JP3198412B2 - 安全管理システム - Google Patents

安全管理システム

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JP3198412B2
JP3198412B2 JP21034199A JP21034199A JP3198412B2 JP 3198412 B2 JP3198412 B2 JP 3198412B2 JP 21034199 A JP21034199 A JP 21034199A JP 21034199 A JP21034199 A JP 21034199A JP 3198412 B2 JP3198412 B2 JP 3198412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入院患者(特
に、身体障害を持ち、自力での日常生活動作が困難であ
る上に、注意力障害を併わせ持つ入院患者)、要介護者
及び乳幼児等のようなベットから離れるに当たり特に介
護する必要がある者、即ち被介護者の事故防止を目的と
した安全管理システムに係り、特に、前記被介護者が自
力でベッドから離れようとする際に転倒するなどの事故
を未然に防止するための安全管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、入院患者、要介護者及び乳幼
児等に例示されるようなベットから離れようとする場合
において付き添いが必要となる被介護者の状態を把握し
たり安全を図るための装置やシステムについては、例え
ば、特開昭63−61400号公報、特開昭63−13
5166号公報、特開平4−322649号公報、特開
平8−287383号公報、特開平9−294784号
公報、実用新案登録第3040131号公報などに開示
されている発明が提案されている。
【0003】ここで、入院患者の中には、脳卒中などで
身体障害を持ち、自力での日常生活動作が困難で、かつ
注意力障害を併わせ持つ人が少なくない。注意力障害を
持つ患者は、ナースコールを押すことを忘れたり、一人
でできるような気がして行動を起こす場合が多いが、こ
のような場合であって、付き添いの人がいないときに
は、ナースコールを押さずに一人で車椅子やポータブル
トイレに移ろうとしてベッドから離れた直後に転倒する
という事故が生じやすい。
【0004】このように身体障害を持ち、自力での日常
生活動作が困難で、かつ注意力障害を併わせ持つ患者の
転倒事故発生を未然に防止するために、患者がナースコ
ールを押さなくても、ベッドから離れるという行動を起
こし始めた時点で自動的に当該患者の行動をナースセン
ターにて把握することができる安全管理システムは、従
来、提案されていなかった。
【0005】前述した従来技術のうち、特開昭63−6
1400号公報に開示されている発明は、病床警報装置
に関わり、特に、患者の病床からの転落、夜間事故等の
際に自動的に警報を発する装置に関するものであるが、
患者がベッドから離れようとしていることをナースセン
ターにて自動的に把握し得る装置・システムに関するも
のではなく、また、ナースセンターから病室のベッドの
状況を把握する上で、改善すべき部分があった。
【0006】すなわち、特開昭63−61400号公報
に開示されているように、ベッドに設けられた感圧セン
サにて患者の動きを把握せんとする場合、特に本願発明
が課題としているベッドから離れた直後に発生する転倒
事故などの防止を図るためにベッドに設けられた感圧セ
ンサにて患者の動きを把握せんとする場合には、事故の
発生を恐れるあまり、センサの感度を高くすることが多
く、この結果、患者が寝返りを打っただけでもセンサが
作動し、ナースセンターにて「患者が離床した」と誤認
してしまうことが起こり得る。これが頻繁に繰り返され
ると、ナースセンター側でセンサのスイッチを切ってし
まうことがあり、ベッドにセンサを設けていても、結
局、利用できないという事態さえ生じていた。かかる事
態を防止すべく、必要に応じて、ナースセンターから病
室のベッドの状況を把握できるように改善を加える必要
があった。
【0007】一方、前述した従来技術のうち、特開昭6
3−135166号公報乃至実用新案登録第30401
31号公報に開示されている発明は、テレビカメラを用
いてナースセンターから病室のベッドの状況を、あるい
は病室のベッドからナースセンターの看護婦を把握、認
識する上では改善がなされているが、患者がベッドから
離れようとしていることをナースセンターにて自動的に
把握し得る装置・システムに関するものではなかった。
【0008】
【発明により解決しようとする課題】本発明が解決しよ
うとする課題は、前述したような転倒事故等の発生を未
然に防止するため、ベットに寝ている被介護者、例え
ば、入院患者(特に、身体障害を持ち、自力での日常生
活動作が困難である上に、注意力障害を併わせ持つ入院
患者)、要介護者及び乳幼児等のようなベットから離れ
るに当たり特に介護・支援する必要がある者、がナース
コールを押さなくても、ベッドから離れるという行動を
起こし始めた時点で自動的に被介護者の行動をナースセ
ンターにて把握することができる病室の安全管理システ
