JPH08225354A - コンクリート混和剤 - Google Patents

コンクリート混和剤

Info

Publication number
JPH08225354A
JPH08225354A JP3339895A JP3339895A JPH08225354A JP H08225354 A JPH08225354 A JP H08225354A JP 3339895 A JP3339895 A JP 3339895A JP 3339895 A JP3339895 A JP 3339895A JP H08225354 A JPH08225354 A JP H08225354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mol
concrete admixture
copolymer
monomer
aging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3339895A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Yamato
富士桜 倭
Hiroshi Nagumo
博 南雲
Yoshinao Kono
良直 光野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP3339895A priority Critical patent/JPH08225354A/ja
Publication of JPH08225354A publication Critical patent/JPH08225354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/26Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/16Sulfur-containing compounds
    • C04B24/161Macromolecular compounds comprising sulfonate or sulfate groups
    • C04B24/163Macromolecular compounds comprising sulfonate or sulfate groups obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/0004Compounds chosen for the nature of their cations
    • C04B2103/0005Organic ammonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/30Water reducers, plasticisers, air-entrainers, flow improvers
    • C04B2103/34Flow improvers

Abstract

(57)【要約】 【構成】 炭素数2〜3のオキシアルキレン基1〜300
モルを導入した片末端アルキル封鎖ポリアルキレングリ
コールとマレイン酸の半エステル物又は半エステル塩か
らなる単量体(a) とアクリル酸系単量体、不飽和ジカル
ボン酸系単量体及びアリルスルホン酸系単量体の中から
選ばれる1種以上の単量体(b) とを重合して得られる共
重合体を必須成分とするコンクリート混和剤。 【効果】 流動性に優れ、長時間にわたりスランプの変
化が少ないことから、コンクリートの品質管理が容易と
なる。さらに凝結の遅れが少ないことから、施工時間の
トラブルが改善され、工期短縮が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート混和剤に関
する。更に詳しくは、セメントペースト、モルタル及び
コンクリート等の水硬性組成物の流動性および流動性の
保持性に優れた効果を発現するコンクリート混和剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】コンク
リート混和剤の中で、流動効果の大きい代表的なもの
に、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物(以
下ナフタレン系と称す)、メラミンスルホン酸ホルムア
ルデヒド縮合物(以下メラミン系と称す)、ポリカルボ
ン酸塩(以下ポリカルボン酸系と称す)等の高性能減水
剤と呼ばれているものがある。
【0003】これらの混和剤はそれぞれ優れた特徴もあ
る反面、問題点を有している。例えばナフタレン系やメ
ラミン系は硬化特性に優れるものの流動保持性(スラン
プロスと称す)に問題点を有し、ポリカルボン酸系は硬
化遅延が大きいという問題点を抱えている。
【0004】近年、優れた流動性を発現するポリカルボ
ン酸系の開発により、低添加量で分散性を得ることが可
能となり、硬化遅延が改善されつつある。例えば、不飽
和結合を有するポリアルキレングリコールモノエステル
系単量体とアクリル酸系及び/又は不飽和ジカルボン酸
系単量体との共重合物類(特公昭59−18338 号、特公平
2−78978 号、特公平2−7898号、特公平2−7901号、
特公平2−11542 号、特開平3−75252 号、特開昭59−
162163号)等の水溶性ビニル共重合体が挙げられる。
【0005】従来、オキシアルキレン基を有す水溶性ビ
ニル共重合体の優れた分散機構はオキシアルキレン鎖の
グラフト構造が立体障壁となり粒子の付着を抑制する分
散機構と推察されている。
【0006】しかしながら、これらアルキレン鎖を持つ
ポリカルボン酸系に於いてもスランプロスについては解
決されておらず、コンクリートの製造から輸送・打設間
の品質管理に苦慮しているのが現状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点を解決するために、更にオキシアルキレン基の鎖長
やセメントへの吸着点となる官能基が性能に及ぼす関係
について種々検討した結果、分散性、スランプ保持性及
び硬化遅延に優れた性能を示す構造を有する水溶性ビニ
ル共重合体を見出した。
【0008】即ち、下記の一般式(A)で表される単量
体(a)と下記の一般式(B)及び(C)で表される化
合物の中から選ばれる1種以上の単量体(b)とを重合
して得られる共重合体を必須成分とするコンクリート混
和剤に関するものである。
【0009】
【化3】
【0010】(式中、AO:炭素数2〜3のオキシアルキ
