JP7333101B2 - 積載用伸縮機能付加シート、及びこれを備える椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、積載用伸縮機能付加シート、及びこれを備える椅子に関する。
1枚のシートに人や物を積載する器具として、座面等にシートが用いられた椅子(特許文献1参照)、1枚のシートを紐等で吊り下げたハンモック(特許文献2参照)などが知られている。これらのシート材料には、通気性の良い織物が広く用いられている。
物等を積載する器の条件として、第一に、積載する物等の重量に対して十分な強度が必要である。強度を満たすため器の主要材料として一般的に、木製板、金属製板、金網、ダンボール等が用いられる。物等を積載する器の条件として、第二に、人が乗ったときの快適性の向上や器を移動する場合の揺れによる積載物の損傷の防止を目的とした、弾力性が必要である。また、器内の任意の場所に置かれる各種積載物に対して器の形状を置かれた積載物の形状に合わせること(形状追従性)によって、器と積載物との接触面積を大きくし、積載物の各部分に加わる荷重分布(単位接触面積当たりに加わる荷重)を小さくする効果も求められる。形状追従性は積載物の滑りを抑える効果もある。上記器の主要材料だけでは、必要な弾力性や形状追従性を得ることが出来ない。このため、主要材料と積載物との間に、わた、スプリング、エアークッション、発スチロール等の緩衝材が配置されることがある。一般的な汎用のシートは十分な弾力性があると思われがちである。しかし、1枚のシートのみを積載の器として使用する場合、積載物の重量を一人の人間程度とし、シートの材料が厚み1mm程度以下の汎用シートとすると、必要な強度と弾力性とを満足するシート材料は見当たらない。シートは連続したフレキシブルな膜であるから、そのシート形状はシートを固定するフレーム又は吊り下げ支点と積載物のみによって決まり、1枚のシートでは積載物の形状や置く場所の変化に対応した形状追従性はあまりない。従来の椅子やハンモック等は適当な弾力性や形状追従性が得られず、人が乗った時の快適性に問題があり、一般家庭への普及は進んでいない。
一方、弾力性、伸縮性等を考慮したシートとして、繊維状伸縮性材を用いて伸縮性を付加したシートが発明されている(特許文献3参照)。しかし、この特許文献3に記載の伸縮性シートは、シート自体を伸縮性の繊維等を用いて作製する必要があり、汎用のシートに対して伸縮性等を付与できる技術ではない。
実用新案登録第3185845号公報 特開2017-196436号公報 特開平7-144383号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、シート本体自体の材質によらず、弾力性を有する積載用伸縮機能付加シート、及びこのような積載用伸縮機能付加シートを備える椅子を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、
1枚のシート本体と、
任意数の強制クリンプユニットと、
を備え、
前記強制クリンプユニットは2枚の挟みブロック板と1個の挟み治具とを有し、
前記2枚の挟みブロック板は、前記シート本体の一方の面上に、前記シート本体上の折り曲げ中心線に対して両側にそれぞれ固定され、
前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられた状態で、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように前記挟み治具が前記2枚の挟みブロック板に固定され、
前記シート本体に前記折り曲げ中心線に対して垂直方向の引張力を加えることにより前記挟み治具が有する開閉メカニズムにより前記挟み治具が開口することによって前記シート本体が伸び、前記引張力を小さくすると前記挟み治具が有する前記開閉メカニズムにより前記挟み治具が閉口することによって前記シート本体が縮む伸縮機能を有する、積載用伸縮機能付加シートである。
当該積載用伸縮機能付加シートには、複数の前記強制クリンプユニットが備えられていることが好ましい。
「挟み治具」は、例えばクリップ等、重なり合わされた2枚の挟みブロック板を挟み、その状態を維持することができる器具である。「挟み治具が開口する」とは、対象物(2枚の挟みブロック板)を挟んだ部分の間隔が広がることを意味する。例えば後述する鉤付きクリップにおいては、向かい合った一対のクリップ側壁の間隔(クリップ開口幅)が広がることと意味する。「挟み治具が閉口する」とは、挟み治具が開口した状態から、対象物(2枚の挟みブロック板)を挟んだ部分の間隔が狭まることを意味する。例えば後述する鉤付きクリップにおいては、開口した状態から、向かい合った一対のクリップ側壁の間隔(クリップ開口幅)が狭まることと意味する。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、
前記2枚の挟みブロック板は同形状であり、
前記挟みブロック板は、ブロック厚みを有する長方形の板であり、その板の片面に溝長さの中央がブロック板縦中央線の位置になるようにクリップ固定溝が設けられており、
前記挟み治具は鉤付きクリップであり、
前記鉤付きクリップは、1枚の長方形の金属板を折り曲げて形成された、クリップ上壁とその両端に繋がり向かい合った一対のクリップ側壁とを有する構造を有し、前記向かい合った一対のクリップ側壁の先端同士が近接するよう閉じた状態と、前記一対のクリップ側壁の外側方向にクリップ開口力を加えたときの金属の弾性変形による前記向かい合った一対のクリップ側壁が開いた状態とをとるものであり、これが前記開閉メカニズムとなり、
前記一対のクリップ側壁の各先端には、内側に直角に折り曲げられた固定鉤が形成されており、
前記2枚の挟みブロック板は、前記クリップ固定溝が設けられた面とは反対側の面が前記シート本体と合わされた状態で前記折り曲げ中心線に対して対称に配置され、
前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられ、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように開いた状態の前記鉤付きクリップが取り付けられた状態において、前記鉤付きクリップの前記固定鉤は、前記挟みブロック板の前記クリップ固定溝内に嵌め込まれており、
任意方法で固定され、前記シート本体上に積載物が置かれて使用されることが好ましい。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、
前記2枚の挟みブロック板は同形状であり、
前記挟みブロック板は、ブロック厚みを有する長方形の板であり、その板の片面に溝長さの中央がブロック板縦中央線の位置になるようにクリップ固定溝が設けられており、
前記挟み治具はストッパ付き鉤付きクリップであり、
前記ストッパ付き鉤付きクリップは、1個のクリップストッパと、1個の穴開き鉤付きクリップと、2個のビスと、2個のナットとを有し、
前記クリップストッパは、2個のビス通し穴が設けられたストッパ上壁と、上記ストッパ上壁の両端に固定され、向かい合った一対のストッパ側壁とを有する構造を有し、
前記穴開き鉤付きクリップは、1枚の長方形の金属板を折り曲げて形成された、クリップ上壁とその両端に繋がり向かい合った一対のクリップ側壁とを有する構造を有し、前記向かい合った一対のクリップ側壁の先端同士が近接するよう閉じた状態と、前記一対のクリップ側壁の外側方向にクリップ開口力を加えたときの金属の弾性変形による前記向かい合った一対のクリップ側壁が開いた状態とをとるものであり、これが前記開閉メカニズムとなり、
前記一対のクリップ側壁の各先端には、内側に直角に折り曲げられた固定鉤が形成されており、
前記クリップ上壁には2個のビス通し穴が設けられており、
前記ストッパ付き鉤付きクリップは、前記穴開き鉤付きクリップの上に前記クリップストッパが被せられ、前記穴開き鉤付きクリップの2個のビス通し穴と前記クリップストッパの2個のビス通し穴とが合わされた状態で、前記各ビス通し穴に前記ビスが通され、前記ナットで固定された構造を有し、
前記2枚の挟みブロック板は、前記クリップ固定溝が設けられた面とは反対側の面が前記シート本体と合わされた状態で前記折り曲げ中心線に対して対称に配置され、
前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられ、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように開いた状態の前記ストッパ付き鉤付きクリップが取り付けられた状態において、前記ストッパ付き鉤付きクリップの前記固定鉤は、前記挟みブロック板の前記クリップ固定溝内に嵌め込まれており、
任意方法で固定され、前記シート本体上に積載物が置かれて使用されることが好ましい。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、
