JP2534807Y2 - サッシのコーナー部連結ブロック - Google Patents

サッシのコーナー部連結ブロック

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JP2534807Y2
JP2534807Y2 JP9561590U JP9561590U JP2534807Y2 JP 2534807 Y2 JP2534807 Y2 JP 2534807Y2 JP 9561590 U JP9561590 U JP 9561590U JP 9561590 U JP9561590 U JP 9561590U JP 2534807 Y2 JP2534807 Y2 JP 2534807Y2
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雅美 酒元
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立山アルミニウム工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、2枚の板ガラスを直角に付き合せて保持
するサッシのコーナー部連結ブロックに関する。
(従来の技術) サッシのコーナー部において、2枚の板ガラスを直角
に付き合せて保持するものが知られている。この種のコ
ーナー部では、縦枠を設ける場合と設けない場合があ
り、縦枠を設けない場合は、両板ガラスの付き合せ状態
を保持しつつ上枠及び下枠に固定する必要から、略々立
方体状の連結ブロックが用いられる。この連結ブロック
は、板ガラスの端縁を保持する必要上、底面もしくは上
面(以下、板ガラス嵌合面と称する。)から見てL字状
の嵌入溝を備えた形状とされ、従来は中実の鋳物製のも
のが用いられていた。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のコーナー部連結ブロックは、鋳物
製で中実物であるため製作に多くの材料を要し、しかも
非常に重くて取付け作業が難しくなり、作業中に落した
場合には極めて危険であるという不都合が指摘されてい
た。
そこで、鋳物製コーナー部連結ブロックを中空物に形
成して、省材料化、軽量化することが考えられる。とこ
ろが、この場合は、サッシ枠部材のビス締付孔と連結ブ
ロックのビス挿入孔との間に中空部が存することになっ
て、ビスの挿通が難しくなるという問題を生じる。
本考案は、前記実情に鑑みてなされたもので、コーナ
ー部連結ブロックを中空状に形成する一方、ビスの挿通
が容易になる連結ブロックの構造を得ることを課題とす
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案は、実施例で用いた符号を付して記
すと、主ブロック1と副ブロック2を組合せ嵌合するこ
とにより、板ガラスを嵌合するL字状の板ガラス嵌合溝
25を形成したコーナー部連結ブロックPであって、 サッシの左右の枠材3,3をビス35止めするための付合
面4,4を有する前記主ブロック1を、板ガラス嵌合溝25
の一側壁となる壁面25aを残して中空筺体に形成し、 前記副ブロック2に、板ガラス嵌合溝25の他端側壁と
なる壁面25bを形成し、 前記付合面4,4にビス締付孔11を形成するとともに、
前記付合面4,4の反対側面である両外側壁5,5にビス挿入
孔9を形成し、更に、前記ビス締付孔11と前記ビス挿入
孔9の間に、ビス挿入孔9の内面に連接するビス案内溝
7を形成し、 前記副ブロック2に、前記ビス挿入孔9及び前記ビス
締付孔11と照合するビス挿通孔28を形成した構成のサッ
シのコーナー部連結ブロックである。
(作用) 本考案に係るコーナー部連結ブロックは、主ブロック
の付合面にサッシの枠材を付き合わせておいて、副ブロ
ックを主ブロックに嵌合する。この嵌合によって、主ブ
ロックのビス挿入孔、副ブロックのビス挿通孔及びサッ
シのビスポケットが1直線上にくる。そこで、前記ビス
挿入孔からビスを挿入し、ビスポケットに螺入固定す
る。従って前記副ブロックも前記ビスによって同時に固
