JPH11338629A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JPH11338629A
JPH11338629A JP14620598A JP14620598A JPH11338629A JP H11338629 A JPH11338629 A JP H11338629A JP 14620598 A JP14620598 A JP 14620598A JP 14620598 A JP14620598 A JP 14620598A JP H11338629 A JPH11338629 A JP H11338629A
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JP
Japan
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feedback
unit
area
control unit
rectangular frame
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JP14620598A
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English (en)
Inventor
Naotada Matsudaira
直忠 松平
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面上の操作オブジェクトに容易にフォーカ
スを合わせることができるポインティングデバイスの提
供。 【解決手段】 操作パッド24における指先の接触位置
を検出する赤外線センサセルと、表示画面16aの画像
中の操作オブジェクトに対応する、操作パッド上のフィ
ードバック領域を選択的に振動させる圧電素子セルとで
構成された操作部12と、接触位置に対応する、画像中
のポインタ位置を決定して、このポインタ位置を含む矩
形枠と画像とを重ねて表示画面に表示させるとともに、
この画像とポインタ位置とに基づいて、矩形枠中のフィ
ードバック領域を操作部へ指示する制御部14とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータの
インターフェイスにおけるポインティングデバイスに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータのインターフェイス
におけるポインティングデバイスとしては、例えば、マ
ウスが広く使用されている。そして、マウスを用いて画
面上の操作ボタンや操作バーといった操作オブジェクト
を選択する。操作オブジェクトの選択にあたっては、例
えば、マウスを移動させることにより画面上のポインタ
を操作オブジェクト上に移動させてフォーカスを合わ
せ、フォーカスを合わせた状態でマウスのクリックボタ
ンを押下してクリックする。
【0003】ところで、マウスを用いて操作オブジェク
トを選択する場合、オペレータは、操作オブジェクトに
フォーカスを合わせた状態でマウスをクリックするとい
う、コンピュータの使用目的からすれば本質的でない操
作に意識を集中する必要がある。その結果、視覚のみを
頼りにしてコンピュータを操作するオペレータは、画面
を凝視することになる。このため、オペレータの疲労が
著しいという問題があった。
【0004】そこで、例えば、文献:「特開平10−3
1547号公報」には、触感操作パッドを用いて操作オ
ブジェクトにフォーカスする技術が開示されている。特
に、この文献には、触感操作パッドに周期的な凹凸を設
ける技術が開示されている。このように周期的な凹凸を
設ければ、パッドの表面を指先などで撫でた場合に、こ
の凹凸の触感によってパッド上における指先などの移動
量を把握することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この文
献に開示の技術においても、操作オブジェクトにフォー
カスが合っているか否かは、画面を見なければ判断する
ことができないという問題がある。その上、パッドの凹
凸の周期は固定されているのに対して、画面に表示され
る操作オブジェクトなどの大きさや位置は、通常、自在
に変えられる。このため、画面の表示の倍率が変化した
場合には、パッドの触感による移動量と画面上の実際移
動量とが不一致となる場合が有り得るという問題があ
る。
【0006】このため、本発明は、上記の問題を解決す
べくなされたものであり、画面上の操作オブジェクトに
容易にフォーカスを合わせることができるポインティン
グデバイスの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願にかかる発明者は、画面に表示された操作
