JP3191791B2 - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JP3191791B2
JP3191791B2 JP00717099A JP717099A JP3191791B2 JP 3191791 B2 JP3191791 B2 JP 3191791B2 JP 00717099 A JP00717099 A JP 00717099A JP 717099 A JP717099 A JP 717099A JP 3191791 B2 JP3191791 B2 JP 3191791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路の動作を試験
する試験装置と試験対象である回路との間で信号を受け
渡しするプローブカードに関し、特に、試験対象の回路
よりも少ない端子を有する試験装置で該回路の試験を可
能にするプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSI(大規模集積回路)等の動
作を試験するために、試験対象のLSIとLSI試験装
置との間に、信号を受け渡しするプローブカードが設置
される。LSI試験装置は、プローブカードを介してL
SIに試験信号を供給し、試験信号に応答してLSIか
ら出力された信号の電圧を、予め設計段階等で求められ
ている期待値と比較し、LSIが正常に動作しているか
否かを判別する。LSIの動作を試験する際、LSIが
有するピン(端子)の数が比較的少ない場合、LSIの
端子とLSI試験装置の端子を、1対1に対応させるこ
とができる。従って、LSI試験装置は、LSIの各入
力端子に試験信号を供給し、この試験信号に対応してL
SIから出力された複数の出力信号を、それぞれ異なる
端子で受け取ることができる。
【0003】LSIの中には、そのピン数が2000〜
4000ピンを越える超多ピンLSIというものがあ
る。一方、現在市販されているLSI試験装置の最大ピ
ン数は、500〜1000ピン程度である。即ち、超多
ピンLSIの端子とLSI試験装置の端子とを1対1に
対応させることは不可能である。従って、このような場
合、試験対象のLSIのピン数よりも少ないピンを有す
るLSI試験装置で、そのLSIを測定しなければなら
ない。
【0004】上記のような超多ピンLSIを、LSIの
ピン数よりも少ないピンを有するLSI試験装置で試験
する技術としては、例えば図6に示すようなものがあ
る。この方法では、試験対象である論理回路からの出力
信号を選択する選択回路を、LSI本体に組み込んでい
る。回路の試験時には、LSI試験装置から選択回路に
制御信号を送信し、論理回路からの出力信号を順次選択
することによって、超多ピンLSIを試験できるように
している。また、上記以外にもLSIのピン数よりも少
ないピンを有するLSI試験装置でLSIを試験する技
術が、特開平9−92787号公報及び特開平10−4
8289号公報に開示されている。
【0005】特開平9−92787号公報に開示されて
いる技術では、試験装置から出力された試験信号を試験
対象である回路の複数の入力端子に同時入力するための
テスト用パッド共通化回路を、試験対象である回路の入
力端子に接続している。即ち、製品となる半導体装置に
テスト用パッド共通化回路が組み込まれている。また、
テスト用パッド共通化回路には、テスト用共通化回路を
制御するための制御信号を入力する制御端子が設けられ
ている。回路の試験時には、制御端子に制御信号を入力
してテスト用パッド共通化回路を制御する。この制御に
よって、プローブカードを介して試験装置から供給され
る試験信号が、試験対象である回路の複数の端子に共通
に入力されるようにしている。また、回路の実装時に
は、制御信号によってテスト用共通化回路が実質的に機
能しないように制御している。
【0006】特開平10−48289号公報に開示され
ている技術では、測定(試験)対象である回路に、その
回路から出力される出力信号の内、どの信号を試験装置
に出力するかを選択するための出力信号選択回路を設け
ている。また、測定対象の回路には出力信号選択回路を
制御するための制御回路も設けられている。回路の測定
時には、出力信号選択回路を制御することによって回路
からの出力信号を選択し、プローブカードを介して試験
装置に出力している。また、回路の実装時には、制御回
路を制御して出力信号選択回路が実質的に機能しないよ