定される。そして、この嵌合固定による主ブロックの壁
面と副ブロックの壁面と板ガラスを嵌合するL字状の板
ガラス嵌合溝が形成される。
(実施例) 以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
図面は、サッシのコーナー部における上部連結ブロッ
クPを示したものである。尚、下部連結ブロックについ
てもほぼ同様の構造に構成される。また、左右の枠材3,
3は室外側に上段ビスポケット36を、そして室内側に下
段ビスポケット37を備えている。
連結ブロックPは、それぞれアルミ合金で鋳造された
主ブロック1と副ブロック2との組合せで構成され、双
方を組合わせ嵌合することによって、板ガラス38,38を
嵌め込むための板ガラス嵌合溝25が形成されている。
主ブロック1は、軽量化を図るために、板ガラス嵌合
溝25の一側壁となる壁面25aを残して中空筺体に形成さ
れ、他方、副ブロック2は、板ガラス嵌合溝25の他側壁
となる壁面25bを備えている。
具体的に説明すると、主ブロック1は、左右の枠材3,
3との付合面4,4及び室外側の両外側面を形成する両外側
壁5,5がそれぞれ互いに直角となるように設けられて、
ほぼ四角立方体となるように形成され、該主ブロック1
の内面には、前記両外側壁5,5に沿った中空状の凹所6
がL字状に構成されている。この凹所6は、本来の板ガ
ラス嵌合溝25よりも広幅なものである。そして、前記壁
面25aを形成するために、前記両外側壁5,5が直角に交わ
る対角に内角ブロック12が残存せしめられている。
前述した主ブロック1の内面に構成されている前記凹
所6の底部には、両外側壁5、5と平行となるように、
断面半円弧形状の上段のビス案内溝7,7を設けている。
更に、上段のビス案内溝7,7から外側に外れた箇所で
両外側面5,5と上段のビス案内溝7,7との間に深部8,8を
設け、両外側壁5,5には、上段のビス案内溝7,7に合わせ
て上段のビス挿入孔9,9を形成し、付合面4,4と接面する
内側壁10,10には、上段のビス連通孔14,14を形成し、付
合面4,4には、ビス締付孔11,11が同じく上段のビス案内
溝7,7の中心に合わせて前記上段のビス挿入孔9,9と対向
するように設けられている。
また、両外側壁5,5の内面の幅中央に突条15,15を、両
外側壁5,5の下端近くまで形成して設け、その下端面が
副ブロック2と接面する段部15aとなるように構成して
いる。前記内側壁10,10には、内角ブロック12の一側面
を板ガラス嵌合溝25の壁面25aとする板ガラス嵌合溝25
の挿入口となる切欠口13,13が形成されている。
そして、主ブロック1の減量を図るため、内角ブロッ
ク12の内面において、上段のビス案内溝7が形成された
位置よりも低く位置する四角形の深孔16を設け、該深孔
16の外側二辺に沿って立上壁18を突設している。前記内
角ブロック12の内部に形成された深孔16の底面には、断
面半円弧形状の下段のビス案内溝17,17を設けている。
また、前記両外側壁5,5には下段のビス案内溝17,17に対
応する下段のビス挿入孔19,19、及び、内角ブロックの
外側二辺(図示なし)には下段のビス案内溝17,17に対
応する下段のビス連通孔20,20が設けられ、更に、付合
面4,4には、下段のビス案内溝17,17に対応する下段のビ
ス締付孔21,21が形成されている。
そして、前記付合面4,4には、立上壁18の側面にかけ
て広く弾性シート22が張られている。
副ブロック2は、凹所6の両側内面に沿って曲る直角
辺であって、凹所6に嵌着すると板ガラス嵌合溝25が形
成されるように、板ガラス嵌合溝25の一側壁面を形成す
る脚辺26を備え、この脚辺26及び主ブロック1の両外側
壁5,5の間に生じる開口を封じる直角に形成される二辺2
7で断面L字状に形成されている。
前記脚辺26の両側端には、上段のビス締付孔11,11に
対応したビス挿通孔28を有する締付座29,29が一体に形
成され、更に、脚辺26の先端には断面半円弧形状の下段
