JPH0229184Y2 - - Google Patents
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- JPH0229184Y2 JPH0229184Y2 JP1988152370U JP15237088U JPH0229184Y2 JP H0229184 Y2 JPH0229184 Y2 JP H0229184Y2 JP 1988152370 U JP1988152370 U JP 1988152370U JP 15237088 U JP15237088 U JP 15237088U JP H0229184 Y2 JPH0229184 Y2 JP H0229184Y2
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- base frame
- door
- screw
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- screw receiving
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Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 37
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 12
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はアルミニウムの押出成形により形成さ
れて、ドアの中心母体となるドア用基枠を構成す
るための型材に関する。
れて、ドアの中心母体となるドア用基枠を構成す
るための型材に関する。
(従来の技術)
ドアは、一枚板で作られている場合もあるが、
通常は中心母体となる基枠を作成し、この基枠に
種々な化粧板を取付けて完成されているものであ
る。ところで、従来の基枠には安価に形成される
アルミ製の角パイプを使用して作られているもの
があつた。この従来のドア用基枠においては、ア
ルミ製の角パイプを使用することから、ドア自体
の重量の軽減を図ることができるが、角パイプ自
体の連結に工夫をこらさなければならない。例え
ば、従来のドア用基枠においては、各アルミ製の
角パイプを、L字状又はT字状の取付部材を使用
して連結していたのである。このようにすると、
取付部材をそれぞれ用意しなければならず、また
各角パイプと各取付部材とをビス等でそれぞれ固
定するという作業が必要となることはいうまでも
ない。
通常は中心母体となる基枠を作成し、この基枠に
種々な化粧板を取付けて完成されているものであ
る。ところで、従来の基枠には安価に形成される
アルミ製の角パイプを使用して作られているもの
があつた。この従来のドア用基枠においては、ア
ルミ製の角パイプを使用することから、ドア自体
の重量の軽減を図ることができるが、角パイプ自
体の連結に工夫をこらさなければならない。例え
ば、従来のドア用基枠においては、各アルミ製の
角パイプを、L字状又はT字状の取付部材を使用
して連結していたのである。このようにすると、
取付部材をそれぞれ用意しなければならず、また
各角パイプと各取付部材とをビス等でそれぞれ固
定するという作業が必要となることはいうまでも
ない。
また、このドア用基枠を構成するための型材に
関連する従来技術として、実開昭57−1284号公報
に示された「障子戸」がある。この「障子戸」
は、上記公報の実用新案登録請求の範囲からする
と、 「障子紙貼着面側に目地を嵌合した凹溝を備
え、該凹溝に隣接するビスホールを前記凹溝の背
後に備えた組子枠と、該組子枠と同様の構成の凹
溝とビスホールを備えた組子とからなり、 前記組子枠を短形状に枠組みし、その枠内に格
子状に組子を取付けてなる組子ユニツトを障子框
内に取付けた障子戸において、 前記組子枠のビスホールセンターから組子枠の
目地表面までの距離と、組子のビスホールセンタ
ーから組子の目地表面までの距離とを等しくして
あることを特徴とする障子戸」 であるが、この技術を利用すれば、上記のような
L字状またはT字状の取付部材を使用する必要は
なくなる。しかしながら、この従来の技術はその
対象が「障子戸」であることから、本考案が対象
としているドア用基枠を構成するための型材には
次の理由によつて不向きなものである。すなわ
ち、 障子戸は当然のことながら細い桟(組子)を
必要とするものであり、この桟をこれより太い
枠によつて支持しなければならず、材料として
は桟用のものと枠用のものとの少なくとも二種
類のものを用意しなければならない。このこと
は、障子戸全体のコストを高くする原因となる
ものであり、このような構成はドア用基枠を構
成する型材については避けたい。
関連する従来技術として、実開昭57−1284号公報
に示された「障子戸」がある。この「障子戸」
は、上記公報の実用新案登録請求の範囲からする