うにし、回路からの出力信号が全て出力されるようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した技術で
は、LSI本体に回路からの出力信号を選択する選択回
路が設けられている。従って、回路の設計や製造工程が
複雑になるという問題がある。また、LSIの動作に関
係のない選択回路を追加することによって、製品となる
半導体装置が大きくなり、信号伝達の遅延も大きくなる
という問題がある。また、上記のように選択回路等の余
分な回路を付加することによって、回路の端子数をさら
に増大させてしまう場合があるという問題がある。
【0008】特開平9−92787号公報に開示されて
いる技術では、製品となる半導体装置にテスト用パッド
共通化回路が設けられている。従って、回路の設計や製
造工程が複雑になるという問題がある。また、半導体装
置が大きくなり、信号伝達の遅延も大きくなるという問
題がある。さらに、ユーザによって使用される際には、
テスト用パッド共通化回路の全パッドに配線をボンディ
ングしてしまい、テスト用パッド共通化回路が機能しな
いように制御してしまう。従って、半導体装置の実装時
には、テスト用共通化回路が無駄になってしまうという
問題がある。
【0009】特開平10−48289号公報に開示され
ている技術では、測定(試験)対象である回路に、その
出力信号を選択するための出力信号選択回路と、出力信
号選択回路を制御するための制御回路を設けている。従
って、回路の設計や製造工程が複雑になるという問題が
ある。また、回路の動作に関係のない出力信号選択回路
を追加することによって、半導体装置が大きくなり、信
号伝達の遅延も大きくなるという問題がある。さらに、
半導体装置の実装時には、出力信号選択回路を制御する
ことによって、実質的に選択回路としての機能を果たさ
ないようにしてしまうため、出力信号選択回路が無駄に
なってしまうという問題がある。従って、本発明は、試
験対象である回路が組み込まれる半導体装置の製造工程
を簡単にし、試験装置の端子数が試験対象である回路の
端子数より少なくても、簡単な方法で確実に回路を試験
できるプローブカードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点にかかるプローブカードは、回
路の動作を試験する試験装置と試験対象回路との間に配
置され、該試験装置と試験対象回路との間で信号を受け
渡しするプローブカードであって、前記試験装置の端子
に接続される第1端子と、前記第1端子よりも多数配設
され、前記試験対象回路の端子に接続される第2端子
と、前記第1端子と前記第2端子との接続を切り替える
ことにより、前記試験対象回路の端子と前記試験装置の
端子との接続を切り替える選択手段と、より構成され、
試験対象回路を該試験対象回路よりも端子数の少ない試
験装置で試験可能にしたことを特徴とする。この発明に
よれば、プローブカードに選択手段を設けているため、
試験装置の端子と試験対象回路の端子との接続を順次切
り替えることができる。従って、試験対象回路の端子数
よりも試験装置の端子数が少なくても、試験対象回路の
動作を試験することができる。また、試験対象回路では
なくプローブカードに選択手段を設けているので、試験
対象回路に選択手段を設ける必要がなく、試験対象回路
の製造工程を簡単にすることができる。
【0011】前記選択手段は、回路の動作を試験するた
めに前記試験装置から出力された試験信号を供給する試
験対象回路の端子を選択してもよい。前記選択手段は、
試験対象回路から出力された信号を前記試験装置に供給
するために、該試験対象回路の端子を選択してもよい。
前記選択手段は、試験対象回路の端子に接続する探針を
備え、該探針の電位を安定させるために、プルアップ抵
抗及びプルダウン抵抗の内、少なくとも一方を備えても
よい。
【0012】本発明の第2の観点にかかるプローブカー
ドは、回路の動作を試験する試験装置と試験対象回路と
の間に配置され、該試験装置と試験対象回路との間で信
号を受け渡しするプローブカードであって、試験対象回
路の動作を試験するための試験信号を生成して、該試験
対象回路に出力する試験信号生成手段前記試験装置
の端子に接続される第1端子と、前記第1端子よりも多
数配設され、前記試験対象回路の端子に接続される第2
端子と、前記第1端子と前記第2端子との接続を切り替
えることにより、前記試験対象回路の端子と前記試験装
