JPH1185380A - 座標読取装置、そのインタフェース装置及び座標読取システム - Google Patents

座標読取装置、そのインタフェース装置及び座標読取システム

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JPH1185380A
JPH1185380A JP24580597A JP24580597A JPH1185380A JP H1185380 A JPH1185380 A JP H1185380A JP 24580597 A JP24580597 A JP 24580597A JP 24580597 A JP24580597 A JP 24580597A JP H1185380 A JPH1185380 A JP H1185380A
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JP24580597A
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Shinji Saeki
真治 佐伯
Yoshiyuki Morita
芳行 森田
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SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標指示器のスイッチをオンと識別する力
を、タブレット上に設けた複数の領域ごとに変化させる
ことのできる座標読取装置および座標読取装置のインタ
フェース装置、座標読取システムを実現する。 【解決手段】 タブレット2には、複数の領域を表示す
る。座標指示器3をタブレット2上に置き、励磁信号s
1を励磁ラインDL*に供給すると、センスラインSL
*には、座標指示器3にかかる筆圧に応じて変化する誘
導信号s2が誘導する。座標算出回路23は誘導信号s
2に基づき座標値を算出する。領域識別回路24は、算
出された座標値に基づき前記領域を識別する。ステータ
ス識別回路25は、誘導信号s2から得られる筆圧情報
を、識別された領域ごとに設定されたしきい値と比較す
ることによってオン/オフステータスを識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置へ座標値と座標指示器の状態情報とを出力
する座標読取装置、およびこの座標読取装置を接続する
インタフェース装置および座標読取システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】座標読取装置は、コンピュータ等の情報
処理装置に接続され、読み取った座標値および座標指示
器のスイッチステータスを出力する機能を有する入力装
置である。一般的な座標読取装置は、スタイラスペンと
呼ぶ座標指示器と座標読み取り板であるタブレットとで
構成され、スタイラスペンでタブレット上を指示する
と、その指示位置の座標値とスタイラスペンのスイッチ
ステータスとを検出する。スタイラスペンには、多くの
場合ペンスイッチと呼ぶスイッチが設けられている。こ
のペンスイッチは、ペン先に突出したペン芯に連動した
スイッチで、ペン芯先に加わる筆圧によってオン/オフ
が検出されるようになっている。
【0003】従来の座標読取装置において、ペンスイッ
チのオン/オフを検出する技術について、図11ないし
図13を参照しながら説明する。座標読取装置901
は、タブレット902と座標指示器903とで構成され
ている。座標指示器903は、共振回路931を内蔵し
ている。共振回路931を構成するコイル932は、図
示していないペン芯にかかる筆圧に応じてインダクタン
スが変化するように構成されている。
【0004】一方タブレット902には、複数の励磁ラ
インDL1〜DL5とセンスラインSL1〜SL5とを
直交して配置してあり、これらは走査回路921と92
2によってそれぞれ1本ずつ順次選択されるようになっ
ている。励磁ラインには走査回路921を介して座標算
出回路923から交流の励磁信号s901が供給され
る。選択された励磁ラインは、この励磁信号s901に
よって交流磁界を発生する。
【0005】励磁ラインとセンスラインとは直交してい
ることから、座標指示器903がタブレットの近くにな
い場合には、センスラインには誘導信号は発生しない。
しかし、座標指示器903が近づくと、励磁ラインは共
振回路931によってセンスラインと結合し、センスラ
インには座標指示器903の位置に応じた誘導信号s9
02が発生する。
【0006】この誘導信号s902に基づいて、座標算
出回路923は座標指示器の指示した位置の座標値を算
出する。また、ステータス識別回路925は座標指示器
903のペンスイッチの状態を識別する。こうして検出
された座標値とスイッチステータスは、インタフェース
回路926を介して、外部に接続されたコンピュータ等
へ出力されることになる。
【0007】ペンスイッチの状態を識別する技術につい
ては、図12および図13を参照しながらもう少し詳し
く説明する。図12(a)は、走査回路921と922
の表示を省略し、一本の励磁ラインDL3とセンスライ
ンSL3とを抜き出して示したものである。励磁回路9
28は、図11では示していないが、座標算出回路92
3に内蔵される回路で、励磁信号s901を発生する励
磁信号源である。座標指示器903が、励磁ラインDL
3とセンスラインSL3とが交差する領域付近にある
と、センスラインSL3には誘導信号s902が発生す
ることになる。
【0008】図12(b)は、励磁信号s901と誘導
信号s902を、位相関係に着目して示した信号の波形
図である。ペン芯に筆圧がかからない状態では、コイル
932のインダクタンスは初期値となっており、この状
態で誘導信号s902は、励磁信号s901に対して初
期インダクタンスに応じた位相遅れφ1をもって誘導し
ている。ペン芯に筆圧がかかるとコイル932のインダ
クタンスは筆圧に応じて変化し、誘導信号s902は位
相遅れφ2をもって誘導するようになる。図は筆圧の二
つの状態について示しているが、実際には筆圧は連続的
に変化するので、位相の遅れも連続的に変化することに
なる。
【0009】この位相の遅れは周知の位相検波回路によ
って直流の位相信号に変換される。図13は、筆圧をか
けない状態から一定レベルまで徐々に筆圧をかけた状態
における位相信号を時間軸上に示したものである。図1
1に示したステータス識別回路925は、誘導信号s9
02を入力して位相信号を求め、これをあらかじめ定め
られたレベルのしきい値と比較することによって、連続
して変化する位相信号を二値のオン/オフステータスに
変換する。図13のように、位相信号がしきい値より小
さい状態はスイッチオフ、大きい状態はスイッチオンと
識別するのである。
【0010】次に座標読取装置の使われ方について説明
