JP3195550B2 - 座標読取装置及びそのステータス変換方法並びにコンピュータプログラムの記憶媒体 - Google Patents

座標読取装置及びそのステータス変換方法並びにコンピュータプログラムの記憶媒体

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    • G06F3/0416Control or interface arrangements specially adapted for digitisers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置へ座標値とスイッチステータスを出力する
座標読取装置、および該座標読取装置を情報処理装置へ
接続するためのインタフェース装置、および前記インタ
フェース装置を有する座標読取システムに関し、特に出
力すべきスイッチステータスを変換する機能を有する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】座標読取装置はコンピュータ等の情報処
理装置に接続し、読み取った座標値および座標指示器の
スイッチステータスを出力する機能を有する入力装置で
ある。ごく一般的な座標読取装置は、スタイラスペンと
呼ぶ座標指示器を有し、これでタブレット上を指示して
座標値とスイッチステータスとを検出する。スタイラス
ペンのスイッチには多くの場合、ペンスイッチと呼ぶス
イッチとサイドスイッチと呼ぶスイッチの二つが設けら
れている。ペンスイッチはペン先に突出した芯に連動し
たスイッチで、芯先を押したり放したりすことによって
オン/オフする。一方サイドスイッチはペン軸の一部に
設けられ、指で操作してオン/オフする。
【0003】このような座標読取装置をコンピュータに
接続し、座標値やスイッチステータスを入力しながら特
定の機能を持ったアプリケーションプログラムを実行す
るシステムを構成する。これをここでは座標読取システ
ムと呼ぶ。近年、このような座標読取システムにおい
て、装置とアプリケーションプログラムとを接続する仕
様を標準化し、ソフトウエアドライバとして提供する動
きがある。座標読取装置から出力される座標値およびス
イッチステータスのフォーマットは装置ごとに様々であ
る。ソフトウエアドライバは、これをアプリケーション
プログラムが要求する共通のフォーマットに変換し出力
する機能を有するものである。
【0004】さらに、ソフトウエアドライバでは、以上
のような基本的なフォーマット変換機能の他に、アプリ
ケーションプログラムの使いやすさを向上させる目的
で、新たな機能を設けることも行われている。たとえ
ば、サイドスイッチを押したとき、これをペンスイッチ
が二度すばやく押されたときのように(このような動作
は一般にダブルクリックと呼ばれる)スイッチステータ
スを変換して出力する機能が実現されている。画像ユー
ザインタフェースによってコンピュータのファイル操作
を行うコンピュータ、たとえば米国アップル社のマッキ
ントッシュのようなコンピュータでは、ダブルクリック
によってファイルをオープンすることができる。上記機
能によれば、この操作をペンスイッチを実際に二度オン
/オフするのではなく、サイドスイッチを一度だけ押す
ことによって動作させることができる。
【0005】また別の例では、図形を入力するときにサ
イドスイッチを押すことによって座標軸をロックする機
能がある。たとえば、ある描画プログラムにおいて、コ
ンピュータ画面をX−Y平面と見立て、ここに直線を引
く場面を想定する。任意の直線を入力する通常の操作で
は、直線の始点をポインティングしてペンスイッチをオ
ンし、オンのまま終点まで移動して(このような動作は
一般にドラッグと呼ばれる)ペンスイッチをオフする。
X軸をロックしてX軸に平行な直線を引く場合には、ア
プリケーションプログラムのレベルでは、キーボードの
シフトキーを押しながらドラッグするようになってい
る。これをソフトウエアドライバで、サイドスイッチが
押されたとき、あたかもキーボードのシフトキーが押さ
れたかのようにステータスを変換してアプリケーション
プログラムに渡してやるのである。こうしてやると、上
記の操作は直線の始点をポインティングし、サイドスイ
ッチを押したままドラッグする、という操作で済むこと
になり、キーボードの操作が不要になるのである。
【0006】さらに別の例では、ファイルの移動やコピ
ーを行う場面で、サイドスイッチを押すか押さないかに
よってその切り替えを行う機能がある。前記のような画
像ユーザインタフェースによるファイル操作では、ファ
イルをポインティングして、ドラッグすることは、ファ
イルの移動として働く。そしてファイルのコピーをする
場合は、キーボードのオプションキーを押しながらドラ
ッグするようになっている。これをソフトウエアドライ
バによって、サイドスイッチが押されたとき、あたかも
キーボードのオプションキーが押されたかのようにステ
ータスを変換してアプリケーションプログラムに渡して
やるのである。こうしてやると、上記の操作はコピーし
たいファイルをポインティングし、サイドスイッチを押
したままドラッグする、という操作で済むことになり、
これまたキーボードの操作が不要になるのである。
【0007】このようにサイドスイッチにソフトウエア
ドライバによっていろいろな機能を割り付け、アプリケ
ーションによってその機能を切り替えて使うという環境
がすでに実現されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サイドスイッ
チに機能を割り付けて使うこと自身は使いやすさの向上
につながるのであるが、そのような種々の機能をどのよ
うに切り替えるかが新たな課題となっていた。最近のよ
うに複数のアプリケーションプログラムを同時に開いて
実行するような場合、サイドスイッチに割り当てる機能
の切り替えも、アプリケーションの切り替えと同様に頻
繁に行う必要があるのである。
【0009】従来のソフトウエアドライバでは、たとえ
ばディスプレイ上に機能切り替え用のウインドウを開い
て、そこで切り替えるようにしていたものがあった。こ
の場合の切り替え操作には、次のステップが必要であっ
た。 (1)ディスプレイ上のソフトウエアドライバのセット
アッププログラムをダブルクリックして起動する。この
ときファイルが階層化されていてアイコンが表示されて
いなければ、オープンのためにさらに多くのオープン操
作が必要になる。 (2)表示された設定メニューの中から、サイドスイッ
チに設定したい機能のメニューをポインティングする。 (3)セットアッププログラムをクローズする。
【0010】このように、従来のソフトウエアドライバ
ではいちいちウインドウを開く必要があり、しかも複数
のステップを踏む必要があったので、使い難いものであ
った。本発明は、上記のような従来のソフトウエアドラ
イバの設定に関する使いやすさを改善するために行われ
たものであり、その目的は以下の点にある。
【0011】すなわち、座標指示器に設けたスイッチに
特定の機能を容易に設定できる座標読取装置および座標
読取装置のためのインタフェース装置および座標読取シ
ステムを実現することである。さらに詳細には、座標指
示器に設けたスイッチに特定の機能を設定するのに、コ
ンピュータ等を操作することなく、座標読取装置上の操
作によってのみ行うことのできる座標読取装置および座
標読取装置のためのインタフェース装置および座標読取
システムを実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による座標読取装置の第一の構成では、タブ
レットと複数のスイッチを有する座標指示器とで構成さ
れ、座標指示器で指示した位置の座標値とスイッチのス
テータスとを出力する座標読取装置において、タブレッ
トには、スイッチに設定するための機能を割り当てたメ
ニューを設け、メニューを座標指示器で指示し、所定の
スイッチを操作することによって、スイッチにメニュー
に割り当てられた機能を設定するスイッチ機能設定手段
と、スイッチ機能設定手段によって設定された機能に従
って、スイッチのステータスを変換して出力するスイッ
チステータス変換手段とを設けて座標読取装置を構成し
た。
【0013】また、第二の構成では、上記第一の構成に
おいて、スイッチ機能設定手段には、座標指示器の指示
する位置の座標値が、スイッチに設定するための機能を
割り当てたメニューの領域に含まれることを識別すると
ともに、スイッチがメニューの読み取りに対応した所定
の状態になったことを判定し、スイッチの変換すべきス
テータスパターンと、出力すべきデータとによって構成
される機能データを選択する機能選択手段と、機能選択
手段によって選択された機能データを記憶する記憶手段
とを設け、スイッチステータス変換手段には、操作され
たスイッチのステータスパターンが、機能データの変換
すべきステータスパターンと一致することを判定する変
換ステータス判定手段と、変換ステータス判定手段によ
ってステータスパターンが一致したことが判定されたと
き、機能データの出力すべきデータを出力する変換ステ
ータス出力手段とを設けて座標読取装置を構成した。
【0014】さらに、上記第一および第二の構成を、以
下に示すように再構成して座標読取装置を構成した。 (1)座標指示器の複数のスイッチは、メニューポイン
ティング用スイッチとその他のスイッチとで構成し、タ
ブレットには、その他のスイッチを選択するためのメニ
ューと、選択されたスイッチに設定するための機能を割
り当てたメニューとを設け、メニューを座標指示器で指
示し、メニューポインティング用スイッチを操作するこ
とによって、メニューによって選択されたその他のスイ
ッチに、メニューに割り当てられた機能を設定するスイ
ッチ機能設定手段と、スイッチ機能設定手段によって設
定された機能に従って、その他のスイッチのステータス
を変換して出力するスイッチステータス変換手段とを設
けた構成。
【0015】(2) 上記(1)の構成において、スイ
ッチ機能設定手段には、座標指示器の指示する位置の座
標値が、その他のスイッチを選択するためのメニューの
領域に含まれることを識別するとともに、メニューポイ
ンティング用スイッチがメニューの読み取りに対応した
所定の状態になったことを判定し、その他のスイッチか
ら一のスイッチを選択するスイッチ選択手段と、座標指
示器の指示する位置の座標値が、スイッチに設定するた
めの機能を割り当てたメニューの領域に含まれることを
識別するとともに、メニューポインティング用スイッチ
がメニューの読み取りに対応した所定の状態になったこ
とを判定し、選択されたスイッチの変換すべきステータ
スパターンと、出力すべきデータとによって構成される
機能データを選択する機能選択手段と、スイッチ選択手
段によって選択されたスイッチ情報と、機能選択手段に
よって選択された機能データとを記憶する記憶手段とを
設け、スイッチステータス変換手段には、操作されたス
イッチが、記憶手段に記憶された機能データに対応する
スイッチであることを判定し、さらに操作されたスイッ
チのステータスパターンが機能データの変換すべきステ
ータスパターンと一致することを判定する変換ステータ
ス判定手段と、変換ステータス判定手段によってステー
タスパターンが一致したことが判定されたとき、機能デ
