JP3183491B2 - コーナージョイント - Google Patents
コーナージョイントInfo
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- JP3183491B2 JP3183491B2 JP22105294A JP22105294A JP3183491B2 JP 3183491 B2 JP3183491 B2 JP 3183491B2 JP 22105294 A JP22105294 A JP 22105294A JP 22105294 A JP22105294 A JP 22105294A JP 3183491 B2 JP3183491 B2 JP 3183491B2
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- Japan
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- frame
- corner joint
- frame rods
- corner
- rods
- Prior art date
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- Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
Description
に関し、更に詳細には、引抜き加工等により所要の断面
形状に成形された一対の枠杆を、所要角度で簡単に連結
し得るコーナージョイントに関するものである。
得られた所要の断面形状の引抜き材は、使用される製品
の寸法に応じた長さに裁断されて、各種の枠体等に適宜
利用されている。図5は、前記引抜き材を利用したガラ
ス扉が配設される冷蔵ショーケースの概略斜視図であっ
て、該ショーケース50の前面には、複数のガラス扉3
0が開閉自在に配設される。このガラス扉30は、ロ字
状の枠体31の内側に矩形状のガラス32を嵌合したも
のであって、該枠体31は、図6に分解状態で示す如
く、ガラス32の4辺に嵌合される4本の枠杆34,3
4,34,34と、各枠杆34,34をコーナー部で相互
に連結する4本のコーナージョイント36,36,36,
36とから構成される。枠杆34は、その長手方向の両
端部が斜め45度の角度で裁断された中空の引抜き材で
あって、コーナー部で対向する一対の枠杆34,34の
端部を整合当接することにより、両枠杆34,34が直
角に位置決めされるようになっている。またコーナージ
ョイント36は、L形状に形成されて、その直交する第
1嵌挿部36aおよび第2嵌挿部36aを、対応する枠
杆34の空洞部34aに夫々嵌挿するよう構成されてい
る。そして、コーナージョイント36に各枠杆34を嵌
挿すると共に、両枠杆34,34の端部を整合当接させ
た状態で、ジョイント36と各枠杆34,34とをねじ
(図示せず)等により固定することにより、一対の枠杆3
4,34が直角に連結される。
ず各コーナージョイント36の第1嵌挿部36aおよび
第2嵌挿部36aを対応する枠杆34,34の空洞部3
4a,34aに所要長さだけ嵌挿し、枠体31の内部寸
法をガラス32の外形寸法より大きくした状態で仮組み
する。そして、この仮組み状態の枠体31を、作業台の
中央に置いたガラス32を囲繞する位置に位置決めす
る。次いで、専用の治具(図示せず)により4本の枠杆3
4,34,34,34の夫々を内側に向けて押圧すること
により、各枠杆34がコーナージョイント36に嵌挿さ
れつつ枠体31が縮小し、該枠体31の内側にガラス3
2が嵌合されるに至る。そして、各コーナージョイント
36と枠杆34,34とをねじ止め固定することで、ガ
ラス扉30の組立てが完了する。
ト36としては、製造コストや強度等を考慮して、亜鉛
やアルミニウム等を素材とした鋳造成形品が好適に使用
されている。L形状を呈するコーナージョイント36を
鋳造成形する場合、その内側の隅角部に応力が集中して
割れ等を生ずるおそれがあるため、図7に示す如く、該
隅角部には円形の逃し部40が設けられている。この逃
し部40は、ジョイント36における両嵌挿部36a,
36aの内側縁の仮想交点Aより外側まで凹設されるの
が通常であった。
ス扉30を組立てる際に、各枠杆34に対する押圧力の
バランスが不均一であったり、コーナージョイント36
の嵌挿部36a,36aと枠杆34,34の空洞部34
a,34aとの嵌挿状態が異なっていると、一方の枠杆
34が早く嵌挿部36aに嵌挿され、他方の枠杆34が
遅れて嵌挿部36aに嵌挿されることが往々にしてあ
る。このような場合、図8に示す如く、早く嵌挿された
枠杆34(図に実線で示す)は、該枠杆34における空洞
部34aの内側端35が逃し部40の端面40aに当接
する位置まで嵌挿されてしまう。前述した如く、コーナ
ージョイント36の逃し部40の端面40aは、仮想交
点Aよりも外側に位置していることに起因して、遅れて
嵌挿される枠杆34(図に2点鎖線で示す)は、適正な位
置まで嵌挿される前に既に嵌挿されている枠杆34の端
