JP3168278U - 寝具 - Google Patents
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Abstract
Description
更に詳しくは、熱反射性及び通気性を備える断熱材を備えた掛布団、毛布等の寝具であって、寝具の繊維等の隙間から熱が外部へ漏れにくく且つ寝具内の温度が低下しにくいものに関する。
そこで、本考案の目的は、時間が経過しても寝具の繊維等の隙間から熱が外部へ漏れにくく、寝具内の空間の温度が低下しにくい寝具を提供することにある。
本考案は、
断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、起毛させた織物と、織物の裏側に取着されたシート状の断熱材と、を備えており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものである、
寝具である。
断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、二以上のシート状物と、各シート状物の間に配置されたシート状の断熱材と、を備えており、
前記二以上のシート状物は、同種の又は異種の起毛させた織物を組み合わせたもの、起毛されていない繊維シートを組み合わせたもの、または、起毛させた織物と起毛されていない繊維シートとを組み合わせたもの、のいずれかの一つであり、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものである、
寝具である。
断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、カバーと、カバー内に内包された保温性を有する部材及びシート状の断熱材と、を備えており、
前記カバーは、起毛されていない繊維シートを袋状に形成しているか又は起毛されていない繊維シートを2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものであり、使用時において上側に位置するカバーの内側へ、熱を反射する層が使用者に面するように配置され、カバーと断熱材の間に保温性を有する部材が紛れ込まないように断熱材周縁を閉じるか又は断熱材裏面を接着して取着されており、
前記保温性を有する部材は、天然繊維又は化学繊維により形成された中綿、動物の体毛又は鳥の羽のいずれかの一つ又はこれらを組み合わせたものであり、断熱材の熱を反射する層と使用時において下側に位置するカバーとの間に位置するよう封入されている、
寝具である。
前記寝具は、カバーと、カバー内に内包された保温性を有する部材及びシート状の断熱材と、を備えており、
前記カバーは、起毛されていない繊維シートを袋状に形成しているか又は起毛されていない繊維シートを2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものであって、使用時において上側に位置するカバーと下側に位置するカバーの間に配置されており、
前記保温性を有する部材は、天然繊維又は化学繊維により形成された中綿、動物の体毛又は鳥の羽のいずれかの一つ又はこれらを組み合わせたものであり、該保温性を有する部材が断熱材の上面側及び下面側に位置するようにカバー内へ封入されている、
寝具である。
本考案に係る寝具の作用を説明する。
寝具を利用するに際しては、寝具の断熱材の熱を反射する層が使用者に面するようにして使用する。
本考案の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1の(A)を参照する。図1に示す寝具は毛布1であって、該毛布1は、起毛させた織物である所要大きさの一対の毛布生地10と、毛布生地10の各短辺を閉じた縁部11を備えている。
前記毛布1は、第一の毛布生地10と第二の毛布生地10の間に、保温性又はクッション性を備えた中綿12と、断熱材20と、起毛されていない繊維シートである織生地30を内包している。
また、熱反射部に付着等させるバインダーに混合する微細分は、アルミニウム以外の他の金属(例えば、金、銀、銅、錫、真鍮等その他の金属或いはこれらの合金)を用いてもよい。
更に、熱反射部の他の構成として、アルミニウム等の金属の箔片と、不織布或いは布地を圧着したものを用いることもできる。
更にまた、熱反射部が良好な通気性を有する素材で形成されている場合は、熱反射部裏地を特に設けずに熱反射部のみの単層とすることもできる。
毛布1の作用を説明する。
毛布1を利用するに際して、毛布1の断熱材20の熱を反射する側(熱反射部21)が使用者に面するようにして使用する。
本考案の第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態に係る断熱材20の作用、構造については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
また、毛布1aは、敷毛布又は敷パッドとして使用するのに好適であるが、通常の掛毛布として使用することもできる。
前記敷毛布1aは、毛布生地10と織生地30の間に、保温性又はクッション性を備えた中綿12、断熱材20の順番で挟みこんで内包している。
敷毛布1aの作用を説明する。
敷毛布1aを利用するに際して、敷毛布1aの断熱材20の熱を反射する側(熱反射部21)が使用者に面するようにして(つまり、敷毛布1aの毛布生地10を上側にし、織生地30を下側にして)使用する。
本考案の第3実施形態を図面に基づいて説明する。図3及び図4に示す寝具は掛布団4である。なお、掛布団の寸法は適宜変更可能である。また、本実施形態に係る断熱材20の作用、構造については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