ムを提案することである。更に、前述した転倒事故等の
発生を未然に防止すべく、被介護者がベッドから離れよ
うとしていることを直ちに感知することができるように
センサの感度を高め、これに応じてナースセンター側に
て「離床しかけている」、あるいは「離床した」と認識
・把握することが多くなることに対応し、ナースセンタ
ー側にて「離床しかけている」、あるいは「離床した」
と認識した場合において、本当に被介護者がベッドを離
れようとしている、あるいは離れたためにセンサが感知
したのか、あるいは被介護者がベッドを離れていないに
もかかわらずセンサが感知したものであるか、ナースセ
ンターにおいて把握することができるシステムを併用し
た病室の安全管理システムを提案することである。
【0009】更に本発明が解決しようとする課題は、前
述した病室の安全管理システムを病院のみに限らず、福
祉関係や老人ホームなどの施設、幼稚園、保育園、一般
の家庭などにおいても使用可能なものとすると共に、被
介護者が寝ているベッドのある部屋と、当該ベッドのあ
る部屋とは別の部屋であって看護婦、医師、保母、家族
などの介護者がいる基地局(例えば、ナースセンター、
診療室、医務室、居間など)との間に新たな有線の配線
を行うことなしに、前述した病室の安全管理システムを
容易に採用できるようにすることである。
【0010】また、本発明が解決しようとする課題は、
前述したように、被介護者がベッドを離れようとしてい
る、あるいは離れたためにセンサが感知したのか、ある
いは被介護者がベッドを離れていないにもかかわらずセ
ンサが感知したものであるか、ナースセンターにおいて
把握することができるシステムを併用する場合に、被介
護者がベッドから離れようとしていることを感知した時
にのみ、当該システムが作動するようにして、被介護者
のプライバシーの保護を図ることのできる安全管理シス
テムを提案することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願は、基地局に設置された中央制御装置と、前記
中央制御装置と有線又は無線で接続され基地局と別の部
屋に設置されるナースコール端子とからで構成される安
全管理システムにおいて、前記別の部屋内のベッドに付
設され、被介護者が当該ベットから離れようとしている
ことを検出する少なくとも一つ以上のセンサであって、
その出力が前記ナースコール端子に接続されているセン
サと、前記中央制御装置と有線又は無線で接続され前記
中央制御装置からの入力によって制御される赤外線CC
Dカメラであって前記別の部屋に設置されている赤外線
CCDカメラとを含み、前記中央制御装置には前記赤外
線CCDカメラで捕らえた画像を表示する手段が備えら
れていることを特徴とする安全管理システムを提案する
ものである。
【0012】また、本願は、前記の安全管理システムに
おいて、中央制御装置に備えられている赤外線CCDカ
メラで捕らえた画像を表示する手段は、基地局と別の部
屋に設置されているナースコール端子からの中央制御装
置への出力を当該中央制御装置が受信した場合にのみ作
動可能とされていることを特徴とする安全管理システム
を提案するものである。
【0013】更に、本願は、基地局と別の部屋内のベッ
ドに付設され、被介護者が当該ベットから離れようとし
ていることを検出する少なくとも一つ以上のセンサと、
当該センサからの出力によって作動開始が制御される当
該基地局と別の部屋に設置されている赤外線CCDカメ
ラと、基地局に設置されていて前記赤外線CCDカメラ
と有線又は無線で接続されている中央制御装置と、当該
中央制御装置に備えられていて、前記赤外線CCDカメ
ラからの有線又は無線を介した出力信号に基づいて作動
を開始し前記赤外線CCDカメラで捕らえた画像を表示
する手段を含む中央制御装とで構成されることを特徴と
する安全管理システムを提案するものである。
【0014】本発明の安全管理システムを採用し得る場
所はいろいろ考えられるが、例えば、病院、福祉関係や
老人ホームなどの施設、幼稚園、保育園、さらには一般
の家庭等が挙げられる。そこで、本発明の安全管理シス
テムが採用される前記のような場所や施設に応じ、基地
局には、介護者であるところの看護婦、医師、介護人・
介護士、保母・保育士、家族などがいる部屋であって、
病院のナースセンター、福祉関係や老人ホームなどの施
設における診療室、医務室、介護士・介護人室、幼稚園
・保育園等における保母室・保育士室、一般家庭におけ
る居間等が含まれ、基地局と別の部屋には、病室、療養
室、居室、寝室等が含まれる。また、被介護者には、入
院患者(特に、身体障害を持ち、自力での日常生活動作
が困難である上に、注意力障害を併わせ持つ入院患
者)、要介護者及び乳幼児等のようなベットから離れる
に当たり特に介護・支援する必要がある者が含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】本願が提案する安全管理システム
は、基地局1に設置された中央制御装置2と、中央制御
装置2と有線又は無線にて接続され、基地局1とは別の
部屋4に設置されるナースコール端子5とからで構成さ