置の端子との接続を切り替える選択手段と、より構成さ
れ、試験対象回路を該試験対象回路よりも端子数の少な
い試験装置で試験可能にしたことを特徴とする。この発
明によれば、プローブカードに選択手段を設けているた
め、試験装置の端子と試験対象回路の端子との接続を順
次切り替えることができる。従って、試験対象回路の端
子数よりも試験装置の端子数が少なくても、試験対象回
路の動作を試験することができる。また、試験対象回路
ではなくプローブカードに選択手段を設けているので、
試験対象回路に選択手段を設ける必要がなく、試験対象
回路の製造工程を簡単にすることができる。また、プロ
ーブカードに試験信号生成手段を設けているため、試験
対象回路に端子の接続を切り替える回路等を設ける必要
がなく、試験対象回路の製造工程を簡単にすることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
にかかるプローブカードについて図面を参照して説明す
る。このプローブカードは、図1に模式的に示すよう
に、LSI(大規模集積回路)20と、その動作を試験
するLSI試験装置30との間に配置され、LSI20
とLSI試験装置30との間で信号を受け渡しする。
【0014】このプローブカード10は、図1に模式的
に示すように、中継部11と、選択回路12と、探針1
3,14と、から構成されている。中継部11は、LS
I試験装置30から出力された試験信号を中継して、L
SI20に入力する。選択回路12は、例えば図2に示
すように、デコーダとスイッチとから構成されており、
LSI試験装置30の制御に従って、LSI試験装置3
0の端子とLSI20の端子との接続を切り替える。即
ち、選択回路12は、LSI20から出力された出力信
号をLSI試験装置30に供給するために、LSI20
の端子を選択する。そして、選択回路12は、選択した
端子からの出力信号をLSI試験装置30に供給する。
探針13,14は、それぞれ複数本備えられ、プローブ
カード10とLSI20とを接続する。
【0015】LSI20は、パッド21,22と、論理
回路23,24,25,26と、から構成されている。
パッド21、22は、プローブカード10の探針13,
14を接続するための外部端子である。そして、パッド
21は、それぞれの論理回路23,24,25,26の
入力側に複数設けられ、パッド22は、それぞれの論理
回路23,24,25,26の出力側に複数設けられて
いる。なお、図1中では模式的に、各論理回路23,2
4,25,26のパッド21,22をそれぞれ1つだけ
示している。また、上記プローブカード10の探針1
3,14は、パッド21,22とそれぞれ同一数設けら
れており、探針13,14とパッド21,22とは、そ
れぞれ1対1で接続される。論理回路23,24,2
5,26は、試験信号が入力されると、予め決められた
動作を行い、所定の信号を出力する。
【0016】LSI試験装置30は、LSI20に試験
信号を入力する。そして、LSI試験装置30は、LS
I20から出力された出力信号の電圧が予め設計段階等
で求められている出力信号の電圧(期待値)と誤差の範
囲内で一致するか否かを判別し、一致する場合に、LS
I20は正常に動作していると判別する。また、LSI
試験装置30は、図1に模式的に示すように、出力部3
1と、入力部32と、選択部33と、制御部34と、か
ら構成されている。出力部31は、LSI20の動作を
試験するためにLSI20に入力する信号(試験信号)
を、信号線51を介してプローブカード10に出力す
る。入力部32は、LSI20から選択回路12を介し
て供給された出力信号を受け取る。選択部33は、制御
線53,54を介して、制御信号を選択回路12に出力
し、選択回路12の動作を制御する。制御部34は、L
SI試験装置30全体の動作を制御し、入力部32で受
け取った出力信号の電圧と期待値とをそれぞれ比較し、
LSI20の論理回路23,24,25,26が正常に
動作しているか否かを判別する。
【0017】次に、上記したようなLSI20の動作を
試験する際の、プローブカード10及びLSI試験装置
30の動作について説明する。なお、以下で示すLSI
試験装置30の動作は、制御部34によって制御されて
いる。初めに、試験対象であるLSI20が所定位置に
配置されると、プローブカード10の探針13,14
は、LSI20のそれぞれ対応するパッド21,22に
接続される。探針13,14とパッド21,22が接続