レン基 m1:1〜300 の正数 X :炭素1〜3のアルキル基 M1:水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
ウム、アルキルアンモニウム又は置換アルキルアンモニ
ウム を表す。)
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1〜R3 :水素、メチル基または
(CH2)m2COOM3 R4 :水素またはメチル基 M2,M3,Y :水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ア
ンモニウム、アルキルアンモニウム又は置換アルキルア
ンモニウム m2 :0〜2の正数 を表す。)本発明における共重合体において、一般式
(A)で表される単量体としては、メトキシポリエチレ
ングリコール、メトキシポリエチレンポリプロピレング
リコール、エトキシポリエチレングリコール、エトキシ
ポリエチレンポリプロピレングリコール、プロポキシポ
リエチレングリコール、プロポキシポリエチレンポリプ
ロピレングリコール等の片末端アルキル封鎖ポリアルキ
レングリコールとマレイン酸の半エステル物及び半エス
テル塩である。
【0013】ポリアルキレングリコールの付加モル数は
平均で1〜300 の正数であればよいは、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドの両付加物についてはランダム
付加、ブロック付加、交互付加等のいずれでも用いるこ
とができ、。
【0014】一般式(B)で表される化合物としては、
アクリル酸系単量体として、アクリル酸、メタクリル酸
及びクロトン酸、並びにこれらのアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩及び置換ア
ミン塩が挙げられる。また、不飽和ジカルボン酸系単量
体として、無水マレイン酸、マレイン酸、無水イタコン
酸、イタコン酸、無水シトラコン酸、シトラコン酸及び
フマル酸、並びにこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩及び置換アミン塩
が挙げられる。
【0015】また一般式(C)で表される化合物として
は、アリルスルホン酸及びメタリルスルホン酸、並びに
これらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩及び置換アミン塩が挙げられる。
【0016】本発明における共重合体は、分散性、スラ
ンプ保持性に優れ、しかも凝結遅延の少ない構造である
が、その中でもアルキレンオキシドの鎖長によって性能
に対する特徴が異なる。ポリアルキレングリコールの付
加モル数が、5〜50の範囲が、特に初期の流動性に優
れ、50〜100 の範囲が、特にスランプ保持性に優れる。
更に、 100〜300 の範囲は凝結遅延が極めて小さいとい
う特徴を示す。
【0017】本発明における共重合体を構成する単量体
(a)、単量体(b)の反応単位が、単量体(a)/単
量体(b)=10/90〜90/10(モル比)の範囲が特に、
分散性、スランプ保持性に優れる。この範囲を超える場
合やこの範囲未満では分散性とスランプ保持性は低下傾
向となり、好ましくない。
【0018】本発明における共重合体の製造法は公知の
方法で製造することができる。例えば、特開昭59−1621
63号、特公平2−11542 号、特公平2−7901号、特公平
2−7897号公報等に記載の溶媒重合法が挙げられる。
【0019】溶媒重合法において用いる溶剤としては、
水、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロ
ヘキサン、n−ヘキサン、脂肪族炭化水素、酢酸エチ
ル、アセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。取
扱と反応設備から考慮すると水および炭素数1〜4のア
ルコールが好ましい。
【0020】水系の溶媒重合には、アンモニウム又はア
ルカリ金属の過硫酸塩あるいは過酸化水素等の水溶性の
重合開始剤が使用され、水系以外の溶媒重合には、ベン
ゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド等の重合
開始剤が使用される。
【0021】また、重合開始剤と併用して、促進剤とし
て亜硫酸水素ナトリウムやメルカプトエタノールやアミ
ン化合物を使用することも可能であり、これら重合開始
剤あるいは促進剤を適宜選択して用いることができる。
【0022】本発明における共重合体の重量平均分子量
(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法/ポリス
チレンスルホン酸ナトリウム換算)は 3,000〜1,000,00
0 の範囲が良く、 5,000〜100,000 がより好ましい。分
子量が大きすぎると分散性が低下傾向を示し、また分子
量が小さすぎるとスランプ保持性が低下傾向を示す。
【0023】さらに本発明における共重合体は、本発明
の効果を損なわない範囲内で他の共重合可能な単量体を
反応させてもよい。例えば、アクリロニトリル、アクリ
ル酸エステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ス
チレン、スチレンスルホン酸等が挙げられる。
【0024】本発明のコンクリート混和剤のコンクリー
トへの添加量はセメントに対して固形分で0.02〜1.0 重
量%が好ましく、0.05〜0.5 重量%がより好ましい。
【0025】なお、本発明のコンクリート混和剤は公知
の添加剤(材)と併用することができる。例えば、AE
剤、AE減水剤、流動化剤、高性能減水剤、遅延剤、早
強剤、促進剤、起泡剤、発泡剤、消泡剤、増粘剤、防水
剤、防泡剤や珪砂、高炉スラグ、フライアッシュ、シリ
カフューム等が挙げられる。
【0026】さらに本発明のコンクリート混和剤は水硬
性のセメント類を組成とするセメントペーストやモルタ
ル、コンクリート等に添加するものであり、その内容に
ついて限定されるものではない。
【0027】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0028】本発明の重合に使用した単量体(a)の内
容と記号を以下に示す。
【0029】但し、EOはエチレンオキシド、POはプ
ロピレンオキシドを表す。
【0030】A−1:メタノールEO/マレイン酸半エ
ステルナトリウム塩(EO付加モル数=3) A−2:メタノールEO/マレイン酸半エステルナトリ
ウム塩(EO付加モル数=9) A−3:メタノールEO/マレイン酸半エステルナトリ
