JP3185845U - 椅子用座面シート及び椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることの可能な椅子用座面シート及びこれを備えた椅子を提供する。
【解決手段】椅子用座面シート10は、座面として形成された表面を有するシート本体11と、シート本体11の幅方向両端部を幅方向中央部に向かってシート本体11の裏面11b側に折り返すことによって、椅子の被取付部43,53が挿通可能となるようにシート本体11の裏面11bに囲まれた空間を形成した状態で、幅方向両端部の裏面11b側に位置する第1の結合部12と、第1の結合部12と対向するように位置するシート本体11の裏面11b側の第2の結合部13とを着脱可能に結合する結合手段と、シート本体11の幅方向両端部を連結する補強ベルト14と、を備える。
【選択図】図4

Description

本考案は、椅子用座面シート及びこれを備えた椅子に関するものである。
従来の椅子は、座部が脚部等に固定されていたため、例えば座部が汚れたり、摩耗によって劣化したりした場合や、座部のデザインを変更したい場合等であっても、座部のみを交換することができなかった。
そこで、座部を交換可能な椅子が知られている(特許文献1)。この椅子は、布製の座面シートを左右一対の側枠脚部に着脱可能に構成されている。具体的には、座面シートの両端に設けられた面ファスナーの各々を、左右一対の側枠脚部の各々に設けられた面ファスナーに接合させることにより、座面シートを左右一対の側枠脚部に着脱することができるようになっている。
特開2003−299546号公報
特許文献1における椅子では、座面シートの面ファスナーと側枠脚部の面ファスナーとの接合のみによって、座面シートが左右一対の側枠脚部間に張設されている。しかしながら、利用者が椅子に座ったときに座面シートにかかる荷重の大きさによっては、座面シートと側枠脚部との接合が解かれることによって、座面シートが外れてしまうおそれがあった。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであり、容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることの可能な椅子用座面カバー及びこれを備えた椅子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に本考案は、座面として形成された表面を有するシート本体と、前記シート本体の幅方向両端部を幅方向中央部に向かって前記シート本体の裏面側に折り返すことによって、椅子の被取付部が挿通可能となるように前記シート本体の裏面に囲まれた空間を形成した状態で、前記幅方向両端部の裏面側に位置する第1の結合部と、前記第1の結合部と対向するように位置する前記シート本体の裏面側の第2の結合部とを着脱可能に結合する結合手段と、前記シート本体の幅方向両端部を連結する補強部材と、を備える、ことを特徴とする椅子用座面シートを提供する(考案1)。
上記考案(考案1)に係る椅子用座面シートでは、椅子の被取付部をシート本体の裏面で囲んだ状態で第1の結合部と第2の結合部とを結合し、シート本体の幅方向両端部を補強部材で連結させることにより、椅子用座面シートを椅子に取付けることができる。また、例えば利用者が椅子に座ったときに第1の結合部と第2の結合部との結合が解かれた場合であっても、シート本体の幅方向両端部が補強部材によって連結されているので、椅子用座面シートが被取付部から外れるのを抑制することができる。これにより、本考案に係る椅子用座面シートによれば、容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることができる。
上記考案(考案1)において、前記補強部材は、前記第1の結合部と前記第2の結合部とが結合している状態で、前記シート本体の幅方向両端部を連結することが好ましい(考案2)。
上記考案(考案1〜2)において、前記補強部材は、前記シート本体の幅方向に沿って延びる帯状に形成されていることが好ましい(考案3)。
上記考案(考案3)において、前記補強部材は、2つ設けられていることが好ましい(考案4)。
上記考案(考案1〜4)において、前記補強部材は、前記シート本体の裏面において前記幅方向に垂直な方向を前記シート本体の長さ方向としたときに、前記長さ方向の中央部よりも前記長さ方向の端部寄りの位置に設けられていることが好ましい(考案5)。
上記考案(考案1〜5)において、前記第1の結合部及び前記第2の結合部は、前記シート本体の裏面において前記幅方向に垂直な方向を前記シート本体の長さ方向としたときに、前記長さ方向に沿って連続的に設けられていることが好ましい(考案6)。