と、 「障子紙貼着面側に目地を嵌合した凹溝を備
え、該凹溝に隣接するビスホールを前記凹溝の背
後に備えた組子枠と、該組子枠と同様の構成の凹
溝とビスホールを備えた組子とからなり、 前記組子枠を短形状に枠組みし、その枠内に格
子状に組子を取付けてなる組子ユニツトを障子框
内に取付けた障子戸において、 前記組子枠のビスホールセンターから組子枠の
目地表面までの距離と、組子のビスホールセンタ
ーから組子の目地表面までの距離とを等しくして
あることを特徴とする障子戸」 であるが、この技術を利用すれば、上記のような
L字状またはT字状の取付部材を使用する必要は
なくなる。しかしながら、この従来の技術はその
対象が「障子戸」であることから、本考案が対象
としているドア用基枠を構成するための型材には
次の理由によつて不向きなものである。すなわ
ち、 障子戸は当然のことながら細い桟(組子)を
必要とするものであり、この桟をこれより太い
枠によつて支持しなければならず、材料として
は桟用のものと枠用のものとの少なくとも二種
類のものを用意しなければならない。このこと
は、障子戸全体のコストを高くする原因となる
ものであり、このような構成はドア用基枠を構
成する型材については避けたい。
ドア用基枠は、一般にその外面にドアを構成
するための化粧板等の平たな部材を取り付ける
必要があるから、このドア用基枠を構成するた
めの型材の外周面は平滑になつている方が便利
である。ところが、上記従来の「障子戸」にお
いては目地表面を形成するため等の理由によつ
て、これを構成している型材の外面は平らには
なつていない。
するための化粧板等の平たな部材を取り付ける
必要があるから、このドア用基枠を構成するた
めの型材の外周面は平滑になつている方が便利
である。ところが、上記従来の「障子戸」にお
いては目地表面を形成するため等の理由によつ
て、これを構成している型材の外面は平らには
なつていない。
型材によつてドア用基枠が完成されたときに
は、各型材がネジ(タツピンネジ)によつて確
実に固定されているかを外部から視認する必要
がある。ところで、従来の「障子戸」にいて
は、取り付けられたタツピンネジが頭部以外は
かくれてしまう構成となつているから、その視
認が容易に行なえないものである。
は、各型材がネジ(タツピンネジ)によつて確
実に固定されているかを外部から視認する必要
がある。ところで、従来の「障子戸」にいて
は、取り付けられたタツピンネジが頭部以外は
かくれてしまう構成となつているから、その視
認が容易に行なえないものである。
勿論、型材としては、この種のドア用を容易
に組み立てることができるものである方がよ
い。
に組み立てることができるものである方がよ
い。
従つて、上記実開昭57−1287号公報にて提案さ
れている「障子戸」は、そのまま本考案が対象と
しているドア用基枠を構成するための型材に適用
することはできないのである。
れている「障子戸」は、そのまま本考案が対象と
しているドア用基枠を構成するための型材に適用
することはできないのである。
(考案が解決しようとする課題)
本考案は以上の実状に鑑みてなされたもので、
その解決しようとする課題は、従来の技術のドア
用基枠を構成するための型材に対する不適応性で
ある。
その解決しようとする課題は、従来の技術のドア
用基枠を構成するための型材に対する不適応性で
ある。
そして、本考案の目的とするところは、ドア用
基枠を構成するにあたつてL字状等の取付部材を
全く必要としないことは勿論のこと、単一のもの
として安価かつ容易に構成され、しかもドア用基
枠を組立てたときの状態を外部から容易に視認す
ることのできるドア用基枠を構成するための型材
を提供することにある。
基枠を構成するにあたつてL字状等の取付部材を
全く必要としないことは勿論のこと、単一のもの
として安価かつ容易に構成され、しかもドア用基
枠を組立てたときの状態を外部から容易に視認す
ることのできるドア用基枠を構成するための型材
を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び実施例)
以上の課題を解決するために、本考案の採つた
手段は、図面において示した符号を使用して説明
すると、 「アルミニウムの押出成形により形成されて、
適宜長さに切断したものを組み立ててビス等によ
つて固定することにより、ドア用基枠を構成する
ための型材であつて、 この型材を、底面31と、この底面31の両側
から直立する二つの側面32と、底面32の内側
中心部に設けられて頂部が開口しビス40のネジ
部41を保持するビス受溝33と、各側面32の
内側であつてビス受溝33の底面31からの高さ
よりわずかに高い位置に設けたストツパ34とに
より構成するとともに、 底面31及び両側面32の各外面を平らなもの
としたことを特徴とするドア用基枠20を構成す
るための型材30」 である。
手段は、図面において示した符号を使用して説明
すると、 「アルミニウムの押出成形により形成されて、
