JPH0934625A - 座標検出方法及び装置及びコンピュータ制御装置 - Google Patents

座標検出方法及び装置及びコンピュータ制御装置

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JPH0934625A
JPH0934625A JP18420295A JP18420295A JPH0934625A JP H0934625 A JPH0934625 A JP H0934625A JP 18420295 A JP18420295 A JP 18420295A JP 18420295 A JP18420295 A JP 18420295A JP H0934625 A JPH0934625 A JP H0934625A
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亮三 柳沢
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克行 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抵抗膜方式等の座標検出において、2点が同時
に指示された入力について各指示位置の座標を検出する
ことを可能とする。 【解決手段】2層の導電フィルムで構成されるタッチパ
ネル9上において1点が入力されたか2点が同時に入力
されたかを、電流モニタ8によって判断する。2点同時
入力の場合は、外部よりみた導電フィルムの抵抗値が下
がるので、電流値の増加にて検出される。1点入力と判
定された場合は、入力された1点の座標データを最新の
座標データとしてRAM1cに保持する。2点が同時に
押されていると判定されると、RAM1cに保持された
座標データと、タッチパネル9の2層の導電フィルムの
夫々より増幅器4a、4bを介して得られるx方向及び
y方向の電位とに基づいて座標データが獲得され、RA
M1cに保持されている座標データとともに2点の座標
データとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン状の座標指示
器あるいは指を入力面に相対することで、該座標指示器
あるいは指で指示された該入力面上の位置座標を検出す
る座標検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の座標入力装置には、種々の方式を
採用したものが存在する。例えば、抵抗膜方式(感圧
方式)は、透明抵抗体を有するガラス板あるいは樹脂フ
ィルム(以下、導電フィルム)を2枚以上重ねて構成さ
れ、指示された箇所で前記2枚の透明抵抗体が接触し通
電する。この方式は、その際の接触点での電位を検知す
ることで、基準面から接触点までの抵抗値を検出し、接
触箇所を評定し、位置座標に変換する方法である。
【0003】また、静電容量結合方式、電磁誘導及び
電磁授受方式は、入力面のx方向及びy方向にライン状
あるいはループコイル状の透明電極パターンを有する1
枚あるいは2枚以上のガラスあるいは樹脂から構成され
る。そして、指示された専用ペンと電磁波を介した形で
検出される信号を処理することで、前記指示箇所に最近
の透明電極パターンを特定し、指示箇所を評定し位置座
標に変換する。
【0004】また、超音波による座標入力装置は、入
力面であるタブレット上に複数の振動検出手段(セン
サ)を設置し、これら振動入力手段により入力された振
動を検出する。そして、振動が伝播に要した時間と伝播
速度より、センサと振動入力手段までの、距離を算出
し、入力位置座標を検出する方式である。
【0005】さらに、スタイラスペンによる方式は、
CRT上に接触させたスタイラスペンでCRT走査信号
を検出し、その検出された走査タイミングからラスタパ
ターン上の位置を特定し位置座標を評定する方式であ
る。光学式のものとしては、他に、光遮断方式タッチ
パネルがある。ディスプレイの表面の上に赤外線等の光
ビームを網の目のように張り巡らせ、それを指で遮るこ
とによりタッチ入力を検出し、どの受光部が光線遮断を
検出したかによって、タッチ入力座標を特定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の座標算出方式においては、次のような問題が存在す
る。即ち、 1)専用ペンでないと入力が不可能 … ,,の
方式 2)同時に広い範囲の複数座標が入力不可能 … ,
,の方式といった問題がある。
【0007】座標指示器の個人用情報機器への利用が進
むにつれ、従来の周辺機器への置き換えが可能となるこ
とが望ましい。ペン形状の筆記具でコマンドとしてジェ
スチャを入力したり、文字を入力しメモとして張り付け
たり、あるいは文字認識を実行し文字入力を行うような
場合には、ペン形状の入力装置が望ましい。しかしなが
ら、高速にテキストデータ(多量の文字データ)を入力
する際には、従来通りキーボードの方が速く入力でき、
便利である。
【0008】座標指示器と表示装置を重ねて一体に構成
