JP3181215B2 - 減速機構付き駆動装置 - Google Patents
減速機構付き駆動装置Info
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Description
速機構を組込んだモータ等の駆動装置に関するものであ
る。
いては、そのダンパを開閉するための減速機構付き駆動
装置が組込まれている。従来のこの種の減速機構付き駆
動装置は、ケーシング内にモータ(回転駆動装置)が収
納され、このモータ上にギヤープレートが載置されると
ともに、このギヤープレート上に立設された複数本のギ
アポストに減速歯車列(減速機構)が回転自在に配設さ
れ、上記モータのロータシャフト回りに回転自在の設け
られて上記ギヤープレートの中央開口部から突出する上
記モータのロータピニオンと上記減速歯車列の初段歯車
とを歯合させた構造のものである。
従来の減速機構付き駆動装置にあっては、減速歯車列を
構成する複数の歯車を取付けるためのギアポストを、開
口部を避けてギヤープレート上に立設させているため、
上記ギアポストに取付けられる歯車の外径を考慮に入れ
ると、当該ギアポストの立設位置が限られてしまう上
に、最終段の歯車を有する出力軸も上記開口部を避けた
位置に配設せざるを得ないために、当該駆動装置におけ
る出力軸の位置の選択、換言すれば上記駆動装置を組込
む際の取付け場所の自由度に著しい制約が生じるという
問題点があった。加えて、上記ロータシャフトの軸線と
減速歯車列の出力軸の軸線とが一致しないため、減速歯
車列を構成する複数の歯車を、狭いギヤープレート上に
ラジアル方向の力を相殺するとともに歯車強度を向上さ
せるために、両軸線に対して互いに対称となるように配
置することが難しいという問題点もあった。
駆動装置が有する課題を有効に解決すべくなされたもの
で、減速機構における出力軸の配置の自由度が高く、延
いては回転駆動装置のロータシャフトと一致させること
も可能となる減速機構付き駆動装置を提供することを目
的とするものである。
に係る減速機構付き駆動装置は、ケーシング内に回転駆
動装置が収納されるとともに、ギヤープレートを介して
減速機構が配設され、上記ギヤープレートの開口部から
突出する上記回転駆動装置の出力側に取付けられた歯車
と上記減速機構の歯車とが歯合し、上記ギヤープレート
に、上記開口部から突出する上記回転駆動装置のロータ
シャフトを跨ぐ軸受け板を配設し、この軸受け板上に上
記減速機構の出力軸を支承するようにした減速機構付き
駆動装置において、上記回転駆動装置はモータであり、
かつ上記軸受け板の裏面側には、上記モータのロータシ
ャフトを支承する軸受け穴が形成されており、上記軸受
け板の両端部には係止部が立設・形成されていることを
特徴とするものである。
プレートに、開口部を跨ぐ軸受け板を設け、この軸受け
板上において減速機構の出力軸を支承しているので、ギ
ヤープレートの開口部の位置や大きさに拘らず、上記出
力軸を自由な位置に配置させることができ、よってこの
駆動装置を組込む際の取付位置に制約を生じることがな
い。また、上記出力軸を回転駆動装置のロータシャフト
と同軸的に配設させることも可能となるために、容易に
減速機構を構成する歯車等の要素を、ラジアル方向の力
を相殺し、かつ歯車強度を向上させるために、上記ロー
タシャフトおよび出力軸に対して互いに対称に配置させ
ることができる。
速機構付き駆動装置においても、上記ロータシャフトを
軸受け板の裏面側に形成された軸受け部によって支承し
ているので、上記モータの回転を安定的に減速機構に伝
達駆動させることができる。
が立設・形成されているので、上記軸受け板によっても
ケーシングの蓋体を安定的に支持することができる。
減速機構付き駆動装置の一実施形態を示すもので、図中
符号1が有底円筒状に形成された金属製のケーシングで
ある。このケーシング1の底部には、ステッピングモー
タ部(回転駆動装置)2が収納されている。ちなみに、
このステッピングモータ部2は、内周縁に櫛歯状の極歯
が複数形成されるとともに、互いの各極歯を交互に等間
隔に配列されて組合わせられた二対の円環状のフィール
ドプレート3…、ステータカップのポールによって2組
のヨークが構成され、このヨークの外周にボビン4が一
体的に設けられるとともに、このボビン4の外周にコイ
ル巻線5が巻回されることにより多相コイルが形成され
てなるステータ部6と、このステータ部6の中心部空間
に、回転自在に設けられたロータ7とから概略構成され
たものであり、このロータ7は、ケーシング1に固定さ
れたロータシャフト8に回転自在に設けられて先端部外