をする。座標読取装置は座標値入力のために使われるこ
とが主であるが、座標値入力の特殊な場合としてメニュ
ー入力のために使われることも多い。図14はメニュー
の説明図である。メニューは、複数の矩形領域を文字列
等と共にタブレットの読み取り面に表示したもので、そ
の領域を入力したときは座標値の読み取りとはしない
で、入力したメニューに表示された機能を果たすように
したものである。たとえばアプリケーションソフトへの
命令や文字コードの入力などに使われる。図14は、グ
ラフィックソフトやワープロソフト等のためのメニュー
としてよく見かけられるもので、ディスプレイカーソル
を移動させるための矢印メニューと編集のためのメニュ
ーが表示されている。たとえばワープロソフトでは、編
集対象となる文字を選択しておいて、「削除」なるメニ
ューを入力すれば、その選択されていた文字が削除され
ることになる。
【0011】このようなメニューの機能は、コンピュー
タ側のソフトウエアとして実現されることが多い。座標
読取装置をコンピュータに接続し、座標値やスイッチス
テータスを入力しながら特定の機能を持ったアプリケー
ションプログラムを実行するシステムを、以下では座標
読取システムと呼ぶ。近年、このような座標読取システ
ムにおいて、装置とアプリケーションプログラムとを接
続する仕様を標準化し、ソフトウエアドライバとして提
供する動きがある。座標読取装置から出力される座標値
およびスイッチステータスのフォーマットは装置ごとに
様々である。ソフトウエアドライバは、これをアプリケ
ーションプログラムが要求する共通のフォーマットに変
換し出力する機能を有するものである。そして付加機能
として、前記のメニュー機能のように座標値入力以外の
インタフェースを設けたものも多く実現されている。
【0012】またメニュー機能は、座標読取装置自身に
設けられることもある。たとえば、座標読取装置のイン
タフェースの条件等を設定するためのセットアップ用メ
ニューとして設けられたものもある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の座標読取装置では、スイッチステータスを識別す
るために、位相信号を一定レベルのしきい値と比較して
いた。したがって、ペンスイッチをオンと識別する筆圧
は常に一定となっていた。座標入力であれメニュー入力
であれ、筆圧は常に一定のレベルであり、変化すること
はなかったのである。
【0014】しかし、場合によっては入力時の筆圧を変
化させたいときがある。たとえば、図14の例で言え
ば、「削除」メニューは、それを誤入力した場合に重大
な事故を引き起こす可能性がある。したがって誤入力を
防止するためには、「削除」メニューは容易には入力で
きなくしておけばよい。このような場合、通常は「アン
ドゥー」機能を設けるなど、実行後に対策する手段を設
けることが多いが、入力時にも差別化することによっ
て、事故を未然に防ぐ工夫も必要である。
【0015】従来の座標読取装置は、上記のように常に
一定の筆圧で読み取るようにしていたために、入力時に
誤入力の対策をとることができなかった。また一方、描
画用のグラフィックソフトウエア等で使う場合には、入
力時の筆圧はなるべく軽い方がよいとの要求もある。た
だ、このようなソフトウエアにおいてもメニュー入力時
は確実な入力感が要求されるので一様には筆圧を軽くで
きないのである。
【0016】本発明は、上記のような従来の座標読取装
置または座標入力システム等の入力時のステータス識別
に関する改善を目的に行われたものである。具体的に
は、入力領域ごとにスイッチステータス識別のしきい値
を変えることによって、入力の筆圧を変化させることの
できる座標読取装置、または座標読み取りシステムを提
供することである。これによって誤入力を防止や描画入
力のタッチの改善等をねらったものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による座標読取装置の第一の構成の特徴は、
操作の状態によって変化する状態信号を出力する状態信
号出力手段を有する座標指示器と、該座標指示器によっ
て指示された位置の座標値を検出すると共に、前記状態
信号を検出し、該状態信号に基づき、前記操作の状態を
識別するタブレットとで構成される座標読取装置におい
て、前記タブレットには、検出された座標値によって識
別される複数の領域を設け、前記検出された座標値に基
づき、該複数の領域を識別する領域識別手段と、前記状
態信号に基づいて、前記複数の領域ごとに設定されたス
テータス識別条件と一致するステータスを識別するステ
ータス識別手段とを設けたことにある。
【0018】また、本発明による座標読取装置の第二の
構成の特徴は、操作の状態によって変化する状態信号を
出力する状態信号出力手段を有する座標指示器と、該座
標指示器によって指示された位置の座標値を検出すると
共に、前記状態信号を検出し、該状態信号に基づき、前
記操作の状態を識別するタブレットとで構成される座標
読取装置において、前記タブレットには、検出された座
標値によって識別される複数の領域を設け、前記検出さ
れた座標値に基づき、該複数の領域を識別する領域識別
手段と、前記状態信号を、前記複数の領域ごとに設定さ
れた識別値と比較することによって、前記操作の状態を
離散的に変化する複数のステータスに識別するステータ
ス識別手段とを設けたことにある。
【0019】この第一または第二の構成においては、前
記状態信号出力手段は、操作の状態によって離散的に変
化する状態信号を出力するものであってもよい。また、
前記第二の構成を基にした、本発明による座標読取装置
の第三の構成の特徴は、操作の状態によって共振周波数
が変化する共振回路を有する座標指示器と、前記共振回
路との結合に基づく誘導信号を検出し、該誘導信号に基
づき前記座標指示器によって指示された位置の座標値を
検出すると共に、該誘導信号の周波数情報に基づき、前
記操作の状態を識別するタブレットとで構成される座標
読取装置において、前記タブレットには、検出された座
標値によって識別される複数の領域を設け、前記検出さ
れた座標値に基づき、該複数の領域を識別する領域識別
手段と、前記周波数情報を、前記複数の領域ごとに設定
された識別値と比較することによって、前記操作の状態
を離散的に変化する複数のステータスに識別するステー
タス識別手段とを設けたことにある。
【0020】この第三の構成においては、前記共振回路
は、操作によってキャパシタンスが変化する可変キャパ
シタンス、または操作によってインダクタンスが変化す
る可変インダクタンスを有し、該可変キャパシタンスま
たは可変インダクタンスによって共振周波数が変化する
ように構成してもよい。また、前記第二の構成を基にし
た、本発明による座標読取装置の第四の構成の特徴は、
操作の状態によって電圧値が変化する状態信号を出力す