フレキシブルなシートであり、前記シート本体における前記強制クリンプユニットが配置された面とは反対側の面に配置されているストッパバンドをさらに備え、
前記ストッパバンドの両端部分は、前記折り曲げ中心線に対して両側でそれぞれ前記シート本体に密着固定されており、
前記シート本体への前記引張力が加わっていない状態において前記ストッパバンドの両端部分間は湾曲又は折れ曲がっており、且つ前記引張力が所定の大きさ以上加わった状態において前記ストッパバンドの両端部分間は平面状になるように前記ストッパバンドが配置されていることが好ましい。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、前記強制クリンプユニットの挟み治具の最大開き幅を制御する制御部品(制御機構)を備えていることが好ましい。前記制御部品(制御機構)としては、前記クリップストッパ、前記ストッパバンド等が挙げられる。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、
2本の固定平行枠フレームをさらに備え、
前記強制クリンプユニットの数が偶数であり、
前記シート本体は長方形であり、そのシート幅中心線に対し平行で対称な2本の共通折り曲げ中心線が配置され、
半数の前記強制クリンプユニットが、一方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられ、
残り半数の前記強制クリンプユニットが、他方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられ、
前記半数の強制クリンプユニットと、前記残りの半数の強制クリンプユニットとは、前記シート幅中心線に対し対称に配置され、
前記シート本体のシート幅方向各端辺と前記強制クリンプユニットの各列との間である両端部分に、前記シート幅中心線に対し平行に、前記2本の固定平行枠フレームがそれぞれ取り付けられており、
前記2本の固定平行枠フレームは任意場所に任意方法で固定され、
2列の前記強制クリンプユニットの列の間に積載物が置かれて使用されることが好ましい。
当該積載用伸縮機能付加シートの2列の強制クリンプユニットの各列において、複数の強制クリンプユニットが取り付けられていることが好ましい。一つの列に取り付けられる強制クリンプユニットの個数の下限は3個が好ましく、5個がより好ましい。この個数の上限は例えば100個であり、20個であってもよい。
当該積載用伸縮機能付加シートにおいては、
前記シート本体が綿製の織物であり、
前記挟みブロック板が木材であり、
前記シート本体と前記挟みブロック板とが、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を含む接着剤により固定されていることが好ましい。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の一態様は、
座面及び背もたれの少なくとも一方として、本発明の一態様に係る積載用伸縮機能付加シートを備える、椅子である。
本発明によれば、シート本体自体の材質によらず、弾力性を有する積載用伸縮機能付加シート、及びこのような積載用伸縮機能付加シートを備える椅子を提供することができる。
図1Aは、本発明の第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに備わる強制クリンプユニット1個の組み立て手順を示す第一の図である。 図1Bは、本発明の第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに備わる強制クリンプユニット1個の組み立て手順を示す第二の図である。 図1Cは、本発明の第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに備わる強制クリンプユニット1個の組み立て手順を示す第三の図である。 図1Dは、図1Cの強制クリンプユニットの拡大図である。 図2Aは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられる挟みブロック板の斜視図である。 図2Bは、図2Aの挟みブロック板の三面図である。 図3Aは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられる鉤付きクリップの閉じた状態を示す斜視図である。 図3Bは、図3Aの状態の鉤付きクリップの三面図である。 図3Cは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられる鉤付きクリップの開いた状態を示す斜視図である。 図3Dは、図3Cの状態の鉤付きクリップの三面図である。 図4Aは、本発明の第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートの斜視図である。 図4Bは、図4Aの積載用伸縮機能付加シートに備わる強制クリンプユニットの拡大図である。 図4Cは、図4Aの積載用伸縮機能付加シートを裏返した状態を示す図である。 図4Dは、図4Aの積載用伸縮機能付加シートに引張力を印加した状態を示す斜視図である。 図4Eは、図4Dの状態の積載用伸縮機能付加シートに備わる強制クリンプユニットの拡大図である。 図4Fは、図4Dの状態の積載用伸縮機能付加シートを裏返した状態を示す図である。 図5Aは、本発明の第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの組み立て手順を示す第一の図である。 図5Bは、本発明の第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの組み立て手順を示す第二の図である。 図5Cは、本発明の第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの組み立て手順を示す第三の図である。 図5Dは、本発明の第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの組み立て手順を示す第四の図である。 図6Aは、本発明の第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの斜視図である。 図6Bは、図6Aの状態の積載用伸縮機能付加シートの中央に積載物を置いた状態を示す斜視図である。 図7Aは、図6Bの状態の正面図である。 図7Bは、図6Bの状態の下面図である。 図7Cは、図6Bの状態の右側面図である。 図8Aは、本発明の第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられるストッパ付き鉤付きクリップの組み立て図である。 図8Bは、本発明の第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられるストッパ付き鉤付きクリップの斜視図である。 図9Aは、本発明の第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートの斜視図である。 図9Bは、図9Aの積載用伸縮機能付加シートにおいてストッパ付き鉤付きクリップが閉じた状態を示す説明図である。 図9Cは、図9Aの積載用伸縮機能付加シートにおいてストッパ付き鉤付きクリップが開いた状態を示す説明図である。 図10Aは、本発明の第五実施形態の椅子を示す斜視図である。 図10Bは、図10Aの椅子の三面図である。 図10Cは、図10Aの椅子のシート本体等を示す斜視図である。 図10Dは、図10Aの椅子のフレーム枠等を示す斜視図である。 図11Aは、本発明の第六実施形態の椅子を示す斜視図である。 図11Bは、図11Aの椅子の三面図である。 図12Aは、図11Aの椅子のシート本体等を示す斜視図である。 図12Bは、図11Aの椅子のフレーム枠等を示す斜視図である。 図13Aは、本発明の第七実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられるストッパバンドを示す平面図である。 図13Bは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートのシート本体におけるストッパバンド用の密着領域を示す斜視図である。 図13Cは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートに対してストッパバンドを配置した第七実施形態の積載用伸縮機能付加シートを示す斜視図である。 図14Aは、図13Cの積載用伸縮機能付加シートの部分切断図である。 図14Bは、図13Cの積載用伸縮機能付加シートに引張力を印加したときの状態を示す部分切断図である。 図15Aは、本発明の第八実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられる連結ストッパバンドを示す平面図である。 図15Bは、第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートのシート本体にストッパバンド用の密着領域を示す斜視図である。 図15Cは、第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートに対してストッパバンドを配置した第八実施形態の積載用伸縮機能付加シートを示す斜視図である。 図16Aは、本発明の第九実施形態の積載用伸縮機能付加シートに用いられるステープルを示す斜視図である。 図16Bは、第九実施形態の積載用伸縮機能付加シートの組み立て途中段階を示す斜視図である。 図16Cは、図16Bに示すステープル設置部を隠れ線を用いて示す拡大図である。