し、表示器にキーボード画像を表示することで「仮想キ
ーボード」として使用するものもあるが、実際にキーボ
ードのかわりとして使用する際には指で入力することが
必要となる。この場合、使用できる座標指示器は、上述
のの抵抗膜方式となる。しかし、抵抗膜方式では、複
数点の入力が不可能である前述の2)の問題が存在す
る。
【0009】このような複数点の同時入力は、通常のキ
ーボードにおいて[shift]キーや[ctrl]キーを押しなが
ら別のキーを叩くという使い方を実現するのに必要とな
る。複数点の同時入力ができない、従来の「仮想キーボ
ード」では、一旦[shift]キー等を指した後に、もう1
回別のキーを指すというように1点ずつしか入力できな
い。つまり実際のキーボードに対して指の操作を変えて
やる必要が生じてしまう。さらに、ショートカットキー
操作等、入力が不可能な場合も発生するので、完全にキ
ーボードの置き換え手段とはならない。すなわち、従来
の座標入力装置では、高速に多量のデータ入力の手段と
は成り得ないという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、抵抗膜方式等の座標検出において、2点が同時
に指示された入力について各指示位置の座標を検出する
ことが可能な座標検出方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の座標検出装置は、2層の導電フィルムで構
成されるパネルを有する座標検出装置であって、前記パ
ネル上において2点が同時に押されているか否かを判定
する判定手段と、前記判定手段によって、前記パネル上
の1点が押されたと判定された場合、その押された位置
の座標を最新の座標データとして保持する保持手段と、
前記判定手段によって前記パネル上の2点が同時に押さ
れていると判定された場合、前記保持手段で保持された
座標データと、前記導電フィルムより得られるx方向及
びy方向の電位とに基づいて座標データを獲得する獲得
手段と、前記保持手段に保持されている座標データと前
記獲得手段で獲得された座標データを同時に押されてい
る2点の座標データとして出力する出力手段とを備え
る。
【0012】上記の構成によれば、2層の導電フィルム
で構成されるパネル上の1点が入力された場合の最新の
座標データが保持手段によって保持される。このパネル
上において、2点が同時に押されていると判定される
と、保持手段で保持された座標データと、2層の導電フ
ィルムの夫々より得られるx方向及びy方向の電位とに
基づいて座標データが獲得される。こうして獲得された
座標データと、保持手段で保持されている座標データと
が同時に入力されている2点の座標データとして出力さ
れる。
【0013】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
2層の導電フィルム少なくともいずれかの抵抗値の減少
に基づいて、前記パネル上において2点が同時に押され
ているか否かを判定する。パネル上で同時に2点が押さ
れると導電フィルムの抵抗値が変化(減少)する。この
ような抵抗値の変化で2点同時の入力か否かを判定する
ので、簡単な構成で2点の同時入力を判定できる。
【0014】また、好ましくは、前記獲得手段は、前記
保持手段に保持されている座標データに基づいて前記導
電フィルムに対する電圧の印加方向を切り替える切替手
段と、前記保持手段で保持された座標データと、前記導
電フィルムより得られるx方向及びy方向の電位とに基
づいて座標データを算出する算出手段と、前記算出手段
で算出された座標データを、前記切替手段で制御された
電圧の印加方向に基づいて変換する変換手段とを備え
る。2点同時入力時の座標検出において、1点目の座標
データ(印加電圧に対する入力点の相対的な位置)が2
点目の座標データ検出時の分解能に影響を及ぼす。即
ち、分解能は導電フィルム上への電圧の印加方向によっ
て変化させることができるので、これを制御することで
パネル面上の各部で良好な分解能を得ることが可能とな
る。
【0015】また、好ましくは、前記判定手段で前記パ
ネル上において2点が同時に押されていると判定された
場合、前記導電フィルムより得られるx方向及びy方向
電位の増幅レンジを前記保持手段で保持された座標デー
タに基づいて変更する変更手段を更に備える。1点目の
座標データによって、x方向電位、y方向電位の変化す
るレンジが決定されるので、これに基づいてx方向電
位、y方向電位の最適な増幅レンジを設定することで、
パネル全面における分解能を向上することができる。
【0016】また、好ましくは、上記の増幅レンジの設
定に加えて、前記保持手段で保持された座標データに基
づいて決定される前記導電フィルムより得られるx方向
及びy方向電位の変化幅に基づいて、不要な出力電位レ
ベルをカットするスライス手段を備える。不要な出力電
位レベルをカットするので、x,y方向電位の変化幅と
増幅レンジをより良好に合わせることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態を説明する。