適宜長さに切断したものを組み立ててビス等によ
つて固定することにより、ドア用基枠を構成する
ための型材であつて、 この型材を、底面31と、この底面31の両側
から直立する二つの側面32と、底面32の内側
中心部に設けられて頂部が開口しビス40のネジ
部41を保持するビス受溝33と、各側面32の
内側であつてビス受溝33の底面31からの高さ
よりわずかに高い位置に設けたストツパ34とに
より構成するとともに、 底面31及び両側面32の各外面を平らなもの
としたことを特徴とするドア用基枠20を構成す
るための型材30」 である。
以下に、この手段を添付の各図面を参照して以
下に詳述するが、その前に本考案の型材30を使
用して構成されるドア用基枠20について説明す
る。
下に詳述するが、その前に本考案の型材30を使
用して構成されるドア用基枠20について説明す
る。
まず、第5図は本考案による型材30を使用し
て構成したドア用基枠20を中心母体として形成
したドアを示しており、ドア用基枠20のみを取
り出して示したのが第6図である。このドア用基
枠20(以下単に基枠20という)は、複数の型
材30〜30を互いにビス40により連結して構
成されている。
て構成したドア用基枠20を中心母体として形成
したドアを示しており、ドア用基枠20のみを取
り出して示したのが第6図である。このドア用基
枠20(以下単に基枠20という)は、複数の型
材30〜30を互いにビス40により連結して構
成されている。
そして、各型材30は、アルミニウムの押出成
形により連続的かつ一体的に形成されたアルミ製
角材を種々な長さに切断したものである。また、
この各型材30は、第1図および第2図にて示し
たように、底面31と、この底面31の両端から
直立する二つの側面32,32と、底面31の内
側中心部に設けたビス受溝33と、各側面32の
内側に設けたストツパ34とからなつていて、ア
ルミ製角材を底面31に単に直交する面にて切断
したものであり、これらの底面31及び両側面3
2の各外面を平らなものとしたものである。
形により連続的かつ一体的に形成されたアルミ製
角材を種々な長さに切断したものである。また、
この各型材30は、第1図および第2図にて示し
たように、底面31と、この底面31の両端から
直立する二つの側面32,32と、底面31の内
側中心部に設けたビス受溝33と、各側面32の
内側に設けたストツパ34とからなつていて、ア
ルミ製角材を底面31に単に直交する面にて切断
したものであり、これらの底面31及び両側面3
2の各外面を平らなものとしたものである。
ビス受溝33は、二つの突起33a,33aを
底面31から突出させることにより形成したもの
で、その頂部は開口33bとなつており、その内
部はビス40のネジ部41よりも僅かに小径で略
円形の丸穴33cとなつている。なお、この丸穴
33cの中心は底面31の中心の直上に位置して
おり、また開口33bを設けたのは、アルミ製角
材として押出成形するのに都合がよいことと、後
述するビス40の挿通を容易ならしめるためであ
る。
底面31から突出させることにより形成したもの
で、その頂部は開口33bとなつており、その内
部はビス40のネジ部41よりも僅かに小径で略
円形の丸穴33cとなつている。なお、この丸穴
33cの中心は底面31の中心の直上に位置して
おり、また開口33bを設けたのは、アルミ製角
材として押出成形するのに都合がよいことと、後
述するビス40の挿通を容易ならしめるためであ
る。
また、短材30の内の一部においては、第3図
及び第4図にて示すように、その端部に嵌合部3
5が形成してある。この嵌合部35は、短材30
の側面32の他端を、後述のストツパ34から側
面32の上端に到る距離で切除することにより残
留した底面31によつて構成されるものであり、
この嵌合部35は他方の短材30の両側面32間
に次のように挿入されるものである。すなわち、
この嵌合部35は、他方の短材30の短面と同一
面を形成する状態で両側面32間に挿入されると
ともに、この嵌合部35が他方の短材30のスト
ツパ34にその先端にて当接されるものである。
及び第4図にて示すように、その端部に嵌合部3
5が形成してある。この嵌合部35は、短材30
の側面32の他端を、後述のストツパ34から側
面32の上端に到る距離で切除することにより残
留した底面31によつて構成されるものであり、
この嵌合部35は他方の短材30の両側面32間
に次のように挿入されるものである。すなわち、
この嵌合部35は、他方の短材30の短面と同一
面を形成する状態で両側面32間に挿入されると
ともに、この嵌合部35が他方の短材30のスト
ツパ34にその先端にて当接されるものである。
さらに、各ストツパ34は、各側面32に直交
してこれと一体的に形成されているもので、第2
図における各ストツパ34の上面はビス受溝33
を形成する各突起33aの上端よりも僅かに高い
位置にある。上述した各突起33a及び各ストツ
