JP3182466B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3182466B2
JP3182466B2 JP00320093A JP320093A JP3182466B2 JP 3182466 B2 JP3182466 B2 JP 3182466B2 JP 00320093 A JP00320093 A JP 00320093A JP 320093 A JP320093 A JP 320093A JP 3182466 B2 JP3182466 B2 JP 3182466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッドの打撃を検出し
て楽音を発生する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】1つ又は複数のドラムパッドを備え、も
しくは外部のドラムパッドを接続し、これらのドラムパ
ッドに楽器音や効果音等を対応づけ、これらのドラムパ
ッドを叩くことにより楽音を発生する(楽音と等価なア
ナログ信号やMIDI信号を発生するものを含む)電子
楽器が従来より知られている。
【0003】このような電子楽器においては、パッドに
打撃センサが備えられており、打撃センサから出力され
たアナログ信号には必要に応じて圧縮,整流等の処理が
施され、A/D変換器の入力端子に入力され、一定時間
毎に所定のプログラム(ここではこれを「ADスキャン
プログラム」と称する)が起動され、そのプログラムが
実行されることによりそのA/D変換された値が読み取
られる。これによりそのパッドが叩かれたこと、および
そのパッドの叩かれた強さ(「打撃センサの出力の大き
さ)が検出され、これに基づいてそのパッドに対応づけ
られた音色の楽音が発生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電子楽器におい
て、パッドを叩くことにより直ちに楽音を発生させるこ
とが要求され、またパッドを叩く強さに正確に対応した
音量や音色の楽音を発生させることが要求されるが、パ
ッドが叩かれたこと、およびその叩かれた強さを素速く
かつ正確に検出するには、ADスキャンプログラムを短
い時間間隔毎に起動し、A/D変換の出力をその短い時
間間隔毎に読み取ることが要求される。
【0005】しかしADスキャンプログラムがあまりに
頻繁に起動されると発音処理プログラム等他の処理を行
うプログラムを実行する時間が制限されてしまい、パッ
ドの打撃の検出自体は速くかつ正確に行われてもその後
の処理に要する時間が長引いてしまい、結局のところ最
終的な楽音の発生がかえって遅れてしまうという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、楽音の発生を
遅らせることなくパッドの打撃を十分な精度で検出する
ことのできる電子楽器を提供することを目的とする・
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電子楽器は、パッドが打撃されたこと及び該
パットの打撃力を検出する打撃検出手段と、該打撃検出
手段で検出された打撃力に応じた楽音を発生する楽音発
生手段とを備えた電子楽器において、打撃検出手段によ
り、パッドの打撃が所定の第1の時間間隔で繰り返し検
出されるとともに打撃が検出された後該第1の時間間隔
よりも短かい第2の時間間隔で1回もしくは複数回打撃
力を検出するように、打撃検出手段を制御する制御手段
を備えたことを特徴とするものである。ここで、上記本
発明の電子楽器において、上記第2の時間間隔を、上記
第1の時間間隔よりも短かい範囲内で任意に設定する打
撃力検出間隔設定手段を備えることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の電子楽器は、パッドの打撃を、通常は
例えば他のプログラムの実行の妨げとならないような所
定の第1の時間間隔で繰り返し検出し、打撃が検出され
た直後に関しては十分正確な打撃力が検出されるような
所定の第2の時間間隔で必要な回数(1回もしくは複数
回)だけ打撃力の検出を繰り返すよう構成されているた
め、楽音の発生を遅らせることなく、かつパッドの打撃
が十分な精度で検出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の電子楽器の一実施例の内部構成図であ
る。この電子楽器10には8個のパッド11が内蔵され
ており、これらの各パッド11には打撃センサ(図示せ
ず)が備えられている。またこの電子打楽器10には、
内蔵された8個のパッド11のほか、外部のパッド(図