【0018】[実施形態1]図1は本実施形態に於ける
座標入力装置の構造を示すブロック図である。導電フィ
ルム性のタッチパネル9は、フィルム導電面側を対向さ
せ指やペン等で押した部分だけが接触する構造になって
いる。この接触位置の変化により、タッチパネル9の出
力電位が変化するので、それを検出して指等で押した位
置の座標が得られる。
【0019】1は演算制御回路であり、以下に説明する
各種モード(1点入力モード、2点入力モード、タッチ
入力判定モード)の切換えの制御や、タッチパネル9よ
り得られた電位データに基づく座標算出処理等を行う。
2はI/Oインターフェースであり、演算制御回路1か
らの各種指示をタッチパネル9を駆動する各制御構成へ
伝えたり、タッチパネル9よりの信号を演算制御回路1
へ伝えたりする。
【0020】3はA/D変換器であり、タッチパネル9
より出力された電位信号を演算制御回路1で使用可能な
ディジタル値に変換する。4a、4bは増幅器であり、
タッチパネル9より得られた電位信号を増幅する。増幅
器4aはx座標用であり、増幅器4bはy座標用であ
る。5はパネル出力切替器であり、タッチパネルより得
られた信号がx座標用の信号であれば増幅器4aへ、y
座標用の信号であれば増幅器4bへ夫々出力されるよう
に切替を行う。
【0021】6はパネルモード制御部であり、演算制御
回路1よりのモード指示(1点入力モード、2点入力モ
ード、タッチ入力判定モード等)に応じて、パネル端子
切替器7、A/D変換器3、パネル出力切替器5を制御
する。7はパネル端子切替器であり、各種モードに応じ
てタッチパネル9と電源の接続形態や、タッチパネル9
と信号取り出し部分との接続形態を切り換える。8は電
流モニタであり、タッチパネル9を流れる電流値の検出
を行う。
【0022】上記の構成において、1点入力時の入力位
置の検出方法とその構成は、従来の抵抗膜方式と同様で
ある。本実施形態における座標入力装置は、2点が同時
に指示された場合に、2点入力がなされていることを検
出し、当該2点の座標位置を検出可能とした点に特徴が
ある。
【0023】従来の装置と比較して、本実施形態におけ
る座標入力装置の特徴的な構成要素としては、まず、電
流モニタ8が挙げられる。従来の抵抗膜方式の動作は既
に公知である部分については詳細な説明を省略し、電流
モニタ8及びその周辺の動作について詳しく説明するこ
とにする。
【0024】まず、演算制御回路1は、タッチパネル9
へのタッチの有無を判定するために、I/Oインタフェ
ース2を介してパネルモード制御部6にタッチ入力判定
モードを設定する。このタッチ入力判定モードにおい
て、パネル端子切替器7はパネルモード制御部6によっ
て、2枚のタッチパネル9の間に指接触があった場合に
電流が流れるように接続が切り替えられる。この結果、
実際にタッチ入力がなされると、パネル出力切替器5へ
ハイレベルの信号が出力される。この結果、タッチ入力
検出信号が、I/Oインタフェース2を介して演算制御
回路1に入力される。
【0025】演算制御回路1は、タッチ入力を検出する
と、当該タッチ入力が2点入力か否かを判断するため
に、タッチパネル9を構成する2枚のフィルムに、順に
1枚ずつ電流を流すように、先程と同じ経路(パネルモ
ード制御部6→パネル端子切替器7)でパネル端子切替
器7をセットする。その際に、電流モニタ8は、フィル
ム面を流れる電流をモニタする。電流モニタ7は、タッ
チパネル9の2枚のフィルムと直列に小さな抵抗を接続
し、電流を流した時の抵抗両端の電圧値を所定の閾値で
コンパレートする様な構成で充分であり、所定の電流値
以上の電流を検知すれば良い。2点入力時においてタッ
チパネル9上を流れる電流が増加することについては後
述する。電流モニタ8の出力は、I/Oインタフェース
2を介して演算制御回路1に送られる。演算制御回路1
は電流モニタ8の出力によって1点入力モードか2点入
力モードかを決定し、座標演算処理のモードを切り替え
る。
【0026】続いて、演算制御回路1が座標値を演算す
るのに必要となるデータをタッチパネル9より獲得する
動作、即ち、タッチパネルの出力電位を検知し、増幅器
4a、4bで増幅の後、A/D変換器3によりディジタ
ルデータに変換して演算制御回路1に送られる動作は、
一般的な座標入力装置と同様である。このようにして演
算制御回路1に取得されたデータは、1点入力モード、
或は、2点入力モードの2つのモードにおいて、夫々異
なる演算式によって処理され、座標値が算出される(フ
ローチャートを用いて後述する)。
【0027】なお、演算制御回路1は上述した制御を実
現するために、CPU1a、ROM1b、RAM1cを
備える。CPU1aは、ROM1bに格納された制御プ
ログラムを実行することで各種制御を実現する。後述の
フローチャートで示される制御を実現するための制御プ
ログラムもこのROM1bに格納される。RAM1c
は、CPU1aが各種の制御を実行する際の作業領域を
提供する。なお、後述のフローチャートで示される制御
