JPH06303469A - テレビジョンカメラ用レンズ装置 - Google Patents

テレビジョンカメラ用レンズ装置

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JPH06303469A
JPH06303469A JP5114214A JP11421493A JPH06303469A JP H06303469 A JPH06303469 A JP H06303469A JP 5114214 A JP5114214 A JP 5114214A JP 11421493 A JP11421493 A JP 11421493A JP H06303469 A JPH06303469 A JP H06303469A
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Japan
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lens
shooting
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image
view
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JP5114214A
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Shinya Yajima
信哉 矢島
Tsutomu Yamamoto
力 山本
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスペクト比の異なる映像の撮影を行う際
に、その視野範囲がほぼ同じ状態で撮影ができるよう
に、視野範囲の補正を行えるようにする。 【構成】 固体撮像素子14により、アスペクト比が1
6:9の横長画面の受像機に表示する映像信号を取得で
き、またアスペクト比が4:3の現行サイズの画面の受
像機に表示する映像信号を得ることができ、両者の撮影
時に視野範囲をほぼ一致させるために、エクステンダ部
20を構成するターレットに、0.8倍のレンズからな
る視野範囲補正用レンズ15を設けて、撮影モード切換
器30で現行サイズ画面用の撮影モードが選択された時
に、この信号がエクステンダ部20の駆動制御回路31
に入力されて、ターレット駆動モータ23を駆動させ
て、ターレット21を回転させて、視野範囲補正用レン
ズ15が光軸上に臨ませるようにすることにより、撮影
モードの切換と連動して、両者の撮影モードにおける視
野範囲がほぼ一致するように補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスペクト比が4:3
の現行サイズの画面のテレビジョン受像機に表示する映
像を撮影する際と、現行サイズの画面とはアスペクト比
の異なる画面サイズを持った異サイズ画面のテレビジョ
ン受像機に表示する映像を撮影する際とで、視野範囲を
ほぼ同じ状態で撮影できるようにしたテレビジョンカメ
ラ用レンズ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機の画面としては、現
行ではアスペクト比が4:3のものが用いられている
が、近年における画質の向上等から、受像機の画面が大
型化する傾向にある。例えば50インチ以上というよう
な大型画面では、現行のサイズより横長の画面とした方
がより臨場感,迫力感が得られることから、現行サイズ
の画面とは異なるアスペクト比の画面にするのが好まし
く、現に高品位テレビ(HDTV)の受像機では、アス
ペクト比が16:9となっている。
【0003】現行サイズの画面のテレビジョン受像機に
映し出される映像と、横長の画面のテレビジョン受像機
に映し出される映像とでは、アスペクト比の違いがある
ことから、それぞれ専用のテレビジョンカメラで撮影す
るのが一般的である。しかしながら、CCD等の固体撮
像素子を用いたテレビジョンカメラにあっては、その撮
像エリアの一部を電気的にマスクすることにより任意の
アスペクト比の映像信号を作り出すことは可能である。
そこで、横長画面のテレビジョン受像機用の映像を撮影
するのに適したサイズ(横と縦との寸法比)の撮像エリ
アを持った固体撮像素子を用い、横長の画面用の映像を
撮影する際には、この受像エリアの全体を使って撮影を
行い、現行サイズの画面を持ったテレビジョン受像機用
の映像を撮影する際には、固体撮像素子の撮像エリアに
おける両側の部位を所定の幅にわたって電気的にマスク
するように映像信号の処理回路における信号処理方式を
切り換えるように構成したものが開発されており、これ
を用いれば、1台のテレビジョンカメラで、複数のアス
ペクト比を持った映像信号が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビジョ
ンカメラのレンズ装置で図4に示したような視野が得ら
