JP2004020599A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自己診断モードにより、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことによって、効率的な色再現性の回復を可能とする画像形成装置を提供する。
【解決手段】異なる色のトナーを収納する現像装置を有し、各色のトナー像を像担持体上に形成し、異なる色のトナー像を順次転写媒体に転写する画像形成装置であって、転写後に像担持体上に残ったトナーを回収し、回収したトナーを現像装置に供給して再利用する画像形成装置において、画像形成装置の動作を制御する制御部を有し、制御部は割り込み信号により自己診断モードを開始し、自己診断モードは現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行う。即ち自己診断モードにより、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことにより、効率的な色再現性の回復が可能となる。
【選択図】       図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真プロセスを用いてカラー画像の形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置においては、省資源やメンテナンス性向上の観点より、トナーリサイクルが強く求められている。しかし、トナーリサイクルを行うに当たって問題となっているのが混色である。
通常、電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置では、三色あるいは四色のトナー像を像担持体上に形成し、転写媒体である中間転写体あるいは転写材上に重ねることによりフルカラー画像を形成している。さらに、各色に対し、像担持体のクリーニング装置を備え、転写残トナーを回収しリサイクルを行えるようにした画像形成装置も存在している。しかし、このような画像形成装置においては問題点があり、一色目のトナーを中間転写体上に転写後、二色目のトナーの転写時に一色目のトナーが像担持体上に逆転写してしまう現象が起こる。このように逆転写現象が起こると、回収したトナーがクリーニング装置内で混色し、リサイクルが困難となってしまう。
【0003】
一方で、画像上は色の再現性が最も重要視されている。色の再現性はさまざまな画像形成の要素(画像処理、帯電、露光、現像、転写、定着、トナー、感光体などの各特性)から決まり、色の再現性が損なわれたときには、それを調整しなければならないが、原因を簡単に特定するのは難しい。
そこで、従来のプロセスコントロールの方法では、これらの調整を行ってきた。例えば、特開平8−56291号公報には、「入力画像に対して安定した画像処理とプロセスコントロールを行うことにより色を調整する」ことが記載されている。
【0004】
ところが、色再現性を変化させる要因として、リサイクルトナーの混色の影響が大きい。混色を起こせば、全体の色再現性が損なわれてしまうからである。
この混色を防ぐ方法として、特開2000−242152号公報には、「像担持体上の転写残りトナーと逆転移したトナーの帯電極性が異なることを利用して、逆帯電トナー除去手段を設けることにより、現像手段内での混色を有効に防止する」ことが記載されている。
【0005】
しかし、混色を完全に防止することは難しく、現像装置の中のトナーが混色を許容できるレベルを越せば、何らかの方法で入れ替えるしか手段はない。
これに関する方法として、特開平8−314253号公報には、「現像装置の現像剤収容部内のトナーの消費及び補給がない状態で現像剤が長時間攪拌されるような場合に、トナー強制消費用の潜像を形成し、潜像を現像して感光体ドラム上にトナーを付着させるとともに、現像剤収容部内にトナーを強制的に補給するように、記録装置を制御する制御部を設けることによって、現像剤の攪拌摩擦による劣化を抑制することができる画像形成方法及び装置」が記載されている。
ところが、この方法ではトナーの消費が必要で、手動・自動に関わらず、手間と時間を要するのが難点である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、効率的な色再現性の回復方法を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。より具体的には、自己診断モードにより、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことによって、効率的な色再現性の回復を可能とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、異なる色のトナーを収納する現像装置を有し、各色のトナー像を像担持体上に形成し、異なる色のトナー像を順次転写媒体に転写する画像形成装置であって、転写後に像担持体上に残ったトナーを回収し、回収したトナーを現像装置に供給して再利用する画像形成装置において、画像形成装置の動作を制御する制御部を有し、該制御部は割り込み信号により自己診断モードを開始し、前記自己診断モードは前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことを特徴としている。すなわち、請求項1記載の画像形成装置では、自己診断モードにより、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことによって、効率的な色再現性の回復を可能とするものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記自己診断モードは複数のステップよりなり、少なくとも第2以降のステップで前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を行うことを特徴としている。すなわち、請求項2記載の画像形成装置では、自己診断モードにおいて、現像装置内のトナー混色状態の検出を行うことにより、リフレッシュ動作の有無を決めるものである。
【0009】
