JP3198248B2 - 液化ガスタンク用潜没ポンプ装置とその吊り上げ用治具 - Google Patents

液化ガスタンク用潜没ポンプ装置とその吊り上げ用治具

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JP3198248B2
JP3198248B2 JP06453796A JP6453796A JP3198248B2 JP 3198248 B2 JP3198248 B2 JP 3198248B2 JP 06453796 A JP06453796 A JP 06453796A JP 6453796 A JP6453796 A JP 6453796A JP 3198248 B2 JP3198248 B2 JP 3198248B2
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガスなど
の液化ガスを貯蔵する液化ガスタンク内に潜没して設置
する液化ガスタンク用潜没ポンプ装置及びその吊り上げ
用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガスなどの液化ガスを貯蔵する
液化ガスタンク内に潜没して配置され、タンク内の液化
ガスを外部に汲み揚げるための液化ガスタンク用潜没ポ
ンプ装置は、通常、液化ガスタンクの上方から下方に向
かって延びる揚液管内に、その上部から吊り下げられて
底部に設置される。例えば、特願平5−1787号公報
にも示されるように、かかる液化ガスタンク用潜没ポン
プは、液化ガスタンク内に垂下される揚液管の底部に設
置されるため、ポンプの揚液管内底部への設置の際に
は、メインワイヤ及び吊り上げワイヤが用いられるが、
ポンプの引き抜きや据え付けの昇降作業には、主として
吊り上げワイヤが用いられる。また、揚液管の上端部に
はヘッドプレートが設置されており、密閉された状態で
のポンプの引き上げや据え付けの作業には、メインワイ
ヤが用いられる。
【0003】また、ポンプ駆動用モータのモータケーブ
ル及び軸振動監視用センサーのセンサーケーブルは、そ
れぞれ、ポンプ上端のコネクティングボックス、ターミ
ナルヘッダに接続される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来構造になる液化ガスタンク用潜没ポンプ装置で
は、揚液管内にポンプを吊り上げるための上記メインワ
イヤ及び吊り上げワイヤは、揚液管の上端部からポンプ
設置位置までの長さに比較してある程度余裕のある長さ
となっているため、ポンプ設置の際には、これらメイン
ワイヤ及び吊り上げワイヤがたわみ、これに伴い、ポン
プを上記メイン及び吊り上げワイヤワイヤに接続するた
めの吊り上げ用治具が、上記ポンプの上端面で、可動可
能なあらゆる方向に倒れることとなる。
【0005】一方、上記ポンプの上端面には、上述のよ
うに、コネクティングボックスやターミナルヘッダが配
置され、これらからポンプ駆動用モータのモータケーブ
ル及び軸振動監視用センサーのセンサーケーブルが接続
される構造となっていることから、上記メインワイヤ及
び吊り上げワイヤのたわみに伴って、それらに接続され
た吊り上げ治具やハンギングプレートが倒れ込み、上記
モータケーブルやセンサーケーブルに接近し接触するこ
とにより、絶縁破壊を起こす恐れがあり、ポンプの長期
にわたる安全運転を損なう可能性があった。
【0006】そこで、本発明では、上記のような従来技
術における問題点を解消し、すなわち、ワイヤのたわみ
に伴う吊り上げ用治具の近接や接触によるコネクティン
グボックスやターミナルヘッダ、さらにはこれから延長
されたモータケーブル及びセンサーケーブルの損傷を確
実に防止して長期安定運転の可能な液化ガスタンク用潜
没ポンプ装置とその吊り上げ用治具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課趣を解決するための手段】本発明は、液化ガスタン
ク内に垂下された揚液管内に、上方から吊り上げて設置
される液化ガスタンク用潜没ポンプ装置であって、ポン
プ駆動用モータを備えた当該潜没ポンプ本体の上端に
は、少なくとも、前記ポンプ駆動用モータからのケーブ
ルを外部に取り出すためのケーブルコネクティングボッ
クスを配置し、かつ、当該潜没ポンプ装置の円形上端の
中央から、当該潜没ボンプを吊り上げる吊り上げ用治具
を介して、当該潜没ボンプを昇降するためのワイヤに連