部に当接することとなる。すなわち、この状態では両枠
杆34,34の端部は整合していないので、前記押圧用
の専用治具の付勢を解き、両枠杆34,34の位置修正
をしながら再び該治具で押圧するという煩わしい手直し
作業が必要であり、組立てに時間が掛かると共に熟練を
要していた。
トに内在している課題に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであって、枠杆の正確な位置決めを簡
単に行なって、作業時間の短縮化および作業の簡略化を
図り得るコーナージョイントを提供することを目的とす
る。
の目的を好適に達成するため本発明は、第1嵌挿部と第
2嵌挿部とが所要角度で形成され、各嵌挿部に枠杆を夫
々嵌挿することにより、一対の枠杆をその端部が当接し
た所要角度で連結するコーナージョイントであって、前
記コーナージョイントにおける内側の隅角部には、外側
に向けて凹設される逃し部が形成され、前記逃し部の端
面は、前記両嵌挿部における内側縁の仮想交点と一致す
るよう設定され、前記各嵌挿部に嵌挿される枠杆の内側
端が逃し部の端面に当接した位置で、一対の枠杆の端部
が整合当接するよう構成されることを特徴とする。
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、
以下説明する。なお、実施例ではコーナージョイントを
利用して冷蔵ショーケースのガラス扉を形成する場合に
つき説明するが、その他各種の枠体を構成する枠杆の連
結に使用し得るものである。また、図5〜図8に関連し
て説明した従来例のガラス扉に既出の同一部材について
は、同一の参照符号で指示するものとする。
ョイントを採用したガラス扉の要部分解斜視図であっ
て、実施例に係るコーナージョイント10は、枠杆34
の当接連結角度である90度に形成されたL形底部12
と、該L形底部12の幅方向両側縁から内側(ガラス3
2を指向する側)に向けて所要長さ延出して対向する側
片部14,14とからなり、断面略コ字状の第1嵌挿部
20と第2嵌挿部20とが直角に形成されている。そし
て各嵌挿部20が、枠杆34の略四角形に形成された空
洞部34aに嵌挿されるようになっている。なお、嵌挿
部20の外面が、枠杆34の空洞部34aにおける内面
に密着的に当接して、コーナージョイント10と枠杆3
4とががた付きなく嵌合されるよう設定してある(図4
参照)。
内側縁14aと水平に延在する内側縁14bとが交差す
る隅角部には、外側に向けて凹設した所要形状の逃し部
16が形成され、コーナージョイント10を鋳造成形す
る際に、該隅角部に応力が集中して割れ等を生ずるのを
防止するようになっている。この逃し部16の端面16
aの位置は、図2に示すように、側片部14の内端縁1
4a,14bの仮想交点Aと一致するよう設定されてい
る。すなわち、コーナージョイント10の嵌挿部20に
嵌挿される枠杆34は、その空洞部34aの内側端35
が逃し部16の端面16aに当接することにより位置決
めされ、この状態で他方の嵌挿部20に嵌挿される枠杆
34の端部が、図3に示す如く、既に嵌挿されている枠
杆34の端部に整合当接するよう構成される。なお実施
例の逃し部16は、略四角状に凹設したものを例として
いるが、その端面16aが仮想交点Aと一致すると共に
成形時の応力を好適に分散し得るものであれば、その形
状や大きさは実施例に限られるものではない。
用のねじ孔18が複数穿設されると共に、枠杆34の両
側面には、ビス挿通用の孔42が複数穿設されている。
これらの孔18,42は、コーナージョイント10の嵌
挿部20を枠杆34の空洞部34aに嵌挿し、該空洞部
34aの内側端35が逃し部16,16の端面16a,1
6aに当接した位置で、整列一致する関係に設定されて
いる。そして、各孔18,42にビス46をねじ込むこ
とにより、コーナージョイント10と枠杆34とが固定
される。なお、L形底部12の一方の辺に孔22,22
が穿設され、この孔22,22は、図4に示すように、
枠杆34の外側面に穿設された孔44,44と一致する
よう設定されている。両孔22,44には、冷蔵ショー
ケース50に配設した支点軸26が挿通され、ガラス扉
30を支点軸26を中心として開閉可能とするべく機能
する。
るコーナージョイントの作用につき説明する。ガラス扉
30を組立てるには、前述した如く、先ず各コーナージ
ョイント10の第1嵌挿部20および第2嵌挿部20
を、対応する枠杆34,34の空洞部34a,34aに所
要長さだけ嵌挿し、枠体31の内部寸法をガラス32の
外形寸法より大きくした状態で仮組みする。そして、こ
の仮組み状態の枠体31を、作業台の中央に置いたガラ
ス32を囲繞する位置に位置決めする。次いで、専用の
治具により4本の枠杆34,34,34,34の夫々を内
側に向けて押圧することにより、各枠杆34がコーナー
ジョイント10の嵌挿部20,20に嵌挿されつつ枠体
31が縮小し、該枠体31の内側にガラス32が嵌合さ
れるに至る。
形成された各逃し部16の端面16aが、側片部14に
おける内側縁14a,14bの仮想交点Aと一致してい
るので、各枠杆34における空洞部34aの内側端35