以下、適宜図面を参照にしつつ、本発明の実施形態に係る積載用伸縮機能付加シート及び椅子について詳説する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートにおいて、シート(シート本体(1))に伸縮機能を付加する器具を強制クリンプユニット(2)と呼ぶ。まず、この強制クリンプユニット(2)の構造等について以下に説明する。
図1A~図1Dに1個の強制クリンプユニット(2)の組み立て手順を示す。図1A(Step1)では、平面に広げた1枚のシート本体(1)の一方の面上に2枚の挟みブロック板(3)を固定している。2枚の挟みブロック板(3)は同形状である。
シート本体(1)は軽くてフレキシブル性を有する薄くて広い物であり、素材としては天然繊維や化学繊維による布、高分子樹脂シート(プラスチックシート)、紙の他、金属材料を含むもの等がある。シート本体(1)は、積載用のシートなので、フレーム枠や吊り下げ支点に固定され広げたシートの上に積載した物の荷重に耐えられる耐荷重性が必要である。すなわち、シート本体(1)は、耐荷重シートであってよい。シート本体(1)の引張強度は例えば1N/50mm以上であってよく、10N/50mm以上であってよく、100N/50mm以上であってよい。また、シート本体(1)の引張強度は例えば10kN/50mm以下であってよく、4kN/50mm以下であってよい。シート本体(1)の引張強度は、JIS L1096に規定のストリップ法により測定された値とすることができる。シート本体(1)の広げた形状は、図1A等では長方形の例を示しているが、任意である。
挟みブロック板(3)は、図2A、図2Bに示したように、ブロック長さ(4)×ブロック高さ(5)のサイズの長方形のブロック厚み(6)を持った板であり、ブロック厚み(6)を大きくして十分な剛直性を得ている。挟みブロック板(3)の素材は木材、プラスッチック、金属等がある。挟みブロック板(3)の片面には溝長さ(7)×溝幅(8)×溝深さ(9)のサイズのクリップ固定溝(10)が設けられており、溝長さ(7)の中央がブロック板縦中央線(11)の位置になるよう配置される。クリップ固定溝(10)は、ブロック高さ(5)方向における一方の端近傍(図2A斜視図における上端近傍)に設けられている。
図1A(Step1)では、2枚の挟みブロック板(3)は、クリップ固定溝(10)が設けられた面とは反対側の面がシート本体(1)と合わされ、且つシート本体(1)上の折り曲げ中心線(12)に対しクリップ固定溝(10)を外側にして対称に平行に配置される。挟みブロック板(3)とシート本体(1)との接触面全体が密着して固定される。この密着固定方法としては、接着剤によるものやプラスチック材料等の挟みブロック板(3)とシート本体(1)一体形成等がある。
図1B(Step2)は、図1A(Step1)の状況から、シート本体(1)を内側にして2枚の挟みブロック板(3)が重なり合うように、シート本体(1)を折り曲げ中心線(12)で折り曲げた状態を示している。このとき、2枚の挟みブロック板(3)に密着固定されたシート本体(1)の部分も重ね合わされる。このシート本体(1)を折り曲げてできたクリンプ部の折り曲げ角度が可変することにより、シート本体(1)の伸縮機能が実現される。また、図1C(Step3)で使用する、挟み治具の一例である鉤付きクリップ(13)も示している。
図1C(Step3)は、図1B(Step2)の状況の2枚の挟みブロック板(3)に鉤付きクリップ(13)をセットし、1個の強制クリンプユニット(2)が完成した様子を示している。
図3A~図3Dは、金属製の鉤付きクリップ(13)の構造およびその動作について示している。鉤付きクリップ(13)は、書類等を固定する金属製の一般的なクリップと同じ形態、動作原理のものである。鉤付きクリップ(13)は、図3A、図3Bに示したように、1枚の長方形の金属板を折り曲げて、クリップ上壁(14)とその両端に繋がり向かい合った一対の対称なクリップ側壁(15)とを有する構造に形成されている。鉤付きクリップ(13)においては、向かい合った一対のクリップ側壁(15)の先端同士が近接又は接触するように、クリップ上壁(14)とクリップ側壁(15)との角度を鋭角にしている。この様に力が加わらない時は図3A、図3Bのような閉じた状態である。一方、図3C、図3Dに示したように、一対のクリップ側壁(15)に外側方向にクリップ開口力(16)を加えることによって、向かい合った一対のクリップ側壁(15)を開くことができる。これは金属の弾性変形によるものなので、クリップ開口力(16)を大きくするほどクリップ開口幅(17)が大きくなり、クリップ開口力(16)を0にするとまた図3A、図3Bの閉じた状態に戻る。弾力性を示すクリップ開口幅(17)とクリップ開口力(16)との関係は、鉤付きクリップ(13)の金属材料の弾性係数、金属板の厚み、広さ、曲がり形状等によって決まり、完成後積載使用時に最適になるよう設計される。書類等を固定する一般的なクリップは書類に留めたクリップの滑りの可能性を容認している。一方、鉤付きクリップ(13)は滑らないで固定させるため、一対のクリップ側壁(15)の各先端には、先端中央部固定鉤幅(18)分だけ内側に直角に折り曲げた固定鉤(19)が形成されている。一般的なクリップと同様に、固定鉤(19)の両隣にはクリップ側壁(15)の先端を外側に円状に折り曲げた具差し込み管(20)が付いている。これは、具差し込み管(20)に具を取り付けてクリップを外から開閉するもので、強制クリンプユニット(2)組み立て時に便宜上使用されるものであって、完成後積載使用時には通常使用されない。図1C(Step3)、図1Dでは、2枚の重なった挟みブロック板(3)を挟み込むように図3C、図3Dの開いた状態の鉤付きクリップ(13)を取り付け、固定鉤(19)がクリップ固定溝(10)内に嵌め込まれて固定される。
ここで、クリップ幅内寸(21)はブロック厚み(6)の2倍とシート本体(1)の厚みの2倍との合計以上であり、クリップ高さ内寸(22)は挟みブロック板(3)の溝高さ(23)以上であり、固定鉤幅(18)は溝長さ(7)以下であり、固定鉤長(24)は溝深さ(9)以下である。
外部から力が掛からないと、開いた鉤付きクリップ(13)は閉じる方向に力が掛かり、向かい合った2個の挟みブロック板(3)を強制的に閉じさせる(図1C(Step3))。強制クリンプユニット(2)に対して折り曲げ中心線(12)の左右垂直方向のシート本体(1)の部分に外部から引張力が加わることにより鉤付きクリップ(13)が開く。この鉤付きクリップ(13)の弾性変形による開閉がそのままクリンプ部のシート本体(1)の折り曲げ角度の変化となるため、弾力性を持った伸縮機能が実現される。
1枚の任意形状のシート本体(1)に、任意数の上記強制クリンプユニット(2)を任意位置に配置し、本発明の第一実施形態に係る積載用伸縮機能付加シートが完成する。各種積載器具に任意方法で当該積載用伸縮機能付加シートが固定され、シート本体(1)上に積載物が置かれて使用される。