示せず)も接続することができ、この外部に接続された
パッドに備えられた打撃センサの出力は、外部トリガ入
力端子12を経由してこの電子楽器10に入力される。
内蔵パッド11の打撃センサの出力および外部トリガ入
力端子12を経由して入力された外部パッドの打撃セン
サの出力は、トリガ信号検出部13に入力され、このト
リガ信号検出部13で各パッドの打撃の有無および打撃
力が検出され、バス20を経由してCPU14に入力さ
れる。
【0010】またこの電子楽器10には、パッドが叩か
れたときに発音する音色などを設定するための各種操作
子が配置された操作パネル15、ADスキャンプログラ
ムや楽音発生プログラム等が格納されたROM16、内
部パラメータの格納領域や各種プログラムにおける作業
領域として用いられるRAM17、各種パラメータの値
やその他この電子打楽器の各種の状態を表示する表示部
18、パッドの打撃に対応する楽音を発生する楽音発生
部19が備えられている。
【0011】図2は、図1に示すトリガ検出部13の概
略構成図である。ここでは、内蔵された8個のパッド1
1の打撃センサの出力信号および外部パッドに備えられ
た打撃センサの出力信号が各入力端子TRG1,TRG
2,…,TRG11から入力され、各打撃センサの出力
信号に圧縮,整流,ピーク値ホールドの各処理が施さ
れ、打撃に対応する包絡線を表わす信号(以下この信号
をトリガ信号と称する。)が生成される。その後それら
のトリガ信号がA/D変換器(図示せず)に入力され、
ADスキャンプログラムの実行により、各サンプリング
タイムにおけるそれらのトリガ信号の値が読み取られ
る。
【0012】図3は、図1に示すCPUで実行されるメ
インルーチンのフローチャートである。電源が投入され
るとこのメインルーチンの実行が開始され、先ず初期設
定ルーチン(ステップ100)が実行される。この初期
設定ルーチンの詳細は図示されていないが、この初期設
定ルーチンでは各種フラグやレジスタ等の初期設定等が
行われ、本発明の実施例に直接関連することとして、A
Dスキャンプログラムの実行の許否を定めるADスキャ
ン割り込み許可フラグADENABLEに、ADスキャ
ン割り込み(ADスキャンプログラムの実行)を許容す
ることを示す‘1’が格納される。
【0013】初期設定ルーチン(ステップ100)が終
了すると、操作パネル処理ルーチン(ステップ20
0),発音処理ルーチン(ステップ300),表示など
その他の処理を行うルーチン(ステップ400)が順次
繰り返し実行される。以下操作パネル処理ルーチン20
0,発音処理ルーチン300について順次説明する。表
示等その他の処理を行うルーチン400についてはここ
での主題から逸れるため、詳細説明は省略する。
【0014】図4は、操作パネル処理ルーチンのフロー
チャートである。なお以下では、簡単のため、各値を格
納するレジスタとそのレジスタに格納された値とを区別
せずに同一の記号で表わすことがある。パッドの信号が
発音するに値するか否かを定めるスレッショルドレベル
THLEVELを設定するためのスレッショルドレベル
キー15_1(図1参照)が押されているか否かが判定
される。このスレッショルドレベルキー15_1は、パ
ッドの信号が発音するに値するか否かを定めるスレッシ
ョルドレベルTHLEVELを設定するためのものであ
り、パッドの信号がこのスレッショルドレベルTHLE
VELを越えた場合に発音処理が行われる。スレッショ
ルドレベルキー15_1が押されている場合、アップキ
ー15_3が押されているか(ステップ204)、ダウ
ンキー15_4が押されているか(ステップ206)に
応じてスレッショルドレベルTHLEVELがインクリ
メントされ(ステップ208)、もしくはデクリメント
される(ステップ210)。
【0015】ステップ212においては、スキャンタイ
ムキー15_2が押されているか否かが判定される。こ
のスキャンタイムキー15_2は、トリガ信号が検出さ
れた後のADスキャンプログラムが実行される間隔(ス
キャンタイムSCANTIME)を設定するキーであ
り、この実施例では、ADスキャンプログラム(図6参
照)は通常は0.8msec毎に起動されるが、一旦ト
リガ信号が検出されると、その後ここで設定されるスキ
ャンタイムSCANTIMEだけ時間を置いて再度パッ
ドの信号が検出される。この実施例では、このスキャン
タイムSCANTIMEは、0.1〜0.8msecの
範囲で設定される。スキャンタイムキー15_2が押さ
れている場合、アップキー15_3が押されているか
(ステップ214)、ダウンキーが押されているか(ス
テップ216)に応じて、スキャンタイムSCANTI
MEがインクリメントされ(ステップ218)、もしく