を実現するための制御プログラムは、フロッピーディス
クやハードディスク等の記憶媒体からRAM1c上にロ
ードされて、CPU1aによって実行されるようにして
も良い。また、演算制御回路1を本実施形態のように座
標入力装置側に含ませてもよいし、当該座標入力装置を
接続するホストコンピュータ等の情報処理装置側に含ま
せてもよい。情報処理装置側に演算制御回路1を含ませ
た場合は、フロッピーディスクやハードディスク等の記
憶媒体より後述のフローチャートの制御を実現する制御
プログラムを情報処理装置に提供することによって、本
実施形態の座標検出を実現できる。
【0028】図2は、1枚の導電フィルムの電位分布を
表わした図である。等電位線は図2に示されるように、
フィルム面内に等間隔で並ぶ。この状態で、1点を指等
で押した場合、図2における上下位置によって出力電位
が変わる。つまり、同じ水平位置なら、同じ出力電位が
得られることになる。
【0029】次に、1点モード、2点モード夫々におけ
る座標値獲得の動作を説明する。
【0030】図3は本実施形態におけるタッチパネルの
構成を説明する図である。また、図4はタッチパネルの
任意の箇所が押された場合の回路状態を等価的に表す図
である。
【0031】導電フィルムタッチパネル9の2枚のフィ
ルムは膜抵抗分布が均一にできており、図3ではパネル
横方向に電圧を印加し、対向する縦方向電圧印加用パネ
ル(下側のフィルム)から出力を取り出す場合の状態が
示されている。1点のみが、例えばB点にみが押された
場合、パネル横方向の長さをLxo、印加電圧をEo、押
した位置と基準面との距離(グランド用電極までの最短
距離)をx1、その出力電圧をExとすると、 x1=(Ex / Eo)×Lxo …(1) となる。1点入力の場合、(1)式から横方向の位置、
即ちx座標が直接検知できる。y座標についても同様
で、パネルへの電圧印加状態をパネル端子切替器7によ
って切り替えることにより、つまり、下側のフィルムに
電圧を印加し、上側のフィルムから出力電位を取り出す
ことで、y座標を検知できる。このように、電圧印加を
順次行い、もう一方のフィルムからの導電フィルム出力
電位を順次検知して、座標を得ることができる。なお、
パネル印加電源には、直流や交流が使用できるほか、電
位の他に電流分流比によっても検知可能である。
【0032】ここで、図4のように、A点とB点が同時
に押された時、すなわち入力が2点の時、A点とB点間
の電流の経路は、上側と下側の2枚のフィルムの2経路
である。充分な圧力で押されて、2枚のフィルムの接点
での接触抵抗が無視できるほど小さい場合、A点とB点
間の抵抗は、押されない状態と比べて約半分となる。こ
のため、2点目が押されることでフィルム上を流れる電
流が増加することになる。例えば、A点が図4の左端、
B点が右端だとすると、電流値は約2倍となる。従っ
て、フィルムを流れる電流値をモニタしておけば、電流
値の増加から離れた2点の入力を判定することが可能と
なる。つまり、x,yいずれかのフィルムを流れる電流
が2点接触により増加することを検出すれば、2点が同
時に入力されていることを検出できる。
【0033】次に、演算制御回路1による座標算出の手
順について、図5,図6のフローチャートを使って説明
する。図5は、本実施形態における座標検出処理の手順
を表すフローチャートである。図6は、2点入力モード
における座標獲得の手順を表すフローチャートである。
【0034】まず、タッチ入力判定モードにて、パネル
端子切替器7を切り替えてタッチ入力の有無の判定を行
う(ステップS11、S12)。ここで、タッチ入力有
りと判定された場合、2点入力か否かの判定を行う(ス
テップS13)。これは、電流モニタ8の出力により2
枚のタッチパネルの抵抗値をそれぞれ検知して、抵抗値
が下がったら2点入力(接触)であると判定する。
【0035】ステップS13における判定の結果、2点
入力ではなく1点入力と判定された場合は、ステップS
14からステップS15へ進み、x座標の検出を行う。
即ち、パネル端子切替器7を切替えてx方向の出力電位
を得て、パネル出力切替器5の切替によって増幅器4a
にて当該出力電位を増幅し、これをA/D変換器3によ
ってA/D変換する。A/D変換を終了するとステップ
S16からステップS17へ進み、x座標用の出力電位
を演算制御回路1がディジタル・データとして受け取
る。演算制御回路1はこのデータに基づいてx座標を算
出する。y座標についてもx座標と同様に処理を行う
(ステップS18〜S20)。
【0036】次に、ステップS21において、再度タッ
チ入力の有無を判定し、上記座標検知手順の実行中にタ
ッチ入力が終了していたかどうかを判別する。ここでタ
ッチ入力されていないと判定されたら(即ち、実行途中
でタッチが終了していたら)、得られた座標データも信
頼できないため、取得したデータは破棄する(ステップ
S24)。また、タッチ入力が継続していれば、ステッ
プS23へ進み、RAM1c内の1点座標データを更新
するとともに、この座標データを入力座標値として出力
