JPH08263246A - 情報処理装置及びユーザインタフェース制御方法 - Google Patents

情報処理装置及びユーザインタフェース制御方法

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JPH08263246A
JPH08263246A JP7064309A JP6430995A JPH08263246A JP H08263246 A JPH08263246 A JP H08263246A JP 7064309 A JP7064309 A JP 7064309A JP 6430995 A JP6430995 A JP 6430995A JP H08263246 A JPH08263246 A JP H08263246A
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JP
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Application number
JP7064309A
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English (en)
Inventor
Takashi Hosoda
孝 細田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作者の操作に基づいて操作オブジェクトの配
置を変更することを可能とし、ユーザインタフェースの
使い易さを向上する。 【構成】表示された操作オブジェクトに対して操作を行
うことでユーザの指示を入力するユーザインターフェー
スを有する情報処理装置において、保持手段は各操作オ
ブジェクトに対する操作の履歴を表す履歴情報を保持す
る(ステップS10、S15、S7)。決定手段は、こ
の履歴情報に基づいて各操作オブジェクトの表示形態を
決定する(ステップS1〜S3、S11、S12)。表
示手段は、決定された表示形態に従って各操作オブジェ
クトを表示する(ステップS4、S13)。このよう
に、操作オブジェクトの操作履歴に基づいて表示形態が
決定されるので、操作するに従って最適な操作環境が自
動的に形成されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュー
タ、ワークステーションなどの情報処理装置、及びその
ユーザインターフェース制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報機器のユーザインタフェース
は、メニューからコマンドを選択して処理を実行した
り、ツールバーからアイコンを選択して処理を実行した
りするようになっている。
【0003】又、ダイアログボックスに複数の項目を表
示して、使用者が各項目に対して入力を行い、各種設定
を行うようになっている。このようなダイアログボック
スにおいて設定項目が多い場合は、メインのダイアログ
ボックスから子ダイアログボックスを開いて表示し、更
に詳細な項目を設定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユーザインタフェースでは、メニューの配置、メニュー
の中のコマンドの配置、ツールバーの中のアイコンの配
置が固定しているため、よく操作するコマンドがアクセ
スしにくい場所にあると操作しにくくなるという問題が
ある。
【0005】また、ダイアログボックスにおいては、ボ
ックス内の項目配置は固定されている。このため、よく
設定する項目が子ダイアログにあると、操作が煩わしく
なるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、操作者の操作に基づいて操作オブジェ
クトの配置を変更することを可能とし、ユーザインタフ
ェースの使い易さを向上する情報処理装置及びユーザイ
ンターフェースの制御方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の情報処理装置は以下の構成を備えている。
即ち、表示された操作オブジェクトに対して操作を行う
ことでユーザの指示を入力するユーザインターフェース
を有する情報処理装置であって、各操作オブジェクトに
対する操作の履歴情報を保持する保持手段と、前記履歴
情報に基づいて操作オブジェクトの表示形態を決定する
決定手段と、前記決定手段により決定された表示形態に
従って複数の操作オブジェクトを表示する表示手段とを
備える。