上記考案(考案6)において、前記第1の結合部及び前記第2の結合部の幅は、前記シート本体の座面幅の10%以上30%以下であることが好ましい(考案7)。
上記考案(考案1〜7)において、前記結合手段は、一対の面ファスナーであることが好ましい(考案8)。
第2に本考案は、椅子用座面シート(考案1〜8)を備えた椅子を提供する(考案9)。
上記考案(考案9)に係る椅子では、被取付部をシート本体の裏面で囲んだ状態で第1の結合部と第2の結合部とを結合し、シート本体の幅方向両端部を補強部材で連結させることにより、椅子用座面シートを取付けることができる。また、例えば利用者が椅子に座ったときに第1の結合部と第2の結合部との結合が解かれた場合であっても、シート本体の幅方向両端部が補強部材によって連結されているので、座面シートが被取付部から外れるのを抑制することができる。これにより、本考案に係る椅子によれば、椅子用座面シートを容易に着脱することができるとともに、椅子用座面シートの取付状態を安定させることができる。
上記考案(考案9)において、背凭れ支持部材と、前記背凭れ支持部材に対して着脱可能に取り付けられる背凭れと、を備える、ことが好ましい(考案10)。
上記考案(考案9〜10)において、肘掛部と、前記肘掛部に対して着脱可能に取り付けられる弾性部材と、を備える、ことが好ましい(考案11)。
本考案に係る椅子用座面シートは、容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることができるという優れた効果を有する。また、本考案に係る椅子は、椅子用座面シートを容易に着脱することができるとともに、椅子用座面シートの取付状態を安定させることができるという優れた効果を有する。
本考案の一実施形態に係る椅子の概略構成図である。 本考案の一実施形態に係る椅子用座面シートの表面を示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る椅子用座面シートの裏面を示す底面図である。 椅子用座面シートの取付状態を示す要部を拡大した一部断面図である。
以下、本考案の実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、左右、前後、上下は、椅子に座った利用者から見た方向をいう。また、正面から見るとは、椅子に座った利用者に対面する方向から見ることをいう。
図1は、本考案の一実施形態に係る椅子の概略構成図である。本実施形態に係る椅子は、座部を構成する椅子用座面シート(以下、座面シートという)10と、右脚部材20と、左脚部材30と、第1の座面支持部材40と、第2の座面支持部材50と、背凭れ部60とを備えている。本実施形態に係る椅子は、右脚部材20と左脚部材30との間隔を狭めるようにして折り畳むことができるように構成されている。
まず、座面シート10の構成について図2及び図3を参照して説明する。図2は、座面シートの表面を示す平面図であり、図3は、座面シートの裏面を示す底面図である。図2及び図3に示すように、座面シート10は、シート本体11と、第1の結合部12と、第2の結合部13と、補強ベルト14と、一対のベルト留め具15,16と、留め具保持部17とを備えている。
シート本体11は、可撓性を有する長方形状のシートを複数枚(本実施形態では2枚)積層することによって構成されており、その表面11aが座面として形成されている。シート本体11を構成するシートの材料は特に限定されるものではないが、例えば、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維が挙げられる。なお、表面11a側のシートと裏面11b側のシートとの間には、座り心地を高めるために、例えばスポンジ等の弾性部材からなるシートが設けられてもよい。また、シート本体11は、1枚のシートから構成されてもよい。
第1の結合部12及び第2の結合部13は、結合手段によって着脱可能に結合するように形成されており、シート本体11の幅方向(図中X方向)両端部の裏面11b側に設けられている。図3に示すように、第2の結合部13は、第1の結合部12よりも幅方向中央部側に設けられている。第2の結合部13は、シート本体11の幅方向両端部を幅方向中央部に向かって裏面11b側に折り返したときに、椅子の被取付部(本実施形態では、後述する水平部43,53)が挿通可能となるように裏面11bに囲まれた空間を形成した状態で第1の結合部12と対向するように位置している。また、第1の結合部12及び第2の結合部13は、互いに対向する状態で着脱可能に結合する。