ータの出力すべきデータを出力する変換ステータス出力
手段とを設け座標読取装置を構成した。
【0016】(3)タブレットには、スイッチに設定す
るための機能を割り当てたメニューを設け、メニューを
座標指示器で指示し、スイッチのうち、機能を設定しよ
うとするスイッチを操作することによって、スイッチに
ポインティングしたメニューに割り当てられた機能を設
定するスイッチ機能設定手段と、スイッチ機能設定手段
によって設定された機能に従って、スイッチのステータ
スを変換して出力するスイッチステータス変換手段とを
設け座標読取装置を構成した。
【0017】(4)上記(3)の構成において、スイッ
チ機能設定手段には、座標指示器の指示する位置の座標
値が、スイッチに設定するための機能を割り当てたメニ
ューの領域に含まれることを識別するとともに、ポイン
ティングしたスイッチがメニューの読み取りに対応した
所定の状態になったことを判定し、スイッチの変換すべ
きステータスパターンと、出力すべきデータとによって
構成される機能データを選択する機能選択手段と、ポイ
ンティングしたスイッチ情報と、機能選択手段によって
選択された機能データとを記憶する記憶手段とを設け、
スイッチステータス変換手段には、操作されたスイッチ
が、記憶手段に記憶された機能データに対応するスイッ
チであることを判定し、さらに操作されたスイッチのス
テータスパターンが機能データの変換すべきステータス
パターンと一致することを判定する変換ステータス判定
手段と、変換ステータス判定手段によってステータスパ
ターンが一致したことが判定されたとき、機能データの
出力すべきデータを出力する変換ステータス出力手段と
を設け座標読取装置を構成した。
【0018】(5)座標指示器の複数のスイッチを、ペ
ン芯の動きに連動してオン/オフするペンスイッチと、
ペン軸に設けられたサイドスイッチとで構成し、タブレ
ットには、サイドスイッチに設定するための機能を割り
当てたメニューを設け、メニューを座標指示器で指示
し、ペンスイッチを操作することによって、サイドスイ
ッチにメニューに割り当てられた機能を設定するスイッ
チ機能設定手段と、スイッチ機能設定手段によって設定
された機能に従って、サイドスイッチのステータスを変
換して出力するスイッチステータス変換手段とを設け座
標読取装置を構成した。
【0019】(6)上記(5)の構成において、スイッ
チ機能設定手段には、スタイラスペンの指示する位置の
座標値が、サイドスイッチに設定するための機能を割り
当てたメニューの領域に含まれることを識別するととも
に、ペンスイッチがメニューの読み取りに対応した所定
の状態になったことを判定し、サイドスイッチの変換す
べきステータスパターンと、出力すべきデータとによっ
て構成される機能データを選択する機能選択手段と、機
能選択手段によって選択された機能データとを記憶する
記憶手段とを設け、スイッチステータス変換手段には、
操作されたサイドスイッチのステータスパターンが機能
データの変換すべきステータスパターンと一致すること
を判定する変換ステータス判定手段と、変換ステータス
判定手段によってステータスパターンが一致したことが
判定されたとき、機能データの出力すべきデータを出力
する変換ステータス出力手段とを設け座標読取装置を構
成した。
【0020】(7)上記すべての構成において、前記メ
ニューのうち、スイッチに設定するための機能を割り当
てたメニューには、スイッチに対応した1または複数の
キーボードコードを出力する機能を割り当てたものとし
て座標読取装置を構成した。さらにまた本発明による座
標読取装置のためのステータス変換方法では、複数のス
イッチを有する座標指示器と、スイッチに設定するため
の機能を割り当てたメニューとを設けたタブレットで構
成される座標読取装置を情報処理装置に接続し、座標指
示器で指示した位置の座標値とスイッチのステータスを
情報処理装置に入力して所定の処理を行う座標読取装置
のためのステータス変換方法であって、座標指示器の指
示する位置の座標値が、スイッチに設定するための機能
を割り当てたメニューの領域に含まれることを識別する
とともに、スイッチがメニューの読み取りに対応した所
定の状態になったことを判定し、スイッチの変換すべき
ステータスパターンと、出力すべきデータとによって構
成される機能データを選択する処理と、機能データを選
択する処理によって選択された機能データを記憶する処
理とを設けて座標読取装置のためのステータス変換方法
を構成した。
【0021】さらに、上記ステータス変換方法の第一の
手順を、以下に示すように再構成して座標読取装置のた
めのステータス変換方法を構成した。 (1)メニューポインティング用スイッチとその他のス
イッチの複数のスイッチを有する座標指示器と、その他
のスイッチを選択するためのメニューと、選択されたス
イッチに設定するための機能を割り当てたメニューとを
設けたタブレットで構成される座標読取装置を情報処理
装置に接続した座標読取装置のためのステータス変換方
法であって、座標指示器の指示する位置の座標値が、そ
の他のスイッチを選択するためのメニューの領域に含ま
れることを識別するとともに、メニューポインティング
用スイッチがメニューの読み取りに対応した所定の状態
になったことを判定し、その他のスイッチから一のスイ
ッチを選択する第一の処理と、座標指示器の指示する位
置の座標値が、スイッチに設定するための機能を割り当
てたメニューの領域に含まれることを識別するととも
に、メニューポインティング用スイッチがメニューの読
み取りに対応した所定の状態になったことを判定し、選
択されたスイッチの変換すべきステータスパターンと、
出力すべきデータとによって構成される機能データを選
択する第二の処理とを、第一の処理、第二の処理の順序
で、または第二の処理、第一の処理の順序のいずれかの
順序で実行し、第一の処理によって選択されたスイッチ
情報と、第二の処理によって選択された機能データとを
記憶する処理とを設け座標読取装置のためのステータス
変換方法を構成した。
【0022】(2)複数のスイッチを有する座標指示器
と、スイッチに設定するための機能を割り当てたメニュ
ーを設けたタブレットとで構成される座標読取装置を情
報処理装置に接続した座標読取装置のためのステータス
変換方法であって、座標指示器の指示する位置の座標値
が、メニューの領域に含まれることを識別するととも
に、複数のスイッチのうちいずれのスイッチが操作され
メニューの読み取りに対応した所定の状態になったかを
判定し、操作されたスイッチの変換すべきステータスパ
ターンと、出力すべきデータとによって構成される機能
データを選択する処理と、操作されたスイッチ情報と、
選択された機能データとを記憶する処理とを設け座標読
取装置のためのステータス変換方法を構成した。
【0023】(3)ペン芯の動きに連動してオン/オフ
するペンスイッチと、ペン軸に設けられたサイドスイッ
チとで成る複数のスイッチを有するペン形状の座標指示
器であるスタイラスペンと、前記サイドスイッチに設定
するための機能を割り当てたメニューを設けたタブレッ
トとで構成される座標読取装置を情報処理装置に接続し
た座標読取装置のためのステータス変換方法であって、
スタイラスペンの指示する位置の座標値が、メニューの
領域に含まれることを識別するとともに、ペンスイッチ
がメニューの読み取りに対応した所定の状態になったこ
とを判定し、サイドスイッチの変換すべきステータスパ
ターンと、出力すべきデータとによって構成される機能
データを選択する処理と、選択された機能データとを記
憶する処理とを設け座標読取装置のためのステータス変
換方法を構成した。
【0024】(4)上記すべてのステータス変換方法の
手順において、操作されたスイッチが、記憶された機能
データに対応するスイッチであることを判定し、さらに
操作されたスイッチのステータスパターンが機能データ
の変換すべきステータスパターンと一致することを判定
する処理と、ステータスパターンが一致したとき、機能
データの出力すべきデータを出力する処理とを設け座標
読取装置のためのステータス変換方法を構成した。
【0025】(5)上記すべてのステータス変換方法の
手順において、前記メニューのうち、スイッチに設定す
るための機能を割り当てたメニューには、スイッチに対
応した1または複数のキーボードコードを出力する機能
を割り当てて座標読取装置のためのステータス変換方法
を構成した。
【0026】さらにまた本発明による座標読取装置のた
めのインタフェース装置では、複数のスイッチを有する
座標指示器と、スイッチに設定するための機能を割り当
てたメニューとを設けたタブレットで構成される座標読
取装置を情報処理装置に接続し、座標指示器で指示した
位置の座標値と前記スイッチのステータスを情報処理装
置に入力して所定の処理を行う座標読取システムにおい
て、座標読取装置と情報処理装置との間に接続され、座
標値とスイッチのステータスのインタフェースを司どる
座標読取装置のためのインタフェース装置であって、座
標指示器の指示する位置の座標値が、スイッチに設定す
るための機能を割り当てたメニューの領域に含まれるこ
とを識別するとともに、スイッチがメニューの読み取り
に対応した所定の状態になったことを判定し、スイッチ
の変換すべきステータスパターンと、出力すべきデータ
とによって構成される機能データを選択する機能選択手
段と、機能選択手段によって選択された機能データを記
憶する記憶手段と、操作されたスイッチが、記憶手段に
記憶された機能データに対応するスイッチであることを
判定し、さらに操作されたスイッチのステータスパター
ンが機能データの変換すべきステータスパターンと一致
することを判定する変換ステータス判定手段と、変換ス
テータス判定手段によってステータスパターンが一致し
たことが判定されたとき、機能データの出力すべきデー
タを出力する変換ステータス出力手段とを設け、座標読
取装置のためのインタフェース装置を構成した。
【0027】さらに、上記インタフェース装置の第一の
構成を、以下に示すように再構成して座標読取装置のた
めのインタフェース装置を構成した。 (1)メニューポインティング用スイッチとその他のス
イッチの複数のスイッチを有する座標指示器と、前記そ
の他のスイッチを選択するためのメニューと、選択され
たスイッチに設定するための機能を割り当てたメニュー
とを設けたタブレットで構成される座標読取装置を情報
処理装置に接続した座標読取システムにおいて、座標読
取装置と情報処理装置との間に接続された座標読取装置
のためのインタフェース装置であって、座標指示器の指
示する位置の座標値が、その他のスイッチを選択するた
めのメニュー領域に含まれることを識別するとともに、
メニューポインティング用スイッチがメニューの読み取
りに対応した所定の状態になったことを判定し、その他
のスイッチから一のスイッチを選択するスイッチ選択手
段と、座標指示器の指示する位置の座標値が、スイッチ
に設定するための機能を割り当てたメニューの領域に含
まれることを識別するとともに、メニューポインティン
グ用スイッチがメニューの読み取りに対応した所定の状
態になったことを判定し、選択されたスイッチの変換す
べきステータスパターンと、出力すべきデータとによっ
て構成される機能データを選択する機能選択手段と、ス
イッチ選択手段によって選択されたスイッチ情報と、機
