JP3411080B2 - 減速機構付き電動モーター - Google Patents

減速機構付き電動モーター

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JP3411080B2
JP3411080B2 JP05136794A JP5136794A JP3411080B2 JP 3411080 B2 JP3411080 B2 JP 3411080B2 JP 05136794 A JP05136794 A JP 05136794A JP 5136794 A JP5136794 A JP 5136794A JP 3411080 B2 JP3411080 B2 JP 3411080B2
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reduction mechanism
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Inventor
陽右 塩谷
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株式会社スター精機
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、減速機構付き電動モ
ーターに関する。
【0002】
【従来技術】例えば特開昭57−43532号公報に示
す従来の減速機構付き電動モーターにあっては、モータ
ーハウジングの出力側に、ウォーム軸及びこれに噛み合
うウォーム歯車を夫々回転可能に支持したハウジングを
取付けると共にウォーム軸とモーターの回転軸とをカッ
プリングにより連結した構造からなる。
【0003】そして電動モーターの駆動に伴って回転す
るウォーム軸によりウォーム歯車を回転してこれに固定
された出力軸を所定の減速比で回転させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の減速機構付き電動モーターは、モーターハウジ
ングに減速機構を直列に連結する構造であるため、全体
が大型化する問題を有している。
【0005】この結果、減速機構付き電動モーターが取
付けられる各種産業機器、産業ロボット等にあっては、
多くの取付けスペースを必要として装置自体が大型化す
る欠点を有していた。
【0006】また、上記した従来の減速機構付き電動モ
ーターは中心に配置されたウォーム軸を回転させて大径
のウォーム歯車を回転することにより所定の減速比で出
力軸を回転させる構造であるため、モーターの回転トル
クに比べて出力軸の回転トルクが低減する問題を有して
いる。このため、出力軸を大きな回転トルクで回転させ
るには回転トルクが大きい大型の電動モーターを使用し
なければならず、減速機構付き電動モーター自体が高コ
スト化すると共に該減速機構付き電動モーターが取付け
られる装置自体も高コスト化することが避けられなかっ
た。
【0007】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、小型化を図りながら高い減速比で出力軸を回転させ
ることができる減速機構付き電動モーターを提供するこ
とにある。
【0008】また本発明の他の目的は、高トルクで出力
軸を回転させることができる減速機構付き電動モーター
を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、モ
ーターハウジング内に設けられ、内周面にコイルが巻回
された多数の極歯を有した磁性材料からなるリング形状
のステーターと、モーターハウジング内にてステーター
の内周面に対して微少の間隙を有して回転可能に支持さ
れ、内周面に軸線方向へ所定のリード角のねじが形成さ
れたリング状の永久磁石からなるローターと、ローター
の中空部内に配置され、該ローターの内周面のねじに噛
合って回転可能に支持された傘歯車、該傘歯車と一体に
回転するウォーム及び該ウォームに噛合うウォーム歯車
からなる減速機構と、該ウォーム歯車と一体に回転する
出力軸とからなることを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】本発明は上記のように構成されるため、
ステータにおけるコイルの励磁が順次切換えられると、
ローターは所定の方向へ回転して該ローターの内周面に
設けられたねじに噛合う傘歯車を介してウォームを回転
させると共に該ウォームに噛合うウォーム歯車を介して
出力軸を、ねじと傘歯車及びウォームとウォーム歯車に
よる所定の減速比で回転させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0012】図1〜図3において、減速機構付き電動モ
ーター1のハウジング3はほぼ偏平四角柱形状で、内部
に円筒中空部を有し、該円筒中空部内には磁性部材から
なるリング状のステータ5が固定され、その内周面には
多数の極歯5aが、周方向へ等間隔に形成されると共に
各極歯5aにはコイル5bが巻回されている。
【0013】該ステータ5としては磁性部材をリング状
に一体形成したもの或いは等角度に多分割された分割体
の極歯5aにコイル5bを巻回した後、分割体をリング
状に組み合わせて溶接固着した何れのものであってもよ
いが、後者にあっては極歯5aにコイル5bを高密度に
巻回して高トルクを得ることができる。
【0014】ステータ5の内周面に位置するハウジング
3にはローター7が、軸受9・11を介し、かつステー
