JPH1023189A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JPH1023189A
JPH1023189A JP8189965A JP18996596A JPH1023189A JP H1023189 A JPH1023189 A JP H1023189A JP 8189965 A JP8189965 A JP 8189965A JP 18996596 A JP18996596 A JP 18996596A JP H1023189 A JPH1023189 A JP H1023189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機能だけでなく,ファクシミリ機能も合
わせて課金管理を行える。 【解決手段】 複写機能,ファクシミリ機能,印刷機能
などの複数の機能を有するデジタル複写機において,フ
ァクシミリ機能を使用した際に発生する通信回線使用料
を課金するためのテーブルデータを記憶するファクシミ
リ課金テーブル記憶手段としてのファクシミリ課金テー
ブル記憶部210と,複写機能および印刷機能を使用し
た際にあらかじめ設定した第1の度数をカウントすると
ともに,ファクシミリ課金テーブル記憶部210が記憶
するテーブルデータによって通信回線使用料を算出し,
算出した通信回線使用料に基づいてあらかじめ設定した
第2の度数をカウントし,それぞれのカウントした第1
の度数および第2の度数に基づいて課金の管理を行う課
金管理手段としての課金カウンタ211とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,原稿から画像デー
タを読み取って記録紙に出力する複写機能や,読み取っ
た画像データを通信回線を介してファクシミリ送信する
ファクシミリ機能等の複数の機能を有したデジタル複写
機に関し,より詳細には,複写機能を使用した際の課金
管理とファクシミリ機能で通信回線を利用した際に課金
管理とをそれぞれ個別に管理するデジタル複写機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来,デジタル複写機の課金管理を行う
方法として,例えば,特開平4−216566号公報
『複写制御装置』に開示されたものがある。以下,従来
のデジタル複写機における課金管理ついて,図面を参照
して説明する。
【0003】図10は,従来のデジタル複写機を示した
構成図である。図示の如く,従来のデジタル複写機は,
あらかじめ多用されるサイズの記録紙がセットされ,所
定のタイミングで指定のサイズ用紙を供給するための給
紙カセット101と,記録紙上に転写されたトナー像に
圧力をかけてトナーの定着動作を助ける加圧ローラ10
2と,記録紙上に転写されたトナーに熱を加え加圧ロー
ラ102からの圧力を受けて熱と圧力とによりトナーの
定着動作を行う定着ローラ103と,原稿に向けて光を
照射し原稿を読み取る第1キャリッジ104と,原稿を
読み取った際の光を反射させるミラーを内蔵する第2キ
ャリッジ105と,トナーを内蔵する現像器106と,
書き込みするデータを反射させる書き込みミラー107
と,トナーが上部に飛散してしまった場合スキャナユニ
ット150にトナーが上がらないようにするための防塵
ガラス108と,表面に形成したトナー像を記録紙に転
写するための感光体ドラム109と,ポリゴンモータ
(図示せず)が高速回転することによりレーザダイオー
ド(以下LDと記し,図示せず)が発したレーザ光を感
光体ドラム109の表面に露光させるためのポリゴンミ
ラー110と,ポリゴンミラー110の反射面と感光体
ドラム109の表面との距離を補正し感光体ドラム10
9の中央と端部との間隔を等間隔にするFθレンズ11
1,112と,ポリゴンミラー110の動作に応じて感
光体ドラム109上のレーザ光が副走査方向に変動する
ことを補正するBTLレンズ113と,露光に先行して
感光体ドラム109の表面を帯電させる帯電チャージャ
114と,第1キャリッジ104および第2キャリッジ
105により露光され原稿を読み取った光の入射角度を
変えるレンズ115と,第1キャリッジ104および第
2キャリッジ105により原稿を読み取った画像データ
を一旦電気信号に変換するCCD(光電変換素子)11
6と,感光体ドラム109上に形成されたトナー像のう
ち転写しきれなかった残存トナーを除去するドラムクリ
ーニングユニット117と,手差し用紙を挿入する手差
し給紙台118と,感光体ドラム109上に形成された
トナー像を記録紙に転写するための中間転写ベルト11
9と,トナーの離形成をよくするために中間転写ベルト
119表面にステアリン酸亜鉛を塗布する潤滑材塗布ブ
ラシ120と,記録紙のスキュー修正,または,感光体
ドラム109上のトナー画像先端と記録紙の先端を一致
させるためのレジストローラ121と,下から鉛直方向
へ給紙を助けるための中間ローラ122と,中間転写ベ
ルト119内に設置されて記録紙面に感光体ドラム10
9上のトナー像を転写させる転写チャージャ123と,
中間転写ベルト119上に形成されたトナー像を記録紙
に転写する紙転写チャージャ124と,中間転写ベルト
119上の未転写残存トナーを除去するためのベルトク
リーニングユニット125と,転送ファン(図示せず)
により記録紙を吸い付けて記録紙を定着ユニット(図示
せず)へ送る搬送ベルト126と,原稿を載置するコン
タクトガラス127とから構成されている。
【0004】なお,図示の従来のデジタル複写機は,カ
ラー印刷ができるものとしているため,現像器106に
は,CMYK(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラッ
ク)の4色のトナーを内蔵している。
【0005】次に,上記構成において,その動作を説明
する。なお,ここでは動作の説明を簡単にするため,モ
ノクロ印刷の場合を例として説明する。
【0006】ユーザが原稿をコンタクトガラス127上
に載置し,デジタル複写機に備えられたコピーボタン
(図示せず)を押下すると,第1キャリッジ104に備
えたランプ(図示せず)が点灯して原稿を露光する。
【0007】続いて,露光された光は原稿によって反射
され,その反射光が第2キャリッジ105およびレンズ
115を介してCCD116に導かれる。なお,コンタ
クトガラス127上に置かれた原稿を全て読み取ること
を可能とするため,第1キャリッジ104は副走査方向
に移動するものである。
【0008】続いて,CCD116が到達した反射光を
光電変換して,電気的なデジタルデータ(画像データ)
に変換する。光電変換によって得られた画像データは,
色補正処理,γ補正処理,MTF補正処理,領域分離処
理など,種々の画像処理が施された後,LDにて再び光
に変換して発光する。
【0009】LDで発光された光は,ポリゴンミラー1
10,Fθレンズ111,112,BTLレンズ11
3,書き込みミラー107,防塵ガラス108の各々の
デバイスを介して導かれ感光体ドラム109を露光す
る。なお,感光体ドラム109表面は,あらかじめ帯電
チャージャ114によりある一定の電荷に帯電されてお
り,LDからの露光によってその電荷が変化し,静電潜
像が形成される。
【0010】ここで,感光体ドラム109表面の電荷に
ついて説明する。例えば,トナーを載せたい部分には露
光をONして,感光体ドラム109表面の電荷を+(プ
ラス)に帯電させる。なお,ここでは+に帯電させてい
るが,−(マイナス)電荷でも良いことは勿論である。
このように感光体ドラム109の表面の電荷を変化させ
て電気的に作成した画像が静電潜像である。
【0011】感光体ドラム109は,コピー動作が開始
されると図10に示す矢印方向に回転を始め,LDから
の露光によって+に帯電された部分が現像器106まで
到達すると,現像器106の中にあらかじめ搭載され,
露光させた電荷とは逆の電荷を帯びさせておいたトナー
(この場合−電荷を帯びたトナー)が,露光されて+電
荷を帯びた部分に静電気力により付着する。
【0012】感光体ドラム109がさらに回転し中間転
写ベルト119まで到達すると,中間転写ベルト119
は,中間転写チャージャ123により,感光体ドラム1
09に帯電してある+電荷よりも大きな+電荷を帯電さ
れているため,感光体ドラム109上に付着していたト
ナー(すなわち,トナー像)が中間転写ベルト119上
に転写される。転写が終わった感光体ドラム109は,
ドラムクリーニングユニット117によって付着してい
る残存トナー(転写しきれなかったトナー)が除去さ
れ,次の印刷動作に備える。
【0013】続いて,トナー像が転写された記録紙は,
搬送ベルト126により定着ローラ103と加圧ローラ
102とから構成される定着ユニットまで搬送され,定
着ローラ103および加圧ローラ102により高温およ
び高圧がかけられトナー像を記録紙に融着させて,排紙
されて1回のコピー動作が完了する。
【0014】なお,カラー印刷の場合には,印刷にCM
YKの4色が必要なため,CMYKの4色に応じてスキ
ャナの読み取りを4回行い,現像器106およびトナー
も4色分用意して,現像器106を1色毎に90度回転
させることにより,4色の現像を行う。
【0015】また,カラー印刷の場合には,感光体ドラ
ム109上では,モノクロ印刷の場合と全く同じ動作を
4回行い,中間転写ベルト119上で,4色のトナーを
掛け合わせて,4色目の転写が行われた後に記録紙に転
写を行いカラー印刷を実現する。したがって,感光体ド
ラム109のクリーニング動作は,各色毎に行い,中間
転写ベルト119のクリーニング動作は,4色目の転写
の後の記録紙転写が終わった後に行うこととなる。