パ34は、それぞれ後述するビス受け及びストツ
パの役割を果すことは勿論のこと、型材30自体
の曲げに対する強度を補強する役割をも果してい
る。
してこれと一体的に形成されているもので、第2
図における各ストツパ34の上面はビス受溝33
を形成する各突起33aの上端よりも僅かに高い
位置にある。上述した各突起33a及び各ストツ
パ34は、それぞれ後述するビス受け及びストツ
パの役割を果すことは勿論のこと、型材30自体
の曲げに対する強度を補強する役割をも果してい
る。
(考案の作用)
次に、以上のように構成した本考案に係る型材
30を互いに連結してドア用基枠20を構成する
方法について説明しながら、本考案の作用を説明
する。
30を互いに連結してドア用基枠20を構成する
方法について説明しながら、本考案の作用を説明
する。
第6図に示した基枠20は、上下両端二本の型
材30,30の間に、左右両端の二本の型材3
0,30を入れて構成した所謂横通し型式のもの
であるが、これら各型材30の互いに直交する部
分においては、各型材30は第3図及び第4図に
示したように連結されている。
材30,30の間に、左右両端の二本の型材3
0,30を入れて構成した所謂横通し型式のもの
であるが、これら各型材30の互いに直交する部
分においては、各型材30は第3図及び第4図に
示したように連結されている。
この連結に先立つて、連結される一方の型材3
0においては、第4図にて示したように、その端
部における両側面32,32の一部を切り取つて
嵌合部35を形成しておく。この切り取りの長さ
は、第2図に示した各ストツパ34の上面から側
面32の上端までの長さである。このよう側面3
2を切り取つておけば、当該型材30は、その底
面31の端部すなわち嵌合部35が他方の型材3
0の両側面32,32間に嵌合され、かつこの嵌
合部35の端面(第4図の図示右端面)が他方の
型材30の両ストツパ34,34に当接した状態
となるわけである。この場合、両ストツパ34,
34は、一方の型材30の嵌合部35の端部の位
置決めを行なうだけでなく、嵌合部35の端面が
他方の型材30の各突起に直接当接するのを防止
して、各突起33aの形状、従つてビス受溝33
の形状を変えないようにするわけである。
0においては、第4図にて示したように、その端
部における両側面32,32の一部を切り取つて
嵌合部35を形成しておく。この切り取りの長さ
は、第2図に示した各ストツパ34の上面から側
面32の上端までの長さである。このよう側面3
2を切り取つておけば、当該型材30は、その底
面31の端部すなわち嵌合部35が他方の型材3
0の両側面32,32間に嵌合され、かつこの嵌
合部35の端面(第4図の図示右端面)が他方の
型材30の両ストツパ34,34に当接した状態
となるわけである。この場合、両ストツパ34,
34は、一方の型材30の嵌合部35の端部の位
置決めを行なうだけでなく、嵌合部35の端面が
他方の型材30の各突起に直接当接するのを防止
して、各突起33aの形状、従つてビス受溝33
の形状を変えないようにするわけである。
また、他方の型材30(第3図の図示右側の短
材30)の底面31にビス40を挿通するための
穴をあけておく。この穴の位置は底面31の中心
で、かつ第2図に示した底面31の下面よりビス
受溝33の丸穴33cの中心に至る寸法分だけ底
面31の端面から内側の位置に設けるものとす
る。このようにした両型材30,30を互いに直
交させた状態にて結合させて、上記穴からビス4
0を挿入してドライバで螺着する。このとき、ビ
ス40の先端は、穴を設けた型材30のビス受溝
33を直角に貫通してから、一方の型材30のビ
ス受溝33を構成する丸穴33c内に入り、ドラ
イバでビス40を回転させることにより、ビス4
0のネジ部41によりビスの先端部は螺合しなが
ら丸穴33c内を螺進する。すなわち、丸穴33
c内に雌ネジ部を予じめ設けておく必要はなく、
ビス40は受溝33内にて固定されるのである。
これは、ビス受溝33を構成している両突起33
a自体に屈撓性があることと、アルミニウムとい
う比較的軟らかい金属により形成されているため
である。なお、その他の部分の連結は上述したの
とほとんど同じであるので、同様にして連結すれ
ばよい。
材30)の底面31にビス40を挿通するための
穴をあけておく。この穴の位置は底面31の中心
で、かつ第2図に示した底面31の下面よりビス
受溝33の丸穴33cの中心に至る寸法分だけ底
面31の端面から内側の位置に設けるものとす
る。このようにした両型材30,30を互いに直
交させた状態にて結合させて、上記穴からビス4
0を挿入してドライバで螺着する。このとき、ビ
ス40の先端は、穴を設けた型材30のビス受溝
33を直角に貫通してから、一方の型材30のビ
ス受溝33を構成する丸穴33c内に入り、ドラ
イバでビス40を回転させることにより、ビス4
0のネジ部41によりビスの先端部は螺合しなが
ら丸穴33c内を螺進する。すなわち、丸穴33