能選択手段によって選択された機能データとを記憶する
記憶手段と、操作されたスイッチが、記憶手段に記憶さ
れた機能データに対応するスイッチであることを判定
し、さらに操作されたスイッチのステータスパターンが
機能データの変換すべきステータスパターンと一致する
ことを判定する変換ステータス判定手段と、変換ステー
タス判定手段によってステータスパターンが一致したこ
とが判定されたとき、機能データの出力すべきデータを
出力する変換ステータス出力手段とを設け座標読取装置
のためのインタフェース装置を構成した。
【0028】(2)複数のスイッチを有する座標指示器
と、スイッチに設定するための機能を割り当てたメニュ
ーを設けたタブレットとで構成される座標読取装置を情
報処理装置に接続した座標読取システムにおいて、座標
読取装置と情報処理装置との間に接続された座標読取装
置のためのインタフェース装置であって、座標指示器の
指示する位置の座標値が、スイッチに設定するための機
能を割り当てたメニューの領域に含まれることを識別す
るとともに、ポインティングしたスイッチがメニューの
読み取りに対応した所定の状態になったことを判定し、
スイッチの変換すべきステータスパターンと、出力すべ
きデータとによって構成される機能データを選択する機
能選択手段と、ポインティングしたスイッチ情報と、機
能選択手段によって選択された機能データとを記憶する
記憶手段と、操作されたスイッチが、記憶手段に記憶さ
れた機能データに対応するスイッチであることを判定
し、さらに操作されたスイッチのステータスパターンが
機能データの変換すべきステータスパターンと一致する
ことを判定する変換ステータス判定手段と、変換ステー
タス判定手段によってステータスパターンが一致したこ
とが判定されたとき、機能データの出力すべきデータを
出力する変換ステータス出力手段とを設け座標読取装置
のためのインタフェース装置を構成した。
【0029】(3)ペン芯の動きに連動してオン/オフ
するペンスイッチと、ペン軸に設けられたサイドスイッ
チとで成る複数のスイッチを有するペン形状の座標指示
器であるスタイラスペンと、サイドスイッチに設定する
ための機能を割り当てたメニューを設けたタブレットと
で構成される座標読取装置を情報処理装置に接続した座
標読取システムにおいて、座標読取装置と情報処理装置
との間に接続された座標読取装置のためのインタフェー
ス装置であって、スタイラスペンの指示する位置の座標
値が、サイドスイッチに設定するための機能を割り当て
たメニューの領域に含まれることを識別するとともに、
ペンスイッチがメニューの読み取りに対応した所定の状
態になったことを判定し、サイドスイッチの変換すべき
ステータスパターンと、出力すべきデータとによって構
成される機能データを選択する機能選択手段と、機能選
択手段によって選択された機能データとを記憶する記憶
手段と、操作されたサイドスイッチのステータスパター
ンが機能データの変換すべきステータスパターンと一致
することを判定する変換ステータス判定手段と、変換ス
テータス判定手段によってステータスパターンが一致し
たことが判定されたとき、機能データの出力すべきデー
タを出力する変換ステータス出力手段とを設け座標読取
装置のためのインタフェース装置を構成した。
【0030】(4)上記すべてのインタフェース装置の
構成において、前記機能データのうち、出力すべきデー
タは、1または複数のキーボードコードであるようにし
て座標読取装置のためのインタフェース装置を構成し
た。さらにまた本発明による座標読取システムでは、複
数のスイッチを有する座標指示器と、スイッチに設定す
るための機能を割り当てたメニューとを設けたタブレッ
トで構成される座標読取装置と、座標読取装置に接続さ
れ、座標値とスイッチのステータスのインタフェースを
司どるインタフェース装置と、インタフェース装置に接
続される情報処理装置とで構成され、座標指示器で指示
した位置の座標値と前記スイッチのステータスを情報処
理装置に入力して所定の処理を行う座標読取システムで
あって、座標指示器の指示する位置の座標値が、スイッ
チに設定するための機能を割り当てたメニューの領域に
含まれることを識別するとともに、スイッチがメニュー
の読み取りに対応した所定の状態になったことを判定
し、スイッチの変換すべきステータスパターンと、出力
すべきデータとによって構成される機能データを選択す
る機能選択手段と、機能選択手段によって選択された機
能データを記憶する記憶手段と、操作されたスイッチ
が、記憶手段に記憶された機能データに対応するスイッ
チであることを判定し、さらに操作されたスイッチのス
テータスパターンが機能データの変換すべきステータス
パターンと一致することを判定する変換ステータス判定
手段と、変換ステータス判定手段によってステータスパ
ターンが一致したことが判定されたとき、機能データの
出力すべきデータを出力する変換ステータス出力手段と
を設け座標読取システムを構成した。
【0031】さらに、上記座標読取システムの第一の構
成を、以下に示すように再構成して座標読取システムを
構成した。 (1)メニューポインティング用スイッチとその他のス
イッチの複数のスイッチを有する座標指示器と、その他
のスイッチを選択するためのメニューと、選択されたス
イッチに設定するための機能を割り当てたメニューとを
設けたタブレットで構成される座標読取装置と、座標読
取装置に接続されたインタフェース装置と、インタフェ
ース装置に接続された情報処理装置とで構成した座標読
取システムであって、座標指示器の指示する位置の座標
値が、その他のスイッチを選択するためのメニュー領域
に含まれることを識別するとともに、メニューポインテ
ィング用スイッチがメニューの読み取りに対応した所定
の状態になったことを判定し、その他のスイッチから一
のスイッチを選択するスイッチ選択手段と、座標指示器
の指示する位置の座標値が、スイッチに設定するための
機能を割り当てたメニューの領域に含まれることを識別
するとともに、メニューポインティング用スイッチがメ
ニューの読み取りに対応した所定の状態になったことを
判定し、選択されたスイッチの変換すべきステータスパ
ターンと、出力すべきデータとによって構成される機能
データを選択する機能選択手段と、スイッチ選択手段に
よって選択されたスイッチ情報と、機能選択手段によっ
て選択された機能データとを記憶する記憶手段と、操作
されたスイッチが、記憶手段に記憶された機能データに
対応するスイッチであることを判定し、さらに操作され
たスイッチのステータスパターンが機能データの変換す
べきステータスパターンと一致することを判定する変換
ステータス判定手段と、変換ステータス判定手段によっ
てステータスパターンが一致したことが判定されたと
き、機能データの出力すべきデータを出力する変換ステ
ータス出力手段とを設け座標読取システムを構成した。
【0032】(2)複数のスイッチを有する座標指示器
と、スイッチに設定するための機能を割り当てたメニュ
ーを設けたタブレットとで構成される座標読取装置と、
座標読取装置に接続されたインタフェース装置と、イン
タフェース装置に接続された情報処理装置とで構成した
座標読取システムであって、座標指示器の指示する位置
の座標値が、スイッチに設定するための機能を割り当て
たメニューの領域に含まれることを識別するとともに、
ポインティングしたスイッチがメニューの読み取りに対
応した所定の状態になったことを判定し、スイッチの変
換すべきステータスパターンと、出力すべきデータとに
よって構成される機能データを選択する機能選択手段
と、ポインティングしたスイッチ情報と、機能選択手段
によって選択された機能データとを記憶する記憶手段
と、操作されたスイッチが、記憶手段に記憶された機能
データに対応するスイッチであることを判定し、さらに
操作されたスイッチのステータスパターンが機能データ
の変換すべきステータスパターンと一致することを判定
する変換ステータス判定手段と、変換ステータス判定手
段によってステータスパターンが一致したことが判定さ
れたとき、機能データの出力すべきデータを出力する変
換ステータス出力手段とを設け座標読取システムを構成
した。
【0033】(3)ペン芯の動きに連動してオン/オフ
するペンスイッチと、ペン軸に設けられたサイドスイッ
チとで成る複数のスイッチを有するペン形状の座標指示
器であるスタイラスペンと、サイドスイッチに設定する
ための機能を割り当てたメニューを設けたタブレットと
で構成される座標読取装置と、座標読取装置に接続され
たインタフェース装置と、インタフェース装置に接続さ
れた情報処理装置とで構成した座標読取システムであっ
て、スタイラスペンの指示する位置の座標値が、サイド
スイッチに設定するための機能を割り当てたメニューの
領域に含まれることを識別するとともに、ペンスイッチ
がメニューの読み取りに対応した所定の状態になったこ
とを判定し、サイドスイッチの変換すべきステータスパ
ターンと、出力すべきデータとによって構成される機能
データを選択する機能選択手段と、機能選択手段によっ
て選択された機能データとを記憶する記憶手段と、操作
されたサイドスイッチのステータスパターンが機能デー
タの変換すべきステータスパターンと一致することを判
定する変換ステータス判定手段と、変換ステータス判定
手段によってステータスパターンが一致したことが判定
されたとき、機能データの出力すべきデータを出力する
変換ステータス出力手段とを設け座標読取システムを構
成した。
【0034】(4) 上記すべての座標読取システムの
構成において、前記機能データのうち、出力すべきデー
タは、1または複数のキーボードコードであるようにし
て座標読取システムを構成した。上記すべての座標読取
装置、ステータス変換方法、インタフェース装置、及び
座標読取システムにおいて、メニューを複数設け、タブ
レットには、その複数のメニューを選択する機能を割り
当てた選択メニューを設け、その選択メニューを座標指
示器で指示し、所定のスイッチ操作によって複数のメニ
ューの1つを選択するメニュー選択手段を設けた。メニ
ューには、タブレット上に置かれる物理的なものと、タ
ブレット上に仮想的に設けられたマス目のような非物理
的なものとがあるが、複数のメニューについても、表示
が異なるメニューシートを取り替える構成および方法、
また、同じメニューシートを用いて有効領域を切り替え
る構成および方法がある。このような環境に対応するた
めに、上記すべての座標読取装置、ステータス変換方
法、インタフェース装置、及び座標読取システムにおい
て、複数のメニューはスイッチに設定するための機能を
表示した複数のメニューシートを有するようにした。あ
るいは、複数のメニューは複数のメニューに割り当てら
れたスイッチに設定するための機能を表示したメニュー
シートを有するようにした。もちろん、後者のメニュー
シートを複数有するようにすることも可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】
(座標読取装置)本発明による座標読取装置の実施の形
態について図1ないし図4に基づき説明する。図1は座
標読取装置のブロック図、図2は座標読取装置の構成
図、図3は座標読取装置の内部処理のフローチャート、
また図4はメニューの詳細説明図である。
【0036】まず図1および図2に基づいて構成につい
