JP6469204B1 - 保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置 - Google Patents

保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 メッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が処理槽の外側から容易に行える水平搬送式の電解メッキ装置を提供する。
【解決手段】 メッキ処理槽1及び補助槽20の各側面部に切欠き形成した点検口10,22を通して、槽外からメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行えるようにした。メッキ処理槽1の点検口10に側面カバーパネル11を押さえ付け部材14で簡単且つ確実に着脱できるようにした。補助槽20の点検口22には上下スライド式の着脱構造の側面カバーパネル23を取付け、簡単且つ確実に着脱できるようにした。基板製品Pの両側縁部を掴持して搬送するクランプ治具5は、固定用ボルト41とボルト係合孔40で簡単に着脱できる構造にし、このクランプ治具5を取り外すことによって、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を更に容易に行えるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水平搬送式の電解メッキ装置であって、特にメッキ処理槽の内部の保守点検作業を容易に行えるようにした電解メッキ装置に関する。
メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置が知られている。また、前記基板製品を一方向へ水平に搬送する手段として、基板製品の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が空中で取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部で基板製品の両側縁部を上下方向から掴持して該基板製品の板面を上下にした状態で処理槽内の処理液中を一方向へ水平に搬送させる水平搬送式の電解メッキ装置も知られている。(特許文献1、2)
この水平搬送式の電解メッキ装置において、メッキ処理槽の内部の保守点検作業はメッキ液を抜いた後で行われるが、メッキ処理槽の内部は、該処理槽の側壁面で囲まれ、しかも槽内備品が複雑に配備されているため、作業者が処理槽の内部に入って行うのは困難であり、その保守点検作業は容易ではない。
また、水平搬送式の電解メッキ装置であって、基板製品を一方向へ水平に搬送する手段として、周回移動する多数のクランプ治具を用いる電解メッキ装置にあっては、処理槽の内部に配設された多数のクランプ治具の存在が邪魔になり、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を行うのは容易ではない。
実用新案登録第3176980号公報 特開2014−105339号公報
本発明が解決しようとする課題は、水平搬送式の電解メッキ装置であって、この電解メッキ装置のメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が該メッキ処理槽の外側から容易に行えるようにして、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行えるようにすることである。
また、水平搬送式の電解メッキ装置であって、基板製品を一方向へ水平に搬送する手段として、周回移動する多数のクランプ治具を用いる電解メッキ装置であっても、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が該メッキ処理槽の外側から容易に行えるようにして、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行えるようにすることである。
前記した課題を解決するため、本発明は、メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着したことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置を提供する。
この発明によれば、メッキ処理槽及び補助槽の各側面部に点検口を切欠き形成したため、メッキ処理槽内のメッキ液を抜いて、内側及び外側の側面カバーパネルを取り外した点検口を通して、槽外からメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行うことができる。
しかも、本発明は水平搬送式の電解メッキ装置であり、メッキ処理槽内のメッキ液中を基板製品が水平に搬送される過程でメッキ処理する電解メッキ装置であるため、基板製品がメッキ液中を垂直姿勢で搬送されながらメッキ処理される方式のメッキ装置に比べてメッキ処理槽の高さ幅を低い構造にできる。よって、本発明によれば、装置外から作業者が簡単に側面カバーパネルを着脱できる適宜な高さ位置にメッキ処理槽を架台上に載せて配置でき、槽内備品の保守点検作業が容易である。
