JP3176980U - 水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具 - Google Patents

水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具 Download PDF

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Abstract

【課題】 下クランプ接点部と上下動する上クランプ接点部の一致精度を高め、上下クランプ接点部でクランプされる薄板状被処理物の安定搬送と安定給電を行える、水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具を提供する。
【解決手段】 下クランプ接点部10bを下部に備えた固定クランプ杆11に、上クランプ接点部10aを下端部に備えた可動クランプ杆12を上下部保持ガイド手段で上下動可能に保持し、下部保持ガイド手段14Bが、固定クランプ杆に平行に穿設した長孔ガイド15に挿通される締結ボルト16で固定クランプ杆と可動クランプ杆をスペーサ17を介して平行状態にボルトナット締結し、この締結がスペーサに固定化された可動クランプ杆が長孔ガイド15に挿通されているボルト軸部を介して固定クランプ杆に上下動可能に保持される構成とした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、プリント配線基板などの薄板状被処理物の側縁部を上下方向からクランプして水平搬送させ、この水平搬送過程で薄板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具に関する。
プリント配線基板などの薄板状被処理物のメッキ処理装置として、薄板状被処理物の搬送通路の片側又は両側に設けられたエンドレスに回転駆動される搬送駆動手段に取付けられて回転駆動され、この回転駆動経路における前記搬送通路側の直線駆動経路部を移動するクランプ治具群で薄板状被処理物の片側又は両側の側縁部を上下方向からクランプして該薄板状被処理物の板面を上下にした水平状態で一方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送過程で前記クランプ治具に保持されて水平搬送される薄板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、薄板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置が知られている(例えば、特許文献1、2)。
この水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具として、本出願人は既に特許文献2のクランプ治具を開発し提案してある。このクランプ治具(特許文献2では挟持チャックと称する。)は、クランプの自動開閉制御機構を主な特徴として提案したものであるが、固定クランプ杆(特許文献2では固定チャック杆と称する。)に上下動可能に保持される可動クランプ杆(特許文献2では可動チャック杆と称する。)の保持手段は、固定クランプ杆(固定チャック杆25)の外側面に上下二つの保持部材25b,25cを固定的に設け、この上下の保持部材25b,25cでロッド形状の可動クランプ杆(可動チャック杆26)を上下動自在に保持している。すなわち、特許文献2の図4,5に示されたように、上下の保持部材25b,25cの上下方向の貫通穴にロッド形状の可動クランプ杆(可動チャック杆)を挿通し、上下動可能に保持している。
このクランプ治具は、前記固定クランプ杆に上下動可能に保持される前記可動クランプ杆の保持ガイド手段が、上下の保持部材25b,25cの貫通穴にロッド形状の可動クランプ杆(可動チャック杆)を挿通し、上下動可能に保持する構成であるため、固定クランプ杆と可動クランプ杆の間隔幅を安定した状態に保持し難く、しかもロッド状(丸棒)の可動クランプ杆が周方向にぶれる恐れがあった。
この結果、クランプ治具の固定クランプ杆の下クランプ接点部と上下動する可動クランプ杆の上クランプ接点部が閉じた状態においてズレが生じ、薄板状被処理物の安定した搬送を行えない恐れがあり、薄板状被処理物に安定した給電を行えない恐れがあった。