【0016】次に,デジタル複写機のコピー動作回数を
カウントする方法について説明する。まず,デジタル複
写機のカウンタについて説明する。デジタル複写機のカ
ウンタは,1台のデジタル複写機が通算何回分のコピー
動作が行われたかを示すカウンタと,ユーザにコピー動
作の制限を行うためのカウンタとの2つに大別できる。
【0017】まず,デジタル複写機にて,通算何回のコ
ピー動作がなされたかには,印刷終了時にインクリメン
トされるメカニカルなカウンタとNVRAMなどに記憶
する電気的なカウンタがあり,その両者ともに,製品納
入時に0復帰がなされ,1回の印刷動作が終了するとカ
ウンタ値が1つ加算される仕組みになっている。また,
これらの用途としては,トータルカウンタ数によるサー
ビスマンの定期点検の予定時期の推測や,カウントした
値による課金の管理に使われる。
【0018】さらに,用紙サイズに対しても,コピー動
作に対して2回分のカウントアップを行い,また,カラ
ー印刷動作の場合には,カラー印刷の場合の1回の印刷
に関わる料金の値段により,2回から4回分のカウント
アップを行う方法と,モノクロ印刷用のカウンタとカラ
ー印刷用のカウンタとの2つを用いる場合がある。さら
に,トータルカウンタには,紙づまりの回数を数えるジ
ャムカウンタと呼ばれるカウンタもあり,これは主にサ
ービスマンが機械の故障診断を行うために用いられてい
る。
【0019】上記トータルカウンタの処理について,図
11を参照して説明する。図11は,従来のトータルカ
ウンタの処理を示すフローチャートである。なお,図1
1では,カラー印刷動作の場合のカウントアップを行う
方法として説明する。
【0020】まず,デジタルカラー複写機は,ユーザが
フルカラー印刷を設定,すなわちフルカラー印刷を行う
か否かを判断し(S1101),フルカラー印刷でない
と判断した場合,コピーの用意ができる状態(レディ状
態)を待ち(S1102),用意ができたらトータルカ
ウンタをインクリメントし(S1103),処理を終了
する。
【0021】一方,ステップS1101において,フル
カラー印刷であると判断した場合,,原稿読み取り動作
の終了を待って(S1104),終了した後フルカラー
印刷用のカウンタがあるか否かを判断し(S110
5),あると判断した場合,フルカラー印刷用のカウン
タをインクリントし(S1106),ないと判断した場
合,カウントアップを行うようにトータルカウンタをあ
らかじめ設定した度数だけインクリメントし(S110
7),処理を終了する。
【0022】次に,ユーザにコピー動作の制限を行うカ
ウンタについて説明する。ユーザにコピー動作の制限を
行うカウンタには,キーカウンタ,キーカード,コイン
ラックなどがあり,これらは全て複数のユーザがそれぞ
れどのくらい複写機を使用したかを記憶しておき,その
複写機使用に対する料金を課金する際に用いるものであ
る。
【0023】次に,上記ユーザにコピー動作の制限を行
うカウンタの処理の流れを図面を参照して説明する。図
12〜14は,従来のユーザにコピー動作の制限を行う
カウンタの処理を示すフローチャートである。まず,図
12に示すキーカウンタの場合について説明する。
【0024】デジタル複写機は,キーカウンタが入るま
で待つ(S1201)。続いて,原稿読み取り動作が終
了したか否かを判断し(S1202),終了した後,コ
ピーがフルカラー印刷か否かを判断し(S1203),
フルカラー印刷である場合,あらかじめ設定されたフル
カラー印刷用の値でキーカウンタをインクリメントし
(S1204),フルカラー印刷でない場合,キーカウ
ンタをインクリメントし(S1205),処理を終了す
る。
【0025】次に,図13に示すキーカードの場合につ
いて説明する。デジタルカラー複写機は,キーカードが
入るまで待つ(S1301)。続いて,原稿読み取り動
作が終了したか否かを判断し(S1302),終了した
後,コピーがフルカラー印刷か否かを判断し(S130
3),フルカラー印刷である場合,あらかじめ設定され
たフルカラー用の値でキーカードをインクリメントし
(S1304),フルカラー印刷でない場合,キーカー
ドをインクリメントし(S1305),処理を終了す
る。
【0026】次に,図14に示すコインラックの場合に
ついて説明する。デジタルカラー複写機は,コインラッ
クに入金された料金が足りるか否かを判断し(S140
1),料金が足りないと判断した場合,デジタルカラー
複写機に備えた表示部(図示せず)などでアラート処理
を行い(S1402),再びステップS1401に戻
る。
【0027】一方,ステップS1401において,料金
が足りていると判断した場合,原稿読み取り動作が終了
したか否かを判断し(S1403),終了した後,コピ
ーがフルカラー印刷か否かを判断し(S1404),フ
ルカラー印刷である場合,あらかじめ設定されたフルカ
ラー印刷分の料金値をコインラックの表示からデクリメ
ントし(S1405),フルカラー印刷でない場合,モ
ノクロ印刷分の料金値をコインラックの表示からデクリ
メントし(S1406),処理を終了する。
【0028】次に,デジタル複写機が有するファクシミ
リ機能について説明する。まず,ファクシミリ機能を行
う際のカウンタの処理および課金の管理について,図1
5を参照して説明する。図15は,従来のデジタル複写
機の制御部を示すブロック図である。
【0029】従来のデジタル複写機は,デジタル複写機
の制御を行うCPU201と,CPU201が行う制御
のプログラムなどを記憶しているROM202と,ユー
ザが設定した値や画像データなどを記憶するRAM20
3と,色補正処理,γ補正処理,MTF補正処理,領域
分離処理など,種々の画像処理を行う画像処理回路20
4と,接続されたコンピュータ(図示せず)から送られ
たデータに対応したフォントを記憶しているFontR
OM205と,各種データをファクシミリ送受信するた
め符号化または復号化を行う符号化/復号化回路206
と,公衆回線に接続され,符号化/復号化回路206で
符号化または復号化された各種データをファクシミリ送
受信するMODEM207と,現像器106,感光体ド
ラム109,LD,ポリゴンミラー110などから構成
される電子写真エンジン208と,電子写真エンジン2
08のためのインターフェースであるエンジンインター
フェース(エンジンI/F)209とから構成されてい
る。
【0030】次に,上記構成において動作を説明する。
まず,ファクシミリ送信を行う場合には,図10に示す
スキャナユニット150にて画像を読み取り,CCD1
16にて,デジタル信号に変換した後,受信相手のレベ
ル(G3,G4など)に合わせて,符号化/復号化回路
206でMH,MMHなどの符号化を行い,図15に示
すブロック図のように,MODEM207を介して公衆
回線または専用線に決められたプロトコルにしたがって
送信を行う。この際には,デジタル複写機での印刷は行
われていないので,全てのカウンタは,前述したような
インクリメントを行わない。
【0031】上記動作について,図16を参照して説明
する。図16は,従来のデジタル複写機でファクシミリ
送信を示したフローチャートである。まず,CPU20
1は,操作部(図示せず)によってユーザに指定された
電話番号にダイヤルを掛け(S1601),相手と繋が
るのを待つ(S1602)。
【0032】続いて,相手と繋がった後,スキャナユニ
ット150にて読み取った画像(データ)を符号化/復
号化回路206でMH,MMHなどの符号化を行い(S
1603),ファクシミリ送信する(S1604)。
【0033】続いて,CPU201は,次の原稿がある
か否かを判断し(S1605),あると判断した場合,
再びスキャナユニット150で原稿を読み取り(S16
06),ステップS1603に戻り,ないと判断した場
合,処理を終了する。
【0034】ファクシミリ機能でファクシミリを受信す
る場合には,送信相手から,受信データが来た時点で,
デジタル複写機の電子写真エンジン208が他のユーザ
からのコピー動作などで現在使われているかどうか判断
し,レディ状態,すなわち使用可能であると判断した場
合には,ファクシミリ送信の場合と逆の手順にしたがっ
て,符号化/復号化回路206で復号化を行い,ビット
マップイメージのデータに変換し直して,印刷を行う。
この際,紙づまりなどのエラーが発生せずに印刷動作が
完了した時点で,各カウンタの値をインクリメントして
処理を終了する。
【0035】また,受信データの受信があった時点でデ
ジタル複写機の電子写真エンジン208がビジィ状態,
すなわち使用不可能と判断した場合,メモリ受信などの
代替受信の方法がある場合には,あらかじめ用意したメ
モリ(RAM203)に一旦蓄えてから印刷を行い,代
替受信の方法を持たない場合には,ファクシミリ送信の
相手を待機状態(ウェイト)にさせて,デジタル複写機
の電子写真エンジン208がレディ状態となってから印
刷を行う。
【0036】上記動作について,図17を参照して説明
する。図17は,従来のデジタル複写機でファクシミリ
受信を示したフローチャートである。なお,図17で
は,代替受信をRAM203で行うものとして,その処
理を示す。まず,CPU201は,ファクシミリ受信が
発生すると(S1701),電子写真エンジン208が
レディ状態か否かを判断する(S1702)。
【0037】続いて,ステップS1702において,電
子写真エンジン208がレディ状態であると判断した場
合,ファクシミリ受信を行い(S1703),受信した
ファクシミリデータを符号化/復号化回路206で復号
化を行い(S1704),復号化した画像データを電子
写真エンジン208で印刷を行う(S1705)。
【0038】続いて,印刷を行った後,カウンタのイン
クリメントを行い(S1706),次ページのファクシ
