JP3189169B2 - 枠組足場の枠材取付装置 - Google Patents

枠組足場の枠材取付装置

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JP3189169B2
JP3189169B2 JP25065191A JP25065191A JP3189169B2 JP 3189169 B2 JP3189169 B2 JP 3189169B2 JP 25065191 A JP25065191 A JP 25065191A JP 25065191 A JP25065191 A JP 25065191A JP 3189169 B2 JP3189169 B2 JP 3189169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枠組足場の枠材取付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築現場に建設される枠組足場
は、例えば図3に示すように、1対の平行な建地11と
これの上端部どうしを連結する横地12とを備える建枠
1を並立させ、隣接する横地12にわたって布板13を
架着し、更に、建地11を結合材で上下に接続して建枠
1を積み上げ、上段の隣接する横地12にわたって布板
13を架着するという手順で組み立てられる。この組立
作業、足場の通行、更には足場の解体作業時の安全を図
るため、足場を組み立てながら布板12の一方側で隣接
する建地11の間に側枠2が設置される。
【0003】側枠2は、建地11の高さとほぼ同じ高さ
を有し、その下縁が下段の建地11のほぼ中央の高さに
位置するように配置される。そして、側枠2の下部が下
段の建地11の中間高さ部に、中間部が上下の建地11
を接続する結合材に、上部が上段の建地11の中間高さ
部に、それぞれ枠材取付装置を介して連結される。
【0004】側枠2の中間高さ部と結合材とを連結する
枠材取付装置は、例えば図6に示すように、側枠2の左
右両端部に設けられる縦部材21に固定される固定金具
103と、結合材14に固定される受金具104とを備
えている。固定金具103は例えば有頭ピン状に形成さ
れ、その頭部が受金具104に上方から係脱される。ま
た、上記受金具104は結合材14に溶接によって固定
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、枠組足場に
は側枠2を取り付ける箇所と取り付けない箇所とがあ
り、取り付けない箇所で使用する結合材14には受金具
104を設ける必要がない。そこで、受金具104のあ
る結合材14と受金具104のない結合材14とを作
り、これらを側枠2の要否に対応して使い分けることが
考えられる。
【0006】しかしながら、この考えには、結合材14
の生産管理、保管、使用等が煩瑣になるという問題が伴
う。また、多数の結合材14を保管したり、運送したり
する上で、受金具104が邪魔になって嵩張るという問
題が生じる。
【0007】これらの問題は、建地11についても同様
である。本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので
あり、受金具が簡単に、かつ、短時間で建地あるいは結
合材に脱着できるようにした枠組足場の枠材取付装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1と
図2とに示すように、側枠2の縦部材21から突出させ
た固定金具3と、建地11あるいは建地11を連結する
結合材14に固定され、固定金具3の先端部が係脱され
る受金具4とを備える枠組足場の枠材取付装置を前提と
して、上記の目的を達成するため、次のような手段を講
じている。
【0009】すなわち、建地(11)あるいは結合材(14)に
挿抜可能に外嵌され、固定金具(3) の先端部を係脱する
係合部(41a) を設けた金具本体(41)と、金具本体(41)に
ホルダ(42)を介して建地(11)あるいは結合材(14)の径方
向に進退可能に支持されるピン(43)と、このピン(43)を
建地(11)あるいは結合材(14)に向かって進出付勢するバ
ネ(44)とを備えてなる受金具(4) を形成し、建地(11)あ
るいは結合材(14)に挿抜可能に外嵌されるスペーサ本体
(71)と、スペーサ本体(71)にホルダ(72)を介して建地(1
1)あるいは結合材(14)の径方向に進退可能に支持される
ピン(73)と、このピン(73)を建地(11)あるいは結合材(1
4)に向かって進出付勢するバネ(74)とを備えてなるスペ
ーサ(7) を形成し、上記建地(11)あるいは結合材(14)の
所定の位置に上記ピン(43)または(73)が嵌脱される位置
決め穴(45)を開設し、側枠(2) を装着する箇所では結合
材(14)に受金具(4) を装着し、側枠(2) を装着しない箇
所では結合材(14)にスペーサ(7) を装着してなる。
【0010】
【作用】上記構成によれば、建地11あるいは結合材1
4に位置決め穴45を設けるだけで、建地11あるいは
結合材14に受金具4を着脱することができる。すなわ
ち、建地11あるいは結合材14に受金具4の金具本体
41を外嵌し、その軸心方向に所定の位置まで移動させ
