JP3195183B2 - 情報検索方法及びその装置 - Google Patents

情報検索方法及びその装置

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JP3195183B2 JP06938795A JP6938795A JP3195183B2 JP 3195183 B2 JP3195183 B2 JP 3195183B2 JP 06938795 A JP06938795 A JP 06938795A JP 6938795 A JP6938795 A JP 6938795A JP 3195183 B2 JP3195183 B2 JP 3195183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データファイルより所
望のデータを検索する情報検索方法及びその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータベース等の大量のデータを
記憶しているデータファイルより所望のデータを検索す
る検索装置では、ユーザがある単語に関連したデータを
得る必要が生じた場合には、ユーザはその単語をキーワ
ードとして、例えばキーボード等を使用してそのキーワ
ードを入力することにより、データベースの検索を行っ
ていた。
【0003】現在、一般的に利用されているパーソナル
コンピュータ等では、オペレーティングシステム上でア
プリケーション・プログラムを動作させることにより、
データベースの検索装置、或はテキストデータの管理装
置として、そのコンピュータ機器を使用することができ
る。また、一般的なパーソナルコンピュータは、作成し
たテキストデータ格納するRAMなどのメモリを有して
おり、そのメモリに電子化されたテキストデータを蓄
積、保存することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなメモリに複
数の単語から成るテキストデータが蓄積されている場合
に、ユーザがこのテキストデータに含まれる単語をキー
ワードとして、そのテキストデータを検索したい場合が
ある。このような場合、ユーザはその単語を、データベ
ース検索用キーワードとして、データベース検索用アプ
リケーション・プログラムのキーワード入力用テキスト
フィールドに入力しなければならなかった。また、テキ
スト編集用のアプリケーションの実行時、そのテキスト
データに含まれる検索したい単語をマウス等の入力手段
によって範囲指定して切り出し、テンポラリのメモリを
介して、前述のデータベース検索用アプリケーションの
キーワード入力用テキストフィールドにコピーしなけれ
ばならず、ユーザに多大な付加を与えていた。
【0005】テキストデータを記憶するメモリに格納さ
れているデータの一例として、スケジュールデータが挙
げられる。近年、個人のスケジュールを管理するための
アプリケーション(一般的にスケジューラと呼ばれてい
る)が数多く開発されている。
【0006】これらのスケジューラの一例を以下に説明
する。
【0007】スケジューラにおいて、スケジュールは
「イベント」の集合体として扱われている。一般的に、
イベントは以下のような情報を有している。
【0008】 ・イベント名: イベントの名前を示す文字列 ・場所: イベントが起こる場所を示す文字列 ・時刻1: イベントの始まる年月日時分秒 ・時刻2: イベントの終了する年月日時分秒 ・詳細: イベントの詳細を示す文字列 ユーザはこれらの項目を入力してイベントを作成し、ス
ケジュールに登録する。入力されたイベントはデータ格
納手段に記憶されており、後に自己の予定を確認するた
めに用いられる。イベントの中で、イベント名、場所、
詳細の各フィールドはテキストデータであり、複数の単
語を含むことができる。日常的にスケジュール管理装置
に対して、自己のスケジュールをテキスト入力している
ユーザにとって、その個人がある一日のうちで必要とす
る情報はスケジュール管理装置に入力したその一日のス
ケジュールデータ(テキストデータ)と密接に関係して
いるはずである。
【0009】従来技術においては、スケジュール管理用
アプリケーションソフト用のグラフィカル・ユーザイン
ターフェースに表示されるテキストベースのスケジュー
ルデータを見て、そのテキストデータのなかに自身が詳
しく内容を知っておくべき単語が存在する時には、過去
に装置に対して入力している文字列を再びデータベース
に対してキーワードとして再入力しなければ検索ができ
ないという煩わしさがあった。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、スケジュールデータから、検索に用いるキーワード
を自動的に抽出してデータファイルの検索を行うことが
出来る情報検索方法及びその装置を提供することを目的
とする。
【0011】また本発明の他の目的は、複数の単語を含
むテキストデータから、検索したい単語の切り出し作業
を行ったりすることなくデータベースの検索を行うこと
ができる情報処理方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報検索装置は以下のような構成を備える。
即ち、データファイルより所望のデータを検索する情報
検索装置であって、スケジュールデータを表示するよう
に制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表
示されたスケジュールデータの一部分を選択する選択手
段と、データファイルの検索を指示する指示手段と、前
記指示手段によりデータファイルの検索が指示され、前
記選択手段により前記スケジュールデータの時間情報が
選択された場合、当該時間情報に関連する前記スケジュ
ールデータのイベントの内容に基づいて検索用のキーワ
ードを抽出するキーワード抽出手段と、前記キーワード
抽出手段によって抽出された前記キーワードに基づいて
前記データファイルを検索する検索手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明の情報検
索方法は以下のような工程を備える。即ち、データファ
イルより所望のデータを検索する情報検索装置による情
報検索方法であって、スケジュールデータを表示するよ
うに制御する表示制御工程と、前記表示制御工程により
表示されたスケジュールデータの一部分を選択する選択
工程と、データファイルの検索を指示する指示工程と、
前記指示工程でデータファイルの検索が指示され、前記
選択工程で前記スケジュールデータの時間情報が選択さ
れた場合、当該時間情報に関連する前記スケジュールデ
ータのイベントの内容に基づいて検索用のキーワードを
抽出するキーワード抽出工程と、前記キーワード抽出工
程で抽出された前記キーワードに基づいて前記データフ
ァイルを検索する検索工程と、を有することを特徴とす
る。
【0014】
【作用】以上の構成において、データファイルの検索が
指示され、表示されたスケジュールデータの時間情報が
選択された場合、その時間情報に関連するスケジュール
データのイベントの内容に基づいて検索用のキーワード
を抽出し、その抽出されたキーワードに基づいて、その
データファイルを検索する
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0016】[第1実施例]本発明の第1実施例による
情報機器では、スケジュール管理手段、マルチメディア
データファイル検索手段と共に、スケジュール管理手段
が管理するスケジュールデータからマルチメディア・デ
ータファイル検索手段による検索処理に用いるキーワー
ドを自動的に抽出するための検索用キーワード抽出手段
を設けることにより、ユーザはスケジュール上に存在す
る単語を再度入力することなく、必要とするマルチメデ
ィア・データファイルを検索し、その検索結果ファイル
の内容を確認することができる。尚、本実施例におい
て、記号はC言語の表記を用いる。
【0017】図1は、本発明の一実施例の情報機器の基
本構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、101はマイクロプロセッ
サであり、演算、論理判断等を行う。102は各入出力
メモリの番地を指定するためのアドレスバス、103は
各種データの転送に用いる双方向性のデータバス、10
4は各メモリ等のリード、ライト、インタラプトの受け
付け、データセットのタイミング等を伝送するために用
いるコントロールバスである。106はキーボードやマ
ウス等の入力機器、105は入力機器106を制御する
ための入力機器コントローラである。入力機器コントロ
ーラ105は、キーボードやマウス等の入力機器106
によって入力したデータをエンコードするとともに、キ
ー入力等があったことを示すインタラプト信号をコント