する。これで、1回の座標サンプリングフローは終了す
る。なお、RAM1c内には、常時最新の1点座標デー
タが格納され、後述の2点入力モードにおいて利用され
る。
【0037】一方、ステップS14において2点入力判
定モードで当該入力が2点入力と判定されたら、ステッ
プS25へ進む。ステップS25における2点座標演算
モードの処理手順を図6のフローチャートを参照して説
明する。
【0038】2点入力モード時における座標演算は、そ
れぞれのフィルムの電位出力をA/D変換によりデータ
として取り込むのは1点入力時と同様であるが、以下の
点において異なる。即ち、x軸フィルム(電極がy軸に
平行に配置されたフィルム)とy軸フィルム(電極がx
軸に平行に配置されたフィルム)の電位出力は、それぞ
れの座標値に比例した値とはならない。さらに、データ
を取り込んだ後に、直前にサンプリングした1点入力座
標データをRAM1cからロードしてきて、このデータ
を、2点入力時の一方のデータとして使用する。このよ
うに、2つのフィルムの電位出力データから、残り1点
の座標データ(x座標,y座標の二つの未知数)を求め
ればよいため、座標算出が可能となる。本実施形態で
は、これを利用したことに特徴がある。
【0039】また、1点座標データを格納するRAM1
cは上述のように演算制御回路1内部にある。また、図
5のフローチャートからも明らかなように1点座標デー
タは2点入力時には更新されず、1点入力時のみ更新さ
れる。また、図5のフローチャートでは、2点入力モー
ドの判定を行ってからサンプリングを実行しているが、
これに限らず、出力電位のサンプリング(A/D変換)
と2点入力判定を同時に行う手順としても良いことはい
うまでもない。
【0040】2点入力時に、直前の1点入力時の座標デ
ータを使用するのは、仮想キーボードとして、本実施形
態の座標入力装置を使用する場合を想定しているためで
ある。キーボードとして使用する場合、2点を押す(2
つのキーを押す)動作は、全く同時には有り得ない。す
なわち、通常、shift keyを押しながら別のローマ字キ
ーを押す場合や、ctrl keyを押しながら別のキーを叩く
のが普通であり、指(手)の動作としても、一つのキー
を押しながら、もう一つのキーを叩く動作が自然であ
る。よって、2点入力(接触)時には、一つの入力点
は、ほぼ固定で動かず、もう一つの入力点を未知の入力
データとして検知する方式となる。このように、本実施
形態の方式は、全く同時に2点が入力されることがない
という点を利用している。
【0041】次に、図3のような構成で、2点入力時に
出力電位はどうなるかについて説明する。図7は2点入
力時のフィルム面上の等電位線を示す図である。図7の
ように、2点入力時は等電位線は平行な直線の列の状態
から崩れている。接触点(A及びB点)での電位は、
A、B間の抵抗がほぼ1/2となるので、A点の電位E
aは、 Ea=(Δx/2+x1)/(Lxo−Δx/2)×Eo …(2) 同様に、B点の電位Ebは、 Eb=x1/(Lxo−Δx/2)×Eo …(3) となる。
【0042】次に、出力電位から2点目の座標を求める
演算方法について説明する。x軸フィルムの電位出力
は、2点のx軸位置だけでなく、2点のy軸位置によっ
ても変化する。つまり、出力電位は、対向する出力取り
出し用のフィルム軸上の位置によっても変化する。この
ため、A点及びB点での電位がそのまま出力電位とはな
らない。図4は、模式的な図であるため、取り出し電極
位置が上側フィルムのと同じだが、実際には図3のよう
にフィルムの電極位置は直交して対向させる。2枚のフ
ィルムの抵抗膜がほぼ同一の抵抗値を持ち、接触点での
押し圧が充分で接触抵抗が十分に小さいとき、A点と取
り出し電極面との距離(取り出し電極までの最短距離)
をya、B点のそれをybとすると、出力電位Ex2
は、 Ex2=(yb×Ea+ya×Eb)/(ya+yb) …(4) という様に、抵抗ブリッジの出力のようになる。
【0043】同様に、もう一枚のフィルムに電圧を印加
した場合の出力は、 Ey2=(x2×E1+x1×E2)/(x1+x2) …(5) 但し、Δx=x2−x1 E1=(Δy/2+y1)/(Lyo−Δy/2)×Eo E2=y1/(Lyo−Δy/2)×Eo Δy=y2−y1 のようになる。
【0044】図8は実際のフィルム上における電位出力
を示す図である。既知の入力点、すなわち、1点入力時
の最終入力点を(x1,y1)とし、新たに押された2
点目を(x2,y2)とする。図8は、1点目がほぼタ
ッチパネル中心にある時の出力値で、グラフ上で(x
2,y2)の値、及び電位出力値(縦軸)は規格化した
値を使用している。図8のグラフに示す通り、(x2,
y2)の値に対し、出力は一義的に決まる。つまり、一
組の電位出力から、二通りの座標が求まることはない。
【0045】つまり、(4),(5)式に、1点座標メ
モリからロードした座標データを代入してやれば、電位
出力値からもう1点の座標データ(x2,y2)が求ま
る。よって、座標入力装置の出力(例えばホストコンピ
