JPH0822049A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0822049A
JPH0822049A JP6179776A JP17977694A JPH0822049A JP H0822049 A JPH0822049 A JP H0822049A JP 6179776 A JP6179776 A JP 6179776A JP 17977694 A JP17977694 A JP 17977694A JP H0822049 A JPH0822049 A JP H0822049A
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Kaneyoshi Togano
兼義 戸叶
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くのアクチュエータを必要としない簡単な
構成で、撮影モード毎に変化する撮影範囲に応じたファ
インダー視野が得られる撮像装置。 【構成】 撮影者が手動で撮像ブロック2の光軸20
と、ファインダーブロック4の光軸21の相対位置が略
平行になる通常撮影用の位置にファインダーブロック4
を移動すると、検知手段8が0Nとなって焦点調節部材
移動手段7が起動され、焦点調節部材6を通常撮影用に
調節する。表示手段9はファインダー外にあり、この時
通常撮影範囲とファインダー視野は一致している。撮影
者がファインダーブロックを近接撮影モードの前傾位置
に移動すると、検知手段がOFFとなり焦点調節部材移
動手段は焦点調節部材を近接撮影用に調節し、表示手段
9がファインダー内に挿入され近接撮影モードを表示す
る。この時近接撮影範囲とファインダー視野は一致して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像光学系とファイン
ダー光学系とを別に有し通常撮影、近接撮影等のモード
切換を行う撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像光学系とファインダー光
学系を独立して有する撮像装置において、通常撮影モー
ドと近接撮影モードを持ち、モード切換スイッチの操作
に連動して撮影光学系の焦点調節部材の調節を行う撮像
装置が知られている。
【0003】このような構造の装置では、撮影光学系と
ファインダー光学系の光軸が一致していないことに起因
して、ファインダー光学系を通して見た「通常撮影時の
撮影範囲」と、「近接撮影時の撮影範囲」の位置や大き
さが異なる。このため、どちらか一方の撮影モードでの
撮影範囲にファインダー視野を合わせた場合、他方の撮
影モードでは撮影範囲の確認が困難となる。これを解決
するために以下のような、いくつかの方式が考えられて
いる 図3は従来の撮像装置のファインダー視野枠を示す図で
ある。
【0004】第1番目の場合は、図3に示すファインダ
ー内に通常撮影用と近接撮影用の両方の視野枠を用意し
たものである。外側の視野枠15で表される範囲が「通
常撮影時の撮影範囲」を、内側やや下寄りの視野枠16
で表される範囲が「近接撮影時の撮影範囲」をそれぞれ
表している。
【0005】撮影者は通常撮影モードの場合は、被写体
を視野枠15の範囲に合わせて撮影を行い、近接撮影モ
ードの場合には、被写体を視野枠16の範囲に合わせて
撮影を行うことで意図どおりの撮影が可能なようにして
いる。
【0006】図4は従来の撮像装置の通常撮影モード時
の状態を示す図である。
【0007】第2番目の場合は、モード切換スイッチ1
0の操作に連動してファインダー視野と、撮影範囲が一
致するようにファインダーブロック4の全体(ファイン
ダー系の一部の場合もある)を移動調節するものであ
る。
【0008】図4ではモード切換スイッチ10が通常撮
影モードに設定されている状態を示している。モード切
換スイッチ10の状態を、モード切換検出手段11によ
り検出し焦点調節部材移動手段7、ファインダーブロッ
ク移動手段12に伝達する。モードの検出結果に基づい
て、焦点調節部材移動手段7は焦点調節部材6を通常撮
影に適した位置(図4の位置)へ移動させ、ファインダ
ーブロック移動手段12はファインダーブロック4を、
通常撮影時の撮影範囲が観察される位置(図4の位置)
へ移動させる。なお、1は撮影光学系を、2は撮像ブロ
ックを、3はファインダー光学系を、5は結像面を、2
0は撮影系光軸を、21はファインダー系光軸を、30
は撮像装置本体を夫々示している。
【0009】図5に、図4の撮像装置を近接撮影モード