特に、図3に示したように、薄板状被処理物の側縁とクランプ接点部との距離間(図3に符号Lで示した。)を狭くするため、クランプ接点部の距離間(図3に符号Lで示した。)方向の幅を狭い形状とすると共に、クランプ接点部をクランプ治具の移動方向に長く延ばした形状とした場合、固定側の下クランプ接点部に対して上下動する上クランプ接点部が距離間(図3に符号Lで示した。)方向にぶれ、また図3に一点鎖線で示したようなぶれが生じ、上下の接点部がズレ一致しない弊害が顕著であった。
特公平6−31476号公報 特開2011−68492号公報
このような実情に鑑み、本考案は、クランプ治具の固定クランプ杆の下クランプ接点部と上下動する可動クランプ杆の上クランプ接点部の一致精度を高め、薄板状被処理物の安定した搬送を行えるようにすると共に、薄板状被処理物に安定した給電を行えるようにする、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供することを主な目的とする。
特に、薄板状被処理物の側縁とクランプ接点部との距離間(図3に符号Lで示した。)を狭くするため、クランプ接点部の距離間(図3に符号Lで示した。)方向の幅を狭い形状とすると共に、クランプ接点部をクランプ治具の移動方向に長く延ばした形状とした場合でも、固定側の下クランプ接点部に対して上下動する上クランプ接点部が距離間(図3に符号Lで示した。)方向にぶれることなく、また図3に一点鎖線で示したようにぶれることもなく、上下接点部の一致精度を高めることができる、クランプ治具を提供することを主な目的とする。
上記した課題を解決するため、本考案(請求項1の考案)は、薄板状被処理物の搬送通路の片側又は両側に設けられたエンドレスに回転駆動される搬送駆動手段に取付けられて回転駆動され、この回転駆動経路における前記搬送通路側の直線駆動経路部を移動するクランプ治具群で薄板状被処理物の片側又は両側の側縁部を上下方向からクランプして該薄板状被処理物の板面を上下にした水平状態で一方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送過程で前記クランプ治具に保持されて水平搬送される薄板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、薄板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具であり、前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に取付けられ且つ前記直線駆動経路部に沿う水平方向に配置した固定ガイドレールに沿って滑り接触しながら移動されるように外嵌される導電材から成るクランプ取付け体と、このクランプ取付け体に保持されるクランプ本体を含み、このクランプ本体は、このクランプ本体の下方部分が前記処理槽の処理液中を移動可能な位置に配され、前記クランプ本体の上方部分が空中で前記クランプ取付け体に保持される上下方向に長い形状に形成され、このクランプ本体の下端部には薄板状被処理物の側縁部を上下方向からクランプし得る上クランプ接点部と下クランプ接点部を備え、前記クランプ本体は、上方部が前記クランプ取付け体に固定保持され、下端部を搬送通路側にL字状に折曲した屈曲部をもつ上下方向に長い板状の導電材から成る固定クランプ杆と、この固定クランプ杆に上下動可能に保持され、少なくとも下方杆部を板状に形成した上下方向に長い形状の導電材から成る可動クランプ杆を含み、この可動クランプ杆の下端部に前記上クランプ接点部を備え、前記固定クランプ杆の屈曲部に前記上クランプ接点部を受ける前記下クランプ接点部を備え、前記可動クランプ杆を圧縮バネのバネ圧によって下動させ、この可動クランプ杆の前記上クランプ接点部と前記固定クランプ杆の下クランプ接点部を常態において上下方向に閉じた閉状態に制御してあり、前記クランプ本体の上部には、前記可動クランプ杆を前記圧縮バネのバネ圧に抗して上移動させ上下クランプ接点部を上下方向に開くクランプ開閉制御手段を付設してあり、前記固定クランプ杆に上下動可能に保持される前記可動クランプ杆の保持ガイド手段は、前記固定クランプ杆の上部に設けた上部保持ガイド手段と、この上部保持ガイド手段より下方に設けた下部保持ガイド手段から成り、この下部保持ガイド手段が、板状の固定クランプ杆の上下方向の略中間部に上下方向に長い複数の長孔ガイドを平行に穿設し、各長孔ガイドに挿通される締結ボルトで板状の固定クランプ杆と前記可動クランプ杆の板状の下方杆部の上部を導電材から成るスペーサを介して一定の間隔が保持された平行状態にボルトナット締結する構造とすると共に、前記スペーサに水平方向に貫通する雌ネジ部を形成し、この雌ネジ部に前記締結ボルトのネジ部をネジ込み挿通する構造とし、前記ボルトナット締結が、前記可動クランプ杆とスペーサを固定して一体化し、且つ一体化された前記可動クランプ杆とスペーサが各長孔ガイドに挿通されているボルト軸部を介して各長孔ガイドで上下動可能にガイドされると共に前記スペーサの固定クランプ杆との対応面が面接触状態で固定クランプ杆に対して上下動可能に保持される締結状態とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項2の考案)は、前記可動クランプ杆をロッド状の上方杆部と板状の下方杆部が前記スペーサを介して上下方向に連結されたものとし、前記スペーサが、板状の前記固定クランプ杆と前記可動クランプ杆の板状の下方杆部の上部の間に介在されるスペーサ部と、このスペーサ部の上に一体形成された、前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部の下端部を螺着状態に固着する連結部を含む構成とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項3の考案)は、前記上クランプ接点部と下クランプ接点部を相対形状とし、この相対形状の上下クランプ接点部を板状の固定クランプ杆及び可動クランプ杆の板状の下方杆部の各横幅よりクランプ治具の移動方向に長く延ばした形状とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項4の考案)は、前記上部保持ガイド手段が前記固定クランプ杆の上部に固定状態に設けられた保持ガイド部であり、この保持ガイド部に上下方向の貫通穴を形成し、この保持ガイド部の貫通穴に前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部を上下動可能に挿通して保持する構成とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項5の考案)は、前記上部保持ガイド手段が前記固定クランプ杆の上部に固定状態に設けられた保持ガイド部であり、この保持ガイド部に上下方向の貫通穴を形成し、この保持ガイド部の貫通穴に前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部を上下動可能に挿通して保持する構成とし、この保持ガイド部と該保持ガイド部より下方位置において前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部のロッド周りに固定的に設けたバネ係止体の間に前記圧縮バネを介装し、この圧縮バネのバネ圧をバネ係止体に作用させて前記可動クランプ杆を下動させる構成とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項6の考案)は、処理液中に入れられるクランプ本体の下方部分は、前記上下クランプ接点部を除いて絶縁被覆処理層を被覆してある、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
また、本考案(請求項7の考案)は、前記クランプ開閉制御手段が、略L字型の反転レバーの屈曲部を支点部として前記クランプ取付け体又は前記固定クランプ杆から成る固定側に支点軸によって反転自在に軸着され、この反転レバーの下方アーム部の先端を前記可動クランプ杆の上部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバーの上方アーム部の先端に回転ローラを取付けて構成し、この回転ローラがクランプ治具の回転駆動経路に沿うクランプ開位置に設けられる高低差を有するクランプ開閉ガイドの上面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部が前記支点軸を軸心として上方向に反転され、前記下方アーム部に連結された可動クランプ杆を圧縮バネのバネ圧に抗して上動させ、前記可動クランプ杆の上クランプ接点部と前記固定クランプ杆の下クランプ接点部を上下方向に離間させた開状態に制御されるように構成した、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具を提供する。
本考案のクランプ治具によれば、固定クランプ杆の下クランプ接点部と上下動する可動クランプ杆の上クランプ接点部の一致精度を高めることができ、薄板状被処理物の安定した搬送を行えると共に、薄板状被処理物に安定した給電を行える。
