JPH10149065A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10149065A
JPH10149065A JP8308472A JP30847296A JPH10149065A JP H10149065 A JPH10149065 A JP H10149065A JP 8308472 A JP8308472 A JP 8308472A JP 30847296 A JP30847296 A JP 30847296A JP H10149065 A JPH10149065 A JP H10149065A
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JP
Japan
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replacement
date
image forming
forming apparatus
scheduled
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JP8308472A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Suzuki
智久 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 特定の期間以内に交換されると予測され
る複数の部品の一覧を具体的に表示することで、計画的
な部品の手配及び交換を可能にするとともに、定期交換
パーツの交換時期の計算等をサービスマンがユーザーを
訪問した時に実行することにより、通常は、画像形成動
作に支障が生じることのない画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 サービスマンが訪問したときに、定期交
換部品が前回交換された日から今回の交換日までの間に
どの程度消耗したかを計算し、その結果から当該定期交
換部品を次回交換すべきと予定される日を計算して、サ
ービスマンが次回訪問すると予定される日までに、次回
交換すべきと予定される日が到来する定期交換部品を検
知する制御手段と、このサービスマンが次回訪問すると
予定される日までに、次回交換すべきと予定される日が
到来する定期交換部品を表示する交換部品表示手段とを
備えるように構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式の
複写機やプリンター等の画像形成装置に関し、特に、当
該画像形成装置に使用される感光体ドラムや一次帯電用
のスコロトロン、あるいは転写帯電用のコロトロンなど
のグリッド電極や放電ワイヤー等の定期的に交換する定
期交換パーツの使用実績をカウンとして、これらの定期
交換パーツの交換時期を容易に知ることが可能な画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式の複写機やプリ
ンター等の画像形成装置においては、画像形成工程を多
数回繰り返すうちに、感光体ドラムの表面が磨耗した
り、一次帯電用のスコロトロンや転写帯電用のコロトロ
ン等のグリッド電極や放電ワイヤーが汚れたり、放電に
よって損耗したり、更にクリーニング装置のブレードや
ブラシが磨耗したりするため、これらの感光体ドラムや
一次帯電用のスコロトロン、あるいは転写帯電用のコロ
トロンなどのグリッド電極や放電ワイヤー、更にはクリ
ーニング装置のブレードやブラシ等の定期交換パーツ
を、定期的に交換する必要がある。
【0003】そのため、上記感光体ドラム等の定期交換
パーツの使用実績を個々にカウントし、部品交換の目安
にする技術としては、例えば、特開昭63−70862
号公報に代表されるようなものが、既に提案されてい
る。
【0004】しかし、この特開昭63−70862号公
報に係る装置の場合には、単に定期交換パーツの使用実
績を個々にカウントするのみであるため、感光体ドラム
やスコロトロンのグリッド電極等を交換インターバルを
越えて使用している場合でも、サービスマンがユーザー
を訪問した時に初めてそのことが分かるため、部品の手
配が間に合わない場合があるという問題点があった。そ
の結果、上記従来の電子写真複写機等では、感光体ドラ
ム等が交換インターバルを越えているにも拘わらず、使
用しなればならず、画質が低下したり、あるいは交換部
品が届くまで、複写機が使用不可能となるという問題点
があった。
【0005】そこで、上記の問題点を解決するために、
特開平4−216567号公報に開示されているよう
に、ある決まったインターバル、例えば所定の時間毎に
画像形成数を記録し、その結果からどの部品がいつ交換
されるかを予測するという技術も既に提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記電子写真複写機等においては、トナーやコ
ピー用紙等の消耗品と異なり、感光体ドラムやスコロト
ロンのグリッド電極等の定期交換部品は、サービスマン
がユーザーを訪問した時に交換されるものなので、サー
ビスマンの訪問時にこれらの交換部品の交換時期が別れ
ばいいにも拘わらず、上記特開平4−216567号公
報に係る装置の場合には、普段から所定の時間毎等のあ
る決まったインターバル毎に画像形成数を記録し、その
結果からどの部品がいつ交換されるかを予測するための
データ採取のルーチンを、通常の画像形成サイクルの中
に入れる必要があるため、コピー時の処理の中にこのよ
うなデータ採取のルーチン処理が行われる可能性があ
り、その分複写機等の動作を制御するCPUの負担が増
加するばかりか、不本意にコピー動作が遅くなって単位
時間あたりのコピー枚数が低下したり、メモリーを余分
に必要とし、ユーザーにとっても不利益を与える虞れが
あるという問題点があった。
【0007】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、特定の期間以内に交換されると予測される複数