オブジェクト等の特定領域に画面上のポインタのフォー
カスが合った場合に、操作パッドに触れている指先に振
動などの刺激によるフィードバックを与えれば、操作オ
ブジェクトに容易にフォーカスを一致させることができ
ることに想到した。
【0008】そこで、本発明のポインティングデバイス
によれば、接触位置検出手段および触感フィードバック
手段により構成された操作部と、制御部とを備えた構成
としてある。そして、この接触位置検出手段は、操作パ
ッドにおける指先の接触位置を検出する。また、制御部
は、画像中の現時点でのポインタ位置を中心とした矩形
枠の位置を決定して、当該ポインタおよび当該矩形枠を
当該画像に重ねて表示装置に表示させるとともに、矩形
枠中の画像の特定領域に対応する、操作パッドのフィー
ドバック領域を決定する。さらに、制御部は、接触位置
の移動量および移動方向に基づいて、新たなポインタ位
置を決定する。また、触感フィードバック手段は、フィ
ードバック領域に接触した指先に対して、非フィードバ
ック領域と区別可能な触感を与える。
【0009】このように、この発明のポインティングデ
バイスによれば、オペレータは、操作パッドのフィード
バック領域に指先で触れた場合と、非フィードバック領
域に触れた場合とを触感で区別することができる。した
がって、画面上の特定領域にポインタのフォーカスを合
わせる際に、オペレータは、画面上に表示された特定領
域とポインタ位置および矩形枠を見てフォーカスを合わ
せるとともに、操作パッドに接触した指先の触感によ
り、特定領域にフォーカスが合ったか否かを確認するこ
とができる。すなわち、オペレータは視覚および触覚を
用いて、特定領域へのフォーカスの一致を確認すること
ができる。このため、オペレータは、画面上の操作オブ
ジェクトに視覚のみによりフォーカスを合わせる場合に
比べて、容易にフォーカスを合わせることができる。そ
の結果、オペレータの疲労の軽減を図ることができる。
【0010】また、この発明のポインティングデバイス
において、好ましくは、制御部を、センサ情報解析部、
インターフェース部、画像メモリ部、A/D変換部、D
/A変換部およびフィードバック制御部により構成する
と良い。そして、このセンサ情報解析部は、接触位置の
移動量および移動方向に基づいて新たなポインタ位置を
決定し、この新たなポインタ位置をインタフェース部へ
転送する構成とする。
【0011】また、インタフェース部は、ホストコンピ
ュータから入力された現時点でのポインタ位置に基づい
て矩形枠の位置を決定して、このポインタ位置および矩
形枠位置を画像メモリ部に書き込むとともに、この矩形
枠位置をフィードバック制御部へ転送し、さらに新たな
ポインタ位置をホストコンピュータへ転送する構成とす
る。
【0012】また、A/D変換部は、ホストコンピュー
タからアナログ信号で入力された画像をデジタル信号に
変換して、画像メモリ部に書き込む構成とする。また、
D/A変換部は、画像メモリ部からデジタル信号で読み
出された画像、ポインタ位置および矩形枠位置をアナロ
グ信号に変換して表示装置へ出力する構成とする。
【0013】また、この発明の実施にあたり、好ましく
は、制御部は、操作パッドにおける指先の接触面積を、
接触を検出した赤外線センサセルの数として検出すると
良い。操作パッドにおける接触検出手段としての赤外線
センサセルの分布密度は、市松模様に配置してあるので
均一である。このため、指先の接触面積は、赤外線セン
サセルの個数に実質的に比例する。したがって、接触面
積は、赤外線センサセルの個数として表すのが好適であ
る。
【0014】また、フィードバック制御部は、矩形枠位
置と画像メモリ部から読み出した画像とに基づいてフィ
ードバック領域を決定し、当該フィードバック領域を操
作部へ指示する構成とする。
【0015】また、この発明のポインティングデバイス
において、好ましくは、操作パッドは、センサ・フィー
ドバック層をもって構成すると良い。そして、このセン
サ・フィードバック層では、接触位置検出手段としての
赤外線センサセルと、触感フィードバック手段としての
圧電素子セルとを市松模様に配置すると良い。
【0016】このように構成すれば、操作パッドに指先
が接触した位置を、接触を検出した赤外センサセルの位
置として検出することができる。また、フィードバック
領域の圧電素子のみを選択的に振動させることにより、
フィードバック領域と、非フィードバック領域とを触感
により区別することができる。
【0017】また、この発明の実施にあたり好ましく
は、制御部は、操作パッドにおける指先の接触面積を、
接触を検出した赤外線センサセルの数として検出すると
良い。操作パッドにおける接触検出手段としての赤外線
センサセルの分布は、市松模様に配置してあるので均一
である。このため、指先の接触面積は、赤外線センサセ
ルの個数に実質的に比例する。したがって、接触面積
は、赤外線センサセルの個数として表すのが好適であ
る。
【0018】また、この発明のポインティングデバイス
において、好ましくは、制御部は、操作パッドにおける
指先の接触面積を、表示画面の奥行き方向の位置を表す
情報として検出すると良い。
【0019】一般に、指先には弾力がある。このため、
操作パッドに指先を押付ける力の大きさによって、操作
パッドに接触する指先の面積が変化する。すなわち、押
付力が大きいほど接触面積が広くなる。そして、この接
触面積を、奥行き方向の位置を表す情報として検出すれ
ば、操作パッドを用いて三次元の位置指定を行うことが
できる。また、三次元の位置指定としては、例えば、接
触面積を二段階または三段階に分けて、二層または三層
の奥行きを有する位置指定を行うと良い。
【0020】また、この発明のポインティングデバイス
において、好ましくは、制御部は、操作パッド上の指先
の接触面積が変化した場合、変化率が閾値以上のものを
クリック操作として検出すると良い。また、この変化率
が閾値未満のものであって、接触位置が移動するものを
ドラッグ操作として検出すると良い。
【0021】このように、操作パッドに対する指先の接
触のさせ方によって、クリック操作およびドラッグ操作
を行えば、操作パッドを操作しながら、さらに操作パッ
ドとは個別のクリックボタンを押下する必要がない。こ
のため、ポインティングデバイスの操作のより一層の容
易化を図ることができる。また、クリックボタンを個別
に設ける必要もない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。なお、参照する図面
は、この発明が理解できる程度に各構成成分の大きさ、
形状および配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。
したがって、この発明は図示例にのみ限定されるもので
はない。
【0023】<第1の実施の形態>先ず、図1を参照し
て、第1の実施の形態のポインティングデバイス10の
概略について説明する。図1は、第1の実施の形態のポ
インティングデバイス10の構成を説明するための機能
ブロック図である。
【0024】図1に示すように、このポインティングデ
バイス10は、操作部12と制御部14とにより構成さ
れている。操作部12と制御部14とは、センサ信号線
26およびフィードバック信号線28によって接続され
ている。また、制御部14は、ホストコンピュータ18
と、PS/2規格マウスインタフェース信号線32およ
び映像入力信号線30によって接続されている。このホ
ストコンピュータ18には、デバイスドライバ34およ
びアプリケーションソフトウエア36が蓄積されてい
る。また、制御部14は、表示装置16と、映像出力信
号線34によって接続されている。
【0025】そして、操作部12は、後で図2を参照し
て詳細に説明するように、接触位置検出手段(図1では
図示せず)および触感フィードバック手段(図1では図
示せず)を備えている。この接触位置検出手段は、操作
パッド24における指先の接触位置を検出する。そし
て、操作部12は、センサ信号線26を介して、接触位
置の情報を制御部14へ転送する。
【0026】また、制御部14は、PS/2マウスイン
タフェース信号線32を介して、ホストコンピュータ1
8のデバイスドライバ36によって制御される。また、
制御部14には、ホストコンピュータ18からPS/2
マウスインタフェース信号線32を介して、現時点での
ポインタ位置が入力される。また、制御部14には、ホ
ストコンピュータ18から映像入力信号線30を介し
て、画像情報が入力される。
【0027】なお、アプリケーションソフトウエア38
は、操作部12へフィードバック処理以外の点について
は、従来のマウスを使用する場合と同一規格のもので良
く、本発明のために独自に変更する必要はない。その結
果、本発明のポインティングデバイスを用いても、アプ
リケーションソフトウエアの開発コストの増大を抑制す
ることができる。
【0028】そして、制御部14は、画像中の現時点で
のポインタ位置を中心とした矩形枠の位置を決定する。
続いて、制御部14は、当該ポインタおよび当該矩形枠
を当該画像に重ねて表示装置16に表示させる。さら
に、制御部14は、矩形枠中の画像の特定領域に対応す
る、操作パッドのフィードバック領域を決定する。そし
て、制御部14は、フィードバック領域を指示する情報