れている場合において、撮像手段における横長画面用の
映像の視野範囲(図中に実線で示した範囲)と現行サイ
ズ画面の映像の視野範囲(図中に点線で示した範囲)と
を比較すると、現行サイズのものではその左右の両側の
一部を視野に収めることができなくなってしまう。勿
論、ズーミング動作を行うことによって、両画面におけ
る視野範囲が一致するように調整することは可能である
が、広角側のエンド位置ではこのような調整を行うこと
ができない。また、現行サイズ画面での撮影時には、テ
レビジョンカメラを被写体から遠ざけるようにすること
も可能ではあるが、狭いスタジオ内等においては、この
ような操作ができない場合もある。要するに、たとえ1
台のテレビジョンカメラで複数のアスペクト比を持った
映像信号を取得は可能であるにしても、撮影を行う上で
はある種の無理があり、しかもアスペクト比の違いによ
り広角側のエンド位置での視野範囲が変わることは、撮
影者に戸惑いを起こさせる等もあって、好ましいもので
はない。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成によっ
て、アスペクト比の異なる映像の撮影を行う際に、その
視野範囲がほぼ同じ状態で撮影ができるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、アスペクト比が4:3である現行サ
イズの画面のテレビジョン受像機に表示する映像の撮影
と、この現行サイズの画面とはアスペクト比が異なる異
サイズ画面のテレビジョン受像機に表示する映像の撮影
とを行うことができる撮像手段を備えたカメラ本体に接
続されるレンズ装置であって、視野範囲補正用レンズを
有し、この視野範囲補正用レンズを選択的に光路に臨ま
せて、現行サイズ画面用の映像を撮影する時の視野範囲
と、異サイズ画面用の映像を撮影する時の視野範囲とを
ほぼ一致させる構成としたことをその特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】テレビジョン受像機における現行サイズの画面
のアスペクト比は、既に説明したように、4:3となっ
ている。これに対して、アスペクト比が16:9となっ
た横長画面のものが現在開発されている。そこで、この
ように現行サイズの画面のアスペクト比とは異なる画面
サイズ用の映像を撮影する際に、レンズ装置における視
野範囲を、このアスペクト比に応じて一致させるために
は、視野範囲補正用レンズとして、例えば0.8倍のレ
ンズを用いる。
【0008】而して、横長画面用の映像を撮影する際に
は、視野範囲補正用レンズはレンズ装置の光軸上に臨ま
せないようにする。これによって、ワイド端位置ではあ
る視野範囲の映像が得られる。一方、現行サイズ画面用
の映像を撮影する際には、視野範囲補正用レンズを光軸
上に臨ませる。これによって、結像倍率が0.8倍に変
化することになり、横長画面用の映像として撮影した時
の視野範囲とほぼ同じようになる。ここで、視野範囲補
正用レンズを光軸上に臨ませたり、光軸から外したりす
るには、レンズ装置に通常設けられるエクステンダ部を
利用して、このエクステンダ部に装着される異なる倍率
の複数のレンズに加えて、視野範囲補正用レンズを装着
する構成となし、現行サイズ画面用の映像の撮影時と、
横長画面用の映像の撮影時とで、エクステンダ部を操作
して、視野範囲補正用レンズを光軸上に挿脱させる。ま
た、視野範囲補正用レンズを交換レンズ方式によってレ
ンズ装置に対して着脱可能に装着することによっても、
視野範囲の補正を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1乃至図6に本発明の第1の実施
例を示す。而して、図1にはテレビジョンカメラの構成
が示されている。図中において、1はレンズ装置、2は
カメラ本体である。レンズ装置1においては、被写体側
から、順にフォーカスレンズ群10,ズームレンズ群1
1,マスタレンズ群12が設けられており、ズームレン
ズ群11の後群と、マスタレンズ群12の前群との間に
は、絞り13が設けられている。カメラ本体2における
結像位置には、撮像手段として、CCD等からなる固体
撮像素子14が配設されており、この固体撮像素子14
によって、レンズ装置1を介して得られる被写体の光学
像を結像させて、電気信号に変換されるようになってい
る。
【0010】15は視野範囲補正用レンズを示し、この
視野範囲補正用レンズ15は、図2に示したエクステン
ダ部20に装着されている。一般に、エクステンダ部2
0は、ターレット21を有し、このターレット21にそ
れぞれ倍率の異なる複数のレンズを装着してなるもので
あって、これら倍率の異なるレンズを選択的にレンズ装
置1における光軸上に臨ませることができるようになっ
ている。今、このターレット21には、3箇所のレンズ
装着部21a,21b,21cが形成されており、それ
ぞれのレンズ装着部21a,21b,21cには、視野
