JP3198244B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3198244B2
JP3198244B2 JP33186095A JP33186095A JP3198244B2 JP 3198244 B2 JP3198244 B2 JP 3198244B2 JP 33186095 A JP33186095 A JP 33186095A JP 33186095 A JP33186095 A JP 33186095A JP 3198244 B2 JP3198244 B2 JP 3198244B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、例えば、カラー
複写機等のカラー画像の複製画像を形成する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、カラー原稿は印字率別に大き
く3種に分類される。自然画に代表される印字率50%
以上の写真・印刷物、グラフ・図形を主体とした数十%
程度のプレゼンテーション資料、文字・表主体の10%
程度の一般文書の3種類である。
【0003】従来は身の回りのカラー原稿といえば写真
・印刷物しかなかったが、カラーパソコンやカラープリ
ンタの登場によりプリゼンテーション資料がカラー化さ
れる様になり、更にそれらカラーOA機器の低廉化によ
り一般文書の文字強調や罫線表示にカラーが使われ始め
た。従って、カラー原稿の印字率は急激に減ってきてい
るのが現状である。
【0004】さて、カラー原稿を複製するカラー複写機
は、毎分数枚の記録が可能な高速性が買われて電子写真
方式が主流となっている。そのランニングコストは1枚
当たりの値段で規定されており、印字率の高低には無関
係である。これは電子写真複写機が当初は印字率の低い
(数%)のモノクロ文字原稿を対象として普及してきた
ことと、消耗品の光半導体ドラムが短寿命でランニング
コストに占める割合が大きかったことから、トナーの消
費量にあまり依存せず、1枚当たりのランニングコスト
設定となっていた。さらに、カラー原稿を対象とするカ
ラー複写機は、実質的に印字率が高く、またカラートナ
ーの総需要が少ないことから、ランニングコストはモノ
クロ複写機の数十倍に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、記録速度
が高速でカラー複写機として十分な性能を持つ電子写真
方式等によるカラー複写機においては、その一枚あたり
の複写の代金は、カラー原稿の印字率に関わらず、印字
率が高いカラー原稿も低いカラー原稿も一定の値段で規
定されている。このため、例えば、印字率の低いカラー
原稿を複製する場合に実質的なランニングコスト以上の
ユーザへの価格が設定され請求されてしまうという問題
がある。
【0006】又、更に、カラー複写機においても、モノ
クロ複写機と同様に、一定期間毎、あるいはコピー枚数
に応じたサービスメンテナンスの方法が採用されてい
る。カラー複写機は、4色のトナーを用いており、また
作像プロセスも4ステージ存在するが、各々が使われる
頻度は原稿の種類によって大きく異なり、またユーザ毎
に原稿の種類が違っているなどから、一律のサービスメ
ンテナンスでは過不足を生じ易い。このため、無駄なメ
ンテナンスや行き届かないメンテナンスの状況が発生し
ているという問題もある。
【0007】又更に、複数のユーザによる記録材の使用
記録は、メモリ等に記録しておいたとしても、このまま
の状態ではこの使用記録を例えばメンテナンスの指針と
して活用することができないという問題もある。
【0008】そこで、本発明は、記録速度が高速でかつ
印字率に応じてユーザに対する値段設定を異ならせるこ
とが可能であり、使用記録をメンテナンス等の指針とし
て活用することができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像形成装置は、原稿上のカラー画像を
読み取り、色分解して第1カラー画像データを出力する
読取手段と、前記読取手段が読み取った第1カラー画像
データを前記複製画像の形成に使用する記録材の色成分
に対応する第2カラー画像データに変換する色変換手段
と、前記色変換手段が出力する前記第2カラー画像デー
タを構成する複数の所定カラー画像データとモノクロ画
像データとをそれぞれ累積加算して加算値を算出する累
積加算手段と、前記累積加算手段が算出した前記複数の
所定カラー画像データの加算値とモノクロ画像データの
加算値との合計を所定値と比較する第1比較手段と、前
記累積加算手段が算出した前記複数の所定カラー画像デ
ータの加算値の合計と黒画像データの加算値とを比較す
る第2比較手段と、前記第1比較手段と前記第2比較手
段との比較結果に基づき、前記カラー画像の画像形成の
際の段階的なランニングコストに対応する画像種類を決
定する画像種類決定手段と、前記画像種類決定手段が決
定した画像種類に基づいて、前記カラー画像の画像形成
の費用値を算出する費用値算出手段と、前記第2カラー
画像データに基づき、前記カラー画像の複製画像を形成
する画像形成手段とを具備したことを特徴とする画像形
成装置を提供するものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】本発明は、上記の構造により、従来のよう
にどのような複製画像の像形成が行われても、一律に一
定の金額を顧客に対して請求していたのに対して、きめ
細かな請求金額の設定を行なう画像形成装置である。つ
まり、像形成の度に、どの程度の量の記録材が使用され
たかを算出し、この記録材の量にもとづいて段階的な料
金設定を行うので、例えば、ほとんどがモノクロでしか
ない原稿画像の複写などは、各色記録材をふんだんに使
用したフルカラー印刷に比べ、非常に記録材の消耗が少
ないため、適切な請求金額の設定を可能とすることがで
きる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0041】図1は、本実施例の画像形成装置の構成を
概略的に示すものである。カラー画像読取部1は、例え
ば、CCDスキャナ等で、原稿となるカラー画像を縦横
に分割した単位画素毎に、物体光をR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)の光の3原色に応じた電気
信号に変換し、各画素毎に各々8ビットのディジタルデ
ータ、すなわち、それぞれ第1の色データR、G、Bと
して出力するものである。
【0042】色変換部2は画素毎に入力されるRGB各
8ビットの第1の色データを、インキの3原色であるY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)および、
K(ブラック)の色材(記録材)の量に相当する、それ
ぞれ8ビットのデータである第2の色データY、M、
C、Kに変換して出力するものである。
【0043】カラー画像記録部3は、第2の色データ
Y、M、C、Kに応じた量のYMCK各色材を用紙に付
着させてハードコピー出力するものである。
【0044】一方、第2の色データY、M、C、Kは消
耗品算出部4へ導かれ、カラー画像1画面分の消耗品
(色材、すなわち、インク)の量が算出されるようにな
っている。
【0045】費用値算出部5は色材YMCKの1画面分
の消耗品の量をもとに、予め設定された費用値比率に従
って複数段階の費用値(いわゆる顧客への請求額)を出
力するものである。
【0046】表示部6は、本装置の図示しないユーザ用
のコントロールパネル上に設置された液晶パネルあるい
はLED(発行ダイオード)アレイであり、費用値を表
示するものである。
【0047】コピーカウンタ7は、コントロールパネル
上あるいは装置内部に設置された機械式回転計数器ある
いは不揮発性メモリと液晶等の表示器を組合せたもので
あり、カラー画像記録部3で1枚のハードコピー出力を
する毎にその費用値に応じて計数値を繰り上げて行くも
のである。
【0048】キーカウンタ8は、本装置に対して着脱可
能な計数器であり、コピーカウンタ7と同様の機械式回
転計数器あるいは不揮発性メモリと液晶等の表示器を組
合せたものであり、装置に装着されて、カラー画像記録
部3からハードコピー出力がなされると、その費用値に
応じて計数値が繰り上がるものである。
【0049】次に、図2を参照して色変換部2について
説明する。
【0050】一般に、カラー画像読取部1から得られる
光の3原色RGBのデータ、すなわち、第1の色データ
R、G、Bをカラー記録装置の色材量を制御するインキ
の3原色のデータy(イエロー)、m(マゼンタ)、c
(シアン)に変換する色修正処理の方法としては、マス
キング方程式が使われる。その基本式は下記数1によっ
て表される。
【0051】
【数1】
【0052】ここで、y、m、cはマスキングの結果得
られる各色材y、m、cの電気信号量(それぞれ色信号
y、m、cと呼ぶ。)、R、G、Bは色分解によるRG
Bの電気信号量、A1Jはマスキング量を示す係数であ
る。基本的には、この数1に基づいてマスキング回路が
構成される。その一例が、図2に示したものである。R
GBの第1の色データは、それぞれ乗算器10a,10
b,10cに入力され、係数A11,A12,A13とそれぞ
れ乗算される。
【0053】次に乗算器10a,10bの各乗算結果が
それぞれ加算器11aに入力され、両者が加算される。
そして加算器11bでは乗算器10cの乗算結果と加算
器11aの加算結果とが加算され、その加算結果が色信
号cとして出力される。
【0054】同様に乗算器10d,10e,10fに入
力されたRGBの第1の色データと、係数A21,A22,
A23がそれぞれ乗算され、乗算器10d,10eの乗算
結果が加算器11cで加算され、その加算結果と乗算器
10fの乗算結果が加算器11dで加算されて、加算器
1dから色信号mが出力される。
【0055】さらに、乗算器10g,10h,10iに
入力されたRGBの第1の色データと、係数A31,A3
2,A33それぞれ乗算され、乗算器10g,10hの乗
算結果が加算器11eで加算され、その加算結果と乗算
器10iの乗算結果が加算器11fで加算されて、加算
器11fから色信号yが出力される。
【0056】一方、カラー画像形成の際には色材の消費
量を削減することが目的で、下地除去UCR(Unde
r Color Removal)が使われる。その原
理を簡単に説明すると、各色材y、m、cを同量混ぜた
ときに墨色、すなわち、ブラックが得られることに着目
して、各色材y、m、cのそれぞれのうち最小量を求
め、それを色材ブラックの消費量とする。すなわち、ブ
ラックの消費量に相当する第2の色データKを定義する
と、次式で表せる。
【0057】 K=MIN(y、m、c) …(1) MIN:最小値を得る関数演算 その結果、y、m、cの各色材の消費量に相当す第2の
色データは、それぞれの消費量から(1)式で求まる一
定量のブラック成分を除去することにより、次式で表せ
る。
【0058】 Y=y−K …(2) M=m−K …(3) C=c−K …(4) すなわち、ブラック(K)成分を用いることにより、色
材の重なり量を少なくし、各色材の消費量が削減等の効
果が期待できる。
【0059】このような色信号y、m、cから一定量の
ブラック成分を除去し、各信号量を減らすUCR処理を
行うUCR回路の具体例を図3に示す。
【0060】図3において、色信号cと色信号mは比較
器12aによりその値の大小が比較され、その結果の信
号(例えば色信号cが小さければ0)をセレクタ13a
に出力する。
【0061】セレクタ13aの入力ポートP0とP1に
は、それぞれ色信号cと色信号mが入力され、比較器1
2aからの制御信号(例えばcが小さければ0)により
入力ポート(例えばcが小さければ入力ポートP0)を
選択して、その信号を出力する。この出力結果信号OU
TPは、 OUTP=MIN(c、m) …(5) となる。
【0062】同様に、比較器12bにこの信号OUTP
と色信号yを入力し、その結果の制御信号をセレクタ1
3bに入力し、また、信号OUTPと色信号yをそれぞ
れセレクタ13bの入力ポートP2,P3に入力するこ
とで、その出力結果信号OUTKは、 OUTK=MIN(y、m、c) …(6) となり、ブラックの成分量のディジタル信号である第2
の色データkが得られる。
【0063】さらに、色信号yと第2の色信号Kを減算
器14aに入力し、信号量yから信号量kを差し引く減
算により第2の色データYが得られる。同様に減算器1
4bで色信号mから第2の色データKを減算して第2の
色データMが、減算器14cで色信号cから第2の色デ
ータKを減算して第2の色データCが各々得られる。