【0008】また、好ましくは、前記保持手段は、操作
オブジェクトごとの操作回数を履歴情報として保持し、
前記決定手段は、操作回数の多い操作オブジェクトから
優先的に配置するように表示形態を決定する。ユーザの
使用頻度に応じて操作オブジェクトの配置等の表示形態
が変化するので、ユーザに適応したユーザインターフェ
ースが自動的に構築されるからである。
【0009】また、好ましくは、前記保持手段は、操作
オブジェクトについて最近に操作された順を示す情報を
履歴情報として保持し、前記決定手段は、最近に操作さ
れた順に操作オブジェクトを優先的に配置するように表
示形態を決定する。最近の操作状況に応じて操作オブジ
ェクトの配置等の表示形態が更新されるので、ユーザの
使用状況に迅速に対応できる。
【0010】また、好ましくは、前記決定手段は、前記
履歴情報に基づいて前記操作オブジェクトを少なくとも
2つのグループにわけ、各グループ毎の表示形態を決定
し、前記表示手段は、前記決定手段で決定された各グル
ープ毎の表示形態に基づいて表示を行う。
【0011】また、好ましくは、前記少なくとも2つの
グループは主従の関係を有し、前記決定手段は、前記履
歴情報に基づいて優先的に表示すべき操作オブジェクト
のグループを決定してこれを主のグループとし、他の操
作オブジェクトのグループを従のグループとして夫々の
表示形態を決定し、前記表示手段において、従となるグ
ループの表示は主となるグループより起動される。例え
ば、親ダイアログボックスと子ダイアログボックスとい
ったような主従関係を有する表示において、夫々の表示
への操作オブジェクトの配置が適切に更新されるからで
ある。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、表示された操作オブジェ
クトに対して操作を行うことでユーザの指示を入力する
ユーザインターフェースを有する情報処理装置におい
て、保持手段は各操作オブジェクトに対する操作の履歴
を表す履歴情報を保持する。決定手段は、この履歴情報
に基づいて各操作オブジェクトの表示形態を決定する。
表示手段は、決定された表示形態に従って各操作オブジ
ェクトを表示する。このように、操作オブジェクトの操
作履歴に基づいて表示形態が決定されるので、操作する
に従って最適な操作環境が自動的に形成されることにな
る。
【0013】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
【0014】<実施例1>実施例1では、操作頻度によ
ってメニューの配置、メニュー内のコマンドの配置を変
化させる制御を説明する。
【0015】図1は本実施例のユーザインタフェースを
適用するのに好適な情報機器の構成を示したブロック図
である。同図において、1はCPUであり、後述する処
理を含む各種の制御を実行する。2はROMであり、C
PU1が実行する各種の制御プログラムや各種のデータ
を格納する。3はRAMであり、CPU1の主メモリ、
ワークエリア等として機能する。5はキーボードコント
ローラ(KBC)で、キーボード(KB)9やポインテ
ィングデバイス(PD)13からの入力を制御する。
【0016】6はCRTコントローラ(CRTC)で、
CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログ
ラム、アプリケーションプログラム、データファイル等
を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディス
ク(FD)等の外部記憶11とのアクセスを制御する。
8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所定のイン
タフェースを介してプリンタ(PRT)12に接続さ
れ、プリンタ12との通信制御処理を実行する。4はシ
ステムバスであり、上述の各構成を接続する。
【0017】次に、上記の構成を有する本実施例の情報
処理機器の動作について図2乃至図5を参照して説明す
る。尚、図2は実施例1の制御の流れを示すフローチャ
ートである。また、図3は実施例1におけるメニュー及
びコマンドの操作回数を管理するデータのデータ構成例
を表す図である。図4は実施例1の操作画面の例であ
り、トップメニューを表示した状態を表す図である。図
5は本実施例1の操作画面の例であり、プルダウンメニ
ューを表示した状態を表す図である。
【0018】まず、図3を参照して、各メニューおよび
コマンドの操作頻度を管理するデータ(以後、管理デー
