JPH063979Y2 - 建具用枠部材の連結装置 - Google Patents

建具用枠部材の連結装置

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JPH063979Y2
JPH063979Y2 JP1987121126U JP12112687U JPH063979Y2 JP H063979 Y2 JPH063979 Y2 JP H063979Y2 JP 1987121126 U JP1987121126 U JP 1987121126U JP 12112687 U JP12112687 U JP 12112687U JP H063979 Y2 JPH063979 Y2 JP H063979Y2
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corner
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JP1987121126U
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JPS6426495U (ja
Inventor
正勝 沼沢
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オ−ム工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、縦枠部材と横枠部材とから構成される建具
を、建物に形成した建具取付け用開口部に現場において
取付けるに際し、前記枠部材を正面(見付け)方向から
奥行き(見込み)方向に取付けることによって建具を組
み立てることができる建具用枠部材の連結装置である。
〔従来の技術〕
窓ガラスや網戸、さらには特殊な合成樹脂製のフィルム
膜を張設した結露防止用の建具は、いずれも建物の窓開
口部に建具を装着するための枠部材(框)を取付けたの
ち、当該枠部材に所望の建具を開閉自在に装着してい
る。
かゝる建具を装着するための枠部材として、たとえば、
実開昭58−48877号には框組み構造が開示されて
いる。
この框組み構造は、ガイド部を横框の長手方向に突出さ
せて形成した第1コーナーブロックを横框の端部に挿入
固定し、該第1コーナーブロックのガイド部を横框の長
手方向に突出させ、縦框の端部に被ガイド部を有する第
2コーナーブロックを挿入固定し、前記ガイド部と被ガ
イド部をスライド自在に嵌合して縦横の框を直角に接合
させたのち、両者のコーナーブロックをビス止めして組
み立てるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の実開昭58−48877号による框組み構造は、
第2コーナーブロックを装着した縦框の被ガイド部を横
框に装着した第1コーナーブロックのガイド部に挿入す
るために、垂直な縦框を框の正面から見た面、すなわち
見付方向に移動させて両コーナーブロックによって直交
状態で結合することを余儀なくされるものである。
したがって、工事現場の窓開口部に框部材を直接固定し
て逐次組み立てることができず、工場もしくは工事現場
において、これら縦横の框の全てを一旦組み立てたのち
にこれを工事現場の窓開口部に嵌め込むという取付方法
を採用せざるを得ない。
これらの方式は、框の組み立て作業と、組み立てられた
框の窓開口部への取付作業との二段階の作業を要すると
共に、組み立てた框を建築現場若しくは窓開口部に運搬
するための労力を要し、さらに窓開口部への取付工事も
足場等の組み立てを要するなどきわめて大掛りとなるも
のである。
特に、かゝる組み立て構造のものは、高層建築物の高い
階の窓開口部に取付ける場合に、前記の大掛りな作業に
加えて作業の危険防止を考慮せねばならないことも大き
な問題である。
この考案はかゝる現状に鑑み、建具を装着するための前
記框を構成する枠部材を上下の横部材と左右の縦部材と
を、分解した状態で取付現場に搬送でき、しかも取付現
場において安全に、かつ容易に各枠材を順次組み立てる
ことによって矩形状の建具用枠部材とすることができる
連結装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の建具用枠部材の連結装置は、中空の縦枠材の
開口端部に形成された空隙に装着する縦枠用のコーナー
部材と、同じく中空の横枠材の開口端部に形成された空
隙に装着する横枠用のコーナー部材とから構成されるも
のであって、一方のコーナー部材は縦若しくは横枠材の
前記空隙と係合する嵌挿部材を有すると共に、該係合部
材の一端縁に沿って先端部を係合片とした断面L字状の
板部材を見込方向に一体的に連設し、他方のコーナー部
材は横若しくは縦枠材の開口端部の空隙と係合する嵌挿
部材の一端縁に沿って前記一方のコーナー部材の断面L
字状の板部材と係合可能な断面形状の係合溝を見込方向
に形成した板状体を連設してなるもので、前記コーナー
部材の板部材を他方のコーナー部材に係合溝に見込方向
で水平に嵌挿することによって縦枠材と横枠材とを直交
状態で連結するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
この考案の建具用枠部材の連結装置は、建具を構成する
枠部材を正面(見付け)方向から奥行き(見込み)方向