ロールバス104に送出する。108はCRT、液晶デ
ィスプレイ等の表示機器であり、スケジュールデータや
その他のマルチメディアデータを表示する。107は表
示機器コントローラであり、表示機器108への各種デ
ータの表示を制御する。
【0019】110は読み出し専用メモリ(ROM)で
あり、本実施例の情報機器が起動する際の初期化手順な
どが記憶されている。109はROM110の読出を制
御するコントローラである。114は、例えばハードデ
ィスク等の不揮発性記憶媒体であり、この情報機器の総
合的管理を行うためのオペレーティングシステムが記述
されたオペレーティングシステムファイル122、また
スケジュール管理、キーワード抽出、データベース検索
を行う際、どのような処理手順を踏むかについて記述さ
れている処理手順記述ファイル123、ユーザによって
入力されたスケジュールデータを保持するスケジュール
管理データファイル124、また静止画像、動画像、音
声テキスト等のマルチメディア・データファイル125
を有している。113は、この不揮発性記憶媒体114
をコントロールする不揮発性記憶媒体コントローラであ
る。
【0020】112はランダムアクセスメモリ(RA
M)であり、オペレーティングシステム格納領域11
5、処理管理手段格納領域116、スケジュール管理手
段格納領域117、検索用キーワード抽出手段格納領域
118、マルチメディアデータファイル検索手段格納領
域119、データ格納領域120、およびその他の領域
121を備えている。111は、RAM112へのデー
タのリード・ライトを制御するRAMコントローラであ
る。尚、このRAM112に記憶されている各手段は、
実際には制御プログラムの形式で記憶されている。
【0021】図2は本実施例の情報機器のRAM112
に設けられたデータ格納領域120のより詳しいメモリ
マップを示す図である。
【0022】図2において、701は本実施例の情報機
器がどのような状態にあるのかを記憶している状態記憶
領域である。702は検索ファイル名記憶領域で、デー
タベース検索を行なった際、検索されたファイルのファ
イル名をリスト形式で記憶する。この検索ファイル名記
憶領域702は、図示のように検索結果として得られた
ファイルのファイル名をリスト形式(検索ファイル1〜
n)で記憶する。703はイベントオブジェクト記憶領
域で、これまでユーザによって入力されたイベントがオ
ブジェクト化されて記憶されている。
【0023】本実施例では、スケジュールの最小単位で
あるイベントは、データ格納領域120においてオブジ
ェクト化されて記憶されており、スケジュール管理デー
タファイル124は、イベントオブジェクト記憶領域7
03上にオブジェクトとして展開される。704はイベ
ントオブジェクトポインタ記憶領域で、ユーザによって
選択された、又はこの情報機器がユーザからの何らかの
入力により抽出した1つ以上のイベントオブジェクトヘ
のポインタをリスト形式で記憶している。705は抽出
キーワード記憶領域で、本実施例の情報機器の検索用キ
ーワード抽出手段(図1の118に格納されている)に
より抽出された1つ以上のキーワードをリスト形式で記
憶している。709はマルチメディアデータ記憶領域
で、静止画像、動画像、テキストデータ、音声データ等
のマルチメディアデータを記憶している。
【0024】抽出キーワード記憶領域705は、更に以
下のデータを記憶している。
【0025】707はイベントオブジェクトの有するテ
キストデータから、検査に用いるキーワードを抽出する
際にテンポラリに用いられるTempStrMemである。本実施
例では、TempStrMemは50バイト(50文字分)のメモ
リ空間を有しており、その先頭アドレスはポインタP2
で指示されている。本実施例では、1キャラクタは1バ
イトで表現されるものとするため、各キャラクタへのア
ドレッシングは1バイト単位で行なわれる。また、後述
するポインタP1,P2も同様にして、1バイト単位で
アドレッシングするものとする。706は抽出された1
つ以上のキーワードをリスト形式で記憶する抽出キーワ
ードリストで、抽出された各キーワードはTempStrMemと
同様に、50キャラクタまで記憶できる容量をもち、そ
の内の抽出キーワード1の先頭番地は(P2+50)で指示
される。
【0026】図3は、本発明の第1実施例の情報機器の
機能構成を示す機能ブロック図である。この第1実施例
では、各手段はマルチタスクのオペレーティングシステ
ムの管理の下で動作し、矢印で示される各手段間の引数
を伴ったメッセージング(通知のやり取り)もまた、オ
ペレーティングシステムを介して行なわれるものとす
る。
【0027】図3において、各処理手段からの通知は、
処理管理手段格納領域116に格納される処理管理手段
601が集中して管理しており、処理管理手段601
は、各手段からの通知に応じて、適切な通知を適切な処
理手段に送信することにより、各処理手段の処理順序を
管理している。602はデータ記憶手段で、データ格納
領域120に相当している。図3に示す全手段はオペレ
ーティングシステムを介して、データ記憶手段602へ
のデータの書き込み、及びデータの読み出しができる。
入力機器コントローラ105及び入力機器106を備え
た入力手段603は、ユーザからの入力を受付けて処理
管理手段601に入力情報を送信する。
【0028】表示機器コントローラ107および表示機
器108を有する表示手段604は、処理管理手段60
1からの要求に応じて各種情報を、各種情報の表示形態
として適切な表示形態で表示する。スケジュール管理手
段格納領域117に格納されるスケジュール管理手段6
05は、ユーザが入力したスケジュールを管理するため
の手段である。ユーザが入力手段603によって入力し
たスケジュールデータは、処理管理手段601を介して
スケジュール管理手段605に渡される。このスケジュ
ール管理手段605は、このスケジュールデータをイベ
ントオブジェクト記憶領域703にストアする。また、
ユーザからスケジュール表示の要求があった時には、そ
の要求されたスケジュールデータをイベントオブジェク
ト記憶領域703より検索し、その検索されたデータは
表示手段604に表示される。
【0029】以上601,602,603,604,6
05の各手段を含むブロック607は、スケジュール管
理装置としての機能を実現する。
【0030】マルチメディアデータファイル検索手段格
納領域119に格納されるマルチメディアデータファイ
ル検索手段608は、フリーキーワードによって、マル
チメディアデータファイル1〜n(125)の中から目
的とするファイルを検索する。ユーザが入力手段603
にて、キーワードを指定して検索要求を入力すると、処
理管理手段601はマルチメディアデータファイル検索
手段608に、そのユーザが指定したキーワードによる
検索命令を送信する。これを受けたマルチメディアデー
タファイル検索手段608は、マルチメディアデータフ
ァイル1〜n(125)の中から、指定されたキーワー
ドのファイル属性を有するファイルを取り出し、検索フ
ァイル名記憶領域702に、その検索されたファイル名
及びパスを記憶させる。
【0031】処理管理手段601は、入力手段603よ
り入力されたユーザの指示に従って表示手段604をコ
ントロールし、検索されたマルチメディアデータファイ
ルの内容を表示手段604に表示させる。以上601,
602,603,604,608,609の各手段を含
むブロック610は、フリーキーワードにより検索表示
を行うデータベース装置としての機能を実現する。
【0032】611は検索用キーワード抽出手段であ
り、任意長のテキストデータから単語を切り出すことに
より、検索に用いるキーワードを自動的に抽出し、デー
タ記憶手段602を介して、マルチメディアデータファ
イル検索手段608に自動抽出された検索用キーワード
を渡す。
【0033】図4は、本実施例の情報機器の表示手段6
04に表示される基本グラフィカルユーザーインターフ
ェース(GUI1)の一例を示す図である。
【0034】図4に示すように、GUI1はカレンダの
体裁をなしている。本実施例の情報機器を立ちあげる
と、その立ち上げた日付を含むカレンダが表示される。
本実施例においては、1994年3月24日に、この情
報機器が立ち上げられたものとしており、1994年3
月のカレンダが表示されている。
【0035】図4において、201はカレンダの外枠を
示し、フレーム202は一日の単位を示し、日付と、そ
の日付にイベントが存在すれば、そのフレーム202に
そのイベント名が表示される。フレーム208は、この
機器が立ち上げられた日付、即ち、1994年3月24
日が選択されていることを示している。この情報機器が
立ち上げられて初めてGUI1が表示される時には、こ
のように24日が選択された状態となるが、ユーザはマ
ウスカーソルを任意の日付に持ってゆき、そこでマスク
