JPH07144383A - 伸縮性シ−ト - Google Patents

伸縮性シ−ト

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JPH07144383A
JPH07144383A JP10218594A JP10218594A JPH07144383A JP H07144383 A JPH07144383 A JP H07144383A JP 10218594 A JP10218594 A JP 10218594A JP 10218594 A JP10218594 A JP 10218594A JP H07144383 A JPH07144383 A JP H07144383A
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sheet
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JP10218594A
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Hiroshi Ogawa
博 尾川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 伸縮性能が少ないか若しくはは無いシ−ト
に、シ−ト本来にない大幅な伸縮性と引っ張り強度を付
与し、複合する素材の特徴を失うこと無く種々の機能を
合成でき、且つ、三次元曲面に順応変形することのでき
る、軽量且つ経済的なシ−トを得る。 【構成】 層構成面材1、層構成面材2、間に伸張状態
で配置した伸縮性繊維状物3、の構成材を前記繊維方向
に交わる方向で、非接着部分の間隔を設け線状に繰り返
して接合4、固着して、シ−トの収縮時に生ずる隣接す
る細円筒体6、の隣接連続により形状安定性と、種々の
機能に対応して設計出来る伸縮性シ−トを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は、同一構成で上下層面材
の物性を変えることに依り種々異なった機能を得、非伸
縮性または微伸縮性の面材にその本質を損なわずに伸縮
性を付加し、不均一な形状に追随変形することを容易に
する、伸縮材を内臓する伸縮性シ−トに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、製品または生産品を移動及び保管
する際に損傷や劣化を防ぐ目的での梱包用。 物質の遮
断用膜、装飾用表皮、構成材等の産業資材。 又は、衣
料等の原反には天然または化学合成原料を用いて、塗
覆、接着、包装、及び被覆等その目的にじて、極薄膜か
ら一般にシ−トと呼ばれている厚膜のフイルム及び布地
が用いられている。
【0003】これらの被覆や構成材の選択には被保護物
の損傷限度と、被覆や除被覆作業性及び移動作業や運
動、保管状況及び機能と経済性を勘案して選択される。
【0004】例えば、被覆保護施工に当たっては、防塵
防水の為に損傷の無いように留意すると共に、可能な限
り被保護体に密着させ被保護体と外気を遮断させること
が、被保護体の酸化劣化を防ぐだけで無く、被保護体の
外形をはみ出して運搬や保管行程での後破損や、運搬通
路や場所範囲を過大に必要とすることの無いようにしな
ければならない。 これらに対応するには目的に応じた
強度と、密着するための伸縮性の有るシ−ト状のものが
適応するが従来品には極めて少ない。
【0005】一部、密着包装の方法として塗布コ−チン
グ等があるが、極めて薄膜厚の為緩衝性に欠ける他、施
工に装置を必要とすることや離脱に手間が懸かる等を含
めて不経済である。産業用分野では複合、重複、構成等
で対応しているが生産、工程共に不経済である。一方、
衣料用分野に関しては、編布等で適応しているが、完全
防水等を必要とする場合には不都合である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】一般に、同一原料では
膜厚を厚くする程、膜の自由度や伸縮性が損なわれるの
が実状である。
【0007】保護被覆に用いるフイルム叉はシ−ト等
は、軽量且つ柔軟性を必要とするために可能な限り薄膜
として、その結果生ずる強度不足や形状不均一を補強ま
たは補正するために繊維等を配置内臓する方法は公知で
