JP2018193601A - 水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具 - Google Patents

水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具 Download PDF

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Abstract

【課題】 水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具であり、板状被処理物の側縁部を上下方向から均一に掴持できるクランプ治具を提供する。さらに、通電と掴持の効率性を向上でき、接点部周りの液流通化を向上できる接点形状のクランプ治具、点検作業の効率性を向上できるクランプ治具を提供する。【解決手段】 クランプ治具の上側掴持接点部11aを固定、下側掴持接点部11bを上下作動させることで板状被処理物を掴持可能な構造とし、上側掴持接点部に対して離間状態にある下側掴持接点部11bが治具中心部の支点軸部30を中心にして左右に搖動されるように取付けた。下側掴持接点部11bを円形状、上側掴持接点部11aを細長い形状の接点形状に形成した。クランプ治具本体10をボルト係合孔50と固定用ボルト51でメッキ処理装置本体から着脱できる構造にした。【選択図】 図1

Description

本発明は、水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具の改良に関する。
プリント配線基板などのフレキシブルな板状被処理物のメッキ処理装置として、板状被処理物の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部でフレキシブルな板状被処理物の両側縁部を上下方向から掴持して該板状被処理物の板面を上下にした一定の水平移動ラインで一方向の搬送方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送行程で前記クランプ治具の掴持接点部に掴持されて水平搬送される板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置が知られている。
この水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具として、本出願人は既に特許文献1、2のクランプ治具を開発し提案してある。
特許文献1のクランプ治具は、板状被処理物の側縁部を上下方向から掴持する上下クランプ接点部(上下側掴持接点部)の一致精度を高めるため、下端部に上クランプ接点部(上側掴持接点部)をもつ可動クランプ杆が下端部に下クランプ接点部(下側掴持接点部)をもつ固定クランプ杆に形成した長孔ガイドに挿通されたボルト軸部を介して固定クランプ杆に上下動可能に保持された構成にしたことを特徴としている。そして、このクランプ治具の接点部はクランプ移動方向に長く延ばして形成してある。
特許文献2のクランプ治具は、可動クランプ杆の対の下方杆部を対応する固定クランプ杆の下方杆部に対してクランプ移動方向において互いに前後位置となる同列方向に配設し、処理液中を通過するクランプ治具の下方部分(固定クランプ杆と可動クランプ杆の各下方杆部)の側面部を狭小化したことを特徴としている。
そして、このクランプ治具の接点部はクランプ移動方向に長く延ばして形成した上下掴持部の対向位置に凹部溝を形成することによって、閉じた掴持部に液を下方に排出するための排出口を形成し、この排出口によって、クランプ治具の掴持部に付着した液の液切れが良くなるようにしたことを特徴としている。
実用新案登録第3176980号公報 特開2017−14553号公報
本発明は、クランプ治具の上側掴持接点部を固定、下側掴持接点部を上下作動させることによりフレキシブルな板状被処理物の側縁部を上下方向から掴持可能とし、下側掴持接点部を治具中心部を支点として揺動させることで、フレキシブル板状被処理物の側縁部を上下方向から均一に掴むことが可能なクランプ治具を提供する事を目的とする。
更に本発明は、掴持接点部を改善することにより、通電と掴持の効率性を向上させることができるクランプ治具を提供する事を目的とする。さらに、接点部周りの処理液の液流通化を図り、板端まで均一分布が可能なクランプ治具を提供する事を目的とする。
更に本発明は、メッキ処理装置本体から簡単に脱着でき、しかも簡単且つ確実に装着できるクランプ治具を提供し、クランプ治具の点検作業やメッキ処理装置本体の点検作業の効率性を向上させることができるクランプ治具を提供する事を目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明(請求項1の発明)は、板状被処理物の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部でフレキシブルな板状被処理物の両側縁部を上下方向から掴持して該板状被処理物の板面を上下にした一定の水平移動ラインで一方向の搬送方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送行程で前記クランプ治具の掴持接点部に掴持されて水平搬送される板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具であり、前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレールに滑り接触されながら移動するように該ガイドレールに外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体と、このクランプ治具取付け体に固定保持されたクランプ治具本体を含み、このクランプ治具本体は、このクランプ治具本体の下方部分が前記処理槽の処理