JP3189296B2 - ビデオカメラのビューファインダ装置 - Google Patents
ビデオカメラのビューファインダ装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラのビュー
ファインダ装置に関するものである。
ファインダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示すように、ビデオカ
メラでは、カメラ本体1の前面に光学レンズ2を取り付
け、その光学レンズ2の撮影映像を映し出すビューファ
インダ装置3をカメラ本体1の前面側上部の一側部に取
り付けている。そして、ビューファインダ装置3は、カ
メラ本体1に水平状に固着されたビューファインダ本体
4と、そのビューファインダ本体4の先端に回転継手5
を介して垂直面内で回転自在に取り付けられたエルボ形
で筒状の接眼部6とを有し、接眼部6の先端には接眼用
のアイキャップ7が取り付けられている。
メラでは、カメラ本体1の前面に光学レンズ2を取り付
け、その光学レンズ2の撮影映像を映し出すビューファ
インダ装置3をカメラ本体1の前面側上部の一側部に取
り付けている。そして、ビューファインダ装置3は、カ
メラ本体1に水平状に固着されたビューファインダ本体
4と、そのビューファインダ本体4の先端に回転継手5
を介して垂直面内で回転自在に取り付けられたエルボ形
で筒状の接眼部6とを有し、接眼部6の先端には接眼用
のアイキャップ7が取り付けられている。
【0003】そして、従来のビューファインダ装置3
は、図7に示すように、ビューファインダ本体4の内部
に映像信号回路8が実装された回路基板9を固定し、映
像信号表示装置である1.5インチ等のCRT(陰極線
管)10を水平な光軸Fの周りに回転自在に取り付けて
いる。そして、映像信号回路8とCRT10との間を長
さに余裕をもたせたハーネス11によって電気的に接続
し、映像信号回路8によってCRT10の画面10aに
表示(再生)した撮影映像を接眼部6の内部に光軸Fに
対して45°に傾斜して固着したミラー12によって接
眼部6の先端(アイキャップ側端部)に映し出すように
構成している。
は、図7に示すように、ビューファインダ本体4の内部
に映像信号回路8が実装された回路基板9を固定し、映
像信号表示装置である1.5インチ等のCRT(陰極線
管)10を水平な光軸Fの周りに回転自在に取り付けて
いる。そして、映像信号回路8とCRT10との間を長
さに余裕をもたせたハーネス11によって電気的に接続
し、映像信号回路8によってCRT10の画面10aに
表示(再生)した撮影映像を接眼部6の内部に光軸Fに
対して45°に傾斜して固着したミラー12によって接
眼部6の先端(アイキャップ側端部)に映し出すように
構成している。
【0004】そして、CRT10を光軸Fの周りに接眼
部6と一体に矢印a方向に回転させることにより、接眼
部6の覗き込み方向を矢印a方向に可変できるように構
成している。
部6と一体に矢印a方向に回転させることにより、接眼
部6の覗き込み方向を矢印a方向に可変できるように構
成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のビュー
ファインダ装置3は、接眼部6の回転位置に応じてCR
T10に表示される撮影映像を偏向させることができな
かった。
ファインダ装置3は、接眼部6の回転位置に応じてCR
T10に表示される撮影映像を偏向させることができな
かった。
【0006】従って、従来のビューファインダ装置3
は、接眼部6をビデオカメラの後方側に向く位置から前
方側に向く位置まで180°反転して、接眼部6をビデ
オカメラの前方側から覗き込むことができるようにした
場合、撮影映像が上下逆様になってしまうと言う問題が
あった。
は、接眼部6をビデオカメラの後方側に向く位置から前
方側に向く位置まで180°反転して、接眼部6をビデ
オカメラの前方側から覗き込むことができるようにした
場合、撮影映像が上下逆様になってしまうと言う問題が
あった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するために発
明されたものであって、接眼部を360°正逆両方向へ
自由に回転することが可能であり、接眼部の回転位置に
応じて、映像表示装置に表示される撮影映像を自動的に
偏向でき、接眼部の回転方向が反転される度に、撮影映