あるが、その結果膜厚の厚いものと同様に原反素材の伸
縮性や自由度を拘束する不都合がある。
【0008】一方、これらの製品の目的とする包装や被
覆する諸々の製品や産物及び物体は、その形状が多様で
且つ不均一な物が多く、自由度の無いシ−トで被覆をす
ると、その形状に馴染まず、不馴染みの為に生ずる余分
なシ−トの部分が全体形状を拡大し、その目的以外の設
計を必要とする不都合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の従来品
に有る補強品や厚膜品で、シ−ト強度や形状安定性の向
上を得る方法では反面で自由度を失うという問題を解決
し、更に従来品に無い機能を持ち、生産性が高く経済的
な伸縮性シ−トを提供する事を目的としたものである。
【0010】具体的には、薄膜素材の特徴を活かし複合
により機能を高め、強度や軽量性を失うこと無く高い伸
縮性を与え、前記の不都合を解決した伸縮性シ−トを提
供する事にある。
【0011】膜厚の薄い被覆材に繊維等を内臓させるこ
とで強度を付加する方法に着目し、これに細線状の伸縮
性を有する材料を用い機能を失わない構造で複合し、軽
量で伸縮性能が高く、且つ形状の安定性を損なう事のな
いように配慮したものである。
【0012】上記の目的を達成するために、本考案の伸
縮性シ−トは遮蔽、機能等のために必要な面材と、引張
り強度と伸縮性を兼ねた伸縮材を用い、此れ等を固着す
る接合部分を必要最小にして、それぞれの構成材料の特
徴に干渉することが無く収縮性を効果的にするための、
自由な非接着部分を多く具備して成るものである。
【0013】伸縮材を挟む構成面材は、必要強度以内の
膜厚のものであればよく、材質も柔軟性のものであれば
化学合成品、天然品を問わない。 又、特に剛性の高い
物であっても金属箔やガラス繊維のように柔軟性加工す
ればよく、寧ろ僅かな曲げ反発力があるほうが望まし
い。
【0014】伸縮材も、化学合成品、天然品を問わない
が柔軟で細く強い収縮力と繰り返し復元し、且つ接合に
適した物性のもの若しくは接合に適する加工が出来る物
が好ましい。
【0015】接合方法は、接着剤、融着、架橋等、熱、
高周波または超音波接合法など膜材に依って選択できる
が、構成材の接合が確実なものが好ましい。
【0016】接合幅と非接着部幅は、膜厚または面材の
剛性及び設計収縮性能で決めるが、どちらも有効範囲内
で狭いほうが好ましい。
【0017】
【作用】伸縮性シ−トの構成が、伸張状態の伸縮材を挟
んだ両面材を極めて少ない面積の線状で接合し、他の大
部分では三者が干渉する事の無い構造の為、少ない収縮
力の伸縮材で大きな収縮力が得られる。 又、両面材も
それぞれの界面に必要な性能が効果を失わずに発揮する
事が出来るので、その合成によって種々の異なった機能
の伸縮性シ−トを設計する事が出来る。
【0018】繊維状の伸縮材は、整然とした非接着部分
の空間内では縦横に障害がが無いので、各伸縮材は、そ
れぞれが異なった方向と伸縮度の違いに対応し追随する
事が出来る。 従って伸縮性シ−ト全体および任意部分
で異なった伸縮が出来、三次元変形が可能な伸縮性シ−
トとなる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して、この考案の実施の1例
を説明する。図1は実施例での伸縮性シ−トの伸張状態
の平面図、図2はその横側面図、図3は伸縮性シ−トが
収縮状態の縦側面図、第4図は伸縮性シ−トで球状体を
被覆した外見図を示す。
【0020】両面材材(1,2)として合成樹脂製 0.
02mmの熱可塑性フイルムを用い、両面材の中間構成材
である伸縮材(3)として、200デニ−ルの伸縮性繊
維を5mm 間隔に等伸張状態で配置し、非接着部分
(5)幅6〓を設け接合部(4)幅1.5mmで平行連続
接合して伸縮性シ−トを完成した。 ( 第一、二、三、
図、)
【0021】接合方法は、上下層の面材の性質と生産方
式で決めてよい。接合線幅は、完全であれば狭いほど良
いが、好ましくは1mm〜3mm。接合線の繊維と交わる角
度は、 60度以上で、好ましくは 90度。接合線は、
直線性の破線等でも良いが連続直線が好ましい。
【0022】非接着部分幅は、フイルムの曲げ剛性と設
計収縮率で決めるが、5mm〜20mmが外観上好ましい。