【0064】次に、消耗品算出部4(累積加算手段)
ついて図4を参照して説明する。
【0065】第2の色データYがレジスタ16aの出力
と共に、加算器15aに入力され、それらの値が加算さ
れてレジスタ16aへ出力される。レジスタ16a,1
6b,16c,16dはカラー画像読取部1がカラー画
像1画面を読み取り開始する際にゼロクリアされる。従
って、レジスタ16aでは1画面分の画像の第2の色デ
ータYを積算し、カラー画像1画面の読み取り終了時に
その積算色データΣYを出力する。
【0066】同様に、第2の色データがレジスタ16b
の出力と共に、加算器15bに入力され、それらの値が
加算されてレジスタ16bへ出力され、レジスタ16b
でカラー画像1画面分の画像の第2の色データMを積算
し、積算色データΣMを出力する。
【0067】また、第2の色データCがレジスタ16c
の出力と共に、加算器15cに入力され、それらの値が
加算されてレジスタ16cへ出力され、レジスタ16c
でカラー画像1画面分の画像の第2の色データCを積算
し、積算色データΣCを出力する。
【0068】さらに、第2の色データKがレジスタ16
dの出力と共に、加算器15dに入力され、それらの値
が加算されてレジスタ16dへ出力され、レジスタ16
dでカラー画像1画面分の画像の第2の色データKを積
算し、積算色データΣKを出力する。
【0069】このとき、カラー画像記録部3が、カラー
画像をA3サイズ(297mm×420mm)に400
dpiでハードコピーするとして、第2の色データの最
大量は、1画素分の第2の色データが8ビットであると
き、 8(ビット)×297(mm)×420(mm)×{400(ドット)/ 25.4(mm)}2 =2.5t×108 …(7) であるから、レジスタ16a,16b,16c,16d
のサイズは、各々28ビットで足りる。
【0070】次に、費用値算出部5(ランニングコスト
に対応する画像種類を決定する画像種類決定手段)につ
いて、図5を参照して説明する。
【0071】費用値算出部5には、消耗品算出部4から
の積算色データΣY、ΣM、ΣC、ΣKの4つのデータ
信号が入力される。
【0072】積算色データΣYとΣMは加算器20aに
入力されて、その値を加算した結果(ΣY+ΣM)は、
加算器20bに出力される。
【0073】加算器20bでは、さらに積算色データΣ
Cの値と加算され、その結果(ΣY+ΣM+ΣC)は加
算器20cと比較器21bに出力される。
【0074】比較器21bでは、出力値(ΣY+ΣM+
ΣC)とΣKの値とを比較して、その結果を信号CON
T1として出力する。すなわち、信号CONT1は、 ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK …(8) の時、「0」を出力し、 ΣY+ΣM+ΣC < ΣK …(9) の時、「1」を出力するものである。
【0075】この場合、式(9)の条件を満たすとき
に、カラー画像読取部1で読み取られたカラー画像は、
文字・表主体の印字率が最も小さい、例えばモノクロの
原稿であることが判断できる。
【0076】一方、加算器20cでは、出力値(ΣY+
ΣM+ΣC)と積算色データΣKの値が加算され、その
結果(ΣY+ΣM+ΣC+ΣK)が比較器21aに出力
される。
【0077】比較器21aには、さらに、あらかじめ定
められた閾値Tが入力され、出力値(ΣY+ΣM+ΣC
+ΣK)とTの値とを比較して、その結果を論理回路2
2,23に出力する。すなわち、この比較器21aの出
力信号は、 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T …(10) の時、「0」を出力し、 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK < T …(11) の時、「1」を出力するものである。
【0078】このとき、論理回路22では、信号CON
T1を論理反転したものと比較器21aからの出力信号
を論理反転したものとの論理積をとり、その結果を信号
CONT3として出力する。すなわち、信号CONT3
は、 ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK < T …(12) の時、「0」を出力し、 ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T …(13) の時、「1」を出力するものである。
【0079】この場合、式(13)の条件を満たすとき
に、カラー画像読取部1で読み取られたカラー画像は、
自然画に代表されるような印字率50%以上の写真・印
字物等の印字率50%以上のフルカラー原稿であること
が判断できる。
【0080】論理回路23では、信号CONT1を論理
反転したものと比較器21aからの出力信号との論理積
をとり、その結果を信号CONT2として出力する。す
なわち、信号CONT2は、 ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T …(14) の時、「0」を出力し、 ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK < T …(15) の時、「1」を出力するものである。
【0081】この場合、式(15)の条件を満たすとき
に、カラー画像読取部1で読み取られたカラー画像は、
グラフ・図形を主体とした印字率が数十%程度の線画カ
ラーの原稿であることが判断できる。
【0082】次に、表示部6について説明する。本実施
例の画像形成装置には、その前面にユーザが作業指示を
入力する為のコントロールパネルが設けられており、そ
の一部に図6に示す表示部6が配置されている。
【0083】表示部6には、費用値算出部5からの、信
号CONT1、CONT2、CONT3の3つの信号が
入力される。それぞれの信号はLED点灯回路30a,
30b,30cに入力され、それぞれの入力信号が
「1」の時のみLED(発光ダイオード)31a,31
b,31cを点灯させる。ここで、波線Nの右側は、コ
ントロールパネル上の表示を示しているが、LED31
a,31b,31cのそれぞれの横側には、各LEDの
点灯が何を意味するのかを示した文言を印刷したステッ
カー33a,33b,33cが貼り付けられ、更にこれ
らの上側にはステッカー32が貼られ、LED31a,
31b,31cによりランニングコストが表示されるこ
とを明示するようになっている。
【0084】すなわち、表示部6では、信号CONT
1,2,3により、カラー画像読取部1で読み取られた
カラー画像は、モノクロ原稿、線画カラー原稿、フルカ
ラー原稿のいずれかであることが表示される。このよう
に印字率の高低により、ランニングコストを複数の段階
(この場合、3段階)に区分できる。
【0085】なお、ここではLED表示の例を挙げた
が、表示器は液晶パネルを用いたディスプレイでも良
く、信号CONT1,2,3に応じて、ステッカー33
a,33b,33cの文言を表示しても構わない。
【0086】次に、コピーカウンタ7について説明す
る。このコピーカウンタ7は通常、画像形成装置本体の
内部に収納され、装置の保守担当者等が利用するもので
ある。
【0087】図7はコピーカウンタ7の構成を示してい
る。費用値算出部5からの信号CONT1,2,3は、
レジスタ40に入力される。
【0088】このレジスタ40は、図8に示すように3
ビット構成で、信号CONT1,2,3がそれぞれ上位
ビット、中位ビット、下位ビットに割り当てられてい
る。信号CONT3が入力されると、例えば「4」が出
力され、信号CONT2が入力されると、例えば「2」
が出力され、信号CONT1が入力されると、例えば、
「1」が出力される。
【0089】レジスタ40の出力は、不揮発性で電気的
に書換可能なEEPROM42から読み出された信号と
共に加算器41に入力されて加算され、新たな積算値と
して再びEEPROM42に格納される。またその積算
値は液晶表示器43に入力され、その値を表示する。
【0090】最後に、キーカウンタ8について説明す
る。その外観は、図9に示すように、ICカードの形態
で本装置に対して着脱可能なものである。キーカウンタ
8が画像形成装置本体に挿入されて装着されたとき、装
置本体の費用値算出部5からの信号CONT1,2,3
は、キーカウンタ8の表面に露出して設けられた端子部
50を介してキーカウンタ8に入力されるようになって
いる。また、キーカウンタ8の表面には表示器51が設
けられている。
【0091】図10は、キーカウンタ8の電気的要部の
構成を概略的に示したものである。
【0092】図10において、端子部50から入力され
た信号CONT1,2,3は、インタフェイス部52を
介してCPU53に入力される。また、キーカウンタ8
が画像形成装置本体に挿入されて装着されたとき、この
端子部50は、電力供給用接点を兼ね、キーカウンタ8
への電力供給がおこなえるようになっている。
【0093】インタフェイス部52は、画像形成装置本
体とCPU53とのインタフェイスを司るものである。
【0094】CPU53は、EEPROM55にすでに
記憶されている現在までの積算値を読み出し、その積算
値に信号CONT1,2,3に応じた値を加算し、その
結果としての積算値を再びEEPROM55に書き込む
ようになっている。このとき、PROM54に予め登録
されたパターンの中から、その積算値に相当する数字パ
ターンを読み出し、液晶パネルの表示器51に表示する
ようになっている。
【0095】PROM54には、コピーカウンタ8の動
作プログラムが記憶されており、このプログラムに従っ
てCPU53がコピーカウンタ8全体の制御を司るよう
になっている。
【0096】尚、ここではキーカウンタ8は電源を持た
ない構造としたが、キーカウンタ8内に電池を設けても
良く、更にコピーカウンタ7で説明したように、機械式
の回転計数器で代用して積算値を表示するようにしても
よい。
【0097】図11は、この発明に係るフルカラー記録
装置を示す図である。
【0098】この図において、像担持体としての感光体
ドラム301が設けられ、反時計方向に回転する。
【0099】感光体ドラム301の周囲には、帯電器3
02、第1現像器309、第2現像器310、第3現像
器311、第4現像器312、クリーニング前除電器3
13、感光体クリーナ314、および転写材支持体とし
ての転写ドラム315が配置されている。
【0100】帯電器302と第1現像器309との問に
は、図5に示す如く、半導体レーザ(レーザダイオー
ド)345,346からのレーザビームを走査するポリ
ゴンミラー307、このポリゴンミラー307を駆動す
るポリゴンモータ308、ハーフミラー347、および
レンズ(図示していない)、ミラ−304,305から
なる露光部303がある。
【0101】現像器309〜312は、それぞれ4色の
異なるトナー(現像剤)により感光体ドラム301上の
静電潜像を現像(可視化)するもので、たとえば第1現
像器309はマゼンタ、第2現像器310はシアン、第
3現像器311はイエロ、第4現像器312はブラック
のトナーを具備している。
【0102】帯電器302によりその表面を一様に帯電
された感光体ドラム301は、画像データによつて走査
される前述の露光部303により露光され、静電潜像が
形成される。この静電潜像は、前記画像データに対応し
た現像器309〜312により現像された後、転写ドラ
ム315に静電的に吸着された転写材としての用紙に、
転写帯電器17の作用により順次転写される。感光体ド
ラム301上の未転写トナーは、クリーニング前除電器
313で除電された後、感光体クリーナ314により清
掃される。一方、用紙は、カセット323より給紙ロー
ラ324で送り出され、レジストローラ325で一旦整
位される.そして、用紙は、転写ドラム315の吸着位
置に対応した位置に設けられた吸着ローラ326および
吸着帯電器316に向けてレジストローラ325で送ら
れ、吸着帯電器316により転写ドラム315上に静電
的に吸着される。
【0103】その後・前述のように、感光体ドラム30
1に対向する位置に設けられた転写帯電多色印字を行う
場合は、前述の現像プロセス、転写プロセスが最大4回
まで繰り返される。トナーの転写された用紙は、分離部
327により、転写ドラム315から分離され搬送ベル
ト328,329、定着部330を順に介してトレイ3
31に排出される。
【0104】又、図12は、この発明に係るフルカラー
記録装置を示す図である。
【0105】図12中、装置本体401は、その内部
に、像担持体としての感光体ドラム402Y、402