また、本発明は、メッキ処理槽の側面部に点検口を設け、この点検口の外側にこの点検口を囲む補助槽を設け、この補助槽の側面部にも点検口を設け、これらの点検口に側面カバーパネルを脱着可能に装着した構造であるため、処理槽からの液漏れ対策も万全である。
また、前記した課題を解決するため、本発明は、メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、前記基板製品を一方向へ水平に搬送する手段が、基板製品の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が空中で取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数の上下方向に長い形状のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部で基板製品の両側縁部を上下方向から掴持して該基板製品の板面を上下にした状態で処理槽内のメッキ液中を一方向へ水平に搬送させる装置において、プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着して成り、さらに前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレールに滑り接触されながら移動するように該ガイドレールに外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体を介して前記搬送駆動手段に取付けられ、その上方部が空中で前記クランプ治具取付け体に固定保持される上下方向に長い形状の導電性を有する固定クランプ部と、この固定クランプ部に上下動可能に保持された上下方向に長い形状の導電性を有する可動クランプ部を備え、前記固定クランプ部の下端部に形成した掴持接点部に対して前記可動クランプ部の下端部に形成した掴持接点部を圧縮バネの付勢力で下動又は上動させて閉じ、周回移動する該クランプ治具の開位置に固定配置された高低差を有する係合ガイドに該クランプ治具の上部に設けた係合体を係合させて前記圧縮バネの付勢力に抗して前記可動クランプ部の掴持接点部を前記固定クランプ部の掴持接点部に対して開く開閉機構を備え、前記固定ガイドレール、前記クランプ治具取付け体及び該クランプ治具を介して該クランプ治具の掴持接点部から前記基板製品に陰極の電流を給電するようにしたクランプ治具であり、前記固定クランプ部の上方部に左右一対のボルト係合孔を穿設し、前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔に対応する位置に左右一対の固定用ボルトをボルト頭部が突出した状態に螺着し、前記ボルト係合孔は、下方孔部を前記固定用ボルトのボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルトのボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成し、よって、前記クランプ治具を該クランプ治具の固定クランプ部に形成したボルト係合孔と前記クランプ治具取付け体に螺着した固定用ボルトで前記クランプ治具取付け体に対して着脱可能に固定装着できる構造にしたことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置を提供する。
この発明によれば、内外の側面カバーパネルを取り外した内外の点検口を通して、槽外からメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行うことができる。しかも、前記クランプ治具は、固定ガイドレールにスライド移動自在に係合され、且つ搬送駆動手段(チェーン駆動手段)によって周回移動するクランプ治具取付け体に着脱可能であり、固定用ボルトとボルト係合孔で簡単且つ確実に着脱できる構造であるため、取り外したクランプ治具の保守点検が容易であると共に、槽内の保守点検作業時に多数のクランプ治具をクランプ治具取付け体から取り外すことによって、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を更に容易に行うことができる。
また、本発明は、前記内側の側面カバーパネルの前記内側点検口への着脱可能な装着手段が、前記側面部の外側面に前記内側点検口の切欠き開口縁部に沿う上方を開口した段部状の係止枠体を突出形成し、この係止枠体は該係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から嵌入装着する際に該係止枠体の内側係止部と前記内側点検口の切欠き開口縁部の間の外側面に該側面カバーパネルの両側縁部と下側縁部を面で受け止めて係止する係止面部として機能する隙間面を残して突出形成され、この係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部で係止される状態に脱着自在に嵌装し、嵌装された内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部側に押さえ付けて締め付け固定できる押さえ付け固定位置と該側面カバーパネルを外せる押さえ付け解除位置との間を作用端側が回動できるように他端部側を前記係止枠体の頂面部にボルトとナットで軸支した複数の押さえ付け部材を備え、これらの押さえ付け部材はメッキ処理槽の内側から螺着状態に挿入されるボルトとメッキ処理槽の外側から該ボルト軸部に螺合されるつまみナットで前記係止枠体の頂面部に軸支したことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置を提供する。