る状態信号出力手段を有する座標指示器と、該座標指示
器によって指示された位置の座標値を検出すると共に、
前記状態信号を入力し、該状態信号に基づき、前記操作
の状態を識別するタブレットとで構成される座標読取装
置において、前記タブレットには、検出された座標値に
よって識別される複数の領域を設け、前記検出された座
標値に基づき、該複数の領域を識別する領域識別手段
と、前記状態信号を、前記複数の領域ごとに設定された
識別値と比較することによって、前記操作の状態を離散
的に変化する複数のステータスに識別するステータス識
別手段とを設けたことにある。
【0021】この第四の構成においては、前記状態信号
出力手段は、操作によって抵抗値が変化する可変抵抗器
であり、前記状態信号は該可変抵抗器によって分圧され
る電圧信号であるように構成してもよい。さらに、前記
第二ないし第四の構成による座標読取装置では、前記識
別される複数の領域のうちの少なくとも一の領域の前記
識別値を、他の領域の識別値とは異なる値として構成し
てもよい。
【0022】さらにこの構成において、前記識別される
複数の領域は、検出された座標値を座標値のまま入力す
る座標入力領域と、項目として入力するメニュー領域と
からなり、該座標入力領域とメニュー領域とにおいて、
前記識別値を異なる値として構成してもよい。さらにま
たこの構成において、前記メニュー領域は、前記座標入
力領域に隣り合う第1のメニュー領域と、それ以外の第
2のメニュー領域とからなり、該第1のメニュー領域と
第2のメニュー領域において、前記識別値を異なる値と
して構成してもよい。
【0023】そして、前記各構成において、前記ステー
タス識別手段は、前記操作の状態を二値のステータスに
識別するように構成してもよい。さらにまた、前記各構
成において、前記複数の領域のうち、同一のステータス
識別条件または識別値が設定された領域グループごとに
異なる表示手段を設けてもよく、特に領域グループごと
に色彩の異なるメニューを表示した構成としてもよい。
【0024】さらにまた、前記各構成において、前記複
数の領域と、該複数の領域に対する前記ステータス識別
条件または識別値を設定する手段を設けた構成としても
よい。また、本発明によるインタフェース装置の第一の
構成の特徴は、座標指示器と、検出される座標値によっ
て識別される複数の領域が設けられたタブレットとによ
って構成され、前記座標指示器の操作の状態によって変
化する状態情報と、前記座標指示器によって指示された
位置の座標値を外部に出力する座標読取装置と、該座標
読取装置に接続され、前記座標値と前記状態情報とを入
力して所定の処理を行う情報処理装置とによって構成さ
れる座標読取システムにおいて、前記座標読取装置と前
記情報処理装置との間に設けられ、前記座標値と状態情
報のインタフェースを司るインタフェース装置であっ
て、前記座標値を入力し、該座標値に基づき、タブレッ
トに設けられた前記複数の領域を識別する領域識別手段
と、前記状態情報を入力し、該状態情報を、前記複数の
領域ごとに設定された識別値と比較することによって、
前記操作の状態を離散的に変化する複数のステータスに
識別するステータス識別手段とを設けたことにある。
【0025】この第一の構成においては、前記識別され
る複数の領域のうちの少なくとも一の領域の前記識別値
を、他の領域の識別値とは異なる値として構成してもよ
い。また、前記各構成において、前記識別される複数の
領域は、検出された座標値を座標値のまま扱う座標入力
領域と、項目として識別するメニュー領域とからなり、
該座標入力領域とメニュー領域とにおいて、前記識別値
を異なる値として構成してもよく、さらに、この構成に
おいては、前記メニュー領域は、前記座標入力領域に隣
り合う第1のメニュー領域と、それ以外の第2のメニュ
ー領域とからなり、該第1のメニュー領域と第2のメニ
ュー領域において、前記識別値を異なる値として構成し
てもよい。
【0026】そして、前記各構成において、前記ステー
タス識別手段は、前記操作の状態を二値のステータスに
識別するように構成してもよい。また、本発明によるイ
ンタフェース装置の第二の構成の特徴は、前記各構成に
基づくインタフェース装置を、前記情報処理装置に導入
されるソフトウエアドライバとして構成したことにあ
る。
【0027】さらにまた、前記各構成によるインタフェ
ース装置において、前記複数の領域と、該複数の領域に
対する前記ステータス識別条件または識別値を設定する
手段を設けた構成としてもよい。さらに、本発明による
座標読取システムの構成の特徴は、座標指示器と、検出
される座標値によって識別される複数の領域が設けられ
たタブレットとによって構成され、前記座標指示器の操
作の状態によって変化する状態情報と、前記座標指示器
によって指示された位置の座標値を外部に出力する座標
読取装置と、該座標読取装置に接続され、前記座標値と
前記状態情報とを入力して所定の処理を行う情報処理装
置とによって構成される座標読取システムであって、前
記座標読取装置と前記情報処理装置との間に、前記各構
成に基づくインタフェース装置を設けたことにある。
【0028】
【発明の実施の形態】
(座標読取装置の構成)本発明による座標読取装置の実
施の形態について図1ないし図4に基づき説明する。図
1は座標読取装置のブロック図、図2は座標読取装置の
内部処理のフローチャート、図3はメニューの詳細説明
図、また図4はステータス識別情報の説明図である。
【0029】まず図1に基づいて構成について説明す
る。図1に示すように、座標読取装置1は、タブレット
2と座標指示器3とで構成する。タブレット2の表面は
座標読み取り面となっており、座標指示器3によって指
示した点を読み取るようになっている。また、タブレッ
ト2の座標読み取り面には、従来の座標読取装置の説明
で引用した図14と同様のメニューを表示しておく。
【0030】座標指示器3の構成は、従来の座標読取装
置と同じであり、タブレット2と電磁結合するコイル3
2とコンデンサからなる共振回路31を設ける。共振回
路31を構成するコイル32は、図示していないペン芯
にかかる筆圧に応じてインダクタンスが変化するように
構成されている。座標指示器3は、タブレット2の座標
読取面上に置かれ、読み取り点を指示するために使われ
る。
【0031】タブレット2には、励磁ラインDL1〜D
L5、センスラインSL1〜SL5、走査回路21、2
2、座標算出回路23、領域識別回路24、ステータス
識別回路25、インタフェース回路26を設ける。これ
らの内、領域識別回路24とステータス識別回路25を
除く他の構成は、従来の座標読取装置と同じである。座
標算出回路23の出力には新たに領域識別回路24を設
ける。この領域識別回路24は、座標算出回路23によ
って算出された座標値に基づいて、前記タブレット2上
に表示したメニューの領域を識別する回路である。領域
識別回路24の出力はステータス識別回路25に接続さ