ここで、本実施形態では、一対の面ファスナーを結合手段として用いている。すなわち、第1の結合部12及び第2の結合部13は、面ファスナーで構成されている。この場合、第1の結合部12と第2の結合部13とを合わせることによって両者を結合することができ、第1の結合部12と第2の結合部13とを引き離すことによって両者の結合を解くことができるので、後述するように座面シート10を容易に着脱することができる。なお、椅子が長期間利用されること等によって座面シート10の幅方向中央部(つまり、椅子の座面部分)が延びてしまった場合には、座面シート10の幅方向中央部が下方に弛んだ状態で座面シート10が張設されることになるため、椅子の見栄えが悪くなるおそれがある。一方、本実施形態では、一対の面ファスナーを結合手段として用いているので、面ファスナーが設けられている範囲内において、第1の結合部12と第2の結合部13との結合位置を、座面シート10の幅方向に沿って調節することが可能となる。このため、座面シート10を幅方向に引っ張った状態で椅子に張設することができ、椅子の見栄えを向上させることができる。
なお、結合手段としては、第1の結合部12及び第2の結合部13を着脱可能に結合できるのであれば如何なるものであってもよい。例えば、金属ファスナー、粘着テープ、スナップボタン等を結合手段として用いてもよい。
また、第1の結合部12及び第2の結合部13は、シート本体11の幅方向に垂直な方向(図中Y方向)を長さ方向としたときに、長さ方向に沿って連続的に設けられていることが好ましい。この場合、第1の結合部12及び第2の結合部13の面積を大きく形成することができるので、第1の結合部12及び第2の結合部13の結合力を高めることができる。
さらに、第1の結合部12及び第2の結合部13は、互いに対向する表面全面が結合していることが好ましい。この場合、第1の結合部12及び第2の結合部13の結合部分の面積を大きく形成することができるので、第1の結合部12及び第2の結合部13の結合力を高めることができる。
なお、第1の結合部12及び第2の結合部13の幅W(図3に示す)が適正であるほど、第1の結合部12及び第2の結合部13の結合及び取り外しを容易に行うことができる。そこで、第1の結合部12及び第2の結合部13の幅Wは、例えばシート本体11の座面幅の10%以上30%以下であることが好ましく、特に10%以上25%以下であることが好ましい。ここで、シート本体11の座面幅とは、座面シート10が取り付けられた椅子を上方から見たときの座面シート10の幅W1(図4に示す)をいう。
補強ベルト14は、シート本体11の幅方向両端部を連結する部材であり、シート本体11の幅方向一端側に設けられている。なお、補強ベルト14は、本発明における補強部材の一例である。補強ベルト14の材料は特に限定されるものではないが、例えば、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維が挙げられる。補強ベルト14は、シート本体11の幅方向他端側に設けられた一対のベルト留め具15,16に着脱可能に留められることによって、シート本体11の幅方向両端部を連結するようになっている。
ここで、例えばシート本体11の幅方向両端部を幅方向中央部に向かってシート本体11の裏面11b側に折り返した場合、幅方向両端部は、シート本体11の幅方向に沿って対向することになる。そこで、補強ベルト14は、シート本体11の幅方向に沿って延びる帯状に形成されていることが好ましい。この場合、シート本体11の幅方向両端部を容易に連結することが可能となる。
また、補強ベルト14は、第1の結合部12と第2の結合部13とが結合している状態で、シート本体11の幅方向両端部を連結することが好ましい。この場合、座面シート10を、第1の結合部12及び第2の結合部13が互いに結合し、且つ、シート本体11の幅方向両端部が補強ベルト14によって連結された状態で椅子に取付けることが可能になることから、座面シート10の取付状態をさらに安定させることができる。
また、補強ベルト14の数は、一つであってもよいし複数であってもよい。補強ベルト14を複数設ける場合には、補強ベルト14は2つ設けられていることが好ましい。この場合、補強ベルト14は、シート本体11の裏面11bにおいて幅方向に垂直な方向(図中Y方向)をシート本体11の長さ方向としたときに、当該長さ方向に間隔をおいて設けられ得る。これにより、例えば連結強度が同じ補強ベルトが一つだけ設けられている場合と比べて、シート本体11の幅方向両端部間の連結強度を向上させることができる。