この発明は、メッキ処理槽の外側のつまみナット(ノブナット)を人手で緩め回し、押さえ付け部材を押さえ付け解除位置に回転移動させることによって、前記係止枠体と係止面部とで係止された内側の側面カバーパネルをメッキ処理槽の内側点検口から容易に外せる構造とした。また、メッキ処理槽の外側のつまみナット(ノブナット)を人手で締め付け方向に逆回し、押さえ付け部材を押さえ付け固定位置に回転移動させることによって、前記係止枠体と係止面部とで係止された内側の側面カバーパネルをメッキ処理槽の内側点検口に容易に密閉状態に装着できる構造とした。
また、本発明は、前記外側の側面カバーパネルの前記外側点検口への着脱可能な装着手段が、前記外側点検口の切欠き開口縁部の左右側縁部に外側の側面カバーパネルの両側辺部が上下にスライド可能な状態に嵌合される案内溝部を設け、前記外側点検口の切欠き開口縁部の底縁部に側面カバーパネルの底辺部が係止される係止溝部を設け、外側の側面カバーパネルを前記案内溝部に沿って上下にスライド自在に装着したことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置を提供する。
この発明は、外側の側面カバーパネルを左右の案内溝部によってガイドされる、上下スライド式の着脱構造とした。よって、外側の側面カバーパネルを補助槽の外側点検口に容易に着脱できる。
本発明によれば、メッキ処理槽及び補助槽の各側面部に点検口を切欠き形成したため、メッキ処理槽内のメッキ液を抜いて、内側及び外側の側面カバーパネルを取り外した点検口を通して、槽外からメッキ処理槽の内部の保守点検作業を作業者が容易に行うことができる。
しかも、本発明は水平搬送式の電解メッキ装置であり、メッキ処理槽内のメッキ液中を基板製品が水平に搬送される過程でメッキ処理する電解メッキ装置であるため、基板製品がメッキ液中を垂直姿勢で搬送されながらメッキ処理される方式のメッキ装置に比べてメッキ処理槽の高さ幅を低い構造にできる。よって、本発明によれば、装置外から作業者が簡単に側面カバーパネルを着脱できる適宜な高さ位置にメッキ処理槽を架台上に載せて配置でき、槽内備品の保守点検作業が容易である。
しかも、本発明は、メッキ処理槽の側面部に点検口を設け、この点検口の外側にこの点検口を囲む補助槽を設け、この補助槽の側面部にも点検口を設け、これらの点検口に側面カバーパネルを脱着可能に装着した構造であるため、処理槽からの液漏れ対策も万全である。
しかも、本発明によれば、前記クランプ治具は、固定ガイドレールにスライド移動自在に係合され、且つ搬送駆動手段(チェーン駆動手段)によって周回移動するクランプ治具取付け体に着脱可能であり、固定用ボルトとボルト係合孔で簡単且つ確実に着脱できる構造であるため、取り外したクランプ治具の保守点検が容易であると共に、槽内の保守点検作業時に多数のクランプ治具をクランプ治具取付け体から取り外すことによって、メッキ処理槽の内部の保守点検作業を更に容易に行うことができる。
さらに、本発明によれば、係止枠体と係止面部で係止された内側の側面カバーパネルを押さえ付け部材でメッキ処理槽の内側点検口に簡単且つ確実に着脱できる。また、外側の側面カバーパネルも上下スライド式の着脱構造であるため、補助槽の外側点検口に簡単且つ確実に着脱できる。
本発明の概略縦断正面図である。 本発明の概略平面図である。 本発明の要部の側面図で、(A)は内側点検口、(B)は外側点検口を示したものである。 本発明の要部の縦断正面図である。 本発明の要部の横断平面図である。 本発明の着脱式のクランプ治具の一例を示す、(A)は正面図、(B)は側面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の水平搬送式の電解メッキ装置の全体を概略的に示したものである。この水平搬送式の電解メッキ装置は、メッキ処理槽1内のメッキ液W中を陰極の電流を給電された矩形の基板製品P(プリント配線基板などの薄い板状製品。)が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間(2,2)を一方向(図2の矢印F方向)へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品Pが電解メッキ処理されるようにしたものである。