層以上の
無機あるいは有機ガラスからなる場合は、2層の無機ガ
ラスの間、2層の有機ガラスの間あるいは無機ー有機ガ
ラス間は、ポリビニルブチラールなどの軟質材料を用い
て接着されていることが好ましい。
【0030】本発明の積層安全ガラスは、その耐貫通性
プラスチックシート層の外側に透明なプラスチックフィ
ルム層、好ましくは5ー500μm厚みの、例えばポリ
エステル、ポリアクリレート、ポリカーボネートまたは
架橋構造を有するポリウレタンからなるフィルム層を表
面保護のために有することが好ましい。このフィルムと
して、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートのような延伸された透明ポリアルキレンテレ
フタレート類、ポリアリレート、ポリカーボネート、ま
たは熱、紫外線あるいは電子線等による硬化工程を経て
作製される架橋構造を有しかつ傷の自己治癒性に優れた
ポリウレタンなどが好適である。フィルム厚みについて
はそれぞれの種類により適当な範囲がある。例えばポリ
エチレンテレフタレートであれば50ー300μm、よ
り好ましくは100ー200μmである。ポリエチレン
テレフタレートのフィルム厚みが50μmより小さけれ
ば鋭利なもので表面を傷つけられたときに永久歪として
傷が残り、またフィルム厚みが300μm以上になると
透明性が不良になる。また、架橋構造を有するポリウレ
タンの場合は5μm以上、好ましくは10μm以上であ
る。架橋構造を有する自己治癒性ポリウレタンのフィル
ム厚みが5μm以下の場合は耐薬品性が悪くなり、すな
わちガラスクリーナーなどで表面を洗浄した場合に、ガ
ラスクリーナー中の成分が架橋ポリウレタン層を浸透し
て耐貫通性プラスチック層にまで浸透し永久歪を生じ
る。
【0031】また、自己治癒性を有していない、例えば
ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックフィル
ムを使用する場合は、耐貫通性プラスチックシートと接
触していない表面に、擦り傷を防止する目的でハードコ
ート処理を施すことが望ましい。ハードコートとしては
シリコン系の熱硬化ハードコートやシリコン系、アクリ
ル系あるいはエポキシ系の紫外線あるいは電子線硬化ハ
ードコートなどが適している。
【0032】本発明において、ホログラム記録層を有す
る耐貫通性プラスチックシート層と無機ガラスあるいは
有機ガラス層との積層の方法としては、例えば、無機ガ
ラス板(あるいは有機ガラス板)と耐貫通性プラスチッ
クシートとを重ね合わせ、これらを真空バッグを用いて
脱気しながら、オートクレーブ中で加圧、加熱処理を行
い、積層安全ガラスを作製する。またポリウレタン組成
物の溶液あるいは溶融物をロールコーターやドクターブ
レードを用いて無機ガラス板(あるいは有機ガラス板)
の表面にコーティングし、その後ポリウレタン組成物の
層の表面を処理して光制御機能を有せしめてもよい。ま
た光制御機能を有する耐貫通性プラスチックシート層の
外側に透明なプラスチックフィルム層を形成せしめる場
合には、無機ガラス板(あるいは有機ガラス板)、耐貫
通性プラスチックシートおよびプラスチックフィルム層
をこの順に重ね合わせて上記処理することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、溶媒に可溶な熱可塑性樹
脂は勿論、溶媒に不溶な3次元架橋性を有する樹脂を用
いて、ホログラム記録用感光層を形成できると同時に、
従来の様な積層体とする必要なしに、プラスチック基板
表面及びその内部にホログラム層を有する積層安全ガラ
スを製造することが可能となった。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0035】また、文中に略号を用いて示した物質の化
学構造式を下記に示した。 <<以下に示す化合物の説明>>BTTB:
【0036】
【化1】
【0037】KCD:
【0038】
【化2】
【0039】UA:
【0040】
【化3】
【0041】実施例1 合わせガラス用ポリビニルブチラールシート(積水化学
(株)製、760μm、屈折率 約1.5、ガラス転移
温度28℃)の片面に、ベンジルアクリレートモノマー
100部(重合物の屈折率 約1.558)、BTT
B 5部、KCD0.1部およびメチルエチルケトン
100部の光重合性組成物溶液を0.05mmギャップ
のブレードを用いて塗布し、50℃で5分間乾燥した。
その結果、塗布溶液中のベンジルアクリレートモノマー
およびBTTBがシート内部に拡散し、メチルエチル
ケトンは気化した。そしてシート表面に深さ約20μm
の感光層が作製された。
【0042】次に、図1に示すような二光束干渉露光法
を用いて、上記の感光体を、アルゴンイオンレーザーか
ら発振した514.5nmの光をビームエクスパンダー,
コリメーターレンズにより平行光にし、さらにビームス
プリッターにより二分された光を記録材上に入射角θ=
5°で感光体に入射させた。全露光量が約500mJ/cm2
となるように露光し、明るい透過型回折格子が得られ
た。
【0043】次に、シランカップリング剤(日本ユニカ
ー(株)製、A−1100)を用いて予め片面を処理し
た2.1mm厚みのガラス板のカップリング剤処理表面
上に、上記で作製したホログラム記録層を有するポリビ