請求項3に係る発明では、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記割り込み信号は、操作パネル上の操作により発生するものであることを特徴としている。すなわち、請求項3記載の画像形成装置では、割り込み信号は操作パネル上の操作により発生することで、ユーザーが複雑な操作を必要とすることなく平易な操作を可能とするものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記割り込み信号は、音声入力により発生するものであることを特徴としている。すなわち、請求項4記載の画像形成装置では、割り込み信号は音声入力により発生することで、パネル上の操作を必要としないことを可能とするものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記自己診断モードの結果にしたがって、特定された原因を回復するように画像形成装置内のパラメータを修正することを特徴としている。すなわち、請求項5記載の画像形成装置では、自己診断モードの結果に従い、特定された原因を回復するように画像形成装置内のパラメータを修正することで、自動で色再現性の回復を可能とするものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記現像装置内のトナーの混色状態の検出の結果、混色状態が特定レベル以上の場合に、前記制御部は、前記現像装置内のトナーの一部入れ替えモードを実行させることを特徴としている。すなわち、請求項6記載の画像形成装置では、現像装置内のトナーの混色状態の検出の結果、混色状態が特定レベル以上の場合に、制御部は現像装置内のトナーの一部入れ替えモードを実行することで、トナーのリフレッシュを可能とするものである。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、帯電後、露光後、現像後、転写後、またはクリーニング後の像担持体の表面電位を検知することを特徴としている。すなわち、請求項7記載の画像形成装置では、表面電位を検出することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0014】
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、前記現像装置中の現像剤濃度を検知することを特徴としている。すなわち、請求項8記載の画像形成装置では、現像剤濃度を検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0015】
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、前記像担持体または転写媒体上のトナー像の付着量または反射濃度を検知することを特徴としている。すなわち、請求項9記載の画像形成装置では、トナー像の付着量または反射濃度を検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0016】
請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、転写バイアスを検知することを特徴としている。すなわち、請求項10記載の画像形成装置では、転写バイアスを検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0017】
請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、画像位置合わせ用のセンサパタンを検知することを特徴としている。すなわち、請求項11記載の画像形成装置では、画像位置合わせ用のセンサパタンを検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0018】
請求項12に係る発明は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、二次転写バイアスを検知することを特徴としている。すなわち、請求項12記載の画像形成装置では、二次転写バイアスを検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0019】
請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、定着器の定着部材の温度を検知することを特徴としている。すなわち、請求項13記載の画像形成装置では、定着装置の定着部材(定着ローラまたは定着ベルト等)の温度を検知することで、異常であるかどうかを診断することを可能にするものである。
【0020】
請求項14に係る発明は、請求項1〜13のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記自己診断モードにおいては、前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を行う前に、混色確認用のテストパターンを出力することを特徴としている。すなわち、請求項14記載の画像形成装置では、現像装置内のトナーの混色状態の検出を行う前に、混色確認用のテストパターンを出力することで、ユーザーにより混色の有無を判断することを可能にするものである。
【0021】
請求項15に係る発明は、請求項14記載の画像形成装置において、混色確認用のテストパターンは各現像装置のトナー別に出力され、混色している現像装置のみに該現像装置内のトナーを排出し新規トナーを供給する動作であるリフレッシュ動作を行うことを特徴としている。すなわち、請求項15記載の画像形成装置では、混色確認用のテストパターンが各現像装置のトナー別に出力され、混色している現像装置のみに該現像装置内のリフレッシュ動作を行うことにより、トナーの無駄な排出を減らすことを可能にするものである。
【0022】
請求項16に係る発明は、請求項15記載の画像形成装置において、リフレッシュ動作は、予め設定された一定時間が経過するか、またはトナー混色率が予め設定された一定値以下に下がるとリフレッシュ動作を終了することを特徴としている。すなわち、請求項16記載の画像形成装置では、予め設定された一定時間が経過するか、またはトナー混色率が予め設定された一定値以下に下がるとリフレッシュ動作を終了することで、トナーを無駄に消費することなく現像装置内で混色しているトナーをリフレッシュ可能とするものである。
【0023】
請求項17に係る発明は、請求項1〜16のいずれか一つに記載の画像形成装置において、リフレッシュ動作終了時に、混色確認用のテストパターンで画像を形成し、ユーザーの目で画像が改善されたかを直接視認可能とすることを特徴としている。すなわち、請求項17記載の画像形成装置では、リフレッシュ動作終了時に、混色確認用のテストパターンで画像を形成し、ユーザーの目で混色度合いを直接視認することで、ユーザーの操作によってどのくらいリフレッシュされたかが確認可能とするものである。
【0024】
請求項18に係る発明は、請求項1〜17のいずれか一つに記載の画像形成装置において、ユーザーが自動調整モードを操作した履歴情報を記録しておき、該履歴情報を元にして次回の自動リフレッシュ動作の開始及び/または終了のタイミングを調整するリフレッシュ動作自動設定手段を有することを特徴としている。すなわち、請求項18記載の画像形成装置では、ユーザーがリフレッシュ動作操作手段を操作した履歴情報を記録しておき、該履歴情報を元にして次回の自動リフレッシュ動作の開始及び/または終了のタイミングを調整するリフレッシュ動作自動設定手段を有することによって、ユーザーの使用頻度にあわせて自動的にリフレッシュ間隔を設定し、また複雑な設定なしでリフレッシュ動作自動設定手段を利用可能とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成、動作及び作用を図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る画像形成装置においては、液晶画面に触れることで操作を行えるような液晶操作パネル上に自己診断モード動作を行う自己診断モード動作操作スイッチを装備する。または、操作パネル部分に自己診断モード動作操作スイッチが単独で設けてあってもよい。