に設定した状態を示す。
【0010】モード切換スイッチ10の状態をモード切
換検出手段11により検出し、この検出結果に基づいて
同様に、焦点調節部材移動手段7が焦点調節部材6を、
近接撮影に適した位置(図5の位置)へ移動させ、ファ
インダーブロック移動手段12はファインダーブロック
4を、近接撮影時の撮影範囲が観察される位置へ移動さ
せる。
【0011】このように図4、図5に示した動作によっ
て、通常撮影と近接撮影のどちらが選択された場合で
も、撮影範囲に応じたファインダー視野を得ることがで
きるようにしている。
【0012】図6は従来の視野枠移動方式の撮像装置の
通常撮影モード時における状態を示す図である。
【0013】第3番目の場合は、モード切換スイッチ1
0の操作に連動して、ファインダー光学系3内にファイ
ンダー視野枠13を出し入れするものである。
【0014】図6ではモード切換スイッチ10は通常撮
影モードに設定されている。モード切換スイッチ10の
状態をモード切換検出手段11により検出して、焦点調
節部材移動手段7とファインダー視野枠移動手段14に
伝達する。検出結果から焦点調節部材移動手段7は、焦
点調節部材6を通常撮影に適した位置へ移動させ、ファ
インダー視野枠移動手段14はファインダー視野枠13
をファインダーブロック4の外へ移動させる。
【0015】図7に、図6の撮像装置を近接撮影モード
に設定した状態を示す。
【0016】図7ではモード切換スイッチ10は近接撮
影モードである。モード切換スイッチ10の状態をモー
ド切換検出手段11により検出して、この検出結果に基
づき同様に、焦点調節部材移動手段7により焦点調節部
材6を近接撮影に適した位置へ移動し、ファインダー視
野枠移動手段14によりファインダー視野枠13を、今
度はファインダーブロック4の中へ移動させる。これに
より、ファインダーで観察される範囲は近接撮影に適し
たものとなる。
【0017】このようにして、図6、図7の動作によ
り、通常撮影と近接撮影のどちらが選択されても、撮影
範囲に応じたファインダー視野が得られるようにしてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、図3に示すようなファインダー内に、通常撮
影用と近接撮影用の両方の視野枠を用意する第1番目の
方式の場合は、ファインダーの1画面内に2つの視野枠
が存在するため、撮影モードに応じて撮影者自らが一方
の視野枠を判断して選択しなければならない。そのた
め、誤って違うモードの視野枠を使用してしまう恐れが
あることと、片方の視野枠を使用している時にもう一方
の視野枠が邪魔になるという欠点がある。
【0019】図4、図5に示すようなモード切換スイッ
チ10の操作に連動して、ファインダーブロック4全体
を移動調節する第2番目の方式の場合は、モード切換ス
イッチ10、モード切換検出手段11、焦点調節部材移
動手段7、ファインダーブロック移動手段12等の各装
置を必要とするため、撮像装置の構成が複雑になるとい
う欠点があり、また、スイッチの切換に応じて焦点調節
部材6とファインダーブロック4を移動しなければなら
ないので、アクチュエータの数が増え消費電力も増すと
いう欠点がある。
【0020】図6、図7に示すようなモード切換スイッ
チ10の操作に連動して、ファインダー光学系3内にフ
ァインダー視野枠13を出し入れする第3番目の方式の
場合も、モード切換スイッチ10、モード切換検出手段
11、焦点調節部材移動手段7、ファインダー視野枠1
3、ファインダー視野枠移動手段14等を必要とするた
め、撮像装置の構成がさらに複雑になるという欠点があ
り、スイッチの切換に応じて焦点調節部材6とファイン
ダー視野枠13を移動するため、アクチュエータの数が
増え消費電力も増すという欠点がある。
【0021】上述の問題点に鑑み、請求項1に示した本
発明の目的は、多くのアクチュエータを必要としない簡
単な構成で、撮影モード毎に変化する撮影範囲に応じた
ファインダー視野が得られる撮像装置を提供しようとす
るものである。
【0022】更に、請求項2に示した本発明の目的は、
通常撮影と近接撮影の2種類の撮影モードの切換を、よ
り簡単な構成で確実に行うことができる撮像装置を提供
しようとするものである。
【0023】更に、請求項3に示した本発明の目的は、
通常撮影と近接撮影の2種類の撮影モード切換のための
検知を、簡単な構成で確実に行うことができる撮像装置
を提供しようとするものである。
【0024】更に、請求項4に示した本発明の目的は、
撮影モードの切換をファインダーを覗いたままで撮影者