像がパタパタと切り換えられることがないようにしたビ
デオカメラのビューファインダ装置を提供することを目
的とするものである。
明されたものであって、接眼部を360°正逆両方向へ
自由に回転することが可能であり、接眼部の回転位置に
応じて、映像表示装置に表示される撮影映像を自動的に
偏向でき、接眼部の回転方向が反転される度に、撮影映
像がパタパタと切り換えられることがないようにしたビ
デオカメラのビューファインダ装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のビデオカメラのビューファインダ装置は、
映像信号回路を有するカメラ本体と、映像表示装置と接
眼部とを有し、かつ、上記映像表示装置と上記接眼部と
を一体に上記カメラ本体に対して360°正逆両方向に
回転可能に構成したビューファインダと、上記接眼部の
180°の正逆両方向のそれぞれの回転範囲内におい
て、正方向への回転方向の前進側に設定された第一の回
転検出位置と、正方向への回転方向の後退側に設定され
た第二の回転検出位置とを有し、上記接眼部の正方向へ
の回転時には上記第二の回転検出位置を通過後に上記第
一の回転検出位置を検出させ、上記接眼部の逆方向への
回転時には上記第一の回転検出位置を通過後に上記第二
の回転検出位置を検出させるようにして、上記接眼部の
回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向と逆方
向とで互いに異なる位置に設定されている回転位置検出
手段と、上記接眼部の正方向への回転時には、上記回転
位置検出手段の上記第一の回転検出位置の検出に基づき
上記映像表示装置に表示される撮影映像を偏向し、上記
接眼部の逆方向への回転時には、上記回転位置検出手段
の上記第二の回転検出位置の検出に基づき上記映像表示
装置に表示される撮影映像を偏向する偏向制御手段とを
備えたものである。
めの本発明のビデオカメラのビューファインダ装置は、
映像信号回路を有するカメラ本体と、映像表示装置と接
眼部とを有し、かつ、上記映像表示装置と上記接眼部と
を一体に上記カメラ本体に対して360°正逆両方向に
回転可能に構成したビューファインダと、上記接眼部の
180°の正逆両方向のそれぞれの回転範囲内におい
て、正方向への回転方向の前進側に設定された第一の回
転検出位置と、正方向への回転方向の後退側に設定され
た第二の回転検出位置とを有し、上記接眼部の正方向へ
の回転時には上記第二の回転検出位置を通過後に上記第
一の回転検出位置を検出させ、上記接眼部の逆方向への
回転時には上記第一の回転検出位置を通過後に上記第二
の回転検出位置を検出させるようにして、上記接眼部の
回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向と逆方
向とで互いに異なる位置に設定されている回転位置検出
手段と、上記接眼部の正方向への回転時には、上記回転
位置検出手段の上記第一の回転検出位置の検出に基づき
上記映像表示装置に表示される撮影映像を偏向し、上記
接眼部の逆方向への回転時には、上記回転位置検出手段
の上記第二の回転検出位置の検出に基づき上記映像表示
装置に表示される撮影映像を偏向する偏向制御手段とを
備えたものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明のビューファイ
ンダ装置は、接眼部を映像表示装置と一体に360°正
逆両方向に自由に回転することが可能であり、その36
0°の回転範囲内における180°の正逆両方向のそれ
ぞれの回転範囲内におい て接眼部の回転位置を回転位置
検出手段によって検出して、映像表示装置に表示される
撮影映像を偏向制御手段によって自動的に偏向すること
ができる。 しかも、接眼部の180°の正逆両方向のそ
れぞれの回転範囲内において、回転位置検出手段は、接
眼部の回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向
と逆方向とで互いに異なる位置となるように、接眼部の
正方向への回転時における回転検出位置である第一の回
転検出位置をその正方向への回転方向の前進側に設定
し、接眼部の逆方向への回転時の回転検出位置である第
二の回転検出位置を上記正方向への回転方向の後退側に
設定しているので、接眼部の正方向への回転時であれ
ば、第二の回転検出位置を通過後、第一の回転検出位置