のボタンをクリックすることによって、任意の日付を選
択することができる。
【0036】PrevMonthボタン203をクリックする
と、GUI1は前の月のカレンダの表示に変更される。
またNextMonthボタン204をクリックすると、次に付
のカレンダ表示に変更される。また、PrevYearボタン2
05をクリックすると、GUI1は前年度同月のカレン
ダに、NextYearボタン206をクリックすると、次年度
同月のカレンダ表示に変更される。Find MM Dataボタン
207については後述する。
【0037】更に、ユーザが任意の日付をダブルクリッ
クするとGUI1は非表示となり、その代わりに図5に
示すGUI2が表示される。GUI2では、GUI1に
おいてダブルクリックされた日付(本実施例では199
4年3月24日がダブルクリックされたものとする)が
有するイベントのイベント名と場所を時刻の順で表示す
る。
【0038】図5において、301はGUI2の外枠を
示し、302はイベントが選択されていることを示す選
択枠を示している。本実施例においては、時刻1=1
0:00、場所=Nakameguro(中目黒)、イベント名=
Visit Mitsutomo company(みつもと社訪問)である
イベントが選択された状態にある。303は、ユーザが
新しいイベントを入力する際にクリックするNewEventボ
タンである。このNewEventボタン303をクリックする
ことにより、ユーザーインターフェースGUI2の表示
が消え、その代わりに図6に示される様な、グラフィカ
ル・ユーザーインターフェースであるGUI3が表示さ
れる。ユーザはこのユーザーインターフェースを用いて
新しいイベントを入力することができる。
【0039】DelEventボタン304をクリックすると、
選択枠302により選択されているイベントデータが削
除される。BackToCalボタン305をクリックすると、
GUI2の表示が消えて、その代わりにGUI1が表示
される。尚、Find MM Dataボタン306については後述
する。
【0040】次に図6について説明する。図6で示され
るGUI3はイベントの全てのフィールド値を表示して
おり、ユーザはGUI3上で各フィールドを編集するこ
とができる。
【0041】図6において、401はイベント名を表
示、入力するためのテキストフィールドである。402
は場所を表示、入力するためのテキストフィールドであ
る。ここで“場所”とは、イベント名で示されるイベン
トが起こる場所を示している。403は、時刻1を表示
入力するためのテキストフィールドである。ここで、時
刻1は、イベント名で示されるイベントの始まる時刻を
示している。404は時刻2を表示、入力するためのテ
キストフィールドである。ここで時刻2は、イベント名
で示されるイベントが終了する時刻を示している。40
5は、そのイベントの詳細を表示、入力するためのテキ
ストフィールドである。ここでイベントの詳細とは、そ
のイベント名で示されるイベントのより詳しい内容をユ
ーザが不定長のテキストデータとして入力する。406
はBackToCalボタンであり、このボタン406をクリッ
クすることにより、GUI3は消えて、その代わりにG
UI1が表示される。
【0042】GUI3上で、ユーザはキーボード、マウ
ス等の入力機器106を用いて各フィールドを編集する
ことができる。この編集結果は、イベントオブジェクト
記憶領域703に記憶され、ユーザからの保存の指示が
あった時、または情報機器の電源がオフされて処理が終
了する際に、スケジュール管理データファイル124に
保存される。
【0043】図7は、本実施例の情報機器がスケジュー
ルデータからマルチメディアデータを検索した際に、検
索したマルチメディアデータが表示されるためのグラフ
ィカルユーザーインターフェース(GUI4)による表
示例を示す図である。
【0044】図7において、501は検索された静止画
像を示し、動画像、テキストデータ等が表示されるビュ
ーである。Quitボタン504をクリックするとGUI4
による表示が消えて、その代わりにGUI4が表示され
る直前のGUIが表示装置108に表示され、検索結果
を表示するモードを終える。また、PrevInfoボタン50
5をクリックすると、図2の検索ファイル名リストにお
いて、1つ上にリストされているファイルを表示する。
尚、現在表示中のファイルがリストの先頭ファイルなら
ば、現在表示中のファイルを表示し続ける。また、Next
Infoボタン506をクリックすると、図2のリストにお
いて1つ下にリストされているファイルを表示する。
尚、現在表示中のファイルがリストの最後尾のファイル
ならば、その表示中のファイルを表示し続ける。
【0045】以下、本実施例の情報機器の具体的な動作
を図1〜図10を参照して、より詳しく説明する。
【0046】ユーザがこの情報機器の電源を投入する
と、ROM110が有する初期化プログラムが実行さ
れ、この情報機器に必要な初期化処理を行う。この初期
化処理が終了すると、オペレーティングシステムファイ
ル122がオペレーティングシステム格納領域115に
読み込まれ、ユーザからのイベント待ち状態となる。ユ
ーザが入力機器106により、この情報機器の機能を使
用することを要求とすると、オペレーティングシステム
は不揮発性記憶媒体114より処理手段記述ファイル1
23を読み込み、これを処理管理手段601、スケジュ
ール管理手段605、検索用キーワード抽出手段61
1、およびマルチメディア・データファイル検索手段6
08に展開して、それぞれRAM120の116〜11
9の各領域に格納する。この時点で各領域に格納されて
いる各手段は、送受信およびそれぞれに定められた処理
を行う手段として情報機器上で有効となる。
【0047】以下、説明を簡単にするため図3に示す機
能構成を参照して説明する。図3で示される各手段は、
全て図1に示す基本構成により実現され、図3の各手段
と図1の基本構成との対応関係については、以下に適宜
説明する。
【0048】図3の各手段が有効になると、まず、処理
管理手段格納領域116に格納されている処理管理手段
601が、スケジュール管理手段格納領域117に格納
されているスケジュール管理手段605に対し、スケジ
ュールデータの読込み命令を示す通知を送信する。この
通知を受けたスケジュール管理手段605は、不揮発性
記憶媒体114からスケジュール管理データファイル1
24をロードする。そして、このファイル124より、
スケジュールデータに応じてスケジュールに含まれるイ
ベントのオブジェクトを生成し、これをイベントオブジ
ェクト記憶領域703にストアする。これと共に処理管
理手段601は、全てまたは一部のイベントの情報を表
示手段604によりGUI1上に表示した後、ユーザか
らの入力待ちとなる。その後、ユーザから入力手段60
3を使用して入力があったときには、処理管理手段60
1が、ユーザからの入力に応じて図3の各手段を制御す
ることにより、本実施例の情報機器は前述のGUI1〜
GUI3の説明の通り動作する。
【0049】ユーザが各グラフィカル・ユーザーインタ
ーフェース上において、Find MM Dataボタン(図4の2
07、図5の306、および図6の407)をクリック
すると、この情報機器はスケジュールデータから自動的
にキーワードを抽出して、マルチメディア・データファ
イルの検索を行う。
【0050】このときの処理手順を図8および図9のフ
ローチャートを参照して詳しく説明する。
【0051】ユーザが入力機器106にて、Find MM Da
taボタンをクリックすると、処理管理手段601は、Fi
nd MM Dataボタンが押下されたことを示す通知を受け
て、図8に示す手順通りにステップS1より処理を開始
する。
【0052】まず、ステップS1において、処理管理手
段601は、図2の状態記憶領域701を参照して、現
在の選択が時間帯により指定されているか否かを判断
し、もし時間帯により指定されていればステップS4へ
処理を進める。また、もし時間帯により指定されていな
ければステップS2に処理を進める。尚、本実施例にお
いて、時間帯は「ある時刻からある時刻まで」というよ
うに表現されるものとする。例えば本実施例において、
時間帯により指定された選択状態というのは、図4のG
UI1において、フレーム206によって、日付が選択
されている状態に相当している。つまり、図4において
は1994年3月24日が選択されているので、時刻:
1994年3月24日0時00分00秒より、1994
年3月24日23時59分59秒までの時間帯が指定さ
れており、この時間内の任意の時刻を含むイベントが全
て選択状態となっている。ここで、“イベントがある時
刻を含む”という言葉は イベント1の時刻1 ≦ A < イベント1の時刻2 ならば イベント1は時刻Aを含む と定義する。
【0053】また、時間帯A内の任意の時刻tがイベン