そして、図示した実施例では、基板製品Pを一方向(図2の矢印F方向)へ水平に搬送する手段として、基板製品Pの搬送通路3を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動されるローラチェーン等の搬送駆動手段4,4と、この搬送駆動手段4に上部が空中で取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部6を持つ複数の上下方向に長い形状のクランプ治具5を備え、前記搬送通路3を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具5の掴持接点部6で基板製品Pの両側縁部を上下方向から掴持して該基板製品Pの板面を上下にした状態で処理槽1内のメッキ液W中を一方向へ水平に搬送させる装置で構成してある。ローラチェーン等の前記搬送駆動手段4は、スプロケットや溝付きプーリに巻架され、搬送駆動用モータ(図示せず。)によって回転駆動され、エンドレスに周回駆動されるように成っている。なお、図2では、クランプ治具5をエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段(ローラチェーン)4の一部範囲のみで表示したが、この搬送駆動手段4の全範囲に亘り等間隔に取付けてある。
本発明では、プラスチック製の前記メッキ処理槽1の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側から処理槽1内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口10を略U字状に切欠き形成し、この内側点検口10の切欠き開口下縁部が基板製品Pの水平な搬送レベルライン(図2及び図3に符号Lで示す。)より少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口10に該内側点検口10を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能な横が長い長方形のプラスチック製の内側の側面カバーパネル11を着脱可能に装着したことを特徴としている。前記内側点検口10は両方の側面部にそれぞれ複数形成してある。なお、内側点検口10の数はメッキ処理槽1の側面部の長さ幅に応じて決定される。
さらに、前記メッキ処理槽1の両方の側面部に前記内側点検口10を外側から囲む底面部と側面部とをもつプラスチック製の補助槽20をそれぞれ設置し、この補助槽20の前記内側点検口10に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口10を通して処理槽1内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口22を略U字状に切欠き形成し、この外側点検口22の切欠き開口下縁部も基板製品Pの水平な搬送レベルライン(図1及び図3に符号Lで示す。)より少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口22に該外側点検口22を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な横が長い長方形のプラスチック製の外側の側面カバーパネル23を着脱可能に装着したことを特徴としている。
図1に示したように、本発明はメッキ処理槽1内のメッキ液W中を基板製品Pが水平に搬送される過程でメッキ処理する水平搬送式の電解メッキ装置であるため、基板製品がメッキ液中を垂直姿勢で搬送されながらメッキ処理される方式のメッキ装置に比べてメッキ処理槽1の高さ幅を低い構造(図1の実施例に示したメッキ処理槽1の高さ幅は約32cmである。)にできる。したがって、図1に示したように、装置外から作業者が簡単に側面カバーパネル11,23を着脱できる適宜な高さ位置にメッキ処理槽1を架台28上に載せて配置できる。なお、図1において、符号20Aは補助槽20の底面部に設けたメッキ液の排出管、符号29はメッキ処理槽1の下方に設置したメッキ液の管理槽であり、排出管20Aとメッキ液の管理槽29は管を介して連通されている。また、図2において、符号1Aはメッキ処理槽1の底面部に設けたメッキ液の排出管であり、この排出管1Aもメッキ液の管理槽29と管を介して連通されている。管理槽29はメッキ処理槽1や補助槽20から抜いたメッキ液を一時的に貯蔵し、メッキ処理時には管理槽29からメッキ液をメッキ処理槽1へ戻すようになっている。
図3〜図5に示したように、本発明では、前記内側の側面カバーパネル11の前記内側点検口10への着脱可能な装着手段が、前記側面部の外側面に前記内側点検口10の切欠き開口縁部に沿う上方を開口した段部状の係止枠体12を突出形成し、この係止枠体12は該係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネル11を外側から嵌入装着する際に該係止枠体12の内側係止部と前記内側点検口10の切欠き開口縁部の間の外側面に該側面カバーパネル11の両側縁部と下側縁部を面で受け止めて係止する係止面部13として機能する隙間面を残して突出形成され、この係止枠体12の内側係止部内に内側の側面カバーパネル11を外側から前記係止面部13で係止される状態に脱着自在に嵌装し、嵌装された内側の側面カバーパネル11を外側から前記係止面部13側に押さえ付けて締め付け固定できる押さえ付け固定位置と該側面カバーパネル11を外せる押さえ付け解除位置との間を作用端側が回動できるように他端部側を前記係止枠体12の頂面部にボルトとナットで軸支した複数(図3の実施例では合計8個)の押さえ付け部材14を備え、これらの押さえ付け部材14はメッキ処理槽の内側から螺着状態に挿入されるボルト15とメッキ処理槽の外側から該ボルト軸部に螺合されるつまみナット(ノブナット)16で前記係止枠体12の頂面部に軸支した構造である。
