JP3170985B2 - 横置き型密閉圧縮機 - Google Patents

横置き型密閉圧縮機

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JP3170985B2
JP3170985B2 JP33294393A JP33294393A JP3170985B2 JP 3170985 B2 JP3170985 B2 JP 3170985B2 JP 33294393 A JP33294393 A JP 33294393A JP 33294393 A JP33294393 A JP 33294393A JP 3170985 B2 JP3170985 B2 JP 3170985B2
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JP
Japan
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side shell
suction
suction tube
support plate
hermetic compressor
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JP33294393A
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定夫 河原
輝行 赤澤
修一 山本
昭三 長谷
大成 小早川
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横置き型の圧縮機の騒
音、振動および信頼性に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の横置き型の圧縮機では図6に示す
ようにアキュムレータ102は密閉容器101の側面に
ばね性を持つ帯状のバンド103で固定されていた。こ
の様な構造のものでは、空調機への圧縮機設置スペース
が非常に大きなものとなり、その結果空調機の幅方向あ
るいは奥行方向の小型化を困難なものとしていた。そこ
で圧縮機の設置スペースを小さくするため図7のように
アキュムレータ102を小型化し縦長構造として圧縮機
の横方向に設置する構成が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な構成のものでは、圧縮機から発生する振動がアキュム
レータに伝搬し、アキュムレータを振動させ、人の耳に
付き易い騒音として放射させることがあった。
【0004】また、アキュムレータ、接続管系の共振周
波数を高くすることが非常に困難であり、圧縮機の起動
時、高速運転時、あるいはディアイス時等の共振により
接続管104が破損する恐れがあった。さらには、構成
上、十分な輸送時の衝撃強度が得られないという問題点
があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、圧縮機からの振動伝搬を抑制し、
アキュムレータからの騒音の発生を抑え、さらには、十
分な輸送衝撃強度が得られる横置き型密閉圧縮機の提供
を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の手段は、圧縮機構とこの圧縮機構を駆動する
電動機とを、胴シェルおよび両サイドシェルからなる密
閉容器内にほぼ水平に配設し、前記圧縮機構の吸入部を
サイドシェルの中心線上に配設し、前記吸入部と、前記
密閉容器の外部に設けられたアキュムレータとを結合す
る吸接管を前記サイドシェルの中心方向に延設させ、前
記サイドシェル中心部に溶接固着させた支持板と、固定
金具により前記サイドシェルの中心軸上にほぼ一致する
位置で前記吸接管を固定支持したものである。
【0007】第2の手段は、第1の手段に加えて、前記
サイドシェルを、前記吸接管挿入部に平坦な段差部およ
び中心部に平坦面部をもつ球形状にしたものである。
【0008】第3の手段は、第1の手段に加えて、前記
支持板の支持部形状を、前記吸接管の管形状に準じてU
字状に形成したものである。
【0009】第4の手段は、第1の手段に加えて、弾性
体を介して前記吸接管を前記支持板と固定金具により固
定支持したものである。
【0010】
【作用】上に述べた本発明の第1の手段の作用は、前記
圧縮機構の吸入部をサイドシェルの中心線上に配置し、
前記吸入部と、アキュムレータとを結合する吸接管を前
記サイドシェルの中心方向に延設させて固定支持してい
るので、吸接管の剛性を大幅に増加させ、前記吸接管か