ト1に含まれているとき、“時間帯Aはイベント1を含
む”と定義する。
【0054】ステップS2においては、スケジュール管
理手段605に対して、現在の選択がイベント直接指定
により選択されているか否かを問い合わせる。スケジュ
ール管理手段605は状態記憶領域701参照して、現
在の選択がイベント直接指定により選択されているか否
かを判断し、その結果を処理管理手段601に返答す
る。この返答を受けた処理管理手段601は、もしイベ
ント直接指定により指定されていればステップS3へ処
理を進める。ここで、イベント直接指定とは、1つ以上
のイベントを、イベント名を指定することにより直接に
選択する選択の仕方である。本実施例においては図5の
GUI2において、選択枠302により選択されている
イベント(図5においてはイベント名“Visit Mitsuto
mo company.”のイベント)がイベント直接指定により
選択されている。
【0055】また、もしステップS2の判断結果が“N
o”であった場合にはステップS11に進み、検索すべ
き対象が特定できないのでエラーメッセージの表示要求
通知を表示手段604に送信する。そして、処理管理手
段601がFind MM Dataボタンを押したことを示す通知
を受けた際の処理手順を終了する。
【0056】また時間帯の指定によるステップS4で
は、スケジュール管理手段605に対して、指定された
時間帯を含むイベントの検索要求を示す通知を送信す
る。スケジュール管理手段605は、このイベント検索
要求の通知を受けると、指定された時間帯に含まれるイ
ベントを、イベントオブジェクト記憶領域703より検
索する。そして、この検索されたイベントヘのポインタ
を全てイベントオブジェクトポインタ記憶領域704に
ストアした後、検索終了を示す通知を処理管理手段60
1に送信する。
【0057】一方、処理管理手段601はステップS4
にて検索要求通知を送信した後、ステップS5で、スケ
ジュール管理手段605から検索終了通知があるか否か
を判断するループに入る。検索終了通知がないときは再
びステップS5の処理を行い、検索終了通知を受けると
ステップS6に処理を進める。
【0058】イベントが直接指定されたステップS3で
は、スケジュール管理手段605に対して、イベント直
接指定により選択状態にあるイベントのポインタを、イ
ベントオブジェクトポインタ記憶領域704にストアす
るように要求する通知を送信する。次にステップS6に
進み、処理管理手段601は、検索用キーワード抽出手
段611に対して検索用キーワード抽出手段611の実
行要求を示す通知を送る。その後ステップS7で、検索
用キーワード抽出処理の終了を告げる通知があるかない
かを判断し、通知がないときには再びステップS7に処
理を戻す。そして検索の終了を示す通知があった時はス
テップS7からステップS8に進む。
【0059】ここで、検索用キーワード抽出手段611
による検索用キーワード抽出処理手順について図9のフ
ローチャート及び図2のメモリマップを参照して詳しく
説明する。
【0060】検索用キーワードを抽出手段611は、処
理管理手段601より、検索用キーワード抽出処理の実
行要求を示す通知を受けると、まずステップS21で、
切り出された文字(抽出されたキーワード)の個数をカ
ウントするための変数(Count)に“0”を代入する
(本実施例では、イベントオブジェクトの有するストリ
ングから切り出された単語全てを抽出キーワードとして
扱うものとするので、切り出された単語=抽出キーワー
ドとなる)。次にステップS22に進み、図2のイベン
トオブジェクトポインタ記憶領域704のイベントオブ
ジェクトリストを参照して、未処理のイベントがあるか
どうかを判断する。未処理イベントがなくなればステッ
プS30に進み、検索用キーワード抽出処理を終了す
る。
【0061】またステップS22において、未処理イベ
ントがある場合はステップS23に進み、次に処理すべ
きイベントオブジェクト(処理対象イベント)のポイン
タを取得する。次にステップS24に進み、処理対象イ
ベントのイベント名文字列の先頭文字へのポインタを取
得し、このポインタをP1とする。つまり、ポインタP
1は、1バイトで表現されるキャラクタ(文字)のアド
レスを指定するためのポインタである。以下で用いられ
る記号P2、P3もまったく同様にキャラクタヘのポイ
ンタを示している。次にステップS25に進み、図10
のフローチャートで示される単語切り出し処理を実行す
る。
【0062】この単語切り出し処理では、まずステップ
S31で、変数P3にポインタP2の値を代入する。こ
こで、ポインタP2は図2で示されるように、50個の
キャラクタを保持する連続領域TempStrMemの先頭アドレ
スを示している。ここで、TempStrMem領域の大きさは、
本実施例では50キャラクタ分としているが、このメモ
リ容量はこれに限定されるものでなく、100バイトで
も200バイトでも構わない。つまり、キーワードとし
て用いる文字列中の文字の個数として最大の個数に対し
て十分な領域の大きさであれば良い。本実施例では、こ
の容量を50バイトとしたので、抽出できるキーワード
は50文字以下の文字列に制限されている。
【0063】次にステップS32に進み、現在のポイン
タP1で指示されるキャラクタが、英大文字“A〜Z”
または英小文字“a〜z”までの文字に該当しているか
どうかを判断している。これら英文字に該当する時(ポ
インタP1で指示されるキャラクタが“A〜Z”または
“a〜z”までの文字である)はステップS33に進
み、ポインタP1で指示されるキャラクタを、ポインタ
P3で指示されるメモリに複写する。次にステップS3
4に進み、ポインタP3を1だけインクリメントする。
【0064】一方、ステップS32で、ポインタP1の
示すキャラクタが“A〜Z”または“a〜z”までの文
字でないときはステップS35に進み、P3==P2か
否かを判断する。もし、P3==P2ならばステップS
38に進むが、そうでない時はステップS36に進み、
カウンタCountを+1(Count=Count+1)する処理をした
後(切り出し単語のカウンタを1つだけインクリメント
した後)、ポインタP2よりポインタP3までの文字列
を、ポインタP2+(Count×50)のアドレスを先頭
として複写する。そして最後に、NULL(ヌル)文字(一
連の文字列の終わりを告げるためのコード)を付け加え
る。次にステップS37に進み、ポインタP3にポイン
タP2の値を代入(P3=P2)し、ポインタP3をTe
mpStrMemの先頭番地に戻して、次の単語切り出しに備え
る。
【0065】次にステップS38に進み、ポインタP1
がストリングの最後の文字を指しているかどうかを判断
し、最後の文字でない場合にはステップS39に進み、
ポインタP1=P1+1としてポインタP1を1つだけ
インクリメントしてステップS32に戻り、再び単語の
切り出しを行う。
【0066】またステップS38で最後の文字と判定さ
れたときはステップS40に進み、P3==P2か否か
を判定する。P3==P2であるときは処理を終了する
が、そうでない時はステップS41に進み、前述したス
テップS36と全く同様の処理を行う。その後、ステッ
プS42で、ポインタP3にポインタP2の値を代入
し、そして処理を終了する。
【0067】尚、第1実施例における単語の切り出し
は、英語のテキストデータに対する例で説明した。しか
しながら、第1実施例はこれに限らず、他の言語におい
てもその言語に応じた何らかの単語切り出し手法を用い
れば良い。
【0068】以上のようにステップS25にて、図10
のフローチャートで示された処理手順の通りに単語切り
出し処理を実行した後、ステップS25にて、処理対象
イベントの“場所”フィールドの文字列の先頭文字アド
レスを取得し、このアドレスをポインタP1にセットす
る。次にステップS27にてステップS25と同様の単
語切り出し処理を実行する。
【0069】次にステップS28に進み、処理対象イベ
ントの“詳細”フィールドの文字列の先頭文字アドレス
を取得し、このアドレスをポインタP1にセットする。
次にステップS29に進み、ステップS25と同様に単
語切り出し処理を実行する。これらの処理が終了すると
ステップS22に戻り、イベントリストを参照して、未
処理のイベントがあるかどうかを判断する。未処理イベ
ントがなくなればステップS30に進み、検索用キーワ
ード抽出処理が終了したことを処理管理手段601に通
知した後、処理を終了する。
【0070】この時点において、ユーザが時間帯指定に
より選択した全てのイベント、又はユーザがイベント直
接指定により選択した全てのイベントの有するイベント
名、場所、詳細の文字列に含まれる単語が全て切り出さ
れて、抽出キーワードとして抽出キーワードリスト70
6にリストされたこととなる。