また、自己診断モード動作操作スイッチとしては、音声認識装置でもよい。この音声認識装置を用いる場合には、ユーザーが任意の単語を音声入力し登録することで、その単語をユーザーが発したときに自己診断モード動作が開始される。尚、本発明で対象としている画像形成装置の構成例として、ここでは、タンデム型で中間転写方式のカラー画像形成装置(カラー複写装置またはカラープリンタ)を例に挙げて説明する。
【0026】
図1は本発明が適用されるカラー画像形成装置の一例を示すカラー複写装置の概略構成図である。図中符号100は複写装置本体(カラープリンタ部)、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写装置本体100上に取り付ける原稿読取装置(スキャナ)、400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。
複写装置本体100には、中央に、1次転写媒体としての中間転写ベルト10を設けている。この中間転写ベルト10は、図1に示すとおり3つの支持ローラ14,15,16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、3つの中で第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設けている。また、3つの中で第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4つの画像形成手段18Y,18M,18C,18Bを横に並べて配置してタンデム型の画像形成部20を構成している。但し、これら4つのカラー順は一例であり、これに限定されるものではない。
【0027】
図2は、図1に示すカラー複写装置のタンデム型の画像形成部20の部分拡大図である。タンデム型画像形成部20において、個々のトナー像形成手段である画像形成手段18Y,18M,18C,18Bは、図2に示すように、ドラム状の像担持体としての感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bの周りに、帯電装置60Y,60M,60C,60B、現像装置61Y,61M,61C,61B、一次転写装置(例えば、転写ローラまたは転写チャージャ等)62Y,62M,62C,62B、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63B、除電装置64Y,64M,64C,64Bなどを備えてなる。
帯電装置60Y,60M,60C,60Bは、図示の例ではローラ状の帯電部材からなる帯電ローラであり、感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bに接触して電圧を印加することにより、その感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bの帯電を行う。勿論、帯電ローラの他に帯電ブラシを用いてもよく、また、非接触のスコロトロンチャージャ等で帯電を行うこともできる。
【0028】
上記タンデム型画像形成部20の上には、図1に示すように露光装置21が設けられている。一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部20と反対の側には、二次転写手段としての二次転写装置22を備えている。二次転写装置22は、図示の例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである二次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像を像保持体(転写材)としてのシート(転写紙、OHPシート等)Sに二次転写する。また、二次転写装置22の横には、シートS上の転写画像を定着する定着装置25が設けられている。この定着装置25は、定着部材としての定着ローラ(または定着ベルト)26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0029】
上述した二次転写装置22には、画像転写後のシートSをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてある。勿論、二次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。尚、図1の例では、このような二次転写装置22及び定着装置25の下に、上述したタンデム型画像形成部20と平行に、シートSの両面に画像を記録すべくシートSを反転するシート反転装置28を備えている。
【0030】
さて、いまこのカラー複写装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後に、また、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは直ちに、スキャナ300を駆動し、光源とミラーを搭載した第1走行体33、及び2つのミラーを搭載した第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をミラーで反射して第2走行体34に向け、第2走行体34の2つのミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ(カラーCCD等のカラー撮像素子)36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0031】
そして、個々の画像形成手段18Y,18M,18C,18Bで、その感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bを回転し、感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bの回転とともに、まず帯電装置60Y,60M,60C,60Bで感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bの表面を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読み取り内容に応じて、上述した露光装置21から半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)等による各色毎の書込み光Lをそれぞれ感光体ドラム40Y,40M,40C,40B照射して、感光体ドラム40Y,40M,40C,40B上に各色毎の静電潜像を形成する。