れる安全管理システムに関するものである。この安全管
理システムは、部屋4内のベッド6に設けられ被介護者
がベット6から離れようとしていることを検出する少な
くとも一つ以上のセンサであって、その出力がナースコ
ール端子5に接続されているセンサ7、8、9、10、
11、13と、中央制御装置2と有線又は無線で接続さ
れ中央制御装置2からの入力によって制御される赤外線
CCDカメラであって、部屋4に設置されている赤外線
CCDカメラ14とを含んでおり、更に、中央制御装置
2には赤外線CCDカメラ14で捕らえた画像を表示す
る手段16が備えられている。
【0016】前記の構成を採用することによって、被介
護者がナースコールを押すことなしにベッドを離れよう
とした場合、被介護者がベッドを離れようとしているこ
とをセンサ7、8、9、10、11、13が感知してナ
ースコール端子5に伝え、これが基地局1に設置された
中央制御装置2に伝えられる。基地局1では、中央制御
装置2を操作して部屋4に設置されている赤外線CCD
カメラ14を作動させ、これによって捕らえた画像を中
央制御装置2に備えられている表示手段(例えば、液晶
モニタ)16に表示させることにより、前記センサによ
って被介護者が離床しつつある、あるいは離床したと認
識されたベッド6の状況を視覚的に把握することができ
る。これによって、実際に被介護者がベッドを離れよう
としている時には、基地局1から部屋4に駆け付け、被
介護者の動作を補助して、転倒事故などが生じるのを未
然に防止することができる。一方、単に、被介護者が寝
返りを打ったことなどによってセンサが反応したにすぎ
ない場合のように、被介護者がベッドを離れていないと
きは、赤外線CCDカメラ14の作動を中止させ、セン
サを元の状態に復帰させる。
【0017】また、前記の構成において、中央制御装置
2に備えられている赤外線CCDカメラ14で捕らえた
画像を表示する手段(例えば、液晶モニタ)16は、基
地局1と別の部屋4に設置されているナースコール端子
5からの中央制御装置2への出力を当該中央制御装置2
が受信した場合にのみ作動可能となるように構成するこ
ともできる。例えば、液晶モニタ16の電源が、中央制
御装置2がナースコール端子5からの出力を受信した時
にのみ入力されるように構成するものである。このよう
に構成しておけば、基地局1にいる介護者が任意に部屋
4内のベッド6の状態を赤外線CCDカメラ14で観察
することはできなくなり、被介護者のプライバシーの保
護を図ることができると共に、液晶モニタ16の電気機
器部品の使用可能な期間を長くし、節電を図ることがで
きる。
【0018】更に、基地局1と別の部屋4内のベッド6
に付設され、被介護者がベット6から離れようとしてい
ることを検出する少なくとも一つ以上のセンサ7、8、
9、10、11、13と、当該センサからの出力によっ
て作動開始が制御される前記部屋4に設置されている赤
外線CCDカメラ14と、基地局1に設置されていて前
記赤外線CCDカメラ14と有線又は無線で接続されて
いる中央制御装置2と、当該中央制御装置2に備えられ
ていえて、前記赤外線CCDカメラ14からの有線又は
無線を介した出力信号に基づいて作動を開始し前記赤外
線CCDカメラ14で捕らえた画像を表示する手段(例
えば、液晶モニタ)16とで安全管理システムを構成す
ることもできる。
【0019】このような構成にしても、被介護者がベッ
ドを離れようとしていることをセンサ7、8、9、1
0、11、13で感知し、この出力に基づいて、基地局
1に設置されている中央制御装置2の液晶モニタ16に
写し出される赤外線CCDカメラ14からの画像によっ
てベッド6の状況を視覚的に把握することができる。
【0020】また、赤外線CCDカメラ14からの出力
信号に基づいて、液晶モニタ16の電源が入力される等
のように、中央制御装置2に備えられている画像を表示
する手段(例えば、液晶モニタ)16の作動の開始が赤
外線CCDカメラ14からの有線又は無線を介した出力
信号にのみ基づいて行われるので、基地局1にいる介護
者が任意に部屋4内のベッド6の状態を赤外線CCDカ
メラ14で観察することはできなくなり、被介護者のプ
ライバシーの保護を図ることができると共に、液晶モニ
タ16の電気機器部品の使用可能な期間を長くし、節電
を図ることができる。
【0021】なお、前記の構成において、センサ7、
8、9、10、11、13からの出力によって赤外線C
CDカメラ14の作動開始を制御する構成としては、セ
ンサ7等からの出力によって赤外線CCDカメラ14の
電源が入力される、あるいは通電状態にある赤外線CC
Dカメラ14がセンサ7等からの出力によってスイッチ
オンされる構成などを採用することができる。
【0022】前述した本発明の安全管理システムを、有
線のみでなく無線でも接続できるような構成としておけ
ば、福祉関係や老人ホームなどの施設、幼稚園、保育
園、一般の家庭等のように病院における既存のナースコ
ール回線のような有線の配線がなされていない施設にお
いても、本発明の安全管理システムを簡単に採用するこ
とができる。
【0023】本発明の前記安全管理システムにおいて使
用するセンサは、ベッド6のマットレス17の下側に設