が検出された時に初めて撮影映像が偏向され、接眼部の
逆方向への回転時であれば、第一の回転検出位置を通過
後、第二の回転検出位置が検出された時に初めて撮影映
像が偏向されることになる。
ンダ装置は、接眼部を映像表示装置と一体に360°正
逆両方向に自由に回転することが可能であり、その36
0°の回転範囲内における180°の正逆両方向のそれ
ぞれの回転範囲内におい て接眼部の回転位置を回転位置
検出手段によって検出して、映像表示装置に表示される
撮影映像を偏向制御手段によって自動的に偏向すること
ができる。 しかも、接眼部の180°の正逆両方向のそ
れぞれの回転範囲内において、回転位置検出手段は、接
眼部の回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向
と逆方向とで互いに異なる位置となるように、接眼部の
正方向への回転時における回転検出位置である第一の回
転検出位置をその正方向への回転方向の前進側に設定
し、接眼部の逆方向への回転時の回転検出位置である第
二の回転検出位置を上記正方向への回転方向の後退側に
設定しているので、接眼部の正方向への回転時であれ
ば、第二の回転検出位置を通過後、第一の回転検出位置
が検出された時に初めて撮影映像が偏向され、接眼部の
逆方向への回転時であれば、第一の回転検出位置を通過
後、第二の回転検出位置が検出された時に初めて撮影映
像が偏向されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用したビデオカメラのビュ
ーファインダ装置の一実施例を図1〜図5を参照して説
明する。なお、図6および図7と同一構造部には同一の
符号を付して重複説明を省略する。
ーファインダ装置の一実施例を図1〜図5を参照して説
明する。なお、図6および図7と同一構造部には同一の
符号を付して重複説明を省略する。
【0011】まず、図1および図2の(A)に示すよう
に、ビューファインダ装置3の映像表示装置であるCR
T10と接眼部6は一体に回転中心であるCRT10の
光軸Fの周りに正方向への回転方向である矢印a方向又
は逆方向への回転方向である矢印b方向に360°回転
可能に構成されている。
に、ビューファインダ装置3の映像表示装置であるCR
T10と接眼部6は一体に回転中心であるCRT10の
光軸Fの周りに正方向への回転方向である矢印a方向又
は逆方向への回転方向である矢印b方向に360°回転
可能に構成されている。
【0012】そして、CRT10の画面10aとは反対
側の端部の外周に360°回転式の接触機構13が取り
付けられている。この接触機構13は、CRT10の外
周に光軸Fに沿って平行に形成されてCRT10と一体
に回転される回転接触手段である複数のスリップリング
14と、これらのスリップリング14にそれぞれ摺動自
在に接触された固定接触手段である複数のブラシ15と
によって構成されている。そして、複数のブラシ15は
ビューファインダ本体4の内部に固定されたブラシ基板
16上に植設されていて、これらのブラシ15はハーネ
ス11aによって回路基板9の映像信号回路8に電気的
に接続されている。また、複数のスリップリング14は
内部配線によってCRT10に電気的に接続されてい
る。
側の端部の外周に360°回転式の接触機構13が取り
付けられている。この接触機構13は、CRT10の外
周に光軸Fに沿って平行に形成されてCRT10と一体
に回転される回転接触手段である複数のスリップリング
14と、これらのスリップリング14にそれぞれ摺動自
在に接触された固定接触手段である複数のブラシ15と
によって構成されている。そして、複数のブラシ15は
ビューファインダ本体4の内部に固定されたブラシ基板
16上に植設されていて、これらのブラシ15はハーネ
ス11aによって回路基板9の映像信号回路8に電気的
に接続されている。また、複数のスリップリング14は
内部配線によってCRT10に電気的に接続されてい
る。
【0013】この360°回転式の接触機構13によれ
ば、CRT10を接眼部6と一体に矢印a又はb方向に
360°回転する際、複数のスリップリング14がCR
T10と一体に回転され、これら複数のスリップリング
14と複数のブラシ15は相互に摺動しつつ接触状態を
維持するので、映像信号回路8とCRT10との間の電
気的な接続に何等支障を来すことがない。
ば、CRT10を接眼部6と一体に矢印a又はb方向に