を、フィードバック信号線28を介して、操作部12へ
転送する。
【0029】また、制御部14は、操作部12で検出さ
れた接触位置の移動量および移動方向に基づいて、新た
なポインタ位置を決定する。そして、ホストコンピュー
タは、この新たなポインタ位置を定期的に読み出して蓄
積する。
【0030】また、操作部12の触感フィードバック手
段は、表示装置16の表示画面22に表示された矩形枠
に囲まれた領域の画像のうちの特定領域に対応する、こ
の操作パッド24のうちのフィードバック領域に接触し
た指先に対して非フィードバック領域と区別可能な触感
を与える。
【0031】次に、図2を参照して、操作部12の構造
について説明する。図2の(A)は、操作部12の操作
パッド24の断面図である。なお、図2の(A)に示す
断面図では、センサ・フィードバック層の内部構造の図
示を省略している。また、図2の(B)は、操作パッド
の平面図である。
【0032】図2の(A)に示すように、この操作パッ
ド24は、ベース層60、センサ・フィードバック層6
2および保護シート64を順次に積層した積層構造を有
する。このベース層60は、例えば厚さ3mmのアルミ
ニウムなどの堅牢な材質で構成されている。また、この
保護シート64は、例えば0.1mm〜0.3mmの範
囲の厚さのシリコンシートで構成されている。なお、保
護シート64の材料は、滑らかで熱伝導性の良い弾性体
が望ましい。
【0033】なお、本発明における操作部12では、マ
ウスを用いないので、操作パッド24を水平面とする必
要がない。したがって、例えば操作パッド24を斜面上
に設けることも可能である。また、例えば操作パッド2
4を、垂直面や、天井などの下向き面に設けることも可
能である。さらに、操作パッド24の表面は、平面に限
定されず、曲面(例えば凸状または凹状)としても良
い。
【0034】また、センサ・フィードバック層62は、
例えば20mm〜30mmの範囲の厚さを有する。そし
て、図2の(B)に示すように、センサ・フィードバッ
ク層62は、接触位置検出手段としての赤外線センサセ
ル66と触感フィードバック手段としての圧電素子セル
68とを市松模様に配置した平面パタンを有する。そし
て、赤外線センサセル66と圧電素子セル68との間
は、ウレタンゴム70によって仕切られている。また、
ここでは、各赤外線センサセル66および圧電素子セル
68の寸法を、それぞれ例えば5mm角とする。
【0035】次に、図3を参照して、制御部14の構成
について説明するとともに、図4を参照して、このポイ
ンティングデバイスの動作例について説明する。図3
は、制御部の構成の説明に供する機能ブロック図であ
る。また、図4は、表示装置16の表示画面22の表示
画像例および操作部12の操作パッド24におけるフィ
ードバック例である。
【0036】図3に示すように、制御部14は、センサ
情報解析部40、インターフェース部42、画像メモリ
部44、A/D変換部48、D/A変換部50およびフ
ィードバック制御部46により構成されている。
【0037】そして、インタフェース部42には、従来
のアナログRGB信号によってマウスを制御する場合と
同様に、ホストコンピュータ18から現時点でのポイン
タ位置が入力される。そして、インタフェース部42
は、この現時点でのポインタ位置に基づいて、このポイ
ンタ位置を中心とする矩形枠の位置を決定する。矩形枠
の大きさは、例えば表示画面の四分の一以下とするのが
望ましい。
【0038】そして、インタフェース部42は、このポ
インタ位置および矩形枠位置を画像メモリ部44に書き
込む。また、このメモリ部44には、ホストコンピュー
タ18からA/D変換部48を介して画像の信号が入力
される。このA/D変換部48にホストコンピュータ1
8から入力される画像の信号は、アナログ信号である。
一方、画像メモリ部44では、画像をデジタル信号とし
て記憶する。そこでA/D変換部30は、この画像をア
ナログ信号からデジタル信号に変換して、画像メモリ部
44に書き込む。
【0039】そして、画像メモリ部44に記憶されたポ
インタ位置、矩形枠位置および画像は、D/A変換部5
0によって、定期的に読み出される。そして、D/A変
換部50は、デジタル信号のポインタ位置、矩形枠位置
および画像の信号をアナログ信号に変換して、表示装置
16に転送する。
【0040】そして、表示装置16は、表示画面に、ポ
インタ位置および矩形枠を画像に重ねて表示する。図4
では、表示画面22において、ポインタ位置を破線の十
字線56の交点として表す。また、図4では、この十字
線56を囲む矩形枠54を一点鎖線で表す。
【0041】図4に示す表示画面22では、2つのウイ
ンドウ52が開かれている。そして、矩形枠54は、手