の部品の一覧を具体的に表示することで、計画的な部品
の手配及び交換を可能にするとともに、定期交換パーツ
の交換時期の計算等をサービスマンがユーザーを訪問し
た時に実行することにより、通常は、画像形成装置の動
作を制御する制御回路に負担を掛けずに、画像形成動作
に支障が生じることのない画像形成装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、定期交換部品の使用状態を計数する計
数手段と、日付を計算する日付計算手段と、上記定期交
換部品の交換サイクルと少なくとも過去1回のサービス
マンの訪問日と部品ごとの交換日を記憶する記憶手段を
備えた画像形成装置において、サービスマンが訪問した
ときに、定期交換部品が前回交換された日から今回の交
換日までの間にどの程度消耗したかを計算し、その結果
から当該定期交換部品を次回交換すべきと予定される日
を計算して、サービスマンが次回訪問すると予定される
日までに、次回交換すべきと予定される日が到来する定
期交換部品を検知する制御手段と、このサービスマンが
次回訪問すると予定される日までに、次回交換すべきと
予定される日が到来する定期交換部品を表示する交換部
品表示手段とを備えるように構成したものである。
【0009】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載の画像形成装置において、サービスマンまたは
外部からの指示により、サービスマンが訪問した日の日
付けが記録されると共に訪問インターバルを計算し、サ
ービスマンが次回訪問すると予定される日までに、交換
になると予想される部品の一覧を表示するように構成し
たものである。
【0010】さらに、請求項3に記載された発明は、請
求項3記載の画像形成装置において、複数の定期交換部
品毎の交換サイクルを複数記憶し、定期交換部品を交換
するごとに入力することで、各定期交換部品の交換サイ
クルの実績値を計算して、その結果に基づき記憶してい
る交換サイクルを書き換えるように構成したものであ
る。
【0011】又さらに、請求項4に記載された発明は、
請求項3記載の画像形成装置において、交換サイクルの
平均値によって記憶している交換サイクルを書き換える
ように構成したものである。
【0012】更に、請求項5に記載された発明は、請求
項3記載の画像形成装置において、交換サイクルの累積
値と交換回数を回帰させた結果により記憶している交換
サイクルを書き換えるように構成したものである。
【0013】また、請求項6に記載された発明は、請求
項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、
複数の定期交換部品毎ごとに異なる番号が割当てられた
テーブルを持ち、交換時に部品番号を入力すると、交換
日と交換サイクルの計算に必要な情報が記憶されるよう
に構成したものである。
【0014】さらに、請求項7に記載された発明は、請
求項6に記載の画像形成装置において、定期交換部品を
次回交換すべきと予定される日は、部品交換時にキー入
力することで計算されるように構成したものである。
【0015】又、請求項8に記載された発明は、請求項
6に記載の画像形成装置において、少なくとも日付を表
示する時計を内蔵し、交換した部品番号が入力されるこ
とで、交換日が記憶されるように構成したものである。
【0016】また更に、請求項9に記載された発明は、
請求項8に記載の画像形成装置において、内蔵時計を駆
動する電池を装備するように構成したものである。
【0017】更に、請求項10に記載された発明は、請
求項9に記載の画像形成装置において、装置のコンセン
トが電源に接続されていないときに電池から内蔵時計へ
電源を供給するように構成したものである。
【0018】また、請求項12に記載された発明は、請
求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、交換部品表示手段が、装置のデイスプレー、プリン
トアウト、外部からのリモートコントロールのうち少な
くともいずれか1つの方法で、サービスマンが次回訪問
すると予定される日までに、次回交換すべきと予定され
る日が到来する定期交換部品を表示するように構成した
ものである。
【0019】
【作用】この発明は、サービスマンが訪問したときに、
定期交換部品が前回交換された日から今回の交換日まで
の間にどの程度消耗したかを計算し、その結果から当該
定期交換部品を次回交換すべきと予定される日を計算し
て、サービスマンが次回訪問すると予定される日まで
に、次回交換すべきと予定される日が到来する定期交換
部品を検知する制御手段と、このサービスマンが次回訪
問すると予定される日までに、次回交換すべきと予定さ
れる日が到来する定期交換部品を表示する交換部品表示
手段とを備えるように構成されているので、サービスマ
ンは、交換部品表示手段を見れば、次回訪問すると予定
される日までに、次回交換すべきと予定される日が到来
する定期交換部品を知ることができ、特定の期間以内に
交換されると予測される複数の部品の一覧を必要に応じ
て具体的に表示することで、計画的な部品の手配及び交
換を可能にするとともに、定期交換パーツの交換時期の
計算等をサービスマンがユーザーを訪問した時に実行す
ることにより、通常は、画像形成装置の動作を制御する
制御回路に負担を掛けずに、画像形成動作に支障が生じ
ることのない画像形成装置を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0021】図2はこの発明の一実施の形態に係る画像
形成装置を示す概略構成図である。
【0022】この発明の一実施の形態に係る画像形成装
置は、図2に示すように、感光体ドラム1を備えてお
り、この感光体ドラム1は、図示しない駆動手段によっ
て矢印A方向に沿って一定の速度で回転駆動されるよう
になっている。上記感光体ドラム1の表面は、スコロト