が、前記端面16aに当接する位置まで嵌挿されること
により位置決めされる。そしてこのときに、両枠杆3
4,34の端部が、図3に示すように適正位置で整合当
接する。すなわち、前記治具による押圧力のバランスが
不均一であったり、コーナージョイント10の嵌挿部2
0,20と枠杆34,34の空洞部34a,34aとの嵌
挿状態の違いによって、両枠杆34,34の内の一方が
早く嵌挿され、他方が遅れて嵌挿されたとしても、両枠
杆34,34は常に適正な位置で整合当接する。なお、
コーナージョイント10の各嵌挿部20の外面と、対応
する枠杆34の空洞部34aの内面とが密着的に当接す
ると共に、両者10,34がビス46で締付固定される
ので、枠杆34,34は直角状態で確実に連結固定され
る。
ョイントにより直角に連結する場合につき説明したが、
本願はこれに限定されるものでなく、コーナージョイン
トの第1嵌挿部と第2嵌挿部との角度を鈍角や鋭角に設
定すれば、一対の枠杆を直角以外の角度で連結すること
も可能である。
ージョイントによれば、コーナージョイントにおける内
側の隅角部に形成された逃し部の端面を、第1嵌挿部と
第2嵌挿部との内側縁の仮想交点と一致するよう設定し
たので、各枠杆の内側端が逃し部の端面に当接する位置
まで該枠杆を嵌挿部に嵌挿させるだけで、一対の枠杆を
適正な位置に簡単に位置決めすることができる。従っ
て、枠杆を連結するに際して、使用される治具の押圧力
のバランスが不均一であったり、コーナージョイントの
両嵌挿部と各枠杆との嵌挿状態が違っているために、両
枠杆の内の一方が早く嵌挿され、他方が遅れて嵌挿され
たとしても、両枠杆の端部を常に適正な位置で整合当接
させることができる。すなわち、枠杆の連結には熟練を
必要としないと共に手直し作業が全く不要となり、組立
て作業が極めて簡単になる効果を奏する。
ントを採用したガラス扉の要部分解斜視図である。
ある。
嵌挿した状態で示す説明図である。
る。
例を示す斜視図である。
たガラス扉を分解した状態で示す概略斜視図である。
面図である。
嵌挿部に枠杆を嵌挿した状態で示す説明図である。
16 逃し部 16a 端面,20 嵌挿部,34 枠杆,35 内側
端,A 仮想交点
Claims (1)
- 【請求項1】 第1嵌挿部(20)と第2嵌挿部(20)とが所
要角度で形成され、各嵌挿部(20)に枠杆(34)を夫々嵌挿
することにより、一対の枠杆(34,34)をその端部が当接
した所要角度で連結するコーナージョイントであって、 前記コーナージョイント(10)における内側の隅角部に
は、外側に向けて凹設される逃し部(16)が形成され、 前記逃し部(16)の端面(16a)は、前記両嵌挿部(20,20)に
おける内側縁(14a,14b)の仮想交点(A)と一致するよう設
定され、 前記各嵌挿部(20)に嵌挿される枠杆(34)の内側端(35)が
逃し部(16)の端面(16a)に当接した位置で、一対の枠杆
(34,34)の端部が整合当接するよう構成されることを特
徴とするコーナージョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22105294A JP3183491B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | コーナージョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22105294A JP3183491B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | コーナージョイント |
Publications (2)
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JPH0860946A JPH0860946A (ja) | 1996-03-05 |
JP3183491B2 true JP3183491B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=16760748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22105294A Expired - Fee Related JP3183491B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | コーナージョイント |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3183491B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-08-22 JP JP22105294A patent/JP3183491B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0860946A (ja) | 1996-03-05 |
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