結してなる液化ガスタンク用潜没ポンプ装置において、
前記吊り上げ用治具は、前記ワイヤがたわんだ状態にお
いても、前記吊り上げ用治具が、前記ポンプ駆動用モー
タのケーブルコネクティングボックスの配置方向に倒れ
込むのを防止する倒れ込み方向規制手段を備えたことを
特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置が提案され
る。
【0008】さらに、本発明によれば、ポンプ駆動用モ
ータを備えた潜没ポンプ本体の上端に、少なくとも、前
記ポンプ駆動用モータからのケーブルを外部に取り出す
ためのケーブルコネクティングボックスを配置した液化
ガスタンク用潜没ポンプ装置を、液化ガスタンク内に垂
下された揚液管内に設置する際、その上端にワイヤを連
結して吊り上げるための吊り上げ用治具であって、設置
後に前記ワイヤがたわんで前記吊り上げ用治具が前記潜
没ポンプ本体の上端で倒れ込む方向を、前記ポンプ駆動
用モータのケーブルコネクティングボックスの配置方向
を除いた方向に規制する手段を備えた液化ガスタンク用
潜没ポンプ装置の吊り上げ用治具が提案されている。
【0009】すなわち、上記の本発明により提案される
液化ガスタンク用潜没ポンプ装置とその吊り上げ用治具
によれば、潜投ポンプを液化ガスタンク内に垂下された
揚液管に着座する際、メインワイヤ及び吊り上げワイヤ
を含むワイヤがたわみ、ハンギングプレート等を含む吊
り上げ用治具がポンプ装置の上端面上に倒れ込む場合に
も、その近接や接触により絶縁破壊を起こす恐れがあ
り、ポンプの長期にわたる安全運転を損なう可能性があ
るが、これらハンギングプレート等を含む吊り上げ用治
具の倒れる方向をモータケーブル及びセンサーケーブル
が配置された方向とは異なる方向に規制する構造を備え
たものである。
【0010】さらに、本発明の実施態様によれば、上記
ポンプ本体吊り上げ用治具は、遍重心形状とし、潜没ポ
ンプが揚液管に着座してメインワイヤ及び吊り上げワイ
ヤがたわんだ際、一方向にのみ倒れる構造としたもので
あり、あるいは、上記ポンプ本体吊り上げ用治具は、治
具を接続する可動部の可動範囲を制限して、一方向にの
み倒れる構造としたものである。
【0011】また、本発明の実施態様になる液化ガスタ
ンク用潜投ポンプにおいては、ポンプ上端に設置される
ポンプ駆動用モータケーブルのコネクティングボックス
及び振動監視用センサーのターミナルヘッダは、上記吊
り上げ用治具の可倒方向とは逆方向に配置されている。
【0012】上記の本発明になる液化ガスタンク用潜没
ポンプ装置とその吊り上げ用治具によれば、吊り上げ用
治具の倒れる方向をモータケーブル及びセンサーケーブ
ルが配置された方向とは異なる方向に規制することによ
り、効果的に、ハンギングプレートや吊り上げ用治具
と、モータケーブルやセンサーケーブルとの近接あるい
は接触を防止し、絶縁破壌等の損傷防止に寄与し、該潜
没ポンプの長期安定運転を図ることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を用いて詳細に説明する。まず、図2に
は、液化ガスタンク内に潜没して配置された本発明にな
る液化ガスタンク用潜没ポンプ装置が示されており、図
において、液化天然ガスなどの液化ガスを貯蔵する液化
ガスタンク11の上部からは、円筒状の揚液管7が、そ
の底部に取り付けたフート弁5が上記タンク内の底面か
ら僅かに離れて浮いた状態で取り付けられている。この
円筒状の揚液管7内には、タンク内の液化ガスを汲み揚
げるための潜没ボンプ本体6が、上記揚液管7の上端に
取り付けられたヘッドプレート8から下に延びたメイン
ワイヤ1、吊り上げワイヤ2A及び2B、ハンギングプ
レート13、さらには、吊り上げ用治具14により吊り
下げられて配置されている。なお、この図中の符号12
は、上記潜没ボンプ本体6が揚液管7内に設置された状
態で、ボンプ本体の下端部に形成されたテーパ部が接触
する、揚液管7の底部に傾斜して円環状に形成された座
面である。なお、上記の潜没ボンプ本体6内には、駆動
用モータを備えていることは言うまでもない。
【0014】また、上記の図2において、符号2A及び
2Bは、やはり上記揚液管7の上端に取り付けられたヘ
ッドプレート8から下に延びた吊り上げワイヤであり、
これら吊り上げワイヤも、また、ハンギングプレート1
3に接続されている。また、図中の符号9はワイヤーサ