ミリデータがあるか否かを判断し(S1707),ある
と判断した場合,ステップS1702に戻り,ないと判
断した場合,処理を終了する。
【0039】一方,ステップS1702において,電子
写真エンジン208がレディ状態でないと判断した場
合,代替受信としてRAM203で受信(メモリ受信)
を行い(S1708),電子写真エンジン208がレデ
ィ状態になるまで待ち(S1709),レディ状態にな
ったら,RAM203が記憶(代替受信)したファクシ
ミリデータを符号化/復号化回路206で復号化を行い
(S1710),復号化した画像データを電子写真エン
ジン208で印刷を行う(S1711)。
【0040】続いて,印刷を行った後,カウンタのイン
クリメントを行い(S1712),次ページのファクシ
ミリデータがあるか否かを判断し(S1713),ある
と判断した場合,ステップS1709に戻り,ないと判
断した場合,処理を終了する。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
デジタル複写機のキーカウンタ,キーカード,コインラ
ックなどを使用した課金管理によれば,デジタル複写機
のコピー動作のカウントを取るのみであり,デジタル複
写機の持つ電子写真エンジンを何回使用したかをカウン
トするために用いられ,コピー動作が行われた時点で1
度数インクリメントしているため,導入する企業,団体
などで,コピー動作に関わる料金の課金管理は行うこと
が可能であるが,ファクシミリ機能を行う際の公衆回線
利用料金に係わる課金管理は行えないという問題点あっ
た。
【0042】また,コンビニエンスストアなどのコピー
サービスを行う企業においても,デジタル複写機の持つ
コピー動作に係わる料金の課金管理しか行えないため,
ファクシミリ機能を有しても顧客に使用させることが出
来なかったり,デジタル複写機のファクシミリ機能が導
入できないという問題点があった。
【0043】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,複写機能だけでなく,ファクシミリ機能も合わせて
課金管理を行えることを目的とする。
【0044】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,通常の複写機能またはファクシミリ機能がカ
ラー複写の場合であっても,容易に課金管理が行えるこ
とを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るデジタル複写機は,複写機能,フ
ァクシミリ機能,印刷機能などの複数の機能を有するデ
ジタル複写機において,ファクシミリ機能を使用した際
に発生する通信回線使用料を課金するためのテーブルデ
ータを記憶するファクシミリ課金テーブル記憶手段と,
複写機能および印刷機能を使用した際にあらかじめ設定
した第1の度数をカウントするとともに,ファクシミリ
課金テーブル記憶手段が記憶するテーブルデータによっ
て通信回線使用料を算出し,算出した通信回線使用料に
基づいてあらかじめ設定した第2の度数をカウントし,
それぞれのカウントした第1の度数および第2の度数に
基づいて課金の管理を行う課金管理手段とを備えたもの
である。
【0046】また,請求項2に係るデジタル複写機は,
複写機能,ファクシミリ機能,印刷機能などの複数の機
能を有するデジタル複写機において,ファクシミリ機能
を使用した際に発生する通信回線使用料を課金するため
のテーブルデータを記憶するファクシミリ課金テーブル
記憶手段と,あらかじめ設定した複写機能および印刷機
能用の度数を有し,複写機能および印刷機能を使用した
際に複写機能および印刷機能用の度数をカウントする複
写印刷機能カウント手段と,ファクシミリ課金テーブル
記憶手段が記憶するテーブルデータによって通信回線使
用料を算出し,算出した通信回線使用料に基づいてあら
かじめ設定したファクシミリ機能用の度数を有し,ファ
クシミリ機能を使用した際にファクシミリ機能用の度数
をカウントするファクシミリ機能カウント手段と,複写
印刷機能カウント手段およびファクシミリ機能カウント
手段がそれぞれカウントした度数に基づいて課金の管理
を行う課金管理手段とを備えたものである。
【0047】また,請求項3に係るデジタル複写機は,
請求項1または2記載のデジタル複写機において,あら
かじめ設定した部門毎に課金管理手段を行う部門課金管
理手段を備えたものである。
【0048】また,請求項4に係るデジタル複写機は,
請求項3記載のデジタル複写機において,課金管理手段
が課金の管理を行う際の,カウントした第1の度数およ
び第2の度数,または,カウントした度数に基づいて,
あらかじめ設定した料金を算出する料金算出手段を備
え,部門課金管理手段が,設定した部門毎に料金算出手
段で算出した料金を記憶し,部門毎に課金管理手段を行
うものである。
【0049】また,請求項5に係るデジタル複写機は,
複写機能,ファクシミリ機能,カラー印刷機能などの複
数の機能を有するデジタル複写機において,ファクシミ
リ機能を使用した際に発生する通信回線使用料を課金す
るためのテーブルデータを記憶するファクシミリ課金テ
ーブル記憶手段と,あらかじめ設定した複写機能および
単色印刷機能用の第1の度数を有し,複写機能および単
色印刷機能を使用した際に第1の度数をカウントすると
ともに,ファクシミリ課金テーブル記憶手段が記憶する
テーブルデータによって通信回線使用料を算出し,算出
した通信回線使用料に基づいてあらかじめ設定したファ
クシミリ機能用の第2の度数を有し,ファクシミリ機能
を使用した際に第2の度数をカウントしそれぞれのカウ
ントした第1の度数および第2の度数に基づいて課金の
管理を行う第1の課金管理手段と,あらかじめ設定した
カラー印刷機能用の第3の度数を有し,カラー印刷機能
を使用した際に第3の度数をカウントしカウントした第
3の度数に基づいて課金の管理を行う第2の課金管理手
段とを備えたものである。
【0050】また,請求項6に係るデジタル複写機は,
請求項5記載のデジタル複写機において,ファクシミリ
機能でファクシミリ送信のみを使用した際の課金管理を
第1の課金管理手段で課金の管理を行うものである。
【0051】また,請求項7に係るデジタル複写機は,
請求項5記載のデジタル複写機において,ファクシミリ
機能でファクシミリ受信を使用した際,ファクシミリ受
信でカラー印刷を指定された場合,第2の課金管理手段
で課金の管理を行うものである。
【0052】
【発明の実施の形態】以下,本発明のデジタル複写機に
ついて,〔実施の形態1〕,〔実施の形態2〕,〔実施
の形態3〕,〔実施の形態4〕,〔実施の形態5〕の順
に,図面を参照して詳細に説明する。
【0053】〔実施の形態1〕図1は,実施の形態1の
デジタル複写機を示した構成図である。図示の如く,デ
ジタル複写機は,あらかじめ多用されるサイズの記録紙
がセットされ,所定のタイミングで指定のサイズ用紙を
供給するための給紙カセット101と,記録紙上に転写
されたトナー像に圧力をかけてトナーの定着動作を助け
る加圧ローラ102と,記録紙上に転写されたトナーに
熱を加え加圧ローラ102からの圧力を受けて熱と圧力
とによりトナーの定着動作を行う定着ローラ103と,
原稿に向けて光を照射し原稿を読み取る第1キャリッジ
104と,原稿を読み取った際の光を反射させるミラー
を内蔵する第2キャリッジ105と,トナーを内蔵する
現像器106と,書き込みするデータを反射させる書き
込みミラー107と,トナーが上部に飛散してしまった
場合スキャナユニット150にトナーが上がらないよう
にするための防塵ガラス108と,表面に形成したトナ
ー像を記録紙に転写するための感光体ドラム109と,
ポリゴンモータ(図示せず)が高速回転することにより
レーザダイオード(以下LDと記し,図示せず)が発し
たレーザ光を感光体ドラム109の表面に露光させるた
めのポリゴンミラー110と,ポリゴンミラー110の
反射面と感光体ドラム109の表面との距離を補正し感
光体ドラム109の中央と端部との間隔を等間隔にする
Fθレンズ111,112と,ポリゴンミラー110の
動作に応じて感光体ドラム109上のレーザ光が副走査
方向に変動することを補正するBTLレンズ113と,
露光に先行して感光体ドラム109の表面を帯電させる
帯電チャージャ114と,第1キャリッジ104および
第2キャリッジ105により露光され原稿を読み取った
光の入射角度を変えるレンズ115と,第1キャリッジ
104および第2キャリッジ105により原稿を読み取
った画像データを一旦電気信号に変換するCCD(光電
変換素子)116と,感光体ドラム109上に形成され
たトナー像のうち転写しきれなかった残存トナーを除去
するドラムクリーニングユニット117と,手差し用紙
を挿入する手差し給紙台118と,感光体ドラム109
上に形成されたトナー像を記録紙に転写するための中間
転写ベルト119と,トナーの離形成をよくするために
中間転写ベルト119表面にステアリン酸亜鉛を塗布す
る潤滑材塗布ブラシ120と,記録紙のスキュー修正,
または,感光体ドラム109上のトナー画像先端と記録
紙の先端を一致させるためのレジストローラ121と,
下から鉛直方向へ給紙を助けるための中間ローラ122
と,中間転写ベルト119内に設置されて記録紙面に感
光体ドラム109上のトナー像を転写させる転写チャー
ジャ123と,中間転写ベルト119上に形成されたト
ナー像を記録紙に転写する紙転写チャージャ124と,
中間転写ベルト119上の未転写残存トナーを除去する
ためのベルトクリーニングユニット125と,転送ファ
ン(図示せず)により記録紙を吸い付けて記録紙を定着
ユニット(図示せず)へ送る搬送ベルト126と,原稿