ロンからなる一次帯電器2によって所定の電位に一様に
帯電された後、図示しないROS(Raster Ou
tput Scanner)等の画像露光手段によって
画像露光3が施され、当該感光体ドラム1の表面には、
画像情報に応じて静電潜像が形成される。この感光体ド
ラム1の表面に形成された静電潜像は、現像装置4によ
って現像されてトナー像となり、このトナー像は、コロ
トロンからなる転写帯電器5の帯電によって、感光体ド
ラム1上に形成されたトナー像と同期して給紙される転
写紙6上に静電的に転写される。その後、上記感光体ド
ラム1の表面からトナー像が転写された転写紙6は、や
はりコロトロンからなる分離帯電器7の除電によって、
感光体ドラム1の表面から分離され、図示しない定着装
置へと搬送されて、当該転写紙6上にトナー像が熱及び
圧力によって定着され、装置の外部に排出される。な
お、上記転写紙6が分離された感光体ドラム1の表面
は、クリーニング装置8のクリーニングブラシ9及びブ
レード10によって、残留トナーや紙粉等が除去された
後、イレーズランプ11の露光を受けて残留電位の除電
を受けて、次の画像形成工程に備えるようになってい
る。
【0023】ところで、このように構成される画像形成
装置では、画像形成工程を多数回繰り返すうちに、感光
体ドラム1の表面が磨耗したり、スコロトロンからなる
一次帯電器2やコロトロンからなる転写帯電器5あるい
は分離帯電器7のグリッド電極2aや放電ワイヤー2
b、5a、7aが汚れたり、放電によって損耗したり、
更にクリーニング装置8のブラシ9やブレード10が磨
耗したりする。そのため、これらの感光体ドラム1やス
コロトロンからなる一次帯電器2やコロトロンからなる
転写帯電器5あるいは分離帯電器7のグリッド電極2a
や放電ワイヤー2b、5a、7a、更にはクリーニング
装置8のブラシ9やブレード10等の定期交換パーツ
は、定期的に交換する必要がある。
【0024】図3はこの発明の一実施の形態に係る画像
形成装置としての更に具体的な構成を示す多重転写方式
のデジタルカラー複写装置を示すものである。
【0025】図3において、21はデジタルカラー複写
装置の本体を示すものであり、このデジタルカラー複写
装置本体21内の上端部には、原稿22の画像を読み取
る画像読取装置23(Image Input Ter
minal)が配置されている。この画像読取装置23
は、プラテンガラス24上にプラテンカバー25によっ
て押圧された状態で載置された原稿22の画像を光源2
6によって照明し、原稿22の反射光像を第1、第2の
走査ミラー27、28及び結像レンズ29を介してCC
Dセンサー30に走査露光して、このCCDセンサー3
0によって原稿2の色材反射光像を所定のドット密度
(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになって
いる。
【0026】上記画像読取装置23によって読み取られ
た原稿22の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとして画像処理装置32(Image Proce
ssing System)に送られ、この画像処理装
置32では、原稿22の反射率データに対して、シェー
デイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガン
マ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施
される。
【0027】そして、上記の如く画像処理装置32で所
定の画像処理が施された画像データは、黒(K)、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bi
t)の4色の原稿色材階調データに変換されてROS3
5(Raster Output Scanner)に
送られ、このROS35では、原稿色材階調データに応
じてレーザー光による画像露光が行われる。
【0028】上記ROS35は、図3に示すように、半
導体レーザー36を原稿色材階調データに応じて変調し
て、この半導体レーザー36からレーザー光LBを階調
データに応じて出射する。この半導体レーザー36から
出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡37によって
偏向走査され、反射ミラー38を介して像担持体として
の感光体ドラム40上に走査露光される。
【0029】上記ROS35によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム40は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム40の表面は、
予め帯電スコロトロン41によって所定の電位に帯電さ
れた後、原稿色材階調データに応じてレーザー光LBが
走査露光されることによって静電潜像が形成される。上
記感光体ドラム40上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器42K、42Y、42M、42C
を備えたロータリー方式の現像装置42によって順次現
像され、所定の色のトナー像となる。
【0030】上記感光体ドラム40上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム40に隣接して配置された転
写ドラム43上に保持された転写材としての転写用紙4
4上に、転写コロトロン45の帯電によって順次転写さ
れる。上記転写用紙44は、図3に示すように、複写装
置本体21内の下部に配置された複数の給紙カセット4
8、49、50から給紙ロール51によって給紙される
か、又は複写装置本体21外の側面に配置された手差し
トレイ58からも給紙可能となっており、給紙された転
写用紙44は、複数の搬送ローラ52及びレジストロー
ル53によって転写ドラム43の表面までそれぞれ搬送
される。そして、上記転写用紙44は、静電吸着用の帯