ュータ等への出力)は、演算で求めた座標データ(x
2,y2)と、演算に使用した座標データ(x1,y
1)の二つの座標データを出力することになる。
【0046】以上のように、2点入力モードにおいて
は、2点押下時のx電位(Ex2)とy電位(Ey
2)、及び直前の1点入力における座標値(x1,y
1)によって算出される。
【0047】上述の動作を、図6のフローチャートに従
って説明すると、2点入力であると判断された場合、ま
ず、ステップS31においてx軸フィルムの電位を検知
する。検知された電位は、パネル出力切替器5、増幅器
4aを経てA/D変換器3に入力され、x電位(Ex
2)として出力される(ステップS32〜S34)。次
に、ステップS35において、y軸フィルムの電位を検
知する。検知された電位は、パネル出力切替器5、増幅
器4bを経てA/D変換器3に入力され、y電位(Ey
2)として出力される(ステップS36〜S38)。
【0048】ステップS39では、RAM1c内の1点
座標データ(x1,y1)を読出す。ステップS40で
は、上記処理で得られたx電位Ex2、y電位Ey2及
び1点座標データ(x1,y1)を用いて、(4)、
(5)式を適用することにより2点目の座標値が求ま
る。
【0049】その後、図5のステップS26へ進み、タ
ッチ入力が継続しているか否かによって当該座標値の有
効無効を判断し、タッチ入力が継続していなければ当該
座標値を無効とする処理(ステップS26〜S28)
は、1点入力モードの場合と同様である。また、上記処
理で得られた2点の座標データが有効であれば、ステッ
プS29でこれを出力する。
【0050】以上のように本実施形態によれば、従来と
同じタッチパネル9を使用し、2点入力が可能な座標入
力装置が簡単な構成で実現できる。
【0051】[第2の実施形態]図9は1点目の座標デ
ータ(x1,y1)が(0.1,0.1)(座標値は規格化し
た値)の場合のx軸、y軸フィルムの電位出力を示す図
である。1点目の座標データが(0.5,0.5)の場合を示
す図8と比較して、図9は電位出力値が大きく変化して
いない。電位出力値の変化量の少なさは、演算により求
める際の座標データ(x2,y2)の算出分解能の低下
につながる。実際に、タッチパネル全面に仮想キーボー
ドを設けた場合の使用には、問題ない程度だが、タッチ
パネルが大型になり、その一部を仮想キーボードとして
入力に使用する場合には、分解能の低さが問題になる。
【0052】更に、図10は1点目の座標データ(x
1,y1)が(0.9,0.9)の場合のx軸、y軸フィルム
の電位出力を示す図である。このグラフから充分な出力
レンジ、ひいては高い分解能が得られることは自明であ
る。
【0053】以上の図9、図10のグラフでは、1点目
の座標データが(0.1,0.1)から(0.9,0.9)へ変化し
ている。ここで、実際のグラフ上の座標の値は、図4の
印加電圧Eoの向きにより、変わることに着目する。つ
まり、Eoの向きが反転すると、x1=0.1がx1=
0.9となる。よって1点座標データの値により、印加
電圧の向きを変えることで、分解能の高い2点入力が可
能となることがわかる。
【0054】以上のように、2点入力時においては、1
点入力時の座標値に基づいて電圧の印加方向を変更する
ことで、分解能を向上させることが可能となる。これ
は、パネル端子切替器7に、電圧の印加方向を切り換え
るような接続形態を追加し、図11に示すような制御手
順を実行することで実現できる。
【0055】図11は、実施形態2における2点入力モ
ード時の座標演算処理を表すフローチャートである。図
11のように、ステップS31の直前に、1点座標デー
タに基づいて電圧の印加方向を切り換える処理を行う。
ステップS41では、RAM1cに格納されている1点
座標データ(x1,y1)の各値が0.4以下か否かを
判断する。0.4以下の場合はステップS42へ進み、
パネル端子切替器7を制御して、フィルムへの電圧の印
加方向を切り換える。このような制御を実現するパネル
端子切替器7は、FET等の電子スイッチにより簡単に
構成できることは明らかである。また、電圧の印加方向
を反転した場合、ステップS40(図6)の演算で得ら
れる座標の原点位置が変わるため、座標演算処理後に座
標変換処理を行う(ステップS43、S44)。
【0056】以上のように、実施形態2によれば、電圧
方向を切り換えることにより、タッチパネル上のどの部
分においても2点入力モードにおいて良好な分解能が得
られる。
【0057】[第3の実施形態]図12は実施形態3に
おける座標入力装置の構成を表すブロック図である。電
位出力の分解能を向上させる方法としては、前述の実施
形態2のように電圧の印加方向を切り替える方法以外
に、検出レンジを最適化する方法が存在する。
【0058】すなわち、図9のようなレンジでの出力し
か得られないことは、1点座標メモリの値によって判断
可能であるため、その出力変化をA/D変換器3の入力
レンジと一致させれば、検出分解能を最大とすることが