周にロータピニオン(回転駆動装置の出力側)12が形
成された合成樹脂からなるロータサポート9と、このロ
ータサポート9に一体的に固定されてステータ部6内に
おいて上記極歯と微小間隔を介して対向する大径の永久
磁石11とから構成されており、上記永久磁石11の外
周面は、周方向に順次異なる磁極に着磁されている。
シング1内に嵌合されて固定され、このステッピングモ
ータ部2の上面には、ギヤープレート15が介装されて
いる。ここで、上記ギヤープレート15は、外周部にケ
ーシング1の上部開口を塞ぐ蓋体16の係止部15a、
15aが屈曲形成されるとともに、その中央部に開口部
17が穿設されており、上記ステッピングモータ部2
は、この開口部17から、ロータシャフト8の先端部お
よびロータサポート9の先端部外周に設けられた上記ロ
ータピニオン12を突出させている。上記ギヤープレー
ト15の上面には、開口部17の周囲に4本のギアポス
ト18、19が立設されており、さらに上記開口部17
を跨ぐ軸受け板20が配設されている。上記軸受け板2
0は、ギヤープレート15の外周部に対向配置された蓋
体16の係止部21と、これら係止部21間を連結する
平板部22と、この平板部22から緩やかな逆S字状に
突出する補強部23と、この補強部23の中央部に形成
された肉厚の軸受け部24とが合成樹脂により一体に成
形されたもので、上記ギヤープレート15の係止部15
a、15aと直交する径方向に配設され、係止部21の
裏面に形成された突起をギヤープレート15に穿設され
た孔部に嵌合させることにより、上記ギヤープレート1
5上に取付けられている。
には、それぞれ軸受け穴25、26が互いの軸線を一致
させて形成され、裏面側の軸受け穴25に、上記ステッ
ピングモータ部2のロータシャフト8の先端が支承され
ている。そして、上記ギヤープレート15上のギアポス
ト18、19および軸受け板20に、減速歯車列(減速
機構)30が配設されている。この減速歯車列30は、
上記ステッピングモータ部2のロータピニオン12と歯
合する一対の第1段歯車31と、この第1段歯車31の
減速側31aと歯合する一対の第2段歯車32と、この
第2段歯車32の減速側32aと歯合する歯車33を有
する出力軸34とから構成されたものである。そして、
上記ロータシャフト8を間に挟んで対称位置にある一対
のギアポスト18、18に、上記第1段歯車31が回転
自在に取付けられ、他の一対のギアポスト19、19
に、上記第2段歯車32が同様に回転自在に取付けられ
ている。なお、一対の上記第1段および第2段歯車3
1、32は、それぞれラジアル方向の力を相殺するとと
もに歯車強度を向上させるためにロータシャフト8に対
して対称位置に配設されたものである。なお、図2にお
いては、便宜上、ギアポスト18、19に取付けられる
上記第1段および第2段歯車31、32の一方について
は図示を省略してある。
に、上記出力軸34の下端部が支承されることにより、
当該出力軸34は、ロータシャフト8と同軸的に配設さ
れている。このようにして、減速歯車列30が組込まれ
たケーシング1の上部開口は、蓋体16によって塞がれ
ており、この蓋体16の開口部16aと、上記出力軸3
4との間には合成樹脂製の軸受け部材35が介装されて
いる。ここで、上記蓋体16は、その外周部をギヤープ
レート15および軸受け板20の係止部15a、21の
上面に当接させた状態で、外周縁部の所定位置がケーシ
ング1側に加締められることにより、上記ケーシング1
に固定されている。なお、図中符号36は、ボビン4に
取付けられたモータ端子であり、符号37は、基板38
を介して上記モータ端子36に電気的に接続された外部
接続端子であり、符号39は、これらを保護するコネク
タカバーである。
あっては、外部接続端子36から駆動用の電気信号を与
えてステッピングモータ部2のロータ7を回転させる
と、そのロータピニオン12の回転が、減速機構30に
おける第1段歯車31および第2段歯車32を介して歯
車33へ減速して伝えられ、上記出力軸34がロータシ
ャフト8と同軸的に減速回転するようになっている。
よれば、ギヤープレート15に、その開口部17を跨ぐ
軸受け板20を設け、この軸受け板20上において減速
機構30の出力軸34を支承しているので、ギヤープレ
ート15における開口部17の位置や大きさに拘らず、
軸受け板20の軸受け部24を適宜位置に形成すること
により、上記出力軸34を所望の位置に自由に配置させ
ることができる。特に、上記実施形態にあっては、上記
出力軸34をステッピングモータ部2のロータシャフト
8と同軸的に配設させているので、容易に減速機構30
を構成する第1段歯車31および第2段歯車32を、ラ