らのアキュムレータへの加振力伝達の低減と、支持板を
前記サイドシェル中心部、すなわち圧縮機の回転軸芯上
に溶接固着させているので、前記支持板からの伝搬振動
のうち回転振動成分が抑制されることにより、アキュム
レータおよび吸接管系の騒音、振動の大幅な低減が図れ
る。また、運転周波数との共振による吸接管の破損回避
および十分な輸送衝撃強度確保が得られ、信頼性が向上
する。
【0011】第2の手段による作用は、サイドシェルを
球形状にすることにより剛性を増加させ、サイドシェル
からの放射騒音を低減させる。また、前記サイドシェル
の吸接管挿入部に平坦な段差を設けることにより、圧縮
機構の吸入口と前記サイドシェルの吸接管挿入部との距
離を短くできるので、吸接管の位置決めが容易になり、
溶接も含めた組立性が良くなる。また、吸入加熱防止効
果も得られる。さらに、中心部に平坦面部を設けること
により、支持板の溶接部位を前記サイドシェル面に確実
に密着溶接できるので十分な溶接強度が得られ第1の手
段による作用効果をより高めることができる。
【0012】第3の手段による作用は、第1の手段によ
る作用に加えて、支持板の支持部形状を、吸接管の管形
状に準じてU字状に形成しているので、安定した支持固
定が行え、さらに信頼性を高める。
【0013】第4の手段による作用は、弾性体を介して
前記吸接管を前記支持板と固定金具により固定支持して
いるので、前記弾性体により前記支持板からの加振力の
伝達が低減され、さらなる騒音、振動の低減が図れる。
【0014】
【実施例】以下の本発明の一実施例のスクロール圧縮機
について図面を参照しながら説明する。
【0015】まず、図1により、本発明の第1の実施例
について説明する。圧縮機構部(図示せず)への吸入部
2をサイドシェル1の中心線上に配設し、前記吸入部2
と、アキュムレータ3とを結合する吸接管4をサイドシ
ェル1の中心方向に延設し、この吸接管4をサイドシェ
ル1の中心部で溶接固着した支持板5と固定金具6によ
り固定支持されている。
【0016】上記構成によれば、吸接管4をサイドシェ
ル1の中心方向に延設させることにより、溶接固着点か
ら支持点までの距離を短く構成でき、しかも支持板5と
固定金具6により吸接管4を固定支持するので吸接管4
の剛性を非常に高めることができる。さらに、サイドシ
ェル1に結合されている支持板5からの伝搬振動も支持
板5をサイドシェル1の中心部、すなわち圧縮機の回転
軸芯上に固着させているので回転振動成分が抑制され、
アキュムレータおよび吸接管系の騒音、振動が大幅に低
減される。
【0017】また、運転周波数との共振による吸接管4
の破損回避および十分な輸送衝撃強度確保が得られ、信
頼性が向上する。
【0018】図2は、本発明の第2の実施例におけるサ
イドシェルの正面および断面図である。サイドシェル1
を球形状にすることによりサイドシェル1の剛性を向上
させることができるので、第1の実施例の効果に加え
て、サイドシェル1からの放射騒音を低減させることが
でき、さらなる騒音、振動の低減が図れる。また、サイ
ドシェル1の吸接管部に平坦な段差部7を設けているの
で、図3に示すように、圧縮機構(図示せず)の吸入口
8とサイドシェル1の吸接管挿入部7との距離を短くす
ることができるので、吸接管4の位置決めが容易にな
り、溶接も含めた組立性が向上する。さらに、吸入加熱
防止効果も得られる。また、図2に示すようにサイドシ
ェル1の中心部に平坦面部9を設けているので、第1の
実施例で説明を加えた支持板5を確実に密着溶接できる
ので十分な溶接強度が得られる。
【0019】図4は、本発明の第3の実施例における支
持板5の斜視図である。支持部形状を吸接管4の管形状
に沿って湾曲して形成しているので、吸接管4の安定し
た支持固定が行え、第1の実施例の効果に加え、さらに
信頼性を高める。図5は、本発明の第4の実施例におけ
る吸接管4支持部の部分拡大図である。吸接管4の周囲
にゴムバンド等の弾性体10を巻き付けることにより、
吸接管4を支持板5と固定金具6で挟持していても吸接
管4への加振力の伝達が低減され、第1の実施例の効果
をさらに高め、さらなる騒音、振動の低減が図れる。
【0020】なお、本実施例においては、圧縮機構の吸
入部をサイドシェルの水平方向の中心線上に位置させて
いるが、鉛直方向の中心線上に位置させて構成しても同
様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、圧縮機構の吸入部をサイドシェルの中線上に配置
し、前記吸入部と、アキュムレータとを結合する吸接管
