JPH06168068A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH06168068A
JPH06168068A JP32041392A JP32041392A JPH06168068A JP H06168068 A JPH06168068 A JP H06168068A JP 32041392 A JP32041392 A JP 32041392A JP 32041392 A JP32041392 A JP 32041392A JP H06168068 A JPH06168068 A JP H06168068A
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JP
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coordinate
special
circuit
input device
signal
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JP32041392A
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English (en)
Inventor
Shinpei Kunii
晋平 國井
Shigenobu Sato
重信 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ホスト装置に必要以上の負担をかけ
ることなく、特殊な処理を座標データを入力することに
よって指示することを可能とする。 【構成】座標変換回路30は、ホスト装置40からの特
殊領域設定用のコマンドに含まれる情報をもとにタブレ
ット33の座標検出面上に特殊領域を設定する。制御回
路31は、座標測定開始命令に応じて、スタイラスペン
35のペン先で指された位置の座標を検出する。座標変
換回路30は、検出された座標が特殊領域に含まれない
場合には、ホスト装置40に対して通常の割り込みを発
生させると共に、通常フォーマットの座標データを出力
する。また、座標変換回路30は、検出された座標が特
殊領域に含まれる場合には、ホスト装置40に対して特
殊の割り込みを発生させると共に、特殊フォーマットの
座標データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力可能な情報
処理装置等で使用する座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークステーションやパーソナル
コンピュータ等の情報処理装置は、伝統的にディスプレ
イとキーボードを備えた構成となっている。このように
入力装置としてキーボードだけしか装備していない装置
では、文字や数字等のコードデータだけを入力している
場合には何等問題はないが、アプリケーションプログラ
ムや情報処理装置を操作する場合には、操作のためのコ
マンド(例えば、MS−DOSのパーソナルコンピュー
タでいえば、FORMAT等のコマンド)を全て覚えて
おいて、必要な場合にはそのコマンド名をキーボードか
ら入力することによって実行する必要がある。
【0003】このようなコマンドを入力する方式は、装
置の操作に馴れ、コマンド等に熟知している人であれば
容易に行なうことができるが、一般の人にとっては非常
に難しく、これら情報処理装置が敬遠される理由の一つ
にもなっている。
【0004】最近では、このような問題を解決するもの
として、マウスやトッラクボールなどのポインテイング
デバイスと呼ばれる装置を用いて情報処理装置を操作す
る方式が使われるようになってきた。
【0005】マウスやトラックボールは、画面上の任意
の位置をマウスカーソル等によって指示、選択すること
ができるため、画面上に処理の内容や対象となるオブジ
ェクトなどを表示させ、それを選択することによって処
理を行うことができる。この方式であれば、コマンドの
文字を一つ一つ入力するということをしなくてもよい。
従って、キーボードだけの情報処理装置に比べると操作
性はかなり良くなっている。
【0006】しかし、マウスやトラックボールの場合、
表示されているマウスカーソルを目的とするオブジェク
トの位置まで移動させて指示を行うという間接的な方法
をとっているため、まだ操作しにくいという面も残って
いる。
【0007】そこで、これらマウス等の操作性の悪さを
補い、さらに操作性を良くするものとして、液晶ディス
プレイ等の表示装置と座標データ入力用の座標入力装置
を重ねて、表示位置と入力位置を一致させた一体型表示
入力装置が開発されるようになってきている。
【0008】この一体型表示入力装置を使用した場合、