等間隔であることの制限は無いが図柄を目的にまたは
製造上の問題で変えても性能上に大きな欠陥は生じな
い。
【0023】両面材が異なる性質材質の場合、伸縮性シ
−トの平坦性を必要としない場合を除き、両面素材の曲
げ剛性を膜厚または化学処理等で均衡することが好まし
い。
【0024】製法は、バッチ、連続いずれも可能であ
り、接合方法と製造行程で決定する。
【0025】バッチでの製法は、設計に基ずく接合幅と
非接着幅を設けた、生産と製作上に必要な幅と長さをも
つ接合印体と、同寸法もしくは以上の寸法の接合印体ま
たは断熱体との上下接合体間に、連続する伸縮材を設計
本数挟む両面材を重ねて挿入し、それぞれに適切な伸張
力を与え、構成材の伸張力をピンチロ−ル等で保持し乍
ら、上下若しくは一方の接合印体または断熱体を圧着方
向に上下して接合条件下で圧着接合する。 その後、圧
着を解放して伸縮性シ−トを伸張状態のままピンチロ−
ル等を回転して、接合完了部分を印体外に位置移動し次
の接合場所にセットした後、再度接合する一連の工程を
繰り返して、断続的に伸縮性シ−トを生産する。
【0026】連続での製法は、設計に基ずく接合幅と非
接着幅を設けた、生産と製作上に必要な直径と長さのロ
−ル状の接合印体と、同寸法もしくは以上の寸法のロ−
ル状の接合印体または断熱体との上下ロ−ル間に、連続
する伸縮材を設計本数挟む両面材を重ねて挿入しそれぞ
れ適切な伸張力を与え、構成材の伸張力をピンチロ−ル
等で保持した状態で連続して巻き取る。 上下の接合ロ
−ルは伸縮性シ−トを巻き取る方向で、且つ構成材の移
動速度に同期する速度で回転させ、更に上下ロ−ルの一
方若しくは両方を圧着方向に上下して構成材を圧着し、
接合温度等接合条件を保ち、連続して伸縮性シ−トを生
産する。
【0027】接着剤でのバッチ製法は、設計に基ずく生
産と製作上に必要な圧着幅と長さをもつ上下の圧着体間
に、連続する伸縮材を設計本数挟む両面材を、前もって
又は接合直前に面材の接着面側に直接に、若しくは転写
法等で接着剤を施工し、両面材の接着材部を合わせ、そ
れぞれに適切な伸張力を与えて重ねて挿入し、構成材の
伸張力をピンチロ−ル等で保持し、上下または一方の圧
着体を圧着方向に上下して接着条件下で接合。 その後
圧着を解放して、伸縮性シ−トを伸張状態のまま接合完
了部分を圧着体外に位置移動し、次の接合場所にセット
した後再度圧着接合を繰り返して、断続的に伸縮性シ−
トを生産する。
【0028】接着剤での連続製法は、設計に基ずく接合
幅と非接着幅を設けた、生産と製造上に必要な直径また
は幅と長さをもつロ−ル状印体または印体で、面材の接
着面側に直接に又は転写法等で、接着剤を前もって若し
くは接合直前に施工し、生産と製造上に必要な直径また
は幅と長さの圧着ロ−ルと、同寸法または以上の寸法の
上下圧着ロ−ル間に、伸縮材を設計本数挟む両面材をそ
れぞれ適切な伸張力を与え接合部を合わせて挿入し、構
成材の伸張力をピンチロ−ル等で保持し乍ら重ねた状態
で連続して巻き取る。 上下の圧着ロ−ルは伸縮性シ−
トを巻き取る方向で、且つ構成材の移動速度に同期する
速度で回転させ、更に上下ロ−ルの一方若しくは両方を
圧着方向に上下して構成材を圧着し、接着条件を保持し
て、連続して伸縮性シ−トを生産する
【0029】
【考案の効果】本考案は、上述のとうり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0030】請求項1に依る、伸縮性シ−トは伸縮性に
優れ、且つ三次元曲面にも順応するために被覆作業が容
易となる以外に、被覆の効果と外観共に従来品に無い実
用性に優れる伸縮性シ−トが、高い生産性で経済的に優
れて得られる。
【0031】請求項2に依る、構成材がそれぞれ物性上
の干渉が無く自由な事から、伸縮材に全面接着の場合の
ような面材に依る抵抗が無いので、伸縮力が充分に活か
され、優れた伸縮性シ−トが得られる。又面材に於いて
も同じく、合成後も両面材同士の干渉が無いので、それ
ぞれの特徴を損なう事なく充分に発揮できるので、従来
品に無い複合効果の高い伸縮性シ−トが得られる。
【0032】請求項3に依る、伸縮材を複数条の配列固
着と各非接着部で小区分に整然と分割されることで、伸
縮の際に列及び部分毎に支点間の距離を変えることが出
来、それら複数の累積に依って伸縮性シ−トの任意部分