図4A~図4Fは、第一実施形態の積載用伸縮機能付加シートの動作を示す説明図である。図1C(Step3)と同じ状況の1個の完成された強制クリンプユニット(2)が配備されたシート本体(1)について、図4Aに器具側、図4Cにその裏側を示しており、外部からの力は何も加わっていない。図1C(Step3)を裏側から見た図4Cは、強制クリンプユニット(2)は見えず、1本のクリンプ溝(38)が見えるだけである。クリンプ隙間(39)はこのクリンプ溝(38)の幅長をあらわす。このとき、鉤付きクリップ(13)のクリップ開口幅(17)は2枚の挟みブロック板(3)の厚み(ブロック厚み(6)×2)とシート本体(1)2枚分であるが、上述の原理により、外部からの力は掛かってないのでその分2枚の挟みブロック板(3)を圧縮する力が掛かり、重なった挟みブロック板(3)に密着固定されたシート本体(1)の部分も圧縮されクリンプ隙間(39)がなくなる。図4D~図4Fは、図4A~図4Cの状況から、強制クリンプユニット(2)の折り曲げ中心線(12)に対して左右垂直方向にあるシート本体(1)の部分に折り曲げ中心線(12)に対して垂直方向の引張力(40)を印加したときの図4Dに器具側、図4Fにその裏側の模式図を示している。この引張力(40)はシート本体(1)からこれに密着固定された挟みブロック板(3)に伝わり、これが挟みブロック板(3)のクリップ固定溝(10)に固定された鉤付きクリップ(13)の固定鉤(19)に働く。よって、引張力(40)は図3Cに示したクリップ開口力(16)と同じ作用点及び方向の力として働き、鉤付きクリップ(13)を開口する力となる。鉤付きクリップ(13)の開閉は弾性変形なので、図4A~図4Cにおける鉤付きクリップ(13)の開口状態での2枚の挟みブロック板(3)への圧縮力以上の引張力(40)を印加することにより、図4A~図4Cの状態からクリップ開口幅(17)が大きくなり、2枚の挟みブロック板(3)に密着固定されたシート本体(1)の部分同士の間に隙間が生じる(クリンプ隙間(39)>0)。さらに引張力(40)を大きくするとクリップ開口幅(17)が大きくなりクリンプ隙間(39)も大きくなる。再度引張力(40)を小さくするとクリンプ隙間(39)も小さくなる。当然クリンプ隙間(39)の大きさがそのまま折り曲げ中心線垂直方向初期シート幅(41)に加算されるため、シート本体(1)の弾力性をもった伸縮機能が実現する。また、この強制クリンプユニット(2)は強制的にクリンプ(しわ)をシート本体(1)の任意位置に発生させるものであるから、シートを固定するフレーム又は吊り下げ支点や積載物以外のシート形状を制御する新たな要素として使用でき、形状追従性向上をもたらす設計が可能となる。
シート本体(1)はフレキシブル性が要求されるため薄くて軽いものであり、局所的な力が加わると破れやすい。よって、図4D~図4Fのように、鉤付きクリップ(13)のクリップ開口力(16)となる引張力(40)がシート本体(1)を介して加わるとき、鉤付きクリップ(13)とシート本体(1)との接点が小さい場合その接点部のシート本体(1)が簡単に損傷してしまうことがある。そこで、シート本体(1)より厚く剛直性があって損傷しにくい挟みブロック板(3)を鉤付きクリップ(13)とシート本体(1)の間に挟み、挟みブロック板(3)とシート本体(1)との接触面を広く取ってこの接触面を密着固定することにより、引張力(40)が接触面の面積分だけ分散されシート本体(1)の損傷を抑制することもできる。
(第二実施形態)
強制クリンプユニット(2)のシート本体(1)への配置例として、簡易な構造で各種積載器具に応用できる両端2列平行配置による積載用伸縮機能付加シートを説明する。このような第二実施形態としての積載用伸縮機能付加シートの組み立て手順を図5A~図5Dに示す。図5A(Step1)、図5B(Step2)、図5C(Step3)の手順は、それぞれ図1A(Step1)、図1B(Step2)、図1C(Step3)の手順に対応している。図5A(Step1)はシート本体(1)上に挟みブロック板(3)を配置し固定する手順である。シート本体(1)は長方形であり、そのシート幅中心線(26)に対し平行で対称な2本の共通折り曲げ中心線(44)が配置される。完成後2本の共通折り曲げ中心線(44)の間に積載物が置かれるため、これに合わせて2本の共通折り曲げ中心線(44)の間隔が設計される。共通折り曲げ中心線(44)とその外側のシート本体(1)のシート幅方向(27)端辺の間には図5D(Step4)で示す固定平行枠フレーム(28)が置かれるため、その間隔がこれに合わせて設計される。図1A(Step1)と同様に1個の強制クリンプユニット(2)を作製するために使用される挟みブロック板(3)2枚がこの共通折り曲げ中心線(44)に対しクリップ固定溝(10)を外側にして対称に平行に配置される。ここで、本実施形態の配置では2本の共通折り曲げ中心線(44)上に複数の強制クリンプユニット(2)を等間隔に配置させるため、この2枚の挟みブロック板(3)の組み合わせが共通折り曲げ中心線(44)上に等間隔に複数配置される。すなわち、個々の強制クリンプユニット(2)の折り曲げ中心線(12)(図1A等参照)が、2本のうちのいずれかの共通折り曲げ中心線(44)と重なることとなる。左右2本の共通折り曲げ中心線(44)上の挟みブロック板(3)配置の関係は、シート丈方向(29)の位置、個数、間隔共に同じにするためシート幅中心線(26)に対称となるように配置され、全ての挟みブロック板(3)とシート本体(1)との接触面全体が密着固定される。図5A(Step1)では8個の強制クリンプユニット(2)つまり8組の挟みブロック板(3)2枚の組み合わせが一本の共通折り曲げ中心線(44)上に配置されており、計16個の強制クリンプユニット(2)が組み立て中であることを示している。
図5(Step2)は、図5A(Step1)の状況からシート本体(1)を内側にして各強制クリンプユニット(2)を構成する2枚の挟みブロック板(3)を重ね合わす手順を示しており、2本の共通折り曲げ中心線(44)全体を折り曲げることによりこの手順が完成する。
図5C(Step3)は、図5B(Step2)の状況のすべての重ね合った2枚の挟みブロック板(3)に各々1個の鉤付きクリップ(13)をセットし、強制クリンプユニット(2)が完成した様子を示している。図5C(Step3)では合計16個の強制クリンプユニット(2)が完成したことが示されている。
このように、本実施形態においては、強制クリンプユニット(2)の数が偶数であり、半数の強制クリンプユニット(2)は、一方の共通折り曲げ中心線(44)と個々の強制クリンプユニット(2)の折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられる。また、残り半数の強制クリンプユニット(2)についても、他方の共通折り曲げ中心線(44)と個々の強制クリンプユニット(2)の折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられる。半数の強制クリンプユニット(2)と、残りの半数の強制クリンプユニット(2)とは、シート幅中心線(26)に対し対称に配置されることとなる。
図5D(Step4)は、図5C(Step3)の強制クリンプユニット(2)が配置されたシート本体(1)を2本の固定平行枠フレーム(28)に取り付け、本実施形態の積載用伸縮機能付加シートが完成した状態を示している。2本の固定平行枠フレーム(28)はシート本体(1)のシート幅方向(27)各端辺と、強制クリンプユニット(2)の各列との間である両端部分に、シート幅中心線(26)に対し平行に、すなわちシート丈方向(29)に平行に取り付けられる。取り付けられた2本の固定平行枠フレーム(28)は、任意場所に任意方法により固定され、その位置関係が固定されて動かないものとする。実際に積載物を積載する場合、強制クリンプユニット(2)が配備される側がシート本体(1)の裏面となって下に向けられ、上となった強制クリンプユニット(2)が配備されていないシート本体(1)の表面に積載物が置かれる。積載物は2列の強制クリンプユニット(2)の間のシート本体(1)上に置かれる。2本の固定平行枠フレーム(28)の間のシート本体(1)に積載物が置かれ荷重が加わるため、固定平行枠フレーム(28)の垂直内側方向に力が加わるが、これに耐え2本の固定平行枠フレーム(28)間の距離を固定する方法等位置関係を維持する方法は、前述の通り任意である。シート本体(1)のシート幅方向(27)幅長と2本の固定平行枠フレーム(28)間距離の関係は、完成後のシート本体(1)の積載使用による材料自体の伸びや目標とするたるみ具合等を考え設計される。具体的な固定平行枠フレーム(28)へのシート本体(1)の取り付け方法としては、シート本体(1)のシート幅方向(27)左右両端辺にシートから続くシート端辺筒(43)を作りこれに固定平行枠フレーム(28)を通す方法、鋲やステープルをシート本体(1)に通して木製固定平行枠フレーム(45)に打ち付ける方法(第五実施形態及び第六実施形態参照)等があるが、任意とする。
