JP3182279U - 木造住宅の免震土台 - Google Patents

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Abstract

【課題】低層木造住宅等の地震の水平に振動させる地震力において、構成が簡単で、部品点数が少なく、作業が容易である、損傷やスライド防止した土台の提供。
【解決手段】逆T字形コンクリート基礎10上又は直角形コンクリート基礎上に、夫々所要巾、厚み及び長さを有する免震シート18を敷設し、又は免震シート18を敷設せず、内壁面が逆T字形コンクリート基礎10又は該直角形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾を有するH形鋼14又は直角形H形鋼の下半部を嵌合し、該下半部が逆T字形コンクリート基礎10又は該直角形コンクリート基礎を外側から部分的に把持し、H形鋼14又は該直角形H形鋼の各上半部壁面内に夫々土台16を嵌合して一体とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、木造住宅の免震土台に関し、更に詳しくは地震の水平に振動させる地震力による低層木造住宅等の損傷を防止するコンクリート基礎に設けられる木造住宅の免震土台に関する。
従来木造住宅においては、中小地震(震度5程度)に対して振動による木造住宅への地震力を短期許容応力以下とする必要がある。
そして、公知の木造住宅では、根切り底に割栗石を敷き固め、その上に捨てコンクリートを打設して平坦とした表面上に布基礎を形成し、該布基礎上に角材による土台を直接載せてアンカーボルトで締結している。
具体的には、該コンクリート基礎内に埋設されたアンカーボルトの上端を該コンクリート基礎面から部分的に垂直に突出させ、該アンカーボルトを土台に穿設した貫通口内に貫通させ、該土台から突出する該アンカーボルトの上端にナットを螺合して該アンカーボルトと該土台とを固定している。
特開01−284633号公報、 特開08−226250号公報、 特開08−246704号公報、 特開08−260485号公報、 特開09−165757号公報、 特開09−032140号公報、 特開2000−120782号公報、 特開2000−145196号公報、 特開2000−352063号公報、 特開2001−182363号公報、 特開2005−042488号公報、 特開2007−063757号公報、 特開2007−120023号公報、 特開2007−154408号公報、 実用新案登録第3144149号公報
前述の通リ、これら公知の木造住宅における免震土台においては、いずれも布基礎内に埋設され、その基礎面から部分的に垂直に突出するアンカーボルトの上端を土台に穿設した貫通口内に貫通させ、該土台から突出する該アンカーボルトの上端にナットを螺合して該アンカーボルトと該土台とを固定している。
(1)特開01−284633号公報記載の発明は、木造構造物において、1階床部分は、コンクリート基礎11上の土台12に対し、直接、床パネル4bを張設するため、従来のような束石、床束、大引き及び根太のころばし作業が不要であり、床パネル4bによって直接、「床の水平状態」を確保するから、作業に熟練を要せず、且つ床束等の蟻道がないため、白蟻防止の作用を発揮する。また、外壁及び室内間仕切りに、取付及び取り外しの簡易なパネル7、8を使用するため、増改築及び間仕切り変更が容易である。
(2)特開08−226250号公報記載の発明は、コンクリート基礎の上に家屋などの建築物の土台を載置し、規定の許容範囲を超える衝撃荷重が前記コンクリート基礎にかかった時に屈曲変形することができる連結部材を介して前記土台を前記コンクリート基礎に連結取付けた免震構造における土台構造である。
(3)特開08−246704号公報記載の発明は、建築物の基礎と土台の間に、球とバネを挟み込み、地震の揺れを吸収する免震基礎である。
(4)特開08−340485号公報記載の発明は、建築物を従来のような所謂剛構造で支えるのではなく、バネを利用して地震波と減衰波とを減衰する所謂柔構造で支え、建設コストを増加せず、震度5以上の地震であっても構造物の倒壊を有効に守ることが可能な免震土台装置である。
