JP3039052B2 - アキュームレータの固定装置 - Google Patents
アキュームレータの固定装置Info
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- JP3039052B2 JP3039052B2 JP3300090A JP30009091A JP3039052B2 JP 3039052 B2 JP3039052 B2 JP 3039052B2 JP 3300090 A JP3300090 A JP 3300090A JP 30009091 A JP30009091 A JP 30009091A JP 3039052 B2 JP3039052 B2 JP 3039052B2
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- Japan
- Prior art keywords
- accumulator
- compression mechanism
- insertion tube
- compressor
- closed container
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は横置き型の密閉型圧縮
機におけるアキュームレータの固定装置に関するもので
ある。
機におけるアキュームレータの固定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の横置き型の圧縮機では図5に示す
ようにアキュームレータは圧縮機の側面にばね性を持つ
帯状のバンドで圧縮機本体に固定されていた。この様な
構造のものではヒートポンプ用の圧縮機などの大容量の
アキュームレータを必要とする場合には、空調機への圧
縮機設置スペースが非常に大きなものとなり、その結果
空調機の小型化を困難なものとしていた。そこで圧縮機
の設置スペースを小さくするため図6のようにアキュー
ムレータを小径化し圧縮機の横方向に設置する構成が考
えられる。
ようにアキュームレータは圧縮機の側面にばね性を持つ
帯状のバンドで圧縮機本体に固定されていた。この様な
構造のものではヒートポンプ用の圧縮機などの大容量の
アキュームレータを必要とする場合には、空調機への圧
縮機設置スペースが非常に大きなものとなり、その結果
空調機の小型化を困難なものとしていた。そこで圧縮機
の設置スペースを小さくするため図6のようにアキュー
ムレータを小径化し圧縮機の横方向に設置する構成が考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のものでは、アキュームレータ、接続管系の共振周波
数は高くすることが非常に困難であり圧縮機の起動時、
あるいは高速運転の要求されるデアイス時等に共振によ
り接続管が破損する恐れがあった。
成のものでは、アキュームレータ、接続管系の共振周波
数は高くすることが非常に困難であり圧縮機の起動時、
あるいは高速運転の要求されるデアイス時等に共振によ
り接続管が破損する恐れがあった。
【0004】また、共振周波数を高くする方法として接
続管の剛性をあげる方法、機械的に支持機構を用いて圧
縮機にアキュームレータを固定する方法があげられるが
これらの方法では、圧縮機の運転周波数が増加傾向にあ
る現在では充分な効果は得られない。また、同時に製造
コストの低減も図れない。
続管の剛性をあげる方法、機械的に支持機構を用いて圧
縮機にアキュームレータを固定する方法があげられるが
これらの方法では、圧縮機の運転周波数が増加傾向にあ
る現在では充分な効果は得られない。また、同時に製造
コストの低減も図れない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための手段は、圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動
機とを密閉容器内に配設した横置き型の密閉型圧縮機
と、前記密閉容器の外部に設けられたアキュームレータ
とを前記密閉容器の近傍で接続支持する構成とし、前記
アキュームレータ内部の上方に至るように設けられた前
記圧縮機構の吸入孔と接続された挿入管を、前記アキュ
ームレータの内部に設けられアキュームレータ内壁に固
定された挿入管支持機構により前記挿入管の上方近傍で
支持あるいは固定するようにした事である。前記アキュ
ームレータと前記接続管の系の共振周波数を前記圧縮機
の運転周波数より高く設定するようにした事である。
ための手段は、圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動
機とを密閉容器内に配設した横置き型の密閉型圧縮機
と、前記密閉容器の外部に設けられたアキュームレータ
とを前記密閉容器の近傍で接続支持する構成とし、前記
アキュームレータ内部の上方に至るように設けられた前
記圧縮機構の吸入孔と接続された挿入管を、前記アキュ
ームレータの内部に設けられアキュームレータ内壁に固
定された挿入管支持機構により前記挿入管の上方近傍で
支持あるいは固定するようにした事である。前記アキュ
ームレータと前記接続管の系の共振周波数を前記圧縮機
の運転周波数より高く設定するようにした事である。
【0006】
【作用】この技術手段による作用は次の通りである。
【0007】圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動機