れ、領域識別の結果を通知するようになっている。
【0032】ステータス識別回路25には、上記のよう
に新たに領域識別回路24からの出力を接続する。従来
の座標読取装置におけるステータス識別回路は、位相信
号を定められた一定のしきい値と比較することによって
ステータスを識別するものであった。本実施例によるス
テータス識別回路25は、前記領域識別回路24から出
力される領域情報に従って、ペンスイッチのステータス
を識別する動作を変化させるように構成す。たとえば、
メニューには図14のように、座標入力領域961とメ
ニュー領域906とがあって、さらにメニュー領域90
6には四つの矢印メニューと三つの編集用メニューが表
示されたものとする。そして、このメニューに対してス
テータス識別回路25は、図4に示すように、座標入力
領域と「削除」メニューおよび「削除」を除くその他の
一般メニューとでしきい値を変えるようにする。一般メ
ニューのしきい値Vth2を基準にして、座標入力のし
きい値Vth3は小さくすることによって入力のタッチ
を軽くし、逆に「削除」メニューのしきい値Vth1は
大きくすることによって、容易には入力できないように
して誤入力を防止することをねらっている。
【0033】以上説明した構成要素のうち、座標検出部
23の一部、領域識別回路24、ステータス識別回路の
一部、インタフェース回路26の一部は、ワンチップの
マイクロプロセッサで実現しており、動作はプログラム
によって制御されている。次に動作について説明する。
本発明による座標読取装置の動作は、(1)座標を算出
する動作と、(2)ペンスイッチのステータスを識別す
る動作に分けることができる。これらについて以下別々
に説明する。
【0034】このうち、座標を算出する動作について
は、従来の座標読取装置と同じである。簡単にその動作
を説明すると、次のようになる。図1において、走査回
路21と22によって、励磁ラインとセンスラインとを
それぞれ1本ずつ順次選択し、座標算出回路23から励
磁信号s1を選択した励磁ラインに供給する。励磁ライ
ンとセンスラインとは直交していることから、座標指示
器3が励磁ラインとセンスラインの近くになければ、セ
ンスラインには何の誘導信号も発生しないが、座標指示
器3が近づくと、励磁ラインは共振回路31によってセ
ンスラインと結合し、センスラインには座標指示器3の
位置に応じた誘導信号s2が発生する。座標算出回路2
3は、この誘導信号s2に基づいて座標指示器3の指示
した位置を算出する。誘導信号から座標値を算出する方
法は、すでに多くの方法が提案されているので、いずれ
かの方法を採用して実現することができる。
【0035】次にペンスイッチのステータスを識別する
動作について説明する。従来の座標読取装置において説
明したように、誘導信号s2は、ペン芯にかかる筆圧に
応じて励磁信号s1に対する位相遅れが変化する。ステ
ータス識別回路25には周知の位相検波回路が設けられ
ており、これによって位相の遅れは直流の位相信号に変
換され、座標読取装置を構成するマイクロプロセッサに
入力される。
【0036】入力した位相信号に基づいてステータスを
識別する動作は、プログラムによって実現されているの
で、以下そのフローチャートである図2を参照しながら
説明する。ステップ1とステップ2までは、すでに説明
した内容である。ステップ1で誘導信号の電圧情報と位
相情報とを入力し、これらの情報に基づきステップ2で
座標値を算出する。
【0037】次にステップ3において、座標値がメニュ
ー領域に含まれるか否かを判定する。図3に示すよう
に、プログラムにはメニュー領域6の範囲を示す座標値
が記述されている。図3のX0・・・X5は各メニュー
領域のX座標値であり、またY0、Y1はY座標値であ
る。マイクロプロセッサは、この範囲を示す座標値と入
力した座標値とを比較してメニュー内であるか否かを判
定する。たとえばステップ2で算出した座標値を(X,
Y)として、 X0<X<X1 かつ Y0<Y<Y1 を満足すれば、「移動」メニューであると判定する。こ
うしてステップ3で判定された結果に基づいて、ステッ
プ4およびステップ5で処理を分岐する。ステップ4で
「削除」メニュー内であると判定した場合にはステップ
6に、またステップ5で一般メニュー内であると判定し
た場合にはステップ7に、それ以外の場合は座標入力領
域であるのでステップ8に分岐する。
【0038】ステップ6ないし8では、位相情報をしき
い値と比較することによって、二値のオン/オフステー
タスに変換する。位相情報がこれらのしきい値よりも大
きければステップ9に分岐してスイッチオンのステータ
スをセットし、小さければステップ10に分岐してスイ
ッチオフのステータスをセットする。ステップ6ないし
8の各ステップの違いは、しきい値の違いであり、各し
きい値の大きさはすでに説明したようにVth1>Vt
h2>Vth3となっている。この大きさの違いによっ
てスイッチオンの筆圧を変化させているのである。
【0039】以上の処理によって検出された座標値とス
イッチステータスは、インタフェース回路26によっ
て、外部に接続されたコンピュータ等に出力される。そ
して以上の処理を電圧情報と位相情報を入力するごとに
くりかえす。以上説明したように、本発明による座標読
取装置では、スイッチステータスを識別するためのしき
い値を領域ごとに設けている。このためスイッチオンと
するための筆圧を領域ごとに変化させることができる。
オンとする筆圧を大きくしておけば、容易に入力できな
くなるので、誤入力の防止に効果がある。また逆にオン
とする筆圧を小さくすれば軽いタッチで入力できるよう
になり、グラフィックアプリケーション等での使い勝手
を向上させることができる。 (インタフェース装置の構成)前記座標読取装置では、
図1に示したように、領域識別回路24、ステータス識
別回路25をすべて座標読取装置に内蔵した構成とし
た。しかし、これら各部を座標読取装置から分離し、イ
ンタフェース装置として独立して構成してもよい。ここ
ではそのようにインタフェース装置として構成した第2
の実施の形態について説明する。
【0040】図5は、本発明によるインタフェース装置
と、これを用いた座標読取システムのブロック図であ
る。図において1aは座標読取装置である。座標指示器
3の構成は、前記第1の実施の形態と同じであるが、タ
ブレット2aの構成は図6のようにする。この場合、座
標読取装置ではステータスを識別する必要はないので、
前記第1の実施の形態におけるステータス識別回路25
はなく、かわりにステータス識別回路25の一部を構成
していた位相検波回路27のみを設ける。これは誘導信
号s2を入力し、これを励磁信号s1と比較することに
よって位相の差を直流の位相信号に変換する回路であ
る。また領域識別回路24も設ける必要はない。その他
の構成は、前記第1の実施の形態によるタブレットと同