(5)特開09−165757号公報記載の発明は、布基礎3と土台7との間に免震ゴム9と取付金物8a、8bからなる免震土台7を介在させた構成である。具体的には、該布基礎7にアンカーボルト13bを垂直に埋設させ、該取付金物8bと該取付金物8aとの間に免震ゴム9を介在させ、該取付金物8a上に土台4を載せ、該取付金物8aと該土台4とにアンカーボルト13aを貫通させ、該土台4から上方に露出する該アンカーボルト13aの上端にナットを螺合して固定する木造建築物の基礎構造であるが、該アンカーボルト13aと該アンカーボルト13bとの2本のアンカーボルトを使用している複雑な構成である。
(6)特開09−032140号公報記載の発明は、室内の内部空間12と外部内部空間13とを仕切る壁体9内に互いに非連通状態の内側通気空間20と、外側通気空間21との二重の通気空間を形成する。住宅の基礎1の上に固定された土台2、2の間にかけ渡された大引き3、胴差4、4にかけ渡された梁5、各土台2及び大引き3と、各胴差4及び梁5との間が、複数の柱6、6及び柱6、6間に配置された複数の間柱7によって連結された建築物の通気構造である。
(7)特開2000−120782号公報記載の発明は、基礎の上部に取付ける軸受けベース5と土台の下部に取付ける免震土台受け2で構成され、その接触面を鈍角円錐面にして風圧によるスライドを防止し、地震によるスライド現象だけに免震効果を発揮するものである。
(8)特開2000−145136号公報記載の発明は、基礎の上に免震ゴム体を介して土台を固定する木造建築用免震土台構造およびその施工方法であり、地震による衝撃、振動を緩和、吸収するものである。
(9)特開2000−352063号公報記載の発明は、地震の衝撃を遮断して建物の倒壊を防止する免震ゴムである。
(10)特開2001−182363号公報記載の発明は、木造建築物における基礎用自在アンカーボルト及び免震土台ベースである。
(11)特開2005−042488号公報記載の発明は、免震土台にアンカーボルトを設けたものである。
(12)特開2007−063757号公報記載の発明は、木造建築物や軽量鉄骨建築物などの軽い建築物の免震構造を設ける建築工法である。
(13)特開2007−120023号公報記載の発明は、基礎と土台との間にローラを介在させる構造である。
(14)特開2007−140023号公報記載の発明は、角柱木材を主材としつつも、必要な強度を確保しながらもコスト上昇を抑制することができ、しかも、部材相互の連結も仕口接合や釘やビスを用いる簡単な現場作業で行うことができる補強木質材および土台用枠体ならび免震土台構造の提供である。
(15)特開2007−154408号公報記載の発明は、角柱木材の周側面に薄板鋼板を一体的に覆設して補強木質材を形成し、それを適宜組み合わせ、連結して土台用枠体を形成し、該土台用枠体には、敷地の地面方向に形成されたコンクリート基盤との間の免震手段を介して連結し、土台兼用の免震機能を付与するものである。
(16)実用新案登録第3144149号公報記載の考案は、地震の急激な振動による土台基礎の部分振動を軽減させて、上下ゆれ、よこゆれの両方ともに対応することができる木造基礎土台免震構造を提供するものである。
この発明は、前述の課題を解決するものであり、その第1要旨は、所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、該逆T字形コンクリート基礎と同じ巾と長さ及び所要厚みとを有し、該逆T字形コンクリート基礎上に敷設される免震シートと、内壁面が該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該逆T字形コンクリート基礎と該免震シートとに嵌合される内側鋼板、外側鋼板及び鋼製連結板とを有する鋼製H形鋼と、該鋼製H形鋼の該外側鋼板の上半部壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台である。
この発明の第2要旨は、所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、内側鋼板が該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾、高さ及び長さとを有し、該逆T字形コンクリート基礎に嵌合される鋼製H形鋼と、該鋼製H形鋼の内側鋼板と外側鋼板の各上半部側壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台である。