るとピン43が位置決め穴45に突入して受金具4が位
置決めされて建地11あるいは結合材14に固定され、
ピン43を位置決め穴45から径方向に抜き出し、金具
本体41を建地11あるいは結合材14からその軸心方
向に抜き取ることにより、受金具4を建地11あるいは
結合材14から取り外せる。さらに、側枠2を装着する
箇所の結合材14には受金具4を、側枠2を装着しない
箇所の結合材14にはスペーサ7をそれぞれ装着するよ
うにしているので、建枠11あるいは結合材14を各1
種類のものでよく、これらを作り分ける必要がない。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例が適用される枠組足場は、
例えば図3に示すように、1対の平行な建地11と、両
建地11の上端部どうしを連結する横地12とを備える
建枠1を並立させるとともに、上下方向に複数段組み上
げ、更に、隣接する横地12にわたって布板13を架け
渡し、各段の建枠1及び布板13の側面に側枠2が取付
けられる。
【0012】図1あるいは図5に示すように、上下に組
み上げられる建地11どうしは円筒状の結合材14を介
して同軸心状に連結され、図3に示すように、建地11
とほぼ同じ高さを有する側枠2がその下縁を各段の建地
11のほぼ中央の高さに位置させて建地11に固定され
る。
【0013】図4に示すように、側枠2は、1対の縦部
材21と、上下の横部材22と、これらを結合する4個
のコーナー部材23と、補強材24とを備え、各縦部材
21の中間高さ部には有頭ピン状の固定金具3が固定さ
れ、上端部には縦軸心回りに回転する鍵状の固定金具5
が設けられ、下端部にはアイプレート状の固定金具6が
固定される。
【0014】図示はしないが、下段の建地11の中間高
さ部には、上記固定金具6をボルト止めするための受座
が設けられ、上段の建地11の中間高さには固定金具5
を上方から係脱させる受金具が設けられる。
【0015】図1及び図2に示すように、上下両段の建
地11を連結する結合材14には、固定金具3が上方か
ら係脱される受金具4が分解可能に支持される。固定金
具3は、図2及び図4に示すように、頭部31と脚部3
2とを備え、平面視においてJ字形に曲成された脚部3
2の先端が縦部材21の中間高さ部に溶接される。
【0016】上記受金具4は、結合材14にその軸心方
向に挿抜可能に外嵌される金具本体41と、金具本体4
1にホルダ42を介して結合材14の径方向に進退可能
に支持されたピン43と、このピン43を結合材14に
向かって進出付勢するバネ44とを備えている。
【0017】結合材14には、受金具4の金具本体41
が結合材14のほぼ中央に位置する時のピン43の高さ
にピン43に対応する位置決め穴45が形成してあり、
例えば、結合材14を下段の建地11に差し込む前に、
受金具4に結合材14を差し込み、受金具4を所定の位
置まで結合材14の軸心方向に移動させると、バネ44
が自動的にピン43を位置決め穴45に突入させるよう
にしてある。
【0018】受金具4の金具本体41は、結合材14の
両側にコ字形に張り出す係合部41aを有し、係合部4
1aの外端壁41bに係合溝41cが形成される。この
受金具4の上方から固定金具3を下げて、係合部41a
と結合材14との間に固定金具3の頭部31を嵌め込
み、係合溝41cに固定金具3の脚部32を嵌め込むこ
とにより、固定金具3が受金具4に係合される。
【0019】上記ピン43の先端部、すなわち、結合材
14側の端部の上面は先下がりの傾斜面に形成してあ
り、この先端部は結合材14の所定の位置に形成した位
置決め穴45に挿抜されるようにしている。また、この
ピン43のその後端にはホルダ42に受け止められるつ
まみ46が連設してある。更に、このピン43の後部上
周面には、ホルダ42に支持された回り止めピン47が
摺動可能に挿入される回り止め溝48が形成される。
【0020】この回り止め溝48の前端には周方向に連
続する係止溝49が形成され、ピン43を後方に引き、
軸心回りに回転させて回り止めピン47をこの係止溝4
9に係合させることにより、ピン43をその先端が結合
材14及びこれに外嵌される上段の建地11よりも外側
に位置する後退位置に保持できるようにしている。
【0021】なお、各結合材14とこれの下部に外嵌さ
れる下段の建地11とは、例えば、これら建地11及び
結合材14を貫通するボルトと、このボルトに螺合され
るナットとによって建地11に固定される。
【0022】また、結合部材14の上部に外嵌される上
段の建地11は、該建地11の下部に形成した位置決め
孔11aに受金具4のピン43を挿通させることにより
結合材14に固定される。
【0023】加えて、側枠2が装着されない箇所では、
必要に応じて、受金具4に代えて図5に示すスペーサ7
が結合材14に挿抜可能に外嵌される。このスペーサ7
は受金具4の金具本体41に代えて結合材14に挿抜可
能に外嵌される円筒状のスペーサ本体71と、スペーサ
本体71にホルダ72を介して結合材14の径方向に進
退可能に支持されたピン73と、このピン73を結合材
14に向かって進出付勢するバネ74とを備え、受金具
4と同様にして結合材14に固定され、結合材14に上
方から嵌合される上段の建地11の下部に形成した位置