が滑らかに三次元変形することが可能と成り、従来品に
無い性能を有する伸縮性シ−トが得られる。
【0033】請求項4に依る、伸縮材の伸縮強度を任意
に設定することで、伸縮強度が全面に強い伸縮性シ−ト
若しくは弱い伸縮性シ−ト、又は両端若しくは部分的に
他の面より強い事が必要な分野に、例えば医療用品、介
護用品等、又は徐々に若しくは強弱強と変化させる事の
適した分野の、例えば、袋、座席やクッション、布団、
枕等の表皮やカバ−等を後加工せずに予め設計出来る等
の、性能を有する伸縮性シ−トが得られる。
【0034】請求項5に依る、伸縮性シ−トの収縮時に
生ずる連続隣接した筒状体物は、伸縮性シ−トの収縮時
に伸縮繊維に固着された両面材が、それぞれ抵抗の無い
外側に接合部分を支持点として湾曲し、収縮が中断若し
くは終了した時点の各支持点間の距離に応じて、両面材
がそれぞれ半円筒形を形成するもので、両面材の各支持
点が整然と等しいため、両半円筒形が合体して連続隣接
した筒状体となる。その結果、筒状体の物理的曲げ剛性
により、伸縮性シ−ト全体の筒状物方向の形状が安定す
るもので、両面材の曲げ剛性を均等にすると伸縮性シ−
トの縦方向でも平担性に優れ、不均衡に設計すると剛性
の弱い方へ曲がり性を持って安定する等、従来品にない
特徴の有る伸縮性シ−トを設計生産する事が出来る。
【0035】請求項6に依る、嵩高性は筒状物の形成時
の設計直径で大小し、面材と伸縮材の強弱で予め生成品
の強弱を設計する事が出来るもので、函詰め品の中およ
び下敷き、マットの芯材、クッション材等、柔軟で耐
水、耐薬品性を必要とする分野に適した性能を有する伸
縮性シ−トが得られる。
【0036】請求項7に依る、密封で円筒内の気体の流
動を制限する事で効果の高い、防音材、断熱材、及びク
ッション、又は空間体積の増加による見かけ比重が小さ
い事から、耐水救命具、浮力補助具、筏ブイ等の浮力体
分野に適する性能が得られる。
【0037】請求項8に依り、光学的には透過面の直曲
変化で生ずる光の屈折率変化。流体工学的には表面粗度
の変化で生ずる流体抵抗の増減。電気工学的には伸縮で
生ずる電導度の変化。その他、伸縮、体積の物理上の変
化が応用できる等、従来の素材に無い多種の用途に適す
る伸縮性シ−トが得られる。
【0038】請求項9に依り、光透過性両面材の一方若
しくは両方に彩色して両面を接離させての複合効果、又
は片面を不透過若しくは反射性の面材で構成し、透遮
蔽、文字、模様、色彩の変化が望まれる分野、例えば各
種の窓、ショウウインドウ、インテリア等のカ−テンや
間仕切り、デスプレイの面材及び装飾包装材分野に適し
た、従来品に無い性能を有する伸縮性シ−トが得られ
る。
【0039】請求項10に依り、両面材に異なった材質
物性の面材を用い、それぞれの目的に応じて構成し、両
面界面間での各種の物性耐抗と機能を付加し、伸縮性シ
−トの伸縮、両面材間の空間部の変化を調節し活用する
事でより高い効果が得られ、後加工をする事なく、従来
品に無い性能を有する伸縮性シ−トが得られる。
【0040】請求項11に依り、両面材に同様もしくは
異なった物性の不透過性面材を用い、両面界面間の同様
もしくは異なった性質に対抗し遮断できる、例えば単純
な包装、梱包、更には水溶性物と油溶性物またはそれら
の物と薬品等との遮断等に適した性能を有する伸縮性シ
−トが得られる。
【0041】請求項12に依り、例えば両面材を耐熱遮
断性材と透過性材とで構成し、細空間内の気体の断熱効
果を併用し軽量で断熱性の高い、耐熱保温性材、保冷性
材等。又は、片面で高い吸水吸着性を有し他面は遮断す
る等、例えば伸縮性シ−トの片面では含浸若しくは筒状
物内に透過保存し侵出、又は透過して筒状物内面に沿っ
て筒外に排出、又は逆方向に流入若しくは筒状物内に保
存し浸出し、他面では遮断することが出来ることを後加
工をする事なく利用できる等、例えば、土木資材、農業
資材、防虫資材、乾燥資材等に適した、従来品に無い性
能を有する伸縮性シ−トが得られる。
【0042】請求項13に依り、両面材を異なる材質ま
たは性能の透過性面材で構成することで、伸縮性シ−ト
の両外側からの透過を同様または不同様に両面を透過、
又はは筒状物内に透過して筒状物内に沿って筒外に排出
若しくは同様法で逆に流入することで油水、粉、気体等
の分離や濾過等を後加工をする事なく機能性を有する、