このように、図3〜図5に示した本発明は、メッキ処理槽の外側のつまみナット(ノブナット)16を人手で緩め回し、押さえ付け部材14を押さえ付け解除位置に回転移動させることによって、前記係止枠体12と係止面部13とで係止された内側の側面カバーパネル11をメッキ処理槽1の内側点検口10から容易に外せる構造とした。また、メッキ処理槽1の外側のつまみナット(ノブナット)16を人手で締め付け方向に逆回し、押さえ付け部材14を押さえ付け固定位置に回転移動させることによって、前記係止枠体12と係止面部13とで係止された内側の側面カバーパネル11をメッキ処理槽1の内側点検口10に容易に密閉状態に装着できる構造とした。
なお、図3〜図4に示したように、内側の側面カバーパネル11には、該側面カバーパネルの上端部から外側に略L字状に延ばした天板部11aを形成し、この天板部11aで補助槽20を上から覆うようにしている。さらに、内側の側面カバーパネル11の外側面には、該パネルを外側から掴むことが容易な取っ手11bを取付けてある。
さらに、図3〜図5に示したように、本発明では、前記外側の側面カバーパネル23の前記外側点検口22への着脱可能な装着手段が、前記外側点検口22の切欠き開口縁部の左右側縁部に外側の側面カバーパネル23の両側辺部が上下にスライド可能な状態に嵌合される案内溝部24を設け、前記外側点検口22の切欠き開口縁部の底縁部に側面カバーパネル23の底辺部が係止される係止溝部25を設け、外側の側面カバーパネル23を前記案内溝部24に沿って上下にスライド自在に装着した構造である。この発明では、外側の側面カバーパネル23を左右の案内溝部24によってガイドされる、上下スライド式の着脱構造とした。よって、外側の側面カバーパネル23を補助槽20の外側点検口22に容易に着脱できる。
なお、図3〜図5に示したように、外側の側面カバーパネル23には、該側面カバーパネルの上端部から内側に略L字状に延ばした天板部23aを形成し、この天板部23aで補助槽20を上から覆うようにしている。さらに、外側の側面カバーパネル23の外側面には、該パネルを外側から掴むことが容易な取っ手23bを取付けてある。この取っ手23bはパネルを補強するリブ機能を兼ねている。
図3の(A)及び図6に示したように、本発明のクランプ治具5は着脱可能な構造にしたことを特徴としている。前記クランプ治具5は、ローラチェーン等の搬送駆動手段4に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレール30に滑り接触されながら移動するように該ガイドレール30に外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体31を介して前記搬送駆動手段3に取付けられている。前記クランプ治具5は、その上方部が空中で前記クランプ治具取付け体31に固定保持される上下方向に長い形状の導電性を有する固定クランプ部32と、この固定クランプ部32に上下動可能に保持された上下方向に長い形状の導電性を有する可動クランプ部33を備え、前記固定クランプ部32の下端部に形成した掴持接点部6に対して前記可動クランプ部33の下端部に形成した掴持接点部6を圧縮バネ34の付勢力で下動又は上動させて閉じ(図6では下動させて閉じる実施例を示してある。)、周回移動する該クランプ治具5の開位置に固定配置された高低差を有する係合ガイド35に該クランプ治具の上部に設けた係合体36を係合させて前記圧縮バネ34の付勢力に抗して前記可動クランプ部33の掴持接点部6を前記固定クランプ部32の掴持接点部6に対して開く開閉機構を備えている。
図6の実施例では、前記係合体36として、略L字型の反転レバー36aの屈曲部を支点部として前記固定クランプ部32の上端部に反転自在に軸着し、この反転レバー36aの下方アーム部の先端を前記可動クランプ部33の上端部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバー36aの上方アーム部の先端に回転ローラー36bを取付けて構成し、この回転ローラー36bが前記係合ガイド35の上面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部が上方向に反転され、前記下方アーム部に連結された前記可動クランプ部33を圧縮バネ34の付勢力に抗して上動させ、前記可動クランプ部33の掴持接点部6を前記固定クランプ部32の掴持接点部6に対して開く開閉機構を採用している。