決め孔11aにスペーサ7のピン73を挿通させること
により上段の建地11を結合材14に固定させるように
している。
【0024】この枠組足場の枠材取付装置においては、
側枠2を装着する箇所では建地11を上下に接続する結
合材14に受金具4を装着し、側枠2を装着しない箇所
では受金具4に代えてスペーサ7を結合材14に装着す
る。したがって、受金具4のある結合材14と受金具4
のない結合材14とを作りわける必要はなくなる。
【0025】また、輸送や保管に際しては受金具4やス
ペーサ7を取り外しておくことにより結合材14の外側
に突出する部材をなくすことができ、受金具4やスペー
サ7が邪魔になって嵩張るという問題はなくなる。
【0026】更に、組立てに際しては、受金具4とスペ
ーサ7とを必要に応じて選択しながら結合材14に装着
して行けばよいので、結合材14の種類を考慮せずに済
むので、作業性を高めることができる。
【0027】加えて、受金具4あるいはスペーサ7はピ
ン43あるいはピン73を後退させておいて金具本体4
1あるいはスペーサ本体71を結合材14の所定の位置
まで差し込めば自動的にピン43あるいはピン73がバ
ネ44あるいはバネ74によって位置決め穴45に突入
させられて固定されるので、受金具4あるいはスペーサ
7の装着作業を簡単に、容易に、しかも、短時間内に確
実に行える。
【0028】また、受金具4あるいはスペーサ7を結合
材14から分解する時には、ピン43あるいはピン73
を後退させておいて金具本体41あるいはスペーサ本体
71を結合材14の周方向あるいは軸方向、もしくはこ
れらの複合方向にずらせるとピン43あるいはピン73
を手放してもピン43あるいはピン73が後退した状態
に保持され、更に、金具本体41あるいはスペーサ本体
71を結合材14の軸方向に摺動させて抜くだけで簡単
に容易に、しかも、短時間内に分解することができる。
【0029】なお、上記の実施例においてスペーサ7は
省略することが可能である。また、結合材14に支持さ
れる受金具4について説明したが、建地11に支持され
る受金具4についても、上記と同様の構成を採ることに
より、簡単に、かつ、短時間で脱着できるようになり、
同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピンを
後退させて金具本体を建地あるいは結合材の軸心方向に
移動させることにより受金具を建地あるいは結合材に簡
単に、かつ、短時間で着脱することができる。
【0031】また、受金具のピンが挿抜される位置決め
穴を有する建枠あるいは結合材を作れば、受金具を有す
る建枠あるいは結合材と受金具のない建枠あるいは結合
材との2種類の建枠あるいは結合材を作る必要がなくな
る。したがって、建枠あるいは結合材を安価にできると
ともに、従来から使用している受金具のない建枠も位置
決め穴を加工するだけで使用できるので、経済的に有利
になる。
【0032】更に、受金具を外して結合材を保管した
り、輸送したりできるので、保管や輸送に際して受金具
が邪魔になって嵩張る恐れは無くなる。加えて、枠組足
場の組立てに際して、受金具の有無によって建地や結合
材を選択しながら組み立てる必要がなくなり、作業性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図である。
【図3】本発明の一実施例が適用される枠組足場の概略
斜視図である。
【図4】本発明の一実施例が適用される側枠の正面図で
ある。
【図5】上記枠組足場の側枠を設置しない箇所で受金具
の代わりに使用されるスペーサの側面図である。
【図6】従来例の平面図である。
【符号の説明】
2 側枠 3 固定金具 4 受金具 11 建地 14 結合材 21 縦部材 41 金具本体 42 ホルダ 43 ピン 44 バネ 45 位置決め穴7 スペーサ 71 スペーサ本体 72 ホルダ 73 ピン 74 バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側枠の縦部材から突出させた固定金
    、建地あるいは建地を取付する結合材に固定され、固
    定金具の先端部が係脱される受金具とを備える枠組足場
    枠材取付装置において、 建地あるいは結合材に挿抜可能に外嵌され、固定金具の
    先端部を係脱する係合部を設けた金具本体と、金具本
    ホルダを介して建地あるいは結合材の径方向に進退可
    能に支持されるピンと、このピンを地あるいは結合
    向かって進出付勢するバネとを備えてなる受金具を
    成し、 建地あるいは結合材に挿抜可能に外嵌されるスペーサ本
    体と、スペーサ本体にホルダを介して建地あるいは結合
    材の径方向に進退可能に支持されるピンと、このピンを
    地あるいは結合材に向かって進出付勢するバネとを備
    えてなるスペーサを形成し、上記建地あるいは結合材の
    所定の位置に上記ピンまたは嵌脱される位置決め穴を
    設し、側枠を装着する箇所では結合材に受金具を装着
    し、側枠を装着しない箇所では結合材にスペーサを装着
    してなることを特徴とする枠組足場の枠材取付装置。
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