を載置するコンタクトガラス127と,複写および印刷
した枚数をカウントするカウンタ128とから構成され
ている。
【0054】なお,実施の形態1のデジタル複写機は,
カラー印刷ができるものとしているため,現像器106
には,CMYK(シアン,マゼンタ,イエロー,ブラッ
ク)の4色のトナーを内蔵している。
【0055】次に,上記構成において,その基本動作を
説明する。なお,ここでの基本動作の説明を簡単にする
ため,モノクロ印刷の場合を例として説明する。
【0056】ユーザが原稿をコンタクトガラス127上
に載置し,デジタル複写機に備えられたコピーボタン
(図示せず)を押下すると,第1キャリッジ104に備
えたランプ(図示せず)が点灯して原稿を露光する。
【0057】続いて,露光された光は原稿によって反射
され,その反射光が第2キャリッジ105およびレンズ
115を介してCCD116に導かれる。なお,コンタ
クトガラス127上に置かれた原稿を全て読み取ること
を可能とするため,第1キャリッジ104は副走査方向
に移動するものである。
【0058】続いて,CCD116が到達した反射光を
光電変換して,電気的なデジタルデータ(画像データ)
に変換する。光電変換によって得られた画像データは,
色補正処理,γ補正処理,MTF補正処理,領域分離処
理など,種々の画像処理が施された後,LDにて再び光
に変換して発光する。
【0059】LDで発光された光は,ポリゴンミラー1
10,Fθレンズ111,112,BTLレンズ11
3,書き込みミラー107,防塵ガラス108の各々の
デバイスを介して導かれ感光体ドラム109を露光す
る。なお,感光体ドラム109表面は,あらかじめ帯電
チャージャ114によりある一定の電荷に帯電されてお
り,LDからの露光によってその電荷が変化し,静電潜
像が形成される。
【0060】ここで,感光体ドラム109表面の電荷に
ついて説明する。例えば,トナーを載せたい部分には露
光をONして,感光体ドラム109表面の電荷を+(プ
ラス)に帯電させる。なお,ここでは+に帯電させてい
るが,−(マイナス)電荷でも良いことは勿論である。
このように感光体ドラム109の表面の電荷を変化させ
て電気的に作成した画像が静電潜像である。
【0061】感光体ドラム109は,コピー動作が開始
されると図10に示す矢印方向に回転を始め,LDから
の露光によって+に帯電された部分が現像器106まで
到達すると,現像器106の中にあらかじめ搭載され,
露光させた電荷とは逆の電荷を帯びさせておいたトナー
(この場合−電荷を帯びたトナー)が,露光されて+電
荷を帯びた部分に静電気力により付着する。
【0062】感光体ドラム109がさらに回転し中間転
写ベルト119まで到達すると,中間転写ベルト119
は,中間転写チャージャ123により,感光体ドラム1
09に帯電してある+電荷よりも大きな+電荷を帯電さ
れているため,感光体ドラム109上に付着していたト
ナー(すなわち,トナー像)が中間転写ベルト119上
に転写される。転写が終わった感光体ドラム109は,
ドラムクリーニングユニット117によって付着してい
る残存トナー(転写しきれなかったトナー)が除去さ
れ,次の印刷動作に備える。
【0063】続いて,トナー像が転写された記録紙は,
搬送ベルト126により定着ローラ103と加圧ローラ
102とから構成される定着ユニットまで搬送され,定
着ローラ103および加圧ローラ102により高温およ
び高圧がかけられトナー像を記録紙に融着させて,排紙
されて1回のコピー動作が完了する。
【0064】なお,カラー印刷の場合には,印刷にCM
YKの4色が必要なため,CMYKの4色に応じてスキ
ャナの読み取りを4回行い,現像器106およびトナー
も4色分用意して,現像器106を1色毎に90度回転
させることにより,4色の現像を行う。
【0065】また,カラー印刷の場合には,感光体ドラ
ム109上では,モノクロ印刷の場合と全く同じ動作を
4回行い,中間転写ベルト119上で,4色のトナーを
掛け合わせて,4色目の転写が行われた後に記録紙に転
写を行いカラー印刷を実現する。したがって,感光体ド
ラム109のクリーニング動作は,各色毎に行い,中間
転写ベルト119のクリーニング動作は,4色目の転写
の後の記録紙転写が終わった後に行うこととなる。
【0066】次に,実施の形態1のデジタル複写機にお
いて,コピー動作に関する課金管理の方法について説明
する。図2は,実施の形態1のデジタル複写機の制御部
を示すブロック図である。実施の形態1のデジタル複写
機は,デジタル複写機の制御を行うCPU201と,C
PU201が行う制御のプログラムなどを記憶している
ROM202と,ユーザが設定した値や画像データなど
を記憶するRAM203と,色補正処理,γ補正処理,
MTF補正処理,領域分離処理など,種々の画像処理を
行う画像処理回路204と,接続されたコンピュータ
(図示せず)から送られたデータに対応したフォントを
記憶しているFontROM205と,各種データをフ
ァクシミリ送受信するため符号化または復号化を行う符
号化/復号化回路206と,公衆回線に接続され,符号
化/復号化回路206で符号化または復号化された各種
データをファクシミリ送受信するMODEM207と,
現像器106,感光体ドラム109,LD,ポリゴンミ
ラー110などから構成される電子写真エンジン208
と,電子写真エンジン208のためのインターフェース
であるエンジンインターフェース(エンジンI/F)2
09と,ファクシミリ送受信した際,課金の対象となる
テーブルデータを記憶しているファクシミリ課金テーブ
ル記憶部210と,複写機能およびファクシミリ機能を
行った際,あらかじめ設定した度数をカウントする課金
カウンタ211とから構成されている。
【0067】なお,ファクシミリ課金テーブル記憶部2
10によって本発明のファクシミリ課金テーブル記憶手
段の役割を果たし,課金カウンタ211によって本発明
の課金管理手段の役割を果たしている。
【0068】次に,上記構成においてコピー動作に関わ
る制御について説明する。コピー動作に関わる制御は,
1回のコピー動作に関して,課金カウンタ211の度数
を,あらかじめ設定した度数(実施の形態1では3度
数)あげる。課金カウンタ211の度数をあげる処理と
しては,図1に示す給紙カセット101,レジストロー
ラ121,搬送ベルト126,定着ローラ103でそれ
ぞれ記録紙が搬送される部分に対してセンサ(図示せ
ず)が取り付けられており,給紙された記録紙があらか
じめ設定された規定の時間で通過しているかCPU20
1が判断し,判断した結果,規定の時間で通過している
場合,課金カウンタ211の度数をあげる。
【0069】また,あらかじめ設定された規定の時間に
なっても記録紙が搬送されない,または,規定の時間以
上に記録紙があると判断された場合,すなわち,記録紙
の用紙ジャムが発生したと判断した場合,電子写真エン
ジン208の動作を止め,用紙ジャムが発生したという
アラート処理を行うと同時に,それぞれ発生した場所の
あらかじめ備えたジャムカウンタ(図示せず)を1度数
あげる。
【0070】ジャムカウンタ,およびあらかじめ備えた
トータルカウンタ(図示せず)は,図3に示すような構
成で記憶する。図3は,ジャムカウンタおよびトータル
カウンタが記憶する構成を示した説明図である。なお,
実施の形態1でのカウンタは電子カウンタを用いている
が,複写機能の動作が行われると同時に,複写機能の動
作に基づく駆動力にてカウントするメカカウンタによる
構成でも構わないことは,勿論である。
【0071】次に,ファクシミリ機能を行う際の課金カ
ウンタ211の処理について説明する。まず,ファクシ
ミリ送信を行う場合には,図1に示すスキャナユニット
150にて画像を読み取り,CCD116にて,デジタ
ル信号に変換した後,受信相手のレベル(G3,G4な
ど)に合わせて,符号化/復号化回路206でMH,M
MHなどの符号化を行い,図2に示すブロック図のよう
に,MODEM207を介して公衆回線で決められたプ
ロトコルにしたがって送信を行う。
【0072】次に,ファクシミリ受信する場合には,送
信相手から受信データが来た時点で,デジタル複写機の
電子写真エンジン208が他のユーザからのコピー動作
などで,現在使われているか判断する。判断した結果,
現在使われていない,すなわち,電子写真エンジン20
8がレディ状態である場合,ファクシミリ送信の場合と
逆の手順にしたがって,受信データを符号化/復号化回
路206で復号化を行い,さらに,ビットマップイメー
ジのデータに変換して印刷を行う。なお,印刷した動作
に対する課金は,複写機能の場合と同様に,課金カウン
タ211の度数を3度数あげる。
【0073】また,受信データがあった時点でデジタル
複写機の電子写真エンジン208がビジィ状態,すなわ
ち使用不可能と判断した場合,メモリ受信などの代替受
信の方法がある場合には,あらかじめ用意したメモリ
(実施の形態1ではRAM203)に一旦蓄えてから印
刷を行い,代替受信の方法を持たない場合には,ファク
シミリ送信の相手を待機状態(ウェイト)にさせて,デ
ジタル複写機の電子写真エンジン208がレディ状態と
なってから印刷を行う。
【0074】次に,実施の形態1のファクシミリ機能を
使用した際の課金の処理について説明する。まず,CP
U201は,ファクシミリ送信かファクシミリ受信かの
判断を行い,CPU201が判断した結果,ファクシミ
リ受信の際には,コレクトコールでの使用許可などをし
た際による料金の課金を行い,それ以外の場合は,課金
しないようにする。
【0075】ファクシミリ機能を使用した際の課金を行
う場合には,MODEM207を介して通信回線が繋が
ったと同時に,デジタル複写機の内部に備えた時計機能