前側に開いたウインドウ52の右上付近の領域を囲んで
いる。この領域中には、特定領域としての操作オブジェ
クト57が含まれる。この操作オブジェクト57とは、
具体的には、ウインドウ52の上端に沿って表示された
操作バーと、ウインドウ52の右端に沿って表示された
操作ボタンを指す。そして、オペレータは、この表示画
面22を見ることにより、現時点のポインタ位置(十字
線56の交点)と操作オブジェクト57との位置関係を
知ることができる。
【0042】ところで、この操作オブジェクト57を選
択する操作を行うためには、ポインタ位置を操作オブジ
ェクト57上に移動させてフォーカスを合わせる必要が
ある。そのために、従来の操作パッドを用いたポインテ
ィングデバイスの操作方法と同様に、まず、操作部12
の操作パッド22上の指先の接触位置を移動させる。こ
の接触位置は、操作パッド22の赤外線センサセル66
により検出される。そして、この接触位置の情報は、セ
ンサ情報解析部40へ入力される。センサ情報解析部4
0は、この接触位置の移動量および移動方向に基づいて
新たなポインタ位置を決定する。そして、このセンサ情
報解析部40は、この新たなポインタ位置をインタフェ
ース部42へ転送する。インターフェース部42に転送
された新たなポインタ位置は、さらに、ホストコンピュ
ータ18へ転送される。
【0043】また、インタフェース部42は、矩形枠位
置をフィードバック制御部46へ転送する。フィードバ
ック制御部46は、画像メモリ部44から画像を読み出
す。そして、フィードバック制御部46は、矩形枠位置
と画像とに基づいて、矩形枠中の画像の操作オブジェク
ト57の領域(例えば、その周囲の領域と明度が異なる
領域)に対応する、操作パッド24上のフィードバック
領域を決定する。続いて、フィードバック制御部46
は、このフィードバック領域を操作部12へ指示する。
【0044】フィードバック領域を指示された操作部1
2は、フィードバック領域58に含まれる圧電素子セル
68を振動させる。この振動による触感により、オペレ
ータは、指先が触れている部分が、フィードバック領域
58であるのか非フィードバック領域であるのかを区別
することができる。
【0045】したがって、オペレータは、画面上の操作
オブジェクトにポインタのフォーカスを合わせる際に、
オペレータは、画面上に表示された特定領域とポインタ
位置および矩形枠とを見てフォーカスを合わせるととも
に、操作パッドに接触した指先の触感により、特定領域
にフォーカスが合ったか否かを確認することができる。
すなわち、オペレータは視覚および触覚を用いて、特定
領域へのフォーカスの一致を確認することができる。こ
のため、オペレータは、画面上の操作オブジェクトに視
覚のみによりフォーカスを合わせる場合に比べて、容易
にフォーカスを合わせることができる。その結果、オペ
レータの疲労の軽減を図ることができる。
【0046】<第2の実施の形態>次に、図5を参照し
て、この発明の第2の実施の形態について説明する。第
2の実施の形態のポインティングデバイスの構成は、第
1の実施の形態と同一であるので、その詳細な説明を省
略する。第2の実施の形態では、制御部14は、操作パ
ッド24における指先の接触面積を、表示画面22の奥
行き方向の位置を表す情報として検出する。
【0047】指先には弾力があるため、操作パッドに指
先を押付ける力の大きさによって、操作パッドに接触す
る指先の面積が変化する。すなわち、押付力が大きいほ
ど接触面積が広くなる。この実施の形態では、指先の接
触面積を、接触を検出した赤外線センサセル66の数と
して検出する。
【0048】図5の(A)に、指先を操作パッド24に
軽く触れた場合の接触領域を破線S1で示す円で囲んで
表す。ここでは、破線S1に囲まれた領域には、4個の
赤外線センサセル66が含まれている。したがって、こ
の場合の接触面積は、赤外線センサセル66の数「4」
として検出される。
【0049】また、図5の(B)に、指先を操作パッド
24に強く押しつけた場合の接触領域を破線S2で示す
円で囲んで表す。ここでは、破線S2に囲まれた領域に
は、12個の赤外線センサセル66が含まれている。し
たがって、この場合の接触面積は、赤外線センサセル6
6の数「12」として検出される。
【0050】そして、画面の奥行き方向(画面の表面を
X−Y座標系で表した場合に、X軸およびY軸と直交す
るZ軸方向)に二層構造を有する三次元空間を表示する
場合、この接触面積の大きさによって、二層構造のどち
らの層を指示するかを決定することができる。例えば、
接触面積が閾値(例えば、赤外線センサセル5個分)よ
りも広い場合には、二層構造のうちの奥側の層を指示