図6Aは、図5D(Step4)の完成した第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートを裏返し通常使用時の上下関係にした図であり、シート幅方向(27)両端にシート丈方向(29)に平行に取り付けた2列の強制クリンプユニット(2)が、裏返すとクリンプ溝(38)として見えている。このとき、クリンプ溝(38)以外のシート本体(1)に弛みなく平面となる様に設計されているとする。図6Bは、この第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの中央に球状積載物荷重(42)を置いたときの、図6Aの状態からのシート本体(1)の変形状態を示した模式図である。図6Aのクリンプ隙間(39)はシート丈方向(29)位置に関係なく0であるのに対して、図6Bでは球状積載物荷重(42)が置かれた中央付近のクリンプ隙間(39)が最も大きく、シート丈方向(29)の両端方向に進むにつれてクリンプ隙間(39)が小さくなることを示している。図7A~図7Cに、図6Bと同じ状況のものを3面図(正面図、下面図、右側面図)にして示す。図7Aではシート本体(1)の形状が中央付近で落ちこんでいる状況が示されており、これは中央付近に置かれた球状積載物荷重(42)が両側の強制クリンプユニット(2)列の鉤付きクリップ(13)のクリップ開口力(16)となりクリップ開口幅(17)を広げそれによってシート本体(1)のシート幅方向(27)の幅長が広がっている状況を示している。図7Bでは、球状積載物荷重(42)のあるシート丈方向(29)中央付近の左右の強制クリンプユニット(2)の構成部品である鉤付きクリップ(13)のクリップ開口幅(17)が最も大きく開き、シート丈方向(29)の両端方向に進むにつれてクリップ開口幅(17)が小さくなっており、積載物のシート丈方向(29)の位置及び形状に合わせた鉤付きクリップ(13)のシート丈方向(29)位置による開閉の違いが発生していることを示している。図7Cでは、シート本体(1)の形状が中央付近で落ちこんでいる状況が示されており、図7Bで見られた鉤付きクリップ(13)のシート丈方向(29)位置による開閉の違いにより、シート丈方向(29)中央付近のシート本体(1)のシート幅方向(27)の幅長が最も広がり、シート丈方向(29)の両端に近づくにつれてシート本体(1)のシート幅方向(27)の幅長の広がりが小さくなっていることを示している。この様に、第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートでは、積載物のシート丈方向(29)の積載位置と形状による荷重によって鉤付きクリップ(13)のシート丈方向(29)位置による開閉の違いが発生し、積載物のシート丈方向(29)の積載位置と形状に合わせたシート本体(1)のシート幅方向(27)の幅長の変化が発生するので、積載物に合わせたシート本体(1)の形状となり、積載物とシート本体(1)の接触面が大きくなって単位接触面積当たりに加わる積載物への荷重負担が減少するとともに積載物の滑りを抑える形状追従性の向上を行うことができる。なお、シート幅方向(27)位置の差異による強制クリンプユニット(2)の効果の差異は小さいので、積載物の積載位置はシート幅方向(27)中央であることが好ましい。また、荷重変化によるシート本体(1)変形過渡期では、鉤付きクリップ(13)開閉の弾力性により積載物に加わるショックが緩和される。
(第三実施形態)
強制クリンプユニット(2)で使用される鉤付きクリップ(13)の開閉の弾性力は、鉤付きクリップ(13)の金属の種類、金属厚み、形状等によって決まるが、積載シート完成後通常使用される積載物の種類や使用上必要とされる弾力性によって設計される。ところが、通常荷重よりも大きい突発的な荷重が掛かると、鉤付きクリップ(13)のクリップ開口幅(17)が開きすぎて、挟みブロック板(3)から鉤付きクリップ(13)が外れたり、鉤付きクリップ(13)の金属の弾性限度を超えた変形により金属自体が劣化したりすることが生じ得る。そこで、鉤付きクリップ(13)のクリップ開口幅(17)の開きすぎを抑制するため、挟み治具として、ストッパ付き鉤付きクリップ(29)を使用した積載用伸縮機能付加シートを説明する。このような第三実施形態としての積載用伸縮機能付加シートに用いられるストッパ付き鉤付きクリップ(29)の組み立て図を図8Aに、完成図を図8Bに示す。
図8Aはストッパ付き鉤付きクリップ(29)の組み立て図を示している。1個のストッパ付き鉤付きクリップ(29)は、1個のクリップストッパ(31)と、1個の穴開き鉤付きクリップ(30)と、2個のビス(32)と、2個のナット(36)とから構成される。穴開き鉤付きクリップ(30)の上からクリップストッパ(31)がビス(32)2本で取り付けられる。
クリップストッパ(31)は、2個のビス通し穴(33)が設けられたストッパ上壁(34)とその両端に固定され、向かい合った一対の対称なストッパ側壁(35)とを有する構造に形成されている。クリップストッパ(31)は、穴開き鉤付きクリップ(30)よりも剛直性が高い。例えば、クリップストッパ(31)は、穴開き鉤付きクリップ(30)を形成する金属板よりも厚い金属板から形成されたものとすることができる。
穴開き鉤付きクリップ(30)は、第一実施形態において説明した鉤付きクリップ(13)のクリップ上壁(14)に、ストッパ上壁(34)の2個のビス通し穴(33)に対応した位置に2個のビス通し穴(33)が設けられたものである。穴あき鉤付きクリップ(30)の詳細は、ビス通し穴(33)が設けられていること以外は、第一実施形態において説明した鉤付きクリップ(13)と同じであるため、繰り返しの説明を省略する。
穴開き鉤付きクリップ(30)の上にクリップストッパ(31)が被せられ、穴開き鉤付きクリップ(30)の2個のビス通し穴(33)とクリップストッパ(31)の2個のビス通し穴(33)とが合わされ、そこに2本のビス(32)を通してナット(36)で固定され、図8Bに示したように、ストッパ付き鉤付きクリップ(29)が完成する。
第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートは、挟み治具として、ストッパ付き鉤付きクリップ(29)が用いられていること以外は、第一実施形態及び第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの記載と同様であってよい。
ストッパ付き鉤付きクリップ(29)においては、図3Cに示したクリップ開口力(16)によって穴開き鉤付きクリップ(30)のクリップ開口幅(17)が大きくなっていくと、不具合の出るクリップ開口幅(17)になる前にクリップ側壁(15)がクリップストッパ(31)のストッパ側壁(35)当たってそれ以上クリップ開口幅(17)が大きくなることを抑制する仕組みになっている。よって、クリップストッパ(31)のストッパ開口幅(37)は、不具合の出るクリップ開口幅(17)より小さい値に対応したストッパ開口幅(37)に設定される。強制クリンプユニット(2)が配備されたシート本体(1)を使用時に予想される最大荷重によるクリップ開口力(16)に対してストッパ機能を発揮できるようクリップストッパ(31)の剛直性が設計される。強制クリンプユニット(2)の部品である鉤付きクリップ(13)の代わりにこのストッパ付き鉤付きクリップ(29)を使用することにより、ストッパ付き鉤付きクリップ(29)のクリップ開口幅(17)の突発的な開き過ぎを抑制した強制クリンプユニット(2)が配備された積載用伸縮機能付加シートが完成する。
図9Aは、図8Bで示したストッパ付き鉤付きクリップ(29)を強制クリンプユニット(2)の部品として使用し、1個の強制クリンプユニット(2)を配備したシート本体(1)、すなわち第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートが完成した図を示している。図9Bは、第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートにおける引張力無印加時の断面を示している。図9Cは、第三実施形態の積載用伸縮機能付加シートにおける予想される最大の引張力(40)印加時の断面を示している。図9Cでは、穴開き鉤付きクリップ(30)のクリップ側壁(15)がクリップストッパ(31)のストッパ側壁(35)に当たってこれ以上穴開き鉤付きクリップ(30)のクリップ開口幅(17)が大きくなることを抑制している。これによって挟みブロック板(3)から穴開き鉤付きクリップ(30)が外れたり、穴開き鉤付きクリップ(30)の金属が弾性限度を超えた変形による金属の劣化を抑制したりすることができる。また、クリップストッパ(31)のストッパ側壁(35)の開閉の弾力性を設計することにより、積載物による荷重が加わる過渡期において、最初穴開き鉤付きクリップ(30)のクリップ側壁(15)の開閉の弾力性のみが働くが、図9Cに示したクリップ側壁(15)とストッパ側壁(35)の接触後はストッパ側壁(35)の開閉の弾力性が加わるので、2段階の弾力性を設計することができ、積載物へのショックの緩和をさらに緻密に行うことができる。
(第四実施形態)
第四実施形態としての積載用伸縮機能付加シートは、他のいずれかの実施形態の積載用伸縮機能付加シートにおいて、
シート本体(1)が綿製の織物であり、
挟みブロック板(3)が木材であり、
シート本体(1)と挟みブロック板(3)とが、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を含む接着剤により固定されているものである。当該積載用伸縮機能付加シートの製造時に用いられる接着剤は、主成分をエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂エマルションとし、溶剤を水とする接着剤であってよい。本実施形態において、これらの材質及び接着剤の種類以外は、他の実施形態の記載と同様である。
