JP5400238B1 - 寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温粒体による保温性を維持向上させることができるとともに保温粒体の布団皮からの漏出を抑制することができる布団などの寝具を提供する。
【解決手段】布団100は、布団皮101を備えている。布団皮101は、保温材105を保持袋102を介して収容するためのものであり、布材を袋状に形成して構成されている。保持袋102は、布団皮101内において保温材104を収容するための袋である。保持袋102の外表面には、アルミニウム材を蒸着した保温層103が形成されている。保温材104は、綿によって構成されており、綿の隙間に保温粒体105を備えている。保温粒体105は、保温材104の保温性を維持向上させるための部材であり、互いに大きさの異なる複数種類の発泡樹脂製の粒状体によって構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、保温性を向上させた布団などの寝具に関する
従来から、布材を袋状に形成した布団皮内に羽毛からなる保温材を詰めた布団が知られている。例えば、下記特許文献1には、羽毛からなる保温材内に発泡ポリスチレン製の微細粒子からなる保温粒体を混合した羽毛布団が開示されている。
実用新案登録第3056140号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載した布団においては、保温材内に混ぜた微粒子からなる保温粒体が保温材から離脱して布団皮内の底部に溜まって保温性が低下するとともに布団皮の底部に溜まった保温粒体が布団皮内から漏出することがあるという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、保温粒体による保温性を維持向上させることができるとともに保温粒体の布団皮からの漏出を抑制することができる布団などの寝具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、シート材を袋状に形成した布団皮内に綿からなる保温材を詰めた寝具において、保温材内に、複数の発泡樹脂製の粒体からなる保温粒体が混合されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、綿からなる保温材内に複数の粒体からなる保温粒体が混合されているため、羽毛に比べて保温粒体を保持し易い。すなわち、従来の羽毛布団は、羽毛同士が離間し易いとともに羽毛間の隙間が大きいため保温粒体が羽毛から離脱し易い。しかし、本発明に係る寝具においては、保温材は、羽毛に比べて密度が高く繊維間の隙間が少ない綿によって構成されているため、保温粒体を効果的に保持することができる。これにより、本発明に係る寝具は、保温粒体が保温材に効果的に保持されて保温材からの離脱が抑制されるため、保温粒体による保温性を維持向上させることができるとともに保温粒体の布団皮からの漏出を抑制することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、保温粒体は、大きさが0.5mm以上4.0mm以下であることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、寝具は、保温粒体の大きさが0.5mm以上4.0mm以下の範囲で形成されているため、本発明者の実験によれば、保温粒体を効果的に保温材内に保持させることができる。
また、本発明の他の特徴は、保温材は、布団皮内にて不織布または樹脂製フィルムからなる袋状の保持袋内に密封されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、寝具は、保温材が布団皮内にて不織布または樹脂製フィルムからなる袋状の保持袋内に密封されているため、保温粒体が保温材から離脱した場合であっても保温粒体の布団皮内からの漏出を防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、保持袋は、熱線を反射または吸収する材料を含んで構成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、寝具は、保持袋が熱線を反射または吸収する材料を含んで構成されているため、保温性を向上させることができる。この場合、熱線を反射または吸収する材料としては、アルミニウム材や黒色の材料(塗料を含む)が考えられる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、布団皮は、仕切線によって内部空間が仕切られていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、寝具は、布団皮の内部空間が仕切線によって細かく仕切られているため、布団皮が保温材を押さえる力が強くなることにより保温粒体が保温材から離脱することをより効果的に抑制することができる。また、寝具は、保温材から離脱した保温粒体が布団皮内にて一箇所に集まって寝具の使用感を低下させることを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る寝具としての布団の外観構成の概略を示す斜視図である。 図1に示した布団の一部の断面を拡大して示す一部拡大断面図である。
以下、本発明に係る寝具としての布団の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る布団100の外観構成の概略を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した布団100の一部の断面を拡大して示す一部拡大断面図である。なお、本明細書において参照する図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。この布団100は、人が就寝する際に身体の上に掛けて身体を保温する寝具、すなわち、掛け布団である。