て説明する。図2に示すように、座標読取装置1は、タ
ブレット2と座標指示器3とで構成する。タブレット2
の表面は座標読み取り面となっており、座標指示器3に
よって指示した点を読み取るようになっている。タブレ
ット2の内部には各処理回路を内蔵している。
【0037】タブレット2の座標読み取り面には、メニ
ュー4を表示しておく。メニュー4は、その領域を枠線
で表示し、内部にそのメニューに割り付ける機能を文字
等で表示したものである。この表示のみではメニューと
して機能せず、後に説明するように、この領域を座標指
示器3で指示したとき、指示した位置の座標値をメニュ
ーコードと呼ぶ特定の意味を持ったコードに変換する機
能をタブレット2内部に設ける。
【0038】タブレット2と座標指示器3の構成は、図
1に示すようになっている。座標指示器3には、タブレ
ット2と電磁結合するコイルとコンデンサからなる共振
回路31と、コンデンサを直列に接続した二つのスイッ
チ32および33を設ける。座標指示器3は、座標検出
部21の座標読取面上に置かれ、読み取り点を指示する
ために使われる。
【0039】タブレット2には、座標検出部21、機能
選択手段22、記憶手段23、変換ステータス判定手段
24、変換ステータス出力手段25を設ける。座標検出
部21の座標読み取り面には、磁界を発生するためのコ
イルである複数の励磁ラインDL1・・・DL5と、電
磁誘導による誘導信号を検出するセンスラインSL1・
・・SL5とを敷設する。上記座標指示器3の共振回路
31が座標読み取り面に近接すると、これら励磁ライ
ン、センスラインと共振回路31との電磁結合によっ
て、センスラインには誘導信号が発生する。座標検出部
21内の座標算出回路211は、この信号に基づき座標
指示器3によって指示された位置の座標値と座標指示器
3のスイッチステータスを検出する。座標検出部21の
実現には、すでに提案されているいろいろな構成を採用
することができる。
【0040】機能選択手段22は、座標検出部21に接
続し、算出された座標値とスイッチステータスを入力す
る。機能選択手段22は、入力した座標値から、前記メ
ニュー4の各領域を判定し、かつスイッチステータスが
メニューの読み取りのために定められた一定のステータ
スになったことを検出する。ステータスの検出は、一般
的には、スイッチが押され、スイッチステータスがオフ
からオンになったときに読み取るように設計する。ここ
では第一のスイッチ32がオフからオンになったことを
検出するものとする。機能選択手段22は、常に座標値
とスイッチステータスとを監視し、座標指示器3がメニ
ュー4の各領域内を指示し、かつステータススイッチが
オフからオンになったという上記の条件が成立したとき
に各メニューに割り付けられた機能を選択する。記憶手
段23は、機能選択手段22に接続し、上記にようにし
て選択された機能に関する機能データを記憶する。
【0041】ここでメニューに割り付けた機能について
説明する。図2に示すようにメニュー4には、「cm
d.」「option」「shift」「double
click」のように項目が割り付けてある。本発明
による装置は、これらの項目を座標指示器3の第一のス
イッチ32で読み取ると、読み取った項目の機能を第二
のスイッチ33に割り付けるものである。たとえば、第
一のスイッチ32で「cmd.」メニューを読み取る
と、以後第二のスイッチ33を押せば、座標読取装置か
らはスイッチ33のステータスの代わりに、「cm
d.」に割り付けられた情報を出力するのである。
【0042】記憶手段23に記憶する機能データは、
「変換すべきステータスパターン」と「出力すべきデー
タ」とが対になって記述されているものである。たとえ
ば、上記「cmd.」メニューに対しては、「変換すべ
きステータスパターン」は、「第二のスイッチのオフか
らオンへの変化」であり、「出力すべきデータ」は、
「キーボードのキーコード”cmd.”」である。
【0043】再び構成についての説明を続ける。変換ス
テータス判定手段24は、座標検出部21と記憶手段2
3とに接続し、スイッチステータスを入力するととも
に、記憶手段23に記憶されている変換すべきスイッチ
ステータスを常に参照する。そして一致した場合に一致
したことを示す一致信号を変換ステータス出力手段25
に出力する。一致しない場合は一致信号は出力せず、ス
イッチステータスの監視を続ける。
【0044】変換ステータス出力手段25は、座標検出
部21と前記記憶手段23および前記変換ステータス判
定手段24に接続し、変換ステータス判定手段24が出
力する一致信号を入力したとき、座標検出部21から入
力するスイッチステータスを記憶手段22に記憶してい
る出力すべきデータに変換し出力する。一致信号が入力
しない間は、座標検出部21から入力したスイッチステ
ータスをそのまま出力する。
【0045】以上説明した構成要素のうち、座標検出部
21の一部を含んで、その他の構成要素のほとんどは、
ワンチップのマイクロプロセッサで実現しており、動作
はプログラムによって制御されている。次に動作につい
て説明する。本発明による座標読取装置では、(1)メ
ニューによりスイッチに機能を割り付ける動作と、
(2)座標読み取り中のステータス変換動作とは独立し
ている。これらについて以下別々に説明する。
【0046】(1)メニューによりスイッチに機能を割
り付ける動作について 図3は本座標読取装置を構成するマイクロプロセッサの
制御動作のフローチャートである。まずステップ1にお
いて、座標指示器3の指示する位置の座標値とスイッチ
ステータスとを求める。この処理には従来の座標読取装
置で提案されている方法を採用する。この処理は座標検
出部21の処理に相当する。
【0047】次にステップ2において、座標値がメニュ
ー領域に含まれるか否かを判定する。図4に示すよう
に、メニュー領域の範囲を示す座標値がプログラムに記
述してある。図4のX0・・・X5は各メニュー領域の
X座標値である。またY0・・・Y3はY座標値であ
る。マイクロプロセッサは、この範囲を示す座標値と入
力した座標値とを比較してメニュー内であるか否かを判
定する。たとえばステップ1で算出した座標値を(X,
Y)として、 X0<X<X1 かつ Y2<Y<Y3 を満足すれば、「cmd.」メニューであると判定す
る。こうしてステップ2で判定された結果に基づいて、
ステップ3で処理を分岐する。メニュー内であると判定
した場合には次のステップ4に進み、メニュー外である
と判定した場合にはステップ7に分岐する。
【0048】メニュー内であると判定した場合には、次
のステップ4で、スイッチステータスがメニューを読み
取るために定められたステータスになっているかどうか
を判定する。どのようなステータスになったときをメニ
ューの読み取りであるとするかは任意であるが、ここで
はすでに説明したように、座標指示器3の第一のスイッ
チ32が押され、スイッチステータスがオフからオンに
なったことを判定するものとする。ステップ4で判定さ
れた結果に基づいて、ステップ5では処理を分岐する。
スイッチステータスがオフからオンになったことを検出
した場合には次のステップ6へ進み、そうでない場合に
はステップ7に分岐する。
【0049】以上の処理で、メニューを読み取ったと判
定した場合には、次のステップ6で、読み取ったメニュ
ーに割り付けられた機能データを記憶手段23に記憶す
る。記憶手段23に記憶するデータは、すでに説明した
ように、「変換すべきステータスパターン」と「出力す
べきデータ」とを対にした機能データである。ここで
は、メニューの「cmd.」を読み取ったものとする。
このメニューに割り当てられた機能データのうち「変換
すべきステータスパターン」は、「第二のスイッチのオ
フからオンへの変化」であり、「出力すべきデータ」
は、「キーボードのキーコード”cmd.”」である。
以上のステップ2からステップ6までの処理は、機能選
択手段22の処理に相当する。
【0050】なお、ステップ2、3とステップ4、5と
は、順序を入れ換えてもよい。これらの4ステップはメ
ニューの解析のための処理であり、座標値の条件とスイ
ッチの条件とをともに満足するかどうか判定しているの
である。ステップ4、5を先に実行し、その後ステップ
2、3を実行してもよい。
【0051】(2)座標読み取り中のステータスの変換
動作について 図3のフローチャートのステップ3またはステップ5
で、メニューの読み取りではないと判定した場合には、
ステップ7に分岐する。ステップ7では座標検出部21
から入力するスイッチステータスと、記憶手段23に記
憶している機能データのうちの「変換すべきステータス
パターン」とを比較する。今、「変換すべきステータス
パターン」は、「第二のスイッチのオフからオンへの変
化」である。ステップ7では、新たなスイッチステータ
スを入力するたびに、このステータスが第二のスイッチ
についてのものであり、かつオフからオンに変化したか
どうかを監視する。こうしてステップ7で判定された結
果に基づいて、ステップ8では処理を分岐する。入力し
たスイッチステータスが、「変換すべきステータスパタ
ーン」と一致した場合には次のステップ9に進み、そう
でない場合にはステップ9の処理をスキップする。以上
のステップ7とステップ8の処理は、変換ステータス判
定手段24の処理に相当する。
【0052】入力したスイッチステータスが、「変換す
べきステータスパターン」と一致した場合には、ステッ
プ9において、記憶手段23に記憶している「出力すべ
きデータ」を入力したスイッチステータスに置き換えて
出力する。今の場合は、「キーボードのキーコード”c
md.”」を出力する。入力したスイッチステータス
が、「変換すべきステータスパターン」と一致しない場
合は、図示していないが、入力したスイッチステータス
を変換せずにそのまま出力する。以上のステップ9の処
理は、変換ステータス出力手段25の処理に相当する。
【0053】以上説明したように、本発明による座標読
取装置では、メニュー4を読み取った場合には、メニュ
ーに割り付けた機能を記憶手段23に記憶し、メニュー
4外を読み取った場合には、記憶手段23に記憶された
機能データを満足するスイッチステータスについて、機
能データに設定された出力データに変換して出力する。
変換条件を記述した機能データは、メニューを読み取る
ことによって容易に変更できるのである。
【0054】(インタフェース装置)前記座標読取装置
では、図1に示したように、機能選択手段22、記憶手
段23、変換ステータス判定手段24、変換ステータス
出力手段25をすべて座標読取装置に内蔵した構成とし
た。しかし、これら各部を座標検出部21から分離し、
インタフェース装置として独立して構成してもよい。
【0055】図5は、本発明によるインタフェース装置
のブロック図である。図において5は座標読取装置であ
る。これは従来からの座標読取装置そのものであり、タ
ブレット51と座標指示器52とから成る。座標指示器
52で指示した位置の座標値と、座標指示器52に設け
た図示していないスイッチのステータスとを外部に出力
するものである。
【0056】座標読取装置5の出力には、本発明による
インタフェース装置6を接続する。インタフェース装置
6の構成は、すでに説明した座標読取装置の座標検出部
を除いた他の部分と同じ構成である。図5に示すよう
に、インタフェース装置6には、まずインタフェース回