範囲補正用レンズ15の他に、1倍レンズ16及び2倍
レンズ17がそれぞれ装着されている。そして、ターレ
ット21の外周面にはリングギヤ22が形設されてお
り、このリングギヤ22にはターレット駆動モータ23
の出力軸に設けた駆動ギヤ24と噛合しており、このモ
ータ23を作動させることによって、レンズ15〜17
のいずれかを光路に臨ませることができるようになって
いる。また、ターレット21の回転位置を制御するため
に、このターレット21の回転角を検出するためのポテ
ンショメータ25を備えている。
【0011】ところで、固体撮像素子14は、図3に示
したように、縦9に対して横16の比率の撮像エリアを
有するものであり、この固体撮像素子14の全体を使っ
て映像信号を取得するように駆動すると、アスペクト比
が16:9である異サイズ画面、即ち横長画面の受像機
に表示する映像信号を取得でき、また固体撮像素子14
から信号を読み出す時に、撮像エリアのうち、斜線で示
した左右の両側の部分を所定の幅だけ電気的にマスクし
た状態で駆動すれば、アスペクト比が4:3の画面、即
ち現行サイズの画面の受像機に表示する映像信号が得ら
れる。映像信号処理回路を、横長画面用の映像信号を取
得するように固体撮像素子14を駆動する方式と、現行
サイズ画面用の映像信号が取得できるように駆動する方
式との間にモードの切り換えが可能な構成となってい
る。そこで、撮影モード切換器30(図4参照)を設け
て、撮影を行うに当って、横長画面用の撮影モードと現
行サイズ画面用の撮影モードとに切り換えることができ
るように設定することによって、1台のテレビジョンカ
メラを用いて、アスペクト比の異なる画面の映像を撮影
することが可能となる。
【0012】ところで、図4において説明したように、
現行サイズ画面用の映像における視野範囲は、横長画面
用の映像における視野範囲より左右の両側が狭くなって
しまう。前述した視野範囲補正用レンズ15は、この視
野範囲の差を補正するためのものであり、この視野範囲
補正用レンズ15は0.8倍のレンズから構成されてい
る。これによって、ターレット21の1倍レンズ16が
光軸上に臨んで、図4の映像が得られている状態で、こ
のターレット21を回転させて、視野範囲補正用レンズ
15を光軸上に臨ませると、固体撮像素子14に結像す
る像は図5のように変化する。同図に示したように、現
行サイズ画面の映像の受像エリアにおける画像は、図4
における横長画面用の映像の受像エリアにおける画像
と、その視野範囲がほぼ同じ状態となる。
【0013】そこで、図6に示したように、撮影モード
切換器30によって、カメラ本体2における固体撮像素
子14の駆動方式を現行サイズ画面用の撮影モードと横
長画面用の撮影モードとの間で切り換えできるようにな
し、この撮影モード切換器30で現行サイズ画面用の撮
影モードが選択された時に、この信号がエクステンダ部
20の駆動制御回路31に入力されて、ターレット駆動
モータ23を駆動させて、ターレット21を回転させ
て、視野範囲補正用レンズ15が光路に臨ませるように
する。これによって、撮影モードの切換と連動して、視
野範囲の補正を行うことができる。ただし、視野範囲が
異なっていても、現行サイズ画面用の撮影モードで撮影
すること自体は可能であることから、撮影者の好み等を
考慮して、現行サイズ画面用の撮影モード時に視野範囲
補正レンズ15を光路に臨ませるか否かの選択を行うよ
うにした方が良い場合には、撮影モード切換器30の切
換とは独立に、ターレット駆動モータ23を作動させる
ようにしても良い。
【0014】また、図4と図5とのレンズ装置1を介し
て得られる全体の視野範囲を比較すると、図5の全体の
視野範囲は、図4のものと比較して約80%となってい
る。従って、図5の状態での絞り13の開口径は、視野
範囲補正用レンズ15を光路に入れない図4の状態での
絞り開口径より小さくした方が、アイリス制御を行う上
で、また余分な光が固体撮像素子14に受光されて、フ
レアやゴースト等の発生防止等の見地から好ましい場合
がある。このためには、図6に仮想線で示したように、
撮影モード切換器30からの切換信号がアイリス制御回
路32にも取り込んで、視野範囲補正用レンズ15が光
路に臨んだ時に、アイリス駆動用モータ33を作動させ
て、絞り13の開口径を絞るように制御するのが好まし
い。
【0015】なお、アスペクト比が16:9の横長画面
に対して、アスペクト比が4:3の現行サイズ画面で
は、結像倍率が前者が1に対して後者が0.8となるよ
うに、視野範囲補正用レンズ15の倍率が設定されてお
れば良く、例えば通常の状態では、現行サイズ画面用の
撮影を行う際に、ターレット21により1倍レンズ16
を光軸上に臨ませるように設定した場合には、視野範囲
補正用レンズとしては、1.25倍のレンズとし、横長
画面用の撮影を行う際に、この視野範囲補正用レンズを
光軸上に臨ませるように構成しても良い。
【0016】次に、図7は本発明の第2の実施例を示す
ものであって、本実施例においては、フォーカスレンズ