【0071】こうして図9に示すフローチャートで示さ
れる処理手順が終了すると、図8のステップS7の判断
が“Yes”となり、処理管理手段601はステップS8
に進む。ステップS8において、処理管理手段601は
マルチメディアデータファイル検索手段608に対し
て、抽出キーワードリスト706に記されているキーワ
ードを用いてマルチメディアデータの検索を行うことを
要求する通知を送る。この後、ステップS9において、
マルチメディアデータファイル検索手段608によるマ
ルチメディアデータファイル検索処理の終了の通知があ
るかないかを判断する。ステップS9ではこの通知を受
取るまで処理を繰り返し、受取るとステップS10に進
んで、その検索結果を表示手段604を用いて表示す
る。
【0072】マルチメディアデータファイル検索手段6
08は、処理管理手段601よりマルチメディアデータ
ファイルの検索要求を受けると、抽出キーワードリスト
706にリストされているキーワードを用いてマルチメ
ディアデータファイル格納手段609より、キーワード
検索を行い、検索結果として得られるマルチメディアデ
ータファイルのパスおよびファイル名を検索ファイル名
記憶領域702(図2)に格納する。その後、処理管理
手段601に対して、マルチメディアデータファイル検
索処理の終了を告げる通知を送信して処理を終了する。
マルチメディアデータファイル検索手段によるマルチメ
ディアデータファイル検索処理の詳細については本実施
例においては割愛したが、従来のキーワード検索を行う
データベースソフトウェアの処理手順の通りでかまわな
い。
【0073】マルチメディアデータファイル検索手段6
08が検索終了通知を送信するとステップS10に進
み、検索ファイル名記憶領域702に検索結果としてリ
ストされているマルチメディアデータを図7のGUI4
上に表示する。前述した通りに、PrevInfo505および
NextInfo506の各ボタンに対するユーザの入力に従っ
てマルチメディアデータの表示をした後、ユーザがQuit
ボタン504を押した時点で、ステップS10における
検索ファイルの表示処理を終了して、図8のフローチャ
ートで示される処理手順を終了する。
【0074】[第2実施例]図11は、本発明の第2実
施例の情報機器の機能構成を示すブロック図である。
【0075】本発明の第2実施例による情報機器は、L
AN(ローカルエリアネットワーク)636によってデ
ータベースサーバ1801と接続されており、このLA
N636を介してデータベースサーバ1801より検索
を行うことが可能なクライアントとしての機能を果たし
ている。また、テキストデータ管理編集手段623、デ
ータベースサーバ検索管理手段628とともに、検索用
キーワード抽出手段633および不適切キーワード辞書
635を備えることにより、ユーザは編集中のテキスト
データに含まれる単語を入力することなく、必要とする
マルチメディアデータファイルをデータベースサーバ1
801より検索し、検索結果を示すファイルの内容を表
示して見ることができる。
【0076】また、不適切なキーワード辞書635を参
照することによって適切なキーワードによる検索を行う
ので、LAN636のトラフィックを減少させ、データ
ベースサーバ1801の負荷を減ずることができる。な
お、この第2実施例では、前述の第1実施例と同様に、
記号はC言語の表記を用いる。
【0077】ユーザは通常ワープロセッサとして第2実
施例の情報機器を利用し、必要に応じてワープロセッサ
の管理する任意の長さの文字列を指定して、この情報機
器に対して検索を要求する。これにより情報機器は上記
文字より、自動的に検索用キーワードを抽出して、LA
N636上のデータベースサーバからマルチメディアデ
ータを検索し、検索結果を表示手段625に表示する。
【0078】図12は、LAN636を介してデータベ
ースサーバ1801と複数のクライアント1802とが
接続されている状態を示している。
【0079】この第2実施例の情報機器は、複数のクラ
イアント1802の内の1つのクライアントとしてLA
N636に接続されているものとする。データベースサ
ーバ1801は、大量のマルチメディアデータを蓄積し
ている。このデータベースサーバ1801は、クライア
ント1802よりキーワードとともにマルチメディアデ
ータ検索要求を受けると、そのキーワードに該当するマ
ルチメディアデータを検索し、その検索したデータをク
ライアントに送信する。この第2実施例では、図12に
示すようにLAN636が構成されているが、この情報
機器がデータベースサーバ1801と通信路を通じて情
報のやり取りができれば、LAN636の構成はどのよ
うであっても構わない。
【0080】図13は第2実施例の情報機器の機能構成
を示すブロック図で、前述の第1図と共通する部分は同
じ番号で示し、その説明を省略する。
【0081】図13において、114aは不揮発性記憶
媒体であり、この情報機器の総合的管理を行うためのオ
ペレーティングシステムが記述されたオペレーティング
システムファイル122、情報機器がテキスト編集管
理、キーワード抽出、およびデータベースサーバ検索を
行う際、どのような処理手順を実行するかを記述してい
る処理手順記述ファイル123、検索用キーワード抽出
処理を行う際に利用されている不適切キーワード辞書フ
ァイル635、またユーザが行なったテキストの編集結
果であるテキストデータファイル1〜n(1028)を
格納している。またRAM112aは、オペレーティン
グシステム格納領域115、処理管理手段格納領域11
6、テキストデータ編集管理手段格納領域1020、検
索用キーワード抽出手段格納領域118、データベース
サーバ検索管理手段格納領域1022、データ格納領域
120、およびその他の領域121を備えている。10
16は通信機器であり、LAN636を介してデータベ
ースサーバ1801とデータ及びコマンドの送受信を行
う。1015は通信機器1016をコントロールする通
信機器コントローラである。
【0082】図14は本発明の第2実施例の情報機器に
おけるデータ格納領域120の、より詳しいメモリマッ
プを示す図である。
【0083】図14(a)において、1101は情報機
器の各手段が作業エリアとして使用するためのワークエ
リアである。1102は選択文字列記憶領域で、ユーザ
が入力機器106を用いて選択した文字列を記憶し、通
常、ユーザが一度に編集を行うテキストデータの長さと
して十分な長さのテキストデータを記憶できる容量を有
している。この第2実施例において、選択文字列記憶領
域1102は1Mバイトのメモリ空間を持ち、その先頭
アドレスはSSPであり、選択文字列の最後には文字列
の終わりを告げるための特殊記号であるヌル文字が追加
されている。1103は切り出し単語リスト記憶領域で
ある。
【0084】図14(b)は、切り出し単語リスト記憶
領域1103のより詳しいメモリマップを示す図であ
る。
【0085】切り出し単語リスト記憶領域1103は、
図示の通り、選択文字列より切り出す単語のリストであ
り、各切り出し単語に対して50キャラクタ分のメモリ
空間を有している。そして、その先頭アドレスはDWP
であり、切り出し単語リストの最後には特殊記号“Endo
fWordList”が記憶されている。この第2実施例におい
ても第1実施例と同様に、1キャラクタは1バイトで表
現されるものとするため、キャラクタヘのポインタ変数
として後に用いるポインタP1によるキャラクタヘのア
ドレッシングは、1バイト単位で行われるものとする。
【0086】図14(c)は、抽出キーワードインデッ
クスリスト記憶領域1104のメモリマップを示す図
で、切り出し単語リストの中で、キーワードとして用い
るべきであると判断した単語のインデックス(2バイト
で表現される整数値)をリスト形式で記憶している。そ
の先頭番地はDKPで、リストの最後には、最後である
ことを示すための特殊記号“EndoOfKWI”が記憶されて
いる。1105はマルチメディアデータ記憶領域であ
り、抽出されたキーワードに基づく検索の結果、得られ
たマルチメディアデータを通信手段を介して受信する
と、その受信データがここに格納される。
【0087】図11は、第2実施例の情報機器に設けら
れた各手段を論理ブロックで示した機能ブロック図であ
る。この第2実施例において、各手段はマルチタスクの
オペレーティングシステムの管理の下で動作し、矢印で
示される各手段間の引数を伴ったメッセージング(通知
のやり取り)もまた、オペレーティングシステムを介し
て行なわれる。
【0088】図11において、各処理手段からの通知
は、図13の処理管理手段格納領域116に格納される
処理管理手段621が集中して管理しており、処理管理
手段621は、各手段からの通知に応じて、適切な通知
を適切な処理手段に送信することにより、各処理手段の
処理順序を管理している。622はデータ格納領域12