特に、本考案のクランプ治具によれば、薄板状被処理物の側縁とクランプ接点部との距離間(図3に符号Lで示した。)を狭くするため、クランプ接点部の距離間(図3に符号Lで示した。)方向の幅を狭い形状とすると共に、クランプ接点部をクランプ治具の移動方向に長く延ばした形状とした場合でも、固定側の下クランプ接点部に対して上下動する上クランプ接点部が距離間(図3に符号Lで示した。)方向にぶれることなく、また図3に一点鎖線で示したようにぶれることもなく、上下接点部の一致精度を高めることができる。
本考案のクランプ治具を示した、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図1(B)のA−A矢視線による拡大縦断側面図である。 図1(B)のB−B矢視線による横断平面図である。 本考案のクランプ治具を用いる水平搬送メッキ処理装置の概略平面図である。
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、図4に基づいて、本考案のクランプ治具が用いられる水平搬送メッキ処理装置の概略を説明する。図4では、薄板状被処理物Pの両側の側縁部を上下方向からクランプ治具でクランプして水平搬送させる、水平搬送メッキ処理装置を示した。しかし、本考案のクランプ治具は、薄板状被処理物Pの片側の側縁部を上下方向からクランプ治具でクランプして水平搬送させる、水平搬送メッキ処理装置でも用いることができる。
図4に示した水平搬送メッキ処理装置は、プリント配線基板など薄板状被処理物(以下、薄物基板Pと言うことがある。)Pの搬送通路1を間にした両側にエンドレスに回転駆動されるローラチェーンやタイミングベルト等の搬送駆動手段(この実施例ではローラチェーンとしたが、タイミングベルト等でも良い。)2,2を備えた搬送手段をそれぞれ配設し、この搬送駆動手段2に等間隔をおいて多数のクランプ治具3・・・を取付けてあり、これらのクランプ治具3の回転駆動経路4における搬送通路1側の直線駆動経路部4aを移動する複数のクランプ治具3で平行な両側縁部をもつフレキシブルな薄板状被処理物Pの両側縁部を上下方向からクランプし、該薄板状被処理物Pの板面を上下にした水平状態で処理槽5(この実施例では電解メッキ処理槽としてある。)のメッキ処理液F中を一方向(図1の矢印A方向)に連続的に水平搬送させ、この水平搬送過程で該薄板状被処理物Pの表面に電解メッキ処理を施すようにしたものである。
ローラチェーンやタイミングベルト等の前記搬送駆動手段2は、スプロケットや溝付きプーリに巻架され、搬送駆動用モータ(図示せず。)によって一方のスプロケットや溝付きプーリローラを回転駆動させて、エンドレスに回転駆動されるように成っている。エンドレスに回転駆動される搬送駆動手段2に等しい間隔を置いて取付けたクランプ治具3・・・は、図1に示したように複数のクランプ治具3で矩形の薄板状被処理物Pの側縁部を挟持できる間隔に取付けてある。なお、図1では、クランプ治具3・・・をエンドレスの搬送駆動手段2の一部範囲のみで表示したが、この搬送駆動手段2の全範囲に亘り等間隔に取付けてある。搬送通路1を間にした両側に設けた搬送駆動手段2,2は、等速度で同期回転駆動されるように成っている。なお、前記搬送駆動手段2,2のうち少なくとも一方の搬送駆動手段2が搬送通路1を間にした他方の搬送駆動手段2に対して搬送通路1の横幅を可変できる横幅方向に移動可能な構成とし、回転駆動経路4における搬送通路1側の直線駆動経路部4a,4aを移動するクランプ治具3・・・の横幅間隔を調節可能な構成としてある。これによって、横幅サイズを異にする薄物基板Pにも対処できるようにしている。
図1〜図3に基づき、前記クランプ治具3の構造を詳しく説明する。このクランプ治具3は、搬送駆動手段2に取付けられ且つ前記直線駆動経路部4aに沿う水平方向に配置した断面矩形状の固定ガイドレール7に沿って滑り接触しながらガイドされ移動されるように外嵌されるステンレス鋼などの金属製のクランプ取付け体8と、このクランプ取付け体8に保持されるステンレス鋼などの金属製のクランプ本体10を含んでいる。クランプ治具3のクランプ取付け体8は薄板状被処理物Pの搬送過程では前記固定ガイドレール7に沿ってガイドされながら移動されるため、このクランプ治具3によって薄板状被処理物Pを安定した保持状態で水平搬送できる。
前記クランプ本体10は、このクランプ本体10の下方部分が前記処理槽(電解メッキ処理槽)5のメッキ処理液F中を移動可能な位置に配され、このクランプ本体10の上方部分が空中で前記クランプ取付け体8に保持される上下方向に長い構造を有し、このクランプ本体10の下端部に薄板状被処理物Pの側縁部を上下方向においてクランプ(挟持)し開放し得る上クランプ接点部10aと下クランプ接点部10bが備えられている。
