JP2705742B2 - ホログラフィック表示装置 - Google Patents

ホログラフィック表示装置

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JP2705742B2
JP2705742B2 JP24224992A JP24224992A JP2705742B2 JP 2705742 B2 JP2705742 B2 JP 2705742B2 JP 24224992 A JP24224992 A JP 24224992A JP 24224992 A JP24224992 A JP 24224992A JP 2705742 B2 JP2705742 B2 JP 2705742B2
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hologram
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holographic display
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JP24224992A
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小林一也
赤松佳則
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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  • Holo Graphy (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の加熱線条あるい
はアンテナ線条を設けた自動車などの車両用後部窓ガラ
スに、加熱線条などと重ねて透過型ホログラムシートを
設けてハイマウントストップランプや方向指示器などと
して、あるいは反射型ホログラムを後部窓ガラスに設け
て後続車のヘッドランプあるいは太陽光などの再生用光
源によって再生される警告用あるいは装飾用として応用
したホログラフィック表示装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】近年、自動車用の後部窓ガラ
スにホログラムを設けたハイマウントストップランプが
注目され、多数の提案がされているが、図4に示すよう
に後部窓ガラスとしての板ガラス1には防曇用の加熱線
条あるいはアンテナ線条などのプリント線条2が設けれ
ているので、ホログラム4はこれらのプリント線条と重
なる部分が生ずるが、従来この部分はプリント線条2の
上に両面接着テープ9により直接ホログラム4を保護フ
ィルム6とともに接着する構造になっているので、加熱
線条の厚みによって生じた段差とホログラムによって空
気層部Gが形成され、そのためい再生用光源から光を照
射すると散乱され、この散乱光が車室内への漏れ光とな
り、安全上も外観上も問題があった。
【0003】また、ガラスへホログラムを接着するため
の高い耐水性を有する接着材がなく、両面接着テープに
より直接ホログラムをガラスに接着すると耐水性が充分
でなく、水分の侵入により接着強度が低下し剥離する恐
れもあった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、再生用光源によって再生されるに際して、散
乱光を生ずることがなく、安全性および外観を向上させ
るとともに、耐水性をも向上させたホログラフィック表
示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は複数の防曇用
加熱線条あるいはアンテナ線条としてプリント線条が導
電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成された
車両用後部窓ガラスに、該プリント線条の一部と重ねて
ホログラムを設け、該ホログラムに再生用光源からの光
を照射して像を表示させるホログラフィック表示装置に
おいて、前記プリント線条がホログラムと重なる部分に
は、プリント線条による段差をなくすとともに、空隙部
が生じないように硬化性透明樹脂を被覆し、その上にホ
ログラムを接着するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】複数の防曇用加熱線条あるいはアンテナ線条と
して形成されたプリント線条が少なくともホログラムシ
ートと重なる部分には、後述するアクリル系の熱硬化性
の樹脂あるいはウレタンアクリレート系の紫外線硬化樹
脂などのガラスとの接着性に優れた透明樹脂を、プリン
ト線条による段差をなくすように被覆することにより、
プリント線条の段差部分を埋めて、空気層部(空隙部)
が生ずることがなく、この部分に再生用光源からの光が
照射されても、漏れ光が車室内に散乱されることはな
い。
【0007】また、ホログラムは前記の平坦に形成され
た、ガラスおよび樹脂などの感材(ホログラム)との接
着性がよい硬化性透明樹脂に接着されるので、この接着
部分から水分等が侵入することがなく、耐水性が向上
し、ホログラムが剥離することがない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の実施例1における要部断面
図、図2と図3はそれぞれ実施例1と実施例2における
要部の詳細な側面図、図4は従来のホログラフィック表
示装置の要部側面図である。
【0009】実施例1 図1、図2に示すように、1は後部窓ガラスを構成する
板ガラスであり、車内側表面にはプリント線条2として
厚さが10μmの複数の防曇用加熱線条をスクリーン印
刷、焼成して形成する。
【0010】その後、この板ガラスのホログラム取り付
け部よりやや大きめの部分を除いて200μm厚さのマ
スキングテープを貼る。次いで、アクリルポリオール樹
脂35.0重量%、助剤0.3重量%、エステル系溶剤
15.0重量%、および芳香族系炭化水素49.7重量
%からなるA液(主剤)とイソシアネート樹脂42.0
重量%およびエステル系溶剤58,0重量%からなるB
液(硬化剤)を、重量比でA液を9、B液を1、希釈剤
としてシンナーを3としてさらにに微少量のシランカッ
プリング剤を加えて混合した熱硬化性透明樹脂3を、バ
ーコート法により、ギャップを200μm(マスキング
テープの厚さ)にしてロールで押圧しながら成膜し、次
いで乾燥、加熱処理をして該樹脂を硬化させることによ
り30μm厚さ均一で平坦な膜を成膜する。
【0011】一方、ペンタエリストールトリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリエ
チレングリコールジアクリレートなどのビニールモノマ
ーと、メチルメタアクリレートとメタアクリル酸の混合
物、セルロースアセテートサクシアネート、ポリビニー
ルアルコールなどの飽和ポリマー、あるいは不飽和ポリ
エーテル・エステルなどの不飽和ポリマーとの混合物を
主成分として、必要に応じ、増感材、光重合開始剤など
を加えた混合物をポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に塗布し、レーザー光あるいは紫外線を