に認知させるように表示できる撮像装置を提供しようと
するものである。
【0025】更に、請求項5に示した本発明の目的は、
ファインダー内で撮影モードの切換を認知させる表示手
段を適切な位置に配置することによって、表示手段を動
かすことなく撮影モードの簡明な表示を行うことができ
る撮像装置を提供しようとするものである。
【0026】更に、請求項6に示した本発明の目的は、
通常撮影モードか近接撮影モードかを確実に認知できる
ようにファインダー内に簡明に表示できる撮像装置を提
供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に示した本発明は、撮像光学系を含む撮像
ブロックとファインダー系を含むファインダーブロック
を有する撮像装置において、撮像ブロックとファインダ
ーブロックの相対的な位置移動を可能にする相対位置移
動手段と、前記相対位置移動手段により移動した前記撮
像ブロックとファインダーブロックの相対的移動位置に
応じて自動的に撮像光学系の焦点調節部材の調節を行う
焦点調節手段を備えている。
【0028】更に、請求項2に示した本発明は、前記撮
像ブロックとファインダーブロックの相対的移動位置
は、焦点調節部材を通常撮影用に焦点調節する通常撮影
用ポジションと、近接撮影用に焦点調節する近接撮影用
ポジションの2つのポジションで保持可能としている。
【0029】更に、請求項3に示した本発明は、前記2
つのポジションを前記ファインダーブロックの相対的移
動によりオンオフする検知手段によって検知している。
【0030】更に、請求項4に示した本発明は、前記2
つのポジションのうち選択したポジションをファインダ
ー内において認知させる表示手段を備えている。
【0031】更に、請求項5に示した本発明は、前記表
示手段のファインダー内における配置位置を、撮像ブロ
ックとファインダーブロックの相対的移動位置が一方の
ポジションをとる場合に認知可能であり、他方のポジシ
ョンをとる場合に認知不能となる位置としている。
【0032】更に、請求項6に示した本発明は、前記表
示手段は近接撮影用のポジションにおいて前記ファイン
ダーブロック内に位置し、通常撮影用ポジションにおい
ては前記ファインダーブロック外に位置している。
【0033】
【作用】請求項1に示した本発明の撮像装置によれば、
相対位置移動手段によって移動した撮像ブロックとファ
インダーブロックの相対位置に応じて、焦点調節手段に
より撮影光学系の焦点調節部材が調節されるので、相対
位置の移動に応じて焦点調節部材を調節し撮影範囲とフ
ァインダー視野を一致させることができる。
【0034】あるいは、請求項2に示した本発明の撮像
装置によれば、撮像ブロックとファインダーブロックの
相対的移動位置を、焦点調節部材を通常撮影用に調節す
る通常撮影用ポジションと近接撮影用に調節する近接撮
影用ポジションの2つのポジションで保持可能としたの
で、通常撮影用ポジションに保持した場合は通常撮影範
囲とファインダー視野の一致および通常撮影用の焦点調
節を、近接撮影用ポジションに保持した場合は近接撮影
範囲とファインダー視野の一致および近接撮影用の焦点
調節を行うことができる。
【0035】あるいは、請求項3に示した本発明の撮像
装置によれば、通常撮影用と近接撮影用の2つのポジシ
ョンを検知手段のオンオフにより検知するので、2つの
ポジションのいずれかを確実に検知して対応する焦点調
節を行うことができる。
【0036】あるいは、請求項4に示した本発明の撮像
装置によれば、ファインダー内で表示手段によって選択
されたポジションを認知できるようにしたので、撮影者
はファインダーを覗くことによって撮影モードを認知す
ることができる。
【0037】あるいは、請求項5に示した本発明の撮像
装置によれば、ファインダー内の表示手段の配置位置を
撮像ブロックとファインダーブロックの相対位置が一方
のポジションをとる場合に認知可能で、他方のポジショ
ンをとる場合に認知不能となる位置としたので、ファイ
ンダー内で撮影モードを正確に認知できる。
【0038】あるいは、請求項6に示した本発明の撮像
装置によれば、ファインダー内の表示手段が近接撮影用
ポジションの場合はファインダーブロック内に位置し、
通常撮影ポジションの場合はファインダーブロック外に
なるようにしたので、通常撮影モードか近接撮影モード
かを正確に認知できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0040】図1は本発明の一実施例に係る撮像装置の