し、接触面積が閾値以下の場合には、二層構造のうちの
手前側の層を指示するものとする。このように、指先の
接触のさせ方によって、三次元空間の特定位置を指示す
ることができる。
【0051】<第3の実施の形態>次に、図6を参照し
て、この発明の第3の実施の形態について説明する。第
3の実施の形態のポインティングデバイスの構成は、第
1の実施の形態と同一であるので、その詳細な説明を省
略する。第3の実施の形態では、操作パッド24に対す
る指先の接触のさせ方によって、クリック操作およびド
ラック操作を行う。
【0052】第3の実施の形態では、制御部14は、操
作パッド24上の指先の接触面積が変化した場合、変化
率が閾値以上のものをクリック操作として検出する。ま
た、この変化率が閾値未満のものであって、接触位置が
移動するものをドラッグ操作として検出する。たとえ
ば、図6の(A)にS3で示すように、左上の部分から
図6の(B)にS4で示すように右下の部分に、接触位
置を移動させることによって、ドラッグをすることがで
きる。
【0053】このように、操作パッドに対する指先の接
触のさせ方によって、クリック操作およびドラッグ操作
を行えば、操作パッドを操作しながら、さらに操作パッ
ドのとは個別のクリックボタンを押下する必要がない。
このため、ポインティングデバイスの操作のより一層の
容易化を図ることができる。また、クリックボタンを個
別に設ける必要もない。
【0054】上述した実施の形態においては、この発明
を特定の条件で構成した例について説明したが、この発
明は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述し
た第2の実施の形態においては、二層構造の三次元空間
の例について説明したが、この発明では、3層構造以上
の三次元空間における位置指定を行っても良い。
【0055】また、ホストコンピュータ18上のアプリ
ケーションソフトウエア38から明示的にフィードバッ
クを行うことも可能である。この場合、フィードバック
制御部46が、フィードバック領域の情報をアプリケー
ションソフトウエア38からインタフェース部42を経
て受信することにより実現する。
【0056】また、フィードバック領域での振動数は、
任意好適な値とすると良い。また、非フィードバック領
域は、フィードバック領域と異なる振動数で振動させて
も良いし、全く振動させなくとも良い。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明した様に、この発明の
ポインティングデバイスによれば、操作部により、操作
パッドのフィードバック領域に触れた指先に、非フィー
ドバック領域に触れた場合と区別できる触感を与える。
したがって、オペレータは、画面上の特定領域にポイン
タのフォーカスを合わせる際に、画面上に表示された特
定領域とポインタ位置および矩形枠を見てフォーカスを
合わせるとともに、操作パッドに接触した指先の触感に
より、特定領域にフォーカスが合ったか否かを確認する
ことができる。
【0058】すなわち、オペレータは視覚および触覚を
用いて、特定領域へのフォーカスの一致を確認すること
ができる。このため、オペレータは、画面上の操作オブ
ジェクトに視覚のみによりフォーカスを合わせる場合に
比べて、容易にフォーカスを合わせることができる。そ
の結果、オペレータの疲労の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のポインティングデバイスの説明に
供する機能ブロック図である。
【図2】(A)は、実施の形態のポインティングデバイ
スを構成する操作部の操作パッドの構成の説明に供する
要部断面図であり、(B)は、操作パッドの構成の説明
に供する要部平面図である。
【図3】実施の形態のポインティングデバイスを構成す
る制御部を説明するための機能ブロック図である。
【図4】実施の形態における画面の表示例と操作パッド
におけるフィードバック領域との対応関係を説明するた
めの図である。
【図5】(A)および(B)は、第2の実施の形態を説
明するための図である。
【図6】(A)および(B)は、第3の実施の形態を説
明するための図である。
【符号の説明】 10 ポインティングデバイス 12 操作部 14 制御部 16 表示装置 18 ホストコンピュータ 22 表示画面 24 操作パッド 26 センサ信号線 28 フィードバック信号線 30 映像入力信号線 32 PS/2マウスインタフェース信号線(PS/2