本考案では前記固定ガイドレール7を給電レールとして機能させ、この固定ガイドレール(給電レール)7からクランプ治具3を通じて薄板状被処理物Pに陰極電流を給電するようにしてある。なお、図示してないが、前記処理槽(電解メッキ処理槽)5のメッキ処理液中に金属イオンを析出する陽極が配設(例えば、メッキ処理液中を水平搬送される薄板状被処理物Pの上下位置にラス状プレートの陽極を配設する。)され、クランプ治具3を通じて陰極電流を給電された薄板状被処理物Pはメッキ処理液中を水平搬送される過程でその表面に電気メッキ処理が施される。
前記クランプ本体10は、上方部が前記クランプ取付け体8に固定保持され、下端部を搬送通路側にL字状に折曲した屈曲部11Aをもつ板状の導電材から成る固定クランプ杆11と、この固定クランプ杆11に上下動自在に保持され、少なくとも下方杆部12Bを板状に形成した導電材から成る可動クランプ杆12を含んでいる。前記可動クランプ杆12の下端部に前記上クランプ接点部10aを形成し、前記固定クランプ杆11の下端の屈曲部11Aに前記上クランプ接点部10aを受ける前記下クランプ接点部10bを形成してある。前記固定クランプ杆11は、その板面が前記クランプ取付け体8の外側(搬送通路側)の垂直面に固定保持されている。
前記固定クランプ杆11に上下動自在に保持される前記可動クランプ杆12の保持ガイド手段は、前記固定クランプ杆の上部に設けた上部保持ガイド手段14Aと、この上部保持ガイド手段14Aより下方に設けた下部保持ガイド手段14Bから成り、この下部保持ガイド手段14Bが、板状の固定クランプ杆の上下方向の略中間部に上下方向に長い複数(二つ)の長孔ガイド15,15を平行に穿設し、各長孔ガイド15,15に挿通される締結ボルト16,16で板状の固定クランプ杆11と前記可動クランプ杆12の板状の下方杆部12Bの上部が導電材から成るスペーサ17を介して一定の間隔を保持した平行状態にボルトナット締結され、このボルトナット締結が、前記可動クランプ杆12(板状の下方杆部12B)とスペーサ17を固定して一体化し、且つ一体化された前記可動クランプ杆12(板状の下方杆部12B)とスペーサ17が各長孔ガイド15に挿通されているボルト16の軸部を介して各長孔ガイド15,15で上下動可能にガイドされると共に前記スペーサ17の固定クランプ杆11との対応面が面接触状態で固定クランプ杆11に対して上下動可能に保持される構成とした。前記固定クランプ杆11の接触面に対してスペーサ17の接触面が滑り接触するように上下動される。
前記スペーサ17には水平方向に貫通する雌ネジ部18を形成してあり、この雌ネジ部18に前記締結ボルト16のネジ部をネジ込み挿通する構造としてある。図1,2の実施例では、締結ボルト16が長孔ガイド15内を上下動できるように比較的緩くスペーサ17の雌ネジ部18にネジ込み挿通し、スペーサ17の反対側から突出されたボルトネジ部に板状の下方杆部12Bの取付け穴を挿通して、板状の下方杆部12Bがスペーサと固定され一体化されるように強くナット19締めしてある。なお、締結ボルト16は図1,2の実施例とは逆方向からスペーサ17の雌ネジ部18にネジ込み挿通してボルトナット締結する構成を除外するものではない。
前記可動クランプ杆12のロッド状の上方杆部12Aと板状の下方杆部12Bは前記スペーサ17を介して上下方向に連結された構造としてある。前記スペーサ17が、板状の固定クランプ杆11と可動クランプ杆12の板状の下方杆部12Bの上部の間に介在されるスペーサ部17Aと、このスペーサ部17Aの上に一体形成された、可動クランプ杆12のロッド状の上方杆部12Aの下端部を螺着状態に固着する連結部17Bをもつ構造としてある。
前記上部保持ガイド手段14Aが、前記固定クランプ杆11の上部に固定状態に設けられた保持ガイド部20であり、この保持ガイド部20に上下方向の貫通穴21を形成し、この保持ガイド部20の貫通穴21に可動クランプ杆12のロッド状の上方杆部12Aを上下動可能に挿通して保持する構成としてある。