路61を設ける。これは、前記座標読取装置5と接続す
る回路である。インタフェース回路61には、機能選択
手段62と変換ステータス判定手段64と変換ステータ
ス出力手段65とを接続する。機能選択手段62の出力
は、記憶手段63に接続する。また記憶手段63に記憶
された内容は、変換ステータス判定手段64および変換
ステータス出力手段65が参照できるように接続する。
また、変換ステータス判定手段64の出力は、変換ステ
ータス出力手段65にも接続する。
【0057】インタフェース回路61は、接続された座
標読取装置5からの座標値とスイッチステータスとを入
力する。機能選択手段62は、インタフェース回路61
から入力する座標値とスイッチステータスとを入力し、
これから座標読取装置5のタブレット51に設けたメニ
ューが読み取られたか否かを判定し、メニューが読み取
られたことを判定した場合に、読み取ったメニューに割
り付けられた機能データを記憶手段63に格納する。変
換ステータス判定手段64は、入力された座標値とスイ
ッチステータスが、メニューの読み取りではない場合、
スイッチステータスと記憶手段63に格納されている機
能データのうち、「変換すべきステータスパターン」と
を比較し、一致したばあいに、一致した旨を示す一致信
号を変換ステータス出力手段65に出力する。変換ステ
ータス出力手段65は、この一致信号を入力し、記憶手
段73に格納されている機能データのうちの「出力すべ
きデータ」を、入力したスイッチステータスに置き替て
外部に出力する。
【0058】以上説明したように、本発明によるインタ
フェース装置は、前記座標読取装置からスイッチステー
タスの変換手段を独立させたものであり、ステータスの
変換に関する機能は全く同じである。 (座標読取システム)図5に示したように、従来の座標
読取装置5を前記インタフェース装置6に接続し、さら
にこれにコンピュータ等の情報処理装置7を接続して座
標読取システムを構成することができる。インタフェー
ス装置6は、前述のように、読み取ったメニューに応じ
てスイッチステータスを変換するための機能データを記
憶し、これと入力したスイッチステータスとを比較して
ステータスの変換処理を行う。スイッチステータスの機
能設定は、インタフェース装置によって容易に行えるの
で、情報処理装置7上で動作する種々のアプリケーショ
ンに容易に対応することができる。
【0059】このように、インタフェース装置6を座標
読取システムにおいて使う場合、インタフェース装置6
を情報処理装置7に内臓させてもよい。このとき、イン
タフェース装置6のハードウエアは情報処理装置7とは
独立して設けてもよいし、または専用のハードウエアは
設けずに、機能のみを情報処理装置7のソフトウエアと
して実現してもよい。後者の場合、システムのアプリケ
ーションプログラムにこの機能を追加してもよいが、イ
ンタフェース部のみを独立させて実現することが一般的
である。このようなプログラムをソフトウエアドライバ
と呼ぶ。すでに述べたように、本発明によるインタフェ
ース装置は、このソフトウエアドライバとして実現した
ときの機能設定に関する使い易さを改善することを主な
目的としたものである。
【0060】以上の説明は、タブレット上にメニューを
一種類だけ定義した形態についてのものであったが、タ
ブレット上に複数種類のメニューを定義し、これを切り
替えて使うように構成してもよい。以下は、このように
構成した本発明の第2の実施の形態による座標読取装置
に関する説明である。図15に示すように、この構成で
はメニューをシート状部材であるメニューシート上に表
示する。図では2枚のメニューシートA45とメニュー
シートB46とを選択して用いる構成であることを示し
ており、図示した状態では、メニューシートA45をタ
ブレット2c上に置いている。
【0061】メニューシートA45には、座標指示器の
スイッチに割り当てるためのメニューA4cと選択メニ
ューA43とを表示する。同様に、メニューシートB4
6には、座標指示器のスイッチに割り当てるためのメニ
ューB4dと選択メニューB44とを表示する。これら
の表示項目のうち、座標指示器のスイッチに割り当てる
ためのメニューは、前記第1の実施の形態と同じであ
る。選択メニューA43と選択メニューB44は、どち
らのメニューを選択するかを識別するためのもので、タ
ブレット2c上の異なる位置に配置されるように表示の
位置を変えてある。メニューシートA45をタブレット
2c上に置いて、座標指示器で選択メニューA43を読
み取れば、以後メニューA4cに表示されたメニューを
認識し、またメニューシートB46をタブレット2c上
に置いて、座標指示器で選択メニューB44を読み取れ
ば、以後メニューB4dに表示されたメニューを認識す
るようにすることが、この構成の機能である。
【0062】この機能を果たすために、座標読取装置は
図16のように構成する。メニュー選択手段26を新た
に設け、座標検出部21と機能選択手段22bとに接続
する。メニュー選択手段26は、座標検出部21から座
標値とスイッチステータスを入力し、座標値から選択メ
ニューA43または選択メニューB44の各領域を判定
し、かつスイッチステータスがメニューの読み取りのた
めに定められた特定のステータスになったことを検出す
る。どのようなステータスを検出するかは任意である
が、ここでも前記第1の実施の形態と同様にスイッチス
テータスがオフからオンになったときを検出するものと
する。このメニュー選択手段26は、常に座標値とスイ
ッチステータスとを監視し、座標指示器が選択メニュー
A43または選択メニューB44の領域内を指示し、か
つステータスがスイッチオフからオンになったという上
記条件が成立したときに、指示された選択メニューに対
応する信号を機能選択手段22bに出力する。機能選択
手段22bの機能は、前記第1の実施の形態と同様であ
るが、識別すべきメニューが複数セットあるために、各
メニューセットごとに定義されたメニュー領域の位置情
報と、各メニューに割り付けられた機能データのセット
を、それら複数のメニューごとに選択するという機能が
付加されている。機能選択手段22bは、前記メニュー
選択手段26に接続され、前記指示された選択メニュー
に対応する信号に基づき、複数のメニューのうちどのメ
ニューを識別するかを選択する。その他の構成要素は、
前記第1の実施の形態と同じである。
【0063】次に動作について図17のフローチャート
に基づき説明する。前記第1の実施の形態で説明した図
3のフローチャートのうち、ステップ1を図17のフロ
ーチャートで置き換えるものとする。まずステップ20
において、座標指示器の指示する位置の座標値とスイッ
チステータスとを求める。この処理は図3のステップ1
と同じである。
【0064】次にステップ21において、座標値が選択
メニュー領域に含まれるか否かを判定する。領域を識別
する処理は、前記第1の実施の形態と同様である。こう
してステップ21で判定した結果に基づいて、ステップ
22で処理を分岐する。選択メニュー内であると判定し
た場合には次のステップ23に進み、選択メニュー外で
あると判定した場合には、このフローチャートの処理を
終了する。
【0065】選択メニュー内であると判定した場合に
は、次のステップ23で、スイッチステータスが選択メ
ニューを読み取るために定められたステータスになって
いるかどうかを判定する。ここでは、すでに説明したよ
うにスイッチステータスがオフからオンになったことを
判定する。そして判定した結果に基づいて、ステップ2
4で処理を分岐する。スイッチステータスがオフからオ
ンになったことを検出した場合には次のステップ25へ
進み、そうでない場合には、このフローチャートの処理
を終了する。
【0066】以上の処理で、選択メニューを読み取った
と判定した場合には、次のステップ25で、どちらのメ
ニューを選択したかの情報を機能選択手段22bに出力
する。機能選択手段22bは、この情報を記憶し、メニ
ューを識別するためのメニュー領域の位置情報と、各メ
ニューに割り付けられた機能データのセットを選択す
る。機能選択手段22bは、選択したセットに基づい
て、前記第1の実施の形態と同様に機能データを識別す
ればよい。以後の動作は、図3のフローチャートのステ
ップ2以降を実行する。以上のように、この構成による
座標読取装置では、メニューを複数定義することができ
るので、場面ごとにメニューを切り替えて使うことがで
き、しかもメニューの切り替えも、選択メニューを読み
取るという簡単な操作で行えるという特徴を有する。
【0067】
【実施例】以上、本発明によるところの座標読取装置
と、座標読取装置のインタフェース装置およびインタフ
ェース装置を用いた座標読取システムについて、ステー
タス変換方法も含めて説明した。これらの各構成につい
ては、種々のバリエーションを加えて実施が可能であ
る。以下いくつかの実施例について説明する。
【0068】(座標読取装置:第一の実施例)前記発明
の実施の形態で説明した座標読取装置では、座標指示器
は二つのスイッチを有するものであったが、より多くの
複数のスイッチを有する座標指示器で構成する座標読取
装置にも本発明は実施可能である。図6は、そのような
座標読取装置の第一の実施例のブロック図、図7はメニ
ューの説明図、図8および図9は処理のフローチャート
である。
【0069】本実施例の座標指示器3aは、四つのスイ
ッチを有するものである。図ではこれらのスイッチは、
スイッチ32a、331、332、333である。これ
らのスイッチは機能的に二つのグループに分類できる。
スイッチ32aはメニューポインティング用スイッチで
あり、メニューをポインティングするために使われるも
のである。スイッチ331ないし333は、それぞれス
イッチ2、スイッチ3、スイッチ4とし、これらをその
他のスイッチと呼ぶこととする。座標指示器3aを除
く、その他の構成は、前記発明の実施の形態で説明した
構成と同じである。ただし、動作の面で異るところがあ
るので、その点については、動作の説明において説明す
る。
【0070】図7は、本実施例で用いるメニューの説明
図である。メニュー4aには、「スイッチ選択メニュ
ー」41と、「機能選択メニュー」42とを設ける。こ
のうち、「機能選択メニュー」42は、前記発明の実施
の形態で説明した構成と同じである。本実施例では「ス
イッチ選択メニュー」41を新たに設けた。「スイッチ
選択メニュー」41は、前記その他のスイッチ331な
いし333を選択するためのものである。
【0071】本実施例は、メニューポインティング用ス
イッチ32aでメニュー4aをポインティングすること
によって、複数のその他のスイッチ331ないし333
を選択し、選択したスイッチにメニュー4aで選択した
機能を割り付るものである。次に、本実施例の動作につ
いて図8および図9のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0072】(1)メニューによりスイッチに機能を割
り付ける動作について まずステップ1において、座標指示器3aの指示する位
置の座標値とスイッチステータスとを求める。次にステ
ップ2において、座標値がメニュー領域に含まれるか否
かを判定し、この判定結果に基づいて、ステップ3で処
理を分岐する。メニュー内であると判定した場合には次