360°回転する際、複数のスリップリング14がCR
T10と一体に回転され、これら複数のスリップリング
14と複数のブラシ15は相互に摺動しつつ接触状態を
維持するので、映像信号回路8とCRT10との間の電
気的な接続に何等支障を来すことがない。
【0014】従って、このビューファインダ装置3によ
れば、接眼部6を図1に実線で示すビデオカメラの後方
側に向く位置P1から1点鎖線で示す前方側に向く位置
P2まで180°反転して、接眼部6をビデオカメラの
前方側から覗き込むことが可能になる。
れば、接眼部6を図1に実線で示すビデオカメラの後方
側に向く位置P1から1点鎖線で示す前方側に向く位置
P2まで180°反転して、接眼部6をビデオカメラの
前方側から覗き込むことが可能になる。
【0015】次に、図2の(A)(B)に示すように、
接眼部6の回転位置を検出する回転位置検出手段17が
設けられている。この回転位置検出手段17は、接眼部
6と一体に回転されるCRT10の外周で、前記スリッ
プリング14の横に並設されてCRT10と一体に回転
される2つのスリップリング18a、18bと、ブラシ
基板16に植設されて2つのスリップリング18a、1
8bに摺動自在に接触された2本のブラシ19a、19
bと、一方のスリップリング18aのB点とA′点およ
び他方のスリップリング18bのA−B′間の位置をそ
れぞれ検出するための導体からなる検出子20とによっ
て構成されている。なお、これらのブラシ19a、19
bもハーネス11aによって映像信号回路8に電気的に
接続されている。
接眼部6の回転位置を検出する回転位置検出手段17が
設けられている。この回転位置検出手段17は、接眼部
6と一体に回転されるCRT10の外周で、前記スリッ
プリング14の横に並設されてCRT10と一体に回転
される2つのスリップリング18a、18bと、ブラシ
基板16に植設されて2つのスリップリング18a、1
8bに摺動自在に接触された2本のブラシ19a、19
bと、一方のスリップリング18aのB点とA′点およ
び他方のスリップリング18bのA−B′間の位置をそ
れぞれ検出するための導体からなる検出子20とによっ
て構成されている。なお、これらのブラシ19a、19
bもハーネス11aによって映像信号回路8に電気的に
接続されている。
【0016】なお、A点とB点との間およびB′点と
A′点との間はそれぞれ所定の角度、例えば60°に形
成され、A点とB′点との間およびB点とA′点との間
はそれぞれ所定の角度、例えば120°に形成されてい
る。また、CRT10と一体にスリップリング18a、
18bが回転する時、両フランジ19a、19bの総合
出力は、例えば、B−A′間でLow、A−B′間でH
iとなり、A−B間およびB′−A′間はCRT10が
回転してきた方向に応じて切り換えられるように構成さ
れている。ここで、接眼部6をCRT10と一体に後方
側に向く後方側原位置であるP1(0°の位置)と、前
方側に向く前方側原位置であるP2(180°の位置)
からそれぞれ正方向である矢印a方向に回転する際の、
その正方向の回転に対する前進側に設定されている第一
の回転検出位置がそれぞれA点、A′点に構成されてい
て、その正方向に対する後退側に設定されている第二の
回転検出位置がそれぞれB点、B′点に構成されてい
る。
A′点との間はそれぞれ所定の角度、例えば60°に形
成され、A点とB′点との間およびB点とA′点との間
はそれぞれ所定の角度、例えば120°に形成されてい
る。また、CRT10と一体にスリップリング18a、
18bが回転する時、両フランジ19a、19bの総合
出力は、例えば、B−A′間でLow、A−B′間でH
iとなり、A−B間およびB′−A′間はCRT10が
回転してきた方向に応じて切り換えられるように構成さ
れている。ここで、接眼部6をCRT10と一体に後方
側に向く後方側原位置であるP1(0°の位置)と、前
方側に向く前方側原位置であるP2(180°の位置)
からそれぞれ正方向である矢印a方向に回転する際の、
その正方向の回転に対する前進側に設定されている第一
の回転検出位置がそれぞれA点、A′点に構成されてい
て、その正方向に対する後退側に設定されている第二の
回転検出位置がそれぞれB点、B′点に構成されてい
る。
【0017】次に、図3はCRT10の偏向制御回路を
示したものであって、映像信号の同期信号分離回路21
の出力端に垂直駆動回路22と水平駆動回路23が並列