ポートを、符号3Aと3Bは、それぞれ、モータケーブ
ルとモータケーブルコネクティングボックスを、符号4
Aと4Bは、それぞれ、軸振動監視用センサーケーブル
とセンサーケーブル用ターミナルヘッダを、そして、符
号10は昇降装置を示している。
【0015】かかる構成の液化ガスタンク用潜没ポンプ
装置によれば、図中に矢印で示すように、潜没ボンプ本
体6により汲み揚げられた液化ガスタンク11内の液化
ガスは、上記円筒状の揚液管7の内部を上昇してその一
部に設けられた出口から外部に汲み出されることとな
る。また、かかる構成の液化ガスタンク用潜没ポンプ装
置における、潜没ポンプ本体6の据え付け及び引き抜き
作業には、主として、上記の吊り上げワイヤ2A、2B
を利用することによって行われる。例えば、ボンプ据え
付け作業の際には、上記吊り上げワイヤ2A、2Bは外
設されるポンプ吊り上げ用ホイスト(図示せず)に巻か
れ、ポンプ本体6を上記揚液管7の底部に形成した座面
12に設置して取り付けを完了した後、上記のホイスト
から取り外され、ヘッドプレート8から下に延びたワイ
ヤーサポート9に固定される。そして、これら吊り上げ
ワイヤ2A、2Bがワイヤーサポート9に固定された状
態のまま、このヘッドプレート8は、上記揚液管7の上
端に設置される。
【0016】一方、メインワイヤ1は、主として、ヘッ
ドプレート8が揚液管7に設置された状態において、上
記揚液管7内を不燃性ガス(例えば、窒素ガス(N2
など)により満たして内部の液化ガスを外部にパージす
る際、潜没ポンプ本体6を引き上げるのに用いられる。
例えば、ポンプ本体6の撒去作業の場合、揚液管7内の
液化ガスがガス化して大気に放出されるのを防止し、ま
た、液化ガス分の重量を軽減するために、上記揚液管7
内には、上述のN2ガスを送り込み、もって、上記揚液
管7内の液化ガスを完全に液化ガスタンク11側に迫い
出す。この状態のまま、ポンプ本体6をメインワイヤ1
によって引き上げ、揚液管7の下端のフート弁5が完全
に開止した状態の後、揚液管7の上端のヘッドプレート
8を取り外し、その後、ポンプ撤去作業を行う。
【0017】このように、上記液化ガスタンク用潜没ポ
ンプ装置の揚液管7の内部に設けられたメインワイヤ1
及び吊り上げワイヤ2A、2Bは、上述のような主要目
的のために用いられるが、これらメインワイヤ1及び吊
り上げワイヤ2A、2Bの揚液管7の内部における長さ
は、ある程度のゆとりを生じる設計寸法となっているた
め、これらメインワイヤ1及び吊り上げワイヤ2A、2
Bは、揚液管7の内部では、通常、たわんだ状態とな
る。
【0018】次に、図1には、上記にその全体構成を説
明した液化ガスタンク用潜没ポンプ装置のうちの、特に
本発明に係わる、いわゆる、吊り上げ用治具部の拡大側
面図を示す。なお、この図1においても、上記図2の符
号と同符号が付されたものは、同じ構成要素を示してい
る。また、図中の符号15は、上記潜没ポンプ本体6の
上端面から上方に向かって延びた突起部であり、符号1
7は、上記突起部15と吊り上げ用治具部14とを連結
する連結アームである。
【0019】すなわち、本発明によれば、この吊り上げ
用治具部14は、その重心が連結部間を結んだ直線から
一方に偏っている、いわゆる、偏重心形状となってい
る。具体的には、外形略長方形の一片に側に偏った端部
において、その上下に設けられたハンギングプレート1
3及び突起部15に連結される連結アーム17に連結さ
れている。そして、この吊り上げ用治具部14が偏重心
形状となっているため、メインワイヤ1及び吊り上げワ
イヤ2A、2Bがたわんだ際、この吊り上げ用治具部1
4は、連結された連結アーム17と共に、図中に矢印で
示すように、自然に一方向に、すなわち、その偏重心側
に(図では右側)倒れることとなる。
【0020】図3には本発明に係わる吊り上げ用冶具部
14を上方から見た図を示すが、上記のように、メイン
ワイヤ1及び吊り上げワイヤ2A、2Bがたわんだ際
に、上記吊り上げ用治具部14が連結アーム17と共に
偏重心側に倒れることにより、モータケーブルコネクテ
ィングボックス3B及びセンサーケーブル用ターミナル
ヘッダ4Bは、吊り上げ用治具14の可倒方向とは逆方
向に設置されるため、連結アーム17を含む吊り上げ用
治具14及びハンギングプレート13等は、これらモー
タケーブルコネクティングボックス3B及びセンサーケ
ーブル用ターミナルヘッダ4B、さらには、これらから