シート本体(1)の材料として使用する綿製の織物は、一般的に使用される製品例として、従来の椅子のシート材料やハンモックの材料としても使用される帆布が挙げられる。天然植物繊維である綿は繊維強度が大きく伸度が小さくて吸湿性を有し、より糸の使用またはバスケット織などによって織物の厚みを増やして人間程度の荷重に対して十分な耐荷重性を持ったシート本体(1)として使用できる。この綿製の織物と密着特性に優れているエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を含む接着剤を、挟みブロック板(3)を密着固定する接着剤として使用する。挟みブロック板(3)の材料は、このエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂と密着特性の優れた天然植物素材である木材を使用する。
この材料の組み合わせは、積載物の対象を人間としたときの、耐荷重性の確保、人間の快適性向上、及び低コストなどの点の利点がある。綿繊維は強度が大きく伸度が小さいため、その織物をシート本体(1)として使用した場合、荷重積算時間による材料自体の寸法の伸びが抑えられ、シート本体(1)として適した材料である。綿繊維は吸湿性が高いため、積載物が人間で気候が温暖である場合、かいた汗が吸収されその人間の快適性が向上する。また、綿製品はコストを低く抑えられる。高分子樹脂等でできた気密シートと異なり織物は通気性が良い。エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を含む接着剤は、布及び木材の一般的な接着剤として使用されている。綿は植物繊維そのものであって木材は植物繊維の集合体であり、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂エマルションを主成分とした水溶形接着剤による綿製のシート本体(1)及び木材の挟みブロック板(3)両者に対する同様な優れた接着特性が現れていると考えられる。
(第五実施形態)
本発明の実施形態に係る椅子は、座面及び背もたれの少なくとも一方として、本発明の実施形態に係る積載用伸縮機能付加シートを備える。当該椅子は、例えば、座面及び背もたれの少なくとも一方となる第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートと、当該積載用伸縮機能付加シートの2本の固定平行枠フレームを支持する構造体とを備えるものであってよい。当該椅子は、人が座った時、2本の固定平行枠フレームが人の体幹中心面に対して、その左右に平行に配置されるように構成されていることが好ましい。
図10A、図10Bの椅子は、座面及び背もたれに、第二実施形態として示したものと同様の、複数の強制クリンプユニットを両端に2列平行に配置した積載用伸縮機能付加シートを用いたものである。図10Aにおいて椅子の座面及び背もたれとなる一枚のシート本体(1)のシート幅方向(27)両端にシート丈方向(29)に平行なクリンプ溝(38)が上端から下端まで2本伸びている。図10Bでは2本のクリンプ溝(38)の裏側にこれを形作っている強制クリンプユニット(2)が、各々座面側に8個背もたれ側に7個1列に配備されていることが示されている。
図10Cに、図10A、図10Bに示した椅子のシート本体(1)等を示す。また、図10Dに、そのシート本体(1)等を取り付けるフレーム枠等を示す。シート本体(1)の固定平行枠フレーム(28)への取り付けは、図10Dに示したフレーム枠において座面に対応する位置の左右両端及び背もたれに対応する位置の左右両端にそれぞれ固定された計4本の固定平行枠フレーム(28)を、シート本体(1)のシート幅方向(27)左右両端辺に取り付けられたシート端辺筒(43)に通すことにより行われる。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態に係る椅子として、吊り下げ式の椅子の座面と背もたれとにそれぞれ、第二実施形態として示したものと同様の、複数の強制クリンプユニットを両端に2列平行に配置した積載用伸縮機能付加シートを用いたものを図11A、図11Bに示す。図11Aにおいて、座面のシート本体(1)のシート幅方向(27)両端にシート丈方向(29)に平行なクリンプ溝(38)が奥の端から手前端まで直線で2本伸びている。背もたれもシート本体(1)のシート幅方向(27)両端にシート丈方向(29)に平行なクリンプ溝(38)が上端から下端まで直線で2本伸びている。図11Bでは座面及び背もたれの2本のクリンプ溝(38)の裏側にこれを形作っている強制クリンプユニット(2)が、座面に各々7個、背もたれに各々6個一列に配備されていることが示されている。
図12Aに、図11A、図11Bに示した吊り下げ式の椅子のシート本体(1)等を示す。また、図12Bに、そのシート本体(1)等を取り付けるフレーム枠を示す。座面は、シート本体(1)のシート幅方向(27)左右両端辺に取り付けられたシート端辺筒(43)に左右の固定平行枠フレーム(28)を通して取り付けられる。背もたれは、左右の木製固定平行枠フレーム(45)にシート本体(1)のシート幅方向(27)左右両端部をステープル等で打ち付けて取り付けられる。
(第七実施形態)
上記に示した第三実施形態以外に鉤付きクリップ(13)のクリップ開口幅(17)の開きすぎを抑制する手段として、ストッパバンド(45)を使用した積載用伸縮機能付加シートを第七実施形態として説明する。
ストッパバンド(45)は図13Aに示したごとく長方形のフレキシブルなシートであり、その折り曲げ中心線垂直対応方向(46)に対して3つの領域に分けられる。折り曲げ中心線垂直対応方向(46)の両端部分の領域は密着幅(47)を持った密着領域(48A)であり、その密着領域(48A)に挟まれているのは湾曲可変幅(49)を持った湾曲可変領域(50)である。ストッパバンド(45)全体は、バンド長(51)×(湾曲可変幅(49)+密着幅(47)×2)の面積を持った長方形となる。図13Bは図1C(Step3)と同じ状況の1個の完成された強制クリンプユニット(2)が配備されたシート本体(1)について、これを裏返した図を示している。図13Bにおいては、強制クリンプユニット(2)はシート本体(1)に隠れて見えず、1本のクリンプ溝(38)が見える状態である。強制クリンプユニット中心線(52)は、図1C(Step3)に示している通り、強制クリンプユニット(2)の部品である鉤付きクリップ(13)のクリップ幅(25)の中心位置を通り、折り曲げ中心線(12)に垂直にシート本体(1)に引かれた仮想の直線である。このシート本体(1)上にクリンプ溝(38)を中心にして対称に配置された、それぞれの面積がバンド長(51)×密着幅(47)である長方形の密着領域(48B)が設定される。このシート本体(1)上の密着領域(48B)のバンド長(51)に沿った辺がクリンプ溝(38)と平行になり、そのバンド長(51)に沿った辺の中心に強制クリンプユニット中心線(52)が通るよう、密着領域(48B)は配置される。ストッパバンド(45)の一対の密着領域(48A)とシート本体(1)の一対の密着領域(48B)とは同じ面積であり、図13Cに示したようにストッパバンド(45)の一対の密着領域(48A)とシート本体(1)の一対の密着領域(48B)とが密着固定される。このように、ストッパバンド(45)は、シート本体(1)における強制クリンプユニット(2)が配置された面とは反対側の面に配置され、ストッパバンド(45)の両端部分(一対の密着領域(48A))は、折り曲げ中心線(12)に対して両側でそれぞれシート本体(1)に密着固定されている。シート本体(1)及びストッパバンド(45)の材料が布の場合、ストッパバンド(45)の密着領域(48A)とシート本体(1)の密着領域(48B)とを密着し固定する方法として縫製が使用できる。
図14Aは、図13Cのシート本体(1)上の切断線(53)で垂直に切断した部分切断図である。シート本体(1)に何にも力が加わっていないため鉤付きクリップ(13)が閉じて2枚の挟みブロック板(3)が重ね合わさっており、ストッパバンド(45)の湾曲可変領域(50)が湾曲している状態である。なお、このとき、湾曲可変領域(50)は折れ曲がっていてもよい。この状態から予想される最大の引張力(40)が印加された場合の状態を示したのが、図14Bである。引張力(40)が0から段々と大きくなるに従い、鉤付きクリップ(13)が段々と開いていき、ストッパバンド(45)の湾曲可変領域(50)の湾曲度も段々と小さくなる。引張力(40)が所定の大きさ以上になり、湾曲可変領域(50)が伸びきって平面状になった時点(図14B)で鉤付きクリップ(13)の開きが止まる。鉤付きクリップ(13)の最大開き幅はストッパバンド(45)の湾曲可変幅(49)により決まる。このため、挟みブロック板(3)から鉤付きクリップ(13)が外れたり、鉤付きクリップ(13)の金属が弾性限度を超えた変形による金属の劣化が起こる鉤付きクリップ(13)の開き幅になったりしないように、ストッパバンド(45)の湾曲可変幅(49)は設計される。また、ストッパバンド(45)はクリンプ溝(38)すべてを覆うように設計することができるので、クリンプ溝(38)中に異物が入るのを防ぐ機能を兼ねることができる。