に接続され、回転位置検出手段17の両ブラシ19a、
19bからの出力端に接続された反転制御回路24の出
力端が垂直駆動回路22と水平駆動回路23とにそれぞ
れ接続されている。
示したものであって、映像信号の同期信号分離回路21
の出力端に垂直駆動回路22と水平駆動回路23が並列
に接続され、回転位置検出手段17の両ブラシ19a、
19bからの出力端に接続された反転制御回路24の出
力端が垂直駆動回路22と水平駆動回路23とにそれぞ
れ接続されている。
【0018】そして、CRT10の矢印a又はb方向の
回転位置が回転位置検出手段17によって検出され、両
ブラシ19a、19bからの出力に基づいて反転制御回
路24から垂直駆動回路22と水平駆動回路23とに同
時に反転制御信号が出力される。そして、これら垂直駆
動回路22と水平駆動回路23とによってCRT10の
同期信号が偏向されて、CRT10の画面10aに表示
(再生)される撮影映像が上下逆様となる正と負に自動
的に偏向されるように構成されている。
回転位置が回転位置検出手段17によって検出され、両
ブラシ19a、19bからの出力に基づいて反転制御回
路24から垂直駆動回路22と水平駆動回路23とに同
時に反転制御信号が出力される。そして、これら垂直駆
動回路22と水平駆動回路23とによってCRT10の
同期信号が偏向されて、CRT10の画面10aに表示
(再生)される撮影映像が上下逆様となる正と負に自動
的に偏向されるように構成されている。
【0019】次に、図4および図5によって、CRT1
0の回転位置に応じたCRT10の撮影映像の自動的な
偏向操作を説明する。
0の回転位置に応じたCRT10の撮影映像の自動的な
偏向操作を説明する。
【0020】即ち、接眼部6が0°で示すビデオカメラ
の後方側に向く後方側原位置P1にある時には、CRT
10の撮影映像は上下が正しい向きの正となっている。
の後方側に向く後方側原位置P1にある時には、CRT
10の撮影映像は上下が正しい向きの正となっている。
【0021】そこで、接眼部6をCRT10と一体にそ
の後方側原位置P1から正方向である矢印a方向に回転
して行くと、60°のB位置を通過して120°のA位
置まで回転した時に、回転位置検出手段17の両ブラシ
19a、19bからの出力がLowからHiに切り換え
られて、CRT10の撮影映像が上下逆様となる負に切
り換えられる。
の後方側原位置P1から正方向である矢印a方向に回転
して行くと、60°のB位置を通過して120°のA位
置まで回転した時に、回転位置検出手段17の両ブラシ
19a、19bからの出力がLowからHiに切り換え
られて、CRT10の撮影映像が上下逆様となる負に切
り換えられる。
【0022】そして、矢印a方向に回転される接眼部6
が180°で示すビデオカメラの前方側を向く前方側原
位置P2に達し、その前方側原位置P2を乗り越えて、
更に正方向である矢印a方向に引き続き回転されて60
°のB′位置を通過して120°のA′位置に達するま
ではCRT10の撮影映像は負の状態にそのまま保持さ
れ、そのA′位置に達した時に、上記同様に撮影映像が
負から正に切り換えられる。
が180°で示すビデオカメラの前方側を向く前方側原
位置P2に達し、その前方側原位置P2を乗り越えて、
更に正方向である矢印a方向に引き続き回転されて60
°のB′位置を通過して120°のA′位置に達するま
ではCRT10の撮影映像は負の状態にそのまま保持さ
れ、そのA′位置に達した時に、上記同様に撮影映像が
負から正に切り換えられる。
【0023】一方、接眼部6を後方側原位置P1からB
点を通過させて、A点を+α乗り越えた位置P3まで回
転して、CRT10の撮影映像を正から負に切り換えた
後、接眼部6をその位置P3から矢印b方向に反転する
際には、接眼部6がA点を矢印b方向へ通過した後、B
点に到達するまでの間はCRT10の撮影映像は負の状
態に保持される。そして、接眼部6がB点に到達された
時に初めて、回転位置検出手段17の両ブラシ19a、
19bからの出力がHiからLowに切り換えられて、
CRT10の撮影映像が負から正に切り換えられる。
点を通過させて、A点を+α乗り越えた位置P3まで回
転して、CRT10の撮影映像を正から負に切り換えた
後、接眼部6をその位置P3から矢印b方向に反転する
際には、接眼部6がA点を矢印b方向へ通過した後、B
点に到達するまでの間はCRT10の撮影映像は負の状