この発明の第3要旨は、所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、該逆T字形コンクリート基礎の一方の底面の長手方向に一定間隔で穿設された垂直貫通口と、該垂直貫通に貫通されたワイヤ係合用アンカーと、該逆T字形コンクリート基礎に嵌合される該鋼製H形鋼で該外側鋼板の該垂直貫通口の対応箇所の外壁面の中間部に所要間隔で突設されたワイヤ係合用突起と、該ワイヤ係合用アンカーと該ワイヤ係合用突起とに張設される鋼製H形鋼固定用ワイヤと、該鋼製H形鋼の内側鋼板と外側鋼板の各上半部側壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台と、該土台に垂直に貫通されたボルトの上端にナットを螺合して該土台と該鋼製H形鋼とを該逆T字形コンクリート基礎に固定することを特徴とする木造住宅の免震土台である。
この発明の第4要旨は、所要間隔で並列に設けられた一対の所要巾、高さ及び長さを有する第1及び第2逆T字形コンクリート基礎と、一方の該第1逆T字形コンクリート基礎に嵌合される第1鋼製H形鋼と、他方の該第2逆T字形コンクリート基礎に嵌合される第2鋼製H形鋼と、該第1鋼製H形鋼の内側鋼板の所要箇所に所要巾で形成された切欠部から他方の該第2逆T字形コンクリート基礎の内側鋼板の対応箇所に形成された切欠部に直角に延長して固定される第1U形鋼と、該第2鋼製H形鋼の外側鋼板で該第1U形鋼の延長戦の対応箇所に形成された第2U形鋼とから成る木造住宅の免震土台である。
この発明の第5要旨は、所要巾、高さ及び長さを有する直角且つ逆T字形コンクリート基礎と、該直角且つ逆T字形コンクリート基礎と同じ巾と長さ及び所要厚みを有し、該直角且つ逆T字形コンクリート基礎に嵌合される直角形鋼製H形鋼と、該直角形H形鋼の上半部内壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該直角形鋼製H形鋼の該上半部壁内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台である。
(1)この発明に係る木造住宅の免震土台においては、逆T字形コンクリート基礎上に免震シートを単に置き、それらに鋼製H形鋼を挟み込んで被覆させ、該鋼製H形鋼内に土台を嵌合させるだけであるから、従来の様にコンクリート基礎内にアンカーボルトを埋設する工事が全く不要となるので、工期を格段に短縮可能となり、フローティング基礎(所謂浮き基礎)の効果が得られる。
(2)また、この発明の免震土台においては、公知技術の様に建築物のコンクリート基礎と土台の間に、球、バネ、ローラ等を設ける必要が無くなり、これら部材を収納させる構成を該コンクリート基礎に態々形成する必要が無くなる。
(3)そして、この発明の免震土台の逆T字形コンクリート基礎に設けられる鋼製H形鋼の上半部の外壁面のワイヤ係合用突起と、該逆T字形コンクリート基礎のワイヤ係合用アンカーに張設された鋼製H形鋼固定用ワイヤにより該鋼製H形鋼を固定するので、工事途中において強風や作業中の振動によって該鋼製H形鋼が外れ、又はスライドすることが全く無くなる。
(4)従って、この発明の免震土台の直角形コンクリート基礎に設けられる鋼製H形鋼の連結板の中間部長手方向に一定間隔で穿設されたボルト貫通孔内に、該直角形鋼製H形鋼内に嵌合された土台に垂直下方に貫通されたボルトの下端を螺合して該直角形鋼製H形鋼内に該土台を固定可能となり、工事途中において強風や振動によって該土台が該鋼製H形鋼から外れることがない。
(5)更に、この発明の免震土台においては、免震土台本体に何ら加工する必要がないので、材料の節約と作業工程が短縮されるので、作業効率が格段に向上可能となる。
(6)加えて、この発明の免震土台は、逆T字形コンクリート基礎又は直角形コンクリート基礎にも使用可能となる。
(7)その結果、この発明の免震土台は、逆T字形コンクリート基礎又は直角形コンクリート基礎が無い実施例においても、部分的に実施可能となる。
(8)最後に、この発明の免震土台は、構成が簡単となり、部品点数が少なく、逆T字形コンクリート基礎上に免震シートを敷き、該コンクリート基礎と該弾性体シートを鋼製H形鋼で挟み込み、該鋼製H形鋼内に土台を嵌合するだけであるから、作業が公知の組立法に比較して格段に改良且つ短縮され、容易となる。