M、402C、402BKと平行状態になるようにイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の4色の像を記録する記録装置403Y、40
3M、403C、403BKが配置されている。各記録
装置403Y、403M、403C、403ΒKは、そ
れぞれ同じ構成となっているため、前段に配置されるイ
エローの記録装置3Yについてのみ説明し、他の記録装
置403M、403C、403BKについては、同じ部
分に同じ符号と色を示す添え字を付して説明を省略す
る。上記記録装置403Yは、感光体ドラム402Y
と、これに対応して設けられて感光体ドラム402Y上
にイエロー画像を繰り返し形成するための画像形成手段
404Yを有する。画像形成手段404Yは、帯電装置
405Y、露光装置406Y、現像装置407Y、クリ
ーニング装置408Y、除電装置409Y等からなる。
【0106】また、上記各記録装置403Y、403
M、403C、403BKの配設位置の下方は、転写材
搬送手段としての転写搬送ベルト420が張設されてお
り、前記感光体ドラム402Y、402M、402C、
402ΒKに対して、用紙等の転写材410を搬送する
ようになっている。
【0107】更に、前記感光体ドラム402Y、402
M、402C、402BΚに対向する位置には、転写搬
送ベルト420を挟んで転送手段としての転写装置42
1Y、421M、421C、421BKが配設されてお
り、上記感光体ドラム402Y、402M、402C、
402ΒKに形成された各色のトナ−像が、搬送ベルト
420によって搬送される転写材410上に転写される
ようになっている。上記転写材410は、給紙系422
により、タイミングを取って搬送ベルト420上に供給
される。
【0108】上記給紙系422は、図12に示すよう
に、給紙カセット419から転写材410を取り出すピ
ックアップローラ423、このピックアップローラ42
3により取り出された転写材410を搬送する送りロー
ラ対424およびこの送りローラ対424により搬送さ
れる転写材410の先端整位を行なうとともにタイミン
グを取って送り込むレジストローラ対425からなる。
【0109】上記レジストローラ対425および前記転
写搬送ベルト420による転写材10の移送速度は、感光
体ドラム402Y、402M、402C、402ΒKの
周速と等速になるように設定されている。
【0110】また、上記転写搬送べルト420による転
写材搬送方向(図中左方向)には、定着装置426、排
紙ローラ対427、および排紙トレイ428が順次配設
され、上記装置本体401の内底部には、各記録装置4
03Y、403M、403C、403BK、給紙系42
2およびその他の装置の動作制御を行う制御部50が設
けられている。
【0111】しかして、図示しない操作入力部からカラ
ー画像形成が指定された場合、イエ口ー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各記録装
置403Y、403M、403C、403ΒKが所定の
タイミングで動作して各感光体ドラム402Y、402
M、402C、402BK上に各色のトナー像が形成さ
れる。
【0112】すなわち、記録装置403Yを例にとる
と、感光体ドラム402Yが図中時計回り方向(矢印A
方向)に回転するとともにその表面が帯電装置405Y
により一様に帯電される。ついで、この一様に帯電され
た感光体ドラム402Y上に、露光装置406Yによる
露光動作が行われイエロー画像に対応する潜像が形成さ
れる。この潜像は現像装置7Yに対向することによりト
ナーが供給されて現像されて感光体ドラム402Y上に
イエロートナー像が形成されることになる。
【0113】なお、他色の記録装置403M、403
C、403BKにおいても、同様にしてトナー像が形成
されることになる。一方、このトナー像の形成動作に同
期して、給紙カセット419から転写材10が取り出さ
れ、レジストローラ対425により先端を整位した後、
転写材10が転写搬送ベルト420上に送り込まれる。
【0114】転写搬送ベルト上に送り込まれた転写材4
10は、吸着手段としての吸着ローラ429により転写
搬送ベルト420に静電的に吸着された状態で転写搬送
ベルト420の走行に沿って搬送され、まず、イエロー
トナー像転写位置、すなわち、すなわち、感光体ドラム
402Yと転写装置421Yとが転写搬迭ベルト420
を挟んで対抗する位置に送り込まれる。
【0115】このイエロートナー像転写位置において転
写材410は、感光体ドラム402Y上のイエロートナ
ー像と接した状態になるとともに、転写装置421Yの
働きによつて、転写装置421Y上のイエロートナー像
が転写材10上に転写される。
【0116】上記転写装置421Yは、半導電性を有す
る転写ローラによって構成され、搬送ベルト20の裏側か
ら感光体ドラム2Yに静電的に付着しているイエロート
ナー像の電位と逆極性を有する電界を供給する。この電
界は、搬送ベルト402および転写材410を通して感
光体ドラム402Y上のイエロートナー像に作用し、そ
の結果感光体ドラム2Yから転写材10にイエロートナー
像が転写されるものである。
【0117】上記転写装置421Yは、半導電性を有す
る転写ローラによって構成され、搬送ベルト20の裏側か
ら感光体ドラム2Yに静電的に付着しているイエロート
ナー像の電位と逆極性を有する電界を供給する。この電
界は、搬送ベルト402および転写材410を通して感
光体ドラム402Y上のイエロートナー像に作用し、そ
の結果感光体ドラム2Yから転写材10にイエロートナー
像が転写されるものである。
【0118】このようにしてイエロートナー像が転写さ
れた転写材10は、次いでマゼンタ記録装置403M、シ
アン記録装置403C、ブラック記録装置403ΒKの
それぞれの記録装置のトナー像転写位置に順次搬送され
マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像
が順次転写されカラー画像が形成される。
【0119】カラートナー像が形成された転写材410
は次いで転写搬送ベルト420から剥離されて定着装置
426へと送り込まれ、色重ねしたカラートナー像の永
久定着が行われた後、排紙ローラ対427を介して排紙
トレイ428に搬出される。
【0120】一方、転写材が剥離された転写搬送ベルト
420は、そのまま回転駆動されベルトクリ−ニング装
置431により残留トナーや紙粉がクリーニングされ、
次いで除電ローラ430により表面の電位が一定にされ
る。
【0121】また、トナー像が転写された後の感光体ド
ラム402Y、402M、402C、402BKはその
まま回転駆動され、クリーニング装置408Y、408
M、408C、408BKによって残留トナーや紙粉が
クリーニングされ、次いで、除電装置409Y、409
M、409C、409ΒKの除電ランプで表面の電位が
一定にされる。そして、必要に応じて再び帯電装置40
5Y、405M、405C、405ΒKからの一連のプ
ロセスに入ることになる。
【0122】以上、説明したような構成の画像形成装置
について、第1の実施例であるその動作処理について図
13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0123】カラー画像読取部1に原稿がセットされて
図示しない複写開始スイッチが押下されると、まず、図
4のレジスタ16a〜16d、及び図8のレジスタ40
がリセットされて、それらの保持する値がすべて「0」
になる(S1)。
【0124】次に、カラー画像読取部1から、ある単位
画素の第1の色データR、G、B各8ビットのディジタ
ル信号が色変換部2に入力される(S2)。
【0125】色変換部2では、図2に示すように、第2
の色データR、G、B各8ビットのデータが色信号c、
m、y各8ビットのデータに変換され、続いて図3に示
すように第2の色データY、M、C、K各8ビットのデ
ータに変換されて、カラー画像記録部3と消耗品算出部
4に出力される(S3)。
【0126】カラー画像記録部3では、第2の色データ
Y、M、C、K各8ビットのデータをもとに、用紙など
の記録媒体にカラー1画点分を形成する(S4)。
【0127】一方、消耗品算出部4に送られた第2の色
データY、M、C、K各8ビットのデータは、図4に示
すように、加算器15a,15b,15c,15dにお
いて、それぞれ、レジスタ16a,16b,16c,1
6dが保持している値と加算され、再び16a,16
b,16c,16dに格納される(S5)。
【0128】以上の動作はカラー画像読取部1から出力
される単位画素すべてに対して実行され、例えばA3サ
イズの画像1画分が画像読み取り装置で読み取り終了す
るまで、ステップS2に戻り、次の単位画素の第1の色
データR、G、b各8ビットデータに対して以下のステ
ップS3〜ステップS5の処理が実行される(S6)。
【0129】画像1画分がカラー画素読取部1で読み取
り終了すると消耗品算出部4から積算色データΣY、Σ
M、ΣC、ΣKが費用値算出部5へ出力される(S
7)。
【0130】費用値算出部5では図5に示すように、積
算色データΣY、ΣM、ΣCの値が加算器20a,20
b,20cにより順次加算され、その結果として、(Σ
Y+ΣM+ΣC)の値とΣKの値の大小を比較的21b
で比較し、また(ΣY+ΣM+ΣC+ΣK)の値と閾値
Tとを比較的21aで比較し、それらの結果を論理回路
22,23で処理し、信号CONT1,2,3を出力す
る。原稿の種別毎に、信号CONT1,2,3の出力値
を表すと、本実施例の場合、次の3段階に区別される。
【0131】A)モノクロ原稿または色彩が少ないモノ
クロに近い原稿の場合は、(ΣY+ΣM+ΣC) <
ΣK となり、CONT1=1、CONT2=0、CO
NT3=0である。
【0132】B)色彩は豊富だが記録面積の少ない文字
や線図形主体のカラー原稿の場合は、(ΣY+ΣM+Σ
C) ≧ ΣK かつ(ΣY+ΣM+ΣC) < Tと
なり、CONT1=0、CONT2=1、CONT3=
0である。
【0133】C)色彩も記録面積も多い自然画の様なフ
ルカラー原稿の場合は、(ΣY+ΣM+ΣC) ≧ Σ
K かつ(ΣY+ΣM+ΣC) ≧ Tとなり、CON
T1=0、CONT2=0、CONT3=1である。
【0134】信号CONT1,2,3は、費用値算出部
5から、図示しないユーザ用のコントロールパネル上に
設置された表示部6、画像形成装置本体の内部に収納さ
れたコピーカウンタ7、使用する際にユーザにより画像
形成装置本体に装着されるキーカウンタ8の各々へ出力
される(S8)。
【0135】さて、表示部6に、信号CONT1,2,
3が入力されると、図6に示すようにLED点灯回路3
0a,30b,30cが駆動され、信号CONT1,
2,3にそれぞれ対応したLED31a,31b,31
cのいずれかひとつが点灯する。このLED群の横には
「ランニングコスト表示」と書かれたラベル32、及び
「フルカラー;4倍」のラベル33a、「線画カラー:
2倍」のラベル33b、「モノクロ:標準」のラベル3
3cが貼られており、上記のC)の場合に「フルカラ
ー:4倍」のラベル33aが付されたLED31aが、
B)の場合に「線図カラー:2倍」のラベル33bが付
されたLED31bが、A)の場合に「モノクロ:標
準」のラベル33cが付されたLED31cが点灯し、
画像読取部1に設置されている原稿がそれぞれの文言ど
うりの種別でそれに応じた費用設定がなされることをユ
ーザに対して表示する(S9)。
【0136】コピーカウンタ7では、信号CONT1,
2,3がレジスタ40に入力され、上記A)、B)、
C)に対応する費用値4、2、1が出力される。この費
用値は加算器41により、EEPROM42にすでに格
納されたそれまでの費用値に上乗せされ、その結果、更
新された値が再度格納される。また、このEEPROM
42で格納された値は、保守担当者等がユーザに対して
使用料金を請求する際に液晶表示器43により確認でき
るようになっている(S10)。
【0137】一方、キーカウンタ8では、PROM82
2に記憶されたプログラムに従って、端子部50とイン
ターフェイス部52を介して費用値算出部からの信号C
ONT1,2,3がCPU53に取り込まれ、その値が
EEPROM55に既に書き込まれている値に加算され
た後、再びEEPROM55に格納される。またその格
納された値が表示器51に表示される(S11)。
【0138】以上に述べた実施例はその主旨を逸脱しな
い範囲で変形応用することが可能である。例えば、カラ
ー画像記録部3でハードコピー動作をする前にユーザに
費用値を提示し、了解を得てから動作を開始させること
も可能であり、その方が付加価値が高い。この場合につ
いて、以下の第2〜第3の実施例で説明する。