群41,ズームレンズ群42及びマスタレンズ群43を
装着したレンズ装置40に0.8倍のレンズからなる視
野範囲補正用レンズ44を交換レンズとして着脱可能に
装着できるように構成したものが示されている。視野範
囲補正用レンズ44は、レンズ装置40のカメラ本体4
5への接続側に装着されるようになっており、この視野
範囲補正用レンズ44を装着しない状態でアスペクト比
が16:9の横長画面の撮影を行い、またアスペクト比
が4:3の現行サイズ画面で撮影する際には、視野範囲
補正用レンズ44をレンズ装置40に装着すれば、両者
の視野範囲が実質的に同じになる。
【0017】ここで、レンズ装置40には、前述した第
1の実施例と同様、エクステンダ部46が設けられてお
り、このエクステンダ部46には1倍レンズ(低倍率レ
ンズ)47と、2倍レンズ(高倍率レンズ)48とが装
着されており、この2つのレンズ47,48をレンズ装
置40の光軸上に選択的に臨ませることができるように
なっている。このように構成すると、視野範囲補正用レ
ンズ44を着脱することによって、現行サイズ画面撮影
時と横長画面撮影時とで実質的に視野範囲を同じ状態に
できるのは、エクステンダ部46における1倍レンズ4
7が光軸上に臨んだ状態の低倍率撮影時だけでなく、2
倍レンズ48が光軸上に臨んだ状態の高倍率撮影時にも
画面サイズの異なる映像を撮影する際における視野範囲
を実質的に同じくできる。従って、例えば競技場等にお
いて、フィールドの全体またはかなり広い領域等を撮影
するには1倍レンズ47を光軸上に配置し、またプレー
が行われている部位を拡大して撮影する時には2倍レン
ズ48を光軸上に臨ませるが、いずれの場合であって
も、異なる画面サイズの撮影を行うに当って、全く違和
感がなくなり、正確な撮影が可能となる。
【0018】また、交換レンズ方式で視野範囲補正用レ
ンズを着脱可能に装着するに当っては、図8に示したよ
うに、レンズ装置50の被写体側に視野範囲補正用レン
ズ51を装着するように構成することも可能である。こ
のように構成しても、前述した第1,第2の実施例と同
様に、現行サイズ画面での撮影も、横長画面での撮影も
ほぼ視野範囲を同じ状態にできる。なお、この実施例に
おいては、レンズ装置50にはエクステンダ部が設けら
れてはいないが、第2の実施例と同様のエクステンダ部
を設ければ、ある一定の倍率で撮影する時だけでなく、
それより高い倍率(または低い倍率)で撮影する際にお
いても、異なる画面サイズで撮影する際に、視野範囲を
実質的に同じ状態になる。
【0019】さらに、図9は本発明の第4の実施例であ
って、本実施例では、前述した第1の実施例と同様、エ
クステンダ部に視野範囲補正用レンズを装着するが、こ
のエクステンダ部を2組設け、第1のエクステンダ部6
0aには、少なくとも1倍レンズ61と視野範囲補正用
レンズ62とを設け、また第2のエクステンダ部60b
には、少なくとも2倍レンズ63を装着するように構成
している。このように構成することによって、第1のエ
クステンダ部60aの1倍レンズ61を光軸上に配置
し、第2のエクステンダ部60bにはレンズを臨ませな
いようにすれば、横長画面で、低倍率での撮影が行わ
れ、また第1のエクステンダ部60aの1倍レンズ61
を光軸上に臨ませた状態で、第2のエクステンダ部60
bの2倍レンズ63を光軸上に臨ませることによって、
横長画面で、高倍率での撮影ができるようになる。ま
た、第1のエクステンダ部60aを操作して、視野範囲
補正用レンズ62を光軸上に臨ませた上で、第2のエク
ステンダ部60bにおける2倍レンズ63を光軸上に挿
脱することによって、現行サイズ画面による低倍率及び
高倍率での撮影が可能となる。しかも、横長画面での撮
影も、現行サイズ画面での撮影も視野範囲は実質的に同
じ状態になる。
【0020】なお、前述した実施例においては、画面サ
イズとして、アスペクト比が4:3である現行サイズ画
面と、アスペクト比が16:9の横長画面との間で視野
範囲を一致させるように構成したものを示したが、異サ
イズ画面としては、このアスペクト比に限らず、また現
行サイズ画面より縦長の画面であっても良い。この場合
には、アスペクト比に応じて、視野範囲が一致する倍率
を持った視野範囲補正用レンズを用いれば良い。また、
レンズ装置としては、ズーミング操作が可能なものとし
たが、固定焦点レンズ装置にあっても、前述と同様の視
野範囲補正用レンズを設けることによって、アスペクト
比の異なる画面用の撮影を視野範囲を同じくして撮影で
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、テレビ
ジョンカメラによって異なるアスペクト比を持ったテレ
ビジョン受像機用の映像信号を形成する際に、視野範囲
補正レンズをレンズ装置の光軸上に選択的に臨ませる構
成としたので、アスペクト比が4:3の現行サイズの画
面に表示する映像を得る時と、この現行サイズの画面と