じである。
【0041】タブレット2aは、座標算出回路23によ
って算出した座標値と位相検波回路27によって検出し
た位相信号とをインタフェース回路26を介して外部に
出力するように構成されている。インタフェース装置4
の構成は、前記第1の実施の形態によるタブレットの領
域識別回路24とステータス識別回路25の部分と同じ
構成である。
【0042】図5に示すように、インタフェース装置4
には、まず入力インタフェース回路41を設ける。これ
は、前記座標読取装置1aと接続する回路である。イン
タフェース回路41は、接続された座標読取装置1aか
らの座標値と位相情報とを入力し、これらを分離して出
力する。座標値は領域識別回路42と出力インタフェー
ス回路44に出力する。また位相情報はステータス識別
回路43に出力する。
【0043】領域識別回路42およびステータス識別回
路43の機能および動作は、前記第1の実施の形態の座
標読取装置の場合と同じである。まず領域識別回路42
は、インタフェース回路41からの座標値を入力し、こ
れから座標読取装置1aのタブレット2aに表示された
どの領域が読み取られたかを判定し、その判定結果をス
テータス識別回路43に出力する。ステータス識別回路
43は、領域の識別結果を入力し、入力インタフェース
回路から入力する位相情報を領域ごとに定められたしき
い値と比較することによってスイッチステータスを識別
する。
【0044】こうして識別されたスイッチステータスと
座標値は、出力インタフェース回路44を介して外部に
接続された情報処理装置5に出力される。以上説明した
ように、本発明によるインタフェース装置は、前記座標
読取装置からスイッチステータスの識別回路部を独立さ
せたものであり、ステータスの識別に関する機能は同じ
になっている。 (座標読取システムおよびソフトウエアドライバの構
成)図5に示したように、座標読取装置1aをインタフ
ェース装置4に接続し、さらにこれにコンピュータ等の
情報処理装置5を接続して座標読取システムを構成する
ことができる。インタフェース装置4は、前述のよう
に、座標値と位相情報から座標読取装置1aのスイッチ
ステータスを識別する機能を有するものであり、スイッ
チオンの筆圧を座標値から識別した領域ごとに変えるこ
とができる。
【0045】このように、インタフェース装置4を座標
読取システムにおいて使う場合、インタフェース装置4
を情報処理装置5に内臓させてもよい。このとき、イン
タフェース装置4のハードウエアは、情報処理装置5と
独立して設けてもよいし、または専用のハードウエアは
設けずに、機能のみを情報処理装置5のソフトウエアと
して実現してもよい。後者の場合、システムのアプリケ
ーションプログラムにこの機能を追加してもよいが、イ
ンタフェース部のみを独立させて実現することが一般的
である。このようなプログラムをソフトウエアドライバ
と呼ぶ。
【0046】図7は、座標読取システムにおける、ソフ
トウエアドライバを内蔵したコンピュータプログラムの
構造概念図である。図のようにプログラムは、オペレー
ティングシステム51(以後OSと呼ぶ)を基本プログ
ラムとして、その上でアプリケーションプログラム53
が動作するようになっている。アプリケーションプログ
ラム53には、たとえばCADのように、座標読取装置
で図面を読み取ったり、ディスプレイ上の位置をポイン
ティングしたりして設計支援を行うものがある。ソフト
ウエアドライバ52は、上記OS51の一部を形成する
ように組み込まれ、本発明によるところの機能を実行す
るものである。
【0047】ソフトウエアドライバ52の動作は、図8
のフローチャートのように実行する。この処理は、前記
第1の実施の形態による座標読取装置の制御プログラム
とほとんど同じである。異なるのは入力する情報の違い
程度であり、座標読取装置からは座標値と位相情報が入
力されるので、この処理において座標値を算出すること
は不要である。
【0048】前記第1の実施の形態による座標読取装置
の場合と同様に、ステップ1で入力した座標値と位相情
報を基に、ステップ2ないしステップ9でスイッチステ
ータスを識別し、ステップ10で座標値とスイッチステ
ータスをアプリケーションプログラム53に出力する。
このようなソフトウエアドライバは、OSやアプリケー
ションプログラムに付属するものではなく、座標読取装
置を供給する事業者から供給されるのが一般的である。
その供給は、たとえばフロッピーディスクなどの媒体に
記憶させて配布される。座標読取システムを構築する場
合には、このような記憶媒体からコンピュータに「イン
ストール」する必要がある。ソフトウエアドライバの供
給には、この他種々の記憶媒体や、パソコン通信、イン
ターネット等の通信メディアによっても可能である。
【0049】
【実施例】以上、本発明によるところの座標読取装置
と、座標読取装置のインタフェース装置およびインタフ
ェース装置を用いた座標読取システムについて説明し
た。これらの各構成については、種々のバリエーション
を加えて実施が可能である。以下いくつかの実施例につ
いて説明する。 (ステータスを識別するための情報について)前記座標
読取装置では、ステータスを識別するための情報は、誘
導信号の励磁信号に対する位相差であった。本発明で
は、ステータスを示す連続した信号をしきい値と比較す
ることによってオン/オフの二値情報に識別しているの
で、ステータスを示す信号は、筆圧に対して連続的に変
化する情報であれば、他の情報であってもよい。
【0050】図9は、タブレットと座標指示器とを信号
線で接続したタイプの座標読取装置に実施した実施例の
ブロック図である。座標指示器3bにはペン芯に連動し
て抵抗値が変化する可変抵抗器33が設けられており、
これによって直流電圧を分圧して筆圧に応じた筆圧信号
s4を出力する。この筆圧信号s4は、信号線によって
タブレット2b内のステータス識別回路25bに入力さ
れる。
【0051】ステータス識別回路25bは、筆圧によっ
て連続的に変化する筆圧信号s4を、領域識別回路24
からの識別結果に基づき、領域ごとに設定されたしきい
値と比較することによって二値のオン/オフステータス
に識別する。このように、識別に用いる信号が異なるの
みで、ステータス識別に関する動作は、前記第1の実施
の構成による座標読取装置と同じである。
【0052】ちなみに、このタイプの座標読取装置で
は、座標算出は次のように行われる。タブレット2bに
設けられた励磁回路28から座標指示器3bのコイル3
2に励磁信号s1が供給され、コイル32は交流磁界を
発生する。この交流磁界によってタブレット2bに敷設
されたX方向センスラインXL1〜XL5およびY方向
センスラインYL1〜YL5には、座標指示器3bの位
置に応じた誘導信号s2が発生するので、これを走査回
路21および22を介して座標算出回路23に入力し、