ウム塩(EO付加モル数=30) A−4:メタノールEO/マレイン酸半エステルナトリ
ウム塩(EO付加モル数=80) A−5:メタノールEO・POブロック付加物/マレイ
ン酸半エステルナトリウム塩(EO付加モル数=100 、
PO付加モル数=5) A−6:メタノールEO/マレイン酸半エステルナトリ
ウム塩(EO付加モル数=150 ) A−7:メタノールEO/マレイン酸半エステルナトリ
ウム塩(EO付加モル数=280 ) A−8(比較):メタノールEO/マレイン酸半エステ
ルナトリウム塩(EO付加モル数=350 )。
【0031】以下に共重合体の製造例を示す。 製造例1(混和剤の記号C−1) 攪拌機付き反応容器に水20モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−1
1.6 モルとアクリル酸 0.4モル(モル比=80/20)、水
10モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム水
溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール3gの3
者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。次
に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけて
滴下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95℃
に昇温して、35%過酸化水素9gを1時間かけて滴下
し、2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48
%水酸化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量8,50
0 の共重合体を得た。
【0032】製造例2(混和剤の記号C−2) 攪拌機付き反応容器に水15モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−2
0.5 モルとメタクリル酸 0.5モル(モル比=50/50)、
水5モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム
水溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール3gの
3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。
次に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけ
て滴下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95
℃に昇温して、35%過酸化水素9gを1時間かけて滴下
し、2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48
%水酸化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量16,0
00の共重合体を得た。
【0033】製造例3(混和剤の記号C−3) 攪拌機付き反応容器に水30モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で95℃迄昇温した。A−3
0.5 モルとマレイン酸モノナトリウム塩 0.5モル(モル
比=50/50)、90℃温水20モルを混合溶解したものと20
%過硫酸アンモニウム水溶液0.01モル、及び2−メルカ
プトエタノール3gの3者をそれぞれ同時に反応系に2
時間かけて滴下する。次に20%過硫酸アンモニウム水溶
液0.03モルを30分かけて滴下し、1時間同温度(95℃)
で熟成する。熟成後95℃で35%過酸化水素9gを1時間
かけて滴下し、2時間同温度(95℃)で熟成する。分子
量27,000の共重合体を得た。
【0034】製造例4(混和剤の記号C−4) 攪拌機付き反応容器に水40モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−4
0.5 モルとアクリル酸 0.4モルとメタリルスルホン酸ナ
トリウム 0.1モル(モル比=50/40/10)、水30モルを
混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム水溶液0.01
モル、及び2−メルカプトエタノール4gの3者をそれ
ぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。次に20%過
硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけて滴下し、
1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95℃に昇温し
て、35%過酸化水素12gを1時間かけて滴下し、2時間
同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48%水酸化ナ
トリウム 0.6モルを加えて中和、分子量39,000の共重合
体を得た。
【0035】製造例5(混和剤の記号C−5) 攪拌機付き反応容器に水15モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−5
0.08モルとメタクリル酸0.12(モル比=40/60)、水10
モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム水溶
液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール1gの3者
をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。次に
20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけて滴
下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95℃に
昇温して、35%過酸化水素5gを1時間かけて滴下し、
2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48%水
酸化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量47,000の