されると、LSI試験装置30の出力部31は、LSI
20を試験するための試験信号を、信号線51を介して
プローブカード10の中継部11に出力する。
【0018】中継部11は、出力部31から入力された
試験信号を、探針13及びパッド21を介して、LSI
20の論理回路23〜26にそれぞれ供給し、論理回路
23〜26を動作させる。論理回路23〜26は、LS
I試験装置30からの試験信号に対応する出力信号を、
パッド22及び探針14を介して、選択回路12にそれ
ぞれ出力する。LSI試験装置30の選択部33は、制
御線53,54を介して選択回路12に入力する制御信
号の組み合わせを順次変更し、入力部32の端子とパッ
ド22との接続を切り替える。即ち、選択部33は、論
理回路23〜26からそれぞれ出力された出力信号を選
択する。選択回路12によって供給された出力信号は、
信号線52を介して、順次LSI試験装置30の入力部
32に入力される。
【0019】LSI試験装置30の制御部34は、入力
部32で受け取った出力信号の電圧と期待値とをそれぞ
れ比較し、LSI20の論理回路23〜26が正常に作
動しているか否かをそれぞれ判別する。そして、LSI
試験装置30の制御部34は、この判別結果を図示せぬ
ディスプレイやプリンタ等に出力する。以上で1つのL
SI20に対する試験が終了する。なお、上記LSI2
0の試験は、試験対象であるLSI20全てに対して順
に行われる。以上のように、プローブカード10に選択
回路12が設けられているため、LSI試験装置30が
有する端子の数は、LSI20が有する端子の数よりも
少なくすることが可能である。具体的には、上記実施の
形態では、例えば論理回路の端子(信号)が合計8個あ
る場合、LSI試験装置30は7つの端子を備えて、L
SI20を試験することができる。また、選択回路12
を従来のように試験対象の回路(LSI20)に設けて
おらずプローブカード10に設けいているため、LSI
20の製造工程を従来よりも簡単にすることができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
プローブカードについて図面を参照して説明する。この
プローブカード10は、図3に示すように、第1の実施
の形態と同様にLSI(大規模集積回路)20と、その
動作を試験するためのLSI試験装置30との間に配置
されている。そして、プローブカード10は、LSI2
0とLSI試験装置30との間で信号を受け渡しする。
LSI20及びLSI試験装置30の構成や機能は、第
1の実施の形態で示したものと実質的に同一である。た
だし、第2の実施の形態にかかるプローブカード10
は、図3に模式的に示すように、第1の実施の形態で示
したプローブカード10の中継部11と選択回路12の
位置が入れ替わったような構成となっている。そして、
第2の実施の形態にかかるプローブカード10は、第1
の実施の形態で示した構成に加えて、プルアップ抵抗1
5を備えている。プルアップ抵抗15は、探針13の電
位を安定化するために、各探針13に1つずつ接続する
ように、プローブカード10内部に設けられている。
【0021】LSI試験装置30の出力部31から出力
された試験信号は、1本の信号線51を介して、プロー
ブカード10の選択回路12に入力される。選択回路1
2は、LSI試験装置30の部34からの制御信号に従
って、LSI試験装置30の端子とLSI20の端子と
の接続を切り替える。即ち、選択回路12は、LSI試
験装置30からの試験信号を供給するLSI20の端子
を選択する。一方、中継部11は、LSI20の論理回
路23,24,25,26からそれぞれ出力された出力
信号を、信号線52を介してLSI試験装置30の入力
部32に供給する。
【0022】次に、LSI20の動作を試験する際の、
プローブカード10及びLSI試験装置30の動作につ
いて説明する。なお、以下で示すLSI試験装置30の
動作は、制御部34によって制御されている。初めに、
試験対象であるLSI20が所定位置に設置されると、
プローブカード10の探針13,14は、LSI20の
それぞれ対応するパッド21,22に接続される。探針
13,14とパッド21,22が接続されると、LSI
試験装置30の出力部31は、LSI20を試験するた
めの試験信号を、1本の信号線51を介してプローブカ
ード10の選択回路12に出力する。LSI試験装置3
0の選択部33は、制御線53,54を介して選択回路
12に入力する制御信号の組み合わせを順次変更し、出
力部31の端子とパッド21との接続を切り替える。即
ち、選択部33は、試験信号を供給するパッド21を選
択する。
【0023】選択回路12での切り替えによって、LS
I試験装置30からの試験信号は、探針13、パッド2
1を介して、順次LSI20の論理回路23〜26に入
力される。論理回路23〜26は、LSI試験装置30
からの試験信号に対応する出力信号を、パッド22及び
探針14を介して、中継部11にそれぞれ出力する。中
継部11は、論理回路23〜26からそれぞれ出力され
た出力信号を、信号線52を介してLSI試験装置30
の入力部32に供給する。LSI試験装置30の制御部
34は、入力部32で受け取った出力信号の電圧と期待
値とをそれぞれ比較し、LSI20の論理回路23〜2
6が正常に作動しているか否かをそれぞれ判別する。そ
して、LSI試験装置30の制御部34は、上記の判別
結果を図示せぬディスプレイやプリンタ等に出力する。
以上で1つのLSI20に対する試験が終了する。な
お、上記LSI20の試験は、試験対象であるLSI2
0全てに対して順に行われる。
【0024】以上のように、プローブカード10に選択
回路12が設けられているため、LSI試験装置30が
有する端子の数は、LSI20が有する端子の数よりも
少なくすることが可能である。具体的には、第2の実施
の形態では、例えば論理回路の端子(信号)が合計8個
ある場合、LSI試験装置30は7つの端子を備えて、
LSI20を試験することができる。また、プローブカ
ード10内部に、各探針13に接続するプルアップ抵抗
15を設けているので、探針13の電位を安定化するこ
とができる。従って、LSI20の動作を安定して試験
することができる。また、選択回路12を従来のように
試験対象の回路(LSI20)に設けておらずプローブ
カード10に設けいているため、LSI20の製造工程
を従来よりも簡単にすることができる。
【0025】次に、本発明の第3の実施の形態にかかる
プローブカードについて図面を参照して説明する。この
プローブカード10は、図4に示すように、第1及び第
2の実施の形態と同様にLSI(大規模集積回路)20
と、その動作を試験するためのLSI試験装置30との
間に配置されている。そして、プローブカード10は、
LSI20とLSI試験装置30との間で信号を受け渡
しする。プローブカード10は、第2の実施の形態で示
したプローブカードにおいて、選択回路12の代わりに
テストパターン発生回路16を備えた構成となってい
る。また、プローブカード10は、第2の実施の形態で
示したプルアップ抵抗15を備えていない。テストパタ
ーン発生回路16は、LSI試験装置30と制御線5
3,54を介して接続されている。そして、テストパタ
ーン発生回路16は、LSI試験装置30からの制御信
号に従って、LSI20の動作を試験するための試験信
号を生成し、LSI20に出力する。
【0026】LSI20は、第1及び第2の実施の形態
で示した4つの論理回路の代わりに、4つの入力端子
と、4つの出力端子を有する1つの論理回路27を備え
ている。LSI試験装置30は、図4に示すように、入
力部32と、制御部34と、制御信号出力部35と、か
ら構成されている。入力部32及び制御部34の動作や
機能は、第1及び第2の実施の形態で示したものと実質
的に同一である。制御信号出力部35は、制御部34の
制御に従って、テストパターン発生回路16に制御信号
を出力し、LSI20の動作を試験するための試験信号
を発生させる。図5は、プローブカード10のテストパ
ターン発生回路16を構成する回路の一例を示す図であ
る。
【0027】図5に示すように、テストパターン発生回
路16は、4つのDフリップフロップ161,162,
163,164と、NORゲート165と、EXORゲ
ート166と、から構成されている。LSI試験装置1
0の制御信号出力部35からの制御信号の1つは、制御
線53を介してDフリップフロップ161,162,1
6,164の各C入力端に入力される。また、制御線5
4を介してLSI試験装置10から出力されたもう1つ
の制御信号と、EXORゲート166の出力はNORゲ
ート165に入力され、NORゲート165の出力は、
Dフリップフロップ161のD入力端に入力される。D
フリップフロップ161の出力はDフリップフロップ1
62のD入力端に、Dフリップフロップ162の出力は