電器を兼ねる転写コロトロン45の帯電によって転写ド
ラム43の表面に静電的に吸着され、当該転写ドラム4
3の表面に保持される。なお、上記手差しトレイ58か
らは、ハガキ等の定形外の転写用紙以外にオーバーヘッ
ドプロジェクター用の透明なOHPシート等も給紙可能
であり、OHPシート等にも画像を形成することができ
るようになっている。また、上記手差しトレイ58から
は、片面に画像が形成された転写用紙44を裏返しにし
て給紙することにより、両面コピーが可能となってい
る。
【0031】また、上記感光体ドラム40上から所定の
色数のトナー像が転写された転写用紙44は、剥離コロ
トロン54の除電によって転写ドラム43の表面から剥
離された後、定着装置55へ搬送され、この定着装置5
5によって熱及び圧力によってトナー像が転写用紙44
上に定着され、排紙トレイ56上に排出されてカラー画
像の複写工程が終了する。
【0032】なお、図3中、57は転写ドラム43の除
電を行うための除電コロトロン対を示している。
【0033】図4は上記多重転写方式のデジタルカラー
複写装置の画像形成部を示す構成図である。
【0034】図4において、40は上記感光体ドラムで
あり、この感光体ドラム40の表面に接触又は近接する
ように転写材担持体としての転写ドラム43が配設され
ている。上記転写ドラム43は、図示しない駆動機構に
よって感光体ドラム40の周速と同一の速度で回転駆動
されるようになっている。この転写ドラム43は、図5
に示すように、軸方向の両端部に配置される一対の円環
状部材としてのリング部材60、60と、これらのリン
グ部材60、60を互いに連結する連結部材としてのタ
イバープレート61とを有するドラム状の枠体を備え、
上記タイバープレート61にポリエチレンテレフタレー
トやポリフッ化ビニリデン等の誘電体フィルムからなる
転写フィルム62の円周方向の先端縁部62aを固定す
るとともに、両側端部をリング部材60、60の外周面
に沿わせて枠体に巻き付け、転写フィルム62の円周方
向の後端縁部62bを、後述するようにタイバープレー
ト61に固定して中空円筒状に構成されている。
【0035】上記転写ドラム43には、上述したよう
に、複数の給紙カセット48、49、50のうちいずれ
かのカセットから転写用紙44が供給され、この転写用
紙44は、レジストロール53によって転写ドラム43
の表面に搬送されるとともに、転写ドラム43の裏面側
から転写コロトロン45によって帯電を受け、転写ドラ
ム43の転写フィルム62上に静電的に吸着される。こ
の転写ドラム43上に吸着された転写用紙44には、感
光体ドラム40上に順次形成される黒(K)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー像が、
転写コロトロン45の帯電によって転写される。
【0036】そして、上記感光体ドラム40から所定の
色数のトナー像が転写された転写用紙44は、図3に示
すように、剥離コロトロン54によって除電されるとと
もに、剥離装置64によって転写ドラム43の表面から
剥離された後、搬送ガイド65を介して定着装置55に
搬送され、この定着装置55の定着ローラ55a及び圧
力ローラ55bによって、トナー像が熱及び圧力により
転写用紙44上に定着され、フューザ出口ロール66に
よって装置外部の排紙トレイ56上に排出される。
【0037】また、このように構成される多重転写方式
のデジタルカラー複写装置においても、カラー複写工程
等を多数回繰り返すうちに、感光体ドラム1の表面が磨
耗したり、帯電スコロトロン41や転写コロトロン45
あるいは剥離コロトロン54、除電コロトロン対57の
グリッド電極や放電ワイヤーが汚れたり、放電によって
損耗したり、更にクリーニング装置のブレードやブラシ
が磨耗したりする。そのため、これらの感光体ドラムや
帯電スコロトロン41や転写コロトロン45あるいは剥
離コロトロン54、除電コロトロン対57などのグリッ
ド電極や放電ワイヤー、更にはクリーニング装置のブレ
ードやブラシ等の定期交換パーツは、定期的に交換する
必要が生じる。さらに、上記の如く構成されるデジタル
カラー複写装置では、帯電スコロトロン41や転写コロ
トロン45あるいは剥離コロトロン54、除電コロトロ
ン対57等のように帯電器の数が多く、コロナ放電に伴
って発生するオゾン等の量も相対的に多く、また黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器42K、42Y、42M、42C
を備えたロータリー方式の現像装置42のように現像器
の数も多く、現像工程に伴って飛散するトナー等の量の
相対的に多いため、当該複写装置に使用される排気装置
のフィルターなども定期的に交換する必要がある。
【0038】そこで、この実施の形態に係る図2や図3
に示す画像形成装置では、サービスマンが訪問したとき
に、定期交換部品が前回交換された日から今回の交換日
までの間にどの程度消耗したかを計算し、その結果から
当該定期交換部品を次回交換すべきと予定される日を計
算して、サービスマンが次回訪問すると予定される日ま
でに、次回交換すべきと予定される日が到来する定期交
換部品を検知する制御手段と、このサービスマンが次回
訪問すると予定される日までに、次回交換すべきと予定
される日が到来する定期交換部品を表示する交換部品表
示手段とを備えるように構成されている。
【0039】図6はこの発明の一実施の形態に係るデジ
タルカラー複写装置の制御回路を示すブロック図であ
る。
【0040】図6において、70は上記デジタルカラー
複写装置の複写動作を制御するとともに、各種の演算を
行うCPU、71は感光体ドラム1、40や一次帯電用
のスコロトロン2、41あるいは転写帯電用のコロトロ
ン5、45などのグリッド電極や放電ワイヤー、更には
クリーニング装置8のブラシ9やブレード10、更には
図示しない排気装置のフィルター等の定期交換パーツの
標準交換インターバル及びサービスマンの訪問情報等を
