JP3183332U - 羽毛掛け布団 - Google Patents

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静男 柴
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Abstract

【課題】 厚い空気層を有し、しかもフィット感が良好な羽毛掛け布団を実現する。
【解決手段】 格子状に配したマチテープを介して表地と裏地を立体キルト状に縫い合わせることにより複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛を充填した羽毛掛け布団において、裏地3に対して表地1の寸法を大きく設定し、布団の幅方向の中央箇所F1において表地と裏地間に中地2を介在させることにより表地と中地間、中地と裏地間のそれぞれを立体キルト状に縫い合わた上下2層の区画室R1、R2を設けるとともに、幅方向の両端箇所F2、F2おいては表地と裏地間を立体キルト状に縫い合わた1層の区画室とすることにより、裏地に対し余剰した表地部分を布団の幅方向の中央箇所において山状に盛り上がらせる。
【選択図】 図1

Description

この考案は羽毛掛け布団に関し、より詳細には立体キルト状の羽毛掛け布団に関する。
格子状に配したマチテープを介して表地と裏地を立体キルト状に縫い合わせることにより複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛を充填した羽毛掛け布団が立体キルト羽毛布団として知られている。
図5はこの種の布団を示す図である。ここでは、マチテープ21を境に等大の表地20と裏地22を縫い合わせて複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛を充填している。この場合、表地20と裏地22との間隔はマチテープ21の高さにより確保され、さらに、羽毛を高密度で各区画室に充填することにより区画室において表地20と裏地22がマチテープの上下方向に膨れて羽毛布団自体の高さが確保される。
また、立体キルト羽毛布団において、表地と裏地間に中地を介在させることにより表地と中地間、中地と裏地間のそれぞれを立体キルト状に縫い合わた上下2層の区画室を設けた羽毛掛け布団も公知である(特許文献1)。
登録第3002340号実用新案公報
従来技術の立体キルト羽毛布団においては、図7に示すように就寝者の体に触れる裏地部分22が各区画室ごとに膨れているので、隣接する区画室の間に谷部22Aが生じ、これが就寝者の体と掛け布団との間の隙間として作用し、フイット間を阻害する問題があった。
羽毛布団において複数の区画室を製袋する理由は、それらのひとつひとつに羽毛を均等に収容することにより、布団の中で羽毛が片寄ってしまうことを防ぐためである。一方、羽毛布団が温かい理由は収容された羽毛が空気を抱き込むことにより内部に空気の層ができるからである。従って、収容する羽毛の量に比例して温かさが増す筈であるが、それに応じて布団の中の空間を増やさないと、生地によって羽毛が押さえ込まれてしまって十分な量の空気を抱き込むことができなくなってしまう。
この考案は前記の従来の羽毛掛け布団における問題点に鑑みて創作されたものであり、格子状に配したマチテープを介して表地と裏地を立体キルト状に縫い合わせることにより複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛を充填した羽毛掛け布団において、裏地に対して表地の寸法を大きく設定し、布団の幅方向の中央箇所において表地と裏地間に中地を介在させることにより表地と中地間、中地と裏地間のそれぞれを立体キルト状に縫い合わた上下2層の区画室を設けるとともに、幅方向の両端箇所においては中地を介在させない表地と裏地間を立体キルト状に縫い合わた1層の区画室とすることにより、裏地に対し余剰した表地部分を布団の幅方向の中央箇所において山状に盛り上がらせたことを特徴とする。
また、請求項2にかかわる考案は、前記の羽毛掛け布団において、布団の全長方向に連続する複数の区画室の列は、布団の裏地側においてはその幅方向一杯に3列配され、布団の表地側においてはその幅方向の中央箇所において3列配されることを特徴とする。
また、請求項3にかかわる考案は、前記の羽毛掛け布団において、表地、中地および裏地に100g/m2 以下の軽量生地を使用したことを特徴とする。
また、請求項4にかかわる考案は、前記の羽毛掛け布団において、裏地に対して表地の長さ方向および幅方向の寸法を大きく設定するとともに、表地の四隅と裏地の四隅が合致するように、表地の幅方向の辺と長さ方向の辺の四隅付近を四隅に向かったテーパー状に切り落としたことを特徴とする。
この考案の羽毛掛け布団は上下2層の区画室を設けているが、上下2層の区画室は布団の幅方向の中央箇所のみであり、幅方向の両端箇所においては1層の区画室とすることにより、裏地に対し余剰した表地部分を布団の幅方向の中央箇所において山状に盛り上がらせている。従って、従来技術の掛け布団のように充填される羽毛により表地と裏地に内圧をかけて膨らますのではなく、最初から山状に膨らんで製袋されている区画室に羽毛を充填することとなり、羽毛が大量の空気を抱き込むことができ、就寝時に体にあたる布団の幅方向の中央箇所において十分な温かさが確保されることとなる。