(布団100の構成)
布団100は、布団皮101を備えている。布団皮101は、後述する保温材105を収容するためのものであり、布材を袋状に形成して構成されている。より具体的には、布団皮101は、身体を覆うことができる大きさに形成された2枚の長方形状の布材を互いに重ね合わせるとともにこれらの重ね合わせた2つの布材の周囲を縫合することによって内部に空間を有した袋状に形成されている。本実施形態においては、布団皮101は、ポリエステル樹脂製の綿(化学繊維)と木綿とを混合した生地によって構成されている。この布団皮101内には、保持袋102が収容されている。
保持袋102は、布団皮101内において保温材104を収容するためのものであり、
布団皮101の内側の大きさに対応する大きさの袋状に形成されている。本実施形態においては、保持袋102は、2枚の樹脂製のフィルム材を互いに重ね合わせるとともに重ね合わせた2つのフィルム材の周囲を溶着することによって内部空間が密閉された袋状に形成されている。なお、図2においては、保持袋102を明確に示すため、保持袋102の厚さを誇張して表している。
この保持袋102の外表面には、保温層103が形成されている。保温層103は、布団100の保温性を向上させるためのものであり、外部からの熱線(赤外線)を反射または吸収する材料で構成されている。本実施形態においては、保温層103は、保持袋102の外表面にアルミニウム材を蒸着した薄膜で構成されている。この保持袋102内には、保温材104が収容されている。
保温材104は、身体を外気から遮断して保温するための部材であり、綿によって構成されている。本実施形態においては、保温材104は、ポリエステル樹脂製の綿(化学繊維)からなる中綿によって構成されている。この場合、保温材104を構成する綿は、中実の糸のほか、中空糸で構成することにより保温性をより高めることができる。なお、この保温材104は、綿で構成されていればよいため、化学繊維以外の綿、例えば木綿を単独でまたはこれらを適宜混合したもので構成することができる。この保温材104には、保温粒体105が分散配置されている。
保温粒体105は、保温材104の保温性を維持向上させるための部材であり、互いに大きさの異なる複数種類の発泡樹脂製の粒状体によって構成されている。本実施形態においては、保温粒体105は、0.5〜2.0mmの大きさの範囲で複数種類の大きさに形成された発泡ポリスチレン樹脂製の球体群によって構成されている。この場合、保温粒体105は、互いに異なる大きさの保温粒体105間のうちの少なくとも一部の保温粒体105間において、相対的な大きさが大きい方の保温粒体105(例えば、大きさが2.0mm)の数が小さい方の保温粒体105(例えば、0.5mm)の数よりも多く構成されている。
また、保温粒体105の保温材104に対する混合量は、保温材104の重量に対して5%以上かつ40%以下、好ましくは、10%以上かつ30%以下、より好ましくは15%以上かつ25%以下が好適である。本実施形態においては、保温粒体105の保温材104に対する混合量は、保温材104の重量に対して16%に設定されている。
また、この布団100には、布団皮101および保持袋103の各内部空間を仕切線106によって区画するキルティング加工が施されている。ここで、キルティング加工とは、布団皮101および保持袋103を刺し縫いすることによって布団皮101および保持袋103の各内部空間を仕切って保持袋103内での保温材104のずれや偏りを防止するための加工である。
この仕切線106は、就寝中の身体に布団100が沿うように形成されている。具体的には、仕切線106は、主として、中央仕切線107、人形仕切線108a、補助仕切線108bおよび外周仕切線109によって構成されている。これらのうち、中央仕切線107は、布団101の中央部に長手方向に沿って延びる楕円形状に形成されている。この場合、中央仕切線107は、楕円形状の長軸の長さが身体における胸部から臀部に相当する長さに形成されるとともに短軸の長さ(幅)が身体における腹部または胸部の幅に相当する長さに形成される。
人形仕切線108aは、人が仰臥した際における肩から大腿部までの平面形状に略対応しており、中央仕切線107の外側において長軸に沿う部分が絞られるとともにこの絞られた部分から布団100の長手方向(頭部側および足側)に沿ってそれぞれ二股に広がった形状でかつ連続的に繋がって形成されている。
補助仕切線108bは、人形仕切線108aの中央部の絞られた部分に対向配置されるとともに同部分に対して平行に湾曲して形成されている。また、外周仕切線109は、人形仕切線108aおよび補助仕切線108bの外側において布団皮101の外周部に沿って方形状に形成されている。
ここで、布団100の製造過程について簡単に説明しておく。まず、布団100を製造する作業者は、保温材104と保温粒体105とをそれぞれ用意する。本実施形態においては、作業者は、保温材104としてポリエステル樹脂製の綿を用意するとともに、保温粒体105として0.5〜2.0mmの大きさの範囲で複数種類の大きさに形成された発泡ポリスチレン樹脂製の球体群を保温材104の重量に対して16%の重量割合で用意する。
