JP3191399B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

負荷制御装置

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JP3191399B2
JP3191399B2 JP11120392A JP11120392A JP3191399B2 JP 3191399 B2 JP3191399 B2 JP 3191399B2 JP 11120392 A JP11120392 A JP 11120392A JP 11120392 A JP11120392 A JP 11120392A JP 3191399 B2 JP3191399 B2 JP 3191399B2
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十起夫 瓦井
和俊 永井
雅文 橋本
融士 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として温度制御する電
気カーペット、床暖房などの保安手段を備えた負荷制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の負荷制御装置、たとえば
電気カーペットの制御装置は図2に示すように構成して
いた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、ヒータ1は負荷を構成
し、このヒータ1の温度を温度検知体2を介して温度検
知手段3で電圧変化として検出する。制御手段4は、こ
の検出電圧VTと温度設定手段5で設定した設定電圧V
Rとを比較し、検出温度が設定温度よりも高ければトラ
ンジスタ6をオフし、リレーコイル(第1の電力制御手
段)7aをオフしてリレー接点(第1の電力制御手段)
7bを開き、ヒータ1への通電を停止する。逆に、検出
温度が設定温度よりも低ければリレーコイル7aをオン
してリレー接点7bを閉じ、ヒータ1へ通電する。
【0004】このようにヒータ1への通電制御にリレー
コイル7a、リレー接点7bを用いているために、リレ
ー接点7bが溶着故障した場合には、制御手段4での温
度比較の結果やトランジスタ6への制御信号によらずヒ
ータ1へ通電しつづけ、遂には機器の温度過昇、使用者
の火傷を招くという問題を有していた。これを防止する
手段としては、リレー接点7bの溶着を検出し回路電源
を切断する方法と、検出電圧VTにより温度過昇を判断
して回路電源を切断する方法とがあるが、前者のリレー
接点7bの溶着を検出する方がより早く異常を検出でき
安全なのはいうまでもない。そこで、電源同期検出手段
8と接点状態検出手段(通電状態検出手段)9でリレー
接点7bの状態を検出し、リレー接点7bが溶着してい
るかどうかを判断して、リレー接点7bが溶着していれ
ば、保安手段10により第2の電力制御手段11をオン
させ、発熱抵抗12に通電する。発熱抵抗12は温度ヒ
ューズ13に近接配置してあるため、発熱抵抗12の温
度上昇により温度ヒューズ13は溶断し、交流電源14
からヒータ1への通電を停止させる。
【0005】リレー接点7bの状態検出の仕組みを図3
と(表1)とで説明する。図3は交流電源波形と接点状
態検出手段9への入力信号VPNTの波形で、(表1)
はその結果を基にしたリレー接点状態の判断である。
【0006】
【表1】
【0007】リレー接点7bがオンしていると、接点状
態検出手段9への入力信号VPNTの波形は、図3(c)
のように、図3(b)のような電源同期検出手段8からの
出力波形に同期したパルス信号となる。この正サイクル
側の(ア)点でLo、負サイクル側の(イ)点でHiで
あることでリレー接点7bがオンしていると判断する。
リレー接点7bがオフしていると、VPNTの波形は図
3(d)のように一定の電圧となる。この場合には正サイ
クル側の(ア)点、負サイクル側の(イ)点の2点とも
Hiであるためにリレー接点7bはオフしていると判断
する。トランジスタ6への信号VRLYとVPNTよ
り、トランジスタ6へリレーオフ信号を出力していてか
つリレー接点7bがオンならばリレー接点7bが溶着し
ていると判断し、保安手段10により第2の電力制御手
段11をオンさせ、発熱抵抗12に通電して温度ヒュー
ズ13を溶断し、交流電源14からヒータ1への通電を
停止させるようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような負荷制御装
置では、電源同期検出手段8が停電と判断した場合には
電源同期信号が入力されないために、この正サイクル側
の(ア)点、負サイクル側の(イ)点が特定できず、リ
レー接点7bの状態が正常に検出できなくなる。もし本
当に停電した場合ならば、交流電源14からリレー接点
7b、ヒータ1への通電もなされないため危険にはなら
ないが、電源同期検出手段8の回路故障で正常な波形が
出なくなった場合には、交流電源14からリレー接点7
b、ヒータ1へは通電がなされるにも関わらずリレー接
点7bの状態検出ができなくなり、保安手段10を動作
させることができないという問題を有していた。もし、
このときにリレー接点7bの溶着や、制御手段4の故障
でリレーがオンしつづけていると非常に危険である。
【0009】本発明は上記の問題を解決するもので、も
し電源同期検出手段の故障により停電と判断した場合で
も、リレー接点の溶着や制御手段の故障により不安全に
ならない安全な負荷制御装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、交流電源に温度ヒューズを介して接続し負
荷を通電制御する第1の電力制御手段と、前記温度ヒュ
ーズに近接配置した発熱抵抗を通電制御する第2の電力
制御手段と、前記負荷をオン、オフする信号に基づいて
前記第1の電力制御手段を制御する制御手段と、前記交
流電源に同期したパルス信号を作る電源同期検出手段
と、前記電源同期検出手段からのパルス信号を基準にし
て前記負荷への通電状態を検出する通電状態検出手段
と、前記電源同期検出手段からのパルス信号がなくなっ
たことにより前記交流電源の停電を検出する停電検出手
段と、前記停電検出手段により停電を検出した場合には
前記第2の電力制御手段を付勢する保安手段とを備えた
ことを課題解決手段としている。
【0011】
【作用】本発明は上記した課題解決手段により、通常制
御時のリレー接点溶着時はもちろん、停電検出手段の故
障により停電と検出された場合にも第2の電力制御手段
を動作させ、第1の電力制御手段のショート故障もしく
は制御手段の故障で第1の電力制御手段がオンしつづけ
ても発熱抵抗を発熱させ、温度ヒューズを溶断し回路電
源を切ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を電気カーペットに
ついて図1を参照しながら説明する。なお、従来例と同
じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0013】図に示すように、停電検出手段15は、電
源同期検出手段8の入力により停電かどうかを検出して
その出力を保安手段10に入力し、停電時には保安手段
10により第2の電力制御手段11をオンさせる構成と
している。
【0014】上記構成において保安手段10の動作を
(表2)および(表3)を参照しながら説明すると、ま
ず、電源同期検出手段8からのパルス信号により停電検
出手段15で停電でないと検出したときは、(表2)に
示すように、トランジスタ6への信号VRLYと接点状
態検出手段9への入力信号VPNTの状態よりリレー接
点7bの状態を判別し、VRLYがリレーオフ出力にも
関わらずVPNTがリレー接点7bオン状態であれば、
リレー接点7bが溶着しているとみなし、第2の電力制
御手段11をオンする。この動作は従来例と同じであ
る。
【0015】
【表2】
【0016】つぎに、電源同期検出手段8からの出力が
パルス波形でなくなり、停電検出手段15で停電と検出
した場合には、リレー接点7bの状態を正常に検出する
ことができない。このため本実施例では、この場合には
保安手段10により第2の電力制御手段11をオンさせ
る。この場合の動作は、(表3)に示すように、つぎの
ように大きく3つに分けられる。すなわち、 A.停電している場合。
【0017】B.停電検出手段15の故障で実際には停
電しておらず、かつリレー接点7bが溶着していない場
合。
【0018】C.電源同期検出手段8もしくは停電検出
手段15の故障で実際には停電しておらず、かつリレー
接点7bが溶着している場合。 の3つの場合である。
【0019】
【表3】
【0020】それぞれの場合について説明すると、Aの
停電している場合には、回路全体の電源が断たれている
ため、第2の電力制御手段11をオンさせても温度ヒュ
ーズ13が溶断することはない。つぎに、Bの停電して
おらず、かつリレー接点7bが溶着していない場合に
は、第2の電力制御手段11をオンしても、交流電源1
4、発熱抵抗12、第2の電力制御手段11、交流電源
14の経路がリレー接点7bで切れている。このために
発熱抵抗12には通電されず、温度ヒューズ13も溶断
することはない。さらに、Cの停電しておらず、かつリ
レー接点7bが溶着している場合には、交流電源14、
リレー接点7b、発熱抵抗12、第2の電力制御手段1
1、交流電源14の通電経路が構成されるため、発熱抵
抗12に通電され、温度ヒューズ13が溶断する。こう
して回路全体の電源を断ち安全を保つことができる。
【0021】なお、本実施例では、第1の電力制御手段
7a、7bにリレーを用いているが、これには半導体電
力制御素子などを用いても、素子のショート故障に対し
て同様の効果があることは明らかである。また、保安手
段10、停電検出手段15などをマイクロコンピュータ
16を用いて構成することにより、回路の部品点数を増
やすことなく安価に安全な負荷制御装置を提供すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、電源同期検出手段からのパルス信号がなくな
ったことにより交流電源の停電を検出する停電検出手段
と、前記停電検出手段により停電を検出した場合には第
2の電力制御手段を付勢する保安手段とを備えたから、
電源同期検出手段や停電検出手段の故障時に対応し、第
1の電力制御手段のショート故障時や制御手段の故障時
には確実に温度ヒューズを溶断することができ、安全性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の負荷制御装置の回路ブロッ
ク図
【図2】従来の負荷制御装置の回路ブロック図
【図3】(a)〜(d) 同負荷制御装置の要部電圧波形図
【符号の説明】
1 ヒータ(負荷) 4 制御手段 7a リレーコイル(第1の電力制御手段) 7b リレー接点(第1の電力制御手段) 8 電源同期検出手段 9 接点状態検出手段(通電状態検出手段) 10 保安手段 11 第2の電力制御手段 12 発熱抵抗 13 温度ヒューズ 14 交流電源 15 停電検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 融士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−207479(JP,A) 実開 昭63−103818(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/00 320 F24D 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に温度ヒューズを介して接続し
    負荷を通電制御する第1の電力制御手段と、前記温度ヒ
    ューズに近接配置した発熱抵抗を通電制御する第2の電
    力制御手段と、前記負荷をオン、オフする信号に基づい
    て前記第1の電力制御手段を制御する制御手段と、前記
    交流電源に同期したパルス信号を作る電源同期検出手段
    と、前記電源同期検出手段からのパルス信号を基準にし
    て前記負荷への通電状態を検出する通電状態検出手段
    と、前記電源同期検出手段からのパルス信号がなくなっ
    たことにより前記交流電源の停電を検出する停電検出手
    段と、前記停電検出手段により停電を検出した場合には
    前記第2の電力制御手段を付勢する保安手段とを備えた
    負荷制御装置。
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