はアスペクト比の異なる異サイズ画面に表示する映像を
得る時とで視野範囲をほぼ同じくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すテレビジョンカメ
ラの要部構成説明図である。
【図2】エクステンダ部の構成説明図である。
【図3】撮像手段としての固体撮像素子の撮像エリアに
関する作用説明図である。
【図4】横長画面用の映像信号を取得する際におけるレ
ンズ装置の視野範囲を示す作用説明図である。
【図5】現行サイズ画面用の映像信号を取得する際にお
けるレンズ装置の視野範囲を示す作用説明図である。
【図6】撮影モードの切り換えに対する連動機構の構成
説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示すテレビジョンカメ
ラの要部構成説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示すテレビジョンカメ
ラの要部構成説明図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示すテレビジョンカメ
ラの要部構成説明図である。
【符号の説明】
1,40,50 レンズ装置 2,45 カメラ本体 13 絞り 14 固体撮像素子 15,44,51,62 視野範囲補正用レンズ 16,47,61 1倍レンズ 17,48,63 2倍レンズ 20,46 エクステンダ部 21 ターレット 30 撮影モード切換器 31 駆動制御回路 32 アイリス制御回路 60a 第1のエクステンダ部 60b 第2のエクステンダ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペクト比が4:3である現行サイズ
    の画面のテレビジョン受像機に表示する映像の撮影と、
    この現行サイズの画面とはアスペクト比が異なる異サイ
    ズ画面のテレビジョン受像機に表示する映像の撮影とを
    行うことができる撮像手段を備えたカメラ本体に接続さ
    れるレンズ装置であって、視野範囲補正用レンズを有
    し、この視野範囲補正用レンズを選択的に光路に臨ませ
    て、現行サイズ画面用の映像を撮影する時の視野範囲
    と、異サイズ画面用の映像を撮影する時の視野範囲とを
    ほぼ一致させる構成としたことを特徴とするテレビジョ
    ンカメラ用レンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記視野範囲補正用レンズをエクステン
    ダ部に設け、この視野範囲補正用レンズを現行サイズ画
    面用の撮影を行う際、または異サイズ画面用の撮影を行
    う際に、レンズ装置の光軸上に臨ませる構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載のテレビジョンカメラ用レン
    ズ装置。
  3. 【請求項3】 前記エクステンダ部を2組設け、第1の
    エクステンダ部には少なくとも所定倍率のレンズと視野
    範囲補正用レンズとを装着し、第2のエクステンダ部に
    は高倍率レンズを装着することによって、所定倍率での
    撮影時とそれより高倍率撮影時とにおいて、それぞれの
    ワイド端における現行サイズ画面用の映像を撮影する時
    の視野範囲と、異サイズ画面用の映像を撮影する時の視
    野範囲とをほぼ一致させる構成としたことを特徴とする
    請求項2記載のテレビジョンカメラ用レンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記視野範囲補正用レンズを交換レンズ
    として、前記レンズ装置の被写体側の部位または前記カ
    メラ本体への接続側の部位に着脱可能に装着する構成と
    したことを特徴とする請求項1記載のテレビジョンカメ
    ラ用レンズ装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズ装置にはそれぞれ倍率の異な
    る複数のレンズを選択的にレンズ装置の光軸上に臨ませ
    るエクステンダ部を設け、前記交換レンズによる視野範
    囲補正用レンズを装着した状態で、所定倍率による撮影
    時にも、またそれより高倍率撮影時にも、それぞれのワ
    イド端における現行サイズ画面用の映像を撮影する時の
    視野範囲と、異サイズ画面用の映像を撮影する時の視野
    範囲とをほぼ一致させる構成としたことを特徴とする請
    求項4記載のテレビジョンカメラ用レンズ装置。
  6. 【請求項6】 前記視野範囲補正用レンズを光路に臨ま
    せた時に、その動作と連動させて、絞りの開口面積を調
    整するようにしたことを特徴とする請求項1記載のテレ
    ビジョンカメラ用レンズ装置。
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