従来品に無い性能を有する伸縮性シ−トが得られる。
【0043】請求項14に依り、両面材を異なる物性ま
たは同じ性能の透過性面材と中間に遮断性材で構成する
ことで、両面材ともに同様又は不同様に透過浸入し中間
材で遮断することが出来、例えば片面の汚染が裏面に及
ぶ事がなく両面性能が干渉しない、又は両面にそれぞれ
異なった吸着剤を含浸させ異なる二機能を有する、若し
くは吸着物によって反対面の摩擦が低下する事で不都合
が生ずる場合等、例えば油吸着剤、雑布、塗装用資材等
の分野に適した、従来品に無い性能を有する伸縮性シ−
トが得られる。
【0044】請求項15に依り、各種目的の機能材を帯
状に裁断することで、更に三次元変形や運動に対応効果
の高い機能性を必要とする、例えば防水性包帯、断熱保
温テ−プ、等に適した、従来品に無い性能を有する伸縮
性帯が得られる。
【0045】請求項16に依り、接合が確実で生産性の
高い伸縮性シ−トが出来る。
【0046】請求項17に依り、直接接合法と、間接接
合法で、融着が容易でない場合若しくは出来ない面材で
の構成が必要とする場合、又は耐熱性が必要な伸縮性シ
−トを構成生成する場合にも、耐熱性面材と熱硬化性等
耐熱接着材料を組み合わせる事で、接合が確実で耐熱性
の伸縮性シ−トが出来る。
【0047】請求項18に依り、接合材を介しての場合
の接合温度条件で、伸縮材を損なうこと無く接合が確実
な伸縮性シ−トが出来る。
【0048】請求項19に依り、両面構成材料が異質の
融着条件の場合でも、伸縮材を損なうこと無く接合が確
実な伸縮性シ−トが出来る。
【0049】請求項20に依り、伸縮材よりも融着温度
が高い面材で構成する場合にも、伸縮材を損なうこと無
く接合が確実な伸縮性シ−トが出来る。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による伸縮性シ−トの伸展状態
を示す平面図である。
【図2】本考案の実施例による伸縮性シ−トの横側面図
である。
【図3】本考案の実施例による伸縮性シ−トの収縮状態
を示す縦側面図である。
【図4】本考案の伸縮性シ−トで球面体を被覆した状態
を図で示したものである。
【符号の説明】
1 両層構成面材の片面材 2 両層構成面材の他面材 3 繊維状伸縮性材 4 接合部 5 非接着部分 6 筒状物

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状伸縮性材(3)(以下、単に伸縮
    材とする)を伸縮体として、両層構成面材(以下、単に
    両面材とする)(1,2)間に複数条内臓し、これらを
    伸縮材(3)と交わる方向に線状で、且つ非接着部分
    (5)の間隔を置いて接合部(4)を設けて繰り返し形
    成し、伸縮性を付加したシ−ト状物(以下、単に伸縮性
    シ−トとする)。
  2. 【請求項2】 各非接着部分(5)では構成材のそれぞ
    れが、物性上の干渉がなく自由であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の伸縮性シ−ト。
  3. 【請求項3】 各接合部(4)で固定され、各非接着部
    分(5)間で小区分に分割された各伸縮材(3)が、任
    意の部分で張力に応じて各接合部(4)を力点として、
    両面材(1,2)を伴い伸縮を繰り返すことが出来るこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の伸縮性シ−ト。
  4. 【請求項4】 各伸縮材(3)の伸縮強度を予め全体に
    強弱設定するか、若しくは強い部分と弱い部分を設定す
    ることで、伸縮性シ−ト全体及び部分的にも伸縮強度を
    変えて設計することが出来ることを特徴とする、請求項
    1に記載の伸縮性シ−ト。
  5. 【請求項5】 伸縮性シ−トに対する張力の緩和に従っ
    て、伸縮材(3)の収縮に伴い、各非接着部分(5)の
    両面材(1,2)が湾曲して形成される、複数の連続し
    た筒状物(6)に依って生ずる曲げ剛性に依り、伸縮性
    シ−トの形状を安定設定することを特徴とする、請求項
    1に記載の伸縮性シ−ト。
  6. 【請求項6】 収縮完了時の筒状物(6)集合体に依る