【0139】まず、第2の実施例として、画像形成装置
の動作処理について図14に示すフローチャートを参照
して説明する。なお、図13と同一部分には同一符号を
付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図
13のステップS4が削除され、ステップS9とステッ
プS10の処理の間に、図14のステップS20〜ステ
ップS21の処理が追加される。
【0140】図13の第1の実施例では、カラー画像記
録部3での記録(S4)は、積算色データΣY、ΣM、
ΣC、ΣKの値を画素毎に算出する際に実行されていた
が、図14の第2の実施例では、積算色データΣY、Σ
M、ΣC、ΣKの演算が終了し(S6、S7)、費用値
が算出され(S8)、コントロールパネル上の表示部6
で費用値を示すLEDが点灯(S9)した後、ユーザに
よるコピー開始キーの押下を確認する動作が追加され、
その確認後(S20)に記録される(S21)こととし
ている。
【0141】これにより、ハードコピー出力の動作に入
る前にユーザに費用値を提示し、ユーザの了解を得た上
で出力動作が開始されることとなる。
【0142】この時、カラー画像記録部3に、第2の色
データY、M、C、Kを蓄積する手段(具体的には、例
えば、ROM)を設ければ、ステップS3で第2の色デ
ータY、M、C、Kが出力された際に、カラー画像記録
部3にて1画面分の第2の色データを蓄積することが可
能となり、ステップS21では、その蓄積手段で蓄積さ
れた第2の色データをもとに、ハードコピーが実行でき
る。
【0143】また、そのような蓄積手段は色変換部2に
設けることも可能であり、ステップS20でコピー開始
キーの押下が確認されると、色変換部2の蓄積手段で蓄
積された第2の色データがカラー画像記録部3に送信さ
れ、ステップS21で、カラー画像記録部3でハードコ
ピーが実行できる。
【0144】さらに、色変換部2に第1の色データR、
G、Bを蓄積する手段を設けることも可能である。この
場合、ステップS2で第1の色データR、G、Bが色変
換部2に出力されたときに、色変換部2では、1画面分
の第1の色データを蓄積する。ステップS20でコピー
開始キーの押下が確認されると、色変換部2の蓄積手段
で蓄積された第1の色データが第2の色データに変換さ
れて、カラー画像記録部3に送信され、ステップS21
で、カラー画像記録部3でハードコピーが実行できる。
【0145】第1の色データの蓄積手段を色変換部2に
設ける場合と、前述の第2の色データの蓄積手段を色変
換部2あるいはカラー画像記録部3に設ける場合とを比
較すると、第1の色データは第2の色データよりもデー
タ量が少ないことから、その蓄積手段の容量が少なくて
すむという利点がある。
【0146】前述したように、第1の色データあるいは
第2の色データを蓄積する手段を設けることができない
場合は、図15に示すフローチャートのような動作処理
を実行すればよい。
【0147】次に、第3に実施例として、この場合の画
像形成装置の動作処理について図15に示すフローチャ
ートを参照して説明する。なお、図14と同一部分には
同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。す
なわち、図14のステップS21がステップS30〜ス
テップS32の処理に代わっている。
【0148】ステップS20でコピー開始キーの押下が
確認されると、カラー画像読取部1で再びそこにセット
された原稿を読取って第1の色データを出力し(S3
0)、色変換部2で第2の色データに変換して(S3
1)、その第2の色データをもとにカラー画像記録部3
でハードコピーを実行することになる(S32)。
【0149】この場合、実質的に、ステップS1〜ステ
ップS9の費用値算出時の画像読み取り(S2)は画像
出力(ハードコピー)を伴わないプリスキャンとなる。
また、コピー開始キーの押下とほとんどリアルタイム
で、カラー画像記録部3でハードコピーの実行が可能で
あるので、特に、応答時間等の問題はない。
【0150】以上の第1〜第3の実施例の説明におい
て、費用値は、上記A)、B)、C)に対し、1、2、
4の固定比率として説明したが、費用値を自由に設定す
ることも可能であり、ユーザに受け入れられ易い現実的
な設定を選べるようにしてもよい。
【0151】例えば、カラー画像記録部3として、感光
体、現像器等から成る作像手段を4組持つ4連プロセス
の電子写真方式記録では、色材であるトナーの消費量の
み増えると考えられ、モノクロに対して線画カラーで2
倍、フルカラーで10倍と設定し、基本複写コスト(用
紙+感光体など)+色材消費量というコスト設定とす
る。具体的には、モノクロのみの電子写真方式の場合の
用紙の基本費用値をa、感光体等の基本費用値をb、色
材消費量の基本費用値をcとすると、 前記A)の場合 用紙a+感光体等4b+色材消費量c=a+4b+c 前記B)の場合 用紙a+感光体等4b+色材消費量2c=a+4b+2
c 前記C)の場合 用紙a+感光体等4b+色材消費量10c=a+4b+
10c となる。
【0152】一方、例えは、カラー画像記録部3とし
て、ひとつの感光体で4回転でカラー画像を得る電子写
真方式記録では、モノクロでの感光体部分の消耗は少な
く、従って、基本複写コスト(用紙)+モノクロ/カラ
ー差コス+色材消費量というコスト設定になる。具体的
には、 前記A)の場合 用紙a+感光体等b+色材消費量c=a+b+c 前記B)の場合 用紙a+感光体等4b+色材消費量2c=a+4b+2
c 前記C)の場合 用紙a+感光体等4b+色材消費量10c=a+4b+
10c となる。
【0153】このような費用設定方法を設定する場合に
は、コントロールパネル上の表示器6やコピーカウンタ
7の電気的要部の構成を、例えば、図10に示すような
キーカウンタ8と同一の構成として、上記の費用値設定
計算式とa、b、cの値をPROM54に予め書き込ん
でおき、CPU53により演算すれば良い。
【0154】さらに、以上の第1〜第3の実施例の説明
において、消耗品算出部4で加算器15a〜15dに入
力された全画素にわたる第2の色データの値を積算して
積算色データを算出している。この場合に限らず、加算
器15a〜15dに入力された第2のデータを全画素と
せず、n画素毎の入力として1/nに間引いてからレジ
スタ16a〜16dの出力をn倍することで統計的には
支障のない積算色データΣY、ΣM、ΣC、ΣKを得る
ことができる。この方法は、処理速度を緩和させてCP
Uによるソフト処理で済ませることを狙うものである。
なお、nの値としては8、16等が考えられる。
【0155】次に、第4の実施例について説明する。図
16は、第4に実施例にかかる画像形成装置の構成を概
略的に示したもので、図1と同一部分には同一符号を付
し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図1
のカラー画像読取部1がカラー画像入力インタフェイス
部40に代わっている。
【0156】図16において、カラー画像入力インター
フェイス部45は、図17に示すネットワークコントロ
ーラ41と画像メモリ42から成り、カラーFAX或い
はLANなどのネットワークから伝送されてくるカラー
画像データをネットワークコントローラで受信し、ここ
で、所定の変換処理等を行った後、画像メモリ42に蓄
積するようになっている。
【0157】このカラー画像データは、光の3原色RG
B、均等色空間のL* a* b* 、色度表示のXYZなど
のいずれでも良い。特に、単一濃度のドットで画素を部
分的に覆って濃度表示を行うための2値の誤差拡散デー
タなどであると、画像メモリ42が最小限の構成になる
ので好ましい。
【0158】色変換部2は、カラー画像入力インタフェ
イス部40からの3組のカラー画像データから色信号
c、m、yを介して第2の色データY、M,C、Kに色
変換するものである。すなわち、数1の右辺のRGBを
3組のカラー画像データに置き換えてマトリクス係数A
11〜A33を選定すれば良い。なお、その他の構成は第1
の実施例と同一である。
【0159】以上、説明したように、上記第1〜第4の
実施例によれば、カラー画像読取部1でセットされたカ
ラー原稿を読取って第1の色データR、G、Bを出力
し、色変換部2で実際の記録材の色成分に対応する第2
の色データY、M、C、Kに変換して、その第2の色デ
ータをもとに消耗品算出部4で、カラー画像1画面分の
各記録材の消費量を算出して積算色データとして出力
し、その積算色データによる記録材の消費量をもとに費
用値算出部5で、モノクロに近い原稿、線画カラー原
稿、フルカラー原稿のいずれかに分類し、その分類に応
じた費用値比率(第1の実施例の場合、印字率に応じて
1:2:4)に従って費用値を算出して、表示部6に表
示したり、費用値請求用証拠手段でもあるコピーカウン
タ7、キーカウンタ8で積算して、その積算値を記憶し
表示することにより、カラー画像読取部1にセットされ
たカラー原稿について、その第2の色データをもとにし
て算出された各記録材の消費量(印字率)に応じて費用
値設定でき、従って、印字率に応じてランニングコスト
を変えることが可能となる。
【0160】以下、本発明の第5の実施例について図面
を参照して説明する。
【0161】図18は、第5の実施例に係る本発明の全
体構成を示すものである。カラー画像読み取り部1はカ
ラースキャナやカラーカメラ等であり、原稿となるカラ
ー画像を縦横に分割した単位画素毎に、物体光をR(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光の3原色に
応じた電気信号に変換し、各画素毎に各々8ビットのデ
ィジタルデータ、第1の色データとして出力する。色変
換部2は画素毎に入力されるRGB各8ビットの第1の
色データを、インキの3原色であるY(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)および、K(ブラック)の
色材の量に相当する、第2の色データYMCK各8ビッ
トのデータに変換して出力する。カラー画像記録部3は
第2の色データYMCK各8ビットのデータに応じた量
のYMCKの色材を用紙に付着させてハードコピー出力
する。一方、第2の色データYMCK各8ビットのデー
タは消耗品算出部4へ導かれ、カラー画像1画面分の消
耗品の量が算出される。費用値算出部5はYMCKの1
画面分の消耗品の量を元に、予め設定されたルールによ
り複数段階の費用値を出力する。表示部6は本装置のユ
ーザ用コントロールパネル上に設置された液晶パネルあ
るいはLEDアレイであり、費用値を表示する。コピー
カウンタ7はコントロールパネル上あるいは装置内部に
設置された機械式回転計数器あるいは不揮発性メモリと
液晶等の表示器を組合せた物であり、カラー画像記録部
3で1枚のハードコピー出力をする毎にその費用値に応
じて計数値を繰り上げて行く。キーカウンタ8は装置に
対して着脱可能な計数器であり、コピーカウンタ7と同
様の機械式回転計数器あるいは不揮発性メモリと液晶等
の表示器を組合せた物であり、装置に装着されている際
にカラー画像記録部3からハードコピー出力がなされる
と、その費用値に応じて計数値が繰り上がる。
【0162】また、消耗品算出部4からの1画面分の消
耗品の量と、費用値算出部5からの費用値は、統計処理
部9にて保存されると共に、統計データに加工される。
通信ユニット61では、公衆回線網を制御して統計処理
部9に蓄えられたデータを送信する。外部装置62は、
通信ユニットからのデータを受信して管理するものであ
る。
【0163】又、通信ユニット61は、費用値算出部5
とも直接に接続され、外部装置62から公衆回線63を
通じて、例えば費用値算出のための演算式のパラメータ
を変更する。こうすることで、ディーラ毎、販売店毎、
あるいはユーザ毎に費用値の設定方法を外部装置から変
更可能とすることができる。
【0164】先ず、色変換部2について詳細に説明す
る。
【0165】一般に、カラー画像読み取り装置から得ら
れる光の3原色RGBのデータをカラー記録装置の色材
量を制御するインキの3原色のデータymcに変換する
色修正処理の方法としては、マスキング方程式 |c|=|A11 A12 A13|×|R| |m|=|A21 A22 A23|×|G| (16) |y|=|A31 A32 A33|×|B| が使われる。図2はこの(16)式に相当する回路構成
を示したものである。RGBデータはそれぞれ乗算器1
0a,10b,10cに入力され、係数A11、A12、A
13とそれぞれ乗算される。次に乗算器10a,10bの
各乗算結果がそれぞれ加算器11aに入力され、両者が