次いで、作業者は、用意した保温材104と保温粒体105とをそれぞれ図示しない撹拌機を用いて撹拌することにより、ポリエステル樹脂製の綿と保温粒体105とを互いに混ぜ合わせる。この場合、保温粒体105は、互いに異なる複数種類の大きさで構成されているため、保温材104の内部に形成される大小様々な大きさの隙間にそれぞれ対応する大きさの保温粒体105が嵌って保持される。これにより、作業者は、保温材104と保温粒体105とを効率的に分散配置した状態で混ぜ合わせることができる。次いで、作業者は、開口部を有する袋状の保持袋102を用意するとともに、この保持袋内に前記互いに混ぜ合わせた保温材104と保温粒体105とを充填した後、この保持袋102の開口部を溶着して閉じる。
次いで、作業者は、布団皮101を構成する2つの布材を用意した後、図示しない縫製機にこれら2つの布材と前記保温材104および保温粒体105を充填した保持袋102とをセットして布団皮101の縫製を行う。この場合、縫製機は、布団皮101の外縁部を縫合するとともに布団皮101の内側領域に仕切線106を形成する。これにより、作業者は、布団100を製造することができる。
(布団100の作動)
次に、上記のように構成した布団100の作動について説明する。この布団100は、人の就寝時において身体上に被せられて用いられる。この場合、布団100は、保温粒体105が互いに異なる複数種類の大きさで形成されているため、保温材104における大小様々な大きさの隙間にそれぞれ対応する大きさの保温粒体105が嵌って保持される。これにより、布団100は、保温材104の保温性を向上させることができるとともに、就寝時にユーザが動いた場合であっても保温粒体105の保温材104からの離脱を抑制して保温性を維持させることができる。
また、布団100は、仕切線106によって保温材104の位置ずれや偏りが防止されるほか、仕切線106を境界として屈曲することによって身体への密着性が確保される。具体的には、人形仕切線108aおよび補助仕切線108bは、仰臥する身体における肩部から大腿部に掛けての身体の輪郭に沿って屈曲して身体との間の隙間の発生を抑制する。また、中央仕切線107は、ユーザが横臥した際に身体の前側および背側に布団を屈曲させて横臥した身体おける布団100の頂上部付近に生じ易い身体との隙間の発生を抑制する。
また、外周仕切線109は、布団100の外縁部より内側部分を同外縁部分に沿って屈曲させることによって、外縁部に開口部が生じて布団100で覆われた内部空間と布団100の外側とが連通することを抑制する。これらにより、布団100は、身体を覆う内部空間の保温性を維持向上させることができる。
また、布団100は、保温材104が保持袋102に収容されているため、保温粒体105が保温材104から離脱した場合であっても布団皮101からの漏出を防止できる。また、布団100は、保持袋102の表面に保温層103が形成されているため、身体から放出された熱を反射して身体を覆う内部空間の保温性を維持向上させることができる。
また、さらに、布団100は、布団100の使用時以外の取扱いの際、具体的には、就寝前の寝床のセッティングの際、就寝後の片付けの際および洗濯や布団干しの際などにおいても保温粒体105の保温材104からの離脱や保温材104の位置ずれなどを防止することができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、布団100は、綿からなる保温材104内に複数の粒体からなる保温粒体105が混合されているため、羽毛に比べて保温粒体105を保持し易い。すなわち、従来の羽毛布団は、羽毛同士が離間し易いとともに羽毛間の隙間が大きいため保温粒体が羽毛から離脱し易い。しかし、本発明に係る寝具としての布団100においては、保温材104は、羽毛に比べて密度が高く繊維間の隙間が少ない綿によって構成されているため、保温粒体105を効果的に保持することができる。これにより、本発明に係る布団100は、保温粒体105が保温材104に効果的に保持されて保温材104からの離脱が抑制されるため、保温粒体105による保温性を維持向上させることができるとともに保温粒体105の布団皮101からの漏出を抑制することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、保温粒体105は、0.5〜2.0mmの大きさの範囲で複数種類の大きさに形成された発泡ポリスチレン樹脂製の球体群によって構成されている。しかし、保温粒体105は、複数の発泡樹脂製の粒体で構成されていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、保温粒体105は、0.5mm未満または2.0を超える大きさの粒体で構成されていてもよいし、粒体の形状も球体以外の形状、例えば、立方体、直方体、多面体または錐体など様々な立体形状で構成することができる。この場合、本発明者の実験によれば、保温粒体105の大きさは、0.5mm以上かつ4.0mm以下、好ましくは、0.5mm以上かつ2.0mm以下が好適である。また、保温粒体105は、一定の大きさ(例えば、2.0mm大きさ)の粒体のみで構成することもできる。
また、これらの場合、保温粒体105は、表面に凹凸を形成して表面粗さを粗く形成しておくことで、保温材104からの離脱をより効果的に抑制することができる。また、保温粒体105は、発泡ポリスチレン樹脂以外の樹脂材料によっても構成することができる。この場合、保持粒体105は、発泡ポリスチレン樹脂のように人畜無害の材料で構成されるとよい。