上クランプ接点部10aと下クランプ接点部10bは、クランプ治具3を通じて前記薄板状被処理物Pに陰極電流を給電可能な通電材で形成してある。上クランプ接点部10aと下クランプ接点部10bを相対形状とし、この相対形状の上下クランプ接点部10a,10bは、薄板状被処理物Pの側縁とクランプ接点部との距離間(図3に符号Lで示した。)を狭くするため、クランプ接点部の距離間(図3に符号Lで示した。)方向の幅を狭い形状とすると共に、板状の固定クランプ杆11及び可動クランプ杆12の板状の下方杆部12Bの各横幅よりクランプ治具3の移動方向に長く延ばした形状にしてある。上下クランプ接点部10a,10bをクランプ治具3の移動方向に長く延ばした形状にしてあるため、薄いフレキシブルな薄物基板であっても、この薄物基板Pの側縁部を長く延ばした範囲にわたってクランプでき、特に薄物基板の先頭側の端部が処理液による液抵抗や噴流管から噴出される液流によって水平レベルから上下方向に屈曲した状態で搬送されてしまう弊害を解決できる。
本考案のクランプ治具によれば、前記固定クランプ杆11に上下動自在に保持される前記可動クランプ杆12の保持ガイド手段を、上部保持ガイド手段14Aと下部保持ガイド手段14Bとで構成し、特に下部保持ガイド手段14Bを前記したとおり特殊な構成にしたことによって、薄板状被処理物Pの側縁とクランプ接点部10a,10bとの距離間(図3に符号Lで示した。)を狭くするため、クランプ接点部10a,10bの距離間(図3に符号Lで示した。)方向の幅を狭い形状とすると共に、クランプ接点部10a,10bをクランプ治具3の移動方向に長く延ばした形状とした場合でも、固定側の下クランプ接点部10bに対して上下動する上クランプ接点部10aが距離間(図3に符号Lで示した。)方向にぶれることなく、また図3に一点鎖線で示したようにぶれることもなく、上下接点部の一致精度を高めることができる。
図示してないが、上下クランプ接点部10a,10bを除く通電材から成るクランプ治具3の液中での液接触部分は絶縁被覆処理がなされている。この絶縁被覆処理は例えば塩ビゾルコーティング処理を施すことによって行われる。
固定クランプ杆11の上部に固定状態に設けた前記保持ガイド部20(上部保持ガイド手段14A)と該保持ガイド部20より下方位置において前記可動クランプ杆12のロッド状の上方杆部12Aのロッド周りに固定的に設けたバネ係止体24の間に圧縮バネ(圧縮コイルばね)25を介装してある。圧縮バネ(圧縮コイルばね)25は、この圧縮バネ(圧縮コイルばね)25の中にロッド状の上方杆部12Aを挿通させた状態で保持ガイド部20(上部保持ガイド手段14A)とバネ係止体24の間に介装されている。この圧縮バネ25のバネ圧をバネ係止体24に作用させて前記可動クランプ杆12を下動させる構成としてある。これによって、可動クランプ杆12の上クランプ接点部10aと固定クランプ杆11の下クランプ接点部10bを常態において上下方向に閉じた状態に制御してある。
前記クランプ本体10の上部には、可動クランプ杆12を前記圧縮バネ25のバネ圧に抗して上移動させ、上下クランプ接点部10a,10bを上下方向に開くクランプ開閉制御手段30を付設してある。このクランプ開閉制御手段30は、略L字型の反転レバー32の屈曲部を支点部として固定側(この実施例では前記クランプ取付け体8の外側面)に支点軸33によって反転自在に軸着し、この反転レバー32の下方アーム部32bの先端を可動クランプ杆12の上部にピン軸34を介して回動自在に連結し、反転レバー32の上方アーム部32aの先端に回転ローラ35を取付けて構成し、この回転ローラ35がクランプ治具の回転駆動経路4に沿うクランプ開位置に設けられる高低差を有するクランプ開閉ガイド31の上面部31aに沿って転動する係合状態において、上方アーム部32aが前記支点軸33を軸心として上方向に反転し、下方アーム部32bに連結された可動クランプ杆12を圧縮バネ25のバネ圧に抗して上動させ、可動クランプ杆12の上クランプ接点部10aと固定クランプ杆11の下クランプ接点部10bを上下方向に離間させた開状態に制御されるように構成してある。
図1に一点鎖線で示したクランプ開閉ガイド31が、図4の装置のクランプ治具3の回転駆動経路4に沿う、搬送通路1の始端部側と終端部側のクランプ開位置にそれぞれ配設してある。このクランプ開閉ガイド31の上面部31aは、クランプ治具3の移動方向における、中間部を高位上面部とし、この高位上面部の両側を該高位上面部から徐々に低位となる傾斜上面部としてある。このクランプ開閉ガイド31の下面を水平下面部31bとしてある。