マウス等と異なり、表示されているオブジェクトを専用
の座標入力用ペン(以降スタイラスペンと呼ぶ)で直接
指示することができるため操作性が良い。
【0009】また、指示位置と表示位置が一致している
ため、文字や図形を直接画面上で手書きすると、手書き
した位置に筆跡を表示することができ、まるで紙に鉛筆
で書いているような感覚で操作できるため、人間にとっ
て操作し易いものとなっている。
【0010】図8には、従来の座標入力装置の構成を示
している。まず、座標入力装置10は、ホスト装置20
から座標測定開始の命令(a)が出力されると、制御回
路11において受け取る。制御回路11は、座標測定開
始の命令(a)に応じて、走査回路12にタブレット1
3の座標検出面の走査を開始するための信号を出力す
る。
【0011】走査回路12は、制御回路11からの信号
を受け取ると、検出面にマトリクス状(X軸方向、Y軸
方向)に配設された電極14を、端から順に走査(所定
の電圧を印加すること)していく。このとき、走査され
ている電極の近傍に、スタイラスペン13のペン先があ
ると、電極から誘導される信号をスタイラスペン13内
部に設けられた信号検出回路15aによって検出される
ようになる。この検出される信号は、走査されている電
極とスタイラスペン15との間の距離が近いほど大きく
なる。
【0012】従って、電極14を端から順次走査してい
くと信号検出回路15aで検出される信号の値が次第に
大きくなり、タブレット13の検出面上にあるスタイラ
スペン15のペン先と、電圧が印加された電極との距離
が最も小さくなったときに最も大きな値が得られる。
【0013】スタイラスペン15の信号検出回路15a
で検出された信号は、信号処理回路16で受け取られ
る。信号処理回路16は、入力した信号について、増
幅、フィルタリング(Low Pass Filter で高周波成分を
取り除く)を行ない、所定の基準電圧との比較を行な
う。この比較の結果、所定の基準電圧を越えた場合に
は、制御回路11にこの旨のを示す信号を制御回路11
に出力する。
【0014】制御回路11は、信号処理回路16から基
準電圧を越えたという信号を受け取ると、タブレット1
3の検出面(電極14)の走査を開始を指示してから、
スタイラスペン15によって検出された信号が、ある基
準電圧を越えるまでの時間(すなわち電圧の印加の対象
とする電極の位置)を測定する。これにより、座標検出
面の端からスタイラスペン15のペン先が指す位置まで
の距離を測定することができる。この測定動作をX軸方
向及びY軸方向の両方について行なうことによってタブ
レット13の座標検出面上のスタイラスペン15のペン
先が指す位置の座標が測定できる。
【0015】また、スタイラスペン15のペン先がタブ
レット13の検出面に接しているかどうかは、スタイラ
スペン15に内蔵されたスイッチ回路15bによって検
出することができる。スイッチ回路15bは、ペン先が
ある程度の力で押し付けられた際に切換えられるペン先
スイッチからの信号を検出している。
【0016】制御回路11は、ホスト装置20からの座
標測定開始命令に応じて指定方向の座標測定を行ない、
その座標測定が終了するとホスト装置に対して割り込み
信号(b)を発生する。ホスト装置20側では、この割
り込み信号を受け取ると座標入力装置10からの座標デ
ータを取り込む。
【0017】従来の座標入力装置10における座標デー
タのデータフォーマット(通常のフォーマット)は、図
9(a)に示すようになっている。すなわち、座標デー
タは、状態情報、X座標、Y座標で構成されているもの
が多い。状態情報は、図9(b)に示すように、ペン先
スイッチ情報S0(スタイラスペン15のペン先がタブ
レット13に接触しているかどうかを示す情報)、サイ
ドスイッチ情報S1(ペン先の状態と関係のないサイド
スイッチ付きスタイラスペンの場合)、及びタブレット
ステイタスで構成されている(ただし、抵抗膜方式など
のようにタブレットに直接接触していないと座標検出が
できない方式でのペン先スイッチ情報や、独自の制御回
路を持たない方式でのタブレットステイタスがないもの
もある。)なお、タブレットステイタスには座標測定中
であることを示すフラグBF、座標検出エリア内/外ど
ちらにあるかを示すフラグOFなどが含まれる。
【0018】従来の座標入力装置では、ホスト装置から
座標測定開始の命令を受け取ると、その時点で座標検出
を行なう。このとき、スタイラスペン15のペン先がタ
ブレット13の座標測定可能範囲にある場合は、スタイ
ラスペン15の座標値(X,Y座標)とタブレットステ
イタスとしてスタイラスペン15が座標測定可能領域内
であることを示す情報を出力する。また、スタイラスペ
ン15のペン先が座標測定可能領域外にある場合は、座