共重合体を得た。
【0036】製造例6(混和剤の記号C−6) 攪拌機付き反応容器に水20モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−6
0.08モルとアクリル酸ナトリウム0.12モル(モル比=40
/60)、水20モルを混合溶解したものと20%過硫酸アン
モニウム水溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノー
ル2gの3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴
下する。次に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを
30分かけて滴下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。
熟成後95℃に昇温して、35%過酸化水素9gを1時間か
けて滴下し、2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終
了後、分子量61,000の共重合体を得た。
【0037】製造例7(混和剤の記号C−7) 攪拌機付き反応容器に水10モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−7
0.015 モルとアクリル酸0.35モル(モル比=30/70)、
水10モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム
水溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール4gの
3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。
次に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけ
て滴下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95
℃に昇温して、35%過酸化水素12gを1時間かけて滴下
し、2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48
%水酸化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量54,0
00の共重合体を得た。
【0038】製造例8(混和剤の記号C−8) 攪拌機付き反応容器に水40モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で75℃迄昇温した。A−7
0.1 モルとアクリル酸 0.9モル(モル比=10/90)、水
35モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウム水
溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール3gの3
者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下する。次
に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分かけて
滴下し、1時間同温度(75℃)で熟成する。熟成後95℃
に昇温して、35%過酸化水素10gを1時間かけて滴下
し、2時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48
%水酸化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量45,0
00の共重合体を得た。
【0039】製造例9(比較混和剤の記号C−9) 攪拌機付き反応容器に水8モルを仕込み、攪拌しながら
窒素置換し、窒素雰囲気中で95℃迄昇温した。A−8
0.01モルとアクリル酸0.09モル(モル比=10/90、75℃
温水10モルを混合溶解したものと20%過硫酸アンモニウ
ム水溶液0.01モル、及び2−メルカプトエタノール3g
の3者をそれぞれ同時に反応系に2時間かけて滴下す
る。次に20%過硫酸アンモニウム水溶液0.03モルを30分
かけて滴下し、1時間同温度(95℃)で熟成する。熟成
後95℃で35%過酸化水素9gを1時間かけて滴下し、2
時間同温度(95℃)で熟成する。熟成終了後、48%水酸
化ナトリウム 0.7モルを加えて中和、分子量51,000の共
重合体を得た。
【0040】上記の比較混和剤の他に、実施例に使用し
た比較混和剤の内容と記号を以下に示す。 比較混和剤の記号NS:ナフタレン系混和剤(マイテイ
150 ;花王(株)製) 比較混和剤の記号MS:メラミン系混和剤(マイテイ15
0V-2;花王(株)製) 比較混和剤の記号PC:ポリアルキレングリコールモノ
エステル単量体とメタクリル酸との共重合物(FC-600C:
日本触媒(株)製)。
【0041】(コンクリート混和剤としての評価)コン
クリートの配合条件を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】コンクリートの製造は表1に示すコンクリ
ート配合により、材料と混和剤を傾胴ミキサーで 25rpm
×3分間混練りして調整した。流動性(スランプ値)を
測定後、さらに4rpm で60分間回転させ、90分までのス
ランプ値(cm)の測定およびコンクリートの凝結時間を
測定した。尚、スランプ値及び凝結時間の測定方法は以
下の方法により測定した。 スランプ測定法:JIS A1101 凝結時間測定法:ASTM C403 また初期スランプ値は20±1cmになるように本発明及び
比較混和剤の添加量で調整した。
【0044】評価結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】(評価結果・効果)表2で明らかなよう
に、本発明混和剤は比較品に較べて流動性に優れ、スラ
ンプの低下が少ない。
【0047】本発明によるセメント混和剤をセメント組
成物に添加すれば、長時間にわたりスランプの変化が少
ないことから、コンクリートの品質管理が容易となる。
【0048】さらに凝結の遅れが少ないことから、施工
時間のトラブルが改善され、工期短縮が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C04B 103:32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(A)で表される単量体
