JP3198523U - マフラー様装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】首回りの保温と首下の保温が同時に可能となる上、装飾効果が高く、さらに着脱も容易なマフラー様装身具を提供する。【解決手段】長辺部1aと、当該長辺部1aよりもそれぞれ短い2つの斜辺部1bとで囲まれた平面視略三角形状の三角布1を有し、前記長辺部1aに沿う部分が首に巻かれた状態で、前記2つの斜辺部1bが苜から下側に垂れ下がるようにしたことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本考案は、首回り及び首下を同時に保温したり装飾したりするマフラー様装身具に関するものである。
従来、首回りの保温用に適した装身具としては、マフラーが一般的であるところ、例えば特許文献1に記載されるように、長尺帯状の布から構成され、首に複数回巻き付けられてその両端側を下方へ垂れ下げて用いられる。
しかしながら、このような従来技術によれば、首回りを保温できるものの、首の下側部分(言い換えれば胸の中央上側の部分)に隙間ができ、この部分を十分に保温できない場合がある。
また、使用者が装飾のために首飾りをしている場合には、この首飾りが、その上に巻かれたマフラーによって隠されてしまい、首飾りの装飾性を損ねてしまうおそれがある上、マフラーのみを外そうとした場合に、該マフラーが首飾りに引っかかってしまうこともある。
特開2005−273101号公報
本考案は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、首回りと首下を同時に保温できる上、装飾効果が高く、着脱も容易なマフラー様装身具を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、長辺部と、該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたことを特徴とする。
本考案は、上記手段に基づいて想到されたものである。具体的には、以下のマフラー様装身具に係る考案に関する。
[1]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたことを特徴とするマフラー様装身具。
[2]
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させたことを特徴とする、前記[1]に記載のマフラー様装身具。
[3]
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であることを特徴とする、前記[2]に記載のマフラー様装身具。
[4]
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であることを特徴とする、前記[1]〜[3]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[5]
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられていることを特徴とする、前記[1]〜[4]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[6]
前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けたことを特徴とする、前記[2]〜[5]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[7]
前記三角布における各斜辺部に、当該該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設けたことを特徴とする、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[8]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられた、
ことを特徴とするマフラー様装身具。
[9]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられ、
前記三角布における各斜辺部に、当該該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設け、
前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けた、
ことを特徴とするマフラー様装身具。
本考案は、以上のように構成されているので、首回りと首下を同時に保温できる上、装飾効果が高く、着脱も容易なマフラー様装身具を提供することができる。
本考案に係るマフラー様装身具の一例であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、を示す。なお、実線で表した部分は本考案に係るマフラー様装身具の部分意匠を示し、破線で表した部分はその他の部分を示す。また、左側面図は右側面図と対称に現れるため省略する。 図1のマフラー様装身具について、背面図を示す。 首飾り状装飾体の一例について、符号を付けて示す正面図である。 図1のマフラー様装身具について、符号を付けて示す平面図である。 図1のマフラー様装身具について、飾り状装飾体を外して、巻いた状態を示す斜視図である。 図1のマフラー様装身具の使用状態図であり、首飾り状装飾体を外した状態を示す。 本考案に係るマフラー様装身具の他例であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、を示す。なお、実線で表した部分は本考案に係るマフラー様装身具の部分意匠を示し、破線で表した部分はその他の部分を示す。