また、上記実施形態においては、保温粒体105は、互いに異なる大きさの保温粒体105間のうちの少なくとも一部の保温粒体105間において、相対的な大きさが大きい方の保温粒体105(例えば、大きさが2.0mm)の数が小さい方の保温粒体105(例えば、0.5mm)の数よりも多く構成されている。これにより、布団100は、保温材104に引っ掛かり易い大きさの大きな保温粒体105が大きさの小さい保温粒体105に比べて混合比率が大きいため、保温粒体105による保温性を維持向上させることができるとともに保温粒体105の布団皮101からの漏出を抑制することができる。この場合、保温粒体105は、大きさが1.5mm以上の保温粒体105の数を大きさが1.5mm未満の保温粒体105の数よりも多くするとよい。
しかし、保温粒体105は、互いに異なる大きさの粒体で構成されていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、保温粒体105は、例えば、互いに異なる大きさの粒体を同数ずつ、または相対的な大きさが小さい方の保温粒体105(例えば、大きさが0.5mm)の数が大きい方の保温粒体105(例えば、2.0mm)の数よりも多く構成することもできる。
また、上記実施形態においては、保持袋102を樹脂製のフィルム体で構成した。しかし、保持袋102は、保温材104および保温粒体105を漏出させることなく収容できる材料で構成されていれば、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、保持袋102は、例えば、不織布によって構成することもできる。また、保持袋102は、保温材104および保温粒体105を漏出させることなく収容するものであるため、布団皮101が保温材104および保温粒体105を漏出させることなく収容可能、または多少の漏出が許容できるのであれば、省略することができる。
また、上記実施形態においては、保温層103は、アルミニウムを蒸着した膜で構成した。しかし、保温層103は、熱線を反射または吸収する材料で構成されていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものでない。したがって、保温層103は、例えば、熱線を吸収する黒色の塗料で構成することもできる。また、保温層103は、布団100の保温性を向上させるためのものであるため、保温性が過剰な場合には省略することもできる。すなわち、保持袋102は、保温層103を省略して構成することもできる。
また、上記実施形態においては、布団皮101および保持袋102は、仕切線106を形成して内部空間を仕切った。これにより、布団100は、仕切線106によって保温材104の位置ずれや偏りが防止されるほか、布団皮101の内部空間が仕切線106によって細かく仕切られているため、布団皮101が保温材104を押さえる力が強くなることにより保温粒体105が保温材104から離脱することをより効果的に抑制することもできる。また、布団100は、保温材104から離脱した保温粒体105が布団皮101内にて一箇所に集まって布団100の使用感を低下させることを抑えることができる。
しかし、布団皮101および保持袋102の各内部において保温材104の位置ずれや偏りが許容できる場合などには、省略することができる。また、仕切線106は、必ずしも就寝する身体の輪郭に沿って形成する必要はなく、例えば、布団皮101および保持袋102の内部を平面視で単にマス目状仕切るように縦横に形成するようにすることもできる。
また、上記実施形態においては、仕切線106は、就寝する身体の輪郭に沿って布団100が屈曲するように構成した。しかし、このような仕切線106は、保温粒体105を有しない従来の布団、すなわち、布材を袋状に形成した布団皮内に羽毛からなる保温材を詰めた布団に設けることもできる。
また、上記実施形態においては、布団100は、身体上に掛ける掛け布で構成した。しかし、本発明に係る布団は、掛け布以外の布団、例えば、就寝時に身体の下に敷く敷布のほか、実質的に布団といえる寝具、例えば、キャップなどで用いる寝袋などにも適用することができる。本発明の寝袋に適用した場合、本発明に係る布団皮は、保温材を収容する樹脂製や布製のシート材が相当する。
100…布団、
101…布団皮、102…保持袋、103…保温層、104…保温材、105…保温粒体、106…仕切線、107…中央仕切線、108a…人形仕切線、108b…補助仕切線、109…外周仕切線。

Claims (4)

  1. シート材を袋状に形成した布団皮内に綿からなる保温材を詰めた寝具において、
    前記保温材内に、大きさが0.5mm以上4.0mm以下でかつ互いに異なる複数種類の大きさで構成された複数の発泡樹脂製の球状の粒体からなる保温粒体が混合されており、
    前記保温材は、前記布団皮内にて不織布または樹脂製フィルムからなる袋状の保持袋内に密封されていることを特徴とする寝具。
  2. 請求項1に記載した寝具において、
    前記保温粒体は、大きさが1.5mm以上の前記保温粒体の数を大きさが1.5mm未満の前記保温粒体の数よりも多くすることを特徴とする寝具。
  3. 請求項1または請求項2に記載した寝具において、
    前記寝具の中央部における前記布団皮および前記保持袋の内部空間を人の身体の胸部から臀部に相当する長さを長軸とする楕円形状に仕切る中央仕切線を有することを特徴とする寝具。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載した寝具において、
    前記布団皮および前記保持袋の内部空間を前記寝具に人が仰臥した際における肩から大腿部までの平面形状に対応した形状であって同寝具の長手方向中央部が絞られるとともにこの絞られた部分から人の頭部側および足側に沿って二股に広がった形状でかつ連続的に繋がって形成された人形仕切線を有することを特徴とする寝具。
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