加算される。そして加算器214では乗算器10cの乗
算結果と加算器11aの加算結果とが加算され、その加
算結果がcデータとして出力される。同様に乗算器11
d,11e,10fに入力されたRGBデータにより加
算器215からmデータが、乗算器10g,10h,1
0iに入力されたRGBデータにより加算器11fから
yデータが出力される。
【0166】一方、カラー画像形成の際には色材の使用
量を削減することが目的で、下地除去UCR(Under Co
lor Removal )が使われる。
【0167】 K=MIN(y、m、c) (17) MIN:最小値を得る関数演算 により使用量が求められるK(ブラック)色材を使うこ
とで、そのKの色材量に相当する各色材量を Y=y−K M=m−K (18) C=c−K のように削減できる。図3は上式(17)および(1
8)に相当する回路の構成を示したものである。cデー
タとmデータは比較器12aによりその値の大小が比較
され、その結果の信号(例えばcが小さければ0)をセ
レクタ13aに出力する。セレクタ13aは入力ポート
0と1にそれぞれcデータとmデータが入力され、比較
器12aからの制御信号(例えばcが小さければ0)に
より入力ポートのデータ(例えばcが小さければ入力ポ
ート0)を選択して出力する。この出力結果Pデータ
は、 P=MIN(c、m) (19) となる。同様に、比較器12bにこのPデータとyデー
タを入力し、その結果の制御信号およびPデータとyデ
ータをセレクタ232に入力することで上式(18)の
Kデータを得られる。
【0168】更に、yデータとKデータを減算器14a
に入力し、yからKを差し引く減算によりYデータが得
られる。同様にmデータとKデータから減算器14bに
よりMデータが、cデータとkデータから減算器14c
によりCデータが各々得られる。
【0169】次に、消耗品算出部4について図4を用い
て詳細に説明する。Yデータは加算器15aにレジスタ
16aの出力と共に入力され、加算されてレジスタ16
aへ出力される。レジスタ16aはカラー画像読み取り
装置1がカラー画像1画面を読み取り開始する際にゼロ
クリアされ、1画面分の画像のYデータを積算し、カラ
ー画像1画面の読み取り終了時にその値ΣYを出力す
る。同様に、Mデータ、Cデータ、Kデータもその積算
結果ΣM、ΣC、ΣKが、それぞれレジスタ16b、1
6c、16dから出力される。
【0170】カラー画像記録部が、カラー画像をA3サ
イズに400dpiでハードコピーするとして、最大の
データ量は 8×297×420×(400/25.4)**2 =2.5×10**8 であるから、レジスタ16a,16b,16c,16d
は各々28ビットで足りるが、加算器15a,15b,
15c,15dへの入力データを全画素とせず、n画素
毎の入力として1/nに間引いても、レジスタ16b,
16c,16dの出力をn倍することで、統計的には支
障の無いΣY、ΣM、ΣC、ΣKを得ることができる。
【0171】続いて、費用値算出部5について図19を
用いて詳細に説明する。
【0172】費用値算出部には、消耗品算出部からのΣ
Y、ΣM、ΣC、ΣKの4つの値が入力される。ΣYと
ΣMの値は加算器501に入力され、加算された出力値
(ΣY+ΣM)は更にΣCの値と共に加算器502に入
力されて加算され、(ΣY+ΣM+ΣC)の値が出力さ
れる。この出力値(ΣY+ΣM+ΣC)はΣKの値と共
に比較器512に入力される。さらに、ΣKは、比較器
513にしきい値T2とともに入力される。そこで、ア
ンド素子524の出力は、 信号CONT0; ΣY+ΣM+ΣC < ΣK であり、 ΣK ≧ T2 の時 出力0 ΣK < T2 の時 出力1 となる。これは、つまり、CONT0が意味するのは、
印刷がほとんどモノクロであって、記録材の消費が少な
い場合である。又、次に、アンド素子523の出力信号
CONT1は、 信号CONT1: ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK の時 出力0 ΣY+ΣM+ΣC < ΣK であり、 ΣK ≧ T2 の時 出力1 となる。
【0173】一方、(ΣY+ΣM+ΣC)とΣKの値は
加算器503に入力され、その加算値(ΣY+ΣM+Σ
C+ΣK)の値が出力され、比較器511に入力され
る。比較器511のもうひとつの入力値は、予め設定さ
れたしきい値Tである。この比較器511の出力信号
は、 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T の時 出力0 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK < T の時 出力1 この比較器511の出力信号は比較器512の出力信号
(信号CONT1)と共に論理を反転されてAND素子
521に入力される。従ってAND素子521の出力信
号は、 信号CONT3: ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK < T の時 出力0 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T の時 出力1 更に、比較器512の出力信号の論理を反転させた信号
と比較器511の出力信号はAND素子522に入力さ
れ、その出力信号は 信号CONT2: ΣY+ΣM+ΣC ≧ ΣK であり、かつ ΣY+ΣM+ΣC+ΣK ≧ T の時 出力0 ΣY+ΣM+ΣC+ΣK > T の時 出力1 ここで、表示部6について説明する。本発明の画像形成
装置は前面にユーザが作業指示を入力する為のコントロ
ールパネルが設けられており、その一部に図20に示す
表示部6が配置されている。表示部6には、費用値算出
部5から、CONT3、CONT2、CONT1、CO
NT0の4つの信号が入力される。それぞれの信号はL
ED点灯回路30a,30b,30c,30dに入力さ
れ、それぞれの入力信号が1の時のみLED31a,3
1b,31c,30dを点灯させる。波線Nの右側は、
コントロールパネル上の表示を示しているが、LED3
1a,31b,31c,31dの横には図示の文言を印
刷したステッカー33a,33b,33c,33dが貼
り付けられ、更にその上側にはステッカー32が貼られ
ている。
【0174】なお、ここではLED表示の例を挙げた
が、表示器は液晶パネルを用いたディスプレイでも良
く、信号CONT3、CONT2、CONT1、CON
T0に応じて、ステッカー33a,33b,33c、3
3dの文言を表示しても構わない。
【0175】次に、コピーカウンタ7について説明す
る。図21はコピーカウンタ7の構成を示している。費
用値算出部5からの信号CONT3、CONT2、CO
NT1、CONT0は、レジスタ40に入れられる。こ
のレジスタは図22に示すように4ビット構成で、信号
CONT3、CONT2、CONT1、CONT0がそ
れぞれ上位ビット、中位ビット、下位ビット、最終ビッ
トに割り当てられており、信号CONT3が入力される
と出力が4に、CONT2だと2が、CONT1だと1
が、CONT0だと0がそれぞれ出力される。この出力
は不揮発性で電気的に書換可能なEEPROM42から
読み出された信号と共に加算器41に入力されて加算さ
れ、新たな積算値として再びEEPROM42に格納さ
れる。またその積算値は液晶表示器43に入力され、そ
の値を表示する。
【0176】続いて、キーカウンタ8について説明す
る。キーカウンタ8はICカードの形態で本装置に対し
て着脱可能となっている。図9に構成を示す。費用値算
出部5からの信号CONT3、CONT2、CONT
1、CONT0は端子部50、インターフェイス部52
を介してCPU53に入力される。またこの端子部50
は画像形成装置10からキーカウンタ8への電力供給用
接点も兼ねている。CPU53は、EEPROM42か
ら読み出した旧積算値に、その信号CONT3、CON
T2、CONT1、CONT0に応じた加算値を加え、
新しい積算値を再びEEPROM55に書き込む。更に
PROM54に予め登録されたパターンの中から、新し
い積算値に相当する数字パターンを読み出し、液晶パネ
ルの表示器51に表示する。キーカウンタ8の外観は、
図10のように、パッケージ8の表面に端子部50およ
び表示器51が露出している。
【0177】なお、ここでは電源を持たない構造とした
が、キーカウンタ内に電池を設けても良く、更にコピー
カウンタ7で説明したように、機械式の回転積算計で代
用しても良い。
【0178】又、図33は、本発明の一実施例に係る画
像形成装置のコントロールパネルの図、図34は、図3
3のコントロールパネルのブロックダイアグラムであ
る。本発明の一つの変形例として、費用値の表示部とし
て専用の表示部6(図1)を設けるのではなく、カラー
画像記録部3に含まれるコントロールパネル101の液
晶画面(LIQUID CRYSTAL DISPLAY)102の表示の一つ
として、費用値を表すことも可能である。このとき、コ
ピーカウンタ7やキーカウンタ8も専用のものを設ける
のではなく、液晶画面102に表示することもかのうで
ある。
【0179】コントロールパネル101は、一例とし
て、パネル専用のCPU110、PROM111、ゲー
トアレイ109、I/Fバッファ108、RAM10
7、LCDコントローラドライバ106、LCD10
2、LEDドライバ105、LED104、キースイッ
チ103及びタッチパネル102を有している。
【0180】これらの構成により、オペレータがタッチ
パネル102、キースイッチ103を通じて与える指示
をコントロールパネル専用のCPUが受けて、この指示
情報をカラー画像記録部3に転送する。これにより、カ
ラー画像の記録が行われる。
【0181】又、更に、費用値算出部5からの費用値結
果及びコピーカウンタ値、キーカウンタ値も、専用CP
U110を通じて、LCD102に表示される。
【0182】次に、図23に示す統計処理部9について
説明する。統計処理9には、消耗品算出部4からΣY、
ΣM、ΣC、ΣKの値が入力されると共に、費用値算出
部から費用値の信号が入力される。各々の値はタイマ9
01の出力値と共に、EEPROMで構成される情報メ
モリ910に収納される。主制御部940は、主として
マイクロコンピュータとその周辺回路により構成され、
不揮発性メモリによって構成されるプログラムメモリ9
20に記憶されているプログラムに従って動作する。統
計データメモリ930は、書き換え可能のEEPROM
によって構成され、情報メモリ910に格納されたデー
タを元に、主制御部940がプログラムメモリ950の
統計処理プログラムによって処理した結果のデータを格
納するメモリである。これらの情報メモリ910、プロ
グラムメモリ920、統計データメモリ930、および
タイマ901は、それぞれデータバス950によって、
主制御部940と接続されている。また、このデータバ
スは通信ユニット108とも接続されている。
【0183】図24に示す通信ユニット61について説
明する。通信ユニット61の通信制御部1081は、情
報蓄積/加工ユニットの主制御部940と接続され、デ
ータバス950を介してデータの送受信、および制御信
号の送受信が行われる。また通信制御部1081は、通
信ユニット61メモリ930、およびタイマ901は、
それぞれデータバス950によって、主制御部940と
接続されている。また、このデータバスは通信ユニット
108とも接続されている。
【0184】図24に示す通信ユニット61について説
明する。通信ユニット61の通信制御部1081は、情
報蓄積/加工ユニットの主制御部940と接続され、デ
ータバス950を介してデータの送受信、および制御信
号の送受信が行われる。また通信制御部1081は、通
信ユニット61の中のタイマ1082、パターンジェネ
レータ1083、および通信用インターフェイス108
4などにも接続されている。通信用インターフェイス1
084には、変復調器1085が接続されている。変復
調器1085は、通信用インターフェイス1084から
送られてくる各種データやその他の情報を転送に適した
データ形式の音声信号に変調し、更に送信フォーマット
に従って網制御部1086を介して受け取ったデータを
復調して、通信インターフェース1084を介して通信
制御部1081に送出するものである。ここで、網制御
部1086は、回線を電話通話に使用する場合と、デー
タ通信に使用する場合との切り換えや、着信信号の検
出、自動ダイヤルなどを行うためのものである。タイマ
82は、通信制御部1081が行う各種処理に必要な計
時を行うほか、通信用の時計機能を有するもので、セッ
トされた時間、たとえば、回線を電話通話に利用しない