態に保持される。そして、接眼部6がB点に到達された
時に初めて、回転位置検出手段17の両ブラシ19a、
19bからの出力がHiからLowに切り換えられて、
CRT10の撮影映像が負から正に切り換えられる。
【0024】従って、このビューファインダ装置3によ
れば、接眼部6をCRT10と一体に360°正逆両方
向に自由に回転することが可能であり、その360°の
回転範囲内における後方側原位置P1と、前方側原位置
2とを基点とする正方向である矢印a方向や逆方向であ
る矢印b方向への正逆両方向の180°のそれぞれの回
転範囲内において、接眼部6の回転位置に応じて、CR
T10の撮影映像を自動的に偏向することができ、接眼
部6をビデオカメラの後方側に向く後方側原位置P1か
ら前方側に向く前方側原位置P2まで180°反転し
て、接眼部6をビデオカメラの前方側から覗き込むこと
ができるようにしても、撮影映像を常に正常な向きで見
ることができる。しかもその際、接眼部6の回転角度が
180°ぴったりでなく、A点とB′点との間又はB点
とA′点との間の180°に対する±60°の範囲内で
過不足する不十分な位置であっても、撮影映像を常に正
常な向きで見ることができる。
れば、接眼部6をCRT10と一体に360°正逆両方
向に自由に回転することが可能であり、その360°の
回転範囲内における後方側原位置P1と、前方側原位置
2とを基点とする正方向である矢印a方向や逆方向であ
る矢印b方向への正逆両方向の180°のそれぞれの回
転範囲内において、接眼部6の回転位置に応じて、CR
T10の撮影映像を自動的に偏向することができ、接眼
部6をビデオカメラの後方側に向く後方側原位置P1か
ら前方側に向く前方側原位置P2まで180°反転し
て、接眼部6をビデオカメラの前方側から覗き込むこと
ができるようにしても、撮影映像を常に正常な向きで見
ることができる。しかもその際、接眼部6の回転角度が
180°ぴったりでなく、A点とB′点との間又はB点
とA′点との間の180°に対する±60°の範囲内で
過不足する不十分な位置であっても、撮影映像を常に正
常な向きで見ることができる。
【0025】その上、接眼部6の回転方向が回転途中で
反転せれた時の撮影映像の偏向の切り換えを行う際、図
4および図5に示すように正方向への回転時(矢印a方
向の回転時)の回転検出位置であるA点又はA′点と、
逆方向への回転時(矢印b方向の回転時)の回転検出位
置であるB点又はB′点との間のそれぞれ60°の区間
では、そのそれぞれ60°の区間を通過して初めて偏向
の切り換えを行うので、接眼部6の回転方向が反転され
る度に、CRT10の撮影映像が正と負にパタパタと切
り換えられるがことが全くなく、撮影映像の視認性が安
定する。また、接眼部6の360°の回転範囲の全前角
度に亘って撮影映像の偏向位置を検出することができ、
検出できないと言う不確定な位置が全く存在しないの
で、ビデオ撮影の操作性が著しく向上する。
反転せれた時の撮影映像の偏向の切り換えを行う際、図
4および図5に示すように正方向への回転時(矢印a方
向の回転時)の回転検出位置であるA点又はA′点と、
逆方向への回転時(矢印b方向の回転時)の回転検出位
置であるB点又はB′点との間のそれぞれ60°の区間
では、そのそれぞれ60°の区間を通過して初めて偏向
の切り換えを行うので、接眼部6の回転方向が反転され
る度に、CRT10の撮影映像が正と負にパタパタと切
り換えられるがことが全くなく、撮影映像の視認性が安
定する。また、接眼部6の360°の回転範囲の全前角
度に亘って撮影映像の偏向位置を検出することができ、
検出できないと言う不確定な位置が全く存在しないの
で、ビデオ撮影の操作性が著しく向上する。
【0026】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能であ
る。
本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明のビデオカメラのビューファイン
ダ装置は、以上のように構成されているので、次の様な
効果を奏する。
ダ装置は、以上のように構成されているので、次の様な
効果を奏する。
【0028】接眼部を映像表示装置と一体に360°正
逆両方向に自由に回転することが可能であり、その36
0°の回転範囲内における180°の正逆両方向のそれ
ぞれの回転範囲内において接眼部の回転位置を回転位置