また、左側面図は右側面図と対称に現れるため省略する。 図7のマフラー様装身具について、背面図を示す。 本考案に係るマフラー様装身具の他例であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、を示す。なお、実線で表した部分は本考案に係るマフラー様装身具の部分意匠を示し、破線で表した部分はその他の部分を示す。また、左側面図は右側面図と対称に現れるため省略する。 図9のマフラー様装身具について、背面図を示す。 本考案に係るマフラー様装身具の他例であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面図、を示す。なお、実線で表した部分は本考案に係るマフラー様装身具の部分意匠を示し、破線で表した部分はその他の部分を示す。また、左側面図は右側面図と対称に現れるため省略する。 図11のマフラー様装身具について、背面図を示す。
以下、本考案の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載された符号は、図面に表された符号を指すものであるが、本考案の範囲は図面に表された特定形態に限定されるものではない。
また、実施形態段落における特定の構成要件の組み合わせは例示であり、本考案の範囲はこれらの具体的な組み合わせに限定されるものではない。
本考案に係るマフラー様装身具とは、以下に示す特定形状を備えてなる首回り及び首下の保温に適すると同時に、審美性に優れた装身具であるが、物品としては「マフラー」に相当する装身具である。
1.第一の特徴
本考案に係る第一の特徴は、長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにした点である。
ここで、当該三角布に係る中央部及び下部は、首下保温用途のための機能を発揮する構成部分である。また、三角布部分の上辺部及び端部は、首回りの保温用途の機能を発揮する部分となる。
当該部材は、基本構成が下方向を頂点とする略三角形状となることから、装着後の活動の際に邪魔になったりすることなく、且つ不自然な感じのない装着が可能となる。
また、基本構成が幾何学的である特徴的形状を有することから、審美的な装飾性を向上させる効果も発揮される。
当該三角布に係る略三角形状としては、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であることが好適である。好ましくは、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が70〜150°、好ましくは80〜120°、より好ましくは90〜110°であることが好適である。
当該三角布がこれらの形状に係る要件を満たさない場合、保温性及び/又はデザイン性が低下し好適でない。
当該三角布の構成素材としては、保温に適した布製素材又は布類似素材であれば如何なるものを採用することができる。例えば、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、皮革、合成皮革、など如何なる布製素材又は布類似素材を用いることができる。特には、シルク、綿、ウール、アンゴラ、モヘア、コットン、麻、ナイロン、アクリル、ポリエステル、レーヨン等が好適である。また、さらに好ましくは、模様及び/又は色彩等のデザイン性に優れた布製素材又は布類似素材を用いることが好適である。
当該三角布の構成素材としては、三角布への加工に適した古着及び布製品等の素材を回収して再利用することが好適である。本考案に係るマフラー様装身具の基本形状は、廃棄素材の有効利用の観点から、十分な素材確保が可能であることに着目して、生産性の点での利点も考慮して考案された形状である。
ここで廃棄素材としては、開発途上国の住民の古着や布製品の利用が考えられる。例えば、インドのサリーやパンジャビドレス等の利用が考えられる。このような廃棄素材の利用は、現地住民への経済支援にも繋がり、廃棄素材の資源の無駄を回避できる点でも好適である。
また、素材元来のデザインを活かすことができ、面白味のある製品を製造することができる。
本考案においては、前記三角布の表面と裏面に、互いに異なるデザインを施す形態とすることが可能である。また、前記三角布は、複数の異なる種類の布を繋ぎ合せて形成されたものとすることが可能である。
2.第二の特徴
本考案に係る第二の特徴としては、前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させた点である。
当該帯布によって、本考案に係るマフラー様装身具の着脱容易性の機能を向上させる効果が期待される。また、当該帯布部分によって、首回り保温効果を向上させる効果が期待できる。
当該帯布の形状としては、着脱容易性向上及びデザイン性向上の両観点から、平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であることが好適である。
なお、ここで、「長台形状」とは、平面視にて長手方向の比率が短手方向に比べて長い台形形状を指す。具体的には、短手長(平面視にて垂直方向の全長)1に対して、長手長(平面視にて水平方向の全長)8〜30、好ましくは10〜20、さらに好ましくは12〜16、となる比率の形状が好適である。
また、前記帯布の端部においては、斜辺と下辺の交わる角度が10〜45°、好ましくは20〜45°、さらに好ましくは30〜40°、であることが好適である。
当該帯布がこれらの形状に係る要件を満たさない場合、着脱容易性及び/又はデザイン性が低下し好適でない。
当該帯布の構成素材としては、保温に適した布製素材又は布類似素材であれば如何なるものを採用することができる。具体的には、上記三角布の素材と同じものを採用することができる。