0に相当するデータ記憶手段であり、図11の全手段は
オペレーティングシステムを介して、データ記憶手段6
22へのデータの書き込み、及び読み出しができる。入
力機器コントローラ105及び入力機器106を備えた
入力手段624は、ユーザからの入力を受付けて処理管
理手段621に入力情報を送信する。表示機器コントロ
ーラ107及び表示機器108を有する表示手段625
は、処理管理手段621からの要求に応じて各種情報の
表示を各種情報の表示形態として適切な表示形態で表示
する。テキストデータ編集管理手段格納領域1020に
格納されるテキストデータ管理編集手段623は、ユー
ザによりテキストデータの編集を管理し、またユーザの
指示に従ってテキストデータを不揮発性の記憶媒体であ
るテキストデータ格納手段626に格納したり、またそ
こから取出すことができる。
【0089】以上の手段621〜625を含むブロック
627は、従来のワープロセッサとしての機能を実現し
ている。
【0090】1801はデータベースサーバであり、こ
の情報機器とLAN636(有線、および無線)を介し
て接続される。629は通信手段であり、通信機器10
16及び通信機器コントローラ1015とを備えてい
る。628はデータベースサーバ検索管理手段で、デー
タベースサーバ1801との規約に基づいて、通信手段
929を制御し、処理管理手段621が指定したキーワ
ードを用いてデータベースサーバ1801に検索要求を
発信する。こうして得られた検索結果ファイルをデータ
ベースサーバ1801より受信して、この結果を処理管
理手段621に伝える。
【0091】以上の各手段621,622,624,6
25,628,629,636を含むブロック631
は、従来のデータベースクライアントマシーンが有する
手段であり、従来のデータベースクライアントマシーン
としての機能が実現される。
【0092】また、図13における不適切キーワード辞
書635は、検索に用いるキーワードとして不適切な単
語に対する辞書である。本実施例においては、形容詞、
動詞、副詞、前置詞、接続詞、助動詞、間投詞、代名
詞、接頭辞、接尾辞、結合辞、複合要素、定冠詞、不定
冠詞、および抽象名詞等の品詞をもつ単語をキーワード
として用いるには不適切な単語としており、これらの品
詞に属する単語を辞書として記載している。この第2実
施例においては、上記品詞に属する単語をキーワードと
して用いるのには不適切な単語としているが、他の品
詞、例えば普通名詞等においても、キーワードとして用
いるのが不適切な単語であれば、この辞書635に登録
しても良い。633は検索用キーワード抽出手段であ
り、テキストデータ(文字列)を受け取ると、まずこの
文字列から単語を切り出して、切り出し単語リストを作
成する。切り出し単語リストの中で、不適切キーワード
辞書635を参照して、不適切キーワード辞書に登録さ
れていない単語を捜して、これ(これら)を文字列より
抽出したキーワードとして、抽出キーワードインデック
スリスト(図14(c))に登録する。
【0093】図15は、第2実施例の情報機器におい
て、ユーザがテキストデータを編集する際に、表示機器
108に表示されるユーザーインターフェース例を示す
図である。
【0094】図15において、1201はユーザがテキ
ストの入力を行うためのテキストフィールドである。テ
キストフィールド中のグレイの部分1202は文字列が
選択状態にあることを示す。ユーザはテキストフィール
ド内でマウスをドラッグすることにより、文字列を選択
状態とすることができる。1203は、Find MM Dataボ
タンであり、このボタン1203をクリックすることに
より、この情報機器に対して検索開始を指示することが
できる。
【0095】以下、第2実施例の情報機器の具体的な動
作を図11〜図19を参照して、より詳しく説明する。
【0096】ユーザが情報機器の電源を投入すると、R
OM110が有する初期化プログラムが実行され、この
情報機器に必要な初期処理を終えた後、オペレーティン
グシステムファイル122がオペレーティングシステム
格納領域115に読み込まれて、ユーザからのイベント
待ち状態となる。いま、ユーザが入力機器106により
情報機器の機能を使用することを要求すると、オペレー
ティングシステムは処理手段記述ファイル123を読み
込み、これを図11の処理管理手段621、テキストデ
ータ編集管理手段623、検索用キーワード抽出手段6
33及びデータベースサーバ検索管理手段628に展開
して、それぞれ処理管理手段格納領域116、テキスト
データ編集管理手段格納領域1020、検索用キーワー
ド抽出手段格納領域1021、データベースサーバ検索
管理手段格納領域1022の各領域に格納する。この時
点で各領域に格納されている各手段は、通知の送受信お
よび夫々に定められた処理を行う手段として、この第2
実施例の情報機器上で有効となる。
【0097】以下、説明を簡単にするため図11の機能
構成を主に用いて説明するが、図11で示される各手段
は、全て図13の構成により実現されている。これら図
11の各手段と図13の構成との対応関係については以
下で適宜説明する。
【0098】初期化手順を終えて図11の各手段が有効
になると、本情報機器はユーザからの入力待ち状態とな
る。ユーザが入力手段624により、テキストデータフ
ァイル1〜n(1028)の中から選択したテキストデ
ータファイルの編集を行うことを要求すると、図15に
示すようなユーザーインターフェース上に、選択された
ファイルのテキストデータが表示手段625により表示
される。この表示されているテキストデータの中から、
ユーザがマウスのドラッグ操作によって任意の長さの文
字列を選択して、Find MM Dataボタン1203をクリッ
クすると、本情報機器は選択文字列よりキーワードを自
動的に抽出して、この(これらの)キーワードを用いて
データベースサーバ1801よりマルチメディアデータ
の検索を行う。
【0099】以下、ユーザがFind MM Dataボタン120
3をマウスクリックすることにより検索を要求した際の
第2実施例における本情報機器の具体的な動作を、図1
1〜図19を参照して具体的に説明する。
【0100】ユーザが入力手段624によりFind MM Da
taボタン1203をマウスクリックすると、入力手段6
24は、この情報を処理管理手段621に通知する。こ
の通知を受けた処理管理手段621は、図16のフロー
チャートに従って処理を行う。
【0101】処理管理手段621は、まずステップS5
1で、検索用キーワード抽出手段633に対して、検索
用キーワード抽出処理の実行要求を示す通知を送信す
る。次にステップS52に進み、検索用キーワード抽出
処理の終了が通知されたかを調べ、通知があるとステッ
プS53に進む。
【0102】ここで、図17のフローチャート及び図1
4のメモリマップ図を参照して、検索用キーワード抽出
手段633により検索用キーワードを抽出する処理手順
について説明する。
【0103】検索用キーワード抽出手段633は、処理
管理手段621より検索用キーワード抽出処理の実行要
求を示す通知を受けると、まずステップS61で、図1
9のフローチャートで示される通りの単語切り出し処理
を実行する。
【0104】この単語切り出し処理では、まずステップ
S81にて、キャラクタへのポインタ変数P1に初期値
として、選択文字列記憶領域1102の先頭アドレスで
あるSSPを代入する。次にステップS82に進み、1
6ビットで表現される整数型の変数IndexAに初期値とし
て“0”を代入する。次にステップS83に進み、変数
offsetに“0”を代入する。ここで、変数offsetは整数
型の変数であるが、キャラクタ型のポインタとの加減算
が可能であり、例えば(DWP+offset)は、DWPより
も変数offsetの示すバイト先のメモリバイトを示すポイ
ンタとする。次にステップS84の判断ステップで、ポ
インタP1番地のキャラクタが“a〜zまたはA〜Z”
かどうかを判断する。もし、ポインタP1の番地のキャ
ラクタが“a〜zまたはA〜Z”ではない時はステップ
S87に進む。
【0105】また、もしポインタP1番地のキャラクタ
が“a〜zまたはA〜Z”である時はステップS85に
進み、ポインタP1が指す番地の内容を“DWP+IndexA
×50+offset”番地に複写する。次にステップS86に
進み、変数offsetの内容を1つインクリメント(offset
=offset+1)する。
【0106】一方、ステップS84で、ポインタP1の
番地のキャラクタが“a〜zまたはA〜Z”ではない時
はステップS87に進み、変数offsetの値が“0”か否
かを判断する。“0”であればステップS90に進む
が、そうでない時はステップS88に進み、“DWP+Ind
exA×50+offset+1”番地にヌル(Null)文字(文字列の
終わりを示す特殊記号)を代入する。次にステップS8