座標算出回路23において座標値を算出する。この技術
も周知である。 (筆圧を変化させる領域の条件について)次に、筆圧を
変化させる領域の条件についての別の実施例について説
明する。本発明は、複数の領域ごとにステータス識別の
ためのしきい値を必要に応じて変化させておくことを主
旨としている。しきい値をどのように設定するかは、ま
さに「必要に応じて」セットすればよいことであるが、
たとえば別の例として次のような設定が考えられる。
【0053】図10に示したメニューは、座標入力領域
61の二辺の周囲に二列にメニューを表示したものであ
る。座標入力領域とメニュー領域とで筆圧を変化させた
実施例についてはすでに述べた。しかしメニュー領域に
おいてもあまり筆圧を高くしたのでは、逆に入力しずら
くしてしまう。そこで、メニュー領域において筆圧を高
くすることが、座標入力中に誤ってメニュー領域を入力
してしまうことの防止の目的であるとすれば、座標入力
領域の周辺のメニュー領域のみの筆圧を高くしておけば
よいことになる。
【0054】図10において隣接メニュー領域62は、
座標入力領域61に隣接した位置に設けられたメニュー
である。それ以外のメニューは、周辺メニュー領域63
となっている。これらの領域ごとにしきい値を設定する
のである。隣接メニュー領域の筆圧をVth10、周辺
メニュー領域の筆圧をVth11、座標入力領域の筆圧
をVth12として、Vth10>Vth11>Vth
12とすれば(その絶対値は個々に定める必要はある
が)、上記の目的を満足することができる。 (領域識別に関する情報について)図1に示した第1の
実施の形態による座標読取装置において、領域識別回路
24は、座標算出回路23によって算出された座標値に
基づいて領域の識別を行っている。しかし、たとえばメ
ニューの数が少なく、互いに離して配置できるなどし
て、詳細な位置の識別が必要でないような場合には、内
部的な信号を座標値として代用して領域の識別を行うこ
とができる。
【0055】たとえば、座標算出回路23は走査回路2
1および23に選択信号s3を与えて励磁ラインおよび
センスラインを走査している。走査の課程で最大の誘導
信号を検出すれば、そのとき選択されていた励磁ライン
とセンスラインの交差領域付近に座標指示器3が存在す
ることになる。従って選択信号s3によって、おおざっ
ぱに、励磁ラインおよびセンスラインの敷設ピッチ単位
で座標指示器の位置を検出することができる。この単位
で領域の識別が十分であれば、領域識別回路24は選択
信号s3を入力して領域の識別を行えばよい。 (二値以上の識別について)ここまで説明してきた実施
例は、連続した筆圧を示す情報を二値のオン/オフステ
ータスに識別するものであった。本発明は、三値以上の
ステータスに識別する場合にも実施してよい。
【0056】座標読取装置のスタイラスペンで、三値以
上のステータスを用いるようなアプリケーションは実際
にはないが、ステータスを三値として、それぞれのステ
ータスに別々の意味を与えることができる。たとえば最
初のオンで対象を選択し、さらに筆圧をかけたときの二
段階目のオンでその選択された対象に対して処理を行う
(たとえば削除する)ような場合である。
【0057】ステータスを三値に識別するためには、し
きい値を二つ設定すればよい。本発明では、この設定す
るしきい値を領域ごとに設定し、それぞれの領域におい
てオンとなる筆圧を変化させるようにするのである。ま
た、ここまで説明してきた実施例では、筆圧を示す情報
は連続量として説明してきたが、実際の処理はマイクロ
プロセッサで行われているように、デジタル化された離
散値である。本発明は、多数の状態を取る量を、それよ
り少ない状態をとる量に変換する場合についての技術に
ついて示したものと言える。もちろん、筆圧を示す情報
が連続量であってもいいことはもちろんである。 (その他の実施例)前記各実施例では、ステータスを識
別するまでの技術について説明したが、識別されたステ
ータスに基づいて、さらに上位の概念のステータスに識
別または変換するようにしてもよい。たとえば、ある領
域においてオンと識別した場合にはシングルクリックと
して識別する、また別の領域においてオンと識別した場
合にはダブルクリックとして識別するような場合であ
る。これらの条件を領域ごとに設定しておき、その条件
に合うようにステータスを識別するなり変換するなりす
ればいいのである。
【0058】前記各実施例による座標読取装置では、ス
テータスの識別条件または識別値を同じ値とした領域グ
ループが複数存在する。これらの領域は通常メニューと
して表示されるが、そのとき同じグループのメニューを
同一の色で表示し、グループごとに色分けして表示する
ようにしてもよい。こう表示することによって、操作者
に対して入力操作の違いを視覚情報で示すことができ
る。
【0059】また、前記複数の領域、およびそこに設定
するステータス識別条件または識別値は、ユーザーが自
由に設定できるようにしておくと装置またはシステムの
自由度が広がる。領域を設定するためには、領域の境界
を座標値入力してこれを記憶するようにすればよい。ま
たステータス識別条件または識別値は、別に定めたメニ
ューで入力するかシステムに接続されている場合には、
コンピュータのキーボードで入力した情報をインタフェ
ースによって入力するなどすればよい。これと類似の機
能はメニューの設定の場面などで公知であり、この技術
を応用すれば実現できる。 (インタフェース装置および座標読取システムにおいて
の実施例)前記座標読取装置に関する各実施例と同様の
構成を、インタフェース装置および、そのインタフェー
ス装置を用いた座標読取システムに関しても同様に実施
が可能である。すなわち、(1)座標読取装置は、位相
情報以外の筆圧情報を示す情報を出力するようにし、こ
の情報に基づいてスイッチステータスを識別するように
したインタフェース装置、およびこのインタフェース装
置を接続した座標読取システムの構成、(2)座標読取
装置に設けるメニュー領域には、隣接メニュー領域と周
辺メニュー領域とを設け、それぞれにおいて異なるしき
い値を設けてスイッチステータスを識別するようにした
インタフェース装置、およびこのインタフェース装置を
接続した座標読取システムの構成、(3)座標読取装置
は、領域を識別するための、座標値の代替となる内部的
な信号、たとえば選択信号を出力するようにし、これに
基づいて領域を識別するようにしたインタフェース装
置、およびこのインタフェース装置を接続した座標読取
システムの構成、(4)領域ごとに複数のしきい値を設
け、三値以上のステータスを識別するようにしたインタ
フェース装置、およびこのインタフェース装置を接続し
た座標読取システムの構成(5)さらに、複数の領域、
およびそこに設定するステータス識別条件または識別値
を設定する手段を設けた構成が実施可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明による座標読取装置