を動作させ,回線が切れた時間を調べて,通信に関わる
時間を測定する。測定した時間は,あらかじめファクシ
ミリ課金テーブル記憶部210が記憶する課金の対象と
なるテーブルの設定を,図4に示すようなものに行い,
時計機能で測定して得られた時間および通信した相手先
がどの局番に相当する地域であるかを基に,公衆回線使
用料金を算出する。図4は,ファクシミリ課金テーブル
記憶部210が記憶する課金の対象となるテーブルデー
タを示した説明図である。
【0076】また,デジタル複写機の課金管理におい
て,コピー動作に関する課金データは,1回のコピー動
作に対してある決められた料金にあらかじめ設定するの
に対して,ファクシミリ機能に関する課金データ(すな
わち,公衆回線使用料金)は,通常日本国内では10円
単位で課金することになっているので,図4に示すよう
な,ファクシミリ課金テーブル記憶部210を,10円
で回線が使用できる時間としてテーブルデータを用意す
る。
【0077】公衆回線使用料金を算出した後,課金カウ
ンタ211の度数を公衆回線使用料金分(実施の形態1
では,10円=2度数)あげる。なお,実施の形態1で
は,課金カウンタ211の度数を1度数=5円とし,ま
た,複写機能で行った1回の料金を15円として設定し
説明したが,それ以外であっても良いことは,勿論であ
る。
【0078】前述したように,実施の形態1によれば,
複写機能を行う毎に課金カウンタ211の度数をあげる
とともに,ファクシミリ課金テーブル記憶部210を使
用してファクシミリ送受信した場合にも課金カウンタ2
11の度数をあげ,課金カウンタ211の度数によって
課金管理を行うものとしたため,デジタル複写機の持つ
ファクシミリ機能に対しても課金管理を行うことができ
る。
【0079】〔実施の形態2〕実施の形態2では,課金
カウンタ211をNVRAM501に換えたものとし
て,説明する。なお,実施の形態2では,基本的に実施
の形態1と同様であるため,異なる点のみ図面を参照し
て説明する。
【0080】図5は,実施の形態2のデジタル複写機の
制御部を示すブロック図である。実施の形態2のデジタ
ル複写機は,デジタル複写機の制御を行うCPU201
と,CPU201が行う制御のプログラムなどを記憶し
ているROM202と,ユーザが設定した値や画像デー
タなどを記憶するRAM203と,色補正処理,γ補正
処理,MTF補正処理,領域分離処理など,種々の画像
処理を行う画像処理回路204と,接続されたコンピュ
ータ(図示せず)から送られたデータに対応したフォン
トを記憶しているFontROM205と,各種データ
をファクシミリ送受信するため符号化または復号化を行
う符号化/復号化回路206と,公衆回線に接続され,
符号化/復号化回路206で符号化または復号化された
各種データをファクシミリ送受信するMODEM207
と,現像器106,感光体ドラム109,LD,ポリゴ
ンミラー110などから構成される電子写真エンジン2
08と,電子写真エンジン208のためのインターフェ
ースであるエンジンI/F209と,ファクシミリ送受
信した際,課金の対象となるテーブルデータを記憶して
いるファクシミリ課金テーブル記憶部210と,複写機
能およびファクシミリ機能を行った際,課金した料金と
あらかじめ設定し使用した部門とを記憶するNVRAM
501と,ファクシミリ送受信を使用している時間を計
測するタイマー502とから構成されている。
【0081】なお,NVRAM501によって,本発明
の部門課金管理手段の役割を果たしている。
【0082】上記構成において,その動作を説明する。
複写機能を使用する際には,実施の形態1と同様にコピ
ー動作を行い,用紙ジャムなどの不具合が発生しない,
すなわち,記録紙に複写が行われた場合,あらかじめ設
定した基本複写使用料と枚数とを掛け複写した際の料金
と,さらに使用した部門とを合わせてNVRAM501
に記憶する。
【0083】次に,ファクシミリ機能を使用した際の課
金について説明する。ファクシミリ送信の際には,図1
に示すスキャナユニット150にて画像を読み取り,C
CD116にて,デジタル信号に変換した後,受信相手
のレベル(G3,G4など)に合わせて,符号化/復号
化回路206にて符号化され,一時的にRAM203に
記憶される。
【0084】また,CPU201は,その処理と同時
に,ユーザから入力された電話番号をダイヤルしてファ
クシミリ送信する相手先と繋ぐ処理を行い,ファクシミ
リ送信の相手と繋がった時点で,受信相手のレベルによ
って決められたプロトコルにしたがい,RAM203に
記憶されてファクシミリデータを,MODEM207お
よび公衆回線を介して相手に出力する。
【0085】さらに,CPU201は公衆回線に繋がっ
たと同時にタイマー502をスタートさせる。RAM2
03内のファクシミリデータが全て相手に出力される
と,通信終了の処理をして,回線を切断すると同時にタ
イマー502をストップさせる。なお,実施の形態2で
は,タイマー502を備えてファクシミリ機能の課金に
対しての測定を行っているが,実施の形態1と同様にタ
イマー502を用いなくとも,デジタル複写機にあらか
じめ備えた時計機能を用いてファクシミリ機能の課金に
対しての測定を行っても良いことは,勿論である。
【0086】タイマー502が止まると,CPU201
は,ユーザから入力された電話番号の局番,および,タ
イマー502にて測定した時間から,ファクシミリ課金
テーブル記憶部210が記憶したテーブルデータを参照
して,ファクシミリ機能にて使用された公衆回線使用料
金を算出して,使用した部門とともに公衆回線使用料金
をNVRAM501に記憶する。
【0087】このときのNVRAM501は,図6に示
されるようなテーブルデータとして構成され,あらかじ
めユーザによって登録されているそれぞれの部門毎の名
前と,その部門にて使われたファクシミリ使用による公
衆回線使用料金が記録されている。図6は,NVRAM
501が記憶している内容を示した説明図である。ま
た,NVRAM501は,ユーザの指定により,金額を
0にクリアさせることもでき,月毎などの課金管理が行
われたときに使用できるものとなっている。
【0088】次に,ファクシミリ受信する場合には,公
衆回線を介してファクシミリ受信の通知が知らされる
と,MODEM207を介して画像データを受信して,
符号化/復号化回路206にて,復号化を行いビットマ
ップイメージに変換した後,RAM203に一旦記憶さ
れる。続いて,RAM203に1ページ分の画像データ
が記憶されると,CPU201は他のユーザの操作で,
電子写真エンジン208が使用中か判断し,使用可能状
態(レディ状態)である場合には,エンジンI/F20
9を介して電子写真エンジン208に画像データを出力
して,電子写真方式にて印刷を行う。なお,印刷された
動作に対する課金は,前述した複写機能の場合と同様
に,NVRAM501に記憶する。
【0089】また,ファクシミリ受信する際に,コレク
トコールなど受信する側が通信回線使用料金を支払う場
合には,ファクシミリ受信が始まった時点で,送信時と
同時にタイマー502をスタートさせ,さらに,ファク
シミリ受信が終了し回線が切断された時点でタイマー5
02を止め,回線を利用した時間を計測する。計測され
た時間は,送信時と同様にファクシミリ課金テーブル記
憶部210が記憶するテーブルデータを参照して公衆回
線使用料金を算出して使用した部門とともに,NVRA
M501に記憶する。その際,特にユーザからの指定が
ない場合には,あらかじめ決められたデフォルトの部門
が使用したものとして記憶される。
【0090】前述したように,実施の形態2によれば,
複写機能およびファクシミリ機能を使用した際の課金を
使用した部門とともにNVRAM501に記憶するた
め,使用した料金の提示が容易に行えるとともに,複写
した際の動作のみの印刷枚数の管理だけでなく,ファク
シミリ機能にて利用した公衆回線使用料金の課金管理も
行え,かつ,部や課などの部門による管理も行える。
【0091】〔実施の形態3〕実施の形態3では,デジ
タル複写機の複写機能とファクシミリ機能との課金管理
を個別に行うものとして,説明する。なお,実施の形態
3では,基本的に実施の形態1と同様であるため,異な
る点のみ図面を参照して説明する。
【0092】図7は,実施の形態3のデジタル複写機の
制御部を示すブロック図である。実施の形態3のデジタ
ル複写機は,デジタル複写機の制御を行うCPU201
と,CPU201が行う制御のプログラムなどを記憶し
ているROM202と,ユーザが設定した値や画像デー
タなどを記憶するRAM203と,色補正処理,γ補正
処理,MTF補正処理,領域分離処理など,種々の画像
処理を行う画像処理回路204と,接続されたコンピュ
ータ(図示せず)から送られたデータに対応したフォン
トを記憶しているFontROM205と,各種データ
をファクシミリ送受信するため符号化または復号化を行
う符号化/復号化回路206と,公衆回線に接続され,
符号化/復号化回路206で符号化または復号化された
各種データをファクシミリ送受信するMODEM207
と,現像器106,感光体ドラム109,LD,ポリゴ
ンミラー110などから構成される電子写真エンジン2
08と,電子写真エンジン208のためのインターフェ
ースであるエンジンI/F209と,ファクシミリ送受
信した際,課金の対象となるテーブルデータを記憶して
いるファクシミリ課金テーブル記憶部210と,複写機
能および印刷機能を行った際,あらかじめ設定した課金
する度数をカウントする複写印刷機能カウンタ701
と,ファクシミリ機能を行った際,あらかじめ設定した
課金する度数をカウントするファクシミリカウンタ70
2とから構成されている。