通常撮影モード時の状態を示す構成図である。図2は図
1に示す一実施例の撮像装置の近接撮影モード時の状態
を示す構成図である。
【0041】図1において、撮像装置本体30は、被写
体像を結像面5に結像させる撮影光学系1と、撮影光学
系の一部を構成し移動によって焦点距離を変化させる焦
点調節部材6を保持する撮像ブロック2と、被写体像を
結像させ撮影者に認識させるためのファインダー光学系
3を保持するファインダーブロック4と、焦点調節部材
6を移動させるための焦点調節部材移動手段7を有し、
以上については従来例と同様な構成である。
【0042】本実施例は、それにファインダー光学系3
と共に移動するファインダーブロック4の位置、状態を
検知するための検知手段8を設けている。検知手段8は
例えば図1のように撮像ブロック2の光軸20に対し
て、ファインダーブロック4の光軸21が略平行位置に
ある時にはON状態であり、ファインダーブロック4が
相対移動した位置ではOFF状態を示すような、電気系
スイッチあるいは光学系スイッチ等で構成されている。
これは2ポジションをON/OFFとして検出できるも
のであれば良く特に限定するものではない。
【0043】さらに、撮影者に現在の撮影モードを認知
させるためファインダー内にモード表示するための表示
手段9を設けている。表示手段9は通常撮影時より小さ
い近接撮影モード時の視野枠が、近接撮影モード時にフ
ァインダー内に挿入されて表示されるようにし、図1の
ような通常撮影モード時にはファインダー外に出てファ
インダー内には表示されないように構成している。な
お、表示手段9はメカニカルな視野枠表示としている
が、それ以外の構成としてもかまわない。
【0044】つぎに動作について説明する。
【0045】図1は撮像装置の通常撮影モード時の状態
である。通常撮影を望む場合は、先ず、撮影者はあらか
じめ定められている通常撮影用の位置(図1の位置)へ
ファインダーブロック4を移動する。このファインダー
ブロック4内には、ファインダー光学系のレンズ3が保
持されていて、ファインダーブロック4の移動に伴って
撮影系光軸20とファインダー系光軸21の相対位置が
変わり、認知できる視野が変化する構造になっている。
図1の場合は、撮影系光軸20とファインダー系光軸2
1の相対位置は、一般的なコンパクトカメラと同様に略
平行である。この動作により、ファインダーの視野もし
くはファインダー内の視野枠は通常撮影モードで撮影さ
れる撮影範囲に応じたものとなる。 ファインダーブロ
ック4の移動状態は検知手段8によって検知される。図
1の場合は、ファインダーブロック4によって検知手段
8がON状態になり、通常撮影モードが選択されたこと
が認識される。
【0046】検知手段8の検知結果は焦点調節部材移動
手段7に伝達される。焦点調節部材移動手段7はこの結
果に基づき、所定距離(例えば3m〜∞)離れた被写体
の像が結像面5に結像する様に焦点調節部材6を移動す
る。
【0047】なお、本実施例では検知手段8と焦点調節
部材移動手段7を分離しているが、例えば、ファインダ
ーブロック4の移動を直接、焦点調節部材6に伝達する
構成とすることで一体化することも可能である。
【0048】また、焦点調節部材6に関してもこの部材
だけで焦点調節を行うのではなく、別に用意されている
AF手段と組み合わせて、補助的に焦点調節を行う部材
として扱うこともできる。
【0049】このとき、表示手段9は、ファインダーブ
ロック4の外側に位置して、ファインダー内にこの表示
はなされないので、撮影者は、ファインダー内に表示が
ないことより通常撮影モードであることを認知する。
【0050】以上の動作により通常撮影モードでの撮影
の準備が完了する。この状態で、ファインダーの視野、
若しくはファインダー内の視野枠は、前述したように、
撮像機構によって撮像される通常撮影範囲に応じたもの
になっている。
【0051】その後、撮影光学系1および焦点調節部材
6を通り結像面5に結像した被写体像は、図示せぬ撮像
機構により撮像され撮像動作が終了する。
【0052】図2は近接撮影モード時の状態を示してい
る。近接撮影を望む場合は通常撮影の場合と同様に、撮
影者はあらかじめ定められている近接撮影用の位置(図
2に示す、装置前面の傾斜角に沿ったファインダーブロ
ック4の前傾位置)へファインダーブロック4を移動す
る。この位置は、撮影系光軸20とファインダー光軸2
1が、通常撮影の場合と比較して装置側で交差する状態
になっている。
【0053】この動作により、ファインダーの視野若し
くはファインダー内の視野枠は、近接撮影モードで撮影