置され被介護者の体重の移動を感知する体重センサ7、
8、ベッド頭部側6aとベッド足元側6bとの間に設置
され被介護者の移動を感知する赤外線光電センサ9(9
a、9b)、ベッド6の下側に設置され被介護者の移動
を感知する赤外線焦電センサ10、ベッド棚18に設置
され被介護者が接触したことを感知するタッチセンサ1
1、及びベッド頭部側6aとベッド足元側6bとの間に
張設された紐部材12に取り付けられ被介護者の移動を
感知する離床センサ13の中のいずれか一つ又は複数か
ら構成することができる。少なくともこれらの中の一つ
のセンサを用いることによって被介護者がベッドから離
れようとしていることを把握できる。そして、このよう
に把握することができた場合には、直ちに赤外線CCD
カメラ14を用いてベッドの状況を視覚的に観察するこ
とにより、あるいはこのように関知したセンサからの出
力によって、赤外線CCDカメラ14が作動を開始する
ことにより、被介護者が実際にベッドを離れようとして
いるのか否かを正確に認識することができる。また、複
数のセンサを組み合わせて使用すれば、各センサの感知
状況から被介護者の行動の状況あるいはベッドの状況な
どをより具体的に把握することができる。
【0024】本発明の前記安全管理システムにおいて使
用する中央制御装置2とナースコール端子5とを、又、
中央制御装置2と赤外線CCDカメラ14とを無線で接
続する場合には、有線システムを設置する必要がなくな
るという利点があるが、病院内においては、電波の発射
に関し送信出力の制限があるため、機器の設置に関して
配慮が必要となる。具体的にいうと、無線システムによ
る障害電波の発生を防止するため、送信バースト出力8
0ミリワット以下、平均出力10ミリワット以下にする
ことが望ましく、また、無線で接続される中央制御装置
2、ナースコール端子5、赤外線CCDカメラ14は、
数十メートル以内の間隔となるよう設置する必要があ
る。更に、ノイズ混入や誤動作の可能性等の医療用電気
機器への影響を排除するためには、これらの機器と医療
用電気機器とがなるべく離れるように設置する必要があ
る。
【0025】無線によって中央制御装置2、ナースコー
ル端子5、赤外線CCDカメラ14等を接続する場合に
は、有線による新たな配線工事を行う必要がないので有
利である。特に、福祉関係や老人ホームなどの施設、幼
稚園、保育園、家庭等などであって、送信出力の制限が
ない場合には、設置場所の制約は特に発生しないので、
このような施設であって、既存のナースコール回線のよ
うな有線の配線が存在していない時に、中央制御装置
2、ナースコール端子5、赤外線CCDカメラ14のい
ずれか又はすべてを無線によって接続することは一層有
利である。
【0026】なお、前述した本発明の前記安全管理シス
テムにおいては、赤外線CCDカメラ14に、赤外線照
明装置19を付設することが望ましい。赤外線CCDカ
メラ14を作動させる際に、赤外線照明装置19によっ
て照明が行われるように構成しておけば、夜間の無明時
であってもベッドの状況を視覚的に把握することがで
き、また、赤外線照明であるがゆえに、赤外線CCDカ
メラ14によって写し出される被介護者の顔が判然とし
なくなり、部外者には被介護者を同定することができ
ず、被介護者のプライバシーを保護することができる。
【0027】
【実施例1】以下、本発明の好ましい実施例について図
面を用いて説明する。なお、以下、被介護者が意識的に
押したナースコールと、被介護者の離床を感知したセン
サに作動されたナースコールとを区別するため、前者を
単に「ナースコール」、後者を「センサコール」とい
う。
【0028】図1は、本発明の安全管理システムが採用
されているベッド6と、これが設置されている部屋4の
概略を説明する斜視図である。基地局1とは別の部屋4
にはナースコール端子5と赤外線CCDカメラ14とが
備えられ(図1)、これらは、基地局1に設置されてい
る中央制御装置2に接続されるが、その接続方法は、図
3図示のように有線の電気回路3、15を介する方法
と、図4図示のように電波を介して無線を用いる方法の
いずれであってもよい。
【0029】ここで、図3図示のような有線による接続
には、有線回線、ナースコール線等があり、無線による
障害電波の発生を防止することができる点で有利であ
る。一方、図4図示のような無線による接続は、有線シ
ステムを新たに設置する必要がないという利点がある
が、病院内では、障害電波の影響を排除すべく、上述の
出力規制や設置場所等の配慮が必要である。
【0030】ベッド6には、被介護者がベッドから離れ
ようとしていることを感知できるように、以下に説明す
るセンサが備えられている。
【0031】ベッド6のマットレス17の下側には体重
センサ7、8が設置されている。これらは、被介護者の
体重の移動を感知するセンサである。体重センサ7、8
は、裏返した状態を表す図2に示すように、基材20、
21の裏面20a、21aにバネ材を用いて取り付けら
れており、体重が掛かっている時にスイッチが閉じ、体
重が掛からなくなるとスイッチが開くように構成され、
スイッチが開いた時にセンサコールするように設定され
ている。実際に使用する際には、図2に表されている状