規格マウスインタフェース信号線) 34 映像出力信号線 36 デバイスドライバ 38 アプリケーションソフトウエア 40 センサ情報解析部 42 インタフェース部 44 画像メモリ部 46 フィードバック制御部 48 A/D変換部 50 D/A変換部 52 ウインドウ 54 矩形枠 56 十字線 57 操作オブジェクト 58 フィードバック領域 60 ベース層 62 センサ・フィードバック層 64 保護シート 66 赤外線センサセル 68 圧電素子セル 70 ウレタンゴム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触位置検出手段および触感フィードバ
    ック手段により構成された操作部と、制御部とを備え、 前記接触位置検出手段は、操作パッドにおける指先の接
    触位置を検出し、 前記制御部は、画像中の現時点でのポインタ位置を中心
    とした矩形枠の位置を決定して、当該ポインタおよび当
    該矩形枠を当該画像に重ねて表示装置に表示させるとと
    もに、前記矩形枠中の画像の特定領域に対応する、前記
    操作パッドのフィードバック領域を決定し、さらに前記
    接触位置の移動量および移動方向に基づいて新たなポイ
    ンタ位置を決定し、 前記触感フィードバック手段は、前記フィードバック領
    域に接触した指先に対して、非フィードバック領域と区
    別可能な触感を与えることを特徴とするポインティング
    デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポインタデバイスにお
    いて、 前記制御部を、センサ情報解析部、インターフェース
    部、画像メモリ部、A/D変換部、D/A変換部および
    フィードバック制御部により構成し、 前記センサ情報解析部は、前記接触位置の移動量および
    移動方向に基づいて新たなポインタ位置を決定し、該新
    たなポインタ位置を前記インタフェース部へ転送し、 前記インタフェース部は、ホストコンピュータから入力
    された現時点でのポインタ位置に基づいて、前記矩形枠
    の位置を決定して、該ポインタ位置および該矩形枠位置
    を前記画像メモリ部に書き込むとともに、該矩形枠位置
    をフィードバック制御部へ転送し、さらに、前記新たな
    ポインタ位置を前記ホストコンピュータへ転送し、 前記A/D変換部は、ホストコンピュータからアナログ
    信号で入力された前記画像をデジタル信号に変換して、
    前記画像メモリ部に書き込み、 前記D/A変換部は、前記画像メモリ部からデジタル信
    号で読み出された前記画像、前記ポインタ位置および前
    記矩形枠位置をアナログ信号に変換して前記表示装置へ
    出力し、 前記フィードバック制御部は、前記矩形枠位置と前記画
    像メモリ部から読み出した画像とに基づいて前記フィー
    ドバック領域を決定し、当該フィードバック領域を前記
    操作部へ指示することを特徴とするポインティングデバ
    イス。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のポイン
    ティングデバイスにおいて、 前記操作パッドは、センサ・フィードバック層をもって
    構成されており、 前記センサ・フィードバック層は、前記接触位置検出手
    段としての赤外線センサセルと前記触感フィードバック
    手段としての圧電素子セルとを市松模様に配置してある
    ことを特徴とするポインタデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のポインティングデバイ
    スにおいて、 前記制御部は、前記操作パッドにおける前記指先の接触
    面積を、接触を検出した前記赤外線センサセルの数とし
    て検出することを特徴とするポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一つの請
    求項に記載のポインティングデバイスにおいて、 前記制御部は、前記操作パッドにおける前記指先の接触
    面積を、前記表示画面の奥行き方向の位置を表す情報と
    して検出することを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一つの請
    求項に記載のポインティングデバイスにおいて、 前記制御部は、前記操作パッド上の前記指先の接触面積
    が変化した場合、変化率が閾値以上のものをクリック操
    作として検出し、該変化率が前記閾値未満のものであっ
    て、接触位置が移動するものをドラッグ操作として検出
    することを特徴とするポインティングデバイス。
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