タ5と同心位置にて微少の間隙を設けて回転可能に支持
されている。該ローター7はリング形状の永久磁石で形
成され、その内周面には該ローター7の軸線方向に対し
て所定のリード角のねじ7aが形成されている。尚、ロ
ーター7を軸支する軸受9・11としてはボールベアリ
ング、ニードルベアリングであれば良い。また、上記電
動モーター1としては誘導モーター、直流モーター、ス
テップモーター等の何れであってもよいが、例えばステ
ップモーターの場合にはローター7の外周面に軸線方向
へ延出する多数のローター歯が周方向へ等間隔に形成さ
れている。
【0015】ローター7の中空部内に位置するハウジン
グ3には2本の軸13が、ローター7中心の対角位置に
軸受15を介して回転可能に夫々軸支され、各軸13の
両端部には傘歯車17が、ローター7のねじ7aと噛み
合うように固定されている。該傘歯車17の外周面には
軸線方向に対してねじ7aのリード角と一致する歯が形
成されている。また、軸13の軸線方向中央部にはウォ
ーム19が夫々取付けられている。該ウォームとしては
軸13に別体のウォームを固定したもの或いは軸13に
ウォームを一体形成したもののいずれであっても良い。
【0016】ローター7の中空部中心にはローター7の
軸線と一致する方向に軸線を有した出力軸21がハウジ
ング3の中心部に取付けられた軸受23を介して回転可
能に支持され、該出力軸21にはウォーム歯車25が、
各ウォーム19に噛み合うように取付けられている。
【0017】ローター7の中空部に上記した各種の減速
機構が内蔵されたハウジング3の上部には中心部に軸受
27を設けて出力軸21を回転可能に支持する上面カバ
ー29がねじ(図示せず)で固着されている。
【0018】次に、上記のように構成された減速機構付
き電動モーター1の作用を説明する。
【0019】各極歯5aにおけるコイル5bの励磁が順
次切換えられると、出力軸21の外周側に位置するロー
ター7が所定の方向へ回動される。このとき、回動する
ローター7のねじ7aに傘歯車17が噛み合わされてい
るため、各軸13はねじ7aのリード角に応じた減速比
で所定の方向へ回転してウォーム19を夫々回転させ
る。これにより各ウォーム19に噛み合うウォーム歯車
25は該ウォーム19とウォーム歯車25とに応じた減
速比で出力軸21を所定の方向へ回転させる。
【0020】このように本実施例は、ローター7の中空
部内に減速機構としての傘歯車17、ウォーム19及び
ウォーム歯車25を配置することができ、減速機構付き
電動モーター1を偏平化及び小型化することができると
共にねじ7aと傘歯車17及びウォーム19とウォーム
歯車25による二段減速で高い減速比を得ることができ
る。また、出力軸21に対し、その外周側で回転するロ
ーター7を介して回転駆動力を付与するため、小型の電
動モータを使用して高い回転トルクを得ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】このため本発明は、小型化を図りながら
高い減速比で出力軸を回転させることができる。
【0022】また本発明は、出力軸を外周側から駆動し
て高い回転トルクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】減速機構付き電動モーターの分解斜視図の一部
である。
【図2】減速機構付き電動モーターの分解斜視図の一部
である。
【図3】図1のII-II 線位置の中央縦断面図である。
【図4】上部カバーを取外した平面図である。
【符号の説明】
1 減速機構付き電動モーター 3 ハウジング 5 ステータ 5a 極歯 5b コイル 7 ローター 7a ねじ 17 傘歯車 19 ウォーム 21 出力軸 25 ウォーム歯車 29 上面カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/00 - 7/20 F16H 19/00 - 37/16 F16H 49/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーターハウジング内に設けられ、内周面
    にコイルが巻回された多数の極歯を有した磁性材料から
    なるリング形状のステーターと、モーターハウジング内
    にてステーターの内周面に対して微少の間隙を有して回
    転可能に支持され、内周面に軸線方向へ所定のリード角
    のねじが形成されたリング状の永久磁石からなるロータ
    ーと、ローターの中空部内に配置され、該ローターの内
    周面のねじに噛合って回転可能に支持された傘歯車、該
    傘歯車と一体に回転するウォーム及び該ウォームに噛合
    うウォーム歯車からなる減速機構と、該ウォーム歯車と
    一体に回転する出力軸とからなる減速機構付き電動モー
    ター。
  2. 【請求項2】上記ステーターは磁性材料でリング状に一
    体形成した請求項1の減速機構付き電動モーター。
  3. 【請求項3】上記ステーターは多分割され、極歯にコイ
    ルが巻回された円弧状の分割体相互をリング状に固着し
    た請求項1の減速機構付き電動モーター。
JP05136794A 1994-02-22 1994-02-22 減速機構付き電動モーター Expired - Fee Related JP3411080B2 (ja)

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