c内に雌ネジ部を予じめ設けておく必要はなく、
ビス40は受溝33内にて固定されるのである。
これは、ビス受溝33を構成している両突起33
a自体に屈撓性があることと、アルミニウムとい
う比較的軟らかい金属により形成されているため
である。なお、その他の部分の連結は上述したの
とほとんど同じであるので、同様にして連結すれ
ばよい。
従つて、本考案に係る各型材30を使用してド
ア用基枠20を構成する場合においては、その作
業はビス40さえあれば確実に行なうことができ
て、従来必要とされていたような取付部材等は全
く必要がない。また、各型材30は、押出成形さ
れたアルミ製角材を直角に切断して形成される
し、ビス40の個数も各連結部に1個のみが必要
であることから構成上も極めて簡単にすることが
でき、ドアの基枠を安価に仕上げることができる
ものである。
ア用基枠20を構成する場合においては、その作
業はビス40さえあれば確実に行なうことができ
て、従来必要とされていたような取付部材等は全
く必要がない。また、各型材30は、押出成形さ
れたアルミ製角材を直角に切断して形成される
し、ビス40の個数も各連結部に1個のみが必要
であることから構成上も極めて簡単にすることが
でき、ドアの基枠を安価に仕上げることができる
ものである。
そして、この型材30を使用して構成したドア
用基枠20においては、その外周面の取付部以外
は全く平らなものとなつている。従つて、このド
ア用基枠20に対する他の化粧板等の取付けは、
確実かつ容易に行えるようになつているのであ
る。しかも、このドア用基枠20においては、第
3図及び第4図に示したように、一方の短材20
の嵌合部35と他方の短材20の底面31間に僅
かな〓間が形成されており、この〓間からビス4
0の一部が視認できるものとなつている。すなわ
ち、この〓間からビス40の状態が良好なもので
あるか否かの確認を、当該基枠20の外部から作
業者自身の目で行なえるものとなつているのであ
る。従つて、もし、ビス40の固定が良好でなけ
れば、このビス40の固定をもう一度やり直し
て、堅固な基枠20とし得るのである。
用基枠20においては、その外周面の取付部以外
は全く平らなものとなつている。従つて、このド
ア用基枠20に対する他の化粧板等の取付けは、
確実かつ容易に行えるようになつているのであ
る。しかも、このドア用基枠20においては、第
3図及び第4図に示したように、一方の短材20
の嵌合部35と他方の短材20の底面31間に僅
かな〓間が形成されており、この〓間からビス4
0の一部が視認できるものとなつている。すなわ
ち、この〓間からビス40の状態が良好なもので
あるか否かの確認を、当該基枠20の外部から作
業者自身の目で行なえるものとなつているのであ
る。従つて、もし、ビス40の固定が良好でなけ
れば、このビス40の固定をもう一度やり直し
て、堅固な基枠20とし得るのである。
(考案の効果)
以上説明した通り、本考案においては、上記実
施例にて例示した如く、 「アルミニウムの押出成形により形成されて、
適宜長さに切断したものを組み立ててビス等によ
つて固定することにより、ドア用基枠を構成する
ための型材であつて、 この型材を、底面31と、この底面31の両側
から直立する二つの側面32と、底面31の内側
中心部に設けられて頂部が開口しビス40のネジ
部41を保持するビス受溝33と、各側面32の
内側であつてビス受溝33の底面31からの高さ
よりわずかに高い位置に設けたストツパ34とに
より構成するとともに、 底面31及び両側面32の各外面を平らなもの
としたこと」 に、その特徴があり、これにより、取付部材を全
く必要とせず、ドア用基枠20を極めて簡単にか
つ安価に仕上げることのできる型材30を提供す
ることができるのである。
施例にて例示した如く、 「アルミニウムの押出成形により形成されて、
適宜長さに切断したものを組み立ててビス等によ
つて固定することにより、ドア用基枠を構成する
ための型材であつて、 この型材を、底面31と、この底面31の両側
から直立する二つの側面32と、底面31の内側
中心部に設けられて頂部が開口しビス40のネジ
部41を保持するビス受溝33と、各側面32の
内側であつてビス受溝33の底面31からの高さ
よりわずかに高い位置に設けたストツパ34とに
より構成するとともに、 底面31及び両側面32の各外面を平らなもの
としたこと」 に、その特徴があり、これにより、取付部材を全
く必要とせず、ドア用基枠20を極めて簡単にか
つ安価に仕上げることのできる型材30を提供す
ることができるのである。
すなわち、本考案に係るドア用基枠20を構成
する型材20によれば、 同一のものからドア用基枠20の全体を構成
することができるから、このドア用基枠20を
安価かつ容易に構成することができ、 ドア用基枠20の外周面を平らにすることが
できて、これに対する化粧板等の取り付けを容
易に行なうことができ、 ビス40の固定状態を外部から容易に視認す
ることができ、 ビス受溝33が底面31の中央に形成してあ