ニルブチラールシートを、ホログラム層面側がカップリ
ング処理表面と接するように置いた。次に、その上にさ
らに2.1mm厚みのガラス板を静置した。このように
して得られたものを真空バッグに入れて10mHg以下
の真空中で30分間処理した。その後、真空状態のま
ま、真空バッグごと、オートクレーブに入れ130℃、
25分および圧力10kg/cm2の条件で処理し、ガ
ラス板/表面に透過型回折格子の層をもつポリビニルブ
チラールシート/ガラス板の順に積層されたホログラム
機能を有する合わせガラスが得られた。
【0044】実施例.2 ベンジルアクリレートモノマーをフェノキシエチルアク
リレートモノマー(屈折率1.557)に変えた以外は
実施例.1と同様にして感光層を有するポリビニルブチ
ラールシートを作製した。
【0045】次に、図2に示すような二光束干渉露光法
を用いて、上記の感光体を、アルゴンイオンレーザーか
ら発振した514.5nmの光をビームエクスパンダー,
コリメーターレンズにより平行光にし、さらにビームス
プリッターにより二分された光を記録材上に入射角θ=
30°で感光体に入射させた。全露光量が約300mJ/c
m2となるように露光し、明るい反射型回折格子が得られ
た。
【0046】次に、厚み3.5mmの無機板ガラスの上
に上記で作製したホログラム記録層を有するポリビニル
ブチラールシートのホログラム層のない表面がガラス表
面に接するように置き、その上に特開昭60ー2190
54の実施例.2に従って片面をハードコート処理さ
れ、もう一方の面が火炎処理された175μm厚みのポ
リエチレンテレフタレートフィルムをポリエチレンテレ
フタレートの火炎処理された面がポリビニルブチラール
表面と接触するようにして積み重ねた。さらにその上に
厚み3mmの無機板ガラスを置いた。このようにして得
られたものを真空バッグに入れて10mmHg以下の真
空中で30分間処理した。その後、真空状態のまま、真
空バッグごと、オートクレーブに入れ130℃、25分
および圧力10kg/cm2の条件で処理した。上記オ
ートクレーブ処理の終了後、ポリエチレンテレフタレー
ト上の板ガラスを取り除き、無機板ガラス/ホログラム
機能を有するポリビニルブチラールシート/ポリエチレ
ンテレフタレート/ハードコート層からなる裂傷防止ガ
ラスが得られた。
【0047】実施例3 実施例1のポリビニルブチラールシートを熱可塑性ポリ
ウレタンシート(MORTON社製PE−192、76
0μm、屈折率約1.5程度、ガラス転移温度20℃以
下)に変えた以外は実施例1と同様にして感光層を有す
るポリウレタンシートを作製した。
【0048】次に、実施例.1と同様にして、上記の感
光体を二光束干渉により全露光量が約300mJ/cm
2となるように露光し、明るい透過型回折格子が得られ
た。
【0049】
【0050】次に、厚み5.0mmの無機板ガラスの上
に上記で作製したホログラム記録層を有するポリウレタ
ンシートの感光層のない表面をガラス表面に接するよう
に置き、さらにその上に特公昭64−7582の実施
例.1にしたがって両面をプライマー処理され、かつ片
面をハードコート処理した5.0mm厚みのポリカーボ
ネートシートをハードコート面の反対面、すなわちプラ
イマーのみが処理されている面をポリウレタンシートに
接するように積み重ねた。なお、このようにして得られ
たものを真空バッグに入れて10mmHg以下の真空中
で30分間処理した。その後、真空状態のまま、真空バ
ッグごと、オートクレーブに入れ130℃、30分およ
び圧力10kg/cm2の条件で処理した。上記オート
クレーブ処理の終了後、ポリエチレンテレフタレート上
のガラス板を取り除き、無機板ガラス/感光層を有する
ポリウレタンシート/ポリカーボネート/ハードコート
層からなる盗難防止ガラスが得られた。
【0051】実施例.4 熱可塑性ポリウレタンシート(MORTON社製PE−
192、760μm、屈折率約1.5程度)を熱可塑性
ポリウレタンシート(MORTON社製PN03、76
0μm、屈折率約1.5程度、ガラス転移温度30℃以
下)に変えた以外は実施例.3と同様にして感光層を有
するポリウレタンシートを作製した。次に、実施例.2
と同様にして、上記の感光層にガラス面から二光束干渉
により全露光量が約300mJ/cm2となるように露
光し、明るい透過型回折格子が得られた。
【0052】次に、熱硬化ポリウレタンフィルムを作製
した。まず、分子量540のポリカプロラクトン系トリ
オール100g、ヘキサメチレンジイソシアネートから
作製されたイソシアヌレート化合物109gおよびジア
セトンアルコール90gを混合し、脱気した。次に、ジ
ブチルチンジラウレート0.031gおよびシリコン系
フローコントロール剤0.21gを混合し泡が生じない
ように約5℃で混合した。その後、予めジメチルシロキ
サンを塗布することにより離型処理された3mm厚みの
無機板ガラスの離型処理表面にアプリケーターを用いて
上記混合液をコーティングし、120℃で30分間重合
させて約200μm厚みの熱硬化ポリウレタン層を得
た。
【0053】次に、離型処理されたガラス/熱硬化ポリ
ウレタン層の積層体の熱硬化ポリウレタン層上に上記ホ
ログラム層を有する熱可塑性ポリウレタンシートのホロ
グラム記録層面と熱硬化ポリウレタン表面が接するよう