一方、表地と中地と裏地の上下2層とした場合、布団の可撓性が低下し、就寝時に体にフイットしない問題が生じるが、この考案においては幅方向の両端箇所においては1層の区画室としているので、この箇所においては十分な可撓性が生じる。よって、図5に示すように体Bの両側において布団Fが自然に撓むことにより、肩口や首元に対しフイットして隙間から熱が逃げることが防止される。
また、就寝時に体にあたる箇所において上下2層とすることにより、区画室の総数を上下に分散するので、体にあたる箇所における裏地側の区画室の数が少なくなることとなる。その結果、就寝者の体と掛け布団との間の隙間として作用してフイット間を阻害する区画室の間の谷部の数を可及的に少なくすることが可能となる。この場合、特に請求項2にかかわる考案のように布団の全長方向に連続する複数の区画室の列を、布団の裏地側においてはその幅方向一杯に3列とし、布団の表地側においてはその幅方向の中央箇所において3列とする場合は図4に示すように体に当たる区画室の間の谷部の数は最小限となり、布団が隙間なく体にフィットすることとなる。
また、請求項3にかかわる考案によれば表地および裏地に100g/m2 以下の軽量生地を使用しているので生地の可撓性が優れ、山に膨らんで製袋されている区画室に羽毛を充填した場合、高密度化して内圧を高めなくても羽毛に生地が容易に追従して可撓するので効率的にふっくら感を実現することができる。
また、同様の理由から掛け布団の軽量化も実現できる。
この考案の羽毛掛け布団は裏地に対し余剰した表地部分を布団の幅方向の中央箇所において山状に盛り上がらせているので、その箇所においては布団が不自然に撓むことはない。しかしながら、布団の四隅箇所においては裏地に対し余剰した表地部分が不自然に撓むおそれがある。そこで、請求項4にかかわる考案においては表地の四隅と裏地の四隅が合致するように、表地の幅方向の辺と長さ方向の辺の四隅付近を四隅に向かったテーパー状に切り落とすことによりこの撓みを防止している。
この考案の羽毛掛け布団の斜視図。 同上、A−A線断面の斜視図。 同上、A−A線断面図。 同上、裏地に表地を重ねた状態の平面図。 同上、使用状態を示す正面図。 従来技術の羽毛掛け布団の側面図。 同上、要部の側面図。
以下、この考案の羽毛掛け布団の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は掛け布団の斜視図、同じく図2はA−A線断面の斜視図、図3はA−A線断面図である。この考案の羽毛掛け布団は格子状に配したマチテープを介して表地と裏地を立体キルト状に縫い合わせることによりマチテープに囲まれる複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛(図示せず)を充填する。この場合、裏地3に対して表地1の寸法を大きく設定しているので余剰部分が生じる。この余剰部分を利用して、布団Fの幅方向の中央箇所F1において表地1と裏地3間に中地2を介在させることにより表地と中地間、中地と裏地間のそれぞれを立体キルト状に縫い合わた上下2層の区画室R2、R1を設ける。一方、幅方向の両端箇所F2、F2においては中地を介在させない表地1と裏地3間を立体キルト状に縫い合わた1層の区画室R1とする。よって、裏地3に対し余剰した表地1部分は布団Fの幅方向の中央箇所F1において山状に盛り上がることになる。以上の区画室R1、R2は布団の全長方向に連続して複数設けられる。
図中符号5A、5Bは裏地3側の区画室R1を構成するための格子状に配した縦横のマチテープ、同じく4A、4Bは表地1側の区画室R2を構成するための格子状に配した縦横のマチテープである。これらは格子状に配されて、マチテープ4A、4Bの上下を表地1および中地2に、マチテープ5A、5Bの上下を中地2および裏地3にそれぞれ縫着することによりマチテープを介して両者を結合する。
この実施例においては、布団の全長方向に連続する複数の区画室の列は、布団の裏地側においてはその幅方向一杯に区画室R1が3列配され、布団の表地側においてはその幅方向の中央箇所において区画室R2が3列配される。この場合、区画室R2は布団Fの幅方向の中央箇所F1に設けられ、その上半分に区画室R1が設けられるので、この箇所のマチテープ5Bの上部は表地1および中地2のそれぞれに縫着されることとなる(図5参照)。
なお、この実施例においては、裏地3に対して表地1の長さ方向および幅方向の寸法を大きく設定しているので、布団の四隅箇所において裏地に対し余剰した表地部分が不自然に撓むおそれがある。そこで、図4に示すように表地1の四隅と裏地3の四隅が合致するように、表地の幅方向の辺と長さ方向の辺の四隅付近Cを四隅に向かったテーパー状に切り落とすことによりこの撓みを防止している。この実施例においては、長さと幅がそれぞれ219cm、156cmの裏地3に対し、表地の長さと幅をそれぞれ225cm、160cmするものであり、表地の四隅と裏地の四隅が合致するように、表地の幅方向の辺と長さ方向の辺の四隅付近Cを四隅に向かったテーパー状に切り落としている。
次にこの実施例においては表地1、中地2および裏地3の素材として100g/m2 以下の軽量生地を使用する。このような軽量生地としてこの実施例ではポリエステル80%、綿20%からなるTTC(東レの商品名)生地を採用しているが、生地はこれに限られないことは勿論である。これにより生地の可撓性が増し、山状に膨らんで製袋されている区画室に羽毛を充填した場合、高密度化して内圧を高めなくても羽毛に生地が容易に追従して可撓するので効率的にふっくら感を実現することができる。
F 布団
F1 中央箇所
F2 両端箇所
R1 区画室
R2 区画室
1 表地
2 中地
3 裏地