【0093】なお,複写印刷機能カウンタ701によっ
て本発明の複写印刷機能カウント手段の役割を果たし,
ファクシミリカウンタ702によって本発明のファクシ
ミリ機能カウント手段の役割を果たしている。
【0094】次に,上記構成においてコピー動作に関わ
る制御について説明する。コピー動作に関わる制御は,
1回のコピー動作に関して,複写印刷機能カウンタ70
1の度数を,あらかじめ設定した度数(実施の形態3で
は3度数)あげる。複写印刷機能カウンタ701の度数
をあげる処理としては,実施の形態1と同様に,図1に
示す給紙カセット101,レジストローラ121,搬送
ベルト126,定着ローラ103でそれぞれ記録紙が搬
送される部分に対してセンサ(図示せず)が取り付けら
れており,給紙された記録紙があらかじめ設定された規
定の時間で通過しているかCPU201が判断し,判断
した結果,規定の時間で通過している場合,複写印刷機
能カウンタ701の度数をあげる。
【0095】次に,ファクシミリ機能を行う際の処理に
ついて説明する。まず,ファクシミリ送信を行う場合に
は,図1に示すスキャナユニット150にて画像を読み
取り,CCD116にて,デジタル信号に変換した後,
受信相手のレベル(G3,G4など)に合わせて,符号
化/復号化回路206でMH,MMHなどの符号化を行
い,図2に示すブロック図のように,MODEM207
を介して公衆回線または専用線に決められたプロトコル
にしたがって送信を行う。
【0096】次に,ファクシミリ受信する場合には,送
信相手から受信データが来た時点で,デジタル複写機の
電子写真エンジン208が他のユーザからのコピー動作
などで,現在使われているか判断する。判断した結果,
現在使われていない,すなわち,電子写真エンジン20
8がレディ状態である場合,ファクシミリ送信の場合と
逆の手順にしたがって,受信データを符号化/復号化回
路206で復号化を行い,さらに,ビットマップイメー
ジのデータに変換して,印刷を行う。なお,印刷された
動作に対する課金は,複写機能の場合と同様に,複写印
刷機能カウンタ701の度数をあげる。
【0097】また,受信データがあった時点でデジタル
複写機の電子写真エンジン208がビジィ状態,すなわ
ち使用不可能と判断した場合,メモリ受信などの代替受
信の方法がある場合には,あらかじめ用意したメモリ
(RAM203)に一旦蓄えてから印刷を行い,代替受
信の方法を持たない場合には,ファクシミリ送信の相手
を待機状態(ウェイト)にさせて,デジタル複写機の電
子写真エンジン208がレディ状態となってから印刷を
行う。
【0098】次に,実施の形態3のファクシミリ機能を
使用した際の課金の処理について説明する。まず,CP
U201は,ファクシミリの課金を行うか行わないかの
判断を行い,行うと判断した場合には,続いて,ファク
シミリ送信かファクシミリ受信かの判断を行う。CPU
201が判断した結果,ファクシミリ受信の際には,コ
レクトコールでの使用許可などをした際による料金の課
金を行い,それ以外の場合は,課金しないようにする。
【0099】ファクシミリ機能を使用した際の課金を行
う場合には,MODEM207を介して通信回線が繋が
ったと同時に,デジタル複写機の内部に備えた時計機能
を動作させ,回線が切れた時間を調べて,通信に関わる
時間を測定する。測定した時間は,あらかじめファクシ
ミリ課金テーブル記憶部210の課金の対象となるテー
ブルデータの設定を,図4に示すようなものに行い,時
計機能で測定して得られた時間および通信した相手先が
どの局番に相当する地域であるかを基に,公衆回線使用
料金を算出する。
【0100】公衆回線使用料金を算出した後,ファクシ
ミリカウンタ702の度数を公衆回線使用料金分(実施
の形態3では,10円=2度数)あげる。なお,実施の
形態3では,複写印刷機能カウンタ701およびファク
シミリカウンタ702の度数を1度数=5円とし,ま
た,複写機能で行った1回の料金を15円として設定し
説明したが,それ以外であっても良いことは,勿論であ
る。
【0101】前述したように,実施の形態3によれば,
複写機能の課金用に複写印刷機能カウンタ701を,ま
た,ファクシミリ機能の課金用にファクシミリカウンタ
702をそれぞれ備えたため,複写機能またはファクシ
ミリ機能の課金料金が個別に出せるので,実施の形態1
および実施の形態2よりも正確に課金管理が,容易に行
える。
【0102】また,複写印刷機能カウンタ701および
ファクシミリカウンタ702をそれぞれ部門毎など複数
のグループに分けて課金管理できるような構成とした場
合には,1台のデジタル複写機を複数の部門で共有して
使用する際などにおいての課金が正確に行える。
【0103】〔実施の形態4〕実施の形態4では,デジ
タル複写機で使用する印刷機能がカラーであり,複写機
能およびファクシミリ機能を使用した際,カラーで印刷
することとして説明する。なお,実施の形態4は,基本
的に実施の形態2と同様であるため,異なる点のみ図面
を参照して説明する。
【0104】まず,実施の形態4で使用するカラー印刷
の課金管理の概念から説明する。使用するデジタル複写
機がカラー印刷できる場合においては,電子写真方式に
関わる,帯電,露光,現像,転写ドラムクリーニングを
それぞれ4回に分けて行う必要があり,また,それに伴
い,現像材,トナーなどの消耗品も4色ずつ必要なた
め,モノクロ印刷に比べて割高となるため,モノクロ印
刷動作の課金と同一にすると,正確な課金が行えなくな
ってしまう。そのため,実施の形態4では,NVRAM
501が記憶する内容をカラー印刷に対応したものとす
る。
【0105】デジタル複写機のカラー印刷の場合の動作
において,モノカラー印刷(R(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー),C(シアン),M(マゼンタ),
Y(イエロー),K(ブラック)のそれぞれ単色印刷)
と,フルカラー印刷とでは,通常の場合,1枚のコピー
動作に対して料金が異なっているため,NVRAM50
1の構成は図8に示すように,あらかじめモノカラー印
刷1枚当たりの単価と,フルカラー印刷1枚当たりの単
価を記憶しておき,ユーザの操作によってモノカラー印
刷が行われた場合には,通常のカラー電子写真方式によ
る印刷を行うと同時に,そのコピー動作に関わる料金を
図8に示すモノカラー印刷のテーブルデータから課金を
行う部門のトータル料金へ加算を行い,NVRAM50
1に記憶する。図8は,NVRAM501が記憶してい
る内容を示した説明図である。また,NVRAM501
は,ユーザの指定により,金額を0にクリアさせること
もでき,月毎などの課金管理が行われたときに使用でき
るものとなっている。
【0106】また,それと同時に,モノカラー印刷のト
ータルカウント枚数を複写枚数分加算し,この値は別途
フィールドサービスマンなどがメンテナンスなどの参考
値として使用する。また,フルカラー印刷の場合には,
モノカラー印刷の場合と同様に,図8のフルカラー印刷
の料金を使用して料金の加算を行い,さらに,フルカラ
ー印刷トータル枚数の値を加算を行い,NVRAM50
1に記憶する。
【0107】次に,ファクシミリ機能を行った場合の課
金管理は,送信する場合電子写真エンジンを使用するこ
とはないので,モノカラー,フルカラーに関係なく,実
施の形態2と同様に,タイマー502にて計測した時間
と,ファクシミリ課金テーブル記憶部210が記憶して
いるテーブルに基づいて公衆回線使用料金を算出して,
NVRAM501の該当する部門の値に加算して,NV
RAM501に記憶する。
【0108】次に,モノカラー印刷のファクシミリの受
信の際,通信の使用料金は課金されないため,モノカラ
ー印刷で受信した場合には,図8に示すモノカラー印刷
1枚当たりの料金のみが該当する部門に加算され,フル
カラー印刷で受信した場合には,図8に示すフルカラー
印刷1枚当たりの料金のみが,該当する部門に加算され
る。
【0109】前述したように,実施の形態4によれば,
NVRAM501が記憶するテーブルデータに基づい
て,モノカラー印刷またはフルカラー印刷の何方の場合
でも,それぞれに対応した課金を行うため,複写機能お
よびファクシミリ機能について,カラー印刷に対応した
デジタル複写機であっても容易に課金管理できる。
【0110】さらに,NVRAM501に,モノカラー
印刷およびフルカラー印刷のトータル枚数も記憶するこ
ととしたため,例えば,フィールドサービスマンなどが
メンテナンスなどの参考値として使用することができ,
デジタル複写機のメンテナンスも容易に行うことができ
る。
【0111】〔実施の形態5〕実施の形態5では,デジ
タル複写機がカラー印刷対応している場合において,モ
ノクロ印刷とカラー印刷の課金を個別に行うものとして
説明する。なお,実施の形態5は,基本的に実施の形態
4と同様であるため,異なる点のみ図面を参照して説明
する。
【0112】図9は,実施の形態5のデジタル複写機の
制御部を示すブロック図である。実施の形態5のデジタ
ル複写機は,デジタル複写機の制御を行うCPU201
と,CPU201が行う制御のプログラムなどを記憶し
ているROM202と,ユーザが設定した値や画像デー
タなどを記憶するRAM203と,色補正処理,γ補正
処理,MTF補正処理,領域分離処理など,種々の画像
処理を行う画像処理回路204と,接続されたコンピュ
ータ(図示せず)から送られたデータに対応したフォン
トを記憶しているFontROM205と,各種データ
をファクシミリ送受信するため符号化または復号化を行
う符号化/復号化回路206と,公衆回線に接続され,
符号化/復号化回路206で符号化または復号化された
各種データをファクシミリ送受信するMODEM207
