JPS63131875A - 回転型圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍冷蔵装置等に用いられる回転型圧縮機に
関する。

従来の技術 近年、冷凍冷蔵装置等に用いられる圧縮機は、省エネル
ギー、省スペースの見地よシ往復型よ多回転型が主流と
なってきている。これらの回転型圧縮機は、通常密閉ケ
ース内に電動圧縮要素を）直接固定して収納している。

したがって電動圧縮要素にて生じた振動は、スプリング
等によシ吸振されることなく密閉ケースに伝わるため、
密閉ケースを振動させ、さらには密閉ケースに溶接固定
されたマウントをも振動させて大きな騒音を発生するこ
とがあった。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の回転型圧縮
機の一例について説明する。

第３図は従来の回転型圧縮機の一例を示すものである。

図において、１は回転型圧縮機、２は密閉ケースで、内
部に電動圧縮要素（図示せず）が直接固定収納されてい
る。３はセンターピンで、前記電動圧縮要素の軸心と略
同−となる位置にて密閉ケース２に溶接固定され、さら
に前部マウント４が防振ゴム５を介して挿入されている
。６は後部マウントで、密閉ケース２に溶接固定されて
いる。

７はマウントゴムで、前部マウン・ト、４及び後部マウ
ント６に固定され、回転型圧縮機１を弾性支持固定して
いる。８は吐出管、９は吸入管である。

以上のように構成された回転型圧縮機について、以下そ
の動作について説明する。

密閉ケース２内の電動圧縮要素が冷媒を圧縮する際、負
荷変動等により電動圧縮要素の軸心を中心としてねじり
振動を発生し、それにより密閉ケース２を振動させる。

そのため、密閉ケース２に固定された吐出管８、吸入管
９より配管に振動が伝わり、配管から騒音を発生したり
、配管折れといった問題を生じるが、ねじり振動の変位
量が最も小さい位置に設けられたセンターピン３にて圧
縮機前部の支持固定を行なっているため、回転型圧縮機
１のねじり振動による密閉ケース２の振動が小さく押え
られ、配管が振動することにより生じる騒音や、配管折
れといった問題を解消できる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、圧縮機の振動は、負荷変動等によるねじ
れ振動だけでなく、冷媒の圧縮時に生じる冷媒の圧力脈
動や、部品間の機械的な衝突、摺動等により生じる振動
がある。これらの振動が各部品を振動させて密閉ケース
２に伝わり密閉ケース２を振動させ、さらに密閉ケース
２に溶接固定された後部マウント６を振動させて、騒音
を発生するという問題点を有している。

本発明は上記問題点に鑑み消音効果を向上した圧縮機を
提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の回転型圧縮機は、
密閉ケースの端部のどちらか一方もしくは両方に溶接固
定されて、前記密閉ケースを支持固定するマウントにお
いて、前記マウントにたたき部を設け、前記たたき部の
一部と密閉ケースに溶接固定するようにしたものである
。

作　　用 本発明は、上記した構成によって、密閉ケースを支持固
定するマウントの取付強度及び前記マウント自身の強度
を強くして、前記マウントの振動の固有振動数を高くし
て、前記マウントの振動による騒音の増加を極力小さく
抑えるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例の回転型圧縮機について、図面
を参照しながら説明する。尚、説明の重複をさけるため
、従来例と同一部分については同一符号を付して説明を
省略する。

型 第１図、第２図は本発明の回転弁縮機の一実施例を示す
ものである。図において、１０は後部マウントで、たた
き部１１が設けられておシ、密閉ケース２と前記たたき
部１１にて溶接固定されている。

以上のように構成された回転型圧縮機について、以下そ
の動作を説明する。

密閉ケース２内の電動圧縮要素が冷媒を圧縮する際、負
荷変動等によシ生じたねじり振動が密閉ケース２を振動
させるが、従来例と同様、回転型圧縮機１の前部をセン
ターピン３にて支持固定しているため、配管に伝わる振
動が小さく押えられ、配管の振動による騒音や、配管折
れを防止することができる。

さらに冷媒の圧縮時に生じるねじり振動以外の振動とし
て、冷媒の圧力脈動や、部品間の機械的な衝突・摺動等
により生じる振動が発生し、それらの振動により密閉ケ
ース２が振動し、さらに密閉ケース２に溶接固定された
後部マウント１０を振動させる。その際後部マウント１
ｏにたたき部１１を設けることによシ、後部マウント１
０自身の剛性が、平板の物に比べ強くなり、後部マウン
ト１ｏ自身の固有振動数が高くなり、後部マウント１０
自身が振動することによシ発生する騒音を小さく押える
ことができる。さらに、後部マウント１０をたたき部１
１にて密閉ケース２に溶接固定しているため、後部マウ
ント１０の密閉ケース２に対する固定強度も強くなシ、
後部マウント１゜全体が、密閉ケース２との固定部を節
として振動する固有振動数も高くなる。そのため、後部
マウント１０全体が振動することにより発生する騒音を
も小さく抑えることができ、後部マウント１０の振動に
起因するほとんどの騒音の発生を小さく抑えることがで
きるようになる。

発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケース内に電動圧縮要素を
直接固定して収納した回転型圧縮機において、前記密閉
ケースの端部のどちらか一方もしくは両方にたたき部を
有するマウントを備え、かつ前記たたき部の一部を前記
密閉ケースに溶接固定することによシ、前記マウント自
身そのもの及び前記マウント全体が振動する際の固有振
動数を高くすることができ、前記マウントの振動に起因
するほとんどの騒音の発生を小さく抑えるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回転型圧縮機の正面図
、第２図は同第１図の後部マウント部の斜視図、第３図
は従来の回転型圧縮機の正面図である。 ２・・・・・・密閉ケース、１０・・・・・・後部マウ
ント、１１・・・・・・たたき部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２−
一一怠ｗＩ）Ｔ−ス 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電動圧縮要素を直接固定し収納した密閉ケースと、前記
   密閉ケースの端部のどちらか一方もしくは両方にたたき
   部を有するマウントとを備え、前記マウントのたたき部
   の一部を前記密閉ケースに溶接固定してなる回転型圧縮
   機。