タと称する)のデータフォーマットについて説明する。
【0019】管理データには、各メニューおよびコマン
ドの名称、階層構造、今までの操作回数が記録されてい
る。図の中で、「親」の項目はそのコマンドがどのメニ
ューの下に位置するのかを示す。尚、「親」の項目が0
の場合は、親がない、つまりトップレベルメニューであ
ることを示す。
【0020】例えば、No.1の行は、「ファイル」と
いう名称のメニューが在り、(親メニューを表す項目が
0なので)それがトップレベルメニューであり、今まで
に100回操作されたということを示している。また、
No.4の行には、「オープン」という名称のコマンド
が登録されている。No.4の行において、この「オー
プン」コマンドは、親メニューを表す項目が1なので、
No.1の行に登録されている「ファイル」メニューの
下に位置するコマンドであり、今までに40回操作され
たことが示されている。
【0021】次に、図4を参照して、トップメニューの
表示状態を説明する。図4に示されるように、本実施例
ではトップメニューはメニューバー41に表示される。
図4の表示例は、図3に示した管理データから、親を示
す項目が「0」であるメニュー(即ちトップメニュー)
を、操作回数の多い順に左より配置したものである。
【0022】更に、図5を参照して、コマンドの表示状
態を説明する。本実施例では、トップメニューの下の階
層に含まれるコマンドをプルダウンメニュー51によっ
て表示する。図5では、「ファイル」というトップメニ
ューが選択された場合が示されている。「ファイル」が
選択されると、管理データの親の項目が「1(ファイル
を親とするコマンドを意味する)」のコマンドが、その
操作回数の多い順にプルダウンメニューに表示される。
図3の管理データによれば、「オープン」、「クロー
ズ」、「印刷」の順であるので、図5に示すごとく表示
される。
【0023】次に、本実施例1のプログラムの制御の流
れを図2のフローチャートに従って説明する。
【0024】プログラムがスタートすると、まずステッ
プS1において、外部記憶部11から各メニューおよび
コマンドの操作頻度を記録した管理データをRAM3に
読み込む。次にステップS2において、管理データに格
納されているトップレベルメニュー(親の項目が「0」
のメニュー)の中から一番使用頻度の高いメニューをメ
ニューの一番左にセットする。次にステップS3におい
て、トップレベルメニューがまだあれば、ステップS2
に戻り、次に使用頻度の高いメニューをセットする。こ
れを繰り返して、トップレベルメニューを使用頻度の高
い順番に左からセットする。すべてのトップレベルメニ
ューをセットしたら、ステップS4に移って、画面表示
を行う。
【0025】図4はこのときの画面例であり、「ファイ
ル」「編集」「ヘルプ」の3つのトップレベルメニュー
が、図3の管理データに従って、使用頻度の高い順番に
左から表示されている。
【0026】画面表示後、ステップS5に進み、ユーザ
の操作を待ち、ユーザ操作があれば、ステップS6に移
る。ステップS6において、それが終了操作の場合、ス
テップS7に移って、RAM3上の操作頻度を管理する
管理データを外部記憶部11に保存して、本処理を終了
する。
【0027】一方、ステップS6において終了操作でな
い場合はステップS8に移る。ステップS8において、
操作がメニュー選択でない場合は、ステップS9に移っ
て、ユーザ操作に応じた処理を行ってステップS5に戻
る。
【0028】ステップS8にいて操作がメニュー選択で
ある場合は、ステップS10に進み、選択されたメニュ
ーの操作回数を1増やして、RAM3上の管理データを
更新する。次にステップS11において、RAM3上の
データに基づいて、選択されたメニューを親とするコマ
ンドの中から使用頻度が一番高いコマンドをメニューの
一番上にセットする。次にステップS12において、コ
マンドがまだあれば、ステップS11に戻って、次に使
用頻度が高いコマンドをメニューにセットする。これを
繰り返して、選択されたメニューの下のコマンドを使用
頻度の高い順番に上からセットする。全てのコマンドを
メニューにセットしたら、ステップS13に移って、選
択されたメニューをプルダウンメニューとして表示す
る。
【0029】図5に示すように、ファイルメニューが選
択されるとプルダウンメニューが表示され、このプルダ
ウンメニュー内のコマンドの配置は図3のデータに従っ
て使用頻度の高い順に上からコマンドが並ぶ。
【0030】次にステップS14において、ユーザがコ
マンドを選択するのを待つ。コマンドが選択されたらス