前記固定ガイドレール30、前記クランプ治具取付け体31及び該クランプ治具5を介して該クランプ治具の掴持接点部6から前記基板製品Pに陰極の電流を給電できるようにしてある。
図6に示したように、前記固定クランプ部32の上方部に左右一対のボルト係合孔40を穿設し、前記クランプ治具取付け体31の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔40に対応する位置に左右一対の固定用ボルト41をボルト頭部が突出した状態に螺着し、前記ボルト係合孔40は、下方孔部40aを前記固定用ボルト41のボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部40aと連続する上方孔部40bを前記固定用ボルト41のボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成してある。図6の(B)に示した実施例では下方孔部40aを広い円形、この下方孔部40aと連続する上方孔部40bを狭い縦長に形成してある。
前記クランプ治具取付け体31から取り外したクランプ治具5を装着するには、図6に示したように、クランプ治具取付け体31にボルト頭部が突出した状態に螺着されている左右一対の固定用ボルト41にクランプ治具5のボルト係合孔40の広い下方孔部40aを挿通してからクランプ治具5を下げれば狭い縦長の上方孔部40bが固定用ボルト41に係止され、クランプ治具5はクランプ治具取付け体31に固定状態に保持される。その後で固定用ボルト41を締め付ければ更に確実に固定状態を保持できる。クランプ治具取付け体31からクランプ治具5を取り外すには、締め付けた固定用ボルト41を少し緩め、クランプ治具5を上げれば広い下方孔部40aからクランプ治具5を容易に取り外すことができる。よって、上下方向に長い構造のクランプ治具5を簡単且つ確実に着脱できる。
この発明によれば、内外の側面カバーパネル11,23を取り外した内外の点検口10,22を通して、槽外からメッキ処理槽1の内部の保守点検作業を作業者が容易に行うことができる。しかも、前記クランプ治具5は、固定ガイドレール30にスライド移動自在に係合され、且つ搬送駆動手段(チェーン駆動手段)4によって周回移動するクランプ治具取付け体31に着脱可能であり、固定用ボルト41とボルト係合孔40で簡単且つ確実に着脱できる構造であるため、取り外したクランプ治具5の保守点検が容易であると共に、図3の(A)に示したように、槽1内の保守点検作業時に多数のクランプ治具5をクランプ治具取付け体31から取り外すことによって、メッキ処理槽1の内部の保守点検作業を更に容易に行うことができる。
1 メッキ処理槽
W メッキ液
P 基板製品
L 基板製品の水平な搬送レベルライン
2,2 上下の陽極
3 搬送通路
4,4 搬送駆動手段
5 クランプ治具
6 掴持接点部
10 内側点検口
11 内側の側面カバーパネル
12 係止枠体
13 係止面部
14 押さえ付け部材
15 ボルト
16 つまみナット(ノブナット)
20 補助槽
22 外側点検口
23 外側の側面カバーパネル
24 案内溝部
25 係止溝部
28 架台
29 メッキ液の管理槽
30 固定ガイドレール
31 クランプ治具取付け体
32 固定クランプ部
33 可動クランプ部
34 圧縮バネ
35 係合ガイド
36 係合体
40 ボルト係合孔
40a 下方孔部
40b 上方孔部
41 固定用ボルト

Claims (4)

  1. メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、
    プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着したことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
  2. メッキ処理槽内のメッキ液中を陰極の電流を給電された基板製品が板面を上下にした状態で陽極の電流を給電された上下の極間を一方向へ水平に搬送され、この水平搬送過程で基板製品が電解メッキ処理されるようにした水平搬送式の電解メッキ装置であって、前記基板製品を一方向へ水平に搬送する手段が、基板製品の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が空中で取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数の上下方向に長い形状のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部で基板製品の両側縁部を上下方向から掴持して該基板製品の板面を上下にした状態で処理槽内のメッキ液中を一方向へ水平に搬送させる装置において、