態から基材20、21を裏返して体重センサ7、8が取
り付けられている裏面20a、21aをベッド6の上面
に当接させる。
【0032】体重センサ7、8は、センサの誤動作を少
なくし、被介護者がベッドから離れようとしていること
をより正確に認識できるように、図3及び図4図示のよ
うに、被介護者の肩甲骨部と腰部を支える位置に設置す
ることが望ましい。図1中、符号22、22、22で表
されている基材には体重センサは取り付けられていない
が、センサ7、8が取り付けられている基材20、21
と同一の高さになるように同一材質の部材で構成したも
のである。このように、基材20、21、22、22、
22をベッド6の上に並べた後、その上に、マットレス
17を搭載し、所定のベッドメイクを行う(図1)。こ
の状態では、体重センサ7、8等の装置が設置されてい
ることは外部からでは把握できなくなる。
【0033】また、前記のように、体重センサ7、8
は、基材20、21の裏面20a、21aにバネ材を用
いて取り付け、基材20、21の表面上にマットレス1
7を搭載する構成にしたので、この体重センサ7、8を
用いていても被介護者に違和感を与えることはなく、被
介護者にまったく気付かれることなしに用いることがで
きる。
【0034】体重センサ7、8は、図3及び図4図示の
ような回路構成でナースコール端子5に接続することが
できる。図3及び図4図示のように2つの体重センサ
7、8を電気的に並列に接続すると、被介護者がベッド
6から降りた時点でこれを感知することができる。ま
た、図示していないが、直列に接続すると、被介護者が
座位になったときにこれを感知することができる。2つ
の体重センサ7、8を電気的に直列に接続して被介護者
が座位になったときに感知できる構成にしておくと、比
較的早く対処することができ、被介護者がベッドを離れ
て車椅子に移動し始める前に看護婦、介護職員、保母、
家族等の介護者が基地局から駆け付け、転倒事故などを
未然に防止する上で効果的である。
【0035】ベッド頭部側6aとベッド足元側6bとの
間には赤外線光電センサ9(9a、9b)が設置されて
いる。赤外線光電センサ9は、発光受光部9aと反射部
9bの一対の光センサから構成されており、図1、図3
及び図4図示の例では、ベッド頭部側6aに発光受光部
9a、足元側6bに反射部9bが取り付けられている。
発光受光部9aから赤外線が照射され、反射部9bで反
射される構成であるので、間に障害物がある場合、例え
ば、被介護者がいる場合には赤外線が遮断されることに
なる。そこで、赤外線が遮断された時、すなわち、被介
護者がベッドから離れようとしたときにセンサコールが
行われるように設定している。
【0036】ベッド6の下側には赤外線焦電センサ10
が設置されている(図1、図3、図4)。これは、被介
護者の脚が発する赤外線(脚の体温による赤外線)を検
知してセンサコールを行うように設置しているものであ
る。すなわち、被介護者がベッドから離れようとしてベ
ッドの横に脚を下ろしたときに被介護者の脚が発する赤
外線を検知してセンサコールを行うので、これによって
被介護者の移動を把握することができる。この赤外線焦
電センサ10には図3及び図4に示すようにコントロー
ラ23が備え付けられており、これによって赤外線焦電
センサ10からの信号が人間の脚から発生される赤外線
であるかどうかが判断される。また、タイマー24も備
えられており、これによって訪問客などがなくなる夜間
のみ赤外線焦電センサ10を作動させるための切り替え
を行うことができる。
【0037】この赤外線焦電センサ10を用いれば、被
介護者が端座位になったときに感知してセンサコールが
行われるので、看護婦、介護職員、保母、家族等の介護
者ががすぐに状況を把握し、対処することができる。
【0038】ベッド柵18にはタッチセンサ11が設置
されている。これは、被介護者が接触したことを感知す
るセンサであり、ベッド柵18に細い銅線を巻き付け、
被介護者がこれに触ると静電容量の変化で動作し、セン
サコールが行われるように設定されている。このタッチ
センサは、従来、頸髄損傷患者用の環境制御装置の入力
部として開発されているものを使用することができる。
被介護者の軽いタッチでも反応するので非常に便利であ
り、ベッドの手摺に掴まって起き上がることのできる被
介護者に有効である。
【0039】ベッド頭部側6aとベッド足元側6bとの
間に張設された紐部材12には離床センサ13が取り付
けられている(図1)。この離床センサ13は、プラス
チック製の洗濯ハサミ様の部材の先端側接触部に金属板
を取り付け、この先端側の金属板と金属板との間に、プ
ラスチック製の板を挟ませて構成している。ベッド頭部
側6aとベッド足元側6bとの間に紐部材12を張設
し、前記洗濯ハサミ様の部材の先端側金属板の間に前記
プラスチック製の板を介在させて紐部材12を挟みつけ
る。被介護者がベッドから離れようとして紐部材12に
引っ掛かると、前記プラスチック製の板が洗濯ハサミ様
の部材から外れ、先端側金属板同士が接触してセンサコ
ールが行われるように設定されている。
【0040】この離床センサ13の場合には、被介護者