される撮影範囲に応じたものとなる。
【0054】ファインダーブロック4の移動状態は検知
手段8で検知される。この近接撮影の場合ファインダー
ブロック4によって、検知手段8はOFFの状態になり
近接撮影モードが選択されたことが認識される。
【0055】検知手段8の検知結果は焦点調節部材移動
手段7に伝達され、焦点調節部材移動手段7はこの検知
結果に基づき、所定距離(例えば、30cm)離れた被
写体の像が結像面5に結像するように焦点調節部材6を
移動する。
【0056】このとき表示手段9はファインダーブロッ
ク4内に挿入されて内側に位置することになり、表示手
段9によってファインダー内に近接撮影モードの表示が
なされる。撮影者はファインダー内の表示によって、近
接撮影モードであることを認知することができる。
【0057】この場合、表示手段9は撮影者の手動操作
によるファインダーブロック4の移動によって、ファイ
ンダーブロック4の内部へ挿入される構造としたので、
表示手段9自体はアクチュエータ等の駆動手段を必要と
しないものである。
【0058】以上の動作で近接撮影モードの撮影準備が
完了し、撮像指示により撮像動作が行われる。
【0059】
【本発明と実施例の対応】以上の実施例において、ファ
インダーブロック4を通常撮影モードの位置(双方の光
軸20、21の相対位置が略平行位置)から、近接撮影
モードの位置(光軸20、21の相対位置が交差する位
置)へ手動により移動させる操作が撮影モード切換スイ
ッチとなる構造、構成が本発明の相対位置移動手段に相
当し、この手動操作による相対位置移動を検知して自動
的に通常撮影用又は、近接撮影用に焦点調節部材6を焦
点調節部材移動手段7により移動調節する構成が本発明
の焦点調節手段に相当する。
【0060】通常撮影モード時の相対位置と、近接撮影
モード時の相対位置の2ポジションを、ON/OFF状
態として対比検知して、焦点調節部材移動手段7へ伝達
する検知手段8の動作が本発明の検知手段に相当し、手
動によるファインダーブロック4の移動操作により、例
えば、近接撮影モード時にはファインダー内に挿入され
て表示を行い、通常撮影モード時にはファインダー外に
なって表示されないようにした視野枠を含む、表示手段
9が本発明の表示手段に相当する。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した
本発明の撮像装置は、撮像ブロックとファインダーブロ
ックの相対位置を変化させ撮影範囲とファインダー視野
を一致させる動作によって、焦点調節部材の調節が行わ
れるようにしたので、常にピントの合う撮影範囲とファ
インダー視野の一致する装置が簡単な構成によって達成
できるものである。
【0062】更に、請求項2に示した本発明の撮像装置
は、撮像ブロックとファインダーブロックの相対位置を
変化させることが撮影モード切換スイッチとして働くた
め、モード切換スイッチを別に設ける必要が無く、モー
ド切換スイッチに連動して相対位置を変化させなければ
ならなかったファインダーブロック等を撮影者によって
駆動する構成としたので、これらの駆動用のアクチュエ
ータも必要が無く装置の小形化、低コスト化を可能にす
るものである。
【0063】更に、請求項3に示した本発明の撮像装置
は、通常撮影モード時と近接撮影モード時の2つのポジ
ションを、検知手段のオンオフにより検知するようにし
たので、2つのポジションのいずれかを確実に検知して
焦点調節部材移動手段に伝達し、自動的に通常撮影用か
又は近接撮影用に焦点調節を行うことができるものであ
る。
【0064】更に、請求項4に示した本発明の撮像装置
は、ファインダー内に選択されたポジションを認知させ
る表示手段を有しているので、撮影者はファインダーを
覗いたまま撮影モードの確認ができる使い勝手の良い装
置を提供できるものである。
【0065】更に、請求項5および6に示した本発明の
撮像装置は、ファインダー内表示手段の配置を、撮像ブ
ロックとファインダーブロックの相対位置が一方のポジ
ションをとる場合に認知可能で、他方のポジションをと
る場合に認知不能となる位置としたので、これを通常撮
影用のポジションと近接撮影用のポジションに対応させ
近接撮影用ポジションでは表示手段がファインダーブロ
ック内に、通常撮影用ポジションではファインダーブロ
ック外に位置するようにして、通常撮影モードと近接撮
影モードとを、表示と非表示という区別により表示手段
を何ら動作させることなく、簡明に表示することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る撮像装置の通常撮影モ