とを密閉容器内に配設した横置き型の密閉型圧縮機と、
前記密閉容器の外部に設けられたアキュームレータとを
前記密閉容器の近傍で接続支持する構成とし、前記アキ
ュームレータ内部の上方に至るように設けられた前記圧
縮機構の吸入孔と接続された挿入管を、前記アキューム
レータの内部に設けられアキュームレータ内壁に固定さ
れた挿入管支持機構により支持あるいは固定するように
したため、共振周波数を運転周波数よりも容易に高くす
る事ができアキュームレータ、接続管系の共振による破
損を防止でき信頼性の向上が図れるとともに、簡単な構
造とできるため製造コストの低減が可能となる。
とを密閉容器内に配設した横置き型の密閉型圧縮機と、
前記密閉容器の外部に設けられたアキュームレータとを
前記密閉容器の近傍で接続支持する構成とし、前記アキ
ュームレータ内部の上方に至るように設けられた前記圧
縮機構の吸入孔と接続された挿入管を、前記アキューム
レータの内部に設けられアキュームレータ内壁に固定さ
れた挿入管支持機構により支持あるいは固定するように
したため、共振周波数を運転周波数よりも容易に高くす
る事ができアキュームレータ、接続管系の共振による破
損を防止でき信頼性の向上が図れるとともに、簡単な構
造とできるため製造コストの低減が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参考
に説明する。まず図1および図2により本発明の第1の
実施例について説明する。
に説明する。まず図1および図2により本発明の第1の
実施例について説明する。
【0009】図において1は密閉容器でありこの内部に
圧縮機構2とこの圧縮機構2を駆動する電動機3が配設
され圧縮機を構成している。4はアキュームレータで、
圧縮機2の軸心と平行に挿入された接続管5により密閉
容器1内の圧縮機構2に設けられた吸入孔6と連通され
ている。又、この接続管5はアキュームレータ4の内部
に設けられた挿入管7に連通固定されている。この挿入
管7はアキュームレータ4の内部に圧入固定された挿入
管支持機構8に設けられた挿入管圧入部9に比較的硬く
圧入されている。従って、従来この挿入管7が内部で固
定されていない場合には、アキュームレータ、接続管系
の共振周波数は挿入管7の比較的低い共振周波数により
支配されて、圧縮機の運転周波数の範囲を回避すること
が非常に困難であったが、本実施例に示す構成とするこ
とで、共振周波数を容易に高くすることが可能となり、
接続管5の破損を回避することが可能となり信頼性の向
上が図れた。また、構造が簡単なため製造コストも低減
可能となった。
圧縮機構2とこの圧縮機構2を駆動する電動機3が配設
され圧縮機を構成している。4はアキュームレータで、
圧縮機2の軸心と平行に挿入された接続管5により密閉
容器1内の圧縮機構2に設けられた吸入孔6と連通され
ている。又、この接続管5はアキュームレータ4の内部
に設けられた挿入管7に連通固定されている。この挿入
管7はアキュームレータ4の内部に圧入固定された挿入
管支持機構8に設けられた挿入管圧入部9に比較的硬く
圧入されている。従って、従来この挿入管7が内部で固
定されていない場合には、アキュームレータ、接続管系
の共振周波数は挿入管7の比較的低い共振周波数により
支配されて、圧縮機の運転周波数の範囲を回避すること
が非常に困難であったが、本実施例に示す構成とするこ
とで、共振周波数を容易に高くすることが可能となり、
接続管5の破損を回避することが可能となり信頼性の向
上が図れた。また、構造が簡単なため製造コストも低減
可能となった。
【0010】本実施例では、挿入管支持機構8および挿
入管7は圧入固定としたが、図3に示すように溶接固定
しても効果は変わらない。図4に挿入管7の、アキュー
ムレータ4の内部での固定前後の共振周波数の変化の例
を示す。
入管7は圧入固定としたが、図3に示すように溶接固定
しても効果は変わらない。図4に挿入管7の、アキュー
ムレータ4の内部での固定前後の共振周波数の変化の例
を示す。
【0011】
【発明の効果】上記実施例から明かなように、圧縮機構
とこの圧縮機構を駆動する電動機とを密閉容器内に配設
した横置き型の密閉型圧縮機と、前記密閉容器の外部に
設けられたアキュームレータとを前記密閉容器の近傍で
接続支持する構成とし、前記アキュームレータ内部の上
方に至るように設けられた前記圧縮機構の吸入孔と前記
圧縮機構の軸心と平行に接続された挿入管を、前記アキ
ュームレータの内部に設けられアキュームレータ内壁に
固定された挿入管支持機構により支持あるいは固定する
ようにしたため、共振周波数を運転周波数よりも容易に
高くする事ができアキュームレータ、接続管系の共振に
よる破損を防止でき信頼性の向上が図れるとともに、簡
単な構造とできるため製造コストの低減が可能となる。
とこの圧縮機構を駆動する電動機とを密閉容器内に配設
した横置き型の密閉型圧縮機と、前記密閉容器の外部に
設けられたアキュームレータとを前記密閉容器の近傍で
接続支持する構成とし、前記アキュームレータ内部の上
方に至るように設けられた前記圧縮機構の吸入孔と前記
圧縮機構の軸心と平行に接続された挿入管を、前記アキ
ュームレータの内部に設けられアキュームレータ内壁に
固定された挿入管支持機構により支持あるいは固定する
ようにしたため、共振周波数を運転周波数よりも容易に
高くする事ができアキュームレータ、接続管系の共振に
よる破損を防止でき信頼性の向上が図れるとともに、簡