るから、ビス40による固定をビス受溝33が
当該基枠20の内側になつても容易に行なうこ
とができるのである。
する型材20によれば、 同一のものからドア用基枠20の全体を構成
することができるから、このドア用基枠20を
安価かつ容易に構成することができ、 ドア用基枠20の外周面を平らにすることが
できて、これに対する化粧板等の取り付けを容
易に行なうことができ、 ビス40の固定状態を外部から容易に視認す
ることができ、 ビス受溝33が底面31の中央に形成してあ
るから、ビス40による固定をビス受溝33が
当該基枠20の内側になつても容易に行なうこ
とができるのである。
第1図は本考案に係る型材の平面図、第2図は
同正面図である。第3図及び第4図は本考案に係
る型材を使用して構成したドア用基枠の一部をそ
れぞれ示すもので、第3図は第6図の−線に
沿つてみた部分断面図、第4図は第6図の矢視
方向からみた部分正面図、第5図は本考案に係る
型材を使用して構成したドア用基枠を中心に含む
ドアの正面図、第6図は本考案に係る型材を使用
して構成したドア用基枠の正面図である。 符号の説明、20……基枠、30……型材、3
1……底面、32……側面、33……ビス受溝、
33a……突起、33b……開口、33c……丸
穴、34……ストツパ、35……嵌合部、40…
…ビス。
同正面図である。第3図及び第4図は本考案に係
る型材を使用して構成したドア用基枠の一部をそ
れぞれ示すもので、第3図は第6図の−線に
沿つてみた部分断面図、第4図は第6図の矢視
方向からみた部分正面図、第5図は本考案に係る
型材を使用して構成したドア用基枠を中心に含む
ドアの正面図、第6図は本考案に係る型材を使用
して構成したドア用基枠の正面図である。 符号の説明、20……基枠、30……型材、3
1……底面、32……側面、33……ビス受溝、
33a……突起、33b……開口、33c……丸
穴、34……ストツパ、35……嵌合部、40…
…ビス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 アルミニウムの押出成形により形成されて、適
宜長さに切断したものを組み立ててビス等によつ
て固定することにより、ドア用基枠を構成するた
めの型材であつて、 この型材を、底面と、この底面の両側から直立
する二つの側面と、前記底面の内側中心部に設け
られて頂部が開口しビスのネジ部を保持するビス
受溝と、前記各側面の内側であつて前記ビス受溝
の前記底面からの高さよりわずかに高い位置に設
けたストツパとにより構成するとともに、 前記底面及び両側面の各外面を平らなものとし
たことを特徴とするドア用基枠を構成するための
型材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988152370U JPH0229184Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988152370U JPH0229184Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0179784U JPH0179784U (ja) | 1989-05-29 |
JPH0229184Y2 true JPH0229184Y2 (ja) | 1990-08-06 |
Family
ID=31427235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988152370U Expired JPH0229184Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0229184Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634883A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-07 | Toyo Sash Kk | Method of assembling shutter |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP1988152370U patent/JPH0229184Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634883A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-07 | Toyo Sash Kk | Method of assembling shutter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0179784U (ja) | 1989-05-29 |
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