ード時の状態を示す構成図である。
【図2】図1に示す一実施例の近接撮影モード時の状態
を示す構成図である。
【図3】従来の撮像装置のファインダー視野枠を示す図
である。
【図4】従来の撮像装置の通常撮影モード時の状態を示
す図である。
【図5】図4に示す撮像装置の近接撮影モード時の状態
を示す図である。
【図6】従来の視野枠移動式の撮像装置の通常撮影モー
ド時における状態を示す図である。
【図7】図6に示す撮像装置の近接撮影モード時におけ
る状態を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影光学系 2 撮像ブロック 3 ファインダー光学系 4 ファインダーブロック 5 結像面 6 焦点調節部材 7 焦点調節部材移動手段 8 検知手段 9 表示手段 20 撮影系光軸 21 ファインダー系光軸 30 撮像装置本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系を含む撮像ブロックとファイ
    ンダー系を含むファインダーブロックを有する撮像装置
    において、 撮像ブロックとファインダーブロックの相対的な位置移
    動を可能にする相対位置移動手段と、前記相対位置移動
    手段により移動した前記撮像ブロックとファインダーブ
    ロックの相対的移動位置に応じて自動的に撮像光学系の
    焦点調節部材の調節を行う焦点調節手段を備えたことを
    特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像ブロックとファインダーブロッ
    クの相対的移動位置は、焦点調節部材を通常撮影用に焦
    点調節する通常撮影用ポジョンと、近接撮影用に焦点調
    節する近接撮影用ポジションの2つのポジションで保持
    可能としたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記2つのポジションを前記ファインダ
    ーブロックの相対的移動によりオンオフする検知手段に
    よって検知することを特徴とする請求項2記載の撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記2つのポジションのうち選択したポ
    ジションをファインダー内において認知させる表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段のファインダー内における
    配置位置を、撮像ブロックとファインダーブロックの相
    対的移動位置が一方のポジションをとる場合に認知可能
    であり、他方のポジションをとる場合に認知不能となる
    位置としたことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は近接撮影用のポジション
    において前記ファインダーブロック内に位置し、通常撮
    影用ポジションにおいては前記ファインダーブロック外
    に位置することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
JP6179776A 1994-07-08 1994-07-08 撮像装置 Pending JPH0822049A (ja)

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JP6179776A Pending JPH0822049A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 撮像装置

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JP (1) JPH0822049A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075449A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Kowa Co 眼科撮影装置
US7561788B2 (en) 2005-09-09 2009-07-14 Eastman Kodak Company Image-capturing device having multiple optical systems

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