JP2662315B2 - 加熱装置の過熱防止装置 - Google Patents

加熱装置の過熱防止装置

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JP2662315B2
JP2662315B2 JP762091A JP762091A JP2662315B2 JP 2662315 B2 JP2662315 B2 JP 2662315B2 JP 762091 A JP762091 A JP 762091A JP 762091 A JP762091 A JP 762091A JP 2662315 B2 JP2662315 B2 JP 2662315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ヒータや電気発熱体等
の加熱部と,該加熱部の過熱を防止するための温度ヒュ
ーズ部とを具備してなる電気ファンヒータ,コタツ,カ
ーペット等の加熱装置の過熱防止装置の改良に係り,詳
しくは上記温度ヒューズ部が正常に作動されない異常状
態であることを検出し,未然に加熱部の過熱を防止し得
る加熱装置の過熱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は,従来の加熱装置(この例では電
気カーペット)の制御回路の一例を示している。この加
熱装置1は,マイクロコンピータCPU等からなる制御
部2を中心として構成され,この制御部2に,該制御部
2等に直流電力を供給するための定電圧電源回路3,上
記加熱部4の温度を検出する感熱体5(温度検出手段の
一例),該感熱体5からの温度検出信号に基づきリレー
6を作動させるためのトランジスタ7のベース抵抗8,
上記加熱部4に直列に接続された温度ヒューズ部10を
加熱するためのヒューズ加熱ヒータ11(ヒューズ加熱
手段の一例)を作動させるためのサイリスタ12(作動
手段の一例)のゲート等が接続されている。
【0003】この加熱装置1では,所定操作がなされる
と,上記リレー6が作動されてその接点14が閉じら
れ,上記加熱部4に商用電源電力が供給される。そし
て,上記感熱体5からの温度検出信号に基づき,その検
出温度が予め設定された設定温度となるように上記リレ
ー6がオン・オフ制御される。
【0004】また,この加熱装置1では,何らかの異
常,例えばトランジスタ7が短路して上記リレー6が作
動されたままとなる,あるいは同リレー6の接点14が
溶着する等が発生して,上記加熱部4が連続通電され,
同加熱部4が過熱されると,この加熱部4の過熱状態が
上記感熱体5により検出されて,制御部2からサイリス
タ12のゲートに入力されるゲート制御信号が出力(即
ち,ローレベルからハイレベルに切り替わる)される。
そして,このゲート制御信号によりサイリスタ12が作
動されて前記ヒューズ加熱ヒータ11が連続通電・加熱
され,その結果,上記温度ヒューズ部10が溶断されて
上記加熱部4への電力供給が遮断される。これにより,
同加熱部4の異常過熱が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この従
来の加熱装置1では,輸送中の振動や落下衝撃等により
上記ヒューズ加熱ヒータ11やサイリスタ12の半田付
部等が断線したり,通電中に上記サイリスタ12等に何
らかの異常サージ(例えば雷サージ)が印加される等に
より同サイリスタ12等が断線したりすると,上記のよ
うに感熱体5が加熱部4の過熱状態を検出しても,上記
サイリスタ12等が正常に作動されず,上記加熱部4の
異常過熱を防止することができないという不具合があっ
た。
【0006】従って,本発明はサイリスタ等の異常状態
を検出し,加熱部の異常過熱を未然に防止し得るように
した加熱装置の過熱防止装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,ヒータ等の加熱部と,該加熱部の温度を検
出する温度検出手段と,該加熱部に直列に接続された温
度ヒューズ部と,該温度ヒューズ部を加熱して溶断させ
るためのヒューズ加熱手段と,上記温度検出手段の検出
信号に基づき上記ヒューズ加熱手段を作動させるための
作動手段とを具備してなる加熱装置の過熱防止装置にお
いて,上記作動手段を,上記温度ヒューズ部が溶断しな
い程度に間欠的に作動させる間欠作動手段と,該間欠作
動手段により作動された上記作動手段の間欠作動状態の
異常の有無を判断する異常検出手段と,該異常検出手段
からの異常検出信号に基づき上記加熱部を強制停止させ
る信号を出力する停止手段とを具備してなることを特徴
とする加熱装置の過熱防止装置として構成されている。
【0008】
【作用】この加熱装置の過熱防止装置では,間欠作動手
段により,温度ヒューズ部が溶断しない程度に作動手段
が間欠的に作動され,更に異常検出手段により,上記間
欠作動手段によって作動された上記作動手段の間欠作動
状態の異常の有無が検出される。即ち,この過熱防止装
置では,温度検出手段が加熱部の異常昇温を検出してい
ない通常の通電時に,異常検出手段により,作動手段の
間欠作動状態の異常の有無がモニターされる。そして,
この異常検出手段からの異常検出信号に基づき,停止手
段により加熱部を強制停止させる信号が出力される。従
って,この過熱防止装置では,上記作動手段が正常に作
動されないことによる加熱部の異常過熱を未然に防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る加熱装置及びその過
熱防止装置の一例を示す制御回路図,図2(a)及び図
2(b)は同過熱防止装置の過熱防止処理の一例を示す
タイムチャートである。また,前記図3に示した従来の
加熱装置及びその過熱防止装置と共通する要素には同一
符号を使用し,同装置と共通し且つ機能の異なる要素に
は更にサフィックスaを付けて区別する。
【0010】この加熱装置1aの過熱防止装置15で
は,感熱体5が加熱部4の異常昇温を検出していない通
常の通電時に,図1に示すように,前記制御部2から,
前記温度ヒューズ部10が溶断しない程度に間欠的に前
記サイリスタ12及びヒューズ加熱ヒータ11を作動さ
せるためのゲート制御信号Gが出力される。このゲート
制御信号Gは,例えば図2(a)に示すようにその周期
が5分の所定パルス幅Tのパルス信号であり,この間欠
周期(5分)で,上記サイリスタ12及びヒューズ加熱
ヒータ11が上記パルス幅Tの期間作動される。上記し
たサイリスタ12等を,温度ヒューズ部10が溶断しな
い程度に間欠的に作動させる機能を実現する手段が間欠
作動手段の一例である。
【0011】更に,この過熱防止装置15では,上記サ
イリスタ12のアノードに,抵抗R1,R2,R3,ダ
イオードD及びコンデンサC等からなる波形整形回路1
6が接続されており,上記サイリスタ12のアノード出
力信号が上記波形整形回路16により波形整形されて上
記制御部2にフィードバックされ(波形整形出力信号
S),同制御部2によりモニターされる。図2(b)
は,上記図2(a)のゲート制御信号Gによりサイリス
タ12等が正常に作動されたときの上記波形整形回路1
6の波形整形出力信号S(実線)を示している。
【0012】ここで,上記ヒューズ加熱ヒータ11やサ
イリスタ12の半田付部等が断線したり,同サイリスタ
12等がサージ等により断線したとすると,上記のよう
に図2(a)に示すゲート制御信号Gが上記サイリスタ
12のゲートに入力されても同サイリスタ12が作動さ
れない等により,例えばこの図2(b)の破線Xに示す
ように上記波形整形出力信号Sはハイレベルのままとな
る。そして,上記制御部2により同波形整形出力信号S
のハイレベル継続状態が検出され,上記サイリスタ12
等の断線異常等が発生したと判断される。上記した波形
整形出力信号Sの波形をモニターしてサイリスタ等の断
線等の異常の有無を判断する機能を実現する手段が異常
検出手段の一例である。
【0013】そして,更に上記制御部2から,加熱部4
を強制停止させるための出力信号H(図1)が出力され
て,前記トランジスタ7を介してリレー6が強制オフさ
れ,その接点14が開かれる。従ってこの過熱防止装置
15では,サイリスタ12等が正常に作動されないこと
による加熱部4の異常過熱を未然に防止することができ
る。更に,上記制御部2からの出力信号Hに基づき,不
図示の異常表示LED(又は異常ブザー)をオンさせる
ようにしてもよい。このようにすれば,例えば接点14
の溶着により,上記のようにリレー6が強制オフされて
も上記接点14が開かれない状態をもユーザ等に知らせ
ることができ,より一層安全になる。上記した加熱部4
を強制停止させるための出力信号Hを出力する機能を実
現する手段が停止手段の一例である。
【0014】
【発明の効果】本発明によりヒータ等の加熱部と,該加
熱部の温度を検出する温度検出手段と,該加熱部に直列
に接続された温度ヒューズ部と,該温度ヒューズ部を加
熱して溶断させるためのヒューズ加熱手段と,上記温度
検出手段の検出信号に基づき上記ヒューズ加熱手段を作
動させるための作動手段とを具備してなる加熱装置の過
熱防止装置において,上記作動手段を,上記温度ヒュー
ズ部が溶断しない程度に間欠的に作動させる間欠作動手
段と,該間欠作動手段により作動された上記作動手段の
間欠作動状態の異常の有無を判断する異常検出手段と,
該異常検出手段からの異常検出信号に基づき上記加熱部
を強制停止させる信号を出力する停止手段とを具備して
なることを特徴とする加熱装置の過熱防止装置が提供さ
れる。従って,この過熱防止装置では,例えばサイリス
タ等からなる作動手段が正常に作動されない異常状態を
検出し,加熱部の異常過熱を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る加熱装置及びその過
熱防止装置の一例を示す制御回路図。
【図2】 同過熱防止装置の過熱防止処理の一例を示す
タイムチャート。
【図3】 従来の加熱装置及びその過熱防止装置の一例
を示す制御回路図。
【符号の説明】
1a…加熱装置 2…制御部 4…加熱部 5…感熱体(温度検出手段) 6…リレー 7…トランジスタ 10…温度ヒューズ部 11…ヒューズ加熱ヒータ(ヒューズ加熱手段) 12…サイリスタ(作動手段) 15…過熱防止装置 16…波形整形回路 G…ゲート制御信号 S…波形整形出力信号 H…出力信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータ等の加熱部と,該加熱部の温度を
    検出する温度検出手段と,該加熱部に直列に接続された
    温度ヒューズ部と,該温度ヒューズ部を加熱して溶断さ
    せるためのヒューズ加熱手段と,上記温度検出手段の検
    出信号に基づき上記ヒューズ加熱手段を作動させるため
    の作動手段とを具備してなる加熱装置の過熱防止装置に
    おいて,上記作動手段を,上記温度ヒューズ部が溶断し
    ない程度に間欠的に作動させる間欠作動手段と,該間欠
    作動手段により作動された上記作動手段の間欠作動状態
    の異常の有無を判断する異常検出手段と,該異常検出手
    段からの異常検出信号に基づき上記加熱部を強制停止さ
    せる信号を出力する停止手段とを具備してなることを特
    徴とする加熱装置の過熱防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6907334B2 (en) 2002-09-17 2005-06-14 Koyo Seiko Co., Ltd. Electric power steering apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6907334B2 (en) 2002-09-17 2005-06-14 Koyo Seiko Co., Ltd. Electric power steering apparatus
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