その後、現像装置61Y,61M,61C,61Bの現像ローラ65Y,65M,65C,65Bに担持された現像剤により感光体ドラム40Y,40M,40C,40B上の静電潜像が現像され、トナーが付着され静電潜像を可視像化することで各感光体ドラム40Y,M,C,B上にそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を形成する。そして、この画像形成動作にタイミングを合わせて不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送して、各感光体ドラム40Y,M,C,B上の可視像を一次転写装置(例えば、転写ローラまたは転写チャージャ等)62Y,62M,62C,62Bで中間転写ベルト10上に順次転写する。これによって中間転写ベルト10上に4色を重ね合わせた合成カラー画像を形成する。画像転写後の感光体ドラム40Y,40M,40C,40Bの表面は、後述の感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Bで残留トナーを除去して清掃し、除電装置64Y,64M,64C,64Bで除電して再度の画像形成に備える。
【0032】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写紙等のシートSを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写装置本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートSを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0033】
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間にシートSを送り込み、二次転写装置22で転写してシートS上にカラー画像を記録する。画像転写後のシートSは、二次転写装置22の二次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。また、シートSの両面にコピーする両面コピーの時は、切換爪55で切り換えてシートSをシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、上記と同様の画像形成工程を経て裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム型画像形成部20による再度の画像形成に備える。
【0034】
また、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Bは、先端を感光体40Y,40M,40C,40Bに押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75Y,75M,75C,75Bを備える。また、クリーニング性を高めるために外周が感光体40Y,40M,40C,40Bに接触するブラシを併用する。本実施例では外周を感光体40Y,40M,40C,40Bに接触する導電性のファーブラシ76Y,76M,76C,76Bを矢印方向に回転自在に備える。そして、感光体40Y,40M,40C,40Bに対してカウンタ方向に回転するファーブラシ76Y,76M,76C,76Bで、感光体40Y,40M,40C,40B上の残留トナーを除去する。除去された各色のトナーは、それぞれ感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Bと現像装置61Y,61M,61C,61Bとを繋ぐトナー搬送装置80で現像装置へと戻し、再び現像に使用する。
【0035】
以上、本発明が適用されるカラー画像形成装置の構成例について説明したが、本発明では、以上のような構成のカラー画像形成装置において、画像形成装置の各部の動作を制御する制御部を有し、該制御部は通常のプロセスコントロールや自動調整に加えて、割り込み信号により自己診断モードを実行し、この自己診断モードは現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うものである。
より具体的には、不図示の制御部は、マイクロコンピュータからなる中央処理装置(CPU)、ROMやRAM等のメモリ、入・出力装置、画像形成装置各部の制御回路、クロック、タイマー等から構成され、メモリに記憶されている制御プログラム、操作パネルからの入力情報、各種センサからの検知信号等に応じて装置各部を制御し、前述した画像形成動作の制御や自己診断モードを実行する。例えば、ユーザーが画像劣化していると認識したときに、操作パネルの自己診断モード動作操作スイッチを実行することにより、制御部は、まずプロセス調整を行い、混色以外の原因に対応する。そして、画像劣化の原因が混色であれば、現像装置内のトナーを排出し、新規トナーを供給するリフレッシュ動作を行う。
【0036】
ところで、図1,2に示す構成のカラー複写装置において、各色の感光体40Y,40M,40C,40B上の残留トナーをリサイクル使用する場合、2色目以降においてトナーの混色が生じるという問題ある。例えば、1色目のイエロートナー像が上記中間転写ベルト10に1次転写された後の感光体40Y上の残留トナーには、他の色のトナーが混色することがない。従って、この1色目の残留トナーに関しては、その回収トナーをリサイクルトナーとしてそのまま再利用することができる。しかし、2色目以降の各トナー像が上記中間転写ベルト10に順次1次転写された後の感光体40M,40C,40B上の残留トナーには、他の色のトナーが混色することがある。つまり、2色目以降のトナー像が中間転写ベルト10に1次転写されるときには、中間転写ベルト10上に既に上流側で転写されたトナー像が存在しているため、このトナー像が感光体40M,40C,40Bの表面に逆転写し感光体上でトナーが混色するのである。このため、2色目以降の各色の残留トナーに関しては、その回収トナーをリサイクルトナーとしてそのまま再利用するのには問題がある。
【0037】
例えば、2色目のマゼンタトナー像が感光体40Mから中間転写ベルト10に1次転写されるときに、中間転写ベルト10上には既に1次転写された1色目のイエロートナー像が担持された状態で1次転写ニップに進入してくる。そして、感光体40Mと中間転写ベルト10とのニップ部でマゼンタトナー像が中間転写ベルト10上に1次転写されるのと同時に中間転写ベルト10上のイエロートナー像を形成しているイエロートナーが感光体40M上に逆転写されてしまう。このため、感光体40Mの感光体クリーニング装置63Mで回収される残留トナーは、マゼンタの転写残トナーとイエローの逆転写トナーとが混色した状態で同時に回収される。これが混色である。そして、混色したトナーをそのまま現像装置61Mに供給して再使用すると、少量の混色では画質にほとんど影響しないが、大量に混色すると色みの変化、即ち色差が大きくなってしまい色再現性が悪化してしまう。
【0038】
