JP4808286B1 - 携帯用正座椅子 - Google Patents

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Abstract


【課題】 長時間の正座に適した携帯用正座椅子を提供する。
【解決手段】 支持部3に保持された一方の脚板7(袋5)の外端から脚板7、8を挿入した2つの袋5、6を重ねた際の厚み分(L1)だけ離れた点を第1の止着点(縫着点)P1とし、連結部9の全体長さ(L3)から前記2つの袋を重ねた際の厚み分(L1)を引いた長さの1/2となる長さ(L2)に第2の止着点P2を設けた。これら止着点P1、P2は幅方向に対称な位置で縫い付けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、茶道などで長時間の正座をする際に使う携帯用正座椅子に関する。
近年、畳を中心とした伝統的な日本家屋よりも西洋家屋が増え、畳に座る機会が減ってきているが、茶会は相変わらず人気が高い。一方、茶会では正座をしなくてはならないが、畳生活に慣れていない人にとって正座は苦痛である。そこで、正座をする時に、体重の負担が膝や足にかからないように工夫した携帯用正座椅子が考えられている。
例えば、図7に示すような、着座時の荷重を両サイドの脚板のみで支持する正座椅子が販売されている。この正座椅子場合、帯の一端に面ファスナー(マジックテープ)(登録商標)を取り付け、他端に前記面ファスナーに結合する面ファスナーを配置している。しかしながら、組み立てや折りたたむ際にファスナーをはがす音が作法を乱し、また臀部を載せる箇所がやわらかい布のみなので、安定性に欠け長時間座ることができない。
文献としては特許文献1に、人体や床などを傷つけることなく座布団上でも使用可能な携帯用正座椅子として、発泡ポリエチレン等の緩衝材で形成された所定の高さと、幅と、奥行きおよび足先を入れる中空部位を持つ携帯用正座いすが知られている。
また特許文献2には、座部と脚部を備えた立方体の一体構造体である正座椅子において、座部上面が略正方形状の平面で、脚部底面が略台形状の平面であり、後側面の座部より底面に向かい円弧断面状を有するくぼみを形成し、円弧断面状の一部が足の裏の一部に当接可能となるようにした携帯可能な正座椅子も知られている。
また特許文献3には、長方形状の板材で、その長手方向の両端側の裏面から突出する段部を形成した座板と、2枚が互いに対向端部で回動自在に連結した一対の脚板と、該脚板の連結側に一端を固着させた可撓性で帯状の保持用帯体とから成り、保持用帯体には、少なくとも、その両端側を貼り合せ可能に設けた組立用面ファスナーと、中間の表面側に設けた片面の収納用面ファスナーと、他端側の表面側に設けた底部用クッション材とを具備する携帯用正座椅子も知られている。
更に特許文献4には、2つの座部材が互いの対向端縁部で回動自在に連結された座部と、2つの脚部材が各対応する座部材の下面側中途部に一端側において座部材の回動軸線と平行な軸線を中心として回動自在に連結され、かつ2つの脚部材の他端側が接地部に形成されると共に回動自在に連結された脚部とを具備し、座部材が正面形状において一直線状に開かれた際、正面の全体形状が、座部材の両端側が外方に突出したほぼ三角形状をなし、収納時に座部が中折れ状に2つの脚部材間に折り畳まれて収納可能に形成されている携帯用正座椅子が知られている。
実用新案登録第3114639号公報 特開2008−284259号公報 実用新案登録第3152827号公報 実用新案登録第3001497号公報
茶会においては、作法の流れを乱さないことが重要であり、また正座椅子を使う場合においても、作法の動作の中に自然に組み込まれ、なるべく目立たないものでなくてはならない。更に、茶会では作法に則った動作を行う必要があり、この動きを制約するものであってはならない。
上記の観点から、特許文献1と特許文献2の携帯用正座椅子は、重量こそ軽いが、構造的に折り畳み形状ではないので持ち運びにかさばり、目立ってしまう。また、特許文献3の携帯用正座椅子においては、底部用クッション材を取り付ける組立用面ファスナーの着脱時に「バリバリ」と音が出るので茶会で使うことは難しい。
更に、特許文献4の正座用いすは、収納時に座部が中折れ状に2つの脚部材間に折り畳まれるが、座部材を支軸する軸ピンのストッパ片による座部材の組立が面倒で、茶会には使用し難い。
本発明の携帯用正座椅子は従来例の上記欠点を解消しようとするもので、法事やけいこ事の席、茶席等のように長時間の正座をする場において、足がしびれるのを確実に防止することができ、且つ座ったままで体を動かしやすい携帯用正座椅子を提供するものである。
上記の課題を解決する手段として、本発明の携帯用正座椅子は、座部と支持部からなる構成され、前記座部は板材を布製袋内に挿入してなり、前記支持部は布製環状帯に左右の脚板を保持してなり、前記左右の脚板を固定した間の部分は布のみからなる連結部とされ、この連結部の一部に前記座部の一部を止着した構成である。
前記脚板の保持手段としては、接着剤や両面テープで布製環状帯の内側面に貼着するか、或いは布製環状帯の内側面に袋を設け、この袋内に挿入するなどの手段が考えられる。
前記連結部と前記座部とは第1及び第2の止着点の2か所(全体では4箇所)とし、取り付けられた状態で座部と支持部の横方向の中心線は一致させる。尚、第1の止着点と第2の止着点の間の部分については、縫着してもよい。
また、前記第1の止着点は支持部に固定された一方の脚板の外端から脚板を2枚重ねた際の厚み分以上離れた箇所とし、前記第2の止着点は第1の止着点から連結部の全体長さから前記第1の止着点までの長さを引いた長さの1/2以下となる箇所とすることで、スムーズに折り畳むことができる。
また、連結部と平行に前記脚板の開脚度を制限する紐等の開脚度制限手段を設けてもよい。
本発明の携帯用正座椅子によれば、茶会、法事、稽古事など長時間の正座を必要とする場において、足の痺れを防止するだけでなく、騒音を発することなく自然な一連の動作の一部として、携帯用正座椅子を組み立てたり折り畳んだりすることができる。
また、本発明の携帯用正座椅子は使用状態で前後方向から見て逆三角形をなすため、座った状態で体を傾けたり捻ることが容易に行うことができ、作法に則った動きを可能にする。
本発明品を使って正座した人を後方から見た図 座板と布製環状帯の縫合位置を示した図 (a)〜(c)は支持部の組み立て手順の一例を説明した図 座板と布製環状帯を止着点で縫着した完成図 折り畳み時の様子を示す図 本発明品の携帯用正座椅子を折り畳んだ状態を示す図 着座時の荷重を両サイドの脚板のみで支持する従来例を示す図
本発明に係る携帯用正座椅子1は、図1の状態で使用し、折り畳む場合は図4の状態から図5の状態を経て図6の状態まで折り畳み、使用する場合はこの逆の手順となる。
本発明に係る携帯用正座椅子1は、人の臀部を受ける座部2とこの座部2を下から支える支持部3からなる。座部2は布製袋2a内に座板2bを挿入してなり、支持部3は環状をなす布製環状帯4の内側に第1及び第2の布製の袋5、6の一端を近接させて形成し、第1の袋5に第1の脚板7を挿入し、第2の袋6に第2の脚板8を挿入している。
前記第1及び第2の脚板7、8の一端(下端)は近接し、他端(上端)は離間している。この離間した部分は布のみからなる連結部9となっている。また第1及び第2の脚板7、8の近接した端部は布製環状帯4が2枚重ねとなった補強部10の内側に位置している。
更に、前記連結部9に沿って紐11を掛け渡している。この紐11の両端は前記袋5、6の先端近傍の布製環状帯4に縫着され、図4に示す座椅子を開いた状態で支持部2に大きな開方向の力が作用するのを防止している。
前記支持部3を作製する手順は、先ず図3(a)に示すように布製帯4の両端をオーバーラップさせ、次いで(b)に示すように、オーバーラップさせた部分を縫着して補強部10とし、この後(c)に示すように、布製環状帯4の内側に脚板7、8を配置し、接着剤などにて脚板7、8を布製環状帯4に固定する。
実施例では布製環状帯4に固定した脚板7、8の外側に布製の袋5、6を設け、これら袋5、6内に脚板7、8が挿入された状態としたが、布製環状帯4に対して脚板7、8が強固に接着させる場合には、袋5、6は不要である。
前記連結部9の一部に前記座部の布製袋2aの一部が止着されている。止着下状態で、座部2と支持部3の横方向の中心線Oは一致している。このため、支持部3の両端からは座部2が同じ長さだけはみ出る。
前記止着位置は、支持部3に保持された一方の脚板7(袋5)の外端から脚板7、8を挿入した2つの袋5、6を重ねた際の厚み分(L1)だけ離れた点を第1の止着点(縫着点)P1とし、連結部9の全体長さ(L3)から前記2つの袋を重ねた際の厚み分(L1)を引いた長さの1/2となる長さ(L2)に第2の止着点P2を設けた。これら止着点P1、P2は幅方向に対称な位置で縫い付けられている。
尚、第1の止着点(縫着点)P1は長さ(L1)以上であればよく、第2の止着点P2は長さ(L2)の1/2以下であれば、折り畳むことができる。
以上において、図4に示す開状態から携帯用正座椅子1を折り畳むには、例えば右手で座部2を持ち、左手で支持部2の第2の脚板8を持ちながら、図5に示すように、座部2と第2の脚板8との間隔を広げるように、第1の脚板7と第2の脚板8とを接近させる。
次いで、図6に示すように、第1の脚板7と第2の脚板8とを重ね、更に第2の脚板8の上に座部2を重ねる。
上記において、止着点P1と第1の脚板7の上端との間隔(L1)は袋に入った状態での第1の脚板7と第2の脚板8とを重ねた厚さに等しく、止着点P2の位置は連結部9の全長(L3)から間隔(L1)を引いた長さの半分(L2)としているので、座部2、第1の脚板7及び第2の脚板8が過不足なく重ねられ最小の容積になる。
図示例は本発明に係る携帯用正座椅子の一例を示している。例えば実施例では座部2の寸法は、幅12cm、高さ23cm、厚さ1cmとし、脚板5、6幅を入れた全体の幅は3cmとし、A5版に近い形状としているので、ハンドバックなどに入れて持ち運ぶのに便利であるが、寸法はこれに限るものではない。
例えば、女性用として使用状態で正三角形とした場合の脚板の長さを8cm、10cmを用意し、男性用として12cm、14cm、16cmの寸法のものを用意する。
また、使用状態での第1の脚板7と第2の脚板8の開き角度は、実施例では60°(正三角形)としているが、好ましくは底部の角度は60〜30°である。
本発明による携帯用正座椅子は茶道のみならず、長時間の正座をすることが必要な場合に利用することができる。
1 携帯用正座椅子
2 座部
2a 布製袋
2b 座板
3 支持部
4 布製環状帯
5 第1の袋
6 第2の袋
7 第1の脚板
8 第2の脚板
9 連結部
10 補強部
11 紐
P1 第1の止着点
P2 第2の止着点

Claims (2)

  1. 座部と支持部からなる携帯用正座椅子であって、前記座部は板材を布製袋内に挿入して構成され、前記支持部は布製環状帯に左右の脚板を保持して構成され、前記左右の脚板を固定した間の部分は布のみからなる連結部とされ、この連結部の一部に前記座部の一部を止着している携帯用正座椅子において、
    前記連結部と前記座部とは第1及び第2の止着点で取り付けられ、取り付けられた状態で座部と支持部の横方向の中心線は一致し、また前記第1の止着点は支持部に固定された一方の脚板の外端から脚板を2枚重ねた際の厚み分以上離れた箇所とされ、前記第2の止着点は第1の止着点から連結部の全体長さから前記第1の止着点までの長さを引いた長さの1/2以下となる箇所としたことを特徴とする携帯用正座椅子。
  2. 請求項1に記載の携帯用正座椅子において、前記左右の脚板は布製環状帯に設けた袋に挿入することで保持されていることを特徴とする携帯用正座椅子。


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