単な構造とできるため製造コストの低減が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切り欠き断面
図
図
【図2】同要素斜視図
【図3】第2の実施例を示す要素斜視図
【図4】本発明の効果を示す説明図
【図5】(a)は、従来例の正面図 (b)は、同側面図
【図6】従来例を示す正面図
1 密閉容器 2 圧縮機構 3 電動機 4 アキュームレータ 5 接続管 6 吸入孔 7 挿入管 8 挿入管支持機構
フロントページの続き (72)発明者 山村 道生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小嶋 能宣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 澤井 清 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 河原 定夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 阪井 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 饗場 靖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 坪川 正浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−178785(JP,A) 実開 昭63−150094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 23/00 - 29/10 331
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する電動機
とを密閉容器内に配設した横置き型の密閉型圧縮機と、
前記密閉容器の外部に設けられたアキュームレータとを
前記密閉容器の近傍で接続支持する構成とし、前記アキ
ュームレータ内部の上方に至るように設けられた前記圧
縮機構の吸入孔と前記圧縮機構軸心と平行に挿入された
接続管を介して接続された挿入管を、前記アキュームレ
ータの内部に設けられアキュームレータ内壁に固定され
た挿入管支持機構により前記挿入管の上方近傍で支持あ
るいは固定するようにしたアキュームレータの固定装
置。 - 【請求項2】前記アキュームレータと前記接続管の系の
共振周波数を前記圧縮機の運転周波数より高く設定する
ようにした請求項1記載のアキュームレータの固定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300090A JP3039052B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アキュームレータの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3300090A JP3039052B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アキュームレータの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05141380A JPH05141380A (ja) | 1993-06-08 |
JP3039052B2 true JP3039052B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=17880591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3300090A Expired - Fee Related JP3039052B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アキュームレータの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039052B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102186044B1 (ko) * | 2019-04-19 | 2020-12-04 | (주)웰테크 | 난간형 2단 건조대 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094484A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP3300090A patent/JP3039052B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102186044B1 (ko) * | 2019-04-19 | 2020-12-04 | (주)웰테크 | 난간형 2단 건조대 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05141380A (ja) | 1993-06-08 |
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Legal Events
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