Dフリップフロップ163のD入力端に、Dフリップフ
ロップ163の出力はDフリップフロップ164のD入
力端にそれぞれ入力される。また、Dフリップフロップ
161,162,163,164の各出力は、試験信号
として探針13を介して論理回路27に入力される。さ
らに、Dフリップフロップ163,164の出力は、E
XORゲート166に入力される。
【0028】次に、LSI20の動作を試験する際の、
プローブカード10及びLSI試験装置30の動作につ
いて説明する。なお、以下で示すLSI試験装置30の
動作は、制御部34によって制御されている。初めに、
試験対象であるLSI20が所定位置に配置されると、
プローブカード10の探針13,14は、LSI20の
それぞれ対応するパッド21,22に接続される。探針
13,14とパッド21,22が接続されると、LSI
試験装置30の制御信号出力部35は、制御線53,5
4を介して、テストパターン発生回路16に制御信号を
出力する。
【0029】LSI試験装置30のテストパターン発生
回路16は、入力された制御信号に従って、LSI20
の動作を試験するための試験信号を生成し、生成した試
験信号を探針13及びパッド21を介して論理回路27
に出力する。論理回路27は、テストパターン発生回路
16からの試験信号に対応する出力信号を、パッド22
及び探針14を介して、中継部11に出力する。中継部
11は、論理回路27から出力された出力信号を、信号
線52を介してLSI試験装置30の入力部32に供給
する。LSI試験装置30の制御部34は、入力部32
で受け取った出力信号の電圧と期待値とをそれぞれ比較
し、LSI20の論理回路27が正常に作動しているか
否かを判別する。そして、LSI試験装置30の制御部
34は、この判別結果を図示せぬディスプレイやプリン
タ等に出力する。以上で1つのLSI20に対する試験
が終了する。なお、上記LSI20の試験は、試験対象
であるLSI20全てに対して順に行われる。
【0030】以上のように、プローブカード10にテス
トパターン発生回路16を備えているため、LSI試験
装置30が有する端子の数は、LSI20が有する端子
の数よりも少なくすることが可能である。具体的には、
第3の実施の形態では、例えば論理回路が8つの端子を
有する場合、LSI試験装置30は6つの端子を備え
て、LSI20を試験することができる。また、従来の
ように、端子の接続を切り替える選択回路を試験対象の
回路(LSI20)に設ける必要がないため、LSI2
0の製造工程を従来よりも簡単にすることができる。さ
らに、LSI20やLSI試験装置30の構成を変更す
ることなく、テストパターン発生回路16の構成を変え
ることによって試験信号のパターン等を変更でき、様々
な試験を行うことができる。
【0031】なお、第1、第2、及び、第3の実施の形
態で示したプローブカード10の構成は、組み合わせて
もよい。例えば、第1の実施の形態で示したプローブカ
ード10において、中継部11の代わりに第2の選択回
路を備えるような構成にしてもよい。この場合、制御信
号を入力するための制御線を2つの選択回路で共有する
ことによって、LSI試験装置10の端子数をさらに減
らすことができる。例えば、全論理回路の入力端子及び
出力端子が4つずつある場合、LSI試験装置30は4
つの端子を備えれば、LSI20を上記と同様に試験す
ることができる。第2の実施の形態で示したプローブカ
ード10は、上記したプルアップ抵抗15の代わりにプ
ルダウン抵抗を備えても、上記と同様にLSI20を安
定して試験することができる。このプルアップ抵抗、プ
ルダウン抵抗は、第1及び第3の実施の形態で示したプ
ローブカード10に設けることも可能である。
【0032】第3の実施の形態で示したプローブカード
10は、中継部11の代わりに第1及び第2の実施の形
態で示した選択回路12を備えてもよい。このような構
成にすると、論理回路27の端子数が8つである場合、
LSI試験装置30は、選択回路12とテストパターン
発生回路16に制御信号を出力するための4つの端子
と、論理回路27からの出力信号を受け取る1つの端子
を備えればよい。即ち、論理回路の端子数8つに対し
て、LSI試験装置30の端子数を5つとすることがで
きる。さらに、プローブカード10の代わりにソケット
ボードやパフォーマンスボードを使用しても、ソケット
ボードやパフォーマンスボードが上記したような選択回
路12やテストパターン発生回路16を備えれば、上記