Claims (5)

  1. 格子状に配したマチテープを介して表地と裏地を立体キルト状に縫い合わせることにより複数の区画室を製袋し、各区画室に羽毛を充填した羽毛掛け布団において、裏地に対して表地の寸法を大きく設定し、布団の幅方向の中央箇所において表地と裏地間に中地を介在させることにより表地と中地間、中地と裏地間のそれぞれを立体キルト状に縫い合わた上下2層の区画室を設けるとともに、幅方向の両端箇所においては中地を介在させない表地と裏地間を立体キルト状に縫い合わた1層の区画室とすることにより、裏地に対し余剰した表地部分を布団の幅方向の中央箇所において山状に盛り上がらせたことを特徴とする羽毛掛け布団。
  2. 布団の全長方向に連続する複数の区画室の列は、布団の裏地側においてはその幅方向一杯に3列配され、布団の表地側においてはその幅方向の中央箇所において3列配される請求項1記載の羽毛掛け布団。
  3. 表地、中地および裏地に100g/m2 以下の軽量生地を使用した請求項1または2記載の羽毛掛け布団。
  4. 軽量生地はポリエステル80%、綿20%からなる生地である請求項3記載の羽毛掛け布団。
  5. 裏地に対して表地の長さ方向および幅方向の寸法を大きく設定するとともに、表地の四隅と裏地の四隅が合致するように、表地の幅方向の辺と長さ方向の辺の四隅付近を四隅に向かったテーパー状に切り落とした請求項1から4のいずれかに記載の羽毛掛け布団。
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