のステップ4に進み、メニュー外であると判定した場合
にはステップ11に分岐する。
【0073】メニュー内であると判定した場合には、次
のステップ4で、スイッチステータスがメニューを読み
取るために定められたステータスになっているかどうか
を判定する。本実施例ではメニュー読み取り専用にメニ
ューポインティング用スイッチ32aを設けているの
で、このスイッチについてステータスを判定する。そし
てステップ4で判定された結果に基づいて、ステップ5
では処理を分岐する。スイッチステータスがメニューポ
インティング用スイッチ32aのものであって、かつオ
フからオンになったことを検出した場合には次のステッ
プ6へ進み、そうでない場合にはステップ11に分岐す
る。
【0074】次にステップ6で、読み取られたメニュー
の項目がスイッチ選択メニューか、機能選択メニューか
によって処理を分岐する。スイッチ選択メニューである
場合には、ステップ7でスイッチが選択された旨を示す
フラグをセットして、ステップ9に進む。同様に機能選
択メニューである場合には、ステップ8でその旨を示す
フラグをセットして、ステップ9に進む。ステップ9で
は、スイッチが選択され、かつ機能が選択されたか否か
を判定し、この結果に基づいて処理を分岐する。
【0075】以上の処理がメニューの解析のための処理
である。スイッチが選択され、機能も選択されたと判定
した場合には、次のステップ10で、読み取ったメニュ
ーに割り付けられた機能データを記憶手段23aに記憶
する。ステップ2からステップ10までの処理は、機能
選択手段22aの処理に相当する。
【0076】記憶手段23aに記憶するデータは、すで
に説明したように、「変換すべきステータスパターン」
と「出力すべきデータ」とを対にした機能データであ
る。図10に本実施例での機能データのデータ構造を示
す。記憶領域は、「変換すべきステータスパターン」を
格納する領域と、「出力すべきデータ」を格納する領域
とが対になり、この対がスイッチの数に対応した分複数
確保されている。図10は格納する機能データの例を示
している。記憶領域1の「変換すべきステータスパター
ン」には「スイッチ2のオフ→オンの変化」が、また
「出力すべきデータ」には「キーコード’cmd’」が
記憶されている。この内容は、スイッチ2のステータス
がオフからオンに変化したとき、キーコードの’cm
d’を出力せよ、ということを示している。他の領域に
も同様に機能データを記憶する。図10の例では記憶さ
れたスイッチの順がスイッチ番号順に並んでいないが、
これは機能設定の順序が、スイッチ2、スイッチ4、ス
イッチ3の順で行われ、その順に記憶するように構成し
たからである。この記憶する順序は問題とはならない。
【0077】なお、本実施例においてもステップ2、3
とステップ4、5とは、順序を入れ換えてもよい。これ
らの4ステップはメニューの解析のための処理であり、
座標値の条件とスイッチの条件とをともに満足するかど
うか判定しているのである。ステップ4、5を先に実行
し、その後ステップ2、3を実行してもよい。
【0078】また、ステップ2でのメニュー領域の判定
と、ステップ6でのメニューの種別の判定を別々に行っ
ているものとして説明したが、この部分のメニュー領域
の判定に関する処理は同時に行うこともできる。メニュ
ー解析の処理は、領域の判定とスイッチステータスの判
定を行うものであって、順序には拘らない。また特殊な
例として座標値のみでメニューの判定を行う場合もあ
る。
【0079】(2)座標読み取り中のステータスの変換
動作について 図8および図9のフローチャートのステップ3またはス
テップ5で、メニュー読み取りではないと判定した場合
には、ステップ11に分岐する。ステップ11では座標
検出部21から入力するスイッチステータスと、記憶手
段23aに記憶している機能データのうちの「変換すべ
きステータスパターン」とを比較し、一致するかどうか
を判定する。この判定結果に基づいて、ステップ12で
は処理を分岐する。入力したスイッチステータスが、記
憶領域に記憶している「変換すべきステータスパター
ン」と一致した場合には次のステップ13に進み、そう
でない場合にはステップ13の処理をスキップする。以
上のステップ11とステップ12の処理は、変換ステー
タス判定手段24aの処理に相当する。
【0080】入力したスイッチステータスが、記憶領域
に記憶している「変換すべきステータスパターン」と一
致した場合には、ステップ13において、記憶手段23
aに記憶している「出力すべきデータ」を入力したスイ
ッチステータスに置き換えて出力する。入力したスイッ
チステータスが、「変換すべきステータスパターン」と
一致しない場合は、図示していないが、入力したスイッ
チステータスを変換せずにそのまま出力する。以上のス
テップ13の処理は、変換ステータス出力手段25aの
処理に相当する。
【0081】以上説明したように本実施例は、複数のス
イッチを含む座標指示器を有する座標読取装置におい
て、スイッチに設定する機能を、スイッチを選択するメ
ニューと機能を選択するメニューとによって選択するよ
うにして、本発明による座標読取装置を実現したもので
ある。
【0082】(座標読取装置:第二の実施例)前記第一
の実施例は、その他のスイッチに機能を設定するのに、
専用のメニューポインティングスイッチによってメニュ
ーを読み取るものであった。このように専用のメニュー
ポインティングスイッチを設けるのではなく、機能を設
定しようとするスイッチによって直接メニューを読み取
るようにしても、本発明を実施することができる。以下
説明する第二の実施例は、このように構成したものであ
る。
【0083】この第二の実施例の構成は、図6に示した
第一の実施例の構成と同じでよく、一部の構成手段の機
能を変更して実現する。本実施例では、図4に示したメ
ニューと同じものを用いて、複数のスイッチに対する機
能を設定する。処理のフローチャートは図3と同じであ
るが、一部の機能を変更する。
【0084】図3のステップ4において、メニューの読
み取りのためのステータス判定では、ステータスパター
ンの判定のみ行い、第一の実施例のように機能を設定す
るスイッチの選択をメニューで行うことはないので、そ
の種別の判定は行わない。もちろんどのスイッチが操作
されたかの検出は行う。ステップ6において機能データ
を記憶手段に記憶するときには、第一の実施例と同じよ
うに、選択された機能データをメニューを読み取ったス
イッチの種別とともに記憶する。こうして記憶される機
能データの構造も、前記第一の実施例と同じになる。ま
た座標読み取り中のステータスの変換動作についても、
第一の実施例と同じである。
【0085】動作を例によって具体的に示す。たとえば
図6に示した座標指示器3aのスイッチ2に機能を設定
するものとする。このために本実施例ではスイッチ2に
よってメニューを直接読み取る。たとえば図4のメニュ
ーの「cmd.」を読み取ったとする。図3のフローチ
ャートのステップ1において、まず読み取った点の座標
値とスイッチ2のステータスを求める。この座標値をス
テップ2、ステップ3においてメニュー内であると判定
し、続いてステップ4、ステップ5でステータスがメニ
ュー読み取りのために定められたパターンになったこ
と、すなわちオフからオンになったことを判定する。本
実施例では、メニュー読み取りのスイッチは任意である
ので、操作されたスイッチに所望の機能が設定される。
すなわちどのスイッチが操作されたかは検出するが、第
一の実施例のように特定のスイッチにて機能を設定する
スイッチを選択することはないので、その種別の判定は
必要がない。続いてステップ6では機能データ、すなわ
ち「変換すべきステータスパターン」として「スイッチ
2のオフからオンへの変化」と、「出力すべきデータ」
として「キーボードのキーコード”cmd.”」を記憶
手段に格納する。この後、スイッチ2によってメニュー
外を読み取った場合には、スイッチ2のステータスの代
わりに機能データの「出力すべきデータ」として記憶さ
れているデータを出力する。
【0086】(座標読取装置:第三の実施例)次に座標
指示器としてスタイラスペンを用いる座標読取装置に関
する第三の実施例について説明する。図11に示すよう
にスタイラスペン3bはペン形状をした座標指示器で、
先端に筆記具同様の芯34を持ち、芯34を押し込む操
作によってオン/オフするペンスイッチと呼ぶスイッチ
(図示しない)と、ペン軸の側面に設けられ、指で押す
ことによってオン/オフするサイドスイッチ33bとを
有するものである。サイドスイッチは一般的には一個で
あるが、複数個設けてもよい。
【0087】本実施例は、ペンスイッチ32bでメニュ
ーを読み取ることによって、サイドスイッチに機能を割
り付けるものである。図11に示したようにサイドスイ
ッチが一個であれば、前記発明の実施の形態で説明した
構成によって実現できる。またサイドスイッチを複数個
設ける場合には、前記第一の実施例の構成によって実現
できる。本実施例は、すでに説明した前記いくつかの構
成のうち、最も一般的に用いられると思われる実施例で
ある。
【0088】(インタフェース装置および座標読取シス
テム)前記座標読取装置に関する第一ないし第三の実施
例と同様の構成を、インタフェース装置および、そのイ
ンタフェース装置を用いた座標読取システムに関しても
同様に実施が可能である。すなわち、(1)前記第一の
実施例のように、複数のスイッチを持つ座標指示器を有
する座標読取装置を接続し、メニューポインティング用
スイッチでメニューを読み取ることによって、その他の
スイッチに機能を割り付け、その他のスイッチで読み取
ったときに、割り付けられた機能に従ってスイッチステ
ータスを変換し出力するインタフェース装置、およびこ
のインタフェース装置を接続した座標読取システムの構
成、(2)前記第二の実施例のように、複数のスイッチ
を持つ座標指示器を有する座標読取装置を接続し、機能
を設定しようとするスイッチで直接メニューを読み取る
ことによって、そのスイッチに機能を割り付け、メニュ
ー以外の領域をそのスイッチで読み取ったときに、割り
付けられた機能に従ってスイッチステータスを変換し出
力するインタフェース装置、およびこのインタフェース
装置を接続した座標読取システムの構成、(3)ペンス
イッチとサイドスイッチを持つスタイラスペンを有する
座標読取装置を接続し、ペンスイッチでメニューを読み
取ることによって、サイドスイッチに機能を割り付け、
サイドスイッチで読み取ったときに、割り付けられた機
能に従ってスイッチステータスを変換し出力するインタ
フェース装置、およびこのインタフェース装置を接続し
た座標読取システムの構成が実施可能である。
【0089】(座標読取システム:第四の実施例)上記
(1)ないし(3)の構成のうち、上記(3)の構成に
よる座標読取システムを第四の実施例として説明する。
本実施例では、スタイラスペンのサイドスイッチは一個
とし、ペンスイッチでメニューを読み取ることによっ
て、サイドスイッチに読み取ったメニューの機能を割り
付けるものとする。またインタフェース装置は独立した
ハードウエアとはせず、インタフェース装置としての機
能をソフトウエアドライバとして構成したものとして説
明する。図12は、このように構成した座標読取システ
ムのブロック図、図13は情報処理装置のプログラムの
構造図、図14はインタフェース装置としての機能を果
