JPS5911179Y2

JPS5911179Y2 - 額縁の枠骨連結構造

Info

Publication number: JPS5911179Y2
Application number: JP5165979U
Authority: JP
Inventors: 外治川端
Original assignee: 新日軽株式会社
Priority date: 1979-04-18
Filing date: 1979-04-18
Publication date: 1984-04-06
Also published as: JPS55152171U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はアルミニウム等の押出し型材で組立てる額縁
に適用する縦枠骨と横枠骨の連結構造に関するものであ
る。

この種の額縁においては、縦枠骨と横枠骨の端を例えば
４５度の角度で斜めに切断して付き合わせる関係上、切
断面がその傾斜方向へ互にずれやすく、また押出し型材
には一般的にわずかではあるがねじれが生じているので
、縦横枠骨が連結部分の外面で面一になり難い等、縦枠
骨と横枠骨を正確に連結することは極めて困難であった
。

この考案は、上記のような欠点を解決し、縦枠骨と横枠
骨を正確に連結できるようにすることを目白勺としたも
ので゛ある。

以下、この考案をドアのガラス窓に装着する額縁に実施
した例につき図面にもとすいて説明する。

１は額縁の縦枠骨、２は横枠骨、３は合或樹脂製の連結
具、４は段付けビスである。

両方の枠骨１，２は、同一断面形状に形威してあって、
板ガラス装着溝５と反対側に中空部６を形威し、溝５と
中空部６間の中壁７の中間部にスクリューポケット８を
設け、両端を４５度の傾斜角度に切断し、縦枠骨１につ
いては、横枠骨２のスクリューポケット８に対応する位
置にビス４の抜け孔９ａと通し孔９ｂを設け、そのうち
、外壁に設けた抜け孔９ａをビス４の頭部１０より大径
に形成し、中壁７に設けた通し孔９ｂをビス４基端の段
拡大部１１とほぼ同径に形威してある。

また、連結具３は、その半片１２が縦枠骨１の中空部６
に、他の半片１３が横枠骨２の中空部６に嵌入する直角
に屈折したＬ字形に形威し、両半片１２，１３の中央
にビス４の通し孔１４を設け、両通し孔１４，１４間
に割溝１５を形威し、通し孔１４の入口１６をビス４の
頭部１０が納まり得るように拡大し、他の部分の内周面
には割溝１５の反対側中央と左右両側に突条１７，１８
，１８が設けてある。

上記の構戊において、縦枠骨１と横枠骨２を連結する場
合には、連結具３の各半片１２，１３をそれぞれ縦横
枠骨１，２の中空部６，６に嵌入し、段付けビス４を縦
枠骨１の抜け孔９ａと通し孔９ｂ及び連結具３の通し孔
１４から横枠骨２のスクリューポケット８へ螺入する。

その結果、連結具３の横半片１３がビス４の押圧力で横
枠骨２に強く押し込まれることは勿論、ビス４の螺人中
にその段拡大部１１が連結具３通し孔１４の中央突条１
７を押し付けることにより縦半片１２も縦枠骨１に強く
押し込まれる。

このように、連結具３の両半片１２．１３がそれぞれ
縦横枠骨１，２に強く押し込まれる関係で、連結具３の
内角部１９に縦横枠骨１，２の中壁７，７の切断端が正
確に突き合うため、切断端面の相互ずれを防止できる。

また、ビス４の螺人中にその段拡大部１１が連結具３の
左右突条１８，１８を押して割溝１５を開拡するので
、屈折部において両半片１２，１３が縦横枠骨１，２
の中空部６，６内側面に圧接する。

そのため縦横枠骨１，２は連結具３を介して相互に安定
して固定されるばかりでなく、枠骨１，２のねじが修正
され連結部において両側面が面一となる。

以上のように、この考案は、縦枠骨と横枠骨を両方の切
断端面が正確に一致した体裁の良い状態に安定して連結
できる顕著な効果を有する。

また、連結中には特別の操作を要せず、ビスの通し孔が
比較的大きく、その確認が容易で作業性が良好である等
の利点も有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示し、第１図は縦枠骨と横
枠骨の連結状態を示す分解斜視図、第２図は縦枠骨と横
棒骨の連結状態を正面から見た縦断面図、第３図は第２
図Ａ−Ａ線矢視の断面図、第４図はＢ−Ｂ線矢視の断面
図、第５図は連結具の平面図、第６図は第５図Ｃ−Ｃ線
矢視の断面図、第７図は右側面図、第８図は左側面図で
ある。１・・・縦枠骨、２・・・横枠骨、３・・・連結具、４
・・・段付けビス、５・・・板ガラス装着溝、６・・・
中空部、７・・・中壁、８・・・スクリューポケット、
９ａ・・・ビスの抜け孔、９ｂ・・・通し孔、１０・・
・ビスの頭部、１１・・・段拡大部、１２．１３・・
・連結具の半片、１４・・・ビスの通し孔、１５・・・
割溝、１６・・・通し孔の入口、１７，１８・・・突
条、１９・・・連結具の内角部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

両端を所定の角度で斜めに切断した縦横枠骨１，２のう
ち、縦枠骨に半片１２を横枠骨に他の半片１３を嵌入す
るＬ字形の連結具３を合或樹脂で形威し、連結具の屈折
部巾中央に割溝１５を設け、割溝の端に段付けビス４の
通し孔１４を形威し、通し孔の内周面には割溝の反対側
中央と左右両側に突条１７，１８，１８を設け、縦
横枠骨に嵌入した連結具の通し孔と一方の枠骨１の通し
孔９ｂから他方の枠骨２のスクリューポケット８へ段付
けビス４を螺入し、そのビスの段拡大部１１を通し孔１
４の各突条に押し付け、そのうち中央突条１７に対する
押圧で半片１２が枠骨１に押し込まれ、左右突条１８，
１８に対する押圧で割溝が開拡することにより屈折部
で両半片が枠骨の中空部内側面に圧接した額縁の枠骨連
結構造。