真夜中に、各種データや情報の通信を行う処理などに供
されるものである。パターンジェネレータ1083は、
通信制御部1081からコードデータを受取り、これを
対応する画像データであるキャラクタパターンに変換し
て通信用インターフェイス1084に出力するものであ
る。これにより、データの転送先が、例えばファクシミ
リ装置のように画像データを扱う機器である場合にも対
応できるようになっている。
【0185】図25に示す外部装置62について説明す
る。外部装置62は、基本的には、網制御部1092、
変復調器1093、および処理装置1094により構成
されている。変復調器1093は、制御部1092を介
して公衆回線63から受け取ったデータを、制御装置1
094−1を介して、例えばCRTディスプレイなどの
表示装置1094−2に表示したり、プリンタなどの印
刷装置1094−3により印刷したり、あるいはフロッ
ピーディスクなどの記憶装置1094−4に記憶させた
りするものである。また、処理装置1094は、キーボ
ードなどの入力装置1094−5を備えており、例えば
外部装置62側から通信ユニット61に対して各種デー
タの転送を要求できる。
【0186】さて、以上の構成から成る画像形成装置の
動作を図26を用いて説明する。
【0187】カラー画像読み取り部1に原稿がセットさ
れて図示しない複写開始スイッチが押下されると、図4
のレジスタ16a,16b,16c,16d、及び図2
2のレジスタ40がリセットされてそれらの置値がすべ
て0になる(S51)。
【0188】次にカラー画像読み取り部1から、ある単
位画素のRGB各8ビットのディジタルデータが色変換
部2に入力される(S52)。色変換部2では、図2に
示すように、このRGB各8ビットのデータが一端cm
y各8ビットのデータに変換され、続いて図3に示すよ
うにYMCK各8ビットのデータに変換されて、カラー
画像記録部3と消耗品算出部4に出力される(S5
3)。
【0189】カラー画像記録部3に送られたYMCK各
8ビットのデータは用紙などの記録媒体にカラー1画点
分を形成するデータとなる(S54)。一方、消耗品算
出部4に送られたYMCK各8ビットのデータは、図4
に示すようにレジスタ16a,16b,16c,16d
に蓄えられている値にそれぞれ加算器15a,15b,
15c,15dによりYMCKの新たな値が加えられ、
レジスタ16a,16b,16c,16dに格納される
(S55)。
【0190】以上の動作はカラー画像読み取り部1から
出力される単位画素すべてに対して実行され、例えばA
3サイズの画像1画分が画像読み取り装置で読み取り終
了するまで、ステップ52に戻って次の単位画素のRG
B各8ビットデータに対して処理が実行される(S5
6)。
【0191】画像1画分が画像読み取り装置で読み取り
終了すると消耗品算出部4からΣY、ΣM、ΣC、ΣK
の値が費用値算出部へ出力される(S57)。費用値算
出部では図19に示すようにΣY、ΣM、ΣCの値が加
算器501、502により順次加算され、その(ΣY+
ΣM+ΣC)の値とΣKの値の大小を比較器512で比
べ、また(ΣY+ΣM+ΣC)の値としきい値Tとを比
較器511で比べ、その結果を論理素子521,522
で処理し、出力端子CONT0、CONT1、CONT
2、CONT3に対して信号を出力する。その組合せ
は、原稿の種別、及び入力信号に対応させると、 A)モノクロ原稿または色彩が少ないモノクロに近い原
稿であり、消費が少ないとき (ΣY+ΣM+ΣC) ≦ ΣK かつ ΣK ≦ T2 →CONT0=1、CONT1=0、CONT2=0、CONT3=0 B)モノクロ原稿または色彩が少ないモノクロに近い原
稿であり、一定の消費があるとき (ΣY+ΣM+ΣC) ≦ ΣK かつ ΣK > T2 →CONT0=0、CONT1=1、CONT2=0、CONT3=0 C)色彩は豊富だが記録面積の少ない文字や線図形主体
のカラー原稿 (ΣY+ΣM+ΣC) > ΣK かつ (ΣY+ΣM+ΣC) ≦ T →CONT0=0、CONT1=0、CONT2=1、CONT3=0 D)色彩も記録面積も多い自然画のようなフルカラー原
稿 (ΣY+ΣM+ΣC) > ΣK かつ (ΣY+ΣM+ΣC) > T →CONT0=0、CONT1=0、CONT2=0、CONT3=1 である。このCONT0、CONT1、CONT2、C
ONT3の信号は費用値算出部5から、図示しないユー
ザ用コントロールパネル上に設置された表示部6、画像
形成装置の内部に収納されたサービス・メンテナンス担
当者用のコピーカウンタ7、及び使用する際にユーザに
より画像形成装置に差し込まれるキーカウンタ8の各々
へ出力される(S58)。
【0192】さて、表示部6にCONT0、CONT
1、CONT2、CONT3より信号が入力されると、
図20に示すようにLED点灯回路30a,30b,3
0c、30dが駆動され、CONT0、CONT1、C
ONT2、CONT3にそれぞれ対応したLED31
a,31b,31c、31dのいずれかひとつが点灯す
る。このLED群の横には「ランニングコスト表示」と
書かれたラベル32、及び「フルカラー:4倍」のラベ
ル33a、「線画カラー:2倍」のラベル33b、「モ
ノクロ:標準」のラベル33c、「モノクロ:小」のラ
ベル33dが貼られており、上記のA)の場合に「フル
カラー:4倍」のラベル33aの横のLED31aが、
B)の場合に「線画カラー:2倍」のラベル33bの横
のLED31bが、C)の場合に「モノクロ:標準」の
ラベル33cの横のLED31cが、D)の場合に「モ
ノクロ:小」のラベル33dの横のLED31dが点灯
し、画像読み取り部に設置されている原稿がそれぞれの
文言どうりの種別でそれに応じた費用設定がなされるこ
とをユーザに対して表示する(S59)。コピーカウン
タ7では、CONT0、CONT1、CONT2、CO
NT3の信号がレジスタ40に入力され、上記A)、
B)、C)、D)に対応する費用値4、2、1、0が出
力される。この費用値は加算器711によりEEPRO
M42に格納済みの、それまでの費用値に上乗せされ、
更新された値が再度格納される。また、このEEPRO
M42の値は、サービス・メンテナンス担当者がユーザ
に対して使用料金を請求する際に液晶表示器43により
確認できる(S60)。一方、キーカウンタ8では、P
ROM54に登録されたプログラムに従って、端子部5
0とインターフェイス部52を介して費用値算出部から
のCONT0、CONT1、CONT2、CONT3の
信号がCPU53に取り込まれ、EEPROM42に既
に書き込まれている値に加算された後、再びEEPRO
M42に格納される。またその格納された値が表示器5
1に表示される(S61)。
【0193】一方、消耗品算出部4からのΣY、ΣM、
ΣC、ΣKの値、および費用値算出部5からの費用値
は、統計処理部9に入力され、そこで情報メモリ910
にタイマ901の年/月/日/時/分/秒を表す出力値
と共に格納される。
【0194】図32は、その格納形態を示した一例で、
例えば、データ番号132には、ΣY、ΣM、ΣC、Σ
Kの値、100、60、40、30、および費用値4
が、時間95/09/30/16/54/57とリンク
されて格納されている。
【0195】主制御部940は、プログラムメモリ92
0に格納された統計処理プログラムに従って、情報メモ
リ910のデータを統計処理して、統計データメモリ9
30に順次格納する。統計処理のひとつとして、各種情
報の累計値が以下の式で求められる。
【0196】 ここで、iを情報メモリに格納されたデータ番号、Aを
データ番号の最小値1、Bをデータ番号の最大値すなわ
ち最新時刻のデータ番号とすることで、情報メモリに格
納された全データの累計値が求められる。この情報デー
タは、例えばサービスマンがメンテナンス時にメモリア
クセスすることで、メンテナンスサイクルに対応した情
報データとなる。ここで、式(20)の(X)の部分を
ΣY、ΣM、ΣC、ΣKと置き換えることで消耗品トナ
ーの消費量累積値、Y累計、M累計、C累計、K累計が
求まり、また(20)式の(X)を情報メモリ910に
格納されている費用値に置き換えることで費用値の累計
が求められる。
【0197】別種の統計量として、一定時間毎の累積値
を求めることもできる。例えば、情報メモリ910に格
納された時間情報の第3区分目に着目する。その第3区
分が同じ値を持つ連続データについて、データ番号iに
相当するΣY、ΣM、ΣC、ΣKや費用値を累積すると
同じ日に消費された消耗品トナーの累計値、あるいは費
用値累計が求まる。例えば、図32において、時間情報
の第3区分に30という数字を持つ連続データを捜す
と、データ番号129から132までがそれに該当し、
例えばその日の費用値の累計は、2+2+4+4=12
となる。同様に時間の第4区分に着目すれば1時間毎の
累計に、第2区分に着目すれば、月毎の累計となる。更
に第3区分が同じ値でも、第4区分が12より大きい場
合と小さい場合に分けて累積すれば、午前、午後に分け
た累計が可能となる。
【0198】また、一定時間毎のコピー枚数を原稿の種
類別に求めることもできる。データ番号129と130
の時間情報を見ると、その差異は第6区分の秒に相当す
る部分だけであり、また消耗品トナーの量ΣY、ΣM、
ΣC、ΣK、および費用値も同じ値を示している。これ
は129と130が同一原稿による連続コピーであるこ
とを示しているが、このようにデータ番号はコピー1枚
ずつに対応している。そこで、上述の時間情報第3区分
に着目した1日毎の検索を費用値の値毎に、そのデータ
件数を計数することでコピー枚数の計数が可能となる。
例えば、図32の時間情報の第3区分の30という数字
を持つ連続データ129から132までに対し、費用値
毎のデータ件数を計数すると、費用値1は無し、費用値
2はデータ番号129と130の2件、費用値4はデー
タ番号131と132の2件という形で、95年9月3
0日のコピー枚数が原稿の種類別に相当する費用値別に
計数される。
【0199】更に、別種の統計量として、平均値を求め
ることもできる。これは、上記の各種累計値をそのデー
タ数で除算することによって求められる。
【0200】 平均値=累計/(B−A) … 式(21) これらの統計処理は、タイマ901からの出力をトリガ
として、一定時間毎、例えば1時間毎に主制御部940
によって演算処理され、データを書き換える形で統計デ
ータメモリ930に格納される。
【0201】通信ユニット61は、内蔵のタイマ108
2により一定時間毎、例えば1日に1回、通信料金が安
い深夜などに起動し、統計データメモリ930に格納さ
れたデータを通信用インターフェイス1084を介して
受け取ると共に、変復調器1085により転送に適した
データ形式の音声信号に変調し、網制御部を介して公衆
回線63に送出する。なお、網制御部で送信相手がファ
クシミリなどの画像データを扱う機器と判明した場合に
は、パターンジェネレータ1083によりキャラクター
に変換して出力することもできる。
【0202】この音声信号は、外部装置62の網制御部
1092を介して受信され、変復調器1093により元
の統計データに変換されて、処理装置1094の、例え
ばフロッピーディスクなどの記憶装置1094−4に格
納される。また、外部装置62からのデータ要求によ
り、データ転送を起動することも可能である。この場合
は、外部装置62の処理装置1094からの要求信号
を、変復調器1093により音声信号に変調し、網制御
部1092を介して公衆回線63へ送信する。通信ユニ
ット61は公衆回線63からの音声信号を網制御部10
86を介して変復調器1085により復調し、通信用イ
ンターフェイスを介して通信制御部を起動させる。その
後のデータ転送は上述と同じである。
【0203】外部装置62の処理装置1094に格納さ
れた各種統計データは、処理装置1094のデータ処理
プログラムにより、グラフ化されてディスプレイなどの
表示装置1094−2やプリンタなどの印刷装置109
4−3に出力される。
【0204】第1の出力例として、図27に示す月毎の
費用値別コピー枚数を折れ線グラフとして表した場合を
説明する。この例では、費用値4のコピー枚数が増加傾
向、すなわち自然画の様なフルカラー原稿のコピーが増
加していることがわかる。フルカラーのコピーでは消耗
品の使用量も多く、また機体内でのトナー飛散なども増
えることから、サービスメンテナンスの頻度を増やした
方が良く、ユーザからのクレームが来る前に対処するこ
とが可能となる。また図27の形式で、日毎、週毎の詳
細なグラフを作成することもでき、その場合にはもっと
緻密で素早い対処が可能となる。
【0205】また、図27に示した月別の、費用値毎の
コピー枚数データは、ユーザへのコピーコスト請求のデ