たすソフトウエアドライバのフローチャートである。
【0090】図12に示すように、ハードウエアとして
の構成は、座標読取装置5を情報処理装置としてのコン
ピュータ71に接続したものである。座標読取装置5は
タブレット51とスタイラスペン53とからなり、スタ
イラスペン53はペンスイッチ531とサイドスイッチ
532とを有している。座標読取装置5のタブレット5
1には図2に示したメニューを表示しておく。座標読取
装置5とコンピュータ71間のハードウエアインタフェ
ースは、RS232Cによる標準的なシリアルインタフ
ェースや、米国アップル社のマッキントッシュのような
コンピュータに接続する場合には、ADBインタフェー
スのような専用のインタフェースを用いる。
【0091】インタフェース装置および座標読取システ
ムとして実際に機能を果たすのは、コンピュータプログ
ラムによる制御処理である。図13は、コンピュータプ
ログラムの構造概念図である。図のようにプログラム
は、オペレーティングシステム74(以後OSと呼ぶ)
を基本プログラムとして、その上でアプリケーションプ
ログラム73が動作するようになっている。アプリケー
ションプログラム73には、たとえばCADのように、
座標読取装置で図面を読み取ったり、ディスプレイ上の
位置をポインティングしたりして設計支援を行うものが
ある。ソフトウエアドライバ75は、上記OS74の一
部を形成するように組み込まれ、本発明によるところの
機能を実行するものである。
【0092】次にソフトウエアドライバ75の動作につ
いて、図14のフローチャートに基づいて説明する。 (1)メニューによりサイドスイッチに機能を割り付け
る動作について まずステップ1において、座標読取装置5からスタイラ
スペン53の指示する位置の座標値とスイッチステータ
スとを入力する。次にステップ2において、入力した座
標値がメニュー領域に含まれるか否かを判定し、判定結
果に基づいてステップ3で処理を分岐する。メニュー内
であると判定した場合には次のステップ4に進み、メニ
ュー外であると判定した場合にはステップ7に分岐す
る。
【0093】メニュー内であると判定した場合には、次
のステップ4で、ペンスイッチのステータスがオフから
オンになったかどうかを判定する。ステップ4で判定さ
れた結果に基づいて、ステップ5では処理を分岐する。
ペンスイッチステータスがオフからオンになったことを
検出した場合には次のステップ6へ進み、そうでない場
合にはステップ7に分岐する。
【0094】以上の処理で、メニューを読み取ったと判
定した場合には、次のステップ6で、読み取ったメニュ
ーに割り付けられた機能データをコンピュータ71のメ
モリに記憶する。このメモリは、たとえば図5に示した
インタフェース装置の記憶手段63に相当する。メモリ
に記憶するデータは、すでに説明したように、「変換す
べきステータスパターン」と「出力すべきデータ」とを
対にした機能データである。
【0095】ここでは、例として図2に示したメニュー
の「double click」を読み取ったものとす
る。この「double click」というメニュー
に割り付けられた機能は、サイドスイッチを一度オンす
ることによって、ペンスイッチステータスとしてオフ→
オン→オフ→オンのステータスパターンを出力する機能
である。この場合メモリには「変換すべきステータスパ
ターン」として「サイドスイッチのオフからオンへの変
化」が、また「出力すべきデータ」として「ペンスイッ
チステータスのオフ→オン→オフ→オンパターン」を記
憶する。
【0096】(2)座標読み取り中のステータスの変換
動作について 図14のフローチャートのステップ3またはステップ5
で、メニュー読み取りの条件を満たさない場合には、ス
テップ7に分岐する。ステップ7では座標読取装置5か
ら入力するスイッチステータスと、メモリに記憶してい
る機能データのうちの「変換すべきステータスパター
ン」とを比較する。今、「変換すべきステータスパター
ン」は、「サイドスイッチのオフからオンへの変化」で
ある。ステップ7では、新たなスイッチステータスを入
力するたびに、このステータスがサイドスイッチについ
てのものであり、かつオフからオンに変化したかどうか
を監視する。こうしてステップ7で判定された結果に基
づいて、ステップ8では処理を分岐する。スイッチステ
ータスのうち、サイドスイッチがオフからオンへ変化し
たと判定した場合には次のステップ9に進み、そうでな
い場合にはステップ9の処理をスキップする。
【0097】サイドスイッチがオフからオンへ変化した
と判定した場合には、ステップ9において、入力したス
イッチステータスの代わりに、メモリに記憶している
「ペンスイッチステータスのオフ→オン→オフ→オンパ
ターン」をアプリケーションプログラム73に出力す
る。こうしてアプリケーションプログラム73にとって
は、ペンスイッチがダブルクリックされた場合と同じス
テータスが入力されることになる。
【0098】上記の説明では、メニューの「doubl
e click」の機能をサイドスイッチに割り付けた
例について説明したが、その他のメニューでも同様であ
る。ペンスイッチによって読み取ったメニューの機能デ
ータをメモリに記憶し、サイドスイッチが操作され機能
データの条件と一致した場合に、サイドスイッチのステ
ータスを機能データの出力すべきデータに置き換えてア
プリケーションプログラムに出力するのである。
【0099】このようなソフトウエアドライバを使え
ば、座標読取システムの操作は次のように改善できる。
たとえば従来の技術で説明したように、画像ユーザイン
タフェースを採用したコンピュータで構成する座標読取
システムにおいて、サイドスイッチにメニューの「do
uble click」機能を割り付けておけば、ファ
イルをオープンする操作は、サイドスイッチを一度押す
ことで済み、ペンスイッチによって実際にダブルクリッ
クする必要はない。また、「option」機能を割り
付けておけば、ファイルのコピーや移動の操作も、サイ
ドスイッチを押してドラッグするか押さないでドラッグ
するか、いずれの操作だけで済み、キーボードを操作す
る必要がない。しかも、サイドスイッチにこれらの機能
を割り付ける操作は、ペンスイッチによってメニューを
読み取るだけでよく、従来のようにディスプレイ上でセ
ットアッププログラムをオープンする必要がないのであ
る。
【0100】ソフトウエアドライバは、OSやアプリケ
ーションプログラムに付属するものではなく、座標読取
装置を供給する事業者から供給されるのが一般的であ
る。その供給は、たとえばフロッピーディスクなどの媒
体に記憶させて配布される。座標読取システムを構築す
る場合には、このような記憶媒体からコンピュータに
「インストール」する必要がある。インストールのため
に、近年は専用のインストールプログラムも同時に供給
され、このプログラムを実行することによって自動的に
インストールが行われるようになっている。ソフトウエ
アドライバの供給には、この他種々の記憶媒体や、パソ
コン通信、インターネット等の通信メディアによっても
可能である。
【0101】(座標読取装置のその他の実施例)前記座
標読取装置の第2の実施の形態は、2種類のメニューを
選択して用いるように構成したものであったが、もちろ
んメニューは3種類以上の複数種類であってもよい。選
択メニューの数を増やすなどして選択すればいいのであ
る。また、前記第2の実施の形態では、選択メニューA
43と選択メニューB44とを、互いにタブレット上の
異なる位置になるように配置したが、これを同じ位置と
し、座標指示器で指示するときのスイッチステータスに
基づいて選択するようにしてもよい。たとえば、座標指
示器としてペンスイッチとサイドスイッチとを有するス
タイラスペンを用いて、図18に示したメニューシート
を用いることとする。図のように、選択メニュー43a
は、メニューシートA45aとメニューシートB46a
の両方の同じ位置に配置してある。ここで、メニューシ
ートA45aを選択するときは選択メニュー43aをペ
ンスイッチ32bで押すことによって指示し、またメニ
ューシートB46aを選択するときは選択メニュー43
aを指示しながらサイドスイッチ33bを押すのであ
る。この場合、座標読取装置は指示された位置から、こ
の操作がメニューを選択する操作であることを認識し、
さらに指示されたときのスイッチステータスから、どち
らのメニューを選択すべきかを識別する。
【0102】さらに、このメニューを選択するという機
能を使い方の面で応用し、一枚のメニューシートに表示
された複数セットのメニューを選択して使うようにして
もよい。たとえば、図19に示すように、一枚のメニュ
ーシート45bには、2つのグループ、すなわちグルー
プAとしてメニューA4eと、グループBとしてメニュ
ーB4fを表示する。そして、これらを選択メニュー4
3aによって選択して使うのである。メニューを選択す
る方法は、すでに説明した方法を採用すればよい。図1
9のように1つの選択メニュー43aによって選択する
には、上記のようにスイッチステータスによって識別す
る。以上のように、複数のメニューを選択して使用する
構成は、座標読取装置に限らず、本願発明による座標読
取装置のためのステータス変換方法、また座標読取装置
のためのインタフェース装置、さらに座標読取システム
にも同様に適用できることは明らかである。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明では、タブレットと
複数のスイッチを有する座標指示器とで構成する座標読
取装置において、タブレットには、スイッチに設定する
ための機能を割り当てたメニューを設け、メニューを座
標指示器で指示し、所定のスイッチを操作することによ
って、スイッチにメニューに割り当てられた機能を設定
するスイッチ機能設定手段と、スイッチ機能設定手段に
よって設定された機能に従って、スイッチのステータス
を変換して出力するスイッチステータス変換手段とを設
けて座標読取装置を構成した。
【0104】また、上記構成の座標読取装置において、
スイッチ機能設定手段には、読み取った座標値とスイッ
チステータスがメニューの読み取りに対応した所定の状
態になったことを判定し、読み取ったメニューに対応し
た機能データを選択する機能選択手段と、選択された機
能データを記憶する記憶手段とを設け、スイッチステー
タス変換手段には、操作されたスイッチのステータスパ
ターンが、機能データの変換すべきステータスパターン
と一致することを判定する変換ステータス判定手段と、
一致したことが判定されたとき、機能データの出力すべ
きデータを出力する変換ステータス出力手段とを設けて
座標読取装置を構成した。
【0105】さらに、本発明では、複数のスイッチを有
する座標指示器と、スイッチに設定するための機能を割
り当てたメニューとを設けたタブレットで構成される座
標読取装置を情報処理装置に接続し、所定の処理を行う
座標読取装置のためのステータス変換方法であって、座
標指示器の指示する位置とスイッチステータスがメニュ
ーの読み取りに対応した所定の状態になったことを判定
し、読み取ったメニューに対応した機能データを選択す
る処理と、選択された機能データを記憶する処理とを設
けて座標読取装置のためのステータス変換方法を構成し
た。
【0106】また、上記構成のステータス変換方法に、