テップS15に移って、選択されたコマンドの使用回数
を1増やしてRAM3上のデータを更新する。次にステ
ップS16において、メニューを消去して、ステップS
17において選択されたコマンドに応じた処理を行った
後、ステップS5に戻る。
【0031】以上説明したように、本実施例1によれ
ば、操作回数の多い順にメニューやコマンドが表示され
るのでよく操作する項目へのアクセスがより容易となる
という効果がある。
【0032】尚、上記実施例1ではトップメニューをメ
ニューバーに表示し、コマンドをプルダウンメニューに
表示したが、これは一例であり、表示の形態はこれに限
らない。
【0033】<実施例2>上記実施例1では、各メニュ
ーやコマンド等の操作オブジェクトの操作回数に基づい
て表示形態を決定したが、実施例2では、最近に操作さ
れた操作オブジェクトを優先的に表示するように表示形
態を決定する。
【0034】実施例2における情報処理機器の構成は実
施例1(図1)で示したものと同様であるのでここでは
説明を省略し、以下に図6から図8を参照して実施例2
の動作を説明する。図6は実施例2の制御の流れを示す
フローチャートである。また、図7は本実施例2のツー
ルバーのアイコンの優先度を管理する管理データのデー
タ構成例を表す図である。また、図8は実施例2の操作
画面の表示例を示す図である。
【0035】実施例2における管理データには、図7に
示すように各アイコンの優先順位、各アイコンのビット
マップを示すID、コマンド内容、優先順位が記録され
ている。図7で、優先順位は1が一番高く、以下2,3
と続く。例えば、No.1の行はアイコンのビットマッ
プIDが100であり、コマンドは文字入力であり、優
先順位は3であることを示している。そして、図7に示
したような管理データに基づいてツールバーを形成する
ことで図8に示されるような表示が得られる。
【0036】次に、実施例2のプログラムの制御の流れ
を図6のフローチャートにしたがって説明する。
【0037】プログラムがスタートすると、まずステッ
プS21において、外部記憶部11からツールバーの各
アイコンの優先順位を記録した管理データをRAM3に
読み込む。次にステップS22において、一番優先度の
高いアイコンのビットマップデータをビットマップID
を参照して獲得し、ツールバーの一番上にセットする。
次にステップS23において、アイコンがまだあれば、
ステップS22に戻り、次に優先度の高いアイコンをセ
ットする。これを繰り返して、アイコンをその優先度の
高い順番にツールバーの上からセットする。全てのアイ
コンをセットしたら、ステップS24に移って、画面表
示を行う。
【0038】図8が画面表示例であり、曲線、直線、文
字入力、振りつぶし、スプレー、切り取りの6つのアイ
コンが図7の管理データに示された優先度に従って上か
ら表示されている。
【0039】画面表示後、ステップS25に進み、ユー
ザの操作を持ち、ユーザ操作があれば、ステップS26
に移る。ステップS26において、それが終了操作の場
合、ステップS27に移って、RAM3上の優先度を管
理する管理データを外部記憶部11に保存して本処理を
終了する。
【0040】一方ステップS26において、終了操作で
ない場合は、ステップS28に移る。ステップS28に
おいて、操作がアイコンの選択でない場合は、ステップ
S29に移って、ユーザ操作に応じた処理を行ってステ
ップS25に戻る。
【0041】ステップS28において、操作がアイコン
選択である場合は、ステップS30に進み、RAM3上
の管理データの選択されたアイコンの優先順位を1(最
優先)にする。それに応じて、ステップS31におい
て、他のアイコンの優先順位を変更する。即ち、選択さ
れたアイコンよりも今まで優先順位が高かったアイコン
は優先順位を1下げ、選択されたアイコンよりも今まで
優先順位が低かったアイコンはそのままとする。このよ
うに各アイコンの優先順位を変更してRAM3上の管理
データを更新する。次にステップS32において選択さ
れたアイコンに応じた処理を行った後、ステップS25
に戻る。
【0042】以上説明したように実施例2によれば直前
に操作した項目が優先されて表示されるので、最近の操
作状態を反映した操作オブジェクトの表示形態が得られ
る。このため、操作オブジェクトへアクセスする際の操
作性が向上する。
【0043】<実施例3>上記実施例では、例えばツー
ルバーならツールバーの内部で、メニューバーならメニ
ューバーの内部で操作オブジェクトの配置を変更してい