(第八実施形態)
図5Dに示した第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの様に、共通折り曲げ中心線(44)上に強制クリンプユニット(2)が複数セットされた積載用伸縮機能付加シートに対してストッパバンドを使用する場合、個々の強制クリンプユニット(2)に対してセットされるストッパバンドを連結した形態のストッパバンド(54)(連結ストッパバンド)を用いることができる。これにより複数の強制クリンプユニット(2)に対して一枚のストッパバンド(54)で鉤付きクリップ(13)の最大開き幅の制御を行うことができる。第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートに対してストッパバンド(54)を使用した例を図15A~図15Cに示す。図15Aは2枚のストッパバンド(54)を示している。図13Aのストッパバンド(45)に比べて、図15Aのストッパバンド(54)のバンド長(51)は複数の強制クリンプユニット(2)をカバーする必要があるのでそれに対応して長くなっており、シート本体(1)との密着領域も長い密着領域(55A)となる。図15Bは第二実施形態の積載用伸縮機能付加シートの図5Dの状態を裏返した状態を示す図である。図15Aのストッパバンド(54)の密着領域(55A)に対応した一対の細長い長方形の密着領域(55B)が、シート本体(1)上のシート幅方向(27)両端にある一対のクリンプ溝(38)に対して図13Bと同様に配置される。図15Aに示した2枚のストッパバンド(54)が各々一対のクリンプ溝(38)用に使用され、図13Cと同様に、各クリンプ溝(38)においてストッパバンド(54)の一対の密着領域(55A)とシート本体(1)の一対の密着領域(55B)とが密着固定されことにより、図15Cに示したごとく第二実施形態へのストッパバンド(54)のセットが完了する。
(第九実施形態)
第九実施形態として、ステープル(56)によりシート本体(1)と挟みブロック板(3)との接着の補強を行う形態を示す。挟みブロック板(3)の材質が木材で、シート本体(1)と挟みブロック板(3)との密着固定方法が接着剤による密着固定としたとき、図16Aに示した金属製のステープル(56)を使用して接着の補強を行うことができる。図16Bは、図1A(Step1)の状態のシート本体(1)を裏返して、シート本体(1)の上から挟みブロック板(3)に4本のステープル(56)を打ち込んだ状態を示している。挟みブロック板(3)はシート本体(1)に隠れて見えないので、図16C拡大図Aに隠れ線で挟みブロック板(3)等を表している。ここでは各挟みブロック板(3)の左右に1個のステープル(56)を打ち付けている。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成又は周知技術に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。また、ある実施形態の構成に対して周知技術を付加することができる。
例えば、強制クリンプユニットを構成する挟み治具は、上記した鉤付きクリップ、ストッパ付き鉤付きクリップ等のクリップの他、同様の機能を有するものであればクリップ以外のものであってよい。また、1つの強制クリンプユニットを構成する2枚の挟みブロック板は同形状でなくてもよく、シート本体上の折り曲げ中心線に対して対称に配置されていなくてもよく、折り曲げ中心線に対して両側にそれぞれ固定されていればよい。挟み治具は、挟みブロック板に対して鉤構造以外の手段により固定されていてよい。
また、以下の[1]~[4]の各態様も本発明の範囲内である。
[1]:1枚の耐荷重シートと、任意数の強制クリンプユニットと、を備え、
前記強制クリンプユニットは、2個の同形状の挟みブロック板と1個の鉤付きクリップとから構成され、
前記挟みブロック板はブロック厚みを持った長方形の板であり、その板の片面に溝長さの中央がブロック板縦中央線の位置になるよう配置されたクリップ固定溝が施されており、
前記鉤付きクリップは、1枚の長方形の金属板を折り曲げてクリップ上壁とその両端に繋がった一対の対称なクリップ側壁から成るコの字型を形成し、向かい合った前記クリップ側壁の端が接触するよう前記クリップ上壁と前記クリップ側壁の角度を鋭角にして閉じた状態にしており、両前記クリップ側壁の外側方向にクリップ開口力を加えることによって、金属の弾性変形による向かい合った前記クリップ側壁が開いた状態を可能とし、左右の前記クリップ側壁の先端を内側に直角に折り曲げた固定鉤が付いており、
前記強制クリンプユニットの2枚の前記挟みブロック板は、前記クリップ固定溝の反対面が前記耐荷重シートと合わされ、前記耐荷重シート上の折り曲げ中心線に対し前記クリップ固定溝を外側にして対称に平行に配置されるよう前記耐荷重シート上に任意の方法で密着固定され、前記耐荷重シートを内側にしてこの2枚の前記挟みブロック板が重ね合うように前記耐荷重シートの前記折り曲げ中心線を折り曲げた後その2枚の前記挟みブロック板を挟み込むように開いた状態の前記鉤付きクリップを取り付け、その時前記鉤付きクリップの前記固定鉤が前記挟みブロック板にある前記クリップ固定溝内にはめ込まれて1個の前記強制クリンプユニットが完成し、
以上のごとく前記耐荷重シートに1個の前記強制クリンプユニットを設置することにより、前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線に対して左右垂直方向にある前記耐荷重シート部に前記折り曲げ中心線に対して垂直方向の引張力を印加することにより前記鉤付きクリップの前記クリップ側壁が開くことによって前記引張力方向の前記耐荷重シートが伸び、前記引張力を小さくすると縮む様な弾力性を持った伸縮機能が実現し、
1枚の前記耐荷重シート上に任意数の前記強制クリンプユニットが任意位置に配置されて強制クリンプユニット配備耐荷重シートが完成し、これが任意方法で固定され、前記耐荷重シート上に積載物が置かれて使用される積載用伸縮機能付加シート。
[2]:1枚の耐荷重シートと、任意の偶数個の前記強制クリンプユニットと、2本の固定平行枠フレームと、を備え、
前記耐荷重シートは長方形であり、そのシート幅中心線に対し平行で対称な2本の共通折り曲げ中心線が配置され、半数の前記強制クリンプユニットが一方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線の位置が重なるように等間隔で1列に取り付けられ、この前記強制クリンプユニットの配置に対して前記シート幅中心線に対し対称な位置に残り半数の前記強制クリンプユニットが配置されることによってもう一方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記折り曲げ中心線の位置とが重なった前記強制クリンプユニットが等間隔で1列に取り付けられて、前記耐荷重シートへの前記強制クリンプユニットの両端2列平行配置が完了し、
平行な2本の前記固定平行枠フレームが任意場所に任意方法で固定され、
上記に説明した前記強制クリンプユニットが両端2列平行配置された前記耐荷重シートの左右シート幅方向端辺と左右前記強制クリンプユニット列の間の各左右スペースに、前記シート幅中心線に対し平行に、各々左右前記固定平行枠フレームが任意方法で取り付けられ、
2列の前記強制クリンプユニット列の間に積載物が置かれて使用される、[1]の積載用伸縮機能付加シート。
[3]:ストッパ付き鉤付きクリップは、1個のクリップストッパと、1個の穴開き鉤付きクリップと、2個のビスと、2個のナットから構成され、
前記クリップストッパは、2個のビス通し穴を有するストッパ上壁とその両端に固定された一対の対称なストッパ側壁から構成されるU型に形成されたものであり、前記穴開き鉤付きクリップは、前記鉤付きクリップのクリップ上壁に2個のビス通し穴を開けたものであり、
前記穴開き鉤付きクリップの上に前記クリップストッパをかぶせ、各々2個の前記ビス通し穴を合わせてそこに各々前記ビスを通して前記ナットで固定されて1個の前記ストッパ付き鉤付きクリップが完成し、
[1]又は[2]の積載用伸縮機能付加シートに対して、その構成部品である全ての前記鉤付きクリップを前記ストッパ付き鉤付きクリップに交換してできる積載用伸縮機能付加シート。
[4]:[1]、[2]又は[3]の積載用伸縮機能付加シートに対して、その部品である耐荷重シートと挟みブロック板について、