カバー41は、所要大きさの綿布であるカバー表地410とカバー裏地411を2枚重ね、外周縁部を縫着して閉じることにより形成された袋状体である(図3及び図4の(A)左側を参照。以下、該縫着箇所を縫着部412と称する。)。
前記の通り、マチ420はカバー裏地411にも縫着されており、図4の(A)に示すように、縫着部414bは、カバー裏地411側から内部側へ貫通し、マチ420を縫着している。
また、断熱材20は、その周縁部がカバー41の周縁において重なるように配置され、カバー表地410とカバー裏地411と共に縫着部412において縫着されている(図4の(A)左側を参照)。
掛布団4の作用を説明する。
掛布団4を利用するに際しては、掛布団4の断熱材20の反射部21が使用者の方に面するようにして(つまり、掛布団4のカバー表地410を上側にし、カバー裏地411を下側にして)使用する。
本考案の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
図5に示す寝具は掛布団4aであって、起毛されていない繊維シートにより形成されたカバー41と、カバー41に内包される保温性を有する部材である羽毛430及び断熱材20を備えている。掛布団4aは、図3に示す掛布団4と外見において同じであるため、図示を省略する。
なお、掛布団4aについては、第3実施形態にかかる掛布団4と共通する構造には同じ符号を付し、当該箇所の共通する作用、構造については、その説明を省略する。また、本実施形態に係る断熱材20の作用、構造については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
断熱材20は、熱反射部21が下向きに(即ち、熱反射部21がカバー裏地411の方へ向くように)配置されており(図5の(B)参照)、その周縁部がカバー41の周縁において縫着部412により縫着されている(図5左側を参照)。
前記の断熱材20により仕切られた上下の各空間内には、羽毛430が内包されている(図5の(A)及び(B)参照)。
掛布団4aの作用を説明する。
掛布団4aを利用するに際しては、掛布団4aの断熱材20の反射部21が使用者の方に面するようにして(つまり、掛布団4aのカバー表地410を上側にし、カバー裏地411を下側にして)使用する。
〔マットレス〕
マットレスは、起毛されていない繊維シートである綿布により形成されたカバーと、カバー内に内包されるクッション性を有する部材であるマット及び断熱材とを備えている。なお、断熱材の構造については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
カバーは、綿布を袋状に形成しているか又は綿布を2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されている。断熱材は、前記したものと同じもの(断熱材20)を使用している。マットは、合成樹脂を発泡成形して作られた合成スポンジである。
前記マットレスは、厚み方向に縦断した場合、上部と下部に位置するカバーの間に、マットレス、断熱材の順番となるように内包している。
マットレスを利用するに際しては、断熱材の熱を反射する側(反射部)が使用者に面するようにして使用する。すると、第2実施形態に係る敷毛布と同様に、使用者から放射される体温(熱)がカバーの繊維の隙間から外部(下方)へ漏れようとするときには、断熱材の反射部が熱を反射して熱の漏出を抑制するので、漏出しようとした熱が上方の空間(掛布団等とマットレスの間に生じた空間)へ戻り、該空間内の温度が低下しにくく保温効果が高い。
タオルケット又は肌布団は、起毛させた繊維シートにより形成されたタオル地等のカバーと、カバー内に内包される断熱材を備えている。なお、断熱材の構造については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
カバーは、綿布を袋状に形成しているか又は綿布を2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されている。断熱材は、前記したものと同じもの(断熱材20)を使用している。
前記タオルケット又は肌布団は、厚み方向に縦断した場合、上部と下部に位置するカバーの間に断熱材を挟んで内包している。
タオルケット又は肌布団を利用するに際しては、断熱材の熱を反射する側(反射部)が使用者に面するようにして使用する。すると、第1実施形態に係る毛布と同様に、使用者から放射される体温(熱)がカバーの繊維の隙間から外部へ漏れようとするときには、断熱材の反射部が熱を反射して熱の漏出を抑制するので、漏出しようとした熱がタオルケット又は肌布団内部の空間へ戻り、該空間内の温度が低下しにくく保温効果が高い。
1a 敷毛布
10 毛布生地
11 縁部
12 中綿
20 断熱材
21 熱反射部
22 小孔
23 熱反射部裏地
30 織生地
4,4a 掛布団
41 カバー
410 カバー表地
411 カバー裏地
412 縫着部
413 縫着部
414a 縫着部
414b 縫着部
420 マチ
430 羽毛
Claims (6)
- 断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、起毛させた織物と、織物の裏側に取着されたシート状の断熱材と、を備えており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものである、
寝具。 - 断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、二以上のシート状物と、各シート状物の間に配置されたシート状の断熱材と、を備えており、