る。実施例3では、複数の表示に跨って操作オブジェク
トの移動を可能とする。実施例3では、ダイアログボッ
クスにおいて設定頻度の高い項目をメインダイアログボ
ックスに表示し、設定頻度の低い項目を子ダイアログボ
ックスに表示する場合について説明する。
【0044】実施例3における情報処理機器の構成も実
施例1(図1)と同様であるのでここでは説明を省略す
る。以下に、図9乃至図12を参照して実施例3の特徴
的な動作を説明する。図9は実施例3の制御の流れを示
すフローチャートである。また、図10は実施例3にお
ける管理データのデータ構成例を表す図である。また、
図11は実施例3におけるメインダイアログボックスの
例を示す図である。また、図12は実施例3における詳
細設定ダイアログボックス(子ダイアログボックス)の
例である。
【0045】なお、本実施例のダイアログボックスで
は、全部で8つの設定項目があり、メインダイアログボ
ックスで4つの項目を設定し、メインダイアログボック
ス中の「詳細設定」ボタンにより、詳細設定ダイアログ
ボックスを表示し、残り4つの項目を設定するものとす
る。また、ダイアログボックス中の「了解」、「取
消」、「詳細設定」の各ボタンの大きさはあらかじめ定
まっているものとする。
【0046】実施例3における管理デーは、図10に示
されるように、設定項目、設定項目を表示するためのデ
ータを特定するリソースID、設定項目の表示の大き
さ、設定回数を記憶する。
【0047】メインダイアログの表示に際しては、図1
1に示されるように、「了解」、「取消」、「詳細設
定」の各ボタンを表示すると共に、管理データの操作回
数の多い順に4つの操作オブジェクトを抽出しこれらを
表示する。また、メインダイアログの詳細設定ボタンを
操作することで表示される詳細設定ダイアログには、
「了解」及び「取り消し」ボタンと共に、管理データ中
のメインダイアログボックスで表示されなかった残りの
操作オブジェクトが表示される。
【0048】以下に、本実施例3のダイアログボックス
処理の制御の流れを図9のフローチャートに従って説明
する。
【0049】ユーザ操作によってダイアログボックス処
理がスタートすると、まずステップS41において、外
部記憶部11から各設定項目の設定回数を記録した管理
データをRAM3に読み込む。次にステップS42にお
いて、メインダイアログボックスに表示する項目を、設
定回数の多い方から4つ選択する。次にステップS43
において、メインダイアログボックスに表示する各項目
の大きさ(x方向およびy方向)を元に、当該ダイアロ
グボックスの大きさを決定する。このとき、「了解」
「取消」「詳細設定」の3つのボタンを表示することを
考慮してダイアログボックスの大きさを決定する。次に
ステップS44において、図10の表のリソースIDを
基にして、各項目を描画し、メインダイアログボックス
を表示する。
【0050】図11はその表示例で、図10のデータに
基づいて、設定頻度の高い4項目(「発信元記録」「リ
トライ回数」「リトライ間隔」「ビジートーン検出」)
を表示している。
【0051】メインダイアログボックス表示後、ステッ
プS45に進み、ユーザ操作を待ち、ユーザ操作があれ
ば、ステップS46に移る。ステップS46において、
それが「了解」操作の場合、ステップS47に移って、
変更がなされた設定項目の設定回数をそれぞれ1増やし
て、RAM3上のデータを更新する。次にステップS4
8において、RAM3上の管理データを外部記憶部11
に保持する。
【0052】次にステップS49において、ダイアログ
ボックスで設定された値に基づいて、設定情報の書き込
み、設定内容のプログラムへの反映など、本来の設定処
理を行う。ステップS50において、メインダイアログ
ボックスを消去して、ダイアログボックス処理を終了す
る。
【0053】一方、ステップS46において、「了解」
操作でない場合、ステップS51に移る。そして、ステ
ップS51において、「取消」操作ならばステップS5
0に移って、メインダイアログボックスを消去して、ダ
イアログボックスる処理を終了する。
【0054】更に、ステップS51において「取消」操
作でない場合はステップS52に進む。ステップS52
において「詳細設定」操作でない場合は、ステップS5
3へ進み、操作に従った処理を行ってステップS45に
戻り、再びユーザの操作待ちとなる。
【0055】ステップS52において、「詳細設定」操
作ならば、ステップS54に進み、詳細設定ダイアログ
ボックスの大きさを決定する。メインダイアログボック