と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によって、試験回路と試験対象回路との間に設置される
プローブカードに選択手段や試験信号生成手段を設けて
いるので、試験回路の端子数を試験対象回路の端子数よ
りも少なくすることができる。また、選択手段や試験信
号生成手段をプローブカードに設けることによって、試
験対象回路には、最小限の回路を形成するだけでよく、
試験対象回路の製造工程を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるプローブカードの使
用例と、その構成を示す模式図である。
【図2】図1のプローブカードを構成する選択回路の構
成図である。
【図3】第2の実施の形態にかかるプローブカードの使
用例と、その構成を示す模式図である。
【図4】第3の実施の形態にかかるプローブカードの使
用例と、その構成を示す模式図である。
【図5】図4のプローブカードを構成するテストパター
ン発生回路の構成図である。
【図6】従来のプローブカードの使用例と、その構成を
示す図である。
【符号の説明】
10 プローブカード 11 中継部 12 選択回路 13、14 探針 15 プルアップ抵抗 16 テストパターン発生回路 20 LSI(大規模集積回路) 21、22 パッド 23、24、25、26、27 論理回路 30 LSI試験装置 31 出力部 32 入力部 33 選択部 34 制御部 35 制御信号出力部 51、52 信号線 53、54 制御線 161、162、163、164 Dフリップフロップ 165 NORゲート 166 EXORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 1/06 - 1/073 H01L 21/66

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路の動作を試験する試験装置と試験対象
    回路との間に配置され、該試験装置と試験対象回路との
    間で信号を受け渡しするプローブカードであって、前記試験装置の端子に接続される第1端子と、 前記第1端子よりも多数配設され、前記試験対象回路の
    端子に接続される第2端子と、 前記第1端子と前記第2端子との接続を切り替えること
    により、前記 試験対象回路の端子と前記試験装置の端子
    との接続を切り替える選択手段と、 より構成され、試験対象回路を該試験対象回路よりも端
    子数の少ない試験装置で試験可能にした ことを特徴とす
    るプローブカード。
  2. 【請求項2】前記選択手段は、回路の動作を試験するた
    めに前記試験装置から出力された試験信号を供給する試
    験対象回路の端子を選択する、ことを特徴とする請求項
    1に記載のプローブカード。
  3. 【請求項3】前記選択手段は、試験対象回路から出力さ
    れた信号を前記試験装置に供給するために、該試験対象
    回路の端子を選択する、ことを特徴とする請求項1又は
    2に記載のプローブカード。
  4. 【請求項4】前記選択手段は、試験対象回路の端子に接
    続する探針を備え、該探針の電位を安定させるために、
    プルアップ抵抗及びプルダウン抵抗の内、少なくとも一
    方を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1
    項に記載のプローブカード。
  5. 【請求項5】回路の動作を試験する試験装置と試験対象
    回路との間に配置され、該試験装置と試験対象回路との
    間で信号を受け渡しするプローブカードであって、 試験対象回路の動作を試験するための試験信号を生成し
    て、該試験対象回路に出力する試験信号生成手段前記試験装置の端子に接続される第1端子と、 前記第1端子よりも多数配設され、前記試験対象回路の
    端子に接続される第2端子と、 前記第1端子と前記第2端子との接続を切り替えること
    により、前記試験対象回路の端子と前記試験装置の端子
    との接続を切り替える選択手段と、 より構成され、試験対象回路を該試験対象回路よりも端
    子数の少ない試験装置で試験可能にした ことを特徴とす
    るプローブカード。
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