のビス案内溝17,17の外周と同一になるように湾曲せし
めた足部辺32が形成されている。また、脚辺26には下段
のビス案内溝17,17に対応してビス35を通すための切欠
部30,30が設けられ、二辺27の端縁には主ブロック1の
突条15,15の下端に掛る突縁部31が形成されている。
前述した連結ブロックPを用いて、左右の枠材3,3を
連結するには、建物躯体に主ブロック1を固定してお
き、副ブロック2を組み合わせ、枠材3の端面を付合面
4に合せながら、上段のビス挿入孔9と下段のビス挿入
孔19からビス35,35を挿入し、それぞれの案内溝7,17に
沿わせてビス締付孔11,21に通して枠材3のビスポケッ
ト36,37に螺入する。
このようにして、ビス締付座29がビス35によって締め
付けられ、その結果、主ブロック1に副ブロック2が固
定され、板ガラス嵌合溝25が安定した形状に保持され
る。この状態下において、板ガラス38を枠材3に嵌めな
がら板ガラス嵌合溝25に嵌めればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、主ブロックと副ブロ
ックを組合わせ嵌合することにより、板ガラスを嵌合す
るL字状の板ガラス嵌合溝を形成したコーナー部連結ブ
ロックであって、サッシの左右の枠材をビス止めするた
めの付合面を有する前記主ブロックを、板ガラス嵌合溝
の一側壁となる壁面を残して中空筺体に形成し、前記副
ブロックに、板ガラス嵌合溝の他端側壁となる壁面を形
成し、前記付合面に形成されたビス締付孔と、前記付合
面の反対側面である両外側壁に形成されたビス挿入孔の
間に、ビス挿入孔の内面に連接するビス案内溝を形成
し、前記副ブロックに前記ビス挿入孔及び前記ビス締付
孔と照合するビス挿通孔を形成したものであるから、軽
量化されていて取扱いが楽であり、作業中の危険性が少
なくて、製造に際しての使用材料が少なくて済む。
そして、内部に空間があっても、ビス案内溝により枠
材のビス止めを容易になし得る。更に枠材のビス止めと
同時にブロック本体に保管部材を完全に固定することが
できるため、その固定を堅牢にできるだけでなく、組み
立てが合理的で作業性が良いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は一実施例を示し、第1図は枠部材や板ガラスを連
結する手順を示す連結ブロックの斜視図、第2図は分解
斜視図、第3図は第1図A−A線矢視の段面図、第4図
は平面図、第5図は側面図、第6図は背面図、第7図は
側面図、第8図は第6図のB−B線矢視断面図、第9図
は第6図のC−C線矢視断面図である。 1…主ブロック、2…副ブロック 3…サッシの左右の枠材、4…付合面 7…ビス案内溝、9…ビス挿入孔 25…板ガラス嵌合溝、25a,25b…壁面 28…ビス挿通孔、P…コーナー部連結ブロック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ブロック1と副ブロック2を組合せ嵌合
    することにより、板ガラスを嵌合するL字状の板ガラス
    嵌合溝25を形成したコーナー部連結ブロックPであっ
    て、 サッシの左右の枠材3,3をビス35止めするための付合面
    4,4を有する前記主ブロック1を、板ガラス嵌合溝25の
    一側壁となる壁面25aを残して中空筺体に形成し、 前記副ブロック2に、板ガラス嵌合溝25の他端側壁とな
    る壁面25bを形成し、 前記付合面4,4にビス締付孔11を形成するとともに、前
    記付合面4,4の反対側面である両外側壁5,5にビス挿入孔
    9を形成し、更に、前記ビス締付孔11と前記ビス挿入孔
    9の間に、ビス挿入孔9の内面に連接するビス案内溝7
    を形成し、 前記副ブロック2に、前記ビス挿入孔9及び前記ビス締
    付孔11と照合するビス挿通孔28を形成したことを特徴と
    するサッシのコーナー部連結ブロック。
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