格納するRAM等からなるメモリー、72は上記定期交
換部品の使用量を計数するカウント回路、73はサービ
スマンが各種情報入力を行うためのキー入力装置、74
は指定された期間以内に交換時期が来る定期交換部品の
一覧をリストアップして表示する定期交換部品一覧表示
装置を、それぞれ示すものである。
【0041】ここで、上記感光体ドラム1、40や一次
帯電用のスコロトロン2、41あるいは転写帯電用のコ
ロトロン5、45などのグリッド電極や放電ワイヤー、
更にはクリーニング装置8のブラシ9やブレード10、
更には図示しない排気装置のフィルター等の定期交換パ
ーツの標準交換インターバルとしては、例えば、デジタ
ルカラー複写装置の工場出荷時に、感光体ドラム1、4
0であれば20万枚というように、予め決められた値が
用いられる。しかし、これに限られるものではなく、上
記定期交換パーツの標準交換インターバルとしては、例
えば、デザイン関連の業種等のように画質を重視するユ
ーザーであれば、感光体ドラム1、40の標準交換イン
ターバルを15万枚というように設定したり、あまり画
質を重要視しないユーザーであれば、感光体ドラム1、
40の標準交換インターバルを25万枚というように、
任意に設定することも可能となっている。
【0042】以上の構成において、この実施の形態に係
るデジタルカラー複写装置では、特定の期間以内に交換
されると予測される複数の部品の一覧を具体的に表示す
ることで、計画的な部品の手配及び交換を可能にすると
ともに、定期交換パーツの交換時期の計算等をサービス
マンがユーザーを訪問した時に実行することにより、通
常は、画像形成装置の動作を制御する制御回路に負担を
掛けずに、画像形成動作に支障が生じることがないよう
になっている。
【0043】すなわち、上記実施の形態に係るデジタル
カラー複写装置では、サービスマンがユーザーを訪問し
たときに、図7に示すルーチンに従い、サービスマンが
キー入力装置73の所定のキー等を操作することによっ
て、サービスモードに入ると(ステップ1)、その訪問
した日の日付の入力を求められる(ステップ2)。そし
て、サービスマンが日付の入力を行うと、CPU70
は、新たに入力された訪問日の日付が、前回と同じ日付
か否かを判別し(ステップ3)、前回と同じ日付の場合
には、前回と同じ日付である旨を警告して(ステップ
4)、サービスマンに訪問した日付の再入力を促し(ス
テップ5)、サービスマンが訪問日の再入力を選択した
場合には、ステップ2に戻って、日付の入力を求める。
また、サービスマンが訪問日の再入力を選択しなかった
場合には、そのまま処理を終える。ここで、サービスマ
ンが入力した訪問日の日付が前回の訪問日と同じ場合と
しては、入力を誤った場合以外にも、同じ日に2度訪問
した場合、すなわち1つの部品の交換等を行っても、他
の部品にも支障があって再度ユーザーから呼ばれたり、
交換すべき部品が交換時に何らかの原因で損傷してしま
い、再度交換する必要が生じた場合などが考えられる。
ただし、このようにサービスマンが入力した訪問日の日
付が前回の訪問日と同じ場合には、入力を誤った場合を
除き、後述するカウント回路のリセット等が既に行われ
ているため、この実施の形態に係る処理は不要となり、
そのまま処理を終えることになる。
【0044】一方、サービスマンが入力した日付が前回
の訪問日と同じ日付でない場合には、前回の訪問回数に
1が加算されて訪問回数が計算されるとともに(ステッ
プ6)、平均訪問インターバルが計算される(ステップ
7)。ここで、平均訪問インターバルは、次の式に基づ
いて、前回の平均訪問インターバルに今回の訪問回数か
ら1を引いた数を掛けたものに、今回の訪問日から前回
の訪問日を引いた数を足し、この両者を足した値を今回
の訪問回数で割ることによって求められる。 平均訪問インターバル={平均訪問インターバル*(訪
問回数−1)+(今回の訪問日−前回の訪問日)}/訪
問回数
【0045】そして、CPU70は、訪問日を更新して
(前回の訪問日を今回の訪問日に書き換えて)(ステッ
プ8)、これらの新しい情報を図1に示すメモリー71
の訪問情報エリアへ格納する。
【0046】このとき、図1に示す日付を入力するため
の入力装置がテンキーではなく装置に内蔵された時計で
ある場合には、サービスモードに入るだけで、CPU7
0が上述した計算を自動的に行い訪問情報エリアの情報
を更新するように構成しても勿論良い。なお、この装置
に時計が内蔵されている場合には、この内蔵時計を駆動
する蓄電池や乾電池も必要に応じて装備される。そし
て、複写装置のコンセントが電源に接続されていないと
きには、蓄電池又は乾電池から内蔵時計へ電源を供給す
るように構成しても良い。
【0047】また、上記CPU70に接続されたメモリ
ー71の部品情報エリアは、図1に示すように、感光体
ドラム1、40や一次帯電用のスコロトロン2、あるい
は転写帯電用のコロトロン5、更には排気装置のフィル
ターなどのグリッド電極や放電ワイヤー等の複数の部品
の情報を格納することができ、部品の消費量を計数する
カウント回路72は、例えば、プリント数、複写した色
数、動作時間など、部品ごとに指定された信号をカウン
トするカウント回路により、作業中常に内容が更新され
るようになっている。特に、上記排気装置のフィルター
などの定期交換部品は、プリント数よりも複写した色数
に応じて汚れ方が異なるため、これらの部品は、複写し
た色数等のように、その部品の使用状態を最も良く表す
パラメータに基づいて、使用状態をカウントするのが望
ましい。
【0048】ところで、上記感光体ドラム1、40や一
次帯電用のスコロトロン2、41、あるいは転写帯電用
のコロトロン5などのグリッド電極や放電ワイヤー等の
定期交換部品が交換された場合の入力は、上述した訪問
情報の更新に引き続いて、図8に示すルーチンに従っ
て、サービスマンが部品を交換した時に、部品ごとに割
り当てられた番号(パーツNo)をキー入力装置73で
入力することによって行われ(ステップ1)、CPU7