また、当該帯布としては、三角布と同様に、表面と裏面に、互いに異なるデザインを施す形態とすることができる。また、複数の異なる種類の布を繋ぎ合せたものとすることもできる。
3.第三の特徴
本考案に係る第三の特徴としては、デザイン性を向上させる各種特徴を有する点である。
具体的には、本考案に係るマフラー様装身具としては、前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段を設けることが可能である。当該態様では、使用者等の好みに応じて容易に首飾り状装飾体を着脱したり交換したりすることが可能となる。
首飾り状装飾体を装着した状態では、首飾り状装飾体が三角布の前側に垂れ下がるため、装飾性に優れており、その上、単体の首飾りをした後に従来のマフラーをした場合のように、首飾りがマフラーに隠れてしまったり、外そうとしたマフラーが首飾りに引っかかってしまったりするようなことを防ぐことができる。
また、本考案に係るマフラー様装身具としては、前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けることが可能である。
当該態様では、両端側の自由垂下体が垂れ下がるため、当該マフラー様装身具の脱落を防止することができる。
また、本考案に係るマフラー様装身具としては、前記各斜辺部に、該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設けることも可能である。ここで、前記自由垂下体が設けられる位置には、各斜辺部の端部や、各斜辺部の両端部間の部分、二つの斜辺部が交差する頂部等を含むものである。
本考案に係るマフラー様装身具では、このような自由垂下体を設けることによって、着用時においてマフラー様装身具が皴になることを防止することができる。また、三角布と身体との密着度を高めるためることができ、一層の保温効果が期待できる。
次に、上記特徴を具備した好ましい実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
当該マフラー様装身具Aは、長辺部1aと該長辺部1aよりもそれぞれ短い2つの斜辺部1b,1bとで囲まれた平面視略三角形状の三角布1と、長辺部1aに沿って設けられた帯布2と、三角布1の表面側に設けられた首飾り状装飾体3とを具備し(図4参照)、使用時には、長辺部1a及び帯布2が首に巻かれた状態で2つの斜辺部1b,1bが首から下側に垂れ下がる(図6参照)。
三角布1は、例えば、正方形状の布を、その対角線上を折り目にして二つ折りにし重ね合わせ、これらの周囲及び要部を縫い付けて、一枚の三角形布状に構成したものである。
そして、この三角布1の表面と裏面のうち、その一方の面には、他方の面と異なるデザインが施されている。前記デザインは、例えば、着色や、他の布の縫い付け、金属材料や合成樹脂材料からなる繊維や糸、装飾体の縫い付け等によって設ければよい。
三角布1を構成する布(前記正方形状の布)は、例えば、複数の異なる種類の布を、面方向へ並べ設けて縫い付けることで構成される。
ここで、異なる種類の布とは、例えば、材質や、表面デザイン、厚み、繊維太さ等、異なる質感あるいはデザインを有する複数の布である。
三角布1の長辺部1a寄りには、その長手方向へ間隔を置いて、二つの被止着部5,5が止着されている。各被止着部5は、例えば、適度な引張強度を有する紐を環状に曲げ、その両端を三角布1の表面に縫い付けることで構成される。各被止着部5の環状の部分には、後述する着脱手段4(図3参照)が止着される。
帯布2は、三角布1の長辺部1aよりも長い長尺帯状の布である。この帯布2は、長手方向の両端側の部分をそれぞれ三角布1の両端から突出させるとともに、その突出部分以外の部分、すなわち、長手方向の中央側の部分を、長辺部1aに縫い付けている。
また、首飾り状装飾体3は、三角布1の表面側に配置され、両端側をそれぞれ長辺部1aの近傍に止着するとともに中央側を垂れ下げるようにして、着脱可能に設けられる。
図示例の首飾り状装飾体3は、多数の球状体に、紐状部材(例えば、紐や糸、ワイヤ、ゴム紐等)を挿通し、該紐状部材の両端部にそれぞれ着脱手段4を止着してなる。この首飾り状装飾体3の他例としては、大きさの異なる多数の球状体に紐状部材を挿通した態様や、球状以外の形状(例えば、円筒体や、リング状部材、三角形状の部材、楕円形状の部材等)に紐状部材を挿通した態様、紐状部材のみからなる態様や、鎖状部材からなる態様等とすることが可能である。
また、図示例では、首飾り状装飾体3を1列設けたが、2列以上設けてもよい。
首飾り状装飾体3を着脱可能にする着脱手段4(図3参照)は、周方向の一部分に開閉可能な切れ目を有する小環状の金具であり、周知の首飾りの着脱金具を用いることが可能である。
この着脱手段4は、首飾り状装飾体3の一端側と他端側にそれぞれ接続されている。各着脱手段4は、三角布1の表面の被止着部5に止着される。
この着脱手段4は、三角布1の表面側のみに設ければよいが、例えば、当該マフラー様装身具Aの表裏を逆にして用いた場合に、表側に首飾り状装飾体3が露出するようにするために、三角布1の表面側と裏面側の双方に設けるようにしてもよい。
また、着脱手段4の他例としては、図示例以外の着脱金具を用いた態様や、ベルベットファスナーを用いた態様(詳細には、ベルベットファスナーの一片部を布地に止着するとともに、前記一片部に着脱可能な他片部を首飾り状装飾体3に止着した構成)等とすることも可能である。また、他例としては、着脱手段4及び被止着部5を帯布2に止着することも可能である。
次に上記構成のマフラー様装身具Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。このマフラー様装身具Aは、図6に例示するように、三角布1を身体の正面に向けて、長辺部1a及び帯布2の両端側を、それぞれ、首に半周以上巻いて下方へ垂れ下げられる。