    嵩高性の高いことを特徴とする、請求項5に記載の伸縮
    性シ−ト。
  7. 【請求項7】 両面材(1,2)の収縮完了時の筒状物
    (6)集合体の両端部、若しくは任意の部分を密封する
    事を特徴とする、請求項5に記載の伸縮性シ−ト。
  8. 【請求項8】 両面材(1,2)の筒状物(6)への形
    成過程、若しくは完成時に於ける両面材の表面形状、及
    び伸縮性シ−トの長さの変化に伴う、光、電気工学、又
    は流体工学、及び物理学上の変化効果を種々に選択設定
    することが出来ることを特徴とする、請求項5に記載の
    伸縮性シ−ト。
  9. 【請求項9】 両面材(1,2)の片側、又は両側の全
    面もしくは部分的に印刷、転写その他の方法で装飾施工
    する事を特徴とする、請求項8に記載の伸縮性シ−ト。
  10. 【請求項10】 両面材(1,2)のそれぞれ、及び伸
    縮性シ−トの構成材の材質若しくは物性を変えて合成
    し、伸縮性シ−トの作用効果を種々に設定することが出
    来る事を特徴とする、請求項8に記載の伸縮性シ−ト。
  11. 【請求項11】 両面材(1,2)を、目的に応じた不
    透過性、若しくは光学的に透過性で流体に対して不透過
    性の材料で構成するを特徴とする、請求項10に記載の
    伸縮性シ−ト。
  12. 【請求項12】 両面材(1,2)を、目的に応じた不
    透過性、若しくは光学的に透過性で流体に対して不透過
    性と、透過性の材料で構成する事を特徴とする、請求項
    10に記載の伸縮性シ−ト。
  13. 【請求項13】 両面材(1,2)を、目的に応じた同
    一または不同一の透過性の材料で構成する事を特徴とす
    る、請求項10に記載の伸縮性シ−ト。
  14. 【請求項14】 両面材(1,2)を、目的に応じた透
    過性の材料で、その中間に不透過性の材料を配して構成
    する事を特徴とする、請求項10に記載の伸縮性シ−
    ト。
  15. 【請求項15】 伸縮性シ−トを目的に応じた幅に裁断
    し、伸縮性のある帯状物とする事を特徴とする、請求項
    10に記載の伸縮性シ−ト。
  16. 【請求項16】 各接合部(4)の接合に、熱、高周
    波、超音波その他の方法での融着、架橋、等での直接接
    合、又は両面材(1,2)間の片側、若しくは両内側に
    接合を目的とする材料を挿入しての接合、及び接合を目
    的に両面材(1,2)の片側、若しくは両側に予め接合
    材料を配し製造した面材を用いて融着、架橋接合等をし
    て成る、請求項1に記載の伸縮性シ−ト。
  17. 【請求項17】 両面材(1,2)の片側、又たは両側
    に印刷、転写その他の方法で事前に、若しくは直前に施
    工した接着剤を用いて接合して成る、請求項1に記載の
    伸縮性シ−ト。
  18. 【請求項18】伸縮材(3)を挟み両面材(1,2)を
    融着、若しくは架橋接合する際の接合温度を、両面材
    (1,2)の接合部(4)で融着または架橋温度以上
    で、且つ伸縮材(3)の溶断温度未満として成る、請求
    項1に記載の伸縮性シ−ト。
  19. 【請求項19】 両面材(1,2)の融着温度差が大き
    な面材質、又は両面(1,2)材の片側、若しくは両側
    が織布および不織布、又は多孔質状物等で構成する場合
    の融着温度を、両面材(1,2)の接合部(4)で比較
    的高温度融着材への融着温度以下で、且つ伸縮材(3)
    の溶断温度未満として成る、請求項1に記載の伸縮性シ
    −ト。
  20. 【請求項20】 両面材(1,2)の片側、若しくは両
    側の接合面側に予め融着温度の低い材料を張り合わせた
    面材、若しくは低温度融着を目的に原料加工した面材、
    又は両面材(1,2)の接合面側の片側、若しくは両側
    に融着温度の低い材料を加えて構成する場合の、融着温
    度を構成材の融着温度以上で且つ伸縮材(3)の溶断温
    度未満として成る、請求項1に記載の伸縮性シ−ト。 【0001】
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