JP3185952U - 安全性を高めた洋傘 - Google Patents

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Abstract

【課題】開傘時及び使用時に露先が相手人を傷つける危険性のない安全な洋傘を、基本的な傘の製造工程に大きな変更を加えず、安価に提供する。
【解決手段】親骨1先端の露先4を中棒6側にU字型に折り曲げることにより、開傘時及び傘使用時に、露先4が近隣者に向かない構造とする。具体的な構成としては、露先4が部品として装着されている洋傘については、あらかじめ先端近くをU字型に曲げた露先4を用意し、露先4尾端部に開口する挿入孔に親骨1の先端部分を挿入する。また、露先4が部品として独立していない親骨1・露先一体型の洋傘においては、親骨1の先端部分を内側に曲げる。
【選択図】図4

Description

本考案は、開傘時及び使用時の安全性を高めた洋傘に関する。
洋傘の親骨の先端には、長さが1〜3センチメートル程度の露先が装着されている。また、露先が親骨と一体となっているものもある。(この場合「露先」とは親骨の先端から1〜3センチメートル程度までの部分をいうものとする。)通常、装着タイプの露先は、親骨と同じ素材の金属又は合成樹脂により成形された円筒状の筒体で、尾端部に開口する挿入孔と、径方向に貫通する糸止め孔を有する。そして、挿入孔に親骨の先端を挿入し、糸止め孔に糸を挿通させて小間(布)に縫着され、広げたときの傘の張りを保持している。
親骨は傘の頂部に設置された石突きの近下で上ロクロによって中棒に束ねられ、受骨を束ねる下ロクロが中棒から突出した下はじきに手元近傍で係止されることにより、傘が閉じた状態を保持する。
傘を開くときは、通常、親指で突出した下はじきを中棒内に押し込みながら下ロクロを中棒に沿って上ロクロの方向に押し上げることにより、受骨と親骨を広げるが、このとき親骨先端の露先は、かなりの速さで外に広がる。とくに、ジャンプ式の傘においては、下はじき近傍のボタンを中棒内に押し込むだけで、中棒上部に設置されたバネの力により下ロクロが押しあがり、露先は文字通り急激な速さで外部に向かってジャンプする。
また、通常、傘を開いて使用しているときは、使用者の視線が小間や親骨によって遮られることが多いうえ、手元の小さな動きが、露先の想定外に大きな動きとなることがある。
特開2000−350609号公報 実用新案登録第3095257号 特開2010−119808号公報
露先は、傘布から滴下する雨水を案内するが、開傘時には速いスピードで周囲に突出し、使用時には人の目線の高さで動くため、近隣者の目や顔面を傷つける危険がある。このため、近隣者の安全を確保すべく、露先には種々の配慮が施されている。例えば、前記特許文献1には、露先先端部を球形のエラストマー製の保護体で被覆する発明が、また、前記特許文献2には露先表面がシリコンゴムまたは軟質樹脂により形成されている洋傘が開示されている。
しかし、露先が親骨の延長として上ロクロから伸びる略直線上の先端に設置されている以上、開傘時及び使用時に露先が相手人の目に入る可能性は変わらず存在し、露先部分の形状や素材を工夫するだけでは、安全対策として不十分であると言わざるを得ない。
特にジャンプ式傘については、ボタン部分を親指で押しただけで、強い力で急に露先が開き、周囲を危険にさらすことが多い。実際、近年においては近隣者の顔や眼を突く事故が相次いで生じているため、消費者庁はすべての洋傘について、家庭用品品質表示法(昭和37年法律第104号)に基づく雑貨工業品品質表示規程(平成9年通商産業省告示第672号)を改正し、「開閉時は顔や体から離す」等の取扱い上の注意表示を製造・販売業者に義務づけるとともに(平成25年6月11日施行)、特にジャンプ式傘の扱いについては、広報誌上で具体的な事故例を挙げつつ、消費者に対して取扱上の注意を呼びかけた(平成25年6月11日付同庁News Release)。
上述の危険性を踏まえ、特許文献3には、親骨の形を直線ではなくループ型の輪にして、先端部をなくした洋傘、つまり露先が存在しない洋傘の発明が開示されている。しかし、同発明に係る洋傘は、従来の傘の基本構造を根本から変更するものとなるため、製造工程の変更から生ずる大幅なコストアップが予想され、現実的ではない。
以上の問題点に鑑み、本考案は露先が小間の内側に隠れて、開傘時及び使用時に近隣者を傷つける危険性のない安全な洋傘を、基本的な傘の製造工程に大きな変更を加えず、安価に提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案に係る洋傘は、親骨先端の露先を中棒側にU字型に折り曲げることにより、開傘時及び傘使用時に、露先が近隣者の方に向かない構造となっている。