スに表示しなかった残りの4項目の大きさ(x方向、y
方向)および「了解」「取消」の2つのボタンを表示す
ることを考慮して、ダイアログボックスの大きさを決定
する。次にステップS55において、表中のリソースI
Dを元に各項目を描画して、詳細設定ダイアログボック
スを表示する。
【0056】図12はこのときの表示例で、メインダイ
アログに表示されなかった残りの4項目(「名称」
「「電話番号」「回線種別」「ダイヤルトーン検出」)
を表示している。
【0057】詳細設定ダイアログ表示後、ステップS5
6において、ユーザ操作を待ち、ユーザの操作があれ
ば、ステップS57に移る。
【0058】ステップS57において、操作の内容が
「了解」操作ならば、ステップS58に移る。ステップ
S58において、詳細設定ダイアログで設定された内容
を記憶し、続いてステップS59において詳細設定ダイ
アログを消去して、ステップS45に戻り、メインダイ
アログの操作待ちとなる。
【0059】ステップS57において、「了解」操作で
ない場合、ステップS60に移る。ステップS60にお
いて、「取消」操作ならば、ステップS59に移って詳
細設定ダイアログを消去して、ステップS45に戻り、
メインダイアログの操作待ちになる。
【0060】ステップS60において、「取消」操作で
ないならば、ステップS61において、操作に従った処
理を行ってからステップS56に戻り、詳細設定ダイア
ログの操作待ちとなる。
【0061】尚、詳細設定ダイアログボックスで設定が
行われた場合に、管理データの設定回数の更新はステッ
プS47で行われる。
【0062】以上説明したように本実施例3によれば、
操作頻度の高い設定項目がメインダイアログボックスに
表示されるので、頻度の高い設定項目へのアクセスが容
易となる。
【0063】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、操作回数の多い項目や、最近操作した項目を優先的
に表示するので、よく操作する項目や、現在浴槽さする
項目に簡単にアクセスできるという効果がある。
【0064】また、操作するに従ってデータが蓄積され
るので、使っているうちに最適なユーザインタフェース
が次第に作成されるという効果を持つ。
【0065】更に、操作する人によって、柔軟にユーザ
インタフェースが変化するという効果もある。
【0066】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作者の操作に基づいて操作オブジェクトの配置を変更す
ることが可能となり、ユーザインタフェースの使い易さ
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のユーザインタフェースを適用するの
に好適な情報機器の構成を示したブロック図である。
【図2】実施例1の制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図3】実施例1におけるメニュー及びコマンドの操作
回数を管理するデータのデータ構成例を表す図である。
【図4】実施例1の操作画面の例であり、トップメニュ
ーを表示した状態を表す図である。
【図5】本実施例1の操作画面の例であり、プルダウン
メニューを表示した状態を表す図である。
【図6】実施例2の制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図7】本実施例2のツールバーのアイコンの優先度を
管理する管理データのデータ構成例を表す図である。
【図8】実施例2の操作画面の表示例を示す図である。
【図9】実施例3の制御の流れを示すフローチャートで
ある。
【図10】実施例3における管理データのデータ構成例
を表す図である。
【図11】実施例3におけるメインダイアログボックス
の例を示す図である。
【図12】実施例3における詳細設定ダイアログボック
ス(子ダイアログボックス)の例である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 システムバス 5 キーボードコントローラ 6 CRTコントローラ 7 ディスクコントローラ 8 プリンタコントローラ 9 キーボード 10 CRTディスプレイ 11 外部記憶 12 プリンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示された操作オブジェクトに対して操
    作を行うことでユーザの指示を入力するユーザインター
    フェースを有する情報処理装置であって、 各操作オブジェクトに対する操作の履歴情報を保持する