液中を移動可能な位置に配され、このクランプ治具本体の上方部分が空中で前記クランプ治具取付け体に固定保持された上下方向に長い形状に形成され、このクランプ治具本体の下端部に板状被処理物の側縁部を上下方向から掴持し得る上側掴持接点部と下側掴持接点部から成る掴持接点部を備え、前記クランプ治具本体は、その上方部が前記クランプ治具取付け体に固定保持された上下方向に長い導電性を有する固定クランプ部と、この固定クランプ部に上下動可能に保持された上下方向に長い導電性を有する可動クランプ部を含み、前記固定クランプ部の下端部に上側掴持接点部を形成し、前記可動クランプ部の下端部に前記上側掴持接点部と相対する下側掴持接点部を形成し、処理液中に入れられる前記クランプ治具本体の下方部分は、前記上下掴持接点部を除いて絶縁被覆処理層で被覆され、前記可動クランプ部を圧縮バネのバネ圧によって上動させ、この可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を常態において上下方向に閉じた閉状態に制御してあり、前記クランプ治具本体の上部に前記可動クランプ部を前記圧縮バネのバネ圧に抗して下移動させ前記掴持接点部が上下方向に離間して開く掴持接点部開閉制御手段を付設してあり、前記固定クランプ部は、上方部が前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に垂直状態に固定保持され、下方端に横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部を設けた固定板部と、この固定板部の屈曲部にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて下方向にピン状に突設した複数の前記上側掴持接点部を備え、前記可動クランプ部は、前記固定板部の上方部に前記圧縮バネで上動方向のバネ圧を付勢された状態で上下方向にスライド可能に保持された上下方向に延びる上下作動ロッドと、前記固定板部の前記クランプ治具取付け体の下端部より下方位置の中間部に外側から左右方向に搖動可能とする遊び幅をもたせて嵌められ、該延長部に上下方向にスライド可能に保持された、該固定板部の横幅より左右に長い横幅をもち且つクランプ治具の移動方向に長く延ばした横幅をもつスライド係合体と、このスライド係合体の両端部にその上端部がそれぞれ固定された上下方向に延ばした対の可動側クランプ杆と、この対の可動側クランプ杆の両下端部に連結された横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部と、この屈曲部にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて上方向にピン状に突設した前記上側掴持接点部と相対する複数の前記下側掴持接点部を備え、前記スライド係合体の中心部に水平方向に軸着させると共に前記スライド係合体の中心部に上下方向に貫通させた前記上下作動ロッドの下部の貫通孔に挿通させた支点軸部によって前記上下作動ロッドの下端部と前記スライド係合体を連結し、前記上側掴持接点部に対して離間状態にある下側掴持接点部(スライド係合体、対の可動側クランプ杆、屈曲部、下側掴持接点部を一体として)が前記支点軸部を中心にしてクランプ治具の移動方向に搖動可能に取付けられたことを特徴とする水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具を提供する。
更に、本発明(請求項2の発明)は、前記下側掴持接点部の接点形状を円形状、前記上側掴持接点部の接点形状を前記円形状に内接する細長い形状(長細形)に形成し、この細長い形状の前記上側掴持接点部の長辺側をクランプ治具の移動方向に位置させた、水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具を提供する。
更に、本発明(請求項3の発明)は、前記固定クランプ部の固定板部の上方部に前記上下作動ロッドの配設位置を間にした左右両側にボルト係合孔をそれぞれ穿設し、前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔に対応する位置に左右一対の固定用ボルトを螺着し、前記ボルト係合孔は、下方孔部を前記固定用ボルトのボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルトのボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成した、水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具を提供する。
更に、本発明(請求項4の発明)は、前記掴持接点部開閉制御手段が、前記上下作動ロッドの上端部に回転ローラーを設け、この回転ローラーが該クランプ治具の周回移動経路のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイドの下面部に沿って転動する係合状態において、前記上下作動ロッドを圧縮バネのバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を上下方向に離間させた開状態に制御できるようにした。
更に、本発明(請求項5の発明)は、前記掴持接点部開閉制御手段が、略L字型の反転レバーの屈曲部を支点部として前記固定クランプ部の固定板部の上端部に支点軸によって反転自在に軸着され、この反転レバーの下方アーム部の先端を前記上下作動ロッドの上端部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバーの上方アーム部の先端に回転ローラーを取付けて構成し、この回転ローラーが該クランプ治具の周回移動経路のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイドの下面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部が前記支点軸を軸心として下方向に反転され、前記下方アーム部に連結された前記上下作動ロッドを圧縮バネのバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を上下方向に離間させた開状態に制御できるようにした。