ータとして利用できる。ユーザへの請求金額は4種の月
別費用値を足し合わせた値となるが、その請求の詳細と
して4種の原稿種別毎のコピー枚数を記入することで、
納得の行く請求書を作成することができる。また、この
月毎の請求金額が得られることで、サービスマンがユー
ザを訪問せずとも銀行口座の自動引き落とし等を利用し
て清算が可能である。特にコピー枚数が少なく、メンテ
ナンスが不要な場合などに有効である。
【0206】第2の出力例として、図28のように曜日
毎、費用値毎のコピー枚数を棒グラフ表示することもで
きる。このグラフは、サービスメンテナンスの作業日を
判断することに活用できる。サービスメンテナンスの作
業中は、ユーザの複写機使用を中断することになるの
で、ユーザの使用頻度が少ない日を選択する必要があ
る。図28の例では、土曜と日曜は全く使用されず、ま
た火曜と木曜は使用頻度が低いことがわかる。また火曜
と木曜を比べた場合、コピー枚数はほぼ同じであって
も、木曜は費用値2と4、すなわちカラー原稿のコピー
が多い。ひとつの感光体を用い、4回転でカラー画像を
得る、いわゆる4回転方式電子写真記録のカラー複写機
では、カラーコピーはモノクロコピーの約4倍の時間を
要することから、その場合には、木曜は火曜に比べて複
写機の稼働時間は長いことになる。従って、サービスメ
ンテナンスの候補曜日として、全く使用しない土曜、日
曜、機械の稼働時間の少ない火曜、コピー枚数の少ない
木曜などが順次、候補として挙げられることとなる。
【0207】一方、ユーザのニーズに合わせたメンテナ
ンスタイミングを考えることもできる。モノクロ原稿の
コピーや文字/線画主体のカラー原稿のコピーでは、色
調に関する要求はそれほど高くないが、自然画の様なフ
ルカラー原稿のコピーの際には、色合いを気にすること
が多い。図28の例では、費用値4に相当するフルカラ
ー原稿のコピーは金曜に集中しており、これらの使用時
に忠実な色再現を実現するには、木曜にサービスメンテ
ナンスを実行するのが好ましいことがわかる。この実施
例では曜日毎の1週間表示としたが、同様に日毎や半日
毎の1ケ月表示として、月毎のメンテナンス・タイミン
グを決めることも同様に可能である。
【0208】第3の出力例として、図29のように日毎
の消耗品累計を折れ線グラフで表示することができる。
これは、消耗品トナーの納入時期を決定することに役立
つ。消耗品トナーは、カートリッジやボルトに収納され
ており、一般的にユーザやキーオペレーターが適時補給
するが、カラー複写機では4色のトナーを使用するため
4種類のカートリッジやボルトを複数本常備することに
なる。その1種類でも不足となるとコピー不可となり、
サービスマンを呼ばざるを得ないが、かといって多くの
カートリッジやボルトを常備するのはスペースの無駄と
なる。図29の例では、前回のサービスメンテ時に各2
本のトナーボルトを予備として納入しており、12日の
時点でK累計がトナー2本分に近い値となっていること
から、K色トナーの納入が必要となっていることがわか
る。また、このままでの割合で使われると、あと2〜3
日で消費しきってしまうことが予測できる。更に、他の
色の累計値データは、そのユーザ訪問時に他の色のボト
ルを納入すべきかの判断材料としても活用可能である。
【0209】第4の出力例として、図35に示すよう
に、4色のトナーの消耗量を各月別に棒グラフにて表示
している。これは、訪問時にどれだけのトナーを供給す
るかを予測するのに役立つ。この例では、8月の消費量
が4色のトナーのいずれも約半分に減っていることか
ら、8月を迎える前のユーザの訪問時には、トナーのカ
ートリッジやボトルの供給を半減するなどの控えめの供
給コントロールが可能である。また、3月には年度末の
ためと推測されるモノクロ原稿複写によるK色トナーの
消費が多く、前後月に対して約2倍も消費している。そ
こで、3月を迎える前のユーザ訪問時には、K色トナー
のカートリッジやボトルの供給を倍にするなどの供給コ
ントロールが可能である。同様に、9月はY色、M色、
C色のトナーのカートリッジやボトルは約2倍、K色の
トナーのカートリッジやボトルは約3倍を事前に供給し
て消耗品供給の過不足を防ぐことができる。従って、こ
のようなグラフが得られることで、より効率的なサービ
スメンテナンスを行なうことができる。
【0210】なお、本実施例では公衆回線63を介して
転送するデータを、統計処理部9の統計データメモリ9
30に格納された統計データとしたが、これを情報メモ
リ910に格納されたデータ番号、時間情報、ΣY、Σ
M、ΣC、ΣK、費用値の全情報データとしても良く、
その場合には情報蓄積/加工部にて演算した統計処理
が、外部装置62の処理装置1094にて実現できる構
成、すなわち主制御部940とプログラムメモリ920
に相当するものが処理装置1094に備わっていれば良
い。
【0211】また、以上に述べられた実施例はその主旨
を逸脱しない範囲で変形応用することが可能である。例
えば、ハードコピー動作をする前にユーザに費用値を提
示し、了解を得てから動作を開始させることも可能であ
り、付加価値が高い。これは以下の変形により実現され
る。
【0212】図26の第1の実施例ではカラー画像記録
部3での記録(S54)はΣY、ΣM、ΣC、ΣKの値
を画素毎に算出する際に実行されていたが、図30に示
すように、ΣY、ΣM、ΣC、ΣKの演算が終了し(S
56、S57)、費用値が算出され(S58)、コント
ロールパネル上の表示部6で費用値を示すLEDが点灯
(S59)した後、ユーザによるコピー開始キーの押下
を確認する動作が追加され、その確認後(S60)に記
録される(S61)こととしている。これにより、ハー
ドコピー出力の動作に入る前にユーザに費用値を提示
し、ユーザの了解を得た上で出力動作が開始されること
となる。この時、画像記録部3に1画面分のカラー画像
データを蓄積する手段を設ければS61は即時実行でき
るが、蓄積手段を持たない画像記録部3に対しては図3
1に示すように、カラー画像読み取り部1からもう一度
カラー画像データを受けて(S102)、Y、M,C、
Kデータに変換(S103)して記録(S104)する
ことになり、実質的に費用値算出時の画像読み取りは画
像出力を伴わないプリスキャンとなる。
【0213】別の変形例として、費用値を自由に設定す
ることも可能であり、ユーザに受け入れられ易い現実的
な設定を選べる。
【0214】費用設定に関して第1実施例等では、
A)、B)、C)に対して1、2、4の固定比率として
説明した。しかし、画像記録装置3として、感光体、現
像器等から成る作業手段を4組持ついわゆる4連プロセ
ス電子写真記録では、色材であるトナーの消費量のみ増
えると考えられる。
【0215】図36は、本発明の4回転式カラー画像形
成装置を用いた場合の費用値を示す表である。更に、モ
ノクロの小のもの(0)と標準(1)との2種類を考
え、更にカラー線画(2)、フルカラー(3)を加え4
種類の場合のトナー使用量を検討する。トナーの使用量
をモノクロ小(0)をcとしてこれを一単位とした時、
一例として、モノクロ(1)で2倍、線画カラー(2)
で4倍、フルカラー(3)で20倍の場合が図36に示
される。この結果、サービス人件費d,マージンe等を
含めると、例えば、モノクロ(0)なら、費用値(0)
=a+b+c+d+eが結果として求められる。この場
合注目すべきは、いわゆる4回転方式電子写真記録で
は、その方式に基づき、モノクロでの感光体部分の消費
(b)は少なく、カラーの消費(4b)とは異なる。こ
のような費用値の設定は、コントロールパネル上の表示
器6やコピーカウンタ7を、例えばキーカウンタ8と同
一の構成として、上記の式をPROM54に予め書き込
んでおき、CPU53により演算すればよい。
【0216】上述の「感光体など」は、定期的に交換が
必要な、感光体ドラム、現像剤、定着用の上下ヒートロ
ーラー、クリーニング用ブレード、チャードワイヤなど
が含まれ、コストは各部品の価値をそのライフ(交換サ
イクル)で割った値を累計した、Σ(消耗品価値/消耗
品ライフ)である。又、「サービス人件費」は、上記消
耗品の交換を含む定期点検、故障修理およびオーバーホ
ールに要するサービスマンの人件費を1枚当たりのコス
トに換算した値である。同様に「マージン」は、営業利
益を1枚当たりのコストに換算した値である。
【0217】又、これらの値は、販売店毎に変えること
が可能である。このため、このような値(パラメータ)
は、コントロールパネル101のキーボード102、1
03等から必要に応じて、新たな数値を入力することで
変更が可能となる。
【0218】又、更にこのパラメータは、上記した通信
ユニット61を用いて公衆回線63を介して外部装置6
2等からの変更が可能となる。
【0219】又、図37は、本発明の4連式カラー画像
形成装置を用いた場合の費用値を示す表である。4回転
式の場合と同様に、モノクロ小(0)、モノクロ標準
(1)、カラー線画(2)、フルカラー(3)の4種類
の場合のトナー使用量を検討する。
【0220】この場合は、4回転式の場合のように、モ
ノクロの感光体の少ない消費という場合が当てはまらな
いので、4種類とも同様の感光体の費用が設定される。
【0221】なお、これらの例では用紙のコストも費用
値に含めたが、用紙を別売りとした場合には、その分a
だけ費用値を低く設定すれば良い。
【0222】また、別の変形例として、消耗品算出部4
の演算を間引いて実行する方法も考えられる。これは画
像形成に必要なY、M、C、Kデータの単位画素毎の演
算に対し、消耗品の量は概算値で良いことを利用して、
処理速度を緩和させてCPUによるソフト処理で済ませ
ることを狙うものである。図4において入力データY、
M、C、Kは全画素で有る必要は無く、A3サイズの画
像、400dpiの解像度で約4Mbyte/色のデー
タ量に対して、統計的には100程度のサンプリングで
良いとすれば、4万画素毎の1画素を抜き取るような間
引きが可能である。
【0223】また、本発明の実施においては、必ずしも
費用値算出部5の構成が必要なわけではない。つまり、
費用値算出部5の構成を設けない場合でも、トナーの消
耗品算出部4からの消耗量データを統計処理部9におい
て統計処理し、この統計データを外部に転送すること
で、例えば、メンテナンス業務の効率化を実現するデー
タの供給が可能な画像形成装置を提供することができる
ことは言うまでもない。
【0224】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
ンテナンス業務等の効率化を可能とするデータベースを
実現する画像形成装置を提供することができる。
【0225】更に、記録速度が高速でかつ印字率に応じ
てユーザに対する請求価格を適宜設定することが可能な
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構
成を概略的に示すブロック図。
【図2】色変換部の前段の電気的要部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図3】色変換部の後段の電気的要部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図4】消耗品算出部の電気的要部の構成を概略的に示
すブロック図。
【図5】費用値算出部の電気的要部の構成を概略的に示
すブロック図。
【図6】表示部の構成を概略的に示すブロック図。
【図7】コピーカウンタの電気的要部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図8】コピーカウンタのレジスタの構成を示す概念
図。
【図9】キーカウンタの外観を示す斜視図。
【図10】キーカウンタの電気的要部の構成を概略的に
示すブロック図。
【図11】第1の実施例に係る画像形成装置の動作処理
を説明するためのフローチャート
【図12】第2の実施例に係る画像形成装置の動作処理
を説明するためのフローチャート
【図13】第3の実施例に係る画像形成装置の動作処理
を説明するためのフローチャート
【図14】第4の実施例に係る画像形成装置の構成を概
略的に示すブロック図。
【図15】第4の実施例に係るカラー画像入力インター
フェイス部の構成を概略的に示す図。
【図16】第4の実施例に係る画像形成装置の構成を概
略的に示すブロック図。
【図17】第4の実施例に係るカラー画像入力インター
フェイス部の構成を概略的に示す図。
【図18】本発明の第5の実施例に係わる画像形成装置
の構成を概略的に示すブロック図。
【図19】費用値算出部の構成を概略的に示すブロック
図。
【図20】第5の実施例に係る表示部の構成を概略的に
示すブロック。