標値とペン先の位置が座標測定可能領域外であることを
示す情報を出力する(但し、この場合の座標値は意味が
ない)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の座
標入力装置では、スタイラスペン15がタブレット13
の検出面上のどの位置にあっても同じ情報のみがホスト
装置に出力されていた。通常、座標入力装置を用いたシ
ステムでは、実行すべき一般の処理(アプリケーション
等)は、入力された座標データに応じてホスト装置側で
判別される。また、その処理についても、入力された座
標データに基づいて実行される。従って、一般の処理を
実行する際には、ホスト装置側で、常に座標入力装置1
0から入力される座標値を監視する必要がある。
【0020】ところで、座標入力装置を用いたシステム
において、一般の処理とは別の特殊な処理(表示装置の
コントラスト、輝度制御等)をさせる場合にも、所定の
座標値を入力することによって実行させようとするもの
がある。
【0021】しかしながら、従来のシステムでは、スタ
イラスペン15のペン先位置に関係なく座標入力装置1
0から同じ情報のみがホスト装置20に出力されていた
ため、特殊な処理についても一般の処理の場合と同じ様
に、入力された座標値に基づいて実行すべき処理である
かを判別するという作業が行なわれている。
【0022】すなわち、実行頻度が多くない特殊な処理
であるにもかかわらず、一般の処理と同じ様に、実行す
べき処理であるか判別の対象となるため、ホスト装置2
0における負担が必要以上に大きくなってしまうという
問題があった。
【0023】本発明は前記のような点について考慮して
なされたもので、ホスト装置に必要以上の負担をかける
ことなく、特殊な処理を座標データを入力することによ
って指示することが可能な座標入力装置を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、座標検出のた
めに走査される座標検出面が設けられた座標検出手段
と、前記座標検出面上の任意の位置を指示するための位
置指示手段と、前記位置指示手段が指示する前記座標検
出面上の位置の座標を検出する座標検出手段とを有する
ものであって、ホスト制御手段のもとで動作する座標入
力装置において、前記座標検出手段によって検出された
座標が、前記ホスト制御手段における特殊処理に関する
座標を入力するための、前記座標検出面に設定された特
殊領域内に含まれる場合に、前記ホスト制御手段に対し
て特殊な割り込みを発生させると共に、前記座標を特殊
フォーマットのデータに変換して出力する座標変換手段
を具備したことを特徴とする。
【0025】また、前記座標変換手段は、外部からのコ
マンドによって与えられる情報に基づいて、前記座標検
出面に任意の位置に前記特殊領域を設定することを特徴
とする。
【0026】さらに、前記特殊領域が複数のブロックに
分割され、前記座標検出手段によって検出された座標
を、前記ブロックを特定する前記特殊フォーマットのデ
ータに変換することを特徴とする。
【0027】
【作用】このような構成によれば、ホスト装置側で特殊
処理に関する座標データが入力されたか否かを、一般の
処理において入力される座標データと同じように扱うの
ではなく、特殊領域内で入力された座標データであれ
ば、座標変換手段によって特殊割り込み信号が発生され
ると共に、特殊処理用の特殊フォーマットで座標データ
を出力するので、特殊処理に関する座標データについて
の監視がホスト装置において不要となるためホスト装置
側の処理負担が軽減される。従って、ホスト装置におけ
る本来の処理の効率化が図れる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本実施例の一実施例に係わる座標入力装置
29の構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、本実施例の座標入力装置は、座標変換回路30、制
御回路31、走査回路32、タブレット33、スタイラ
スペン35、及び信号処理回路36によって構成されて
いる。
【0029】座標変換回路30は、ホスト装置40から
の座標測定開始の命令によって得られる情報(詳細につ
いては後述する)を記憶し、この情報をもとにして制御
回路31から与えられる通常フォーマットの座標データ
を、通常フォーマットまたは特殊フォーマットでホスト
装置40に出力する。
【0030】制御回路31は、ホスト装置40からの座
標測定開始の命令によって得られる情報に応じて、走査
回路32の制御を行なう。また、制御回路31は、スタ
イラスペン35のスイッチ回路35a及び信号処理回路
36からの信号をもとに、スタイラスペン35のペン先