はデクリメントされる(ステップ220)。ステップ2
22では、その他のキー処理が行われるが、本発明の実
施例とは直接関係しないため詳細説明は省略する。
【0016】図5は、発音処理ルーチンのフローチャー
トである。このルーチンが実行され、先ずステップ30
2において、発音要求フラグSREQが、発音要求を表
わす‘1’であるか否かが判定される。この発音要求フ
ラグSREQには、ADスキャンプログラム(図7参
照)のステップ620で‘1’が書込まれるが、どのよ
うな状態のときに発音要求フラグSREQに‘1’が書
き込まれるかということについては、ADスキャンプロ
グラムの説明に譲る。ADスキャンプログラム(図7)
のステップ620においては、発音要求フラグSREQ
に‘1’が書き込まれるとともに、発音処理をスムーズ
に行うためにADスキャン割り込み許可フラグADEN
ABLEに‘0’が書き込まれ、図5に示す発音処理ル
ーチンの実行が終了する迄の間ADスキャンプログラム
の実行が禁止される。
【0017】図5に示す発音処理ルーチンのステップ3
02において、発音要求フラグSREQが‘1’でない
場合は、何もせずにこの発音処理ルーチンを抜け、発音
要求フラグSREQが‘1’の場合は、ステップ304
に進む。ステップ304ではパッドの番号(どのパッド
が叩かれたか)を格納するレジスタTRGNが参照され
て叩かれたパッドに対応する楽音の番号INSTNが決
定され、ROM16(図1参照)の対応する番地から基
準音色パラメータTONE0、基準音高パラメータPI
TCH0、およびその他楽音発生に必要なパラメータが
読出される。またここでは、発音中の楽音を時間に従っ
て変化させるためのカウント値が格納されるカウント値
格納レジスタCOUNT(図6参照)に、叩かれたパッ
ドに応じて定まる初期値がセットされる。
【0018】ステップ306ではパッドの叩かれた強さ
(トリガ信号の大きさ)を格納する、各パッドの番号T
RGNに対応して設けられたレジスタTRGLEVEL
(TRGN)より、そのパッドのトリガ信号の大きさが
読出され、それを基に音量パラメータVOLUMEが計
算される。これらROM16から読出された基準音色パ
ラメータTONE0,基準音高パラメータPITCH0
やその他のパラメータ、およびステップ306で計算さ
れた音量パラメータVOLUMEは楽音発生部19に送
出され、楽音発生部19では送出されたパラメータに基
づいて楽音が発生される(ステップ308)。
【0019】その後ステップ310において、発音開始
フラグSSTARTに、楽音の発生が開始されたことを
表わす‘1’が書き込まれる。ところで、パッドを叩く
強さが変化すると、音量のみでなく、通常は音色や音高
も変化する。しかしながら、パッドが叩かれた強さに応
じて音色や音高を変化させる処理には時間を要するた
め、これらの処理を実行した後に発音を開始するとパッ
ドを叩いてから発音開始までの間に時間遅れが生じる場
合がある。そこで、ここでは、音量パラメータVOLU
MEに関しては発音処理ルーチン(図5)で計算する
が、音色および音高については、パッドが叩かれた強さ
に拘らず、上述のように基準音色パラメータTONE
0,基準音高パラメータPITCH0で発音を開始し、
その代わりに発音開始フラグSSTARTに‘1’を書
き込んで置き、その後、図6に示すエンベロープ処理ル
ーチンで発音開始フラグSSTARTが‘1’の場合
に、発音を開始した楽音の音色や音量をパッドを叩いた
強さに応じた音色や音高に変更するようにしたものであ
る。
【0020】図5に示す発音処理プログラムでは、発音
開始フラグSSTARTに‘1’が書き込まれた後、ス
テップ312においてADスキャンプログラム(図7参
照)の実行を許容するためにADスキャン割込み許可フ
ラグADENABLEに‘1’が書き込まれ、かつAD
スキャンプログラム(図7)のステップ610において
パッドの信号が検出された際に‘1’が書き込まれるト
リガ検出フラグTRGFNDに‘0’が書き込まれて、
図3に示すメインルーチンに戻る。
【0021】図6は、発音中の楽音のエンベロープの処
理を行うエンベロープ処理ルーチンのフローチャートで
ある。このエンベロープ処理ルーチンは、この実施例で
は、メインルーチン(図3)とは独立に、タイマー割込
みにより4msec毎に起動され、各音源毎に処理され
る。このエンベロープ処理ルーチンが起動されると、先
ずステップ502において発音開始フラグSSTART
が‘0’か否かが判定される。発音開始後このエンベロ
ープ処理ルーチンが最初に起動された場合は、発音開始
フラグSSTARTに‘1’が格納されているためステ
ップ510に進み、既に発音が開始された楽音の音色パ