    (a)と下記の一般式(B)及び(C)で表される化合
    物の中から選ばれる1種以上の単量体(b)とを重合し
    て得られる共重合体を必須成分とするコンクリート混和
    剤。 【化1】 (式中、AO:炭素数2〜3のオキシアルキレン基 m1:1〜300 の正数 X :炭素1〜3のアルキル基 M1:水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
    ウム、アルキルアンモニウム又は置換アルキルアンモニ
    ウム を表す。) 【化2】 (式中、R1〜R3 :水素、メチル基または(CH2)m2COOM3 R4 :水素またはメチル基 M2,M3,Y :水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ア
    ンモニウム、アルキルアンモニウム又は置換アルキルア
    ンモニウム m2 :0〜2の正数 を表す。)
  2. 【請求項2】 一般式(A)中の(AO)m1のm1が5〜50の
    正数であることを特徴とする請求項1記載のコンクリー
    ト混和剤。
  3. 【請求項3】 一般式(A)中の(AO)m1のm1が50〜100
    の正数であることを特徴とする請求項1記載のコンクリ
    ート混和剤。
  4. 【請求項4】 一般式(A)中の(AO)m1のm1が 100〜30
    0 の正数であることを特徴とする請求項1記載のコンク
    リート混和剤。
  5. 【請求項5】 共重合体を構成する単量体(a)、単量
    体(b)の反応単位が、単量体(a)/単量体(b)=
    10/90〜90/10(モル比)である請求項1記載のコンク
    リート混和剤。
JP3339895A 1995-02-22 1995-02-22 コンクリート混和剤 Pending JPH08225354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3339895A JPH08225354A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 コンクリート混和剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3339895A JPH08225354A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 コンクリート混和剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08225354A true JPH08225354A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12385501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3339895A Pending JPH08225354A (ja) 1995-02-22 1995-02-22 コンクリート混和剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08225354A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5925184A (en) * 1996-02-22 1999-07-20 Nippon Shokubai Co., Ltd. Cement composition
US6296698B1 (en) 1999-05-25 2001-10-02 Showa Denko K.K. Cement admixture and cement composition
JP2005225715A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Kao Corp 収縮低減剤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5925184A (en) * 1996-02-22 1999-07-20 Nippon Shokubai Co., Ltd. Cement composition
CN1078874C (zh) * 1996-02-22 2002-02-06 株式会社日本触媒 水泥组合物
US6296698B1 (en) 1999-05-25 2001-10-02 Showa Denko K.K. Cement admixture and cement composition
JP2005225715A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Kao Corp 収縮低減剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2774445B2 (ja) コンクリート混和剤
EP0846090B1 (en) Concrete admixture
JP3600100B2 (ja) コンクリート混和剤
JP3285526B2 (ja) コンクリート混和剤
JPH08217505A (ja) 石膏・水スラリー用分散剤
JP3126617B2 (ja) 高強度コンクリート組成物
JPH0940446A (ja) コンクリート混和剤
JP4208984B2 (ja) コンクリート混和剤
JP3184698B2 (ja) コンクリート混和剤
JPH10158051A (ja) 副生石膏・水スラリー及びその製造方法
JP3306255B2 (ja) コンクリート混和剤
JPH1081549A (ja) コンクリート混和剤
JP3093105B2 (ja) 自己充填性コンクリート混和剤
JP4326651B2 (ja) セメント分散剤の製造方法
JPH06321596A (ja) コンクリート混和剤
JPH09142905A (ja) コンクリート混和剤
JP4650972B2 (ja) コンクリートの流動性調整方法
JPH09241056A (ja) コンクリート用混和剤
JP3306260B2 (ja) コンクリート混和剤
JPH08225354A (ja) コンクリート混和剤
JPH06279082A (ja) コンクリート混和剤
JP4267100B2 (ja) グラウト工法用セメント組成物用添加剤
JP2006176380A (ja) 水硬性粉体分散用共重合体
JPH07247149A (ja) コンクリート流動性低下防止剤
JPH07247148A (ja) コンクリート混和剤