が指す座標値を検出し、通常フォーマットの座標データ
で座標変換回路30に出力する。
【0031】走査回路32は、制御回路31による制御
のもとに、タブレット33の座標検出面にマトリクス状
(X軸方向,Y軸方向)に配設されている電極34を端
から順に走査(所定の電圧を印加すること)する。
【0032】タブレット33は、例えばガラス板に互い
に垂直な2方向でマトリクス状に電極34が配設されて
いる。なお、本実施例では、静電誘導方式により座標検
出を行なう例にして説明する。
【0033】スタイラスペン35は、タブレット33の
座標検出面上を任意に指示するために用いられるもので
ある。スタイラスペン35には、スイッチ回路35aと
信号検出回路35bが内蔵されており、他の回路部分と
コードを介して接続されている。
【0034】スイッチ回路35bは、ペン先が例えば座
標検出面に接し、ある程度の力によって押し付けられた
際に切換えられるペン先スイッチのオン/オフの状態を
示す信号「SW」を制御回路31に出力する。信号検出
回路35aは、電圧が印加された走査線34とペン先と
が近接することによって検出される信号を信号処理回路
15に出力する。
【0035】信号処理回路36は、信号検出回路35a
によって検出された信号について増幅、フィルタリング
(Low Pass Filter で高周波成分を取り除く)を行なっ
た後に、予め設定された基準電圧との比較を行ない、基
準電圧を越えた際に制御回路31にこの旨を示す信号を
出力する。
【0036】図2には本発明による座標入力装置を用い
たコンピュータシステムの斜視図、図3には同コンピュ
ータシステムの平面図を示している。図2及び図3に示
すように、座標入力装置のタブレット33と、例えば液
晶ディスプレイ(LCD)とが重ね合わされて一体型表
示入力装置が構成されている。ただし、LCDの表示可
能エリアよりも、タブレット33の座標測定の対象とす
る範囲(タブレット有効エリア)の方が広くなってい
る。本実施例では、表示可能エリアとタブレット有効エ
リアとが重なり合わないエリアに、特殊な処理の実行を
指示するための特殊領域、例えばLCDコントラスト/
輝度制御用領域が設けられる。この詳細については後述
する。
【0037】次に、本実施例の動作について説明する。
はじめに、一般の処理における座標測定の場合について
説明する。一般の処理の際には、通常、一体型表示入力
装置の表示可能エリアとタブレット有効エリアが重なっ
た領域が用いられて、座標データの入力が行なわれる。
【0038】基本的な座標測定動作(制御回路31、座
標変換回路30を除く動作)は、図8を用いた動作説明
と同様の内容なので説明を省略する。制御回路31は、
ホスト装置40からの座標測定開始命令に応じて指定方
向の座標測定を行ない、図9に示すような通常フォーマ
ットの座標データを座標変換回路30に出力する(図1
中信号(b))。座標変換回路30は、制御回路31か
らの座標データが示す座標値が、後述する特殊領域(L
CDコントラスト/輝度制御用領域)外であるか否か判
別する。この判別の結果、特殊領域外であった場合に
は、座標変換回路30は、ホスト装置40に対して通常
の割り込みを発生させ(図1中信号(c))、制御回路
31から受け取った通常フォーマットの座標データをそ
のまま出力する(図1中信号(d))。
【0039】次に、特殊な処理における座標測定の場合
について説明する。特殊領域を利用する場合には、ホス
ト装置40から特殊領域を設定するためのコマンド
(a)が座標入力装置29に出力される。ここで、特殊
領域を設定するコマンドの例について説明する。図4に
コマンドに含まれる情報の一例を示している。
【0040】このコマンドには、コマンドを特定するた
めのコマンド名、特殊領域(本実施例では矩形状に設定
されるものとする)の範囲を指定するための2点(矩形
の対角の2点)の座標値(a点座標,b点座標)、その
領域内でスタイラスペン35のペン先によってどれくら
いの時間押され続けた時に特殊領域内にあると判断する
かの基準となるスイッチ設定時間、及び特殊領域内をい
くつのブロックに分割するかを示す分割ブロック数、の
各情報が含まれている。
【0041】座標変換回路30は、ホスト装置40から
特殊領域を設定するためのコマンドが出力されると、コ
マンドに含まれる図4に示すような情報に応じて、特殊
領域の範囲を規定する座標値、スイッチ設定時間、ブロ
ック数を記憶する。
【0042】このコマンドによって、図5に示すような
特殊領域(LCDコントラスト/輝度制御用領域)が設
定される。すなわち、「a点座標、b点座標」によって
規定される範囲が、「分割ブロック数」で指定された数
のブロック(図5においては4つのブロック)に分割さ