この発明に係る請求項1に記載された木造住宅の免震土台において、逆T字形コンクリート基礎に、免震シート、H形鋼及び土台を設けた実施例の部分斜視図である。 図1に示すコンクリート基礎からH形鋼と土台とを取外した状態を示す実施例の部分拡大正面略図である。 図1、2に示す逆T字形コンクリート基礎から取外したH形鋼の拡大正面図である。 図1に示す逆T字形コンクリート基礎から免震シートを取外した請求項2に記載の実施例の部分斜視図である。 この発明に係る請求項3に記載された木造住宅の免震土台において、逆T字形コンクリート基礎に、H形鋼及び土台を設け、該H形鋼をワイヤにより該逆T字形コンクリート基礎に固定する前の状態を示す一部切欠正面図である。 図5に示す該コンクリート基礎に土台を有するH形鋼を嵌合した実施例の一部透視拡大正面図である。 この発明に係る請求項4に記載された一対の相対する逆T字形コンクリート基礎に、夫々嵌合された第1及び第2H形鋼と、該第1及び第2H形鋼を連結する第1U形鋼の延長戦の対応箇所に形成された第2U形鋼等を示す実施例の部分拡大斜視図である。 この発明に係る請求項5に記載された直角形コンクリート基礎に嵌合されたH形鋼と、該H形鋼に嵌合された土台を示す実施例の部分斜視図である。 図8の直角形コンクリート基礎の他の実施例の斜視図である。
この発明は、木造住宅の免震土台において、逆T字形コンクリート基礎内にアンカーボルトを埋設しないので工法が格段に容易且つ短縮され、所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、該逆T字形コンクリート基礎上に敷設される所要巾、厚み及び長さを有する免震シートを設けたり、又は設けないで、内壁面が該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾を有し、該逆T字形コンクリート基礎に嵌合される鋼製H形鋼と、該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾を有し、該鋼製H形鋼の上半部壁面内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台である。
図1〜3において、請求項1記載の発明に係る木造住宅の免震土台の実施例を説明する。この発明に係る木造住宅の免震土台を構成するには、所要地面Gを平らに整地し、該整地地面Gに建築される所望木造建築物(図示せず)の平面形状に応じて地墨(生石灰粉)を引き、所要に応じ、捨てコンクリート40を打設し、該整地地面Gに所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎10を所要の深さに埋設する。
該逆T字形コンクリート基礎10は、所要巾、高さ及び長さを有する側面10aと、該側面10aの下端に、所要巾、高さ及び長さを有する底部10bを直角で一体に設けて逆T字形とする。
該逆T字形コンクリート基礎10上に、同じ巾、所要厚み及び長さを有する免震シート(例えば制震ゴム或いは免震ゴム)18を敷設する。
該免震シート(又は制震ゴム或いは免震ゴム)18としては、例えば、耐候性、耐熱性、耐薬品性、耐油性、難燃性を有する架台用ゴムシート(CRゴムシート)等が挙げられる。
図3に示す通リ、該逆T字形コンクリート基礎10に嵌合される鋼製H形鋼14は、一方の鋼製側板14aの内壁面14a’と他方の鋼製側板14bの内壁面14b’との中間部を、該逆T字形コンクリート基礎10と略一致する巾、厚み及び長さを有する鋼製連結板14cで連結して一体の鋼製H形鋼とする。
該鋼製H形鋼14の該側板14aの下半部14alと該上半部14au及び該側板14bの該下半部14blと該上半部14buとを、同一の巾、高さ及び長さとしたので、その上下を交互にしても、容易に該逆T字形コンクリート基礎10に嵌合自在となる。
図2に示す通リ、該鋼製H形鋼14を該逆T字形コンクリート基礎10と該免震シート18とに、外側から嵌合して一体とする。
該鋼製H形鋼14の該上半部14au内に、略一致する巾、高さ及び長さを有する土台16を嵌合し、一体として木造住宅の免震土台とする。