9に進み、IndexAを1つだけインクリメント(IndexA=
IndexA+1)し、さらに変数offsetに“0”を代入(off
set=0)してステップS90に進む。
【0107】ステップS90では、ポインタP1を1つ
だけインクリメント(P1=P1+1)し、ステップS91
ではポインタP1の内容が示す番地の内容がヌルか否か
を判断する。ヌルでない時はステップS84に戻って前
述の処理を実行する。一方、ヌルである時(文字列の最
後の時)はステップS92に進み、変数offsetの値が
“0”か否かを判定する。ここで変数offsetの値が
“0”の時はステップS95に進むが、そうでない時は
ステップS93に進み、“DWP+IndexA×50+offset+
1”番地にヌルを代入する。次にステップS94に進
み、変数IndexAを1つだけインクリメントする。次にス
テップS95に進み、“DWP+IndexA×50”番地にリス
トの最終であることを示す特殊記号(EndOfWordList記
号)を代入して、図19の単語切り出し処理を終了す
る。
【0108】以上、図17のステップS61において、
図19のフローチャートで示される単語切り出し処理を
終了するとステップS62に進み、16ビット整数型の
変数IndexAに初期値として“0”を代入する。次にステ
ップS63に進み、16ビットで示される整数型へのポ
インタ変数PotIntに初期値としてDKPを代入する。次
にステップS64に進み、“DWP+IndexA×50”で示さ
れるメモリの内容が、単語切り出しリストの終わりを告
げる特殊記号“EndOfWordList”か否かを判断する。も
し、“DWP+IndexA×50”で示されるメモリの内容が特
殊記号“EndOfWordList”であればステップS69に進
むが、そうでない時はステップS65に進む。
【0109】ステップS65では、不適切キーワード辞
書635を参照して、“DWP+IndexA×50”からヌルま
での文字列(切り出し単語リストの中で変数IndexAによ
り示される切り出し単語)と同一の単語が不適切キーワ
ード辞書635に登録されているか否かを判断する。
“DWP+IndexA×50”からヌルまでの文字列(切り出し
単語リストの中で変数IndexAにより示される切り出し単
語)と同一の単語が不適切キーワード辞書635に登録
されている場合はステップS68に進むが、“DWP+Ind
exA×50”からヌルまでの文字列(切り出し単語リスト
の中で変数IndexAにより示される切り出し単語)と同一
の単語が不適切キーワード辞書635に登録されていな
い時はステップS66に進み、PtoInt番地のメモリに変
数IndexAの値を代入する。これにより、変数IndexAで示
される切り出し単語を抽出キーワードとして登録する。
次にステップS67に進み、ポインタPtoIntを1つイン
クリメントしてステップS68に進む。ステップS68
では、変数IndexAを1つだけインクリメントしてステッ
プS64に進む。
【0110】一方、ステップS64において、リストの
終わりである時はステップS69に進み、ポインタPtoI
ntの示す番地に、抽出キーワードインデックスリストに
おいてリストの終わりを示す特殊記号“EndOfKWI”を代
入する。次にステップS70に進み、処理管理手段62
1に対して検索用キーワード抽出処理が終了したことを
通知した後、図17のフローチャートで示される検索用
キーワード抽出手段633による検索用キーワード抽出
処理を終了する。
【0111】この検索用キーワード抽出手段633によ
る検索用キーワード抽出処理が終了すると、図16のフ
ローチャートにおけるステップS52での判断がYesと
なってステップS53に進み、処理管理手段621はデ
ータベースサーバ検索管理手段628に対して、抽出し
たキーワードによるデータベース検索の実行要求を通知
する。そしてステップS54で、データベースサーバ検
索管理手段628によるデータベース検索の終了の通知
があるかないかを判断する。通知があるとステップS5
4からステップS55に進み、検索結果を示すマルチメ
ディアデータを表示手段625に表示する。
【0112】次に、データベースサーバ検索管理手段6
28によるデータベースサーバ検索処理手順について図
18のフローチャート及び図14のメモリマップ図を参
照して以下に詳しく述べる。
【0113】データベースサーバ検索管理手段628
は、処理管理手段621より抽出したキーワードによる
データベース検索の実行要求を示す通知を受けると図1
8のステップS71より処理を開始する。まずステップ
S71にて、データベースサーバ630との規約に基づ
いて、データベースサーバ630からマルチメディアデ
ータ検索を行うための検索事前処理を行う。この事前処
理によって、キーワードを指定して検索要求を送信する
だけで検索が行える状態までの処理を行うものとする。
そしてステップS72に進み、16ビットの整数型への
ポインタ変数PtoIntに初期値として、DKPを代入し
て、変数PtoIntを図14(c)の抽出キーワードインデ
ックスリストの先頭に設定する。
【0114】次にステップS73に進み、変数PtoInt番
地の値(*PtoInt)が抽出キーワードインデックスリス
トの終わりを示す特殊記号“EndOfKWI”かどうかを判断
する。ここで、*AはA番地のメモリの内容を示すもの
とする。もし、*PtoInt=EndOfKWIであるならばステッ
プS73からステップS74に進むが、そうでない時は
ステップS76に進む。ステップS76では、通信手段
629をコントロールして、データベースサーバ630
に対して、“DWP+(*PtoInt)×50”番地からヌルまで
の文字列で表される単語(図14(b)における切り出
し単語PtoInt+1)をキーワードとした検索を要求す
る。次にステップS77において、検索されたファイル
が1つ以上ある場合はステップS78に進み、通信手段
629をコントロールして、データベースサーバ180
1から、検索結果のファイルを受信する。そして、その
受信したファイルを図11のデータ記憶手段622のマ
ルチメディアデータ記憶領域1105に格納する。次に
ステップS79に進み、変数PtoIntを1つインクリメン
ト(PtoInt=PtoInt+1)した後、ステップS73の処
理に進む。
【0115】一方、ステップS73における判断がYes
となると、検索すべき検索用キーワードが無くなったこ
とになるのでステップS74に進み、通信手段629を
制御して、データベースサーバ1801との規約に基づ
いた検索終了処理を行う。そしてステップS75に進
み、処理管理手段621に対して、データベースサーバ
検索管理手段628によるデータベースサーバ検索の終
了を通知した後、処理を終了する。
【0116】こうして図18のフローチャートで示され
る、データベースサーバ検索管理手段628によるデー
タベースサーバ検索処理が終了して、データベースサー
バ検索管理手段628から処理管理手段621に対し
て、処理の終了通知が送信される。これにより、図16
のステップS54よりステップS55に進み、ユーザか
らの検索要求に応じてマルチメディアデータ記憶領域1
105に格納されている検索結果のマルチメディアデー
タを表示手段625により表示し、ユーザから検索結果
表示の終了要求を受けると、図16で示される処理を終
了する。
【0117】この第2実施例における情報機器は、LA
N636を介して構内のデータベースサーバと接続され
ているものとしたが、本発明はこれに限定されるもので
なく、公衆電話回線等の通信路を介して外部局からサー
ビスされるデータベースサーバと接続して用いてもよ
い。
【0118】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0119】以上説明したように本実施例によれば、複
数の単語を含むテキストデータ(特に個人スケジュール
のテキストデータ)から、検索に用いるキーワードを自
動抽出してデータファイルの検索ができるため、これま
でのように検索装置に対して、入力機器からキーワード
を打ち込む煩わしさを無くしてデータの検索を行うこと
ができる。
【0120】あるユーザにとって重要な情報は、そのユ
ーザのスケジュールと密接な関係があるので、特に個人
スケジュールのテキストデータから自動的に検索用のキ
ーワードを抽出して検索することにより、そのユーザに
とって、その時点で重要なデータを提供することができ
る。
【0121】また第2実施例における情報機器は、デー
タベースサーバに対して検索を行う前に不適切キーワー
ド辞書を参照して不適切キーワードを除外することによ
り、不必要に検索を行うことがなくなる。これにより、
ネットワークトラフィックを減少し、データベースサー
バの負荷を軽減して、効率のよいデータ検索を行うこと