この混色による色みの変化は、混色の程度(以下、混色率という)は勿論、混色する色の組み合わせによっても異なる。図3は、混色度合いを変化させたときの本来の色に対する差(以下、色差という)ΔEを測定した結果を示したグラフである。色差ΔEの許容値をAとすると、Aの範囲に入る混色条件で作像すればよいので、各色の限界混色率はAと各線の交点のX座標で表される。グラフのC群はブラックに対して各色のトナーを混色したもの、Dはイエロートナーにブラックが混色したもの、Eはシアン、マゼンタにブラックが混色したものであり、その他の組み合わせがB群である。このようなグラフから限界混色率を求め、他の3色が混色したときの限界混色率の合計が最も小さいイエローを第1色目、最も大きいブラックを第4色目として画像を出した。2色目をマゼンタ、3色目をシアンとした。マゼンタへのイエローの限界混色率は6%、シアンへのマゼンタの限界混色率は7%、シアンのブラックへの限界混色率は40%としてフルカラー画像をプリントしたところ良好な画像が得られる。
【0039】
尚、上記データを採ったときの画像形成プロセス及び各種条件は、全ての感光体40Y,40M,40C,40Bを非接触ローラ帯電方式により非画像部を−700Vに帯電し、LDにて露光した後、現像装置61Y,61M,61C,61Bで各色トナー像を形成した。現像された感光体上のトナー像は中間転写ベルト10へ一次転写されるわけだが、今回の実験では中間転写ベルト10は樹脂層に表面弾性層を備え、体積抵抗が8×10[Ωcm]のものを用い、一次転写バイアスは定電圧制御で1300[V]にて行った。但し、バイアス値はベルト材質によって変わってくるのは勿論である。また、感光体40Y,40M,40C,40B上の残留トナーの回収は、先端が感光体40Y,40M,40C,40Bに当接し感光体表面のトナーを除去するブレード式の感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Bを用いて行った。
【0040】
次に本発明に係るカラー画像形成装置の自己診断モードの制御動作について説明する。図4は自己診断モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。また、図5は、図4のステップ1(S1)で自己診断モード動作操作スイッチを押さないとき(通常動作時)に実行される自動調整モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示す制御動作では、ステップS1において自己診断モード動作操作スイッチが押されていないとき(通常動作時)には、自動調整モード(T1)が所定の期間毎に自動的に実行され、各色毎の混色率の測定(T2)と、測定した混色率が設定値(例えば前述の限界混色率)以上かの判定(T3)が行われ、混色率が設定値以上のときには、各色の現像装置毎にリフレッシュ動作、すなわち混色トナーの排出(T4)、排出トナー量分の新規トナーの補給(T5)が行われ、要求された混色率になるまで自動調整が行われる(T6)。しかしながら、このような混色率の自動調整だけでは、画像形成装置のプロセス条件の変化等により、ユーザーが許容できない程、画像の色味に劣化が起こる場合がある。
【0041】
このように、ユーザーが許容できない程、出力した画像の色味に劣化が起きている場合に、自己診断モード動作操作スイッチは何時でも使用可能な状態にあるので、複数の操作を有することなくユーザーにより容易に実行できることができる。しかし、不特定多数のユーザーが使用する場合のために、管理者がパスワードで管理することにより、自己診断モード動作操作スイッチを使用することができるユーザーを限定することもできる。
図4に示す制御動作例では、自己診断モード動作操作スイッチが押されても(S1)、管理者パスワードが設定されている場合には(S2)、入力されたパスワードが合っているか否かを判別し(S3)、パスワードが合っていない場合には自己診断モード動作の実行を拒否し、それをユーザに通知するように設定されている(S4)。また、パスワードが合っている場合や、管理者パスワードが設定されていない場合には、自己診断モード動作を実行する(S2,S3)。そして、この自己診断モード動作が実行されることにより、まずプロセス調整が行われる(S5)。
【0042】
本発明では、得られた画像の色味がユーザーの判断基準を超えて異常であると判断されたときに、ユーザーにより色再現性の回復の指示(自己診断モード動作操作スイッチを押す)が行われるが、実際に混色が生じて色味がおかしくなる場合だけではなく、機械のプロセス条件の変化や画像データの処理などでもユーザーの望んだ色味と異なる場合がある。そこで、ユーザーから自己診断モード動作の指示が出された場合においては、まず混色による問題なのか、機械の条件による問題なのかの切り分けが必要である。すなわち、トナーのリフレッシュを行うということは、貴重なトナーを消費し、外部へ排出するということであるので、コスト的にも重要な課題である。
【0043】
カラー複写装置において色味の変化する原因は大別すると以下の通りである。
(i)プロセス基本色自体の色味が変化すること。
(ア)混色によりトナーの吸収スペクトル自体が変わる。
(イ)ベースとなる用紙の反射スペクトルが異なる。
(ウ)トナー付着量が変化し、反射濃度が異なる。
(エ)定着温度が異なり反射濃度、光沢が異なる。
(ii)二次色などの混合色の混合割合が変化すること。
(ア)感光体上のトナー付着量が異なる。
(イ)プロセス色毎の転写率、逆転写率が規定通りではない。
(ウ)プロセス色毎にγ値が異なり、中間調が合わない。
(エ)不必要色の地汚れなどによる混合。
(オ)画像処理の異常による不要色の混合。
(iii)カラーレジストのズレなどによって発色性が異なること。
【0044】
上記の例のように、混色が直接原因となって色味が変化するのは(i)の(ア)のケースのみであり、それ以外の場合で現像剤中のトナーのリフレッシュを行っても効果はない。そのため、まずは混色が問題かどうかを直接診断するのが望ましい。
最も確実なのはプロセス色を規定の濃度などのプロセス条件で紙上に単色印字し、ユーザーに判断を委ねること、もしくはプロセス色の色味を自動的に確認することである。
よって、なるべく混色以外に外乱のない状態でプロセス色を印字するために機内条件の自己診断を行う必要がある。
【0045】
通常、画像形成装置はプロセス調整機構をもち、電源投入時や、大量のプリントを行った後(例えば100枚毎等)や、プリントせずにしばらくたった場合(例えば最終プリントから6時間後等)などに、自動的にプロセス調整を行うようになっているが、ユーザーからのリフレッシュ指示があった場合にも、上述のように混色以外でのプロセスなどの機械条件の狂いの可能性もあるのでプロセス調整を行うべきである。
ここで行うプロセス調整(S5)の手順を図7のフローチャートに示すが、その概略は以下の通りである。尚、該当するセンサを搭載しない機種においては、調整をスキップするか、代替手段により同様の調整を行うこととする。
【0046】
(S5−1)帯電電位調整:
感光体上に設けられた表面電位センサ(Vセンサ)によって行うが、まず感光体の素管電位を0V、−250V,−500V,−750Vの4水準に変え、Vセンサの校正を行う。校正後、素管電位を通常の接地(0V)に戻し、露光を行わずに帯電装置で帯電する。帯電された感光体表面の電位が設定値となっているかをVセンサで確認し、設定値からはずれている場合は帯電電流や電圧の制御などによって設定値に調整する。
【0047】
(S5−2)現像剤濃度調整:
二成分系現像剤を用いる現像装置内に設けられているトナー濃度センサ(磁気センサ(Tセンサ))を用いて現像剤濃度を調整する。現像剤濃度が低い場合にはトナーを補給する。高い場合には感光体上に一定量現像を行いトナーの排出を行うこともあるが、通常、高い場合は現像バイアスで現像量を調整するため調整を行わない場合が多い。本発明の場合はこの後、リフレッシュ動作があるので行わない
【0048】
(S5−3)トナー付着量調整:
LDやLEDなどの露光手段によって露光量を変え(通常8〜16階調程度)感光体を露光する。このときの感光体電位をVセンサで検出しておく。この潜像を所定の現像バイアスに設定した状態で現像し、感光体上に付着したトナーの量を光学的センサ(Pセンサ)の反射出力によって検出する。得られた階調毎の付着量から感光体上で所定の最大トナー付着量になるように現像バイアスを決定し、かつ階調性が線形になるようにLDなどの露光手段の書き込みパワーの設定を行う。この動作をプロセスユニット毎(各色のステーション毎)に実施する
【0049】
(S5−4)転写条件調整:
感光体上で転写後のクリーニング前位置にPセンサを備える装置では、転写バイアスの調整を行い一次転写バイアス設定値の最適値調整を行う。規定の転写バイアスで上述のセンサパタンを転写した際の転写残トナー濃度を測定し、この濃度が最小になるように転写バイアスを調整する。
【0050】
(S5−5)レジスト調整:
ステーション毎の画像合わせを実施する。ステーション毎に位置合わせ用のパターンを中間転写ベルトや紙搬送転写ベルト上に転写し、センサパタンをベルト上に接地された光学センサで読み取り、書き出しタイミングが同期するように調整する。
【0051】
(S5−6)二次転写条件設定:
中間転写体を使用する場合は機内の温湿度センサなどによってあらかじめ温湿度に応じて決められている二次転写電流条件を決定する。
【0052】
(S5−7)定着温度チェック:
定着装置の定着ローラ(または定着ベルト)の温度を、サーミスタなどを使用して設定値通りになっているかチェックする。
【0053】
これらのプロセス条件調整を終えた後は、プロセスや機械条件による色味変化の可能性はかなり低くなっているはずである。そこで、この後、リフレッシュ(混色調整モード(S6))を自動で行う場合は混色率のチェックをし(S10)、ユーザーに判断を委ねる場合はプロセスカラー単色のチェックシートの出力を行う(S7)。
ユーザーに判断を委ねる場合、チェックシートから判断して(S8)、混色が認められれば、ユーザーは割り込み信号を発生させることにより、リフレッシュ動作を実行することができる(S9)。
また、リフレッシュ動作が自動で行われる場合には、混色率のチェックを行うが(S10)、混色状態のチェックを行うには、感光体上に現像されたトナーの反射スペクトルを反射スペクトルセンサで計測するのが簡便であるし外乱が少ない。機械的構成やコストの問題で中間転写体や紙転写搬送体上で見ることも可能であるが、この場合は他のステーションからの地汚れやベルト自体の汚れなどの外乱が大きくなるので、注意が必要である。
【0054】
反射スペクトルセンサは、光の三原色(レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B))を個別に照射可能な光源と、トナー像からの反射光の強度を測定可能な受光センサの組み合わせで実現可能である。光の三原色の光源は、白色光源を3種の補色フィルタや、プリズムで分離しても得られるし、元々発光波長の決まっている光源(LEDやLDなど)を用いることもできる。さらには、光源自体は白色光源で、受光部側をプリズムやグレーティング、フィルタなどで分光できるようにしておくことも可能である。これらのセンサで各R,G,Bの三原色の反射率の比で色味が決定されるので、反射率の比がどの程度基準値と異なるかで混色度合いを判別することができる。
【0055】
混色率の測定時には、ユーザーが行ったリフレッシュ動作の履歴情報を記録する(S11)。記録対象は、リフレッシュ動作が開始された時点での混色率、リフレッシュ動作操作スイッチ実行回数等である。この履歴情報を元に、自動設定モードにおいて、次回の自動リフレッシュ動作の開始を決定し、ユーザーがリフレッシュ動作操作スイッチを実行しなくても、図5の制御動作のように自動でリフレッシュすることができるようにする。また、ユーザーの要求と自動設定モードの動作にずれが生じた場合、この自動設定モードはユーザーにより設定しなおすこともできる。
また、この履歴情報はサービスマンがユーザーを訪問した際、メモリ等の記録装置から読み取ることができる。また、ネットワークでつながっているならば、多数の画像形成装置を一括して管理することができる。
【0056】
混色トナーの排出は、ベタ画像の出力という手段で行われる(S12)。このベタ画像を何枚出力するかで、トナーの排出量を管理できる。使用用紙をA4とし、ベタ画像の大きさを210×297[mm]、単位面積当たりのトナー付着量M/Aを0.6[mg/cm]とすることで、ベタ画像一枚の出力当たりの使用トナー量は374[mg]となる。また、M/Aを変化させることにより排出量を管理することができる。例えば、現像装置内の現像剤が700[g]、そのうちトナー量を60[g]とし、混色率が10[%]だとすると、ベタ画像一枚出力当たり0.06[%]の混色率を下げることが可能である。
【0057】
また、混色トナーの排出は中間転写体クリーニング装置17により、ベタ画像を中間転写ベルト10上に一定時間作像することによっても行うことができる。例えば、単位面積当たりのトナー付着量M/Aを0.6[mg/cm]、中間転写ベルト10の線速を200[mm/sec]、作像の幅を297[mm]、混色率を10[%]とすると、一秒間当たりのトナー排出量は約360[mg]となり、現像装置内のトナー量が60[g]であったとすると、一秒間当たり0.06[%]混色率を下げることが可能である。
【0058】
さらに、直接転写方式での場合も同様に、転写搬送ベルトのクリーニング装置により、転写搬送ベルトに作像されたベタ画像を回収させることで、混色トナーの排出をさせることも可能である。
新規トナーは、設定されている混色トナー排出量のトナーが完全に排出し終わった後に補給され、十分なトナー帯電量が得られるまで攪拌される(S13,14)。
【0059】
自動リフレッシュ動作以外のリフレッシュ動作終了時に、混色確認用のテストパターンで画像を形成し、出力することができる(S15)。このようにテストパターンを出力し、実際にユーザーが視認することで、混色したトナーがリフレッシュされたかどうかを容易に確認することができる。このテストパターンには2色目以降の現像装置中トナーの各色ベタ画像が出力される。また、リフレッシュ動作前にもテストパターンを出力させる設定にすることもでき、ユーザーがリフレッシュ動作前とリフレッシュ動作後のテストパターンを比べることにより、より視覚的にトナーがリフレッシュされていることを確認することができる。