が動き出した時にセンサコールが行われるので、看護
婦、介護職員、保母、家族等の介護者ががただちに駆け
付けることができ、転倒事故等の未然防止に効果を発揮
する。また、紐部材12を張設する位置を種々に調整す
ることによって、種々の安静度の被介護者に対応するこ
とができ、準備も簡単であるので比較的採用し易いセン
サである。ただし、一度センサコールが行われると、ベ
ットのある部屋を訪問して再設定するまでセンサコール
がなり続けるという問題点があり、また、紐部材12に
弛みがあると作動しないことがあるので、取扱いに注意
を要する。
【0041】本発明の安全管理システムは、入院患者、
要介護者及び乳幼児の転倒事故等の発生を未然に防止す
るべく、これらの被介護者がナースコールを押さなくて
も、ベッドから離れるという行動を起こし始めた時点で
自動的に被介護者の行動を基地局にて把握できることを
目的としているので、前述した複数のセンサの中の一
つ、あるいは複数を組み合わせて使用することができ
る。一つのセンサを用いるのみでも、所定の効果を発揮
することができるが、複数のセンサを組み合わせて使用
することにより、被介護者の動作状況をより正確に把握
することができる。例えば、2つの体重センサ7、8を
用い、これらを被介護者が座位になったときに感知でき
る構成にしておくと共に、被介護者がベッドから離れよ
うとしたときにセンサコールが行われるように設定して
いる赤外線光電センサ9(9a、9b)を併用すると、
両者からの出力によってそれぞれセンサコールが行われ
ているときには、被介護者がベッドから離れるべく端座
位になってるものと把握することができる。
【0042】このように複数のセンサを組み合わせる場
合、発明者の実験によれば、体重センサ7、8が最も誤
動作(被介護者がベッドを離れようとしていないにもか
かわらず、センサコールが行われてしまうという誤動
作)が少ないので、これを組み合わせの中心として選
び、体重センサ7、8に他のセンサを組み合わせる構成
とすることが望ましい。
【0043】本発明の安全管理システムの特徴は、前述
した各種センサにテレビカメラを用いたビデオ監視シス
テムが組み合わせられている点にある。
【0044】すなわち、センサコールが行われたときに
は、基地局1の中央制御装置2を操作することにより、
部屋4内に設置されている赤外線CCDカメラ14を作
動させ、センサコールが行われたベッドの状態を赤外線
CCDカメラ14で捕らえ、これを中央制御装置2に備
えられている画像を表示する手段、例えば液晶モニタ1
6に表示させることができる。これによってベッドの状
況を視覚的に観察することにより、実際にベッドを離れ
ようとしているのか否か、すなわち看護婦、介護職員、
保母、家族等が直ちにナースコール端子が設置されてい
る病室、療養室、居室、寝室等に駆け付けなければなら
ない状態であるのか否かを正確に把握し、必要な場合の
みその部屋を訪問するという体制にすることができる。
この結果、転倒事故などを未然に防止する必要のあると
きにのみ迅速に病室、療養室、居室、寝室等を訪問する
ことができ、その一方、センサの誤動作(被介護者がベ
ッドを離れようとしていないにもかかわらず、センサコ
ールが行われてしまうという誤動作)によって看護婦、
介護職員、保母、家族等の介護者が病室、療養室、居
室、寝室等に訪問することを防止でき、被介護者が不意
の看護婦、介護職員、保母、家族等の訪問に驚くことも
なくなり、また看護婦、介護職員、保母、家族等の介護
者の負荷も減少させることができる。
【0045】この実施例において、中央制御装置2がセ
ンサコールを受信した場合にのみ液晶モニタ16の電源
が入力されるように構成し、基地局1にいる介護者が任
意に部屋4のベッド6の状態を赤外線CCDカメラ14
で把握することはできなようにしておけば、被介護者の
プライバシーの保護を図る上で、また、液晶モニタ16
を含む画像を映す機器の電気的寿命を長くする上で有効
である。
【0046】本発明では、赤外線CCDカメラ14に赤
外線照明装置19を付設することができる(図1)。赤
外線CCDカメラ14を作動させる際に、赤外線照明装
置19によって照明が行われるように構成しておけば、
夜間の無明時であってもベッドの状況を視覚的に把握す
ることができ、また、赤外線照明であるがゆえに、赤外
線CCDカメラ14によって写し出される被介護者の顔
が判然としなくなり、部外者には被介護者を同定するこ
とができず、被介護者のプライバシーを保護することが
できる。
【0047】この実施例で使用した中央制御装置2は、
従来から採用されていたナースコールのシステムの親機
に、センサ7、8、9、10、11、13からの出力に
応じてセンサコールが行われるシステムを組み込み、有
線又は無線で接続している赤外線CCDカメラ14、赤
外線照明装置19の動作を制御する出力を行うと共に、
画像表示手段たるモニタ16を備えて赤外線CCDカメ
ラ14で捕らえた画像を表示できるようにしたものであ
るので、これらの機能を果たし得るものであれば、種々
の構成とすることができる。また、この実施例の説明で
は用いなかったが、スピーカ及び/又はマイク25、2
6を中央制御装置2とナースコール端子5とにそれぞれ