では、タブレットとに設けた複数の領域を座標値によっ
て識別する領域識別回路と、座標指示器の連続した筆圧
情報を示す信号を、各領域ごとに設定されたしきい値と
比較することによって、オン/オフの二値に識別するス
テータス識別回路とを設けた。
【0061】ステータス識別回路には、領域ごとにしき
い値を設定することができるので、たとえばある領域に
対してしきい値を大きくして筆圧を高くしておけば、そ
の領域は容易には入力できなくなり、誤入力を防止する
ことができる。また逆に描画のための領域で筆圧を軽く
しておけば、入力時のタッチを軽くすることができる。
このように本発明による座標読取装置では、領域ごとに
目的に応じた筆圧を設定できるので、入力に関する操作
性を向上させることができる。
【0062】また、本発明によるインタフェース装置お
よび座標読取システムにおいても同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標読取装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明による座標読取装置の内部処理プログラ
ムのフローチャートである。
【図3】本発明による座標読取装置で用いるメニューの
位置を示す説明図である。
【図4】本発明による座標読取装置のステータス識別回
路で用いる、位相信号としきい値の説明図である。
【図5】本発明によるインタフェース装置と座標読取シ
ステムのブロック図である。
【図6】本発明によるインタフェース装置に接続する座
標読取装置のブロック図である。
【図7】本発明によるソフトウエアドライバを含む、コ
ンピュータプログラムの構成概念図である。
【図8】本発明によるソフトウエアドライバのフローチ
ャートである。
【図9】本発明による座標読取装置の他の実施例のブロ
ック図である。
【図10】本発明による座標読取装置で用いるメニュー
の他の例の説明図である。
【図11】従来の座標読取装置のブロック図である。
【図12】従来の座標読取装置による筆圧情報の説明図
である。
【図13】従来の座標読取装置のステータス識別回路で
用いる、位相信号としきい値の説明図である。
【図14】本発明による座標読取装置および従来の座標
読取装置で用いるメニューの一例の説明図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、901 座標読取装置 2、2a、2b、902 タブレット SL1〜SL5 センスライン DL1〜DL5 励磁ライン XL1〜XL5 X方向センスライン YL1〜YL5 Y方向センスライン 21、22、921、922 走査回路 23、923 座標算出回路 24 領域識別回路 25、925 ステータス識別回路 26、926 インタフェース回路 27 位相検波回路 28、928 励磁回路 s1、s901 励磁信号 s2、s902 誘導信号 s3、s903 選択信号 s4 筆圧信号 3、903 座標指示器 31、931 共振回路 32、932 コイル 33 可変抵抗器 4 インタフェース装置 41 入力インタフェース回路 42 領域識別回路 43 ステータス識別回路 44 出力インタフェース回路 5 情報処理装置 51 オペレーティングシステム(OS) 52 ソフトウエアドライバ 53 アプリケーションプログラム 6、906 メニュー領域 61、961 座標入力領域 62 隣接メニュー領域 63 周辺メニュー領域

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作の状態によって変化する状態信号を
    出力する状態信号出力手段を有する座標指示器と、 該座標指示器によって指示された位置の座標値を検出す
    ると共に、前記状態信号を検出し、該状態信号に基づ
    き、前記操作の状態を識別するタブレットとで構成され
    る座標読取装置において、 前記タブレットには、検出された座標値によって識別さ
    れる複数の領域を設け、 前記検出された座標値に基づき、該複数の領域を識別す
    る領域識別手段と、 前記状態信号に基づいて、前記複数の領域ごとに設定さ
    れたステータス識別条件と一致するステータスを識別す
    るステータス識別手段とを設けたことを特徴とする座標
    読取装置。
  2. 【請求項2】 操作の状態によって変化する状態信号を
    出力する状態信号出力手段を有する座標指示器と、 該座標指示器によって指示された位置の座標値を検出す
    ると共に、前記状態信号を検出し、該状態信号に基づ
    き、前記操作の状態を識別するタブレットとで構成され
    る座標読取装置において、 前記タブレットには、検出された座標値によって識別さ
    れる複数の領域を設け、 前記検出された座標値に基づき、該複数の領域を識別す
    る領域識別手段と、 前記状態信号を、前記複数の領域ごとに設定された識別
    値と比較することによって、前記操作の状態を離散的に
    変化する複数のステータスに識別するステータス識別手
    段とを設けたことを特徴とする座標読取装置。
  3. 【請求項3】 前記状態信号出力手段は、操作の状態に
    よって離散的に変化する状態信号を出力することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の座標読取装置。
  4. 【請求項4】 操作の状態によって共振周波数が変化す
    る共振回路を有する座標指示器と、 前記共振回路との結合に基づく誘導信号を検出し、該誘
    導信号に基づき前記座標指示器によって指示された位置
    の座標値を検出すると共に、該誘導信号の周波数情報に
    基づき、前記操作の状態を識別するタブレットとで構成
    される座標読取装置において、 前記タブレットには、検出された座標値によって識別さ
    れる複数の領域を設け、 前記検出された座標値に基づき、該複数の領域を識別す
    る領域識別手段と、 前記周波数情報を、前記複数の領域ごとに設定された識
    別値と比較することによって、前記操作の状態を離散的
    に変化する複数のステータスに識別するステータス識別
    手段とを設けたことを特徴とする座標読取装置。
  5. 【請求項5】 前記共振回路は、操作によってキャパシ
    タンスが変化する可変キャパシタンス、または操作によ
    ってインダクタンスが変化する可変インダクタンスを有
    し、該可変キャパシタンスまたは可変インダクタンスに
    よって共振周波数が変化するように構成したことを特徴
    とする請求項4記載の座標読取装置。
  6. 【請求項6】 操作の状態によって電圧値が変化する状
    態信号を出力する状態信号出力手段を有する座標指示器