0は、サービスマンによってデータ更新の指示がされる
と(ステップ2)、該当する交換部品のカウント回路7
2のカウント値をリセットするとともに(ステップ
3)、訪問日を更新して(前回の訪問日を今回の訪問日
に書き換えて)(ステップ4)、動作を終了する。な
お、CPU70は、サービスマンによってデータ更新の
指示がされなかった場合には、そのまま動作を終了す
る。
【0049】なお、このとき、部品の交換が自動で認識
できるように構成されている場合には、該当する部品を
交換することで、情報を自動的に書き換えるように構成
してもよい。例えば、感光体ドラム周りの画像形成部材
がユニット化された装置であって、当該画像形成ユニッ
トを画像形成装置に装着するだけで、ユニットの交換が
自動的に認識されるように構成されている場合には、サ
ービスマンが手動でデータの更新等の操作を行う必要が
なくなる。
【0050】次に、上記の如く部品の交換作業に伴うデ
ータ等の入力が行われた後、図9に示すルーチンに従っ
て、次回交換予定日の計算が行われる。
【0051】すなわち、CPU70は、図9に示すルー
チンに従って、サービンマンによって部品ごとに割り当
てられた番号(パーツNo)のうち、最初のパーツNo
=1がキー入力装置から入力されると(ステップ1)、
メモリー71に記憶されたデータを参照して、今回の訪
問日が前回の交換日よりも後か否かを判別する(ステッ
プ2)。そして、今回の訪問日が前回の交換日よりも後
でない場合には、データが最後のデータか否かを判別し
(ステップ5)、最後のデータでない場合には、パーツ
Noに1を加算して(ステップ7)、ステップ2に戻
り、上記と同じ動作を繰り返し、最後のデータである場
合には、動作を終了する。
【0052】上記今回の訪問日が前回の交換日よりも後
である場合には、該当するパーツのカウント値が0以上
か否かを判別し(ステップ3)、該当するパーツのカウ
ント値が0以上である場合には、次回の交換予定日とし
て、次の式に基づいて前回の交換日に、今回の訪問日か
ら前回の交換日を引いた数に、標準交換インターバルを
カウント回路のカウント値で割った値を変えたものを加
えた日を計算する(ステップ4)。 次回交換予定日=前回の交換日+(今回の訪問日−前回
の交換日)*(標準交換インターバル/カウント値)
【0053】一方、上記今回の訪問日が前回の交換日よ
りも後でない場合、すなわち今回の訪問日が該当する部
品の交換日である場合には、次回の交換予定日として、
前回の交換日を加えた値を計算する(ステップ6)。
【0054】CPUは、以上の計算を最後のデータまで
行い(ステップ2〜7)、動作を終了する。
【0055】図10に交換パーツの表示ルーチンを示
す。サービスマンあるいはホストコンピュータ等の外部
からの指示により、CPU70は、指定条件以内に交換
となるパーツを、メモリーの部品情報エリアにある前回
交換日のデータとの比較からピックアップし、結果の一
覧を定期交換部品一覧表示装置74に表示する。
【0056】すなわち、CPU70は、図10に示すル
ーチンに従って、サービンマンによって部品ごとに割り
当てられた番号(パーツNo)のうち、最初のパーツN
o=1がキー入力装置から入力されると(ステップ
1)、該当する部品の次回交換予定日が今回の訪問日に
平均訪問インターバルを加えた値よりも小さいか否かを
判別し(ステップ2)、次回交換予定日が今回の訪問日
に平均訪問インターバルを加えた値よりも小さい場合に
は、交換パーツ表示用配列へデータをコピーした後(ス
テップ3)、データが最後のデータか否かを判別し(ス
テップ4)、最後のデータでない場合には、パーツNo
に1を加算して(ステップ5)、ステップ2に戻り、上
記と同じ動作を繰り返し、最後のデータである場合に
は、定期交換部品一覧表示装置74に交換パーツ表示用
配列の内容を表示して(ステップ6)、動作を終了す
る。
【0057】このとき、上記定期交換部品一覧表示装置
74としては、複写装置のコントロールパネルの他に、
転写紙へのプリントアウト、画像形成装置が電話回線等
でコントロールセンターと接続されている場合には、コ
ントロールセンターに設けられたホストコンピュータ等
のデイスプレーや、ホストコンピュータ等に接続された
プリンター等を用いてもよい。
【0058】また、表示する交換パーツの指定条件は、
平均訪問インターバルから計算される次回訪問予定日の
他に、特定の日付や、例えば1ケ月以内という期間で指
定することもできる。
【0059】部品の標準交換インターバルは、通常、工
場出荷時に決められているが、一度に印字する枚数の違
いに代表される装置の使い方や、画質への要求度などに
より、適切な交換時期は装置ごとに異なる。この不具合
を解決するために、この発明では、図11に示すよう
に、複数回分の交換時のカウント回路72のカウント値
を記憶しておき、その情報を使って図12に示すように
平均したり、あるいは図13に示すように複数回分の交
換時のカウント回路72のカウント値を記憶・積算して
おき、この積算値との誤差が最も小さくなるような直線
で近似することにより一次回帰させて、新しい標準交換
インターバルを設定するように構成しても良い。
【0060】そして、部品を交換した時は、図14に示
す交換インターバル更新のルーチンの中で、新しい標準
交換インターバルを設定すると共に(ステップ3)、続
くカウント回路のカウンターリセットのルーチンの中
で、カウンターデータを1つずつ古い方へ送り、図示例
では4回前のデータを消去して前回のカウント値を1回
前の値として、今回のカウント値を0にリセットし(ス
テップ4)、今回の訪問日を更新して(ステップ5)、
動作を終了する。なお、前述したルーチンで今回の訪問
日が更新されている場合には、もちろん訪問日の更新を
行わなくても良い。
【0061】このように、上記実施の形態に係るデジタ
ルカラー複写装置では、定期交換部品一覧表示器に定期
交換部品の交換時期を表示することができるので、次回