ジアル方向の力を相殺し、かつ歯車強度を向上させるべ
く上記ロータシャフト8および出力軸34に対して互い
に対称に配置させることができる。
穴25を形成し、当該軸受け穴25によってロータシャ
フト8の端部を支承しているので、上記ステッピングモ
ータ部2のロータピニオン12の回転を安定的に減速機
構30に伝達駆動させることができる。加えて、上記軸
受け板20の両端部に、係止部21、21を立設・形成
しているので、上記軸受け板20によってもケーシング
1の蓋体16を安定的に支持することが可能となる。
発明に係る減速機構付き駆動装置をステッピングモータ
を回転駆動装置とするものに適用した場合についてのみ
説明したが、これに限るものではなく、他の回転駆動装
置を減速機構によって減速して出力する各種の駆動装置
に適用することが可能である。
発明によれば、ギヤープレートの開口部を跨ぐ軸受け板
により、ギヤープレートの開口部の位置や大きさに拘ら
ず、減速機構の出力軸を自由な位置に配置させることが
でき、よってこの駆動装置の取付位置に制約を生じるこ
とがなく、しかも上記出力軸を回転駆動装置のロータシ
ャフトと同軸的に配設させることも可能となるために、
容易に減速機構を構成する歯車等の要素を、ラジアル方
向の力を相殺し、かつ歯車強度を向上させるために上記
ロータシャフトおよび出力軸に対して互いに対称に配置
させることができる。
速機構付き駆動装置においても、上記モータのロータシ
ャフトを軸受け板の裏面側に形成された軸受け部によっ
て支承しているので、上記モータの回転を安定的に減速
機構に伝達駆動させることができることに加えて、上記
軸受け板の両端部には係止部が立設・形成されているの
で、上記軸受け板によってもケーシングの蓋体を安定的
に支持することができるといった効果が得られる。
態を示す側断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング内に回転駆動装置が収納され
るとともに、ギヤープレートを介して減速機構が配設さ
れ、上記ギヤープレートの開口部から突出する上記回転
駆動装置の出力側に取付けられた歯車と上記減速機構の
歯車とが歯合し、上記ギヤープレートに、上記開口部か
ら突出する上記回転駆動装置のロータシャフトを跨ぐ軸
受け板を配設し、この軸受け板上に上記減速機構の出力
軸を支承するようにした減速機構付き駆動装置におい
て、上記回転駆動装置はモータであり、かつ上記軸受け板の
裏面側には、上記モータのロータシャフトを支承する軸
受け穴が形成されており、上記軸受け板の両端部には係
止部が立設・形成されている ことを特徴とする減速機構
付き駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2987896A JP3181215B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 減速機構付き駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2987896A JP3181215B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 減速機構付き駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205756A JPH09205756A (ja) | 1997-08-05 |
JP3181215B2 true JP3181215B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=12288246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2987896A Expired - Lifetime JP3181215B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 減速機構付き駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181215B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP2987896A patent/JP3181215B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09205756A (ja) | 1997-08-05 |
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