できる。そのため、図12に示すように、スライス回路
10a、10bを設け、最小出力レベル以下のDC成分
をカットするとともに、可変増幅器11a、11bに最
大出力で飽和しない程度の最大増幅率を設定してタッチ
パネル9の出力を処理する。このようにして、分解能を
向上することも可能である。
【0059】以上のように実施形態3によれば、電圧の
印加方向の切替やそれに伴う座標変換処理を行うことな
く、2点入力モード時の全入力面における良好な分解能
を実現することが可能となる。
【0060】以上説明した来たように、上記実施形態に
よれば、抵抗膜方式において2点同時入力が可能な座標
入力装置を実現できる。従って、仮想キーボードとして
使用するに適した座標入力装置を提供化の鵜である。更
に、タッチパネル部については、従来のタッチパネルを
変更することなしに、簡単な構成で2点同時入力を実現
できる。
【0061】さらに、実施形態2で示すように印加電圧
の方向を可変とすることで、或は、実施形態3で示した
ように入力位置に応じてタッチパネル出力の信号処理を
工夫することで、仮想キーボードのサイズが小さくなっ
ても充分な分解能を持った座標入力が可能となる。
【0062】上記装置の機能もしくは方法の機能によっ
て達成される本発明の目的は、前述の実施形態のプログ
ラムを記憶させた記憶媒体によっても達成できる。例え
ば、演算制御回路1をホストコンピュータにて実現した
場合、ホストコンピュータにその記憶媒体を装着し、そ
の記憶媒体から読み出したプログラム自体が本発明の新
規な機能を達成するからである。このための本発明に係
るプログラムの構造的特徴は、図13に示す通りであ
る。
【0063】図13は本実施形態における制御プログラ
ムの構成を表す図である。同図において、(a)は本制
御プログラムの制御手順を示す。判定処理プログラム
は、タッチパネル9において2点が同時に押されている
か否かを判定するための手順コードであり、図5のステ
ップS11〜S14の処理が実現される。
【0064】また、保持処理プログラムは、上記判定処
理でタッチパネル9上の1点が押されたと判定された場
合に、その押された位置を表す座標データを最新の座標
データとして保持する処理を実現する手順コードであ
る。この場合、当該制御プログラムによって確保された
所定のRAM領域に最新の座標データが格納される。こ
の保持処理プログラムによって実現される制御は、図5
のステップS15〜S23でその詳細を説明した通りで
ある。
【0065】獲得処理プログラムは、上記判定処理プロ
グラムの実行によってタッチパネル9上の2点が同時に
押されていると判定された場合、上記保持処理プログラ
ムの実行によって保持された座標データと、上記タッチ
パネル9を構成する導電フィルムより得られるx方向及
びy方向の電位とに基づいて座標データを獲得する処理
を実現する手順コードである。この処理の詳細は、図6
のフローチャートで説明した通りである。
【0066】更に、出力処理プログラムは、上記保持処
理によって保持されている座標データと上記獲得処理で
獲得された座標データを、現在同時に押されている2点
の座標データとして、例えば他のアプリケーションプロ
グラムへ出力するための手順コードである。この処理
は、図5のステップS29で示したものである。
【0067】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明に係る
プログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成するこ
とになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシ
ステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム
或は装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗膜方式及びこれに準ずる座標検出において、2点が
同時に指示された入力について各指示位置の座標を検出
することが可能となる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に於ける座標入力装置の構造を示す
ブロック図である。
【図2】1枚の導電フィルムの電位分布を表わした図で
ある。
【図3】本実施形態におけるタッチパネルの構成を説明
する図である。
【図4】タッチパネルの任意の箇所が押された場合の回
路状態を等価的に表す図である。
【図5】本実施形態における座標検出処理の手順を表す
フローチャートである。
【図6】2点入力モードにおける座標獲得の手順を表す
フローチャートである。
【図7】2点入力時のフィルム面上の等電位線を示す図
である。
【図8】実際のフィルム上における電位出力を示す図で
ある。
【図9】1点目の座標データ(x1,y1)が(0.1,
0.1)(座標値は規格化した値)の場合のx軸、y軸フ
ィルムの電位出力を示す図である。
【図10】1点目の座標データ(x1,y1)が(0.