に取付けることによって所望の建具を形成することがで
きるものである。
すなわち、建物躯体Aの窓開口部Bへの建具用枠部材の
取付けに際し、縦枠用のコーナー部材1と横枠用のコー
ナー部材6のいずれか一方のコーナー部材1の見込み方
向に形成した断面L字状の板部材4を、他方のコーナー
部材6の見込み方向に形成した前記板部材4と係合しう
る形状の係合溝8内に水平にスライドさせて係合するだ
けで、縦枠材11と横枠材13とを見付け方向から直交
して連結させることができるものである。
〔実施例〕
以下、この考案の建具用枠部材の連結装置の一実施例を
添付の図面を引用してより具体的に説明する。
この考案の建具用枠部材の連結装置は、左右一対の縦枠
材(第1図においては右側の縦枠材のみ図示)と、上下
一対の横枠材(第1図においては上側の縦枠材のみ図
示)とを使用して矩形状の建具用枠部材を構成するため
に使用するもので、第1図に示すように縦枠材用のコー
ナー部材1と、横枠材用のコーナー部材6とから構成さ
れる。
前記縦枠用のコーナー部材1は、中空の縦枠材11の端
部に形成された偏平な空隙12に嵌入するための板状の
嵌挿部材2の上端縁に見込み(奥行き)方向に沿って先
端部を鉤型の係合片3とした断面L字状の板部材4を一
体的に連設したものであって、前記係合片3の先端縁に
は見込み方向に沿って円弧状の凹溝5が形成されてい
る。
一方、横枠用のコーナー部材6は、横枠材13の端部に
開口する偏平な空隙14に嵌入するための板状の嵌挿部
材7の後端部に、前記縦枠用のコーナー部材1に形成さ
れた断面L字状の板部材4と着脱自在に係合する断面形
状の係合溝8を見込み方向に一体的に設けた矩形状の板
部材9を連設したもので、前記係合溝8の内奥部には、
前記縦枠用のコーナー部材1に形成した円弧状の凹溝5
と相対する同形の円弧状の凹溝10が形成され、両コー
ナー部材1および6の係合時において前記両凹溝5,1
0によって円筒状の空隙15を形成するよう構成してい
る。
かゝる構成からなる連結装置の使用方法を第3図に基づ
いて説明する。
第3図は、建物躯体Aの窓開口部Bに既に設けられた窓
用の枠部材Cを利用して2枚の網戸を開閉自在に装着す
るための枠部材の例であって、既設の枠部材Cに適宜手
段によって新設する枠部材の下側の横枠材13を屋内側
(見付け方向)から固定する。
その場合、横枠材13の両端の空隙14には、それぞれ
あらかじめ前記構成からなるコーナー部材6が装着され
ている。
ついで、下端開口部の空隙12に嵌挿部材2を係合する
ことによってコーナー部材1を取付けた右側の縦枠材1
1に屋内側に垂直に位置させ、コーナー部材1の板部材
4を既に設けた横枠材13のコーナー部材6の係合溝8
内に沿って見込み方向に水平にスライドさせてコーナー
部材1とコーナー部材6とを直角で連結させる。
しかして、コーナー部材1には円弧状の凹溝5が、コー
ナー部材6には前記凹溝5と相対する円弧状の凹溝10
が形成されているため、前記結合によって見込み方向に
断面が円状の空隙15が形成されるので、この空隙15
に屋内側からタッピングビス17を押圧しながらねじ込
めば、係合状態におけるコーナー部材1と6との間にガ
タがなくなって堅固に両者が固定される。
その際、第4図に示すようにコーナー部材1とコーナー
部材6との係合側面にコーナーカバー16を当接し、タ
ッピングビス17を空隙15にねじ込めば、縦枠材11
と横枠材13とを直角状態で連結することができると共
に、外観の体裁も一段と向上し、かつ強度の向上も一層
顕著となるものである。
左側の縦枠材11も同様の手段で横枠材13に連結させ
るものである。
しかるのち、図示しないが左右の縦枠材11の上端に装
着した各コーナー部材1に、上方の横枠材13の両側に
装着した各コーナー部材6を屋内側から見込み方向にス
ライドさせながら挿入して係合させたのち、係合側面に
コーナーカバーを当接してタッピングビスを凹溝5と1
0とで構成される空隙15内にねじ込み縦枠材11と横
枠材13とを直角状態で連結すれば、矩形状の枠部材を
完成させることができる。
なお、前記実施例においては、縦枠用のコーナー部材1
に断面L字状の板部材4を設け、横枠材のコーナー部材
6に前記断面L字状の板部材4と係合する係合溝8を形
成しているが、縦枠用のコーナー部材1に係合溝を設
け、横枠材のコーナー部材6に前記係合溝と係合する板
部材を設けて使用してもよく、あるいは単に縦枠用のコ
ーナー部材1を横枠用のコーナー部材6として使用して
もよい。
その際、縦枠材と横枠材とでは開口端部の空隙の形状が
異なる場合が多いので、その場合には各コーナー部材1
又は6の嵌挿部材2又は7の形状を考慮する必要があ
る。
また、実施例は一方のコーナー部材1の係合片3の先端
に円弧状の凹溝5を、他方のコーナー部材6の係合溝8
の内奥部の前記凹溝5に相対する部位に円弧状の凹溝1
0を設け、これら凹溝5と10とによって形成される空
隙15にタッピングビス17をねじ込むことによって両
コーナー部材1と6とを堅固に連結しているが、一方の
コーナー部材1の板部材4が係合する他方のコーナー部
材6の係合溝8をできるだけ正確な寸法で形成しておけ
ば、両コーナー部材1と6とをガタを生ずることなく連
結することができる。
〔考案の効果〕
この考案の建具用枠部材の連結装置は、縦枠材に取付け
る縦枠用のコーナー部材と横枠材に取付ける横枠用のコ