クランプ治具3が前記クランプ開閉ガイド31の位置を通過する際に、クランプ治具3のクランプ開閉制御手段30の回転ローラ35がクランプ開閉ガイド31の上面部31a(高位上面部)に係合され、同時にクランプ治具3のクランプ取付け体8の搬送通路側の板の上端部に形成した水平上面部8aがクランプ開閉ガイド31の水平下面部31bに係合されることによって、前記可動クランプ杆12を圧縮バネ25のバネ圧に抗して上動させ、可動クランプ杆12の上クランプ接点部10aと固定クランプ杆11の下クランプ接点部10bを上下方向に離間させた開状態に制御するように構成されている。これによって、被処理物Pの搬送通路1の始端部を通過するクランプ治具3・・・を開状態から被処理物の側縁部をクランプ可能な閉状態に制御し、被処理物Pの搬送通路1の終端部を通過するクランプ治具3・・・を閉状態から被処理物の側縁部を開放可能な開状態に制御できるようにしてある。
P 薄板状被処理物
1 搬送通路
2,2 搬送駆動手段(ローラチェーン)
3 クランプ治具
4 回転駆動経路
4a 直線駆動経路部
5 処理槽(電解メッキ処理槽)
F 処理液(メッキ処理液)
7 固定ガイドレール(給電レール)
8 クランプ取付け体
10 クランプ本体
10a 上クランプ接点部
10b 下クランプ接点部
11 固定クランプ杆
11A 固定クランプ杆の屈曲部
12 可動クランプ杆
12A 可動クランプ杆の上方杆部
12B 可動クランプ杆の下方杆部
14A 上部保持ガイド手段(保持ガイド部20)
14B 下部保持ガイド手段
15,15 長孔ガイド
16,16 締結ボルト
17 スペーサ
17A スペーサのスペーサ部
17B スペーサの連結部
18 スペーサの雌ネジ部
19 ナット
24 バネ係止体
25 圧縮バネ(圧縮コイルばね)
30 クランプ開閉制御手段
31 クランプ開閉ガイド
32 反転レバー
35 回転ローラ

Claims (7)

  1. 薄板状被処理物の搬送通路の片側又は両側に設けられたエンドレスに回転駆動される搬送駆動手段に取付けられて回転駆動され、この回転駆動経路における前記搬送通路側の直線駆動経路部を移動するクランプ治具群で薄板状被処理物の片側又は両側の側縁部を上下方向からクランプして該薄板状被処理物の板面を上下にした水平状態で一方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送過程で前記クランプ治具に保持されて水平搬送される薄板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、薄板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具であり、
    前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に取付けられ且つ前記直線駆動経路部に沿う水平方向に配置した固定ガイドレールに沿って滑り接触しながら移動されるように外嵌される導電材から成るクランプ取付け体と、このクランプ取付け体に保持されるクランプ本体を含み、このクランプ本体は、このクランプ本体の下方部分が前記処理槽の処理液中を移動可能な位置に配され、前記クランプ本体の上方部分が空中で前記クランプ取付け体に保持される上下方向に長い形状に形成され、このクランプ本体の下端部には薄板状被処理物の側縁部を上下方向からクランプし得る上クランプ接点部と下クランプ接点部を備え、前記クランプ本体は、上方部が前記クランプ取付け体に固定保持され、下端部を搬送通路側にL字状に折曲した屈曲部をもつ上下方向に長い板状の導電材から成る固定クランプ杆と、この固定クランプ杆に上下動可能に保持され、少なくとも下方杆部を板状に形成した上下方向に長い形状の導電材から成る可動クランプ杆を含み、この可動クランプ杆の下端部に前記上クランプ接点部を備え、前記固定クランプ杆の屈曲部に前記上クランプ接点部を受ける前記下クランプ接点部を備え、前記可動クランプ杆を圧縮バネのバネ圧によって下動させ、この可動クランプ杆の前記上クランプ接点部と前記固定クランプ杆の下クランプ接点部を常態において上下方向に閉じた閉状態に制御してあり、前記クランプ本体の上部には、前記可動クランプ杆を前記圧縮バネのバネ圧に抗して上移動させ上下クランプ接点部を上下方向に開くクランプ開閉制御手段を付設してあり、
