JP6469204B1 - 保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 メッキ処理槽1及び補助槽20の各側面部に切欠き形成した点検口10,22を通して、槽外からメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行えるようにした。メッキ処理槽1の点検口10に側面カバーパネル11を押さえ付け部材14で簡単且つ確実に着脱できるようにした。補助槽20の点検口22には上下スライド式の着脱構造の側面カバーパネル23を取付け、簡単且つ確実に着脱できるようにした。基板製品Pの両側縁部を掴持して搬送するクランプ治具5は、固定用ボルト41とボルト係合孔40で簡単に着脱できる構造にし、このクランプ治具5を取り外すことによって、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を更に容易に行えるようにした。
【選択図】 図1
Description
この水平搬送式の電解メッキ装置において、メッキ処理槽の内部の保守点検作業はメッキ液を抜いた後で行われるが、メッキ処理槽の内部は、該処理槽の側壁面で囲まれ、しかも槽内備品が複雑に配備されているため、作業者が処理槽の内部に入って行うのは困難であり、その保守点検作業は容易ではない。
W メッキ液
P 基板製品
L 基板製品の水平な搬送レベルライン
2,2 上下の陽極
3 搬送通路
4,4 搬送駆動手段
5 クランプ治具
6 掴持接点部
10 内側点検口
11 内側の側面カバーパネル
12 係止枠体
13 係止面部
14 押さえ付け部材
15 ボルト
16 つまみナット(ノブナット)
20 補助槽
22 外側点検口
23 外側の側面カバーパネル
24 案内溝部
25 係止溝部
28 架台
29 メッキ液の管理槽
30 固定ガイドレール
31 クランプ治具取付け体
32 固定クランプ部
33 可動クランプ部
34 圧縮バネ
35 係合ガイド
36 係合体
40 ボルト係合孔
40a 下方孔部
40b 上方孔部
41 固定用ボルト
Claims (4)
- メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、
プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着したことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。 - メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、前記基板製品を一方向へ水平に搬送する手段が、基板製品の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が空中で取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数の上下方向に長い形状のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部で基板製品の両側縁部を上下方向から掴持して該基板製品の板面を上下にした状態で処理槽内のメッキ液中を一方向へ水平に搬送させる装置において、
プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着して成り、
さらに前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレールに滑り接触されながら移動するように該ガイドレールに外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体を介して前記搬送駆動手段に取付けられ、その上方部が空中で前記クランプ治具取付け体に固定保持される上下方向に長い形状の導電性を有する固定クランプ部と、この固定クランプ部に上下動可能に保持された上下方向に長い形状の導電性を有する可動クランプ部を備え、前記固定クランプ部の下端部に形成した掴持接点部に対して前記可動クランプ部の下端部に形成した掴持接点部を圧縮バネの付勢力で下動又は上動させて閉じ、周回移動する該クランプ治具の開位置に固定配置された高低差を有する係合ガイドに該クランプ治具の上部に設けた係合体を係合させて前記圧縮バネの付勢力に抗して前記可動クランプ部の掴持接点部を前記固定クランプ部の掴持接点部に対して開く開閉機構を備え、前記固定ガイドレール、前記クランプ治具取付け体及び該クランプ治具を介して該クランプ治具の掴持接点部から前記基板製品に陰極の電流を給電するようにしたクランプ治具であり、前記固定クランプ部の上方部に左右一対のボルト係合孔を穿設し、前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔に対応する位置に左右一対の固定用ボルトをボルト頭部が突出した状態に螺着し、前記ボルト係合孔は、下方孔部を前記固定用ボルトのボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルトのボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成し、よって、前記クランプ治具を該クランプ治具の固定クランプ部に形成したボルト係合孔と前記クランプ治具取付け体に螺着した固定用ボルトで前記クランプ治具取付け体に対して着脱可能に固定装着できる構造にしたことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。 - 前記内側の側面カバーパネルの前記内側点検口への着脱可能な装着手段が、前記側面部の外側面に前記内側点検口の切欠き開口縁部に沿う上方を開口した段部状の係止枠体を突出形成し、この係止枠体は該係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から嵌入装着する際に該係止枠体の内側係止部と前記内側点検口の切欠き開口縁部の間の外側面に該側面カバーパネルの両側縁部と下側縁部を面で受け止めて係止する係止面部として機能する隙間面を残して突出形成され、この係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部で係止される状態に脱着自在に嵌装し、嵌装された内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部側に押さえ付けて締め付け固定できる押さえ付け固定位置と該側面カバーパネルを外せる押さえ付け解除位置との間を作用端側が回動できるように他端部側を前記係止枠体の頂面部にボルトとナットで軸支した複数の押さえ付け部材を備え、これらの押さえ付け部材はメッキ処理槽の内側から螺着状態に挿入されるボルトとメッキ処理槽の外側から該ボルト軸部に螺合されるつまみナットで前記係止枠体の頂面部に軸支したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
- 前記外側の側面カバーパネルの前記外側点検口への着脱可能な装着手段が、前記外側点検口の切欠き開口縁部の左右側縁部に外側の側面カバーパネルの両側辺部が上下にスライド可能な状態に嵌合される案内溝部を設け、前記外側点検口の切欠き開口縁部の底縁部に側面カバーパネルの底辺部が係止される係止溝部を設け、外側の側面カバーパネルを前記案内溝部に沿って上下にスライド自在に装着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
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