ーナー部材とから構成されるもので、いずれか一方のコ
ーナー部材に先端部を鉤型の係合片とした断面L字状の
板部材を設け、他方のコーナー部材に前記板部材と係合
する係合溝を形成し、これら各コーナー部材に設けた板
部材と係合溝とを見込み方向において係合させることに
よって、縦枠材と横枠材とを直角に固定し、もって矩形
状の枠部材を構成するようにしたものである。
特に、この考案は縦枠材、横枠材の一対のコーナー部材
の連結に際し、一方の板部材に対して他方の係合溝と
を、枠材の見込み方向から水平にスライドさせて係合さ
せることができるので、建具を装着するための建具用枠
部材をあらかじめ工場や現場において組み立てる必要が
なく、かつ室内側から安全かつ確実に建具用枠部材を建
物躯体の窓開口部に取付けることができるという新規な
利点を有し、建具用枠部材の搬送や取付けが非常に容易
となるなど実用上多大の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の建具用枠部材の連結装置の一例を示
す分解斜視図、第2図はこの考案の建具用枠部材の連結
装置を使用して縦枠材と横枠材と連結した状態の縦断面
図、第3図は下方の横枠材に左右の縦枠材を連結する状
態の斜視図、第4図は同連結状態の斜視図である。 1……縦枠用のコーナー部材 6……横枠用のコーナー部材 2……嵌挿部材、3……係合片 4……板部材、5,10……凹溝 7……嵌挿部材、8……係合溝 9……板部材、11……縦枠材 12,14……空隙、13……横枠材 15……空隙、17……タッピングビス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空の縦枠材の開口端部に形成された空隙
    に装着する縦枠用のコーナー部材と、同じく中空の横枠
    材の開口端部に形成された空隙に装着する横枠用のコー
    ナー部材とから構成されるものであって、一方のコーナ
    ー部材は縦若しくは横枠材の前記空隙と係合する嵌挿部
    材を有すると共に、該係合部材の一端縁に沿って先端部
    を係合片とした断面L字状の板部材を見込み方向に一体
    的に連設し、他方のコーナー部材は横若しくは縦枠材の
    開口端部の空隙と係合する嵌挿部材の一端縁に沿って前
    記一方のコーナー部材の断面L字状の板部材と係合可能
    な断面形状の係合溝を見込み方向に形成した板状体を連
    設してなるもので、前記コーナー部材の板部材を他方の
    コーナー部材の係合溝に見込み方向に水平に嵌挿するこ
    とによって縦枠材と横枠材とを直交状態で連結するよう
    構成したことを特徴とする建具用枠部材の連結装置。
  2. 【請求項2】前記各コーナー部材は、いずれも硬質合成
    樹脂で一体成型されたものであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の建具用枠部材の連結装
    置。
  3. 【請求項3】前記一方のコーナー部材と他方のコーナー
    部材とは、一方のコーナー部材の板部材と他方の係合溝
    がほゞ密着状態で係合するものであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の建具用枠部材の連
    結装置。
  4. 【請求項4】前記一方のコーナー部材は、断面L字状の
    板部材の係合片の先端縁に沿って円弧状の凹溝を形成
    し、他方のコーナー部材の係合溝の内奥部に前記係合片
    の円弧状の凹溝と相対する円弧状の凹溝を設け、前記相
    対する凹溝によって形成される断面が円状の空隙部にタ
    ッピングビスを係合させることによって各コーナー部材
    の係合を緊密ならしめることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の建具用枠部材の連結装置。
JP1987121126U 1987-08-07 1987-08-07 建具用枠部材の連結装置 Expired - Lifetime JPH063979Y2 (ja)

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JPS6426495U JPS6426495U (ja) 1989-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200474773Y1 (ko) * 2012-11-12 2014-10-14 박준석 방충창용 모서리조립구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848877U (ja) * 1981-09-30 1983-04-02 松下電工株式会社 框組み構造

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KR200474773Y1 (ko) * 2012-11-12 2014-10-14 박준석 방충창용 모서리조립구

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JPS6426495U (ja) 1989-02-15

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