なお、補強ベルト14が、例えばシート本体11の長さ方向中央部近傍において幅方向に延びるように設けられている場合には、利用者が椅子に座ったときに当該利用者の臀部が補強ベルト14に当たることによって、座り心地が悪くなるおそれがある。そこで、補強ベルト14は、シート本体11の長さ方向の中央部よりも長さ方向の端部寄りの位置に設けられていることが好ましい。この場合、利用者の臀部が補強ベルト14に当たることを抑制することができ、ひいては座り心地が悪くなることを低減することができる。
一方、補強ベルト14が、例えばシート本体11の長さ方向両端部に設けられている場合には、当該補強ベルト14が利用者に視認され易くなることから、椅子の見栄えが悪くなるおそれがある。そこで、補強ベルト14は、シート本体11の長さ方向の端部から当該長さ方向の中央部に向かって距離D(図3に示す)だけ離れた位置に設けられていることが好ましい。また、距離Dは、シート本体11の長さD1(図3に示す)の10%以上30%以下の範囲内であることが好ましく、特に10%以上25%以下の範囲内であることが好ましい。この場合、座り心地が悪くなくことを低減することに加えて、椅子の見栄えが悪くなることを抑制することができる。
一対のベルト留め具15,16は、補強ベルト14を留めるための部材であり、例えばリング状に形成された金具等で構成されている。一対のベルト留め具15,16は、シート本体11の幅方向他端側に設けられており、シート本体11の長さ方向において補強ベルト14とほぼ同じ位置に配置されている。また、留め具保持部17は、一対のベルト留め具15,16を、シート本体11の幅方向に沿うように回動可能に保持するようになっている。なお、本実施形態では、補強ベルト14を留めるための部材として一対のベルト留め具15,16を、設けた場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、補強ベルト14を留めるためのバックルやクリップ等を、一対のベルト留め具15,16の代わりに設けてもよい。
次に、本実施形態の椅子を構成する他の部材について説明する。
右脚部材20は、例えばU字形の金属製パイプで構成されており、前脚部21と後脚部22と肘掛部23とを備えている。前脚部21の下端付近と後脚部22の下端付近の間には連結パイプ24が設けられている。肘掛部23には、例えば合成樹脂製の弾性部材25が巻き付けられている。なお、弾性部材25は、肘掛部23に対して着脱可能に取り付けられるように構成されてもよい。この構成によれば、例えば摩耗によって弾性部材25が劣化した場合や、弾性部材25のデザインを変更する場合等であっても、弾性部材25を容易に交換することができる。例えば、弾性部材25には、一対の面ファスナーが設けられてもよい。この場合、弾性部材25を肘掛部23に巻き付けたときに一対のファスナーが結合することによって、弾性部材25を肘掛部23に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
左脚部材30は、上述の右脚部材20と基本的に同じ構成であり、前脚部31と後脚部32と肘掛部33とを備えている。前脚部31の下端付近と後脚部32の下端付近の間には連結パイプ34が設けられている。肘掛部33には、例えば合成樹脂製の弾性部材35が巻き付けられている。ここで、弾性部材35は、上述した弾性部材25と同様に、肘掛部33に対して着脱可能に取り付けられるように構成されてもよい。
第1の座面支持部材40は、例えばU字形の金属製パイプで構成されており、第1の前方交差部41と第1の後方交差部42と第1の水平部43とを備えている。第2の座面支持部材50は、第1の座面支持部材40と同じ構成であり、第2の前方交差部51と第2の後方交差部52と第2の水平部53とを備えている。
第1の座面支持部材40は、以下のように設けられている。まず、第1の前方交差部41は、その基端部がピン(図示省略)によって左脚部材30の前脚部31の下端付近後面側に回動可能に連結されている。また、第1の前方交差部41は、リンク部70を介して右脚部材20の前脚部21に回動可能に連結されている。第1の後方交差部42は、その基端部がピン(図示省略)によって左脚部材30の後脚部32の下端付近後面側に回動可能に連結されている。また、第1の後方交差部42は、リンク部71を介して右脚部材20の後脚部22に回動可能に連結されている。
第2の座面支持部材50は、以下のように設けられている。まず、第2の前方交差部51は、その基端部がピン(図示省略)によって右脚部材20の前脚部21の下端付近前面側に回動可能に連結されている。また、第2の前方交差部51は、リンク部72を介して左脚部材30の前脚部31に回動可能に連結されている。第2の後方交差部52は、その基端部がピン(図示省略)によって右脚部材20の後脚部22の下端付近前面側に回動可能に連結されている。また、第2の後方交差部52は、リンク部(図示省略)を介して左脚部材30の後脚部32に回動可能に連結されている。