を前記サイドシェルの中心方向に延設させて固定支持し
ているので、吸接管の剛性を大幅に増加させ、アキュム
レータおよび吸接管系の騒音、振動の大幅な低減が図れ
る。また、運転周波数との共振による吸接管の破損回避
および十分な輸送衝撃強度確保が得られ、信頼性が向上
する。
【0022】また、サイドシェルの吸接管挿入部に平坦
な段差部および中心部に平坦面部をもつ球形状とにする
ことにより、サイドシェルからの放射騒音を低減させ、
吸接管の位置決めを容易にするとともに吸入加熱防止効
果を得る。さらに、支持板の溶接部位で十分な溶接強度
が得られ第1の手段による作用効果をより高めることが
できる。
【0023】また、支持板の支持部形状を、吸接管の管
形状に準じてU字状に形成しているので、安定した支持
固定が行え、さらに信頼性を高める。
【0024】さらに、弾性体を介して吸接管を支持板と
固定金具により固定支持しているので、さらなる騒音、
振動の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における吸接管の支持構
成図
【図2】本発明の第2の実施例を示すサイドシェルの正
面および断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す圧縮機構の吸入口
近傍の部分拡大図
【図4】本発明の第3の実施例を示す支持板の斜視図
【図5】本発明の第4の実施例における吸接管支持部の
部分拡大図
【図6】従来の横置き型の圧縮機の吸入系の支持構成を
示す図
【図7】従来の横置き型の圧縮機の吸入系の支持構成を
示す図
【符号の説明】
1 サイドシェル 2 吸入部 3 アキュムレータ 4 吸接管 5 支持板 6 固定金具 7 サイドシェルの吸入管挿入近傍の平坦な段差部 9 サイドシェルの中心部近傍の平坦面部 10 弾性体(ゴムバンド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 昭三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小早川 大成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−157082(JP,A) 特開 昭61−49974(JP,A) 実開 平1−61472(JP,U) 実開 昭57−107982(JP,U) 実開 昭60−149888(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/12 101 F04C 29/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機構と、この圧縮機構を駆動する電動
    機とを、胴シェルおよび両サイドシェルからなる密閉容
    器内にほぼ水平に配設し、前記圧縮機構の吸入部をサイ
    ドシェルの中心線上に配設し、前記吸入部と、前記密閉
    容器の外部に設けられたアキュムレータとを結合する吸
    接管を前記サイドシェルの中心方向に延設させ、前記サ
    イドシェル中心部に溶接固着させた支持板と、固定金具
    により前記サイドシェルの中心軸上にほぼ一致する位置
    前記吸接管を固定支持した横置き型密閉圧縮機。
  2. 【請求項2】 吸入側サイドシェルを、吸接管挿入部に
    平坦な段差部および中心部に平坦面部をもつ球形状とし
    た請求項1記載の横置き型密閉圧縮機。
  3. 【請求項3】 支持板の支持部形状を、吸接管の管形状
    に準じてU字状に形成した請求項1記載の横置き型密閉
    圧縮機。
  4. 【請求項4】 弾性体を介して吸接管を支持板と固定金
    具により固定支持した請求項1記載の横置き型密閉圧縮
    機。
JP33294393A 1993-12-27 1993-12-27 横置き型密閉圧縮機 Expired - Lifetime JP3170985B2 (ja)

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CN108626922B (zh) 2017-03-17 2020-12-04 Lg电子株式会社 储液器
CN112728813A (zh) * 2021-01-25 2021-04-30 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 减振降噪组件及具有其的压缩机组件

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