と,現像器106,感光体ドラム109,LD,ポリゴ
ンミラー110などから構成される電子写真エンジン2
08と,電子写真エンジン208のためのインターフェ
ースであるエンジンインターフェース(エンジンI/
F)209と,ファクシミリ送受信した際,課金の対象
となるテーブルデータを記憶しているファクシミリ課金
テーブル記憶部210と,複写機能でモノクロ印刷を使
用する際,および,ファクシミリ機能を使用する際,あ
らかじめ設定した度数をカウントするモノクロ課金カウ
ンタ901と,カラー印刷を使用する際,あらかじめ設
定した度数をカウントするカラー課金カウンタ902と
から構成されている。
【0113】なお,モノクロ課金カウンタ901によっ
て本発明の第1の課金管理手段の役割を果たし,カラー
課金カウンタ902によって本発明の第2の課金管理手
段の役割を果たしている。
【0114】次に,上記構成においてコピー動作に関わ
る制御について説明する。コピー動作に関わる制御は,
まず,コピー動作の指定がカラー印刷かモノクロ印刷か
を判断し,カラー印刷の場合,1回のコピー動作に関し
て,カラー課金カウンタ902の度数を,あらかじめ設
定した度数(実施の形態5では25度数)あげる。ま
た,モノクロ印刷の場合,カラー印刷の場合と同様に,
1回のコピー動作に関して,モノクロ課金カウンタ90
1の度数を,あらかじめ設定した度数(実施の形態5で
は7度数)あげる。
【0115】モノクロ課金カウンタ901およびカラー
課金カウンタ902の度数をあげる処理としては,実施
の形態1と同様に,図1に示す給紙カセット101,レ
ジストローラ121,搬送ベルト126,定着ローラ1
03でそれぞれ記録紙が搬送される部分に対してセンサ
(図示せず)が取り付けられており,給紙された記録紙
があらかじめ設定された規定の時間で通過しているかC
PU201が判断し,判断した結果,規定の時間で通過
している場合,モノクロ課金カウンタ901およびカラ
ー課金カウンタ902の度数をあげる。
【0116】次に,ファクシミリ機能を行う際の処理に
ついて説明する。まず,ファクシミリ送信を行う場合に
は,図1に示すスキャナユニット150にて画像を読み
取り,CCD116にて,デジタル信号に変換した後,
受信相手のレベル(G3,G4など)に合わせて,符号
化/復号化回路206でMH,MMHなどの符号化を行
い,図9に示すブロック図のように,MODEM207
を介して公衆回線または専用線に決められたプロトコル
にしたがって送信を行う。
【0117】次に,ファクシミリ受信する場合には,送
信相手から受信データが来た時点で,デジタル複写機の
電子写真エンジン208が他のユーザからのコピー動作
などで,現在使われているか判断する。判断した結果,
現在使われていない,すなわち,電子写真エンジン20
8がレディ状態である場合,ファクシミリ送信の場合と
逆の手順にしたがって,受信データを符号化/復号化回
路206で復号化を行い,さらに,ビットマップイメー
ジのデータに変換して,印刷を行う。なお,印刷された
動作に対する課金は,複写機能の場合と同様に,コピー
動作の指定がカラー印刷かモノクロ印刷かを判断し,カ
ラー印刷の場合カラー課金カウンタ902の度数を,ま
た,モノクロ印刷の場合モノクロ課金カウンタ901の
度数を,それぞれあげる。
【0118】また,受信データがあった時点でデジタル
複写機の電子写真エンジン208がビジィ状態,すなわ
ち使用不可能と判断した場合,メモリ受信などの代替受
信の方法がある場合には,あらかじめ用意したメモリ
(RAM203)に一旦蓄えてから印刷を行い,代替受
信の方法を持たない場合には,ファクシミリ送信の相手
を待機状態(ウェイト)にさせて,デジタル複写機の電
子写真エンジン208がレディ状態となってから印刷を
行う。
【0119】次に,実施の形態5のファクシミリ機能を
使用した際の課金の処理について説明する。まず,CP
U201は,ファクシミリの課金を行うか行わないかの
判断を行い,行うと判断した場合には,続いて,ファク
シミリ送信かファクシミリ受信かの判断を行う。CPU
201が判断した結果,ファクシミリ受信の際には,コ
レクトコールでの使用許可などをした際による料金の課
金を行い,それ以外の場合は,課金しないようにする。
【0120】ファクシミリ機能を使用した際の課金を行
う場合には,MODEM207を介して通信回線が繋が
ったと同時に,デジタル複写機の内部に備えた時計機能
を動作させ,回線が切れた時間を調べて,通信に関わる
時間を測定する。測定した時間は,あらかじめファクシ
ミリ課金テーブル記憶部210の課金の対象となるテー
ブルデータの設定を行い,時計機能で測定して得られた
時間および通信した相手先がどの局番に相当する地域で
あるかを基に,公衆回線使用料金を算出する。
【0121】公衆回線使用料金を算出した後,モノクロ
課金カウンタ901の度数を公衆回線使用料金分(実施
の形態5では,10円=10度数)あげる。なお,実施
の形態5では,モノクロ課金カウンタ901およびカラ
ー課金カウンタ902の度数を1度数=1円とし,ま
た,モノクロ印刷のコピー動作で行った1回の料金を7
円とし,さらに,カラー印刷のコピー動作で行った1回
の料金を25円として設定し説明したが,それ以外であ
っても良いことは,勿論である。また,モノクロ課金カ
ウンタ901とカラー課金カウンタ902との度数を同
一にせず,例えば,カラー課金カウンタ902の場合の
み1度数=25円として設定しても良いことは,勿論で
ある。
【0122】前述したように,実施の形態5によれば,
モノクロ印刷およびファクシミリ機能の公衆回線使用料
に関わる課金を管理するモノクロ課金カウンタ901
と,カラー印刷に関わる課金を管理するカラー課金カウ
ンタ902との2つのカウンタを用いることとしたた
め,モノクロ印刷あるいはカラー印刷の課金管理が容易
に行えるとともに,正確な課金管理を行うことができ
る。
【0123】さらに,ファクシミリ受信の際,送信側か
らカラー印刷を指定された場合には,印刷動作に関わる
課金は,カラー課金カウンタ902にて行うこととして
いるため,より正確な課金管理が行えることができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のデジタル
複写機(請求項1)によれば,複写機能,ファクシミリ
機能,印刷機能などの複数の機能を有するデジタル複写
機において,ファクシミリ機能を使用した際に発生する
通信回線使用料を課金するためのテーブルデータを記憶
するファクシミリ課金テーブル記憶手段と,複写機能お
よび印刷機能を使用した際にあらかじめ設定した第1の
度数をカウントするとともに,ファクシミリ課金テーブ
ル記憶手段が記憶するテーブルデータによって通信回線
使用料を算出し,算出した通信回線使用料に基づいてあ
らかじめ設定した第2の度数をカウントし,それぞれの
カウントした第1の度数および第2の度数に基づいて課
金の管理を行う課金管理手段とを備えたため,複写機能
の課金管理のみでなく,ファクシミリ機能での通信回線
使用料,および,印刷機能の課金管理を行うことができ
る。
【0125】また,本発明のデジタル複写機(請求項
2)によれば,複写機能,ファクシミリ機能,印刷機能
などの複数の機能を有するデジタル複写機において,フ
ァクシミリ機能を使用した際に発生する通信回線使用料
を課金するためのテーブルデータを記憶するファクシミ
リ課金テーブル記憶手段と,あらかじめ設定した複写機
能および印刷機能用の度数を有し,複写機能および印刷
機能を使用した際に複写機能および印刷機能用の度数を
カウントする複写印刷機能カウント手段と,ファクシミ
リ課金テーブル記憶手段が記憶するテーブルデータによ
って通信回線使用料を算出し,算出した通信回線使用料
に基づいてあらかじめ設定したファクシミリ機能用の度
数を有し,ファクシミリ機能を使用した際にファクシミ
リ機能用の度数をカウントするファクシミリ機能カウン
ト手段と,複写印刷機能カウント手段およびファクシミ
リ機能カウント手段がそれぞれカウントした度数に基づ
いて課金の管理を行う課金管理手段とを備えたため,複
写機能の課金管理のみでなく,ファクシミリ機能での通
信回線使用料,および,印刷機能の課金管理を,個別に
行うことができるので,例えば,コンビニエンスストア
などのコピーサービスを行う企業においても,容易にフ
ァクシミリ機能の導入を行うことができる。
【0126】また,本発明のデジタル複写機(請求項
3)によれば,請求項1または2記載のデジタル複写機
において,あらかじめ設定した部門毎に課金管理手段を
行う部門課金管理手段を備えたため,デジタル複写機の
使用の際の通信回線使用料の課金管理と,コピー動作に
関わる課金課金とを,使用する部署単位など複数の範疇
に分けて登録できるので,課金管理が部署単位で容易に
行うことができる。
【0127】また,本発明のデジタル複写機(請求項
4)によれば,請求項3記載のデジタル複写機におい
て,課金管理手段が課金の管理を行う際の,カウントし
た第1の度数および第2の度数,または,カウントした
度数に基づいて,あらかじめ設定した料金を算出する料
金算出手段を備え,部門課金管理手段が,設定した部門
毎に料金算出手段で算出した料金を記憶し,部門毎に課
金管理手段を行うため,デジタル複写機の使用の際の通
信回線使用料の課金管理と,コピー動作に関わる課金課
金とを,使用する部署単位など複数の範疇に分けて登録
できるので,課金管理が部署単位で容易に行うことがで
きるとともに,さらに容易に料金を出すことができる。
【0128】また,本発明のデジタル複写機(請求項
5)によれば,複写機能,ファクシミリ機能,カラー印
刷機能などの複数の機能を有するデジタル複写機におい
て,ファクシミリ機能を使用した際に発生する通信回線