訪問すると予測される時期や任意の推定する期間までに
揃えておかなければならない部品が、リストとして入手
可能となるため、訪問するサービスマンが変わった時に
も申し渡しが確実に行え、また揃えておかなければなら
ない部品があらかじめ分かるので、余裕をもって手配す
ることができるとともに、営業所で在庫を抱えなくて済
むという効果がある。さらに、それぞれのユーザーによ
って異なる交換時期をあらかじめ知ることができるた
め、ユーザーのクレームが生じる前でかつ必要以上に早
すぎずに部品の交換が可能になる。
【0062】実施の形態2 図15はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態2では、前記実施の形態1の
ように交換パーツの指定を平均訪問インターバルから計
算される次回訪問予定日によって使用するのではなく、
特定の日付で指定するように構成されている。
【0063】すなわち、この実施の形態2では、CPU
70は、図15に示すルーチンに従って、サービンマン
によって任意の日付が指定されたるととに(ステップ
1)、部品ごとに割り当てられた番号(パーツNo)の
うち、最初のパーツNo=1がキー入力装置から入力さ
れると(ステップ2)、メモリー71に記憶されたデー
タを参照して、次回の訪問予定日が指定された任意の日
付よりも前か否かを判別する(ステップ3)。そして、
次回の訪問予定日が指定された任意の日付よりも前でな
い場合には、データが最後のデータか否かを判別し(ス
テップ5)、最後のデータでない場合には、パーツNo
に1を加算して(ステップ6)、ステップ2に戻り、上
記と同じ動作を繰り返し、最後のデータである場合に
は、動作を終了する。
【0064】一方、上記次回の訪問予定日が指定された
任意の日付よりも前である場合には、交換パーツ表示用
配列へデータをコピーした後(ステップ4)、データが
最後のデータか否かを判別し(ステップ5)、最後のデ
ータでない場合には、パーツNoに1を加算して(ステ
ップ6)、ステップ2に戻り、上記と同じ動作を繰り返
し、最後のデータである場合には、定期交換部品一覧表
示装置74に交換パーツ表示用配列の内容を表示して
(ステップ7)、動作を終了するように構成されてい
る。
【0065】こうすることによって、特定の日付で指定
された日に交換予定日が来る定期交換部品を知ることが
できので、予め部品の手配等を行うことが可能となる。
【0066】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0067】実施の形態3 図16はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説
明すると、この実施の形態3では、前記実施の形態1の
ように交換パーツの指定を平均訪問インターバルから計
算される次回訪問予定日によって使用するのではなく、
例えば1カ月等のように本日からの日数で指定するよう
に構成されている。
【0068】すなわち、この実施の形態2では、CPU
70は、図16に示すルーチンに従って、サービンマン
によって例えば1カ月等のように本日からの日数が指定
されたるととに(ステップ1)、部品ごとに割り当てら
れた番号(パーツNo)のうち、最初のパーツNo=1
がキー入力装置から入力されると(ステップ2)、メモ
リー71に記憶されたデータを参照して、次回の訪問予
定日が今回訪問した日に本日からの日数を加算した日付
よりも前か否かを判別する(ステップ3)。そして、次
回の訪問予定日が今回訪問した日に本日からの日数を加
算した日付よりも前でない場合には、データが最後のデ
ータか否かを判別し(ステップ5)、最後のデータでな
い場合には、パーツNoに1を加算して(ステップ
6)、ステップ2に戻り、上記と同じ動作を繰り返し、
最後のデータである場合には、動作を終了する。
【0069】一方、上記次回の訪問予定日が今回訪問し
た日に本日からの日数を加算した日付よりも前である場
合には、交換パーツ表示用配列へデータをコピーした後
(ステップ4)、データが最後のデータか否かを判別し
(ステップ5)、最後のデータでない場合には、パーツ
Noに1を加算して(ステップ6)、ステップ2に戻
り、上記と同じ動作を繰り返し、最後のデータである場
合には、定期交換部品一覧表示装置74に交換パーツ表
示用配列の内容を表示して(ステップ7)、動作を終了
するように構成されている。
【0070】こうすることによって、サービスマンが今
回訪問した日から任意の日数が経過した特定の日付で指
定された日に、交換予定日が来る定期交換部品を知るこ
とができので、予め部品の手配等を行うことが可能とな
る。
【0071】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0072】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、次回訪問すると予測される時期や任意の推定
する期間までに揃えておかなければならない部品が、リ
ストとして入手可能となるため、訪問するサービスマン
が変わった時にも申し渡しが確実に行え、また揃えてお
かなければならない部品があらかじめ分かるので、余裕
をもって手配することができるとともに、営業所で在庫
を抱えなくて済むという効果がある。さらに、それぞれ
のユーザーによって異なる交換時期をあらかじめ知るこ
とができるため、ユーザーのクレームが生じる前でかつ
必要以上に早すぎずに部品の交換が可能になる。
【0073】また、定期交換パーツの交換時期の計算等
をサービスマンがユーザーを訪問した時に実行すること
により、通常は、画像形成装置の動作を制御する制御回
路に負担を掛けずに、画像形成動作に支障が生じること
のない画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施の形態に係る画像形
成装置の動作を示す図表である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態を示す概略構成図である。