ラメータTONE、音高パラメータPITCHの変更処
理が行われ、これにより、発音が開始された楽音の音
色,音高が、あらかじめROM16に格納されていた基
準音色,基準音高からパッドの叩いた強さに応じた音
色,音高に変更される。尚、この実施例では音量につい
ては発音処理ルーチン(図5)のステップ306で計算
した後発音を開始しているが、音量についても基準の音
量で先ず発音を開始し、エンベロープ処理ルーチン(図
6)のステップ510において、音色,音高とともに、
音量についても基準音量からパッドを叩いた強さに応じ
た音量に変更するように構成してもよい。
【0022】図6に示すエンベロープ処理ルーチンにお
いてステップ510で音色パラメータTONE,音高パ
ラメータPITCHの変更が行われた後、ステップ51
2では発音開始フラグSSTARTに‘0’が書き込ま
れ、このエンベロープ処理ルーチンから一旦抜ける。そ
の後4msec毎に繰り返しこのエンベロープ処理ルー
チンが起動されるが、2度目以降は、ステップ502に
おいて発音開始フラグSSTARTが‘0’であると判
定され、ステップ504に進み、カウント値格納レジス
タCOUNTの値が1だけデクリメントされ、この値が
0か否かが判定される(ステップ506)。‘0’でな
ければそのままこのエンベロープ処理ルーチンを抜け
る。カウント値COUNTが順次デクリメントされた結
果‘0’になった場合はステップ508に進み、発音中
の楽音のエンベロープが更新され、また次のエンベロー
プ更新までの時間に応じた値がカウント値格納レジスタ
COUNTに書き込まれる。
【0023】図7はADスキャンルーチンのフローチャ
ートである。これまではパッドが叩かれた後の処理につ
いて説明したが、このADスキャンルーチンにより叩か
れたパッドおよび叩かれた強さが検出される。このAD
スキャンルーチンは、この実施例では通常0.8mse
c毎にタイマ割り込みにより起動される。このADスキ
ャンルーチンが起動されると、先ずステップ602にお
いてトリガ検出フラグTRGFNDに‘1’が格納され
ているか否かが判定される。このトリガ検出フラグTR
GFNDにはステップ612で‘1’が書き込まれる。
最初はトリガ検出フラグTRGFNDは‘0’であり、
1〜11のパッド番号が付された各パッドについてノイ
ズと区別できる程度のトリガ信号の入力(トリガ入力)
の有無が調べられ(ステップ604〜610)、トリガ
入力がなければこのADスキャンルーチンを終了し、ト
リガ入力があった場合は、ステップ612に進む。ステ
ップ612では、トリガ検出フラグTRGFNDにトリ
ガ入力があった旨を表わす‘1’が書き込まれ、またト
リガ入力のあったパッドの番号TRGNに対応する、ト
リガ信号の大きさを格納するトリガレベルレジスタTR
GLEVEL[TRGN]にこのときのトリガ信号の大
きさを表わす値が格納され、図4に示す操作パネル処理
において設定されたスキャンタイムSCANTIME、
例えば0.4msec.が次の割り込み時間として格納
され、このADスキャンルーチンを終了する。
【0024】その後、次の割り込み時間としてSCAN
TIME(例えば0.4msec.)が格納されている
ため、0.4msec.後に再度このADスキャンルー
チンが起動される。今度はトリガ検出フラグTRGFN
Dには‘1’が格納されているためステップ614に進
む。ステップ614では現在のトリガ信号とステップ6
12で前回TRGLEVEL[TRGN]に格納された
トリガ信号との大小が判定される。今回のトリガ信号の
方がTRGLEVEL[TRGN]よりも大きい場合は
ステップ616に進み、今回のトリガ信号の大きさが発
音するか否かを定めるスレッショルドレベルTHLEV
ELよりも大きいか否かが判定される。(今回のトリガ
信号≦THLEVEL)の場合は発音する必要がないた
めそのまま終了する。また(今回のトリガ信号>THL
EVEL)の場合は、発音する必要があり、ステップ6
18に進んで、今回のトリガ信号の大きさをTRGLE
VEL[TRGN]に格納し、さらにステップ620に
進み、発音要求フラグSREQに‘1’が書き込まれ、
ADスキャンルーチンの実行が禁止されるようADスキ
ャン割り込み許可フラグADENABLEに‘0’が書
き込まれ、またこのADスキャンルーチンの割り込み時
間が元の値、即ち0.8msec.に戻されてこのAD
スキャンルーチンを終了する。
【0025】またステップ614において(今回のトリ
ガ信号≦TRGLEVEL[TRGN])の場合はステ
ップ622に進み、(TRGLEVEL[TRGN]≦
THLEVEL)か否かが判定され、(TRGLEVE