    プラスチック製の前記メッキ処理槽の製品搬送方向に沿った両方の側面部に外側からメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した内側点検口を切欠き形成し、この内側点検口の切欠き開口下縁部が基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この内側点検口に該内側点検口を外側から密閉状態に塞ぐ取り外し可能なプラスチック製の内側の側面カバーパネルを着脱可能に装着し、さらに前記メッキ処理槽の両方の側面部に前記内側点検口を外側から囲む底面部と側面部とをもつ補助槽をそれぞれ設置し、この補助槽の前記内側点検口に対応する側面部の位置に外側から前記内側点検口を通してメッキ処理槽内を保守点検できるようにした上方を開口した外側点検口を切欠き形成し、この外側点検口の切欠き開口下縁部も基板製品の水平な搬送レベルラインより少なくとも下方の高さ位置となるように切欠き形成し、この外側点検口に該外側点検口を密閉状態に塞ぐ取り外し可能な外側の側面カバーパネルを着脱可能に装着して成り、
    さらに前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレールに滑り接触されながら移動するように該ガイドレールに外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体を介して前記搬送駆動手段に取付けられ、その上方部が空中で前記クランプ治具取付け体に固定保持される上下方向に長い形状の導電性を有する固定クランプ部と、この固定クランプ部に上下動可能に保持された上下方向に長い形状の導電性を有する可動クランプ部を備え、前記固定クランプ部の下端部に形成した掴持接点部に対して前記可動クランプ部の下端部に形成した掴持接点部を圧縮バネの付勢力で下動又は上動させて閉じ、周回移動する該クランプ治具の開位置に固定配置された高低差を有する係合ガイドに該クランプ治具の上部に設けた係合体を係合させて前記圧縮バネの付勢力に抗して前記可動クランプ部の掴持接点部を前記固定クランプ部の掴持接点部に対して開く開閉機構を備え、前記固定ガイドレール、前記クランプ治具取付け体及び該クランプ治具を介して該クランプ治具の掴持接点部から前記基板製品に陰極の電流を給電するようにしたクランプ治具であり、前記固定クランプ部の上方部に左右一対のボルト係合孔を穿設し、前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔に対応する位置に左右一対の固定用ボルトをボルト頭部が突出した状態に螺着し、前記ボルト係合孔は、下方孔部を前記固定用ボルトのボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルトのボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成し、よって、前記クランプ治具を該クランプ治具の固定クランプ部に形成したボルト係合孔と前記クランプ治具取付け体に螺着した固定用ボルトで前記クランプ治具取付け体に対して着脱可能に固定装着できる構造にしたことを特徴とする保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
  3. 前記内側の側面カバーパネルの前記内側点検口への着脱可能な装着手段が、前記側面部の外側面に前記内側点検口の切欠き開口縁部に沿う上方を開口した段部状の係止枠体を突出形成し、この係止枠体は該係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から嵌入装着する際に該係止枠体の内側係止部と前記内側点検口の切欠き開口縁部の間の外側面に該側面カバーパネルの両側縁部と下側縁部を面で受け止めて係止する係止面部として機能する隙間面を残して突出形成され、この係止枠体の内側係止部内に内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部で係止される状態に脱着自在に嵌装し、嵌装された内側の側面カバーパネルを外側から前記係止面部側に押さえ付けて締め付け固定できる押さえ付け固定位置と該側面カバーパネルを外せる押さえ付け解除位置との間を作用端側が回動できるように他端部側を前記係止枠体の頂面部にボルトとナットで軸支した複数の押さえ付け部材を備え、これらの押さえ付け部材はメッキ処理槽の内側から螺着状態に挿入されるボルトとメッキ処理槽の外側から該ボルト軸部に螺合されるつまみナットで前記係止枠体の頂面部に軸支したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
  4. 前記外側の側面カバーパネルの前記外側点検口への着脱可能な装着手段が、前記外側点検口の切欠き開口縁部の左右側縁部に外側の側面カバーパネルの両側辺部が上下にスライド可能な状態に嵌合される案内溝部を設け、前記外側点検口の切欠き開口縁部の底縁部に側面カバーパネルの底辺部が係止される係止溝部を設け、外側の側面カバーパネルを前記案内溝部に沿って上下にスライド自在に装着したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守点検作業が容易な水平搬送式の電解メッキ装置。
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