【図3】 図3はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジタルカラー複写装置を示す構成図で
ある。
【図4】 図4はこの発明の一実施の形態に係るデジタ
ルカラー複写装置の画像形成部を示す構成図である。
【図5】 図5は転写ドラムを示す斜視図である。
【図6】 図6は制御回路を示すブロック図である。
【図7】 図7は動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8は動作を示すフローチャートである。
【図9】 図9は動作を示すフローチャートである。
【図10】 図10は動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】 図11はこの発明の一実施の形態に係る画
像形成装置の動作を示す図表である。
【図12】 図12はデータの処理の仕方を示すグラフ
である。
【図13】 図13はデータの処理の仕方を示すグラフ
である。
【図14】 図14は動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態2に係る画
像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 図16はこの発明の実施の形態3に係る画
像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、40 感光体ドラム、2、41 帯電スコロトロ
ン、5 45 転写帯電器、8 クリーニング装置、9
ブラシ、10 ブレード、70 CPU(制御手
段)、71 メモリー、72 カウント回路、73 キ
ー入力装置、74 定期交換部品一覧表示装置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期交換部品の使用状態を計数する計数
    手段と、日付を計算する日付計算手段と、上記定期交換
    部品の交換サイクルと少なくとも過去1回のサービスマ
    ンの訪問日と部品ごとの交換日を記憶する記憶手段を備
    えた画像形成装置において、サービスマンが訪問したと
    きに、定期交換部品が前回交換された日から今回の交換
    日までの間にどの程度消耗したかを計算し、その結果か
    ら当該定期交換部品を次回交換すべきと予定される日を
    計算して、サービスマンが次回訪問すると予定される日
    までに、次回交換すべきと予定される日が到来する定期
    交換部品を検知する制御手段と、このサービスマンが次
    回訪問すると予定される日までに、次回交換すべきと予
    定される日が到来する定期交換部品を表示する交換部品
    表示手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 サービスマンまたは外部からの指示によ
    り、サービスマンが訪問した日の日付けが記録されると
    共に訪問インターバルを計算し、サービスマンが次回訪
    問すると予定される日までに、交換になると予想される
    部品の一覧を表示することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の定期交換部品毎の交換サイクルを
    複数記憶し、定期交換部品を交換するごとに入力するこ
    とで、各定期交換部品の交換サイクルの実績値を計算し
    て、その結果に基づき記憶している交換サイクルを書き
    換えることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 交換サイクルの平均値によって記憶して
    いる交換サイクルを書き換えることを特徴とする請求項
    3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 交換サイクルの累積値と交換回数を回帰
    させた結果により記憶している交換サイクルを書き換え
    ることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数の定期交換部品毎ごとに異なる番号
    が割当てられたテーブルを持ち、交換時に部品番号を入
    力すると、交換日と交換サイクルの計算に必要な情報が
    記憶されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 定期交換部品を次回交換すべきと予定さ
    れる日は、部品交換時にキー入力することで計算される
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも日付を表示する時計を内蔵
    し、交換した部品番号が入力されることで、交換日が記
    憶されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 内蔵時計を駆動する電池を装備したこと
    を特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 装置のコンセントが電源に接続されて
    いないときに電池から内蔵時計へ電源を供給することを
    特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 交換部品表示手段が、装置のデイスプ
    レー、プリントアウト、外部からのリモートコントロー
    ルのうち少なくともいずれか1つの方法で、サービスマ
    ンが次回訪問すると予定される日までに、次回交換すべ
    きと予定される日が到来する定期交換部品を表示するこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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