使用料を課金するためのテーブルデータを記憶するファ
クシミリ課金テーブル記憶手段と,あらかじめ設定した
複写機能および単色印刷機能用の第1の度数を有し,複
写機能および単色印刷機能を使用した際に第1の度数を
カウントするとともに,ファクシミリ課金テーブル記憶
手段が記憶するテーブルデータによって通信回線使用料
を算出し,算出した通信回線使用料に基づいてあらかじ
め設定したファクシミリ機能用の第2の度数を有し,フ
ァクシミリ機能を使用した際に第2の度数をカウントし
それぞれのカウントした第1の度数および第2の度数に
基づいて課金の管理を行う第1の課金管理手段と,あら
かじめ設定したカラー印刷機能用の第3の度数を有し,
カラー印刷機能を使用した際に第3の度数をカウントし
カウントした第3の度数に基づいて課金の管理を行う第
2の課金管理手段とを備えたため,カラー印刷の場合に
も容易に対応することができる。
【0129】また,本発明のデジタル複写機(請求項
6)によれば,請求項5記載のデジタル複写機におい
て,ファクシミリ機能でファクシミリ送信のみを使用し
た際の課金管理を第1の課金管理手段で課金の管理を行
うため,1つの課金管理で済み,また,誤った課金管理
をせずに済むことができる。
【0130】また,本発明のデジタル複写機(請求項
7)によれば,請求項5記載のデジタル複写機におい
て,ファクシミリ機能でファクシミリ受信を使用した
際,ファクシミリ受信でカラー印刷を指定された場合,
第2の課金管理手段で課金の管理を行うため,ファクシ
ミリ機能でのカラー印刷の場合でも,容易に課金管理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のデジタル複写機を示した構成図
である。
【図2】実施の形態1のデジタル複写機の制御部を示す
ブロック図である。
【図3】ジャムカウンタおよびトータルカウンタが記憶
する構成を示した説明図である。
【図4】ファクシミリ課金テーブル記憶部が記憶する課
金の対象となるテーブルデータを示した説明図である。
【図5】実施の形態2のデジタル複写機の制御部を示す
ブロック図である。
【図6】NVRAMが記憶している内容を示した説明図
である。
【図7】実施の形態3のデジタル複写機の制御部を示す
ブロック図である。
【図8】NVRAMが記憶している内容を示した説明図
である。
【図9】実施の形態5のデジタル複写機の制御部を示す
ブロック図である。
【図10】従来のデジタル複写機を示した構成図であ
る。
【図11】従来のトータルカウンタの処理を示すフロー
チャートである。
【図12】従来のユーザにコピー動作の制限を行うキー
カウンタの処理を示すフローチャートである。
【図13】従来のユーザにコピー動作の制限を行うキー
カードの処理を示すフローチャートである。
【図14】従来のユーザにコピー動作の制限を行うコイ
ンラックの処理を示すフローチャートである。
【図15】従来のデジタル複写機の制御部を示すブロッ
ク図である。
【図16】従来のデジタル複写機でファクシミリ送信を
示したフローチャートである。
【図17】従来のデジタル複写機でファクシミリ受信を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
101 給紙カセット 102 加圧ローラ 103 定着ローラ 104 第1キャリッジ 105 第2キャリッジ 106 現像器 107 書き込みミラー 108 防塵ガラス 109 感光体ドラム 110 ポリゴンミラー 111,112 Fθレンズ 113 BTLレンズ 114 帯電チャージャ 115 レンズ 116 CCD(光電変換素子) 117 ドラムクリーニングユニット 118 手差し給紙台 119 中間転写ベルト 120 潤滑材塗布ブラシ 121 レジストローラ 122 中間ローラ 123 転写チャージャ 124 紙転写チャージャ 125 ベルトクリーニングユニット 126 搬送ベルト 127 コンタクトガラス 128 カウンタ 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 画像処理回路 205 FontROM 206 符号化/復号化回路 207 MODEM 208 電子写真エンジン 209 エンジンインターフェース(エンジンI/
F) 210 ファクシミリ課金テーブル記憶部 211 課金カウンタ 501 NVRAM 502 タイマー 701 複写印刷機能カウンタ 702 ファクシミリカウンタ 901 モノクロ課金カウンタ 902 カラー課金カウンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機能,ファクシミリ機能,印刷機能
    などの複数の機能を有するデジタル複写機において,前
    記ファクシミリ機能を使用した際に発生する通信回線使
    用料を課金するためのテーブルデータを記憶するファク
    シミリ課金テーブル記憶手段と,前記複写機能および印
    刷機能を使用した際にあらかじめ設定した第1の度数を
    カウントするとともに,前記ファクシミリ課金テーブル
    記憶手段が記憶する前記テーブルデータによって通信回
    線使用料を算出し,算出した通信回線使用料に基づいて
    あらかじめ設定した第2の度数をカウントし,それぞれ
    のカウントした第1の度数および第2の度数に基づいて
    課金の管理を行う課金管理手段とを備えたことを特徴と
    するデジタル複写機。
  2. 【請求項2】 複写機能,ファクシミリ機能,印刷機能
    などの複数の機能を有するデジタル複写機において,前
    記ファクシミリ機能を使用した際に発生する通信回線使
    用料を課金するためのテーブルデータを記憶するファク
    シミリ課金テーブル記憶手段と,あらかじめ設定した複
    写機能および印刷機能用の度数を有し,前記複写機能お
    よび印刷機能を使用した際に前記複写機能および印刷機
    能用の度数をカウントする複写印刷機能カウント手段
    と,前記ファクシミリ課金テーブル記憶手段が記憶する
    前記テーブルデータによって通信回線使用料を算出し,
    算出した通信回線使用料に基づいてあらかじめ設定した
    ファクシミリ機能用の度数を有し,前記ファクシミリ機
    能を使用した際に前記ファクシミリ機能用の度数をカウ
    ントするファクシミリ機能カウント手段と,前記複写印
    刷機能カウント手段およびファクシミリ機能カウント手
    段がそれぞれカウントした度数に基づいて課金の管理を
    行う課金管理手段とを備えたことを特徴とするデジタル
    複写機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のデジタル複写機
    において,あらかじめ設定した部門毎に前記課金管理手
    段を行う部門課金管理手段を備えたことを特徴とするデ
    ジタル複写機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデジタル複写機におい
    て,前記課金管理手段が課金の管理を行う際の,前記カ
    ウントした第1の度数および第2の度数,または,カウ
    ントした度数に基づいて,あらかじめ設定した料金を算
    出する料金算出手段を備え,前記部門課金管理手段は,
    設定した部門毎に前記料金算出手段で算出した料金を記
    憶し,部門毎に前記課金管理手段を行うことを特徴とす
    るデジタル複写機。
  5. 【請求項5】 複写機能,ファクシミリ機能,カラー印
    刷機能などの複数の機能を有するデジタル複写機におい
    て,前記ファクシミリ機能を使用した際に発生する通信
    回線使用料を課金するためのテーブルデータを記憶する
    ファクシミリ課金テーブル記憶手段と,あらかじめ設定
    した前記複写機能および単色印刷機能用の第1の度数を
    有し,前記複写機能および単色印刷機能を使用した際に
    前記第1の度数をカウントするとともに,前記ファクシ
    ミリ課金テーブル記憶手段が記憶する前記テーブルデー
    タによって通信回線使用料を算出し,算出した通信回線
    使用料に基づいてあらかじめ設定したファクシミリ機能
    用の第2の度数を有し,前記ファクシミリ機能を使用し
    た際に前記第2の度数をカウントしそれぞれのカウント
    した第1の度数および第2の度数に基づいて課金の管理
    を行う第1の課金管理手段と,あらかじめ設定した前記
    カラー印刷機能用の第3の度数を有し,前記カラー印刷
    機能を使用した際に前記第3の度数をカウントし前記カ
    ウントした第3の度数に基づいて課金の管理を行う第2
    の課金管理手段とを備えたことを特徴とするデジタル複
    写機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデジタル複写機におい
    て,前記ファクシミリ機能でファクシミリ送信のみを使
    用した際の課金管理を前記第1の課金管理手段で課金の
    管理を行うことを特徴とするデジタル複写機。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のデジタル複写機におい
    て,前記ファクシミリ機能でファクシミリ受信を使用し
    た際,前記ファクシミリ受信でカラー印刷を指定された
    場合,前記第2の課金管理手段で課金の管理を行うこと
    を特徴とするデジタル複写機。
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