照射してポリマー化したフォトポリマーを感材とする乾
板に、再生時の条件に基づいて、例えば赤色に再生され
るように、2方向からのレーザー光を照射し、干渉縞を
形成させ、その後通常の方法により現像し、透過型のホ
ログラム4を作製する。
【0012】このようにして得られたホログラム4をポ
リエチレンテレフタレートから剥がして、所定の位置
に、アクリル系の接着剤5、シリコン樹脂層をハードコ
ート層として有するPETフィルムからなる保護フィル
ム6とともに積層し、ラミネーターで接着する。
【0013】ホログラムが接着された板ガラスはその
後、自動車の後部窓ガラスなどに装着され、発光ダイオ
ードなどの再生用光源7をリアパーセル8に設ける。こ
のようなホログラフィック表示装置により、再生用光源
7からの光を球面として透過型のホログラム4に投射す
ると、ホログラム4で後続の車の方向に赤色に回折され
てハイマウントストップランプとして視認することがで
きる。
【0014】一方、車内の運転者等にはプリント線条の
段差による空気層がないから不要な散乱光が反射される
ことがなく、さらにこのサンプルと従来構造のサンプル
を水に24時間浸漬して、爪で剥がすテストを行ったと
ころ、従来のサンプルは簡単に剥がれるが、本発明のサ
ンプルは剥がれるようなことはなく良好な耐水性を示し
た。
【0015】実施例2 図3に示すように、後部窓ガラスを構成する板ガラス1
の車内側表面には実施例1と同じ方法で、プリント線条
2として複数の防曇用加熱線条をスクリーン印刷、焼成
して形成する。
【0016】その後、この板ガラス1のホログラム取り
付け部よりやや大きめの部分を除いてマスキングテープ
を貼り、アクリル基あるいはメタアクリル基官能基を1
〜6個含有したウレタンアクリレートを主成分とする紫
外線硬化透明樹脂3’をバーコート法により塗布、紫外
線で硬化させて、30μm厚さの均一で平坦な膜を成膜
する。
【0017】一方、ハードコート層としてのシリコン系
樹脂が一方の面に被覆されたPETフィルムからなる保
護フィルム6の他方の面に感材とし重クロム酸ゼラチン
を塗布した乾板にホログラム4を記録し、さらにシリコ
ン樹脂層の表面には、加熱線条2に対応する位置に、そ
の加熱線条よりやや大きめに黒色の反射防止層10をを
被覆しておく。
【0018】このようにして得られた保護フィルム付き
ホログラム4をポリエチレンテレフタレートフィルムか
ら剥がさず、所定の位置に、両面接着テープ9により接
着する。
【0019】ホログラムが接着された板ガラス1はその
後、自動車の後部窓ガラスなどに装着され、実施例1と
同様の再生用光源によって照射、表示される。このよう
なホログラフィック表示装置は実施例1同様、ハイマウ
ントストップランプなどとして使用されるとともに、車
内の運転者等にはプリント線条の段差による空気層がな
いから不要な散乱光が反射されることがなく、さらに耐
水性も良好でホログラムが剥離するようなことはない。
【0020】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。実施例では、プリント線条として加熱線条
のみを設けた場合について説明したが、加熱線条の上部
余白部にアンテナ線条をプリントして形成し、アンテナ
線条とホログラムシートが重なる場合にも応用できるこ
とは言うまでもない。
【0021】硬化性透明樹脂は、実施例に示したような
熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂以外にも、ガラスとの接
着力の高い硬化性透明樹脂も使用することができる。ま
た、硬化性透明樹脂の厚さは加熱線条の厚さ以上にする
必要があり、その表面はフラットに成膜した方が好まし
いが、若干曲面形状になっても構わない。
【0022】黒色の反射防止膜について、必ずしもなく
てもよいが、加熱線条が再生用光源の運転者への反射光
量が多い場合には実施例2のように保護膜に設けるか、
あるいは加熱線条に直接黒色セラミックペーストをスク
リーン印刷して、設けてもよい。この場合には硬化性透
明樹脂は黒色被覆層の高さを基準にこれ以上の高さに形
成すればよい。
【0023】再生用光源については、白色光源、ハロゲ
ンランプ、発光ダイオード等各種の光源を採用すること
ができ、取付け場所もリアパーセルに限らず、ルーフな
どにも設けることができ、さらに後続車のヘッドランプ
あるいは太陽光なども採用することができる。
【0024】また、本発明の表示装置はハイマウントス
トップランプ以外にも、方向指示器、各種の像(立体像
など)を表示させる表示器装置などに応用することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明のホログラフィック表示装置は車
両用後部窓ガラスに加熱線条あるいはアンテナ線条など
のプリント線条と重なるように設けた場合において、再
生用光源によって再生されるに際して、散乱光を生ずる
ことがなく、安全性および外観を向上させるとともに、
耐水性をも向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における要部断面図である。
【図2】本発明の実施例1における要部の詳細な側面図
である。
【図3】本発明の実施例2における要部の詳細な側面図
である。
【図4】従来のホログラフィック表示装置を示す要部の
詳細な正面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 プリント線条 3 熱硬化性透明樹脂 3’ 紫外線硬化透明樹脂 4 ホログラム 6 保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/32 G09F 9/00 361 G09F 9/00 361 B60J 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の防曇用加熱線条あるいはアンテナ線
    条としてプリント線条が導電ペーストによりスクリーン
    印刷、焼成して形成された車両用後部窓ガラスに、該プ
    リント線条の一部と重ねてホログラムを設け、該ホログ
    ラムに再生用光源からの光を照射して像を表示させるホ
    ログラフィック表示装置において、前記プリント線条が
    ホログラムと重なる部分には、プリント線条による段差
    をなくすとともに、空隙部が生じないように硬化性透明
    樹脂を被覆し、その上にホログラムを接着するようにし
    たことを特徴とするホログラフィック表示装置。
JP24224992A 1992-09-10 1992-09-10 ホログラフィック表示装置 Expired - Lifetime JP2705742B2 (ja)

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JPH0695578A JPH0695578A (ja) 1994-04-08
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