さらに、操作されたスイッチのステータスパターンが、
機能データの変換すべきステータスパターンと一致する
ことを判定する処理と、一致したとき、機能データの出
力すべきデータを出力する処理とを設けて座標読取装置
のためのステータス変換方法を構成した。
【0107】さらにまた、本発明では、複数のスイッチ
を有する座標指示器と、スイッチに設定するための機能
を割り当てたメニューを設けたタブレットで構成される
座標読取装置を情報処理装置に接続した座標読取システ
ムにおいて、座標読取装置と情報処理装置との間に接続
されるインタフェース装置に、座標指示器の指示する位
置とスイッチステータスがメニューの読み取りに対応し
た所定の状態になったことを判定し、読み取ったメニュ
ーに対応した機能データを選択する機能選択手段と、選
択された機能データを記憶する記憶手段と、操作された
スイッチが、記憶手段に記憶された機能データに対応す
るスイッチのステータスパターンと一致することを判定
する変換ステータス判定手段と、一致したことが判定さ
れたとき、機能データの出力すべきデータを出力する変
換ステータス出力手段とを設け、座標読取装置のための
インタフェース装置を構成した。
【0108】さらにまた、本発明では、上記インタフェ
ース装置を座標読取装置と情報処理装置の間に接続し、
上記インタフェース装置の機能を有する座標読取システ
ムを構成した。このように構成した座標読取装置または
座標読取装置のためのステータス変換方法または座標読
取装置のためのインタフェース装置または座標読取シス
テムによれば、タブレットに設けたメニューを座標指示
器によって読み取ることによって、座標指示器に設けた
スイッチに機能を設定することができ、メニュー以外を
読み取った場合には、設定された機能に従ってステータ
スを変換することができる。特にスイッチに機能を設定
する操作は、座標読取装置での読み取り操作のみによっ
て行うことができ、キーボード等の他のデバイスを操作
する必要がない座標読取システムを構成することができ
る。
【0109】したがって、本発明によって下記の効果を
得ることができる。 (1)座標指示器に設けたスイッチに特定の機能を容易
に設定できる座標読取装置および座標読取装置のための
インタフェース装置および座標読取システムを実現する
ことができる。さらに詳細には、(2)座標指示器に設
けたスイッチに特定の機能を設定するのに、コンピュー
タ等を操作することなく、座標読取装置上での操作によ
ってのみ行うことのできる座標読取装置および座標読取
装置のためのインタフェース装置および座標読取システ
ムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標読取装置の実施の形態による
ブロック図である。
【図2】本発明による座標読取装置の実施の形態による
構成図である。
【図3】本発明による座標読取装置の実施の形態による
内部処理のフローチャートである。
【図4】本発明による座標読取装置の実施の形態による
メニューの詳細説明図である。
【図5】本発明による座標読取装置のためのインタフェ
ース装置および座標読取システムの実施の形態によるブ
ロック図である。
【図6】本発明による座標読取装置の第一の実施例によ
るブロック図である。
【図7】本発明による座標読取装置の第一の実施例によ
るメニューの詳細説明図である。
【図8】本発明による座標読取装置の第一の実施例によ
る内部処理のフローチャートである。
【図9】本発明による座標読取装置の第一の実施例によ
る内部処理のフローチャートである。
【図10】本発明による座標読取装置の第一の実施例に
よる機能データのデータ構造説明図である。
【図11】本発明による座標読取装置の第三の実施例に
よるスタイラスペンの外観図である。
【図12】本発明による座標読取システムの第四の実施
例による構成図である。
【図13】本発明による座標読取システムの第四の実施
例による情報処理装置のプログラムの構造図である。
【図14】本発明による座標読取システムの第四の実施
例おけるソフトウエアドライバのフローチャートであ
る。
【図15】本発明による座標読取装置の第2の実施の形
態による構成図である。
【図16】本発明による座標読取装置の第2の実施の形
態による一部のブロック図である。
【図17】本発明による座標読取装置の第2の実施の形
態による内部処理の一部のフローチャートである。
【図18】本発明による座標読取装置のその他の実施例
におけるメニュー選択の説明図である。
【図19】本発明による座標読取装置のその他の実施例
におけるさらに他のメニュー選択の説明図である。
【符号の説明】
1 座標読取装置 2、2a タブレット 21 座標検出部 SL1〜SL5 センスライン DL1〜DL5 励磁ライン 211 座標算出回路 22、22a、22b 機能選択手段 23、23a 記憶手段 24、24a 変換ステータス判定手段 25、25a 変換ステータス出力手段 3、3a 座標指示器 31 共振回路 32 第一のスイッチ 32a メニューポインティング用スイッチ 33 第二のスイッチ 331〜333 その他のスイッチ 3b スタイラスペン 331b サイドスイッチ 34 芯 4、4a、4c、4d、4e、4f メニュー 41 スイッチ選択メニュー 42 機能選択メニュー 43、 43a 選択メニューA 44 選択メニューB 45、45a、45b メニューシートA 46、46a メニューシートB 5 座標読取装置 51 タブレット 52 座標指示器 53 スタイラスペン 531 ペンスイッチ 532 サイドスイッチ 6 インタフェース装置 61 インタフェース回路 62 機能選択手段 63 記憶手段 64 変換ステータス判定手段 65 変換ステータス出力手段 7 情報処理装置 71 コンピュータ 72 フロッピーディスク 73 アプリケーションプログラム 74 オペレーティングシステム 75 ソフトウエアドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 G06F 3/03

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブレットと第一及び第二の複数のスイ
    ッチを有する座標指示器とで構成され、該座標指示器で
    指示した位置の座標値と前記スイッチのステータスとを
    出力する座標読取装置において、 前記タブレットには、前記第二のスイッチに設定するた
    めの機能を割り当てたメニューを設け、 該メニューを前記座標指示器で指示し、前記第一のスイ
    ッチを操作することによって、前記メニューに割り当て
    られた前記第一のスイッチとは異なる機能を、前記第二
    のスイッチに設定するスイッチ機能設定手段と、 該スイッチ機能設定手段によって設定された機能に従っ
    て、前記第二のスイッチのステータスを変換して出力す
    るスイッチステータス変換手段とを設けたことを特徴と
    する座標読取装置。
  2. 【請求項2】 タブレットと複数のスイッチを有するペ
    ン形状の座標指示器であるスタイラスペンとで構成さ
    れ、該スタイラスペンで指示した位置の座標値と前記ス
    イッチのステータスとを出力する座標読取装置におい
    て、 前記複数のスイッチは、ペン芯の動きに連動してオン/
    オフするペンスイッチと、ペン軸に設けられたサイドス
    イッチとで成り、 前記タブレットには、前記サイドスイッチに設定するた
    めの機能を割り当てたメニューを設け、 該メニューを前記座標指示器で指示し、前記ペンスイッ
    チを操作することによって、前記メニューに割り当てら
    れた前記ペンスイッチとは異なる機能を、前記サイドス
    イッチに設定するスイッチ機能設定手段と、 該スイッチ機能設定手段によって設定された機能に従っ
    て、前記サイドスイッチのステータスを変換して出力す
    るスイッチステータス変換手段とを設けたことを特徴と
    する座標読取装置。
  3. 【請求項3】 第一及び第二の複数のスイッチを有する
    座標指示器と、前記第二のスイッチに設定するための機
    能を割り当てたメニューを設けたタブレットで構成され
    る座標読取装置を情報処理装置に接続し、前記座標指示
    器で指示した位置の座標値と前記スイッチのステータス
    を情報処理装置に入力して所定の処理を行う座標読取装
    置のためのステータス変換方法であって、 前記座標指示器の指示する位置の座標値が、前記第二の
    スイッチに設定するための機能を割り当てたメニューの
    領域に含まれることを識別するとともに、前記第一のス
    イッチがメニューの読み取りに対応した所定の状態にな
    ったことを判定することによって、前記第二のスイッチ
    の変換すべきステータスパターンと、出力すべきデータ
    とによって構成される機能データを選択する処理と、 前記機能データを選択する処理によって選択された機能
    データを記憶する処理と、 操作されたスイッチが、前記第二のスイッチであること
    を判定し、さらに該操作されたスイッチのステータスパ
    ターンが前記機能データの変換すべきステータスパター
    ンと一致することを判定する処理と、 ステータスパターンが一致したとき、前記機能データの
    出力すべきデータを出力する処理とを有することを特徴
    とする座標読取装置のためのステータス変換方法。
  4. 【請求項4】 第一及び第二の複数のスイッチを有する
    座標指示器と、前記第二のスイッチに設定するための機
    能を割り当てたメニューを設けたタブレットで構成され
    る座標読取装置を情報処理装置に接続し、前記座標指示
    器で指示した位置の座標値と前記スイッチのステータス
    を情報処理装置に入力して所定の処理を行う座標読取シ
    ステムにおいて、該システムを制御するコンピュータプ
    ログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記座標指示器の指示する位置の座標値が、前記第二の
    スイッチに設定するための機能を割り当てたメニューの
    領域に含まれることを識別するとともに、前記第一のス
    イッチがメニューの読み取りに対応した所定の状態にな
    ったことを判定することによって、前記第二のスイッチ
    の変換すべきステータスパターンと、出力すべきデータ
    とによって構成される機能データを選択する処理ステッ
    プと、 前記機能データを選択する処理によって選択された機能
    データを記憶する処理ステップと、 操作されたスイッチが、前記第二のスイッチであること
    を判定し、さらに該操作されたスイッチのステータスパ
    ターンが前記機能データの変換すべきステータスパター
    ンと一致することを判定する処理ステップと、 ステータスパターンが一致したとき、前記機能データの
    出力すべきデータを出力する処理ステップとを有するこ
    とを特徴とする座標読取システムのためのコンピュータ
    プログラムを記憶した記憶媒体。
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