れている。
【0043】ホスト装置40では、各ブロックに対応す
る特殊処理が規定されている。ここでは、ブロック番号
1にコントラストダウンの処理が対応づけられ、同様
に、ブロック番号2にコントラストアップ、ブロック番
号3に輝度アップ、ブロック番号41に輝度ダウンの処
理がそれぞれ対応づけられている。
【0044】ホスト装置40からの座標測定開始命令に
応じて得られた座標データは、前述したように、通常の
フォーマットで座標変換回路30に与えられる。座標変
換回路30は、制御回路31からの座標データについ
て、予めホスト装置40によって与えられた情報との比
較を行なう。
【0045】すなわち、座標変換回路30は、座標値
(X座標,Y座標)が特殊領域内(a点座標,b点座標
によって示す範囲)にあるかどうか、及びペン先スイッ
チが押されている時間がスイッチ設定時間に達している
かどうかを判別する。座標データが条件に合っている場
合には、特殊領域がスタイラスペン35のペン先によっ
て指されたものとし、座標変換回路30は、座標値(X
座標,Y座標)が特殊領域内の何れのブロック内に含ま
れるかを判別する。
【0046】そして、座標変換回路30は、ホスト装置
40に対して、通常の割り込みではない特殊な割り込み
を発生させる(図1中信号(e))と共に、特殊フォー
マットの座標データ(図1中信号(d))を出力する。
【0047】特殊な割り込みとは、最大優先となる割り
込みであって、例えばSMI(System Management Inte
rrupt )やNMI(Non Maskable Interrupt)と呼ばれ
る割り込みが発生される。また、ここでの特殊フォーマ
ットの座標データは、例えば図6に示すように、特殊領
域中の特定のブロックを示すブロック番号となってい
る。
【0048】ホスト装置40は、特殊フォーマットの座
標データに応じた特殊処理を実行する。例えば、コント
ラストに関しては16段階で変更が可能であり、輝度に
関しては4段階で変更が可能であるものとすると、入力
されたブロック番号に応じて、コントラストまたは輝度
を1段階毎に変更する。
【0049】なお、前記実施例においては、静電誘導方
式を用いて座標検出を行なう座標入力装置29とした
が、他の座標検出方式を用いることも可能である。ま
た、制御回路31、及び座標変換回路30をハードウェ
ア的な構成として説明したが、プロセッサユニットとソ
フトウェアの組み合わせによって同等の機能を実現して
も何等問題はない。
【0050】また、前記実施例では、スタイラスペン3
5がコードで接続されているものとして説明したが、コ
ードレス型のスタイラスペンを用いた構成であっても良
い。この場合の構成例を図7に示している。
【0051】この座標入力装置の座標測定の動作は、図
1に示すコード付きスタイラスペン35を用いた座標入
力装置29の動作と異なるので、以下に説明を加える。
図7に示すように、座標入力装置は、座標変換回路5
0、制御回路51、走査回路52、タブレット53、ア
ナログスイッチ回路55、信号検出回路56、及びコー
ドレス型のスタイラスペン57によって構成される。
【0052】スタイラスペン57には、バッテリ57
a、信号発生回路57b、スイッチ検出回路57cが内
蔵されている。スイッチ検出回路57cは、ペン先が押
されているかどうかを検出するためのものである。信号
発生回路57bは、スイッチの状態に応じて異なる信号
を発生し、ペン先から出力するものである。例えば、信
号発生回路57bは、スイッチがONしている場合に周
波数fの信号を発生し、スイッチがOFFしている場合
に周波数gの信号を発生するものとする。
【0053】タブレット53には、互いに垂直な2方向
(X軸方向,Y軸方向)でマトリクス状に電極54が配
設されている。電極54からは、スタイラスペン57の
信号発生回路57bから発生される電波に発生される信
号が検出される。
【0054】座標検出を行なう場合、走査回路52によ
って電極54を端から順次、アナログスイッチ回路55
を介して信号検出回路56に接続する。従って、信号検
出回路56は、各電極54に誘導された信号の値を順次
検出する。信号検出回路56によって検出される信号値
は、スタイラスペン57のペン先と最も近い電極によっ
て誘導された信号のものが最も大きな値を示す。すなわ
ち、タブレット53の電極54を端から順次走査してい
き、走査開始から最も大きな信号値を検出するまでの時
間を測定し、その時間を座標値に変換することによって
座標測定を行なう。
【0055】また、スイッチ状態の検出は、信号検出回
路56によって検出された信号の周波数を調べることに
よって行なえる。つまり、検出した信号の周波数がfで
あればスイッチはON、周波数がgであればスイッチは