また、リフレッシュ動作前のテストパターンは、各現像装置のトナー別に出力することもできるので、リフレッシュ動作を混色している現像装置のみに実行することもできる。
【0060】
尚、出荷時の初期状態では、リフレッシュ動作自動設定手段をオフにしておく。そうすることで、第一回目の実行はユーザーが各自で行うことになり、ユーザーにこのリフレッシュ動作操作手段の機能を認識してもらい、積極的に使ってもらうことにもつながる。また、この時点で混色している現像装置の混色率を各色で記録しておくことで、自動設定モードにユーザーが設定した場合、この情報を設定することもできる。
【0061】
ところで、上記の自己診断モードを実行する割り込み信号は、操作パネルでの操作の他、音声入力により発生することもできる。図6は音声入力により割り込み信号を発生しリフレッシュ動作を実行する、音声認識モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。
音声認識装置が動作する音声認識モードがオンになっている場合は、図6に示す制御動作のように、ユーザーがあらかじめ登録しておいた単語をユーザーが発し、音声認識装置がその単語を認識することによって、リフレッシュ動作を開始する(U1)。しかし、ユーザーが第三者と話している場合や、画像形成装置の近くでの話し声に、たまたま登録されている単語が発せられ、音声認識装置がその単語をスイッチとして認識してしまう場合もある。このような場合に備え、ユーザーにリフレッシュ動作実行の意思があるかを確認することもできる(U2)。その場合もまた、画像形成装置は音声でユーザーに確認し、ユーザーは音声で指示を入力することができる。
【0062】
この音声認識モードの場合も、混色率が測定され(U3)、リフレッシュ動作操作自動手段が動作する自動調整モードでは、前述したように、履歴情報が初期状態として設定される(U4)。混色率は、一定時間ごと、または一定枚数ごとに測定され、現像装置が複数ある場合、混色している現像装置の混色率全てが、設定値を超えた場合にリフレッシュ動作が実行される(U5〜U7)。また、ユーザーがリフレッシュ動作操作スイッチを実行するたびに履歴情報を記録し、同時に統計をとることで、自動設定値はその都度設定され直される。
リフレッシュ動作終了時には混色確認用のテストパターンで画像が形成され、出力される(U8)。そして、実際にユーザーがテストパターンを視認することで、混色したトナーがリフレッシュされたかどうかを確認することができる。
【0063】
以上のように、本発明に係る画像形成装置では、ユーザーの要求するときに自己診断モードを実行し、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことによって、効率的な色再現性の回復を行うことが可能になる。したがって、本発明によれば、幅広いユーザーの混色許容限界に対応でき、トナーの無駄な排出をなくすことができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の画像形成装置では、自己診断モードにより、現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことによって、効率的な色再現性の回復が可能になる。
請求項2記載の画像形成装置では、請求項1の効果に加え、自己診断モードにおいて、現像装置内のトナー混色状態の検出を行うことにより、リフレッシュ動作の有無を決めることができる。
請求項3記載の画像形成装置では、請求項1または2の効果に加え、割り込み信号は操作パネル上の操作により発生することで、ユーザーが複雑な操作を必要とすることなく平易な操作が可能になる。
請求項4記載の画像形成装置では、請求項1または2の効果に加え、割り込み信号は音声入力により発生することで、パネル上の操作を必要とせずに自己診断モードを実行することが可能になる。
【0065】
請求項5記載の画像形成装置では、請求項1〜4のいずれかの効果に加え、自己診断モードの結果に従い、特定された原因を回復するように画像形成装置内のパラメータを修正することで、自動で色再現性の回復が可能になる。
請求項6記載の画像形成装置では、請求項1〜5のいずれかの効果に加え、現像装置内のトナーの混色状態の検出の結果、混色状態が特定レベル以上の場合に、制御部は現像装置内のトナーの一部入れ替えモードを実行することで、トナーのリフレッシュが可能になる。
【0066】
請求項7記載の画像形成装置では、請求項1〜6のいずれかの効果に加え、表面電位を検出することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
請求項8記載の画像形成装置では、請求項1〜7のいずれかの効果に加え、現像剤濃度を検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
請求項9記載の画像形成装置では、請求項1〜8のいずれかの効果に加え、トナー像の付着量または反射濃度を検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能となる。
請求項10記載の画像形成装置では、請求項1〜9のいずれかの効果に加え、転写バイアスを検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
請求項11記載の画像形成装置では、請求項1〜10のいずれかの効果に加え、画像位置合わせ用のセンサパタンを検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
請求項12記載の画像形成装置では、請求項1〜11のいずれかの効果に加え、二次転写バイアスを検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
請求項13記載の画像形成装置では、請求項1〜12のいずれかの効果に加え、定着器の定着ローラの温度を検知することで、異常であるかどうかを診断することが可能になる。
【0067】
請求項14記載の画像形成装置では、請求項1〜13のいずれかの効果に加え、現像装置内のトナーの混色状態の検出を行う前に、混色確認用のテストパターンを出力することで、ユーザーにより混色の有無を判断することが可能になる。
請求項15記載の画像形成装置では、請求項14の効果に加え、混色確認用のテストパターンが各現像装置のトナー別に出力され、混色している現像装置のみに該現像装置内のリフレッシュ動作を行うことにより、トナーの無駄な排出を減らすことができる。
請求項16記載の画像形成装置では、請求項15の効果に加え、予め設定された一定時間が経過するか、またはトナー混色率が予め設定された一定値以下に下がるとリフレッシュ動作を終了することで、トナーを無駄に消費することなく現像装置内で混色しているトナーをリフレッシュ可能となる。
【0068】
