JP3189170B2 - 枠組足場の側枠取付装置 - Google Patents

枠組足場の側枠取付装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枠組足場の側枠取付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築現場に建設される枠組足場
は、1対の平行な建枠とこれの上端部同士を連結する横
地とを備える建地を並立させ、隣接する横地にわたって
布板を架着し、布板の両側にターンバックル等によって
緊張される筋交いを張って必要な構造強度を得ている。
また、下段の枠組みができると、結合材を介して上段の
建枠を下段の建枠に積み上げて高さを伸ばし、下段の場
合と同様に上段の建枠の横地にわたって布板を架着し、
筋交いで構造強度を出すようにしている。更に、必要に
応じて、布板の一方側で隣接する建枠に作業者の転落を
防止するための側枠が連結される。
【0003】側枠としては、建地とほぼ同じ高さに形成
され、その下端縁を建地の中間高さに位置するように配
置して建地に支持させるように構成するものを既に提案
している。この場合、例えば図6に示すように、側枠1
20の上部及び下部には側枠120を建地の建地111
に固定するための舌片131が設けられ、これら舌片1
31の先端部を建地111に設けた受け座132にボル
ト133で締めつけている。
【0004】また、側枠120の縦部材121の中間高
さ部に結合材140に向かって突出する係合ピン151
を固定し、結合材140にこの係合ピン151が上方か
ら係脱される受け金具152を溶接により固定し、上記
係合ピン151を受け金具152に上方から係合させる
ことにより側枠120の中間高さ部を結合材140に仮
支持させ、側枠120の下部の舌片131を下段の建地
111にボルト130で締結する作業が容易になるよう
にしている。
【0005】そして、係合ピン151を受け金具152
に係合させるとともに、下段の建地111に側枠120
の下部の舌片131を固定することにより下段の建枠1
10の横地112に架け渡した布板160の上方に側枠
120の上半分が突き出るように側枠120が設置され
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、枠組足場に
はこのような側枠120を取り付けるところと上記交叉
筋違いのみを取り付けるところとがあり、取り付けない
ところで使用する建枠111には受け座132を設ける
必要はなく、受け座132のある建枠111と受け座1
32のない結合材140を作り、これらを側枠120の
要否に対応して使い分けることが考えられる。しかしな
がら、この考えには、建枠111の生産管理、保管、使
用等が煩瑣になるという問題が伴う。
【0007】そこで、受け座を設けない建地にも側枠を
固定できるように、固定金具等を該側枠にも設けること
も可能ではあるが、その場合には側枠の横方向に突出し
た箇所が存在することとなり、運搬する際にかさばるこ
とも考えられる。
【0008】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、側枠を設置する箇所で使用する建枠と側枠を
設置しない箇所で使用する建枠とを共通化できるように
するとともに、側枠の可搬性を損なわない建地への固定
手段を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、例えば図1(a) 及び図1(b) に示すよ
うに、中空管状に形成した側枠2の横部材22の軸心方
向に進退可能に支持される内挿材6と、該内挿材6の進
出方向端部に固着されるとともに、建地11に外接する
曲管状に形成された固定金具3と、固定金具3を建地1
1から離れる方向に付勢し、上記内挿材6を横部材22
の中空内部に収納させる退行付勢ばね4と、内挿材6を
横方向に貫通する支軸8kと該支軸8kに中央部を軸支
されたピン8pとよりなる係止具8と、固定金具3に内
接させた建地11が固定金具3から脱出することを防止
するために上記固定金具3の先端に装着された把持部材
5とを備える枠組足場の側枠取付装置を提供するもので
ある。
【0010】さらに上記構成における係止具8に代え
て、上記内挿材6の中間位置に設けられた支点6dにお
いて固定金具3を固着した進出方向端部6aを上記横部
材22の軸心に対して所定角度で傾斜することにより、
内挿材6を横部材22より伸出させた状態に保持するよ
うにした。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、側枠2を建地11に固定