図4において、請求項2記載の発明の実施例を説明する。所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎10上に、免震シート18を敷設せず、該逆T字形コンクリート基礎10の一方の側面10aと他方の底部10bと略一致する巾、高さ及長さを有する鋼製H形鋼14を、該逆T字形コンクリート基礎10に外側から嵌合する。
該鋼製H形鋼14の該上半部14auと14bu内に、略一致する巾、高さ及び長さを有する土台16を嵌合し、一体として木造住宅の免震土台とする。
図5、6において、請求項3記載の発明の実施例を説明する。この実施例においては、工事途中において、強風や作業中の振動で該鋼製H形鋼14が該逆T字形コンクリート基礎10から外れ、又はスライドするのを防止する。
図5に示す通リ、所要巾、高さ及び長さを有する該逆T字形コンクリート基礎10の一方の底部10bの長手方向に一定間隔で垂直貫通口10c・・・を穿設し、該各垂直貫通口10c内にワイヤ係合用アンカー26の下端を夫々貫通して固定する。
該逆T字形コンクリート基礎10に嵌合される該鋼製H形鋼14の一方の側板14aの外壁面の中間部で該垂直貫通口10c(即ち該鋼製連結板14cの外側)に対応する箇所に、所要間隔でワイヤ係合用突起14e・・・を夫々突設する。
図6に示す様に、該鋼製H形鋼14を該逆T字形コンクリート基礎10に嵌合し、該ワイヤ係合用アンカー26と該鋼製H形鋼14の該外壁面の該ワイヤ係合用突起14eとをワイヤ24により連結し、該鋼製H形鋼14を常時下方に附勢すれば、工事途中の振動や強風により該鋼製H形鋼14が該逆T字形コンクリート基礎10から外れ、又はスライドしなくなる。
該鋼製H形鋼14内に嵌合した土台16に上方から下方に貫通したボルト20の下端を貫通し、該ボルト20の上端にナット22を螺合して該土台16と該鋼製H形鋼14とを固定する。
図7において、請求項4記載の発明の実施例を説明する。所要巾、高さ及び長さを有する一対の第1及び第2逆T字形コンクリート基礎10と12とを所要間隔で並列に設ける。
一方の該第1逆T字形コンクリート基礎10に嵌合される鋼製H形鋼28の外側鋼28aと、内側鋼28bの所要箇所に、所要巾で切欠部28b’を形成し、該切欠部28b’から他方第2逆T字形コンクリート基礎12に勘合される第2鋼製H形鋼30の内側板30bの対応箇所に形成された切欠部30b’に直角に延長して第1U形鋼32を固定する。
該逆T字形コンクリート基礎12に嵌合される第2鋼製H形鋼30の外側鋼板30aで、該内側鋼板30bの該切欠部30b’に対応する個所に第2U形鋼34を突設する。
従って、コンクリート基礎が無い実施例においても、該第1鋼製H形鋼28と該第2鋼製H形鋼30との間に該第1連結U形鋼32を設ける事が可能となる。
図7に示す通リ、コンクリート基礎が無い実施例においても、該第1鋼製H形鋼28と該第2鋼製H形鋼30は、所要巾、高さ及び長さを有する該第1U形鋼32と、それに連結して該第2U形鋼34を一体に設けてT字形とする。
該第1鋼製H形鋼28と該第2鋼製H形鋼30及び該第1U形鋼32と該第2U形鋼34内に、同じ巾と長さ及び所要厚みを有する土台16の嵌合が可能となり、コンクリート基礎が無い実施例においても、部分的に実施可能となる。
図8は、請求項5記載の発明に使用される直角且つ逆T字形コンクリート基礎の実施例である。所要巾、高さ及び長さを有する直角且つ逆T字形コンクリート基礎50に、それに対応する巾と長さ及び所要厚みを有する直角形H形鋼60を嵌合する。
そして、直角形H形鋼36の下半部60al、60alは、該直角且つ逆T字形コンクリート基礎50の壁面50a、50aに対応する巾と長さを有し、該直角形H形鋼60の壁面50al、50alの上半部内壁面60au、60au内にそれと略同じ巾、高さ及び長さを有する木材16、16を夫々嵌合する。
図9は、請求項5記載の発明の直角形コンクリート基礎の他の実施例であり、該直角形コンクリート基礎に対応して直角形基礎70を所望の形状とすることが出来、所望の木造住宅の免震土台とすることが可能である。
G 整地地面;
10 逆T字形コンクリート基礎;
10a 逆T字形コンクリート基礎の側面;
10b 逆T字形コンクリート基礎の底部;
10c 垂直貫通口;
12 第2逆T字形コンクリート基礎;
14 鋼製H形鋼;
14a 鋼製側板;
14a’ 内壁面;
14al 下半部;
14au 上半部;