【図21】第5の実施例に係るコピーカウンタの電気的
要部の構成を概略的に示すブロック図。
【図22】第5の実施例に係るコピーカウンタのレジス
タの構成を示す概念図。
【図23】統計処理部の構成を示すブロック図。
【図24】通信ユニットの構成を示すブロック図。
【図25】外部装置の構成を示すブロック図。
【図26】本発明の一実施例に係わる画像形成装置の動
作を説明するフローチャート。
【図27】外部装置の第1の出力例を示すグラフ。
【図28】外部装置の第2の出力例を示すグラフ。
【図29】外部装置の第3の出力例を示すグラフ。
【図30】本発明の一実施例の変形例の動作を説明する
フローチャート。
【図31】変形例の補足動作を説明するフローチャー
ト。
【図32】情報蓄積/加工部の情報メモリの情報格納形
態を示す表。
【図33】本発明の一実施例に係る画像形成装置のコン
トロールパネルの図。
【図34】図33のコントロールパネルのブロックダイ
アグラム。
【図35】トナーの消費量を統計的に示したヒストグラ
ム。
【図36】本発明の4回転式カラー画像形成装置を用い
た場合の費用値を示す表。
【図37】本発明の4連式カラー画像形成装置を用いた
場合の費用値を示す表。
【符号の説明】
1…カラー画像読取部、2…色変換部、3…カラー画像
記録部、4…消耗品算出部、5…費用値算出部、6…表
示部、7…コピーカウンタ、8…キーカウンタ、9…統
計処理部、40…カラー画像入力インタフェイス部、6
1…通信ユニット、62…外部装置、63…公衆回線、
101…コントロールパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 512 G03G 21/00 512 H04N 1/46 H04N 1/40 D 1/60 1/46 Z (56)参考文献 特開 平6−242676(JP,A) 特開 平5−341611(JP,A) 特開 平6−43709(JP,A) 特開 平2−171766(JP,A) 特開 平2−257154(JP,A) 特開 平5−27597(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 512 G03G 15/01 H04N 1/40 - 1/46 B41J 29/00 - 29/70

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を読み取りこのカラー画像の
    複製画像を形成する画像形成装置において、原稿上のカラー画像を読み取り、色分解して第1カラー
    画像データを出力する読取手段と、 前記読取手段が読み取った第1カラー画像データを前記
    複製画像の形成に使用する記録材の色成分に対応する第
    2カラー画像データに変換する色変換手段と、 前記色変換手段が出力するカラー画像の所定画面分の前
    記第2カラー画像データを構成する複数の所定カラー画
    像データとモノクロ画像データとをそれぞれ累積加算し
    て加算値を算出する累積加算手段と、 前記累積加算手段が算出した前記複数の所定カラー画像
    データの前記所定画面分の加算値とモノクロ画像データ
    の前記所定画面分の加算値との合計を所定値と比較する
    第1比較手段と、 前記累積加算手段が算出した前記複数の所定カラー画像
    データの前記所定画面分の加算値の合計と黒画像データ
    の前記所定画面分の加算値とを比較する第2比較手段
    と、 前記第1比較手段と前記第2比較手段との比較結果に基
    づき、前記カラー画像の画像形成の際の段階的なランニ
    ングコストに対応する画像種類を決定する画像種類決定
    手段と、 前記画像種類決定手段が決定した画像種類に基づいて、
    前記カラー画像の画像形成の費用値を算出する費用値算
    出手段と、 前記第2カラー画像データに基づき、前記カラー画像の
    複製画像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記累積加算手段は、前記第2カラー画
    像データを間引いて、この間引きを行った第2の画像デ
    ータに基づいて、累積加算処理を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記費用値算出手段で算出された費用値
    を表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記費用値算出手段で算出された費用値
    を表示する表示手段と、 前記表示手段で費用値が表示された後に、所定の複製画
    像の形成実行指示があった場合に、前記第2のカラー画
    像データをもとに前記カラー画像の複製画像を形成する
    画像形成手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記費用値算出手段で算出された費用値
    を積算して、その積算値を記憶し表示する積算表示手段
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記装置本体に着脱自在に装着され、前
    記費用値算出手段で算出された費用値を積算し、その積
    算値を記憶し表示する積算表示手段を更に有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 通信ネットワークを介して送られるカラ
    ー画像の複製画像を形成する画像形成装置において、 外部から通信ネットワークを介して受信した第1カラー
    画像データを前記複製画像の形成に使用する記録材の色
    成分に対応する第2カラー画像データに変換する色変換
    手段と、 前記色変換手段が出力するカラー画像の所定画面分の前
    記第2カラー画像データを構成する複数の所定カラー画
    像データとモノクロ画像データとをそれぞれ累積加算し
    て加算値を算出する累積加算手段と、 前記累積加算手段が算出した前記複数の所定カラー画像
    データの前記所定画面分の加算値とモノクロ画像データ
    の前記所定画面分の加算値との合計を所定値と比較する
    第1比較手段と、 前記累積加算手段が算出した前記複数の所定カラー画像
    データの前記所定画面分の加算値の合計と黒画像データ
    の前記所定画面分の加算値とを比較する第2比較手段
    と、 前記第1比較手段と前記第2比較手段との比較結果に基
    づき、前記カラー画像の画像形成の際の段階的なランニ
    ングコストに対応する画像種類を決定する画像種類決定
    手段と、 前記画像種類決定手段が決定した画像種類に基づいて、
    前記カラー画像の画像形成の費用値を算出する費用値算
    出手段と、 前記第2カラー画像データに基づき、前記カラー画像の
    複製画像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記費用値算出手段が算出した前記費用
    値を、公衆回線を介して外部装置へ送信する手段を更に
    有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記費用値算出手段が算出した前記費用
    値を統計処理して統計処理結果を算出する算出手段と、 前記算出手段が算出した統計処理結果を公衆回線を介し
    て外部装置へ送信する送信手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記送信手段は、前記画像種類決定手
    段が決定した前記画像種類ごとにカウントした画像形成
    の回数を送信することを特徴とする請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は、前記画像種類決定手
    段が決定した前記画像種類ごとに一定時間についてカウ
    ントした画像形成の回数を送信することを特徴とする請
    求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記費用値算出手段が算出した前記費
    用値を統計処理して統計処理結果を算出する統計処理結
    果算出手段と、 統計処理結果算出手段が算出した前記統計処理結果を表
    示する表示手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】 前記費用値算出手段が算出した前記費
    用値を統計処理して統計処理結果を算出する統計処理結
    果算出手段と、 統計処理結果算出手段が算出した前記統計処理結果を公
    衆回線を介して外部装置へ前記統計処理結果を送信する
    手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  14. 【請求項14】 前記費用値算出手段が算出した前記費
    用値を統計処理して 、一定時間毎の統計処理結果を算出
    する統計処理結果算出手段と、 統計処理結果算出手段が算出した前記統計処理結果を公
    衆回線を介して外部装置へ前記統計処理結果を送信する
    送信手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  15. 【請求項15】 前記画像種類決定手段が決定した画像
    種類に分類してカウントした画像形成の回数を統計処理
    した統計処理結果を算出する算出手段と、 前記算出手段が算出した統計処理結果を表示する表示手
    段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  16. 【請求項16】 前記画像種類決定手段が決定した画像
    種類に分類してカウントした画像形成の回数を統計処理
    した統計処理結果を算出する算出手段と、 前記算出手段が算出した統計処理結果を、公衆回線を介
    して外部装置へ送信する手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記第2カラー画像データに基づき、
    費用値を算出式を用いて算出する手段と、 外部からの操作により前記算出手段の前記算出式のパラ
    メータを変更する変更手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  18. 【請求項18】 前記費用値算出手段は、前記画像形成
    手段により使用された前記記録材の各々の消費量を算出
    する第1算出手段と、 前記第1算出手段により算出された記録材の消費量に基
    づいて、前記複製画像の像形成の費用値を算出する第2
    算出手段と、 前記第2算出手段にて算出された前記費用値を使用者に
    知らせる手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  19. 【請求項19】 カラー画像を読み取りこのカラー画像
    の複製画像を形成する画像形成装置において、 原稿上のカラー画像を読み取り、色分解して第1カラー
    画像データを出力する読取手段と、 前記読取手段が読み取った第1カラー画像データを前記
    複製画像の形成に使用 する記録材の色成分に対応する第
    2カラー画像データに変換する色変換手段と、 前記色変換手段が出力するカラー画像一画面分の前記第
    2カラー画像データを構成するY,M,Cカラー画像デ
    ータとKモノクロ画像データとをそれぞれ累積加算して
    加算値を算出する累積加算手段と、 前記累積加算手段が算出した前記Y,M,Cカラー画像
    データの一画面分の加算値とKモノクロ画像データの一
    画面分の加算値との合計を所定値と比較する第1比較手
    段と、 前記累積加算手段が算出した前記Y,M,Cカラー画像
    データの一画面分の加算値の合計とKモノクロ画像デー
    タの一画面分の加算値とを比較する第2比較手段と、 前記第1比較手段と前記第2比較手段との比較結果に基
    づき、前記カラー画像の画像形成の際の段階的なランニ
    ングコストに対応する少なくとも3段階の画像種類を決
    定する画像種類決定手段と、 前記画像種類決定手段が決定した少なくとも3段階の画
    像種類に基づいて、前記カラー画像の画像形成の費用値
    を算出する費用値算出手段と、 前記第2カラー画像データに基づき、前記カラー画像の
    複製画像を形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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