9,0.9)の場合のx軸、y軸フィルムの電位出力を示す
図である。
【図11】実施形態2における2点入力モード時の座標
演算処理を表すフローチャートである。
【図12】実施形態3における座標入力装置の構成を表
すブロック図である。
【図13】本実施形態における制御プログラムの構成を
表す図である。
【符号の説明】
1 演算制御回路 2 I/Oインタフェース 3 A/D変換器 4 増幅器 5 パネル出力切替器 6 パネルモード制御部 7 パネル端子切替器 8 電流モニタ 9 タッチパネル 10 スライス回路 11 可変増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沢 亮三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉村 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2層の導電フィルムで構成されるパネル
    を有する座標検出装置であって、 前記パネル上において2点が同時に押されているか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段によって、前記パネル上の1点が押された
    と判定された場合、その押された位置の座標を最新の座
    標データとして保持する保持手段と、 前記判定手段によって前記パネル上の2点が同時に押さ
    れていると判定された場合、前記保持手段で保持された
    座標データと、前記導電フィルムより得られるx方向及
    びy方向の電位とに基づいて座標データを獲得する獲得
    手段と、 前記保持手段に保持されている座標データと前記獲得手
    段で獲得された座標データを同時に押されている2点の
    座標データとして出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする座標検出装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記2層の導電フィル
    ム少なくともいずれかの抵抗値の減少に基づいて、前記
    パネル上において2点が同時に押されているか否かを判
    定することを特徴とする請求項1に記載の座標検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記獲得手段は、 前記保持手段に保持されている座標データに基づいて前
    記導電フィルムに対する電圧の印加方向を切り替える切
    替手段と、 前記保持手段で保持された座標データと、前記導電フィ
    ルムより得られるx方向及びy方向の電位とに基づいて
    座標データを算出する算出手段と、 前記算出手段で算出された座標データを、前記切替手段
    で制御された電圧の印加方向に基づいて変換する変換手
    段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の座標検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段で前記パネル上において2
    点が同時に押されていると判定された場合、前記導電フ
    ィルムより得られるx方向及びy方向電位の増幅レンジ
    を前記保持手段で保持された座標データに基づいて変更
    する変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1に
    記載の座標検出装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、前記保持手段で保持さ
    れた座標データに基づいて決定される前記導電フィルム
    より得られるx方向及びy方向電位の幅に基づいて、不
    要な出力電位レベルをカットするスライス手段を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の座標検出装置。
  6. 【請求項6】 2層の導電フィルムで構成されるパネル
    を有する座標検出方法であって、 前記パネル上において2点が同時に押されているか否か
    を判定する判定工程と、 前記判定工程によって、前記パネル上の1点が押された
    と判定された場合、その押された位置の座標を最新の座
    標データとして保持する保持工程と、 前記判定工程によって前記パネル上の2点が同時に押さ
    れていると判定された場合、前記保持工程で保持された
    座標データと、前記導電フィルムより得られるx方向及
    びy方向の電位とに基づいて座標データを獲得する獲得
    工程と、 前記保持工程に保持されている座標データと前記獲得工
    程で獲得された座標データを同時に押されている2点の
    座標データとして出力する出力工程とを備えることを特
    徴とする座標検出方法。
  7. 【請求項7】 前記判定工程は、前記2層の導電フィル
    ム少なくともいずれかの抵抗値の減少に基づいて、前記
    パネル上において2点が同時に押されているか否かを判
    定することを特徴とする請求項6に記載の座標検出方
    法。
  8. 【請求項8】 前記獲得工程は、 前記保持工程に保持されている座標データに基づいて前
    記導電フィルムに対する電圧の印加方向を切り替える切
    替工程と、 前記保持工程で保持された座標データと、前記導電フィ
    ルムより得られるx方向及びy方向の電位とに基づいて
    座標データを算出する算出工程と、 前記算出工程で算出された座標データを、前記切替工程
    で制御された電圧の印加方向に基づいて変換する変換工
    程とを備えることを特徴とする請求項6に記載の座標検
    出方法。
  9. 【請求項9】 前記判定工程で前記パネル上において2
    点が同時に押されていると判定された場合、前記導電フ
    ィルムより得られるx方向及びy方向電位の増幅レンジ
    を前記保持工程で保持された座標データに基づいて変更
    する変更工程を更に備えることを特徴とする請求項6に
    記載の座標検出方法。
  10. 【請求項10】 前記変更工程は、前記保持工程で保持
    された座標データに基づいて決定される前記導電フィル
    ムより得られるx方向及びy方向電位の幅に基づいて、
    不要な出力電位レベルをカットするスライス工程を備え
    ることを特徴とする請求項9に記載の座標検出方法。
  11. 【請求項11】 メモリ媒体から所定のプログラムを読
    み込んでコンピュータを制御するコンピュータ制御装置
    であって、前記メモリ媒体は、 前記パネル上において2点が同時に押されているか否か
    を判定する判定工程の手順コードと、 前記判定工程によって、前記パネル上の1点が押された
    と判定された場合、その押された位置の座標を最新の座
    標データとして保持する保持工程の手順コードと、 前記判定工程によって前記パネル上の2点が同時に押さ
    れていると判定された場合、前記保持工程で保持された
    座標データと、前記導電フィルムより得られるx方向及
    びy方向の電位とに基づいて座標データを獲得する獲得
    工程の手順コードと、 前記保持工程に保持されている座標データと前記獲得工
    程で獲得された座標データを同時に押されている2点の
    座標データとして出力する出力工程の手順コードとを備
    えることを特徴とするコンピュータ制御装置。
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