14b 鋼製側板;
14b’ 内壁面;
14bl 下半部;
14bu 上半部;
14c 連結板;
14d 垂直貫通孔;
14e ワイヤ係合用突起;
16 土台;
18 免震シート;
20 ボルト;
22 ナット;
24 ワイヤ;
26 ワイヤ係合用アンカー;
28 第1鋼製H形鋼;
28a 外側鋼板;
28b 内側鋼板;
28b’ 切欠部;
28c 連結板;
30 第2鋼製H形鋼;
30a 外側鋼板;
30b 内側鋼板;
30b’ 切欠部;
32 第1U型鋼;
34 第2U型鋼;
34a 垂直板;
34b 底板;
36 直角形H形鋼;
36al 直角形H形鋼の下半部;
36au 直角形H形鋼の上半部;
40 捨てコンクリート;
50 逆T字型コンクリート基礎;
50a 逆T字型コンクリート基礎の外壁面;
50b 逆T字型コンクリート基礎の底部;
60 直角形H型鋼;
60au 直角形H型上半部;
60al 直角形H型下半部;
70 直角形コンクリート基礎の他の実施例。

Claims (5)

  1. 所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、該逆T字形コンクリート基礎と同じ巾と長さ及び所要厚みとを有し、該逆T字形コンクリート基礎上に敷設される免震シートと、内壁面が該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該逆T字形コンクリート基礎と該免震シートとに嵌合される内側鋼板、外側鋼板及び鋼製連結板とを有する鋼製H形鋼と、該鋼製H形鋼の該外側鋼板の上半部壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台。
  2. 所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、内側鋼板が該逆T字形コンクリート基礎の外壁面と略一致する巾、高さ及び長さとを有し、該逆T字形コンクリート基礎に嵌合される鋼製H形鋼と、該鋼製H形鋼の内側鋼板と外側鋼板の各上半部側壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台とから成る請求項1記載の木造住宅の免震土台。
  3. 所要巾、高さ及び長さを有する逆T字形コンクリート基礎と、該逆T字形コンクリート基礎の一方の底面の長手方向に一定間隔で穿設された垂直貫通口と、該垂直貫通に貫通されたワイヤ係合用アンカーと、該逆T字形コンクリート基礎に嵌合される該鋼製H形鋼で該外側鋼板の該垂直貫通口の対応箇所の外壁面の中間部に所要間隔で突設されたワイヤ係合用突起と、該ワイヤ係合用アンカーと該ワイヤ係合用突起とに張設される鋼製H形鋼固定用ワイヤと、該鋼製H形鋼の内側鋼板と外側鋼板の各上半部側壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該鋼製H形鋼の該内側鋼板と外側鋼板の各上半部壁内に嵌合される土台と、該土台に垂直に貫通されたボルトの上端にナットを螺合して該土台と該鋼製H形鋼とを該逆T字形コンクリート基礎に固定することを特徴とする請求項1記載の木造住宅の免震土台。
  4. 所要間隔で並列に設けられた一対の所要巾、高さ及び長さを有する第1及び第2逆T字形コンクリート基礎と、一方の該第1逆T字形コンクリート基礎に嵌合される第1鋼製H形鋼と、他方の該第2逆T字形コンクリート基礎に嵌合される第2鋼製H形鋼と、該第1鋼製H形鋼の内側鋼板の所要箇所に所要巾で形成された切欠部から他方の該第2逆T字形コンクリート基礎の内側鋼板の対応嵌箇所に形成された切欠部に直角に延長して固定される第1U形鋼と、該第2鋼製H形鋼の外側鋼板で該第1U形鋼の延長線の対応箇所に形成された第2U形鋼とから成る請求項1記載の木造住宅の免震土台。
  5. 所要巾、高さ及び長さを有する直角且つ逆T字形コンクリート基礎と、該直角且つ直角形コンクリート基礎と同じ巾と長さ及び所要厚みを有し、該直角且つ直角形コンクリート基礎に嵌合される直角形鋼製H形鋼と、該直角形H形鋼の上半部内壁面と略一致する巾、高さ及び長さを有し、該直角形鋼製H形鋼の該上半部壁内に嵌合される土台とから成る木造住宅の免震土台。
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