上方に伸びたモータケーブル3A及び軸振動監視用セン
サーケーブル4Aには接近あるいは接触せず、これら吊
り上げ用治具の可動部の接触による絶縁破壌等の損傷を
防止することができる。また、この図3からも明らかな
ように、前記ケーブルコネクティングボックス3B及び
前記振動監視用センサーのターミナルヘッダ4Bは、前
記ポンプ装置の円形上端面の中心を通って伸びた直径を
挟んで一方の側に配置されている。
【0021】さらに、図4には、上記潜没ポンプ本体6
の上端面から上方に向かって延びた突起部15を有する
プレートの変形例になる構造が示されている。この図か
らも明らかなように、この突起部15を有するプレート
15Aに連結アーム17が回動可能に取り付けられてい
るが、その突起部15により、連結アーム17は一方向
にしか倒れることが出来ない。すなわち、吊り上げ用治
具14の可倒方向を、この突起部15により制限するこ
とで、モータケーブル3A及び軸振動監視用センサーケ
ーブル4Aとの接触を防ぐことができ、そのことから、
上記と同様に、連結アーム17やハンギングプレート1
3等を含む上記吊り上げ用治具部14は、モータケーブ
ル3A及び軸振動監視用センサケーブル4Aには接近せ
ず、これら吊り上げ用治具の可動部の接触による絶縁破
壌等の損傷を防止することができる。
【0022】図5には、さらに、上記図1に示した液化
ガスタンク用潜没ポンプ装置の吊り上げ用治具部の、特
に、上記吊り上げ用治具部14の変形例が示されてい
る。この変形例になる吊り上げ用治具部14では、板状
のプレート部材の中央部から横方向にアームを延ばし、
その先端に重り16を取り付けて偏重心形状としたもの
である。なお、かかる構造によれば、やはり、上記図1
に関して説明したと同様の効果が得られることは明らか
であろう。また、上記以外にも、様々な遍重心形状にお
いても上記と同様な効果が得られることは、当業者にと
っては明らかであろう。
【0023】このように、上記の液化ガスタンク用潜没
ポンプ装置とその吊り上げ用治具によれば、液化ガスタ
ンク内に垂下された揚液管と、該揚液管内に設置される
潜役ポンプと、該潜没ポンプ上端に設置されるポンプモ
ータ駆動用モータケーブルのコネクティングボックス
と、振動監視用センサーのターミナルヘッダとを備え、
それぞれに接続するモータケーブル及びセンサーケーブ
ルを備え、かつ、上記潜役ポンプを昇降するメインワイ
ヤ及び吊り上げフイヤとポンプ本体を接続する吊り上げ
用治具を有する液化ガスタンク用潜投ポンプ装置におい
て、潜没ポンプの揚液管ヘの設置に関し、上記メイン及
び吊り上げワイヤがたわんだ際にも、吊り上げ用治具の
可倒方向を制限し、ハンギングプレー卜等を含む吊り上
げ用治具が、ボンプ上端に配置された上記コネクティン
グボックス及びターミナルヘッダ、さらには、これらに
それぞれ接続するモータケーブル及びセンサーケーブル
に近接しあるいは接触することを防止する。更に、吊り
上げ治具を接続する可動部の可動範囲を制限することに
より、吊り上げ用治具の可倒方向を限定し、一方、上記
ポンプ上端のコネクティングボックス及びターミナルヘ
ッダを、吊り上げ用治具の制限された可倒方向とは逆方
向に設置することにより、効果的にモータケーブル及び
センサーケーブルとの近接や接触を防ぎ、絶縁破壌等の
損傷防止に寄与し、これらにより、液化ガスタンク用潜
没ポンプの長期安定運転に貢献する。
【0024】
【発明の効果】上記の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明になる液化ガスタンク用潜没ポンプ装置とそ
の吊り上げ用治具によれば、液化ガスタンク内に垂下さ
れた揚液管内に液化ガスタンク用潜没ポンプ装置を設置
した後に生じるワイヤのたわみに伴う吊り上げ用治具の
近接や接触によるモータケーブル及びセンサーケーブル
の損傷を確実に防止することが可能な液化ガスタンク用
潜没ポンプ装置とその吊り上げ用治具を提供することが
可能になり、これにより、液化ガスタンク用潜没ポンプ
装置における絶縁破壊を起こす恐れを解消して、液化ガ
スタンク用潜没ポンプ装置の長期にわたる安全運転を可
能にするという、技術的にも極めて優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である液化ガスタンク用
潜没ポンプ装置の吊り上げ用治具部分の拡大側面図であ
る。
【図2】上記本発明の液化ガスタンク用潜没ポンプ装置