OFFとなる。このようにして得られた座標データに基
づく、座標変換回路50の動作については、前述した座
標変換回路30についてと同じである。
【0056】このようにして、特殊な処理を起動するた
めの座標データの判別を、一般の処理とは異なり、ホス
ト装置40からの所定のコマンドによって与えられる情
報に基づいて座標変換回路30によって行なわれるの
で、ホスト装置40側(CPU)の負担を軽減すること
が可能である。
【0057】また、一般の処理では通常利用されない表
示可能エリア外のタブレット有効エリアを利用して特殊
領域を設定できるので、座標検出面を有効に利用するこ
とができる。
【0058】なお、前記実施例においては、座標変換回
路30,50を座標入力装置側に設けるものとして説明
したが、ホスト装置側に座標データ入力用の基本的な機
能として設けることも可能である。
【0059】また、特殊領域をLCDコントラスト/キ
ーボード制御を行なう特殊処理用に設けるものとして説
明したが、特殊処理として他の処理であっても勿論良
く、例えば画面切替えや、アクセサリ機能と呼ばれる処
理を起動するためのものであっても良い。
【0060】さらに、特殊領域設定用として用意された
コマンド中に含まれるa点座標、b点座標によって、タ
ブレット有効エリア中に特殊領域が設定されるため、基
本的には特殊領域の位置は固定であるが、a点座標及び
b点座標の値を動的に変更できるようにすることで、特
殊領域の位置も任意に変更することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通常の座
標検出の場合とは異なる特殊処理に関する座標を、座標
検出面に特殊領域を設定することによって入力し、ホス
ト装置に対して特殊な割り込みを発生させると共に、特
殊フォーマットのデータに変換するので、ホスト装置に
おける特殊処理に関する座標データを入力するための処
理負担が軽減され、処理の効率化が図られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる座標入力装置の構成
を示すブロック図。
【図2】座標入力装置を用いたコンピュータシステムの
斜視図。
【図3】座標入力装置を用いたコンピュータシステムの
平面図。
【図4】特殊領域を設定するコマンドに含まれる情報の
一例を示す図。
【図5】特殊領域の詳細を説明するための図。
【図6】特殊フォーマットの座標データの一例を示す
図。
【図7】コードレス型のスタイラスペンを用いた座標入
力装置の構成を示すブロック図。
【図8】従来の座標入力装置の構成を示すブロック図。
【図9】通常フォーマットの座標データの一例を示す
図。
【符号の説明】
29…座標入力装置、30…座標変換回路、31…制御
回路、32…走査回路、33…タブレット、34…電
極、35…スタイラスペン、35a…信号検出回路、3
5b…スイッチ回路、36…信号処理回路、40…ホス
ト装置(ホスト制御手段)、55…アナログスイッチ回
路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標検出のために走査される座標検出面
    が設けられた座標検出手段と、前記座標検出面上の任意
    の位置を指示するための位置指示手段と、前記位置指示
    手段が指示する前記座標検出面上の位置の座標を検出す
    る座標検出手段とを有するものであって、ホスト制御手
    段のもとで動作する座標入力装置において、 前記座標検出手段によって検出された座標が、前記ホス
    ト制御手段における特殊処理に関する座標を入力するた
    めの、前記座標検出面に設定された特殊領域内に含まれ
    る場合に、前記ホスト制御手段に対して特殊な割り込み
    を発生させると共に、前記座標を特殊フォーマットのデ
    ータに変換して出力する座標変換手段を具備したことを
    特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記座標変換手段は、外部からのコマン
    ドによって与えられる情報に基づいて、前記座標検出面
    に任意の位置に前記特殊領域を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記特殊領域が複数のブロックに分割さ
    れ、前記座標検出手段によって検出された座標を、前記
    ブロックを特定する前記特殊フォーマットのデータに変
    換することを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
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