前記二以上のシート状物は、同種の又は異種の起毛させた織物を組み合わせたもの、起毛されていない繊維シートを組み合わせたもの、または、起毛させた織物と起毛されていない繊維シートとを組み合わせたもの、のいずれかの一つであり、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものである、
寝具。 - 起毛させた織物と該織物の裏側に取着されたシート状の断熱材との間の箇所に、または、二以上のシート状物の間の箇所であって該箇所に配置されたシート状の断熱材と共に、
保温性を有する部材或いはクッション性を有する部材のいずれかの一つ又はこれらを組み合わせたものを内包している、
請求項1又は2記載の寝具。 - 断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、カバーと、カバー内に内包された保温性を有する部材及びシート状の断熱材と、を備えており、
前記カバーは、起毛されていない繊維シートを袋状に形成しているか又は起毛されていない繊維シートを2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものであり、使用時において上側に位置するカバーの内側へ、熱を反射する層が使用者に面するように配置され、カバーと断熱材の間に保温性を有する部材が紛れ込まないように断熱材周縁を閉じるか又は断熱材裏面を接着して取着されており、
前記保温性を有する部材は、天然繊維又は化学繊維により形成された中綿、動物の体毛又は鳥の羽のいずれかの一つ又はこれらを組み合わせたものであり、断熱材の熱を反射する層と使用時において下側に位置するカバーとの間に位置するよう封入されている、
寝具。 - 断熱材を備える寝具であって、
前記寝具は、カバーと、カバー内に内包された保温性を有する部材及びシート状の断熱材と、を備えており、
前記カバーは、起毛されていない繊維シートを袋状に形成しているか又は起毛されていない繊維シートを2枚重ねて周縁部を閉じることにより形成されており、
前記断熱材は、通気性を有し、少なくとも使用に際して使用者に面する側へ熱を反射する層が形成されたものであって、使用時において上側に位置するカバーと下側に位置するカバーの間に配置されており、
前記保温性を有する部材は、天然繊維又は化学繊維により形成された中綿、動物の体毛又は鳥の羽のいずれかの一つ又はこれらを組み合わせたものであり、該保温性を有する部材が断熱材の上面側及び下面側に位置するようにカバー内へ封入されている、
寝具。 - 断熱材は、不織布又はナイロンタフタにアルミニウムを付着、塗布又は含浸させて形成した第一層と、第一層の裏に設けられた第二層を備えており、
前記第一層には、表面から裏面に貫通する多数の小孔が設けられており、
前記第二層は、不織布を第一層の片面を覆うように付着し、前記小孔を塞ぐように設けられている、
請求項1乃至5のいずれかの一に記載の寝具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001636U JP3168278U (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001636U JP3168278U (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 寝具 |
Publications (1)
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JP3168278U true JP3168278U (ja) | 2011-06-02 |
Family
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JP2011001636U Expired - Lifetime JP3168278U (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 寝具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3168278U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5400238B1 (ja) * | 2013-03-25 | 2014-01-29 | 株式会社赤堀 | 寝具 |
WO2018033567A1 (en) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | Ahmet Ersal Mehmet | Duvet and bedding |
Citations (4)
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JPS5658002A (en) * | 1979-10-12 | 1981-05-20 | Kenji Tanaka | Garment structure prevented from radiation cooling |
JPS6025477U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-21 | 日本用品株式会社 | シユラフ |
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JP2008295978A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Le-Reve Co Ltd | 縫い目付き毛布 |
-
2011
- 2011-03-25 JP JP2011001636U patent/JP3168278U/ja not_active Expired - Lifetime
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