する際には、係止具8等により内挿材6を横部材22に
より伸出させた状態に保持して把持手段5の螺合作業を
容易にし、建地11を固定金具3に内接させ、把持部材
5によって建地11が固定金具3から脱出しないように
保持させ、足場枠に解体時には、上記固定金具3を建地
11より脱却させると、退行付勢ばね4により内挿材6
が横部材22の中空内部に収納され、該固定金具3に側
枠2の横方向への突出寸法が少なくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。本発明の一実施例が適用される枠組足場
は、例えば図3に示すように、1対の平行な建地11
と、両建地11の上端部同士を連結する横地12とを備
える建枠1を並立させるとともに、上下方向に複数段組
み上げ、更に、隣接する横地12にわたって布板13を
架け渡し、各段の建枠1及び布板13の側面に側枠2が
取付けられる。
【0013】図4に示すように、上下に組み上げられる
建地11同士は例えば結合材を介して同軸心状に連結さ
れ、建地11とほぼ同じ高さを有する側枠2がその下縁
を各段の建地11のほぼ中央の高さに位置させて建地1
1に固定される。
【0014】側枠2は、1対の縦部材21と、上下の横
部材22と、これらを結合する4個のコーナー部材23
と、補強材24とを備え、各縦部材21の中間高さには
結合材に固定された受け金具に係合される係合ピン7が
設けられ、中空管状に形成した各横部材22の左右両端
部には、その軸心方向に進退可能に支持される内挿材6
の進出方向端部に固着された固定金具3が設けられる。
【0015】すなわち、図1(a) 及び図1(b) に示すよ
うに、各横部材22の左端(あるいは右端)には、内挿
材6が横部材22の軸心方向に進退可能に内嵌され、そ
の進出側端部に固定金具3が上記横部材22の軸心方向
に対して若干上下方向に傾斜させて溶接される。横部材
22内には退行付勢ばね4が挿入され、この退行付勢ば
ね4で内挿材6を横部材22内に引き込む退行方向に付
勢している。
【0016】固定金具3は建地11に外接するJ字形に
形成され、その先端部に蝶ねじで構成した把持手段5が
螺合される。この把持手段5は、固定金具3に内接する
建地11の側枠2と反対側で固定金具3に建地1の軸心
と直交する方向に螺進退可能に螺合される。そして、こ
れを締め込むことにより固定金具3に内接する建地11
が固定金具3と把持手段5との間に保持され、建地11
が固定金具3から脱出することが防止される。
【0017】また本実施例においては、上記把持手段5
の螺合作業を容易にするために、図2に示すように、退
行付勢ばね4によって該建地11より離れる方向に付勢
された固定金具3を上記伸長位置に固定するための係合
具8を備えている。この係合具8は内挿材6を横方向に
貫通する支軸8kと該支軸8kに中央部を軸支されたピ
8pとよりなり、内挿材6の伸長位置においては自重
でピン8pの下端が該内挿材6の側面より突出して上記
横部材22の端面に当接するようにして上記退行付勢ば
ね4の付勢力に抗して該伸長状態を保持するようにして
いる。
【0018】上記の構成において、建枠1を組み上げ、
更に、隣接する横地12にわたって布板13を架け渡し
た後、所要の建地11の間に側枠2を持込み、係合ピン
7を受け金具に係合して側枠2を建地11に仮支持させ
る。更に、この後、側枠2の下端の固定金具3を退行付
勢ばね4に抗して引出し、下段の建地11に外接させて
から止めねじ5を締め込むことにより、固定金具3と止
めねじ5とで下段の建地11の中間高さ部を挟持する。
これにより、側枠12はその下部と中間高さ部とが下段
の建地11と結合材とに連結されることになる。
【0019】従って、建地11側には固定金具3を受け
る受け座を設ける必要がないので、側枠2を組付けない
箇所で使用する建枠1と側枠2を組付ける箇所で使用す
る建枠1とを共通化することができる。また、従来から
使用している受け座のない建枠も使用できるので、建枠
1の制作、保管、使用に関して経済的に有利になる。更
に、組立てに際しては、受け座の有無を考慮せずに済む
ので、作業性を高めることができる。
【0020】なお、上記の一実施例において結合材に設
ける受け金具は結合材から分解可能に設けることができ
る。さらに上記把持部材5の具体的な構成としては蝶ね
じに限定されず、例えば六角ボルトをレンチによって締
め込む構成とすることもできる。
【0021】図5は本発明の他の実施例を示し、この実
施例では、上記係止具8と同様の作用を付与するため
に、内挿材6がその中間位置に設けられた支点6dにお