前記耐荷重シートの具体的な材料を綿製の織物とし、前記挟みブロック板の具体的な材料を木材とし、前記耐荷重シートと前記挟みブロック板の密着固定方法を接着剤による固定として、その接着剤の主要成分をエチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂エマルション、溶剤を水とした積載用伸縮機能付加シート。
1 シート本体
2 強制クリンプユニット
3 挟みブロック板
6 ブロック厚み
7 溝長さ
10 クリップ固定溝
11 ブロック板縦中央線
12 折り曲げ中心線
13 鉤付きクリップ(挟み治具)
14 クリップ上壁
15 クリップ側壁
16 クリップ開口力
19 固定鉤
26 シート幅中心線
27 シート幅方向
28 固定平行枠フレーム
29 ストッパ付き鉤付きクリップ(挟み治具)
30 穴開き鉤付きクリップ
31 クリップストッパ
32 ビス
33 ビス通し穴
34 ストッパ上壁
35 ストッパ側壁
36 ナット
40 引張力
44 共通折り曲げ中心線
45 ストッパバンド
54 ストッパバンド(連結ストッパバンド)

Claims (7)

  1. 1枚のシート本体と、
    任意数の強制クリンプユニットと、
    を備え、
    前記強制クリンプユニットは2枚の挟みブロック板と1個の挟み治具とを有し、
    前記2枚の挟みブロック板は、前記シート本体の一方の面上に、前記シート本体上の折り曲げ中心線に対して両側にそれぞれ固定され、
    前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられた状態で、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように前記挟み治具が前記2枚の挟みブロック板に固定され、
    前記シート本体に前記折り曲げ中心線に対して垂直方向の引張力を加えることにより前記挟み治具が有する開閉メカニズムにより前記挟み治具が開口することによって前記シート本体が伸び、前記引張力を小さくすると前記挟み治具が有する前記開閉メカニズムにより前記挟み治具が閉口することによって前記シート本体が縮む伸縮機能を有する、積載用伸縮機能付加シート。
  2. 前記2枚の挟みブロック板は同形状であり、
    前記挟みブロック板は、ブロック厚みを有する長方形の板であり、その板の片面に溝長さの中央がブロック板縦中央線の位置になるようにクリップ固定溝が設けられており、
    前記挟み治具は鉤付きクリップであり、
    前記鉤付きクリップは、1枚の長方形の金属板を折り曲げて形成された、クリップ上壁とその両端に繋がり向かい合った一対のクリップ側壁とを有する構造を有し、前記向かい合った一対のクリップ側壁の先端同士が近接するよう閉じた状態と、前記一対のクリップ側壁の外側方向にクリップ開口力を加えたときの金属の弾性変形による前記向かい合った一対のクリップ側壁が開いた状態とをとるものであり、これが前記開閉メカニズムとなり、
    前記一対のクリップ側壁の各先端には、内側に直角に折り曲げられた固定鉤が形成されており、
    前記2枚の挟みブロック板は、前記クリップ固定溝が設けられた面とは反対側の面が前記シート本体と合わされた状態で前記折り曲げ中心線に対して対称に配置され、
    前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられ、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように開いた状態の前記鉤付きクリップが取り付けられた状態において、前記鉤付きクリップの前記固定鉤は、前記挟みブロック板の前記クリップ固定溝内に嵌め込まれており、
    任意方法で固定され、前記シート本体上に積載物が置かれて使用される、請求項1に記載の積載用伸縮機能付加シート。
  3. 前記2枚の挟みブロック板は同形状であり、
    前記挟みブロック板は、ブロック厚みを有する長方形の板であり、その板の片面に溝長さの中央がブロック板縦中央線の位置になるようにクリップ固定溝が設けられており、
    前記挟み治具はストッパ付き鉤付きクリップであり、
    前記ストッパ付き鉤付きクリップは、1個のクリップストッパと、1個の穴開き鉤付きクリップと、2個のビスと、2個のナットとを有し、
    前記クリップストッパは、2個のビス通し穴が設けられたストッパ上壁と、上記ストッパ上壁の両端に固定され、向かい合った一対のストッパ側壁とを有する構造を有し、
    前記穴開き鉤付きクリップは、1枚の長方形の金属板を折り曲げて形成された、クリップ上壁とその両端に繋がり向かい合った一対のクリップ側壁とを有する構造を有し、前記向かい合った一対のクリップ側壁の先端同士が近接するよう閉じた状態と、前記一対のクリップ側壁の外側方向にクリップ開口力を加えたときの金属の弾性変形による前記向かい合った一対のクリップ側壁が開いた状態とをとるものであり、これが前記開閉メカニズムとなり、
    前記一対のクリップ側壁の各先端には、内側に直角に折り曲げられた固定鉤が形成されており、
    前記クリップ上壁には2個のビス通し穴が設けられており、
    前記ストッパ付き鉤付きクリップは、前記穴開き鉤付きクリップの上に前記クリップストッパが被せられ、前記穴開き鉤付きクリップの2個のビス通し穴と前記クリップストッパの2個のビス通し穴とが合わされた状態で、前記各ビス通し穴に前記ビスが通され、前記ナットで固定された構造を有し、
    前記2枚の挟みブロック板は、前記クリップ固定溝が設けられた面とは反対側の面が前記シート本体と合わされた状態で前記折り曲げ中心線に対して対称に配置され、
    前記シート本体を内側にして前記2枚の挟みブロック板が重なり合うように前記シート本体が前記折り曲げ中心線で折り曲げられ、前記2枚の挟みブロック板を挟み込むように開いた状態の前記ストッパ付き鉤付きクリップが取り付けられた状態において、前記ストッパ付き鉤付きクリップの前記固定鉤は、前記挟みブロック板の前記クリップ固定溝内に嵌め込まれており、
    任意方法で固定され、前記シート本体上に積載物が置かれて使用される、請求項1に記載の積載用伸縮機能付加シート。
  4. フレキシブルなシートであり、前記シート本体における前記強制クリンプユニットが配置された面とは反対側の面に配置されているストッパバンドをさらに備え、
    前記ストッパバンドの両端部分は、前記折り曲げ中心線に対して両側でそれぞれ前記シート本体に密着固定されており、
    前記シート本体への前記引張力が加わっていない状態において前記ストッパバンドの両端部分間は湾曲又は折れ曲がっており、且つ前記引張力が所定の大きさ以上加わった状態において前記ストッパバンドの両端部分間は平面状になるように前記ストッパバンドが配置されている、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の積載用伸縮機能付加シート。
  5. 2本の固定平行枠フレームをさらに備え、
    前記強制クリンプユニットの数が偶数であり、
    前記シート本体は長方形であり、そのシート幅中心線に対し平行で対称な2本の共通折り曲げ中心線が配置され、
    半数の前記強制クリンプユニットが、一方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられ、
    残り半数の前記強制クリンプユニットが、他方の前記共通折り曲げ中心線と個々の前記強制クリンプユニットの前記折り曲げ中心線とが重なるように、等間隔で1列に取り付けられ、
    前記半数の強制クリンプユニットと、前記残りの半数の強制クリンプユニットとは、前記シート幅中心線に対し対称に配置され、
    前記シート本体のシート幅方向各端辺と前記強制クリンプユニットの各列との間である両端部分に、前記シート幅中心線に対し平行に、前記2本の固定平行枠フレームがそれぞれ取り付けられており、
    前記2本の固定平行枠フレームは任意場所に任意方法で固定され、
    2列の前記強制クリンプユニットの列の間に積載物が置かれて使用される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の積載用伸縮機能付加シート。
  6. 前記シート本体が綿製の織物であり、
    前記挟みブロック板が木材であり、
    前記シート本体と前記挟みブロック板とが、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂を含む接着剤により固定されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の積載用伸縮機能付加シート。
  7. 座面及び背もたれの少なくとも一方として、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の積載用伸縮機能付加シートを備える、椅子。
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