ができる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ケジュールデータから、検索に用いるキーワードを自動
的に抽出してデータファイルの検索を行うことができる
ので、キーワードを入力する煩わしさをなくしてデータ
の検索を行うことができるという効果がある。
【0123】また本発明によれば、複数の単語を含むテ
キストデータから、検索したい単語の切り出し作業を行
ったりすることなくデータベースの検索を行うことがで
きる効果がある。また本発明によれば、不適切なキーワ
ードによるデータベースサーバへの検索を回避できるた
め、効率良く、データベースサーバを利用することがで
きる。
【0124】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報機器の基本構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の情報機器のRAMに設けられたデー
タ格納領域のより詳しいメモリマップを示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の情報機器の機能構成を示
す機能ブロック図である。
【図4】本実施例の情報機器の表示手段に表示される基
本グラフィカルユーザーインターフェース(GUI1)
の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の情報機器において用いら
れるグラフィカルユーザーインターフェース(GUI
2)の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例の情報機器において用いら
れるグラフィカルユーザーインターフェース(GUI
3)の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例及び第2実施例の情報機器
において用いられるグラフィカルユーザーインターフェ
ース(GUI4)の一例を示す図である。
【図8】本発明の第1実施例の情報機器において、ユー
ザが検索要求を入力した際、処理管理手段が行う処理手
順を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施例の情報機器における検索用
キーワード抽出処理の手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第1実施例の情報機器における単語
切り出し処理の処理手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図11】本発明の第2実施例の情報機器に設けられた
各手段を論理ブロックで示した機能ブロック図である。
【図12】本発明の第2実施例におけるLANの構成を
示す図である。
【図13】本発明の第2実施例における情報機器の基本
構成を示すブロック図である。
【図14】第2実施例におけるデータ格納領域の詳細を
説明するためのメモリマップ図である。
【図15】本発明の第2実施例の情報機器におけるテキ
ストデータ編集用ユーザインターフェースの一例を示す
図である。
【図16】本発明の第2実施例の情報機器において、ユ
ーザが検索要求を入力した際に処理管理手段が行う処理
手順を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明の第2実施例の検索用キーワード抽出
処理の処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図18】本発明の第2実施例におけるデータベースサ
ービス検索管理手段の処理手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】本発明の第2実施例における単語切り出し処
理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 マイクロプロセッサ 112 RAM 114 不揮発性記憶媒体 120 データ格納領域 123 処理手段記述ファイル 124 スケジュール管理データファイル 601,621 処理管理手段 602,622 データ記憶手段 608 マルチメディアデータファイル検索手段 611,633 検索用キーワード抽出手段 629 通信手段 635 不適切キーワード辞書 702 検索ファイル名記憶領域 705 抽出キーワード記憶領域 709 マルチメディアデータ記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−45876(JP,A) 特開 平3−233766(JP,A) 特開 平3−35355(JP,A) 特開 平3−35356(JP,A) 特開 平5−35737(JP,A) 特開 平6−309362(JP,A) 特開 平3−125265(JP,A) 特開 平2−158872(JP,A) 特開 平1−290071(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 170 G06F 17/30 320

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データファイルより所望のデータを検索
    する情報検索装置であって、スケジュールデータを表示するように制御する表示制御
    手段と、 前記表示制御手段により表示されたスケジュールデータ
    の一部分を選択する選択手段と、 データファイルの検索を指示する指示手段と、 前記指示手段によりデータファイルの検索が指示され、
    前記選択手段により前記スケジュールデータの時間情報
    が選択された場合、当該時間情報に関連する前記スケジ
    ュールデータのイベントの内容に基づいて検索用の キー
    ワードを抽出するキーワード抽出手段と、 前記キーワード抽出手段によって抽出された前記キーワ
    ードに基づいて前記データファイルを検索する検索手段
    と、 を有することを特徴とする情報検索装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段により前記スケジュールデ
    ータの時間帯が選択された場合、前記キーワード抽出手
    段は、当該選択された時間帯に含まれるイベントの内容
    に基づいて前記キーワードを抽出することを特徴とする
    請求項に記載の情報検索装置。
  3. 【請求項3】 キーワードとして適切でない単語を記憶
    する不適切キーワード記憶手段を更に有し、 前記キーワード抽出手段は前記不適切キーワード記憶手
    段に記憶されていない単語を前記キーワードとして抽出
    することを特徴とする請求項に記載の情報検索装置。
  4. 【請求項4】 前記データファイルは、マルチメディア
    データを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれ
    か1項に記載の情報検索装置。
  5. 【請求項5】 データファイルより所望のデータを検索
    する情報検索装置による情報検索方法であって、スケジュールデータを表示するように制御する表示制御
    工程と、 前記表示制御工程により表示されたスケジュールデータ
    の一部分を選択する選 択工程と、 データファイルの検索を指示する指示工程と、 前記指示工程でデータファイルの検索が指示され、前記
    選択工程で前記スケジュールデータの時間情報が選択さ
    れた場合、当該時間情報に関連する前記スケジュールデ
    ータのイベントの内容に基づいて検索用の キーワードを
    抽出するキーワード抽出工程と、前記キーワード抽出工程で抽出された前記 キーワードに
    基づいて前記データファイルを検索する検索工程と、 を有することを特徴とする情報検索方法。
  6. 【請求項6】 前記選択工程で前記スケジュールデータ
    の時間帯が選択された場合、前記キーワード抽出工程
    は、当該選択された時間帯に含まれるイベントの内容に
    基づいて前記キーワードを抽出することを特徴とする請
    求項に記載の情報検索方法。
  7. 【請求項7】 キーワードとして適切でない単語を記憶
    しておき、前記キーワード抽出工程では、前記記憶されている適切
    でない単語以外の単語を前記 キーワードとして抽出する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報検索方法。
  8. 【請求項8】 前記データファイルは、マルチメディア
    データを含むことを特徴とする請求項5乃至7のいずれ
    か1項に記載の情報検索方法。
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