第1の前方交差部41と第2の前方交差部51とは、正面から見てX字形に交差しており、ピン73によって相互に回動可能に連結されている。また、第1の後方交差部42と第2の後方交差部52とは、X字形に交差しており、ピン(図示省略)によって相互に回動可能に連結されている。
第1の座面支持部材の40の第1の水平部43と、第2の座面支持部材50の第2の水平部43との間には、上述した座面シート10が張設されている。
背凭れ部60は、右側支持部材61と左側支持部材62と背凭れ63とを備えている。右側支持部材61は、例えば直線状の金属製パイプで構成されており、右脚部材20の後脚部22の右側面に回動可能に取り付けられている。左側支持部材62は、例えば直線状の金属製パイプで構成されており、左脚部材30の後脚部32の左側面に回動可能に取り付けられている。右側支持部材61と左側支持部材62との間には、背凭れ63が張設されている。背凭れ63の材料は特に限定されるものではないが、例えば、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維が挙げられる。
なお、背凭れ63は、右側支持部材61及び左側支持部材62の各々に対して着脱可能に取り付けられるように構成されてもよい。この構成によれば、例えば摩耗によって背凭れ63が劣化した場合や、背凭れ63のデザインを変更する場合等であっても、背凭れ63を容易に交換することができる。例えば、背凭れ63の幅方向両端部(左右両側)の各々には、一対の面ファスナーが設けられてもよい。この場合、背凭れ63を右側支持部材61及び左側支持部材62に当接させた状態で、幅方向両端部の各々の一対の面ファスナーが結合することによって、背凭れ63を、右側支持部材61及び左側支持部材62に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
本実施形態では、右脚部材20、連結パイプ24、左脚部材30、連結パイプ34、第1の座面支持部材40、第2の座面支持部材50及び背凭れ部60(右側支持部材61、左側支持部材62)が金属製パイプで構成されている場合を一例として説明したが、この場合に限られない。右脚部材20、連結パイプ24、左脚部材30、連結パイプ34、第1の座面支持部材40、第2の座面支持部材50及び背凭れ部60(右側支持部材61、左側支持部材62)は、金属製パイプの代わりに、例えば木材、カーボンパイプまたはグラスファイバー等で構成されてもよい。
以上のように構成された椅子に対する座面シート10の取付例を、図4を参照して説明する。図4は、椅子用座面シートの取付状態を示す要部を拡大した一部断面図である。
図4に示す例では、まず、椅子の被取付部(本実施形態では水平部43,53)の上面に座面シート10を配置した状態で、シート本体11の幅方向両端部を幅方向中央部に向かって裏面11b側に折り返す。このとき、椅子の被取付部はシート本体11によって巻きつけられる。また、第1の結合部12は、対向する第2の結合部13と結合する。
次に、補強ベルト14をシート本体11の幅方向他端側に延ばして、当該補強ベルト14をシート本体11の幅方向一端側から他端側に向かって一対のベルト留め具15,16に挿通させる。ここでは、ベルト留め具15、ベルト留め具16の順に挿通させたこととする。そして、補強ベルト14を反挿通方向に折り返して、当該補強ベルト14をシート本体11の幅方向他端側から一端側に向かってベルト留め具15に挿通させる。
このようにして、座面シート10が椅子に取付けられる。ここで、例えば利用者が椅子に座ったときに第1の結合部12と第2の結合部13との結合が解かれた場合であっても、シート本体11の幅方向両端部が補強ベルト14によって連結されているので、座面シート10が被取付部(水平部43,53)から外れるのを抑制することができる。これにより、本実施形態に係る座面シート10によれば、容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることができる。
なお、座面シート10を椅子から取り外す場合には、まず、補強ベルト14を一対のベルト留め具15,16から取り外し、次いで、第1の結合部12と第2の結合部13との結合を解けばよい。