    と、 該座標指示器によって指示された位置の座標値を検出す
    ると共に、前記状態信号を入力し、該状態信号に基づ
    き、前記操作の状態を識別するタブレットとで構成され
    る座標読取装置において、 前記タブレットには、検出された座標値によって識別さ
    れる複数の領域を設け、 前記検出された座標値に基づき、該複数の領域を識別す
    る領域識別手段と、 前記状態信号を、前記複数の領域ごとに設定された識別
    値と比較することによって、前記操作の状態を離散的に
    変化する複数のステータスに識別するステータス識別手
    段とを設けたことを特徴とする座標読取装置。
  7. 【請求項7】 前記状態信号出力手段は、操作によって
    抵抗値が変化する可変抵抗器であり、前記状態信号は該
    可変抵抗器によって分圧される電圧信号であることを特
    徴とする請求項6記載の座標読取装置。
  8. 【請求項8】 前記識別される複数の領域のうちの少な
    くとも一の領域の前記識別値を、他の領域の識別値とは
    異なる値としたことを特徴とする請求項2ないし請求項
    7記載の座標読取装置。
  9. 【請求項9】 前記識別される複数の領域は、検出され
    た座標値を座標値のまま入力する座標入力領域と、項目
    として入力するメニュー領域とからなり、該座標入力領
    域とメニュー領域とにおいて、前記識別値を異なる値と
    したことを特徴とする請求項2ないし請求項8記載の座
    標読取装置。
  10. 【請求項10】 前記メニュー領域は、前記座標入力領
    域に隣り合う第1のメニュー領域と、それ以外の第2の
    メニュー領域とからなり、該第1のメニュー領域と第2
    のメニュー領域において、前記識別値を異なる値とした
    ことを特徴とする請求項9記載の座標読取装置。
  11. 【請求項11】 前記ステータス識別手段は、前記操作
    の状態を二値のステータスに識別することを特徴とする
    請求項2ないし請求項10記載の座標読取装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の領域のうち、同一のステー
    タス識別条件または識別値が設定された領域グループご
    とに異なる表示手段を設けたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項11記載の座標読取装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の領域のうち、同一のステー
    タス識別条件または識別値が設定された領域グループご
    とに色彩の異なるメニューを表示したことを特徴とする
    請求項1ないし請求項11記載の座標読取装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の領域と、該複数の領域に対
    する前記ステータス識別条件または識別値を設定する手
    段を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項13
    記載の座標読取装置。
  15. 【請求項15】 座標指示器と、検出される座標値によ
    って識別される複数の領域が設けられたタブレットとに
    よって構成され、前記座標指示器の操作の状態によって
    変化する状態情報と、前記座標指示器によって指示され
    た位置の座標値を外部に出力する座標読取装置と、 該座標読取装置に接続され、前記座標値と前記状態情報
    とを入力して所定の処理を行う情報処理装置とによって
    構成される座標読取システムにおいて、 前記座標読取装置と前記情報処理装置との間に設けら
    れ、前記座標値と状態情報のインタフェースを司るイン
    タフェース装置であって、 前記座標値を入力し、該座標値に基づき、タブレットに
    設けられた前記複数の領域を識別する領域識別手段と、 前記状態情報を入力し、該状態情報を、前記複数の領域
    ごとに設定された識別値と比較することによって、前記
    操作の状態を離散的に変化する複数のステータスに識別
    するステータス識別手段とを設けたことを特徴とするイ
    ンタフェース装置。
  16. 【請求項16】 前記識別される複数の領域のうちの少
    なくとも一の領域の前記識別値を、他の領域の識別値と
    は異なる値としたことを特徴とする請求項15記載のイ
    ンタフェース装置。
  17. 【請求項17】 前記識別される複数の領域は、検出さ
    れた座標値を座標値のまま入力する座標入力領域と、項
    目として入力するメニュー領域とからなり、該座標入力
    領域とメニュー領域とにおいて、前記識別値を異なる値
    としたことを特徴とする請求項15または請求項16記
    載のインタフェース装置。
  18. 【請求項18】 前記メニュー領域は、前記座標入力領
    域に隣り合う第1のメニュー領域と、それ以外の第2の
    メニュー領域とからなり、該第1のメニュー領域と第2
    のメニュー領域において、前記識別値を異なる値とした
    ことを特徴とする請求項17記載のインタフェース装
    置。
  19. 【請求項19】 前記ステータス識別手段は、前記操作
    の状態を二値のステータスに識別することを特徴とする
    請求項15ないし請求項18記載のインタフェース装
    置。
  20. 【請求項20】 前記インタフェース装置は、前記情報
    処理装置に導入されるソフトウエアドライバとして構成
    されたことを特徴とする請求項15ないし請求項19記
    載のインタフェース装置。
  21. 【請求項21】 前記複数の領域と、該複数の領域に対
    する前記ステータス識別条件または識別値を設定する手
    段を設けたことを特徴とする請求項15ないし請求項2
    0記載のインタフェース装置。
  22. 【請求項22】 座標指示器と、検出される座標値によ
    って識別される複数の領域が設けられたタブレットとに
    よって構成され、前記座標指示器の操作の状態によって
    変化する状態情報と、前記座標指示器によって指示され
    た位置の座標値を外部に出力する座標読取装置と、 該座標読取装置に接続され、前記座標値と前記状態情報
    とを入力して所定の処理を行う情報処理装置とによって
    構成される座標読取システムであって、 前記座標読取装置と前記情報処理装置との間に、請求項
    15ないし請求項21記載のインタフェース装置を設け
    たことを特徴とする座標読取システム。
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