検出手段によって検出して、映像表示装置に表示される
撮影映像を偏向制御手段によって自動的に偏向すること
ができるので、接眼部を回転させても撮影映像が上下逆
向きになることがなく 、撮影映像を常に正常な向きで見
ることができる。
逆両方向に自由に回転することが可能であり、その36
0°の回転範囲内における180°の正逆両方向のそれ
ぞれの回転範囲内において接眼部の回転位置を回転位置
検出手段によって検出して、映像表示装置に表示される
撮影映像を偏向制御手段によって自動的に偏向すること
ができるので、接眼部を回転させても撮影映像が上下逆
向きになることがなく 、撮影映像を常に正常な向きで見
ることができる。
【0029】カメラ本体に対する接眼部の360°正逆
両方向の回転範囲内における180°の正逆両方向のそ
れぞれの回転範囲内において、回転位置検出手段は、接
眼部の回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向
と逆方向とで互いに異なる位置となるように、接眼部の
正方向への回転時における回転検出位置である第一の回
転検出位置をその正方向への回転方向の前進側に設定
し、接眼部の逆方向への回転時の回転検出位置である第
二の回転検出位置を上記正方向への回転方向の後退側に
設定して、接眼部の正方向への回転時であれば、第二の
回転検出位置を通過後、第一の回転検出位置が検出され
た時に初めて撮影映像が偏向され、接眼部の逆方向への
回転時であれば、第一の回転検出位置を通過後、第二の
回転検出位置が検出された時に初めて撮影映像が偏向さ
れるようにしたので、接眼部の回転角度が180°ぴっ
たりでなく、接眼部の回転角度に過不足がある不十分な
位置であっても、撮影映像を常に正常な向きで見ること
ができ、接眼部の回転方向を反転する度に、撮影映像が
パタパタと切り換えれれる不安定な位置がなく、撮影映
像の視認性が安定する。接眼部の360°の回転範囲の
全前角度に亘って撮影映像の偏向位置を検出することが
でき、検出できないと言う不確定な位置が全く存在しな
いので、ビデオ撮影の操作性が著しく向上する。
両方向の回転範囲内における180°の正逆両方向のそ
れぞれの回転範囲内において、回転位置検出手段は、接
眼部の回転方向が反転された時の回転検出位置が正方向
と逆方向とで互いに異なる位置となるように、接眼部の
正方向への回転時における回転検出位置である第一の回
転検出位置をその正方向への回転方向の前進側に設定
し、接眼部の逆方向への回転時の回転検出位置である第
二の回転検出位置を上記正方向への回転方向の後退側に
設定して、接眼部の正方向への回転時であれば、第二の
回転検出位置を通過後、第一の回転検出位置が検出され
た時に初めて撮影映像が偏向され、接眼部の逆方向への
回転時であれば、第一の回転検出位置を通過後、第二の
回転検出位置が検出された時に初めて撮影映像が偏向さ
れるようにしたので、接眼部の回転角度が180°ぴっ
たりでなく、接眼部の回転角度に過不足がある不十分な
位置であっても、撮影映像を常に正常な向きで見ること
ができ、接眼部の回転方向を反転する度に、撮影映像が
パタパタと切り換えれれる不安定な位置がなく、撮影映
像の視認性が安定する。接眼部の360°の回転範囲の
全前角度に亘って撮影映像の偏向位置を検出することが
でき、検出できないと言う不確定な位置が全く存在しな
いので、ビデオ撮影の操作性が著しく向上する。
【図1】本発明の一実施例によるビデオカメラのビュー
ファインダ装置の概要を示す透視図である。
ファインダ装置の概要を示す透視図である。
【図2】360°回転式の接触機構と回転位置検出手段
の側面図および回転位置検出手段の端面図である。
の側面図および回転位置検出手段の端面図である。
【図3】映像表示装置の偏向制御回路を示す図面であ
る。
る。
【図4】映像表示装置の偏向方法を説明する図面であ
る。
る。
【図5】映像表示装置の偏向方法を説明する図面であ
る。
る。
【図6】ビデオカメラ全体を示した斜視図である。
【図7】従来のビューファインダ装置の概要を示す透視
図である。
図である。