いて進出方向端部6aが上記横部材22の軸心に対して
所定角度で傾斜可能に構成される。この内挿材6の進出
方向端部6aの基端側端面6bがその軸心に対して所定
の角度で傾斜する傾斜面に形成してあり、該内挿材6を
引き出すと、内挿材6の進出方向端部6aは自重により
少し傾斜し、退行付勢ばね4によって引き戻された内挿
材6の進出方向端部6aの基端側端面6bが横部材22
の端面に受け止められ、固定金具3及び内挿材6の進出
方向端部6aが内挿材6の基端部6cの軸心に対して一
定の角度傾斜する状態に保持される。
【0022】そして、建地11から分解した時には、内
挿材6の進出方向端部6aの軸心を横部材22(基端部
6c)の軸心に合わせ、進出方向端部6aも横部材22
の中空内部に退入するようにしている。
【0023】さらに把持部材5として楔材51を固定金
具3の先端に設けた挿入孔31に挿入するようにしてい
る。その他の構成、作用ないし効果は上記の一実施例と
同様であるので、これらの詳細な説明は省略する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、側枠側
に設けた固定金具とこれの先端に螺合したボルトとによ
って建地を挟持して側枠を建地に固定するので、建枠側
には側枠取付け用の受け座を設ける必要がなくなる。し
たがって、建枠を安価にできるとともに、受け座のない
建枠のみを制作、保管、使用すればよく、また、従来か
ら使用している受け座のない建枠も使用できるので、経
済的に有利になる。また、組立てに際しては、受け座の
有無を考慮せずに済むので、作業性を高めることができ
る。
【0025】さらに側枠より横方向に突出する固定金具
を、退行付勢ばねによって該側枠の横部材に収納される
方向に付勢された内挿材に固定しているので、解体時や
運搬時にも側枠が嵩張ることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面と正面との二面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例が適用される枠組足場の概略
斜視図である。
【図4】本発明の一実施例が適用される側枠の正面図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例の平面と正面との二面図で
ある。
【図6】従来の側枠の正面図である。
【符号の説明】
2 側枠 3 固定金具 4 退行付勢ばね 5 把持部材 6 内挿材 6a 進出方向端部 6d 支点 8 係止具8k 支軸 8p ピン 11 建地 22 横部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空管状に形成した側枠(2) の横部材(2
    2)の軸心方向に進退可能に支持される内挿材(6) と、 該内挿材(6) の進出方向端部に固着されるとともに、建
    地(11)に外接する曲管状に形成された固定金具(3) と、 固定金具(3) を建地(11)から離れる方向に付勢し、上記
    内挿材(6) を横部材(22)の中空内部に収納させる退行付
    勢ばね(4) と、内挿材(6) を横方向に貫通する支軸(8k)と該支軸(8k)に
    中央部を軸支されたピン(8p)とよりなる係止具(8) と、 固定金具(3) に内接させた建地(11)が固定金具(3) から
    脱出することを防止するために上記固定金具(3) の先端
    に装着された把持部材(5) とを備えることを特徴とする
    枠組足場の側枠取付装置。
  2. 【請求項2】 上記係止具(8) に代えて、上記内挿材
    (6) の中間位置に設けられた支点(6d)において固定金具
    (3) を固着した進出方向端部(6a)を上記横部材(22)の軸
    心に対して所定角度で傾斜することにより、内挿材(6)
    を横部材(22)より伸出させた状態に保持させた請求項1
    に記載の枠組足場の側枠取付装置。
  3. 【請求項3】 上記把持部材(5) を、固定金具(3) の先
    端開口部に挿抜自在に装着する楔材(51)とした請求項1
    或いは請求項2のいずれかに記載の枠組足場の側枠取付
    装置。
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KR102226637B1 (ko) * 2019-11-12 2021-03-12 한국산업안전보건공단 가새형 선행 안전난간대의 수직 보강장치

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