    保持手段と、 前記履歴情報に基づいて操作オブジェクトの表示形態を
    決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された表示形態に従って複数の
    操作オブジェクトを表示する表示手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、操作オブジェクトごと
    の操作回数を履歴情報として保持し、 前記決定手段は、操作回数の多い操作オブジェクトから
    優先的に配置するように表示形態を決定することを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、操作オブジェクトにつ
    いて最近に操作された順を示す情報を履歴情報として保
    持し、 前記決定手段は、最近に操作された順に操作オブジェク
    トを優先的に配置するように表示形態を決定することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、前記履歴情報に基づい
    て前記操作オブジェクトを少なくとも2つのグループに
    わけ、各グループ毎の表示形態を決定し、 前記表示手段は、前記決定手段で決定された各グループ
    毎の表示形態に基づいて表示を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも2つのグループは主従の
    関係を有し、 前記決定手段は、前記履歴情報に基づいて優先的に表示
    すべき操作オブジェクトのグループを決定してこれを主
    のグループとし、他の操作オブジェクトのグループを従
    のグループとして夫々の表示形態を決定し、 前記表示手段において、従となるグループの表示は主と
    なるグループより起動されることを特徴とする請求項4
    に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 表示された操作オブジェクトに対して操
    作を行うことでユーザの指示を入力するユーザインター
    フェースの制御方法であって、 各操作オブジェクトに対する操作の履歴情報を保持する
    保持工程と、 前記履歴情報に基づいて操作オブジェクトの表示形態を
    決定する決定工程と、 前記決定工程により決定された表示形態に従って複数の
    操作オブジェクトを表示する表示工程とを備えることを
    特徴とするユーザインターフェース制御方法。
  7. 【請求項7】 前記保持工程は、操作オブジェクトごと
    の操作回数を履歴情報として保持し、 前記決定工程は、操作回数の多い操作オブジェクトから
    優先的に配置するように表示形態を決定することを特徴
    とする請求項6に記載のユーザインターフェース制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記保持工程は、操作オブジェクトにつ
    いて最近に操作された順を示す情報を履歴情報として保
    持し、 前記決定工程は、最近に操作された順に操作オブジェク
    トを優先的に配置するように表示形態を決定することを
    特徴とする請求項6に記載のユーザインターフェース制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記決定工程は、前記履歴情報に基づい
    て前記操作オブジェクトを少なくとも2つのグループに
    わけ、各グループ毎の表示形態を決定し、 前記表示工程は、前記決定工程で決定された各グループ
    毎の表示形態に基づいて表示を行うことを特徴とする請
    求項6に記載のユーザインターフェース制御方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2つのグループは主従
    の関係を有し、 前記決定工程は、前記履歴情報に基づいて優先的に表示
    すべき操作オブジェクトのグループを決定してこれを主
    のグループとし、他の操作オブジェクトのグループを従
    のグループとして夫々の表示形態を決定し、 前記表示工程において、従となるグループの表示は主と
    なるグループより起動されることを特徴とする請求項9
    に記載のユーザインターフェース制御方法。
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