1 カメラ本体 3 ビューファインダ装置 6 接眼部 8 映像信号回路 10 CRT(映像表示装置) 18a、18b スリップリング 19a、19b ブラシP1 後方側原位置 P2 前方側原位置 A点、A′点 第一の回転検出位置 B点、B′点 第二の回転検出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−106581(JP,A) 実開 昭57−26159(JP,U) 実開 昭59−69560(JP,U) 実開 昭57−168366(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257
Claims (1)
- 【請求項1】映像信号回路を有するカメラ本体と、 映像表示装置と接眼部とを有し、かつ、上記映像表示装
置と上記接眼部とを一体に上記カメラ本体に対して36
0°正逆両方向に回転可能に構成したビューファインダ
と、 上記接眼部の180°の正逆両方向のそれぞれの回転範
囲内において、正方向への回転方向の前進側に設定され
た第一の回転検出位置と、正方向への回転方向の後退側
に設定された第二の回転検出位置とを有し、上記接眼部
の正方向への回転時には上記第二の回転検出位置を通過
後に上記第一の回転検出位置を検出させ、上記接眼部の
逆方向への回転時には上記第一の回転検出位置を通過後
に上記第二の回転検出位置を検出させるようにして、上
記接眼部の回転方向が反転された時の回転検出位置が正
方向と逆方向とで互いに異なる位置に設定されている回
転位置検出手段と、上記接眼部の正方向への回転時には、上記回転位置検出
手段の上記第一の回転検出位置の検出に基づき上記映像
表示装置に表示される撮影映像を偏向し、上記接眼部の
逆方向への回転時には、上記回転位置検出手段の上記第
二の回転検出位置の検出に基づき 上記映像表示装置に表
示される撮影映像を偏向する偏向制御手段とを備えたこ
とを特徴とするビデオカメラのビューファインダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12190091A JP3189296B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ビデオカメラのビューファインダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12190091A JP3189296B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ビデオカメラのビューファインダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04326258A JPH04326258A (ja) | 1992-11-16 |
JP3189296B2 true JP3189296B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=14822689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12190091A Expired - Fee Related JP3189296B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ビデオカメラのビューファインダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189296B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001086375A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回転台付カメラ |
DE10229053A1 (de) * | 2002-06-28 | 2004-03-18 | Siemens Ag | Mobilfunkgerät mit eingebauter Kamera |
JP4488417B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2010-06-23 | 株式会社エルモ社 | 監視カメラ装置 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP12190091A patent/JP3189296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04326258A (ja) | 1992-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |