JP3184698B2 - コンクリート混和剤 - Google Patents
コンクリート混和剤Info
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- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/30—Water reducers, plasticisers, air-entrainers, flow improvers
- C04B2103/34—Flow improvers
Description
する。更に詳しくは、セメントペースト、モルタル及び
コンクリート等の水硬性組成物の流動性および流動保持
性ならびに気泡の保持性に優れた効果を発現するコンク
リート混和剤に関するものである。
リート混和剤の中で、流動効果の大きい代表的なもの
に、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物 (以
下ナフタレン系と称す) 、メラミンスルホン酸ホルムア
ルデヒド縮合物 (以下メラミン系と称す) 、ポリカルボ
ン酸塩 (以下ポリカルボン酸系と称す) 等の高性能減水
剤と呼ばれているものがある。
る反面、問題点を有している。例えばナフタレン系やメ
ラミン系は硬化特性に優れるものの流動保持性 (スラン
プロスと称す) と気泡量保持性に問題点を有し、ポリカ
ルボン酸系は硬化遅延が大きいという問題点を抱えてい
る。
ン酸系の開発により、低添加量で分散性を得ることが可
能となり、硬化遅延が改善されつつある。例えば、不飽
和結合を有するポリアルキレングリコールモノエステル
系単量体とアクリル酸及び/又は不飽和ジカルボン酸系
単量体との共重合物類 (特公昭59-18338号、特公平2-78
978 号、特公平2-7898号、特公平2-7901号、特公平2-11
542 号、特開平3-75252 号、特開昭59-162163 号) 等の
水溶性ビニル共重合体が挙げられる。
つポリカルボン酸系においても気泡の連行性が高く、コ
ンクリート製造から輸送迄の間に空気量増加による変動
が極めて大きく、気泡量の品質管理 (規格は気泡連行剤
を併用して4%程度の管理)に苦慮しているのが現状で
ある。これらの問題点に対し、消泡剤の配合などで対応
しているが、ミキシング条件やミキサー車のアジテータ
ー条件及び搬送時間によって空気量の増減が激しく消泡
剤の添加では基本的な解決には至っておらず、混和剤自
体の改善が望まれている。
を有する水溶性ビニル共重合体の優れた分散機構はオキ
シアルキレン鎖のグラフト構造が立体障壁となり、粒子
の付着を抑制する分散機構と推察されている。このオキ
シアルキレン鎖は分散性を高めるためには非常に有効で
あるが、経時的に起泡性が高くなり、上述の問題を抱え
ているのが現状である。
キレングリコールモノエステル系単量体のアルキレング
リコール鎖に注目し、アルキレングリコール鎖の長さと
起泡性および気泡安定性の関係について研究した。その
結果、アルキレングリコール鎖を 110モル以上の長鎖に
することで起泡性が極端に低下して破泡性が発現し、ま
た、アルキレングリコール鎖を30モル以下の短鎖にする
と起泡性が大きく、経時的に増加することを見出した。
グリコール鎖の長さについて鋭意検討し、長鎖と短鎖の
ポリアルキレングリコールモノエステル系単量体を組み
合わせて特定比率で共重合することで、起泡性と気泡安
定性に極めて優れた性能を発現し、低添加量で高流動性
を示す、改良された水溶性ビニル共重合体を完成するに
至った。
れる単量体(A)、下記の一般式(b)で表される単量体
(B)、及び下記の一般式(c)及び/又は一般式(d)で表さ
れる単量体(C)を重合して得られる共重合体であって、
該共重合体を構成する単量体(A)、単量体(B)の反応単位
が、単量体(A)/単量体(B)=3/97〜95/5(重量%)であ
り、単量体(A)、単量体(B)、単量体(C)の反応単位が、
単量体(A)及び単量体(B)/単量体(C)=10/90〜99/1(重量
%)である共重合体を必須成分とするコンクリート混和
剤に関する。
保持性、起泡性、気泡安定性にすぐれるものである。
出発原料として、共重合することでアルキレングリコー
ル鎖の分布が起泡性と気泡安定性に優れるものであり、
長鎖、短鎖の平均的なアルキレングリコール鎖分布で
は、目的の性能は得られない。
量体(A) としては、メトキシポリエチレングリコール、
メトキシポリプロピレングリコール、メトキシポリエチ
レンポリプロピレングリコール、エトキシポリエチレン
グリコール、エトキシポリプロピレングリコール、エト
キシポリエチレンポリプロピレングリコール、プロポキ
シポリエチレングリコール、プロポキシポリプロピレン
グリコール、プロポキシポリエチレンポリプロピレング
リコール等の片末端アルキル封鎖ポリアルキレングリコ
ールと (メタ) アクリル酸又は脂肪酸の脱水素 (酸化)
反応物とのエステル化物や (メタ) アクリル酸又は脂肪
酸の脱水素 (酸化) 反応物へのエチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド付加物が用いられる。ポリアルキレング
リコールの付加モル数が 110〜300 が使用されるが、 1
20〜200 モル程度が分散性に好ましい。エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドの両付加物については、ランダ
ム付加、ブロック付加、交互付加等のいずれでも用いる
ことができる。ポリアルキレングリコールの付加モル数
が 300を越えると重合性が低下するばかりではなく、分
散性も低下する。
高く、破泡性が無くなり、単量体(B) と併用して共重合
した場合に目的の性能が得られず、気泡が増加して、安
全性が問題となる。
体(B) としては、メトキシポリエチレングリコール、メ
トキシポリプロピレングリコール、メトキシポリエチレ
ンポリプロピレングリコール、エトキシポリエチレング
リコール、エトキシポリプロピレングリコール、エトキ
シポリエチレンポリプロピレングリコール、プロポキシ
ポリエチレングリコール、プロポキシポリプロピレング
リコール、プロポキシポリエチレンポリプロピレングリ
コール等の片末端アルキル封鎖ポリアルキレングリコー
ルと (メタ) アクリル酸又は脂肪酸の脱水素 (酸化) 反
応物とのエステル化物や (メタ) アクリル酸又は脂肪酸
の脱水素 (酸化) 反応物へのエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド付加物が用いられる。ポリアルキレングリ
コールの付加モル数が1〜30が使用されるが、ポリアル
キレングリコールの付加モル数が30を越えると、単量体
(A) と併用共重合しても目的の起泡性、気泡安定性が得
られない。また、分散性を考慮するとポリアルキレング
リコールの付加モル数が3〜30程度が好ましい。
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及びこれら
の金属塩が挙げられる。また、不飽和ジカルボン酸系単
量体としては、無水マレイン酸、マレイン酸、無水イタ
コン酸、イタコン酸、無水シトラコン酸、シトラコン
酸、フマル酸、又はこれらのアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等が使用され
る。
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸又はこれらのアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩等が使用される。
単量体(B) の反応単位が単量体(A)/単量体(B) =5/95〜
95/5 (重量%) の範囲が適しており、より好ましくは、
単量体(A)/単量体(B) = 10/90〜30/70(重量%) の範囲
がよい。
び単量体(B) 、単量体(C) の反応単位が単量体(A) 及び
単量体(B)/単量体(C) = 10/90〜99/1 (重量%) の範囲
が分散性と気泡安定性に適しており、より好ましくは単
量体(A) 及び単量体(B)/単量体(C) = 30/70〜95/5 (重
量%) の範囲がよい。
の効果を損なわない範囲内で他の共重合可能な単量体と
共重合させてもよい。例えば、アクリロニトリル、アク
リル酸エステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
スチレン、スチレンスルホン酸等が挙げられる。
パーミエーションクロマトグラフィー法/ポリスチレン
スルホン酸換算)は5,000〜500,000の範囲が良く、5,000
〜100,000の範囲がより分散性に好ましい。
充分でなく、また、500,000を越えると凝集性がでるた
めに好ましくない。
のセメント混和剤と併用することが可能である。公知の
セメント混和剤の一例を挙げれば、ナフタレンスルホン
酸塩ホルムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸塩ホ
ルムアルデヒド縮合物、リグニンスルホン酸塩、フェノ
ール・スルファニル酸塩ホルムアルデヒド縮合物、オキ
シカルボン酸塩等が挙げられる。併用割合としてはコン
クリート混和剤中において、5〜50重量%が好ましい。
製造することができる。例えば、特開昭59-162163 号、
特公平2-11542 号、特公平2-7901号、特公平2-7897号等
の方法が挙げられる。
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキ
サン、n−ヘキサン、脂肪族炭化水素、酢酸エチル、ア
セトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。取扱いと
反応設備から考慮すると水および炭素数1〜4のアルコ
ールが好ましい。
またはアルカリ金属の過硫酸塩あるいは過酸化水素等の
水溶性開始剤が使用される。水系以外の溶液重合にはベ
ンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等が重
合開始剤として使用される。
として亜硫酸ナトリウムやメルカプトエタノールやアミ
ン化合物を使用することも可能であり、これら重合開始
剤あるいは連鎖移動剤を適宜選択して用いることができ
る。
クリートへの添加量はセメントに対して固形分で0.02〜
1.0 重量%が好ましく、0.05〜0.5 重量%がより好まし
い。
添加剤 (材) と併用することができる。例えば、AE剤、
AE減水剤、流動化剤、高性能減水剤、遅延剤、早強剤、
促進剤、起泡剤、発泡剤、消泡剤、増粘剤、防水剤、防
泡剤や珪砂、高炉スラグ、フライアッシュ、シリカヒュ
ーム等が挙げられる。
性のセメント類を組成とするセメントペーストやモルタ
ル、コンクリート等に添加するものであり、その内容に
ついて限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、以下
の例における部および%は、重量部および重量%であ
る。
量体(B) の内容と単量体(A) 及び単量体(B) の共重合構
成比を以下に示す。単量体(A) 及び単量体(B) の内容 A−1:ポリエチレングリコールモノアクリレート (エ
チレンオキシド付加モル数=118) A−2:ポリエチレングリコールモノメタクリレート
(エチレンオキシド付加モル数=150) A−3:ポリエチレンポリプロピレングリコールモノメ
タクリレート (エチレンオキシド付加モル数=265 、プ
ロピレンオキシド付加モル数=5のブロック付加物) A−4 (比較) :ポリエチレングリコールモノメタクリ
レート (エチレンオキシド付加モル数=350) B-1:ホ゜リエチレンク゛リコールモノアクリレート (エチレンオキシド付加モル
数=3) B−2:ポリエチレングリコールモノメタクリレート
(エチレンオキシド付加モル数=9) B−3:ポリエチレンポリプロピレングリコールモノメ
タクリレート (エチレンオキシド付加モル数=23、プロ
ピレンオキシド付加モル数=3のブロック付加物) B−4 (比較) :ポリエチレングリコールモノメタクリ
レート (エチレンオキシド付加モル数=85)単量体(A)/単量体(B) の共重合構成比 構成−1:A−1/B−1 (重量%) =10/90 構成−2:A−1/B−2 (重量%) =20/80 構成−3:A−2/B−3 (重量%) =30/70 構成−4:A−3/B−2 (重量%) =3/97 構成−5:A−4 構成−6:A−4/B−2 (重量%) =30/70 構成−7:B−4 構成−8:A−1/B−4 (重量%) =10/90。
体を示す構成−1〜構成−8と単量体(C) 又は単量体
(C) 及び共重合可能な単量体との共重合体の製造例を以
下に示す。製造例1 攪拌機付き反応容器に水 150gを仕込み、窒素雰囲気中
で75℃まで昇温した。構成−1を36gとアクリル酸68g
を混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.01モ
ル及び2−メルカプトエタノール5gの3者をそれぞれ
同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度 (75
℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸化水
素15gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95℃) で
熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムをアクリ
ル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量25,000の共重
合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−1を 144gとメタクリル酸
67gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.
02モル及び2−メルカプトエタノール2gの3者をそれ
ぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素10gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
メタクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量32,0
00の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−1を 215gとマレイン酸モ
ノナトリウム71g、アリルスルホン酸ナトリウム20gを
混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.01モル
及び2−メルカプトエタノール3gの3者をそれぞれ同
時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度 (75
℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸化水
素15gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95℃) で
熟成する。熟成終了後、10%水酸化ナトリウムを加えて
pH7に中和、分子量38,000の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−2を 145gとメタクリル酸
76gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.
02モル及び2−メルカプトエタノール3gの3者をそれ
ぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素10gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
メタクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量45,0
00の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−3を 276gとアクリル酸57
g、メタリルスルホン酸ナトリウム20gを混合したもの
と20%過硫酸アンモニウム水溶液0.02モル及び2−メル
カプトエタノール3gの3者をそれぞれ同時に反応系に
2時間かけて滴下し、1時間同温度 (75℃) で熟成す
る。熟成後95℃に昇温して、36%過酸化水素10gを1時
間かけて滴下し、2時間同温度 (95℃) で熟成する。熟
成終了後、48%水酸化ナトリウムをアクリル酸に対して
0.7モル加えて中和、分子量57,000の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−4を 624gとメタリルスル
ホン酸ナトリウム95gを混合したものと20%過硫酸アン
モニウム水溶液0.02モル及び2−メルカプトエタノール
3gの3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下
し、1時間同温度 (75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇
温して、36%過酸化水素10gを1時間かけて滴下し、2
時間同温度 (95℃) で熟成する。熟成終了後、10%水酸
化ナトリウムを加えてpH7に中和、分子量98,000の共重
合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−3を 276gとアクリル酸57
g、メタリルスルホン酸ナトリウム76g、スチレンスル
ホン酸ナトリウム10gを混合したものと20%過硫酸アン
モニウム水溶液0.02モル及び2−メルカプトエタノール
3gの3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下
し、1時間同温度 (75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇
温して、36%過酸化水素10gを1時間かけて滴下し、2
時間同温度 (95℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸
化ナトリウムをアクリル酸に対して 0.7モル加えて中
和、分子量57,000の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−5を 154gとメタクリル酸
76gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.
01モル及び2−メルカプトエタノール7gの3者をそれ
ぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素21gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
メタクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量 14
5,000の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−6を 495gとアクリル酸65
gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.01
モル及び2−メルカプトエタノール5gの3者をそれぞ
れ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素15gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
アクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量65,000
の共重合体を得た。
で75℃まで昇温した。構成−7を 286gとアクリル酸65
gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.01
モル及び2−メルカプトエタノール5gの3者をそれぞ
れ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素15gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
アクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量32,000
の共重合体を得た。
気中で75℃まで昇温した。構成−8を46gとアクリル酸
65gを混合したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.
01モル及び2−メルカプトエタノール6gの3者をそれ
ぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下し、1時間同温度
(75℃) で熟成する。熟成後95℃に昇温して、36%過酸
化水素16gを1時間かけて滴下し、2時間同温度 (95
℃) で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナトリウムを
アクリル酸に対して 0.7モル加えて中和、分子量97,000
の共重合体を得た。
用した分散剤の内容と記号を以下に示す。 分散剤の記号NS:ナフタレン系混和剤 (マイテイ150
; 花王(株)製) 分散剤の記号MS:メラミン系混和剤 (マイテイ150V-
2;花王(株)製) 。
リート配合により、材料と混和剤を傾胴ミキサーで 25r
pm×3分間混練りして調整した。空気量と流動性 (スラ
ンプ値) を測定後、さらに4rpm で60分間回転させ、60
分後の空気量とスランプ値(cm)を測定した。コンクリー
ト調整後、空気量が4±0.5 %になるように気泡連行剤
(ビンゾール:山宗化学社製) および消泡剤 (ニコフィ
ックス:日華化学社製) で調整した。また、初期スラン
プ値が20±1cmになるように本発明及び比較混和剤の添
加量で調整した (添加量はセメントに対する添加量を表
す) 。スランプ値はJIS-A1101 法により測定した。測定
結果を表2に示す。
て顕著な気泡保持性が認められる。しかも流動性に優
れ、スランプの経時変化も少ない優れた効果を示すもの
である。
ント組成物に添加すれば、長時間にわたり空気量と流動
性の変化が少ないことから、コンクリートの品質管理が
容易となる。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記の一般式(a)で表される単量体(A)、
下記の一般式(b)で表される単量体(B)、及び下記の一般
式(c)及び/又は一般式(d)で表される単量体(C)を重合
して得られる共重合体であって、該共重合体を構成する
単量体(A)、単量体(B)の反応単位が、単量体(A)/単量体
(B)=3/97〜95/5(重量%)であり、単量体(A)、単量体
(B)、単量体(C)の反応単位が、単量体(A)及び単量体(B)
/単量体(C)=10/90〜99/1(重量%)である共重合体を必
須成分とするコンクリート混和剤。 【化1】 - 【請求項2】 共重合体を構成する単量体(A)、単量体
(B)の反応単位が単量体(A)/単量体(B)=5/95〜95/5(重
量%)である請求項1記載のコンクリート混和剤。 - 【請求項3】 共重合体が、更に、単量体(A)〜(C)と共
重合可能な単量体を重合して得られる共重合体である請
求項1又は2に記載のコンクリート混和剤。 - 【請求項4】 共重合体の平均分子量が、重量平均分子
量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法/標準
物質ポリスチレンスルホン酸ナトリウム/水系)で5,000
〜500,000である請求項1〜3の何れか1項記載のコン
クリート混和剤。 - 【請求項5】 更に、公知のコンクリート混和剤を併用
する請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリート混
和剤。 - 【請求項6】 併用する公知のコンクリート混和剤が、
ナフタレンスルホン酸塩ホルムアルデヒド縮合物、メラ
ミンスルホン酸塩ホルムアルデヒド縮合物、リグニンス
ルホン酸塩、フェノール・スルファニル酸塩ホルムアル
デヒド縮合物、及びオキシカルボン酸塩の中から選ばれ
る1種以上である請求項5記載のコンクリート混和剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3849494A JP3184698B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | コンクリート混和剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH07247150A JPH07247150A (ja) | 1995-09-26 |
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JP3849494A Expired - Lifetime JP3184698B2 (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | コンクリート混和剤 |
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