備え付け、被介護者と基地局との間で会話が行われるよ
うにすることももちろん可能である。
【0048】
【実施例2】図5は、この発明の他の好ましい実施例の
電気回路を示す説明図である。
【0049】センサ7、8、9a、9b、10、11、
13は前記実施例1で説明したものと同様であるが、こ
の実施例においては、センサ7、8、9a、9b、1
0、11、13が赤外線CCDカメラ14の電源27に
接続されており、赤外線CCDカメラ14と中央制御装
置2とが無線で接続されている。
【0050】すなわち、センサ7、8、9a、9b、1
0、11、13が被介護者の動きを関知すると、センサ
7等からの出力に応じて赤外線CCDカメラ14が作動
を開始し、赤外線CCDカメラ14で捕らえた映像情報
が電気信号として無線で基地局1の中央制御装置2へ送
られる。中央制御装置2に備えられている液晶モニター
16は、赤外線CCDカメラ14からの電気信号を受け
て始めて電源が入力されるように構成されており、基地
局1にいる介護者は、センサ7等が被介護者の動きを関
知した後に、始めて部屋4内のベッド6の状態を赤外線
CCDカメラ14にて視覚的に把握できることになる。
このような構成にすれば、基地局1からは、赤外線CC
Dカメラ14の始動を制御することができず、被介護者
がベットから離れようとする場合にのみ部屋4の様子を
見ることができることになるので、被介護者のプライバ
シーの保護という観点から好ましい。
【0051】また、赤外線CCDカメラ14から送られ
てきた電気信号を中央制御装置2が受信したときのみ表
示手段16に電源が供給されるようにすることにより、
画像を映す部品の電気的寿命を長くできるという利点が
ある。
【0052】なお、中央制御装置2では、赤外線CCD
カメラ14からの電気信号を受信した際に、呼び出し音
が鳴るようにして介護者の注意を喚起できるようにして
おくことが望ましい。
【0053】図5では、センサ7、8、9a、9b、1
0、11、13が赤外線CCDカメラ14の電源27に
接続されているが、センサの出力によって赤外線CCD
カメラ14を始動させることができる構成であれば、い
かなる構成でも採用することができる。
【0054】赤外線CCDカメラ14と中央制御装置2
の間は、無線による接続のみならず、破線28a、28
bで示すような有線による接続も可能である。
【0055】この実施例の構成では、センサ7等の出力
を直接赤外線CCDカメラ14の電源27に接続してい
るので、一般の家庭などのようにナースコール5が部屋
4に設置されていない場合に採用することとすれば、新
たな配線等を行う必要が少なくなる。ただし、図5図示
のようにナースコール5が設置されている構成にするこ
とも可能である。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、ベッド6に設けた1
又は複数のセンサによって被介護者がベッド6から離れ
ようとしていることを基地局1において把握することが
でき、このように把握した場合に基地局1の中央制御装
置2を操作することにより、部屋4内に設置されている
赤外線CCDカメラ14を作動させ、センサコールが行
われたベッドの状態を赤外線CCDカメラ14で捕ら
え、これを中央制御装置2に備えられている画像を表示
する手段、例えば液晶モニタ16に表示させ、ベッドの
状況を視覚的に観察することにより、被介護者が実際に
ベッドを離れようとしているのか否か、即ち看護婦、介
護職員、保母、家族等が直ちにベットのある部屋に駆け
付けなければならない状態であるのか否かを正確に把握
し、必要な場合のみその部屋を訪問するという体制にす
ることができる。これによって、転倒事故などを未然に
防止する必要があるときには、直ちにその部屋を訪問し
て必要な対処を行うことができる。その一方、センサの
誤動作による看護婦、介護人、保母、家族等の訪問を防
止でき、被介護者が不意の看護婦、介護職員、保母、家
族等の訪問に驚くこともなくなり、また看護婦、介護職
員、保母、家族等の負荷も減少させることができる。
【0057】また、中央制御装置2に備えられている液
晶モニタ16を、中央制御装置2がセンサコールを受信
した場合にのみ作動開始されるように構成すれば、被介
護者のプライバシー保護を図り、液晶モニタ16を含む
画像表示用の電気機器の寿命を長くすることができる。
【0058】更に、センサの出力によってのみ赤外線C
CDカメラ14の作動開始が制御されると共に、中央制
御装置2に備えられている液晶モニタ16を、中央制御
装置2が赤外線CCDカメラ14からの電気信号を受信
した場合にのみ作動開始されるように構成することによ
っても、被介護者のプライバシー保護を図り、液晶モニ
タ16を含む画像表示用の電気機器の寿命を長くするこ
とができる。
【0059】また、本発明の安全管理システムにおいて
使用する中央制御装置2、ナースコール端子5、赤外線
CCDカメラ14を無線で接続することにより、有線シ
ステムを設置する必要がなくなり、基地局とベットの置
かれている部屋との間に既存の有線回線、ナースコール
線等の有線配線がなされていない施設、家庭などにおい