に置いた。予めポリウレタンシートとの接着性を高める
ためにシランカップリング剤(KBM403;信越化学
(株)製)処理された3.5mm厚みの第2のガラス板
をその上にさらに置いた。このようにして得られたもの
を真空バッグに入れて10mmHg以下の真空中で30
分間処理した。その後、真空状態のまま、真空バッグご
と、オートクレーブに入れ145℃、25分および圧力
10kg/cm2の条件で処理した。上記オートクレー
ブ処理の終了後、離型処理された無機板ガラスを熱硬化
ポリウレタン表面から取り除き、無機板ガラス/感光層
を有する熱可塑性ポリウレタンシート/熱硬化ポリウレ
タン層からなる裂傷防止ガラスが得られた。
【0054】実施例5 実施例3と同様にして感光層を有する熱可塑性ポリウレ
タンシートを作製した。
【0055】次に、実施例.1と同様にして、上記の感
光層にガラス面から二光束干渉により全露光量が約30
0mJ/cm2となるように露光し、明るい透過型回折
格子が得られた。
【0056】次に、予めポリウレタンシートとの接着性
を高めるためにシランカップリング剤(KBM403:
信越化学(株)製)処理された厚み3.5mmの無機板
ガラスの上に上記で作製したホログラム記録層を有する
熱可塑性ポリウレタンシートを、記録層の反対表面とカ
ップリング剤処理されたガラス面が接するように置い
た。その上に特開昭62ー277440に従って両面を
プライマー処理され、かつ片面をハードコート処理され
た180μm厚みのポリカーボネートフィルムをポリカ
ーボネートのハードコート処理されていない面が熱可塑
性ポリウレタンシート表面と接触するようにして積み重
ねた。さらにその上に厚み3mmの無機板ガラスを置い
た。このようにして得られたものを真空バッグに入れて
10mmHg以下の真空中で30分間処理した。その
後、真空状態のまま、真空バッグごと、オートクレーブ
に入れ130℃、25分および圧力10kg/cm2
条件で処理した。上記オートクレーブ処理の終了後、ポ
リカーボネート上のガラス板を取り除き、無機板ガラス
/ホログラム記録層を有する熱可塑性ポリウレタンシー
ト/ポリカーボネートフィルム/ハードコート層からな
る裂傷防止安全ガラスが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の積層安全ガラスを製造するために用
いられる透過型回折格子作製用の露光光学系を示す。
【図2】 本発明の積層安全ガラスを製造するために用
いられる反射型回折格子作製用の露光光学系を示す。
【符号の説明】
1 アルゴンイオンレーザー 2 シャッター 3 ビームエクスパンダー 4 コリメーターレンズ 5 ビームスプリッター 6,6’ 全反射ミラー 7 ホログラム記録用感光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 浩一 大阪市中央区道修町3丁目5番11号日本 板硝子株式会社内 (72)発明者 石塚 聡 大阪市中央区道修町3丁目5番11号日本 板硝子株式会社内 (72)発明者 滝川 章雄 大阪市中央区道修町3丁目5番11号日本 板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−10026(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 17/10 B32B 7/02 103 B32B 27/00 G03H 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ホログラム記録層を有する耐貫通性
    プラスチックシート層、および b)無機ガラスあるいは有機ガラス層 からなる積層安全ガラスであって、該シート層はその表
    面にホログラム記録ゲル硬化層を有しており、該硬化層
    は、該シートの表面に、炭素−炭素二重結合を有しかつ
    該シートの屈折率とは異なる屈折率を有する重合体を生
    成し得るモノマーおよび/またはオリゴマーならびに光
    開始剤を含む光重合性組成物を含浸させてなるホログラ
    ム用感光ゲル層を可干渉性を有する輻射線によって得ら
    れる干渉縞に露出して硬化させたものであることを特徴
    とする積層安全ガラス。
  2. 【請求項2】 前記耐貫通性プラスチックシート層がポ
    リビニルブチラール、ポリウレタン、エチレンー酢酸ビ
    ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、または
    シリコンゴムからなる請求項1項記載の積層安全ガラ
    ス。
  3. 【請求項3】 c)5ー500μm厚みの透明なプラス
    チックフィルム層 を前記耐貫通性プラスチックシート層の上に積層してな
    る請求項1記載の積層安全ガラス。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックフィルム層がポリエス
    テル、ポリアリレート、ポリカーボネートまたは架橋構
    造を有するポリウレタンからなるものである請求項3記
    載の積層安全ガラス。
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