の全体構造を示す断面図である。
【図3】上記図1に示す液化ガスタンク用潜没ポンプ装
置の吊り上げ用治具部分の拡大上面図である。
【図4】上記図1に示す液化ガスタンク用潜没ポンプ装
置の吊り上げ用治具部分の変形例を示す一部拡大斜視図
である
【図5】上記図1に示す液化ガスタンク用潜没ポンプ装
置の吊り上げ用治具部分のさらに他の変形例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 メインワイヤ 2A、2B 吊り上げワイヤ 3A モータケープル 3B モータケーブルコネタティングボックス 4A 軸振動監視用センサーケーブル 4B センサーケーブル用ターミナルヘッダ 5 フート弁 6 潜没ポンプ本体 7 揚液管 8 ヘッドプレート 9 ワイヤーサポート 10 昇降装置 11 液化ガスタンク 12 座面 13 ハンギングプレート 14 吊り上げ用治具 15 突起部 16 重り 17 連結アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 泰司 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社 日立製作所土浦工場内 (72)発明者 鈴木 治 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社 日立製作所土浦工場内 (72)発明者 杉山 高英 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 酒井 信二 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 高木 信以智 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−181991(JP,A) 特開 昭50−108601(JP,A) 特開 平7−317695(JP,A) 特開 平6−200892(JP,A) 特開 平6−288382(JP,A) 特開 平1−177493(JP,A) 特開 平6−117391(JP,A) 特開 平7−180718(JP,A) 特開 昭59−207390(JP,A) 特開 平8−61294(JP,A) 実開 平4−37893(JP,U) 実開 平2−132089(JP,U) 実開 昭58−192881(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 7/02 F04D 13/08 F17C 6/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガスタンク内に垂下された揚液管内
    に、上方から吊り上げて設置される液化ガスタンク用潜
    没ポンプ装置であって、ポンプ駆動用モータを備えた当
    該潜没ポンプ本体の上端には、少なくとも、前記ポンプ
    駆動用モータからのケーブルを外部に取り出すためのケ
    ーブルコネクティングボックスを配置し、かつ、当該潜
    没ポンプ装置の円形上端の中央から、当該潜没ボンプを
    吊り上げる吊り上げ用治具を介して、当該潜没ボンプを
    昇降するためのワイヤに連結してなる液化ガスタンク用
    潜没ポンプ装置において、前記吊り上げ用治具は、前記
    ワイヤがたわんだ状態においても、前記吊り上げ用治具
    が、前記ポンプ駆動用モータのケーブルコネクティング
    ボックスの配置方向に倒れ込むのを防止する倒れ込み方
    向規制手段を備えたことを特徴とする液化ガスタンク用
    潜没ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、前記吊り上げ用治具の前記倒れ込み
    方向規制手段は、偏重心形状の部材により構成されてい
    ることを特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、前記吊り上げ用治具の前記倒れ込み
    方向規制手段は、当該ポンプ装置の上端の中央部に接続
    された突起部を有するプレートと、前記突起部を有する
    プレートと嵌合された連結アームを備えていることを特
    徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、当該ポンプ装置の上端には、さら