この装着状態によれば、首に半周以上巻かれた帯布2の両端側が下方へ垂れ下がるため、マフラー様装身具Aは容易に脱落することのないように保持される。そして、長辺部1a及び帯布2によって首回りを保温できるのは勿論のこと、垂れ下がった三角布1によって首下部分も保温することができる。しかも、三角布1の比較的広い面を正面に向けることができ、その装飾効果が高い。
図6は、首飾り状装飾体3を外した状態を例示するが、首飾り状装飾体3は、着脱手段4を介して止着されるため、使用者等の好みに応じて容易に着脱したり交換したりすることができる。
首飾り状装飾体3を装着した状態では、首飾り状装飾体3が三角布1の前側に垂れ下がるため、装飾性に優れており、その上、単体の首飾りをした後に従来のマフラーをした場合のように、首飾りがマフラーに隠れてしまったり、外そうとしたマフラーが首飾りに引っかかってしまったりするようなことを防ぐことができる。
また、三角布1の表裏には、異なるデザインを施しているため、当該マフラー様装身具Aの表裏を逆にして用い、前記異なるデザインを選択的に露出させることができる。
しかも、三角布1を複数の異なる種類の布から構成しているため、単一のマフラー様装身具Aにて、複数の種類の異なる布の質感を楽しむことができる。
なお、本実施例によれば、三角布1は正方形状の布を二つ折りにすることで構成したが、三角布1の他例としては、二枚の三角形状の布を縫い付けた態様や、一枚の三角形状の布からなる態様等としてもよい。
また、本実施例によれば、三角布1の表裏に異なるデザインを施したが、他例としては、三角布1の表面と裏面のうちの一方又は双方を無地にしてもよい。
また、本実施例によれば、三角布1を構成する布は、複数の異なる種類の布を、面方向へ縫い付けることで構成したが、他例としては、この布を一枚の布から形成することも可能である。
また、本実施例によれば、帯布2は一枚の布を二つ折りにすることで帯状に形成したが、この帯布2の他例としては、一枚の帯状の布からなる態様、複数枚の帯状の布を重ね縫い付けた態様等とすることが可能である。
また、本実施例によれば、帯布2を構成する表裏の布の間には隙間が形成されるため、この隙間に、保温材(例えば、綿や羽毛、厚手の布等)を挿入するようにしてもよい。
また、二つの被止着部5,5は、図示例によれば、三角布1の表面と裏面のうち、その一方のみに設けたが、他例としては、これら二つの被止着部5,5を、三角布1の表面と裏面の双方に設けるようにしてもよい。この態様によれば、首飾り状装飾体3を三角布1の表面と裏面に選択的に止着することができる。
[実施例2]
次に、本考案に係るマフラー様装身具の他例について説明する。なお、以下に示すマフラー様装身具の他例は、上記実施例に対し他の部材を追加したり、上記実施例の一部を変更したりするものであるため、主に、その追加部分および変更部分についてのみ詳細に説明し、上記実施例と略同一の部分については、同一の符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
図7〜図8に示すマフラー様装身具は、上記マフラー様装身具Aに対し、揺動自在な自由垂下体(図7、破線で示す部分)を設けてなる。前記自由垂下体は、各斜辺部1bに対し、当該斜辺部1bの長さ方向へ所定の間隔を置いて、複数止着される。
各自由垂下体は、多数の糸を束ねて釣鐘状に構成したものであり、その上端部が、斜辺部1bや、二つの斜辺部1b,1bの交わる頂点部に、縫い付けられている。
この自由垂下体は、斜辺部1bに吊り下げられて自由に揺動するものであればよく、他例としては、金属や合成樹脂材料からなる装飾体を、斜辺部1bに対し搖動自在に止着してなる態様としてもよい。
図7〜図8に示すマフラー様装身具によれば、首への装着状態において、首下に垂れた三角布1を複数の自由垂下体の重量により引き伸ばして、該三角布1が皺になるのを抑制することができる。ひいては、三角布1のデザインをいっそう引き立てることができるのは勿論のこと、三角布1と身体とを密着させて保温性能を向上することもできる。
また、図9〜図10に示すマフラー様装身具は、図7〜図8に示すマフラー様装身具に対し、帯布2を省いた態様である。このマフラー様装身具によれば、三角布1の長辺部1aを首に巻いて用いることで首回りと首下を同時に保温できる上、装飾性が良好であり、着脱も容易である。
また、図11〜図12に示すマフラー様装身具は、上記マフラー様装身具A(図4参照)に対し、帯布2の両端部と、二つの斜辺部1b,1bの交差部分(頂点部分)に、上述した自由垂下体(図中、破線で示す部分)を止着したものである。このマフラー様装身具によれば、帯布2が首に巻かれた際に、帯布2両端側の自由垂下体が垂れ下がるため、当該マフラー様装身具の脱落を効果的に防止できる上、より装飾性を向上することができる。
なお、他の態様としては、図4に示すマフラー様装身具Aから首飾り状装飾体3のみを省いた態様や、図7〜図12に示す各マフラー様装身具から、首飾り状装飾体3及び自由垂下体(破線で示す部分)の一部又は全部を省いた態様等とすることも可能である。
さらに他の態様としては、上述した三角布1、帯布2、首飾り状装飾体3、被止着部5、および自由垂下体等を適宜に選択し組み合わせて、図示例以外のマフラー様装身具を構成することも可能である。
1 :三角布
1a:長辺部
1b:斜辺部
2 :帯布
3 :首飾り状装飾体
4 :着脱手段
5 :被止着部
A :マフラー様装身具
本考案は、上記手段に基づいて想到されたものである。具体的には、以下のマフラー様装身具に係る考案に関する。
[1]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたことを特徴とするマフラー様装身具。
[2]
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させたことを特徴とする、前記[1]に記載のマフラー様装身具。