請求項17記載の画像形成装置では、請求項1〜16のいずれかの効果に加え、リフレッシュ動作終了時に、混色確認用のテストパターンで画像を形成し、ユーザーの目で混色度合いを直接視認することで、ユーザーの操作によってどのくらいリフレッシュされたかが確認可能になる。
請求項18記載の画像形成装置では、請求項1〜17のいずれかの効果に加え、ユーザーがリフレッシュ動作操作手段を操作した履歴情報を記録しておき、該履歴情報を元にして次回の自動リフレッシュ動作の開始及び/または終了のタイミングを調整するリフレッシュ動作自動設定手段を有することによって、ユーザーの使用頻度に合わせて自動的にリフレッシュ間隔を設定し、また複雑な設定なしでリフレッシュ動作自動設定手段を利用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラー画像形成装置の一例を示すカラー複写装置の概略構成図である。
【図2】図1に示すカラー複写装置のタンデム型の画像形成部の部分拡大図である。
【図3】混色度合いを変化させたときの本来の色に対する差(色差)ΔEを測定した結果を示したグラフである。
【図4】自己診断モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】自己診断モード動作操作スイッチを実行しないときの、自動調整モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】音声認識モードの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】プロセス調整の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10:中間転写ベルト
18Y,18M,18C,18B:画像形成手段
20:タンデム型画像形成部
21:露光装置
22:二次転写装置
25:定着装置
40Y,40M,40C,40B:感光体ドラム(像担持体)
60Y,60M,60C,60B:帯電装置
61Y,61M,61C,61B:現像装置
62Y,62M,62C,62B:一次転写装置(転写バイアス印加ローラ)
63Y,63M,63C,63B:感光体クリーニング装置
64Y,64M,64C,64B:除電装置
80:トナー搬送装置
100:複写装置本体
200:給紙テーブル
300:スキャナ
400:原稿自動搬送装置(ADF)

Claims (18)

  1. 異なる色のトナーを収納する現像装置を有し、各色のトナー像を像担持体上に形成し、異なる色のトナー像を順次転写媒体に転写する画像形成装置であって、転写後に像担持体上に残ったトナーを回収し、回収したトナーを現像装置に供給して再利用する画像形成装置において、
    画像形成装置の動作を制御する制御部を有し、該制御部は割り込み信号により自己診断モードを開始し、前記自己診断モードは前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を含む画像形成装置の診断を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードは複数のステップよりなり、少なくとも第2以降のステップで前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記割り込み信号は、操作パネル上の操作により発生するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記割り込み信号は、音声入力により発生するものであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記自己診断モードの結果にしたがって、特定された原因を回復するように画像形成装置内のパラメータを修正することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記現像装置内のトナーの混色状態の検出の結果、混色状態が特定レベル以上の場合に、前記制御部は、前記現像装置内のトナーの一部入れ替えモードを実行させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、帯電後、露光後、現像後、転写後、またはクリーニング後の像担持体の表面電位を検知することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、前記現像装置中の現像剤濃度を検知することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、前記像担持体または転写媒体上のトナー像の付着量または反射濃度を検知することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、転写バイアスを検知することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、画像位置合わせ用のセンサパタンを検知することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、二次転写バイアスを検知することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、定着装置の定着部材の温度を検知することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記自己診断モードにおいては、前記現像装置内のトナーの混色状態の検出を行う前に、混色確認用のテストパターンを出力することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14記載の画像形成装置において、
    混色確認用のテストパターンは各現像装置のトナー別に出力され、混色している現像装置のみに該現像装置内のトナーを排出し新規トナーを供給する動作であるリフレッシュ動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15記載の画像形成装置において、
    リフレッシュ動作は、予め設定された一定時間が経過するか、またはトナー混色率が予め設定された一定値以下に下がるとリフレッシュ動作を終了することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    リフレッシュ動作終了時に、混色確認用のテストパターンで画像を形成し、ユーザーの目で画像が改善されたかを直接視認可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    ユーザーが自動調整モードを操作した履歴情報を記録しておき、該履歴情報を元にして次回の自動リフレッシュ動作の開始及び/または終了のタイミングを調整するリフレッシュ動作自動設定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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