    に、当該ポンプ装置の振動を監視するために当該ポンプ
    装置内に設けられた振動監視用センサーのターミナルヘ
    ッダが配置され、前記ケーブルコネクティングボックス
    及び前記振動監視用センサーのターミナルヘッダは、当
    該ポンプ装置の上端面上の中心を通って伸びた直径を挟
    んで、一方の側に偏って配置されていることを特徴とす
    る液化ガスタンク用潜没ポンプ装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、前記吊り上げ用治具の前記倒れ込み
    方向規制手段は、前記潜没ポンプ装置の上端面の、前記
    ケーブルコネクティングボックス及び前記振動監視用セ
    ンサーのターミナルヘッダが配置された側と反対側に前
    記吊り上げ用治具を倒すように構成されていることを特
    徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、前記吊り上げ用治具の前記倒れ込み
    方向規制手段を構成する偏重心形状の部材は、外形長方
    形の部材の一辺に沿った両端に連結部を備えて構成され
    ていることを特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項2の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置において、前記吊り上げ用治具の前記倒れ込み
    方向規制手段を構成する偏重心形状の部材は、突出部を
    有するプレートに重りを吊り下げて構成されていること
    を特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置。
  8. 【請求項8】 ポンプ駆動用モータを備えた潜没ポンプ
    本体の上端に、少なくとも、前記ポンプ駆動用モータか
    らのケーブルを外部に取り出すためのケーブルコネクテ
    ィングボックスを配置した液化ガスタンク用潜没ポンプ
    装置を、液化ガスタンク内に垂下された揚液管内に設置
    する際、その上端にワイヤを連結して吊り上げるための
    吊り上げ用治具であって、設置後に前記ワイヤがたわん
    で前記吊り上げ用治具が前記潜没ポンプ本体の上端で倒
    れ込む方向を、前記ポンプ駆動用モータのケーブルコネ
    クティングボックス及びセンサー用ターミナルヘッダの
    配置方向を除いた方向に規制する手段を備えたことを特
    徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置の吊り上げ用
    治具。
  9. 【請求項9】 前記請求項8の液化ガスタンク用潜没ポ
    ンプ装置の吊り上げ用治具において、前記倒れ込み規制
    手段は、偏重心形状の部材により構成されていることを
    特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置の吊り上げ
    用治具。
  10. 【請求項10】 前記請求項8の液化ガスタンク用潜没
    ポンプ装置の吊り上げ用治具において、前記倒れ込み規
    制手段は、当該潜没ポンプ装置の上端の中央部に接続さ
    れた突起部を有するプレートと、前記突起部を有するプ
    レートに嵌合された連結アームを備えていることを特徴
    とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置の吊り上げ用治
    具。
  11. 【請求項11】 前記請求項9の液化ガスタンク用潜没
    ポンプ装置の吊り上げ用治具において、前記倒れ込み規
    制手段を構成する偏重心形状の部材は、外形長方形の部
    材の一辺に沿った両端に連結部を備えて構成されている
    ことを特徴とする液化ガスタンク用潜没ポンプ装置の吊
    り上げ用治具。
  12. 【請求項12】 前記請求項9の液化ガスタンク用潜没
    ポンプ装置の吊り上げ用治具において、前記倒れ込み規
    制手段を構成する偏重心形状の部材は、突出部に重りを
    吊り下げて構成されていることを特徴とする液化ガスタ
    ンク用潜没ポンプ装置の吊り上げ用治具。
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