L[TRGN]<THLEVEL)の場合は発音する必
要がないためそのまま終了し、(TRGLEVEL[T
RGN]≧THLEVEL)の場合はステップ620に
進んで発音のための準備を行った後終了する。
【0026】図7に示すADスキャンルーチンでは、
0.8msec.毎にトリガ信号を検出し、検出された
場合は短い時間(SCANTIME)後に再度トリガ信
号を検出し、それら2回の検出における、値の大きな方
のトリガ信号を採用するようにしたものであり、これに
より実用的な誤差内でトリガ信号のピーク値(パッドを
叩いた強さ)が検出され、それに応じた楽音が発音され
ることになる。
【0027】このように、この実施例では、通常は0.
8msec.という時間間隔でパッドの信号の検出を行
い、検出された場合のみ短い時間間隔(SCANTIM
E)でパッドの信号を検出する構成としたため、他の処
理の妨げとなることが少く、しかも実用的な誤差内でパ
ッドを叩いた強さが正しく検出される。尚、ここでは2
回のトリガ信号を検出して値の大きな方を採用している
が、3回以上繰り返して検出してそれらの最大値を採用
してもよいことはもちろんである。
【0028】また上記実施例では、パッドが叩かれた強
さ(トリガ信号のピーク値)を見つけた後に発音処理を
行うよう構成されているが、検出したトリガ信号がスレ
ッショルドレベルを越えているかどうか先ず判定し、越
えていたときはその検出したトリガ信号がピーク値か否
かを問わずに先ず発音を開始し、ピーク値が確定された
後に既に発音が開始された楽音の音量等を修正するよう
に構成してもよい。
【0029】さらに、上記実施例では、スキャンタイム
SCANTIMEはどのパッドの信号が検出された場合
であっても一律に同一のスキャンタイムSCANTIM
Eを用いるよう構成されているが、各パッド毎にこのス
キャンタイムSCANTIMEを設定してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子楽器
は、パッドの打撃を、通常は所定の第1の時間間隔で繰
り返し検出するとともに打撃が検出された後は所定の第
2の時間間隔で1回もしくは複数回検出する構成とした
ため、楽音の発生を遅らせることなくパッドの打撃を十
分な精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子楽器の一実施例の内部構成図であ
る。
【図2】図1に示すトリガ検出部の概略構成図である。
【図3】メインルーチンのフローチャートである。
【図4】操作パネル処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図5】発音処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】エンベロープ処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図7】ADスキャンルーチンのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 電子打楽器 11 内蔵パッド 12 外部トリガ入力端子 13 トリガ信号検出部 14 CPU 15 操作パネル 15_1 スレッショルドレベルキー 15_2 スキャンタイムキー 15_3 アップキー 15_4 ダウンキー 16 ROM 17 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 G10H 1/18 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッドが打撃されたこと及び該パットの
    打撃力を検出する打撃検出手段と、該打撃検出手段で検
    出された打撃力に応じた楽音を発生する楽音発生手段と
    を備えた電子楽器において、 前記打撃検出手段により、パッドの打撃が所定の第1の
    時間間隔で繰り返し検出されるとともに打撃が検出され
    た後該第1の時間間隔よりも短かい第2の時間間隔で1
    回もしくは複数回打撃力を検出するように、前記打撃検
    出手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする電
    子楽器。
  2. 【請求項2】 前記第2の時間間隔を、前記第1の時間
    間隔よりも短かい範囲内で任意に設定する打撃力検出間
    隔設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電
    子楽器。
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