以上説明した実施形態は、本考案の理解を容易にするために記載されたものであって、本考案を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本考案の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態では、補強ベルト14を補強部材として用いた場合を一例として説明したが、補強部材はこの場合に限られない。例えば、アルミニウム等の金属製のフレーム等を補強部材として用いてもよい。また、利用者が椅子に座った場合にシート本体11の幅方向両端部の連結が解かれない程度の連結強度を有するのであれば、例えば紙、布、ビニール、革、金属あるいは植物繊維からなる所定太さの紐等を補強部材として用いてもよい。
上記実施形態では、第1の結合部12及び第2の結合部13がシート本体11の長さ方向に連続的に設けられている場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、第1の結合部12及び第2の結合部13はシート本体11の長さ方向に断続的に設けられていてもよい。
上記実施形態では、椅子が折り畳み可能である場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、座面シートを交換可能に構成されている椅子であれば、折り畳み不可の椅子が用いられてもよい。
本考案に係る椅子用座面シートは、容易に着脱することができるとともに、取付状態を安定させることの可能な椅子用座面シートとして好適に用いられる。
また、本考案に係る椅子は、椅子用座面シートを容易に着脱することができるとともに、椅子用座面シートの取付状態を安定させることができる椅子として好適に用いられる。
10…椅子用座面シート
11…シート本体
11a…表面
11b…裏面
12…第1の結合部
13…第2の結合部
14…補強ベルト
43,53…水平部
25,35…弾性部材
63…背凭れ

Claims (11)

  1. 座面として形成された表面を有するシート本体と、
    前記シート本体の幅方向両端部を幅方向中央部に向かって前記シート本体の裏面側に折り返すことによって、椅子の被取付部が挿通可能となるように前記シート本体の裏面に囲まれた空間を形成した状態で、前記幅方向両端部の裏面側に位置する第1の結合部と、前記第1の結合部と対向するように位置する前記シート本体の裏面側の第2の結合部とを着脱可能に結合する結合手段と、
    前記シート本体の幅方向両端部を連結する補強部材と、を備える、
    ことを特徴とする椅子用座面シート。
  2. 前記補強部材は、前記第1の結合部と前記第2の結合部とが結合している状態で、前記シート本体の幅方向両端部を連結する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の椅子用座面シート。
  3. 前記補強部材は、前記シート本体の幅方向に沿って延びる帯状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の椅子用座面シート。
  4. 前記補強部材は、2つ設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の椅子用座面シート。
  5. 前記補強部材は、前記シート本体の裏面において前記幅方向に垂直な方向を前記シート本体の長さ方向としたときに、前記長さ方向の中央部よりも前記長さ方向の端部寄りの位置に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の椅子用座面シート。
  6. 前記第1の結合部及び前記第2の結合部は、前記シート本体の裏面において前記幅方向に垂直な方向を前記シート本体の長さ方向としたときに、前記長さ方向に沿って連続的に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の椅子用座面シート。
  7. 前記第1の結合部及び前記第2の結合部の幅は、前記シート本体の座面幅の10%以上30%以下である、ことを特徴とする請求項6に記載の椅子用座面シート。
  8. 前記結合手段は、一対の面ファスナーである、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の椅子用座面シート。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の椅子用座面シートを備えた椅子。
  10. 背凭れ支持部材と、
    前記背凭れ支持部材に対して着脱可能に取り付けられる背凭れと、を備える、
    請求項9に記載の椅子。
  11. 肘掛部と、
    前記肘掛部に対して着脱可能に取り付けられる弾性部材と、を備える、
    ことを特徴とする請求項9または10に記載の椅子。
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