    前記固定クランプ杆に上下動可能に保持される前記可動クランプ杆の保持ガイド手段は、前記固定クランプ杆の上部に設けた上部保持ガイド手段と、この上部保持ガイド手段より下方に設けた下部保持ガイド手段から成り、この下部保持ガイド手段が、板状の固定クランプ杆の上下方向の略中間部に上下方向に長い複数の長孔ガイドを平行に穿設し、各長孔ガイドに挿通される締結ボルトで板状の固定クランプ杆と前記可動クランプ杆の板状の下方杆部の上部を導電材から成るスペーサを介して一定の間隔が保持された平行状態にボルトナット締結する構造とすると共に、前記スペーサには水平方向に貫通する雌ネジ部を形成し、この雌ネジ部に前記締結ボルトのネジ部をネジ込み挿通する構造とし、前記ボルトナット締結が、前記可動クランプ杆とスペーサを固定して一体化し、且つ一体化された前記可動クランプ杆とスペーサが各長孔ガイドに挿通されているボルト軸部を介して各長孔ガイドで上下動可能にガイドされると共に前記スペーサの固定クランプ杆との対応面が面接触状態で固定クランプ杆に対して上下動可能に保持される締結状態とした、水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  2. 前記可動クランプ杆をロッド状の上方杆部と板状の下方杆部が前記スペーサを介して上下方向に連結されたものとし、前記スペーサが、板状の前記固定クランプ杆と前記可動クランプ杆の板状の下方杆部の上部の間に介在されるスペーサ部と、このスペーサ部の上に一体形成された、前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部の下端部を螺着状態に固着する連結部を含む構成とした、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  3. 前記上クランプ接点部と下クランプ接点部を相対形状とし、この相対形状の上下クランプ接点部を板状の固定クランプ杆及び可動クランプ杆の板状の下方杆部の各横幅よりクランプ治具の移動方向に長く延ばした形状とした、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  4. 前記上部保持ガイド手段が前記固定クランプ杆の上部に固定状態に設けられた保持ガイド部であり、この保持ガイド部に上下方向の貫通穴を形成し、この保持ガイド部の貫通穴に前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部を上下動可能に挿通して保持する構成とした、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  5. 前記上部保持ガイド手段が前記固定クランプ杆の上部に固定状態に設けられた保持ガイド部であり、この保持ガイド部に上下方向の貫通穴を形成し、この保持ガイド部の貫通穴に前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部を上下動可能に挿通して保持する構成とし、この保持ガイド部と該保持ガイド部より下方位置において前記可動クランプ杆のロッド状の上方杆部のロッド周りに固定的に設けたバネ係止体の間に前記圧縮バネを介装し、この圧縮バネのバネ圧をバネ係止体に作用させて前記可動クランプ杆を下動させる構成とした、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  6. 処理液中に入れられるクランプ本体の下方部分は、前記上下クランプ接点部を除いて絶縁被覆処理層を被覆してある、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
  7. 前記クランプ開閉制御手段が、略L字型の反転レバーの屈曲部を支点部として前記クランプ取付け体又は前記固定クランプ杆から成る固定側に支点軸によって反転自在に軸着され、この反転レバーの下方アーム部の先端を前記可動クランプ杆の上部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバーの上方アーム部の先端に回転ローラを取付けて構成し、この回転ローラがクランプ治具の回転駆動経路に沿うクランプ開位置に設けられる高低差を有するクランプ開閉ガイドの上面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部が前記支点軸を軸心として上方向に反転され、前記下方アーム部に連結された可動クランプ杆を圧縮バネのバネ圧に抗して上動させ、前記可動クランプ杆の上クランプ接点部と前記固定クランプ杆の下クランプ接点部を上下方向に離間させた開状態に制御されるように構成した、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における薄板状被処理物のクランプ治具。
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