ても、本発明の安全管理システムを容易に採用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全管理システムの一実施例が採用さ
れているベッドが設置されている病室の概略を説明する
斜視図。
【図2】ベッドへの体重センサの設置を説明する一部を
省略した斜視図。
【図3】本発明の安全管理システムの一実施例の電気回
路を示す説明図。
【図4】本発明の安全管理システムの他の実施例の電気
回路を示す説明図。
【図5】本発明の安全管理システムの更に他の実施例の
電気回路を示す説明図。
【符号の説明】
1 基地局 2 中央制御装置 3、15 有線の電気回路 4 部屋 5 ナースコール端子 6 ベッド 14 赤外線CCDカメラ 16 画像を表示する手段(液晶モニタ) 17 ベッドのマットレス 7、8 体重センサ 6a ベッド頭部側 6b ベッド足元側 9(9a、9b) 赤外線光電センサ 10 赤外線焦電センサ 18 ベッド柵 11 タッチセンサ 12 紐部材 13 離床センサ 19 赤外線照明装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08B 25/00 510 G08B 25/00 510M // G06F 19/00 G06F 15/42 Z (72)発明者 伊里 昌巳 静岡県田方郡天城湯ヶ島町青羽根287− 13 (72)発明者 平岡 真由美 静岡県田方郡天城湯ヶ島町門野原452− 1 (72)発明者 村岡 慶裕 神奈川県横浜市旭区今宿2−25−5 (72)発明者 富田 豊 神奈川県横浜市都筑区大丸10−16−304 (56)参考文献 特開 平8−257071(JP,A) 特開 平7−8462(JP,A) 実開 平7−27501(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 19/00 - 31/00 A61B 5/00 A61G 12/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局に設置された中央制御装置と、前
    記中央制御装置と有線又は無線で接続され基地局と別の
    部屋に設置されるナースコール端子とからで構成される
    安全管理システムにおいて、前記別の部屋内のベッドに
    付設され、被介護者がベッドから離れようとしているこ
    とを検出し、そこからの信号が前記ナースコール端子に
    接続されているセンサであって、前記ベッドのマットレ
    スの下側で、被介護者の肩甲骨部と腰部を支える位置に
    設置され、被介護者の体重の移動を感知する体重センサ
    を少なくとも含むセンサと、前記中央制御装置と有線又
    は無線で接続され前記中央制御装置からの信号によって
    制御される赤外線CCDカメラであって前記別の部屋に
    設置されている赤外線CCDカメラとを含み、前記中央
    制御装置には、前記ナースコール端子からの中央制御装
    置への信号を当該中央制御装置が受信した場合にのみ作
    動可能とされている、前記赤外線CCDカメラで捕らえ
    た画像を表示する手段が備えられていることを特徴とす
    る安全管理システム。
  2. 【請求項2】 基地局と別の部屋内のベッドに付設さ
    れ、被介護者が当該ベッドから離れようとしていること
    を検出するセンサであって、前記ベッドのマットレスの
    下側で、被介護者の肩甲骨部と腰部を支える位置に設置
    され、被介護者の体重の移動を感知する体重センサを少
    なくとも含むセンサと、当該センサからの信号によって
    作動開始が制御される当該基地局と別の部屋に設置され
    ている赤外線CCDカメラと、基地局に設置されていて
    前記赤外線CCDカメラと有線又は無線で接続されてい
    る中央制御装置と、当該中央制御装置に備えられてい
    て、前記赤外線CCDカメラからの有線又は無線を介し
    た信号に基づいて作動を開始し前記赤外線CCDカメラ
    で捕らえた画像を表示する手段とで構成されることを特
    徴とする安全管理システム。
  3. 【請求項3】 センサは、更に、ベッド頭部側とベッド
    足元側との間に設置され被介護者の移動を感知する赤外
    線光電センサ、ベッドの下側に設置され被介護者の移動
    を感知する赤外線焦電センサ、ベッド棚に設置され被介
    護者が接触したことを感知するタッチセンサ、及びベッ
    ド頭部側とベッド足元側との間に張設された紐部材に取
    り付けられ被介護者の移動を感知する離床センサの中の
    いずれか一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項1
    又は記載の安全管理システム。
  4. 【請求項4】 赤外線CCDカメラには赤外線照明装置
    が付設されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の安全管理システム。
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