具体的な構成としては、露先が部品として装着されている洋傘については、あらかじめ先端近くをU字型に曲げた露先を用意し、露先尾端部に開口する挿入孔に親骨の先端部分を挿入して親骨に着接させる。また、露先が部品として独立していない親骨・露先一体型の洋傘においては、親骨の先端部分を内側に曲げる。
洋傘の開傘時及び傘使用時に、近隣者の安全が確保される。
露先に縫合されている小間(張り布)が、露先から外れにくくなる。
一般的な洋傘の小間(傘布)を除いた概念図と露先部分の拡大図である。 一般的な洋傘の概念図と露先部分の拡大図である。 本考案に係る洋傘の小間(傘布)を除いた概念図と本考案に係る露先部分の拡大図である。 本考案に係る洋傘の概念図と本考案に係る露先部分の拡大図である。 (A)洋傘の親骨の先端に装着される露先部分の部品の拡大概念図である。(B)親骨・露先一体型の洋傘に使用される親骨の部品の露先部分の拡大概念図である。
以下、本考案の実施形態の1例を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すとおり、洋傘を開くときは、親指で下はじき11を中棒6内に押し込みながら下ロクロ9を中棒6に沿って上ロクロ8の方向に押し上げる。この結果、受骨2と親骨1が広がるが、このとき親骨1は上ロクロ8から略直線状に伸びているため、先端部分の露先4はかなりの速さで中棒6から離れて近隣者の目の高さに位置に移動し、近隣者を傷つける可能性がある。特に、ジャンプ式洋傘においては、露先4はバネの力によって、周囲の想定を超える速さで近隣者の目の高さまで移動するため、非常に危険である。また、傘の使用時も露先4は、微妙にぶれる手元13の動きを増幅させる形で、近隣者の目の高さを、予測困難な軌線を描いて動くため、非常に危険である。
そこで、本考案においては、図3及び図4に示すように、親骨1先端の露先4部分を中棒6側にU字型に曲げることで、露先4が小間5の内側近くの傘下に隠れる。これにより、傘を開いた時、親骨1の上ロクロ8からの最遠部分は小間5によって被覆された円弧線となり、近隣者に対する危険度は大幅に減少する。
図5(A)は露先が部品として装着される洋傘の、該部品と親骨1との接続部分を示す。装着の方法は、あらかじめ先端近くをU字型に曲げた露先4の尾端部に開口する挿入孔41に親骨1の先端部分を圧入する。圧入だけでは接続の強度が十分に保たれない場合には、溶接、カシメ等の方法によって、強度を補強することができる。
図5(B)は露先4が部品として独立していない親骨・露先一体型の洋傘の親骨1の先端部分を示す。この場合には、単純に親骨1の先端部分を内側に曲げるだけであるが、この工程は、親骨となる棒状の部品を傘として組み立てる前に組み込む場合と、該棒状部品を上ロクロ8に束ねた後に組み入れる場合とがある。
以上、本考案の特徴及び優れた点を、考案の構造と機能の詳細をあげて上記実施形態に記載したが、すべての実施例を記載することはできない。本考案は、本考案の原理の範囲内で、細かな点、特に形状、材料、大きさ及び部品の配置や装着方法を変更しての実施が可能である。
1 親骨
2 受骨
3 中だぼ
4 露先
41 挿入孔
42 糸止め孔
5 小間(傘布)
6 中棒
7 石突き
8 上ロクロ
9 下ロクロ
10 上はじき
11 下はじき
12 玉留
13 手元

Claims (4)

  1. 小間(張り布)、中棒、親骨及び親骨の先端に着接された露先を構成要素の一部に有する洋傘において、前記露先の先端部分を内側にU字状に曲げることにより、開傘時に前記露先の先端部分が前記中棒側に向いていることを特徴とする洋傘。
  2. 小間(張り布)、中棒及び親骨を構成要素の一部に有する洋傘において、前記親骨の先端部分を内側にU字状に曲げることにより、開傘時に前記親骨の先端部分が前記中棒側に向いていることを特徴とする洋傘。
  3. 洋傘の親骨として使用される棒状の部品であって、一の先端部分がU字状に曲げられていることを特徴とする洋傘用の部品。
  4. 洋傘の親骨の先端に露先として装着される部品であって、一の先端部分がU字状に曲げられていることを特徴とする洋傘用の部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102031498B1 (ko) * 2018-08-07 2019-10-11 이재우 안전 우산

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