[3]
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であることを特徴とする、前記[2]に記載のマフラー様装身具。
[4]
前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けたことを特徴とする、前記[2]又は[3]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[5]
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であることを特徴とする、前記[1]〜[]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[6]
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられていることを特徴とする、前記[1]〜[]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[7]
前記三角布における各斜辺部に、当該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設けたことを特徴とする、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のマフラー様装身具。
[8]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられた、
ことを特徴とするマフラー様装身具。
[9]
長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられ、
前記三角布における各斜辺部に、当該該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設け、
前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けた、
ことを特徴とするマフラー様装身具。

Claims (9)

  1. 長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたことを特徴とするマフラー様装身具。
  2. 前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させたことを特徴とする、請求項1に記載のマフラー様装身具。
  3. 前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であることを特徴とする、請求項2に記載のマフラー様装身具。
  4. 前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のマフラー様装身具。
  5. 前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のマフラー様装身具。
  6. 前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けたことを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載のマフラー様装身具。
  7. 前記三角布における各斜辺部に、当該該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設けたことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のマフラー様装身具。
  8. 長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
    前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
    前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
    前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
    前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられた、
    ことを特徴とするマフラー様装身具。
  9. 長辺部と、当該長辺部よりもそれぞれ短い2つの斜辺部とで囲まれた平面視略三角形状の三角布を有し、前記長辺部に沿う部分が首に巻かれた状態で前記2つの斜辺部が苜から下側に垂れ下がるようにしたマフラー様装身具であって、
    前記長辺部よりも長い帯布を前記長辺部に沿って設けるとともに、当該帯布の両端側の各々を前記三角布の両端から突出させ、
    前記帯布が平面視にて上辺が短辺となり下辺が長辺となる略長台形状であって、前記帯布の両端部における斜辺と下辺の交わる角度が20〜45°であるとともに、短手長1に対して長手長10〜20となる比率となる略長台形状であり、
    前記三角布が、平面視下端の頂点からの垂線にて略左右対称形状であって、当該頂点からの両斜辺が交わる角度が80〜120°であり、
    前記三角布の表面側に、両端側を前記長辺部の近傍に止着して中央側を垂れ下げるようにするための首飾り状装飾体用着脱手段が設けられ、
    前記三角布における各斜辺部に、当該該斜辺部の長さ方向に間隔を置いて、揺動自在な複数の自由垂下体を設け、
    前記帯布の端部に揺動自在な自由垂下体を設けた、
    ことを特徴とするマフラー様装身具。
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