本発明のクランプ治具によれば、クランプ治具の上側掴持接点部を固定、下側掴持接点部を上下作動させることによりフレキシブルな板状被処理物の側縁部を上下方向から掴持可能とし、下側掴持接点部が治具中心部を支点として揺動することで、フレキシブルな板状被処理物の側縁部を上下方向から均一に掴むことが可能となる。
更に、本発明のクランプ治具によれば、掴持接点部の接点部形状を改善したことにより、通電と掴持の効率性を向上させることができる。更に、掴持接点部周りの処理液の液流通化の向上を図れるため、メッキ処理される板状被処理物の板端まで均一なメッキ分布が可能となる。
更に、本発明のクランプ治具によれば、メッキ処理装置本体から上下方向に長い構造のクランプ治具本体を簡単且つ確実に着脱できるため、クランプ治具の点検作業やメッキ処理装置本体の点検作業の効率性を向上させることができる。
本発明のクランプ治具を示した正面図である。 本発明のクランプ治具を示した側面図である。 本発明のクランプ治具の脱着状態を示した側面図である。 図1のA‐A矢視線による縦断側面図である。 図1のB‐B矢視線による横断平面図である。 図1のC‐C矢視線による横断平面図である。 本発明の上下の掴持接点部を示した拡大概略図である。 本発明のクランプ治具の他の実施例を示した正面図である。 本発明のクランプ治具の他の実施例を示した側面図である。 本発明のクランプ治具の他の実施例の脱着状態を示した側面図である。 本発明のクランプ治具を用いる水平搬送メッキ処理装置の一例を示した概略平面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、本発明のクランプ治具が用いられる水平搬送メッキ処理装置の一例を図11に基づき説明する。図11に示した水平搬送メッキ処理装置は、プリント配線基板などの薄くフレキシブルな板状被処理物Pの搬送通路1を間にした両側にエンドレスに周回駆動されるローラチェーン等の搬送駆動手段2,2を備えた搬送手段をそれぞれ配設し、この搬送駆動手段2に等間隔をおいて多数のクランプ治具3・・・を取付けてあり、これらのクランプ治具3の周回移動経路4における搬送通路1側の直線駆動経路部を移動する複数のクランプ治具3で平行な両側縁部をもつ板状被処理物Pの両側縁部を上下方向から掴持し、該板状被処理物Pの板面を上下にした一定の水平移動ラインで処理槽5(この実施例では電解メッキ処理槽としてある。)のメッキ処理液W中を一方向(図11の矢印F方向)に連続的に水平搬送させ、この水平搬送過程で該板状被処理物Pの表面に電解メッキ処理を施すようにしたものである。
ローラチェーン等の前記搬送駆動手段2は、スプロケットや溝付きプーリに巻架され、搬送駆動用モータ(図示せず。)によって一方のスプロケットや溝付きプーリローラを回転駆動させて、エンドレスに周回駆動されるように成っている。エンドレスに周回駆動される搬送駆動手段2に等しい間隔で取付けたクランプ治具3・・・は、図11に示したように複数のクランプ治具3で矩形の板状被処理物Pの側縁部を掴持できる間隔に取付けてある。なお、図11では、クランプ治具3・・・をエンドレスの搬送駆動手段(ローラチェーン)2の一部範囲のみで表示したが、この搬送駆動手段2の全範囲に亘り等間隔に取付けてある。
クランプ治具3について、図1〜図7に基づき説明する。このクランプ治具3は、前記搬送駆動手段(ローラチェーン)2に連結部材6を介して連結され、該クランプ治具の移動経路(周回移動経路、もしくは少なくとも内側の直線移動経路)に沿って固定的に配置された断面矩形状の固定ガイドレール7に滑り接触されながら移動するように該ガイドレール7に外側から嵌められたステンレス鋼などの導電性を有するクランプ治具取付け体8と、このクランプ治具取付け体8に固定保持されるクランプ治具本体10を含んでいる。なお、図示した実施例では、クランプ治具本体10はクランプ治具取付け体8に着脱可能に固定保持される構成にしてある。この着脱構成については後で述べる。
このクランプ治具本体10は、このクランプ治具本体10の下方部分が前記処理槽(電解メッキ処理槽)5のメッキ処理液W中を移動可能な位置に配され、このクランプ治具本体10の上方部分が空中でクランプ治具取付け体8に固定保持された上下方向に長い構造を有し、このクランプ治具本体10の下端部に板状被処理物Pの側縁部を上下方向から掴持し得る上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11bから成る掴持接点部を備えている。
本発明では前記固定ガイドレール7を給電レールとして機能させ、この固定ガイドレール(給電レール)7からクランプ治具3の掴持接点部(上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11b)を通じて板状被処理物Pに陰極電流を給電するようにしてある。なお、図示してないが、前記処理槽(電解メッキ処理槽)5のメッキ処理液W中に金属イオンを析出する陽極が配設(例えば、メッキ処理液W中を水平搬送される板状被処理物Pの上下位置にラス状プレートの陽極を配設する。)され、クランプ治具3を通じて陰極電流を給電された板状被処理物Pはメッキ処理液W中を水平搬送される過程でその表面に電気メッキ処理が施される。
このクランプ治具本体10は、その上方部が前記クランプ治具取付け体8に固定保持された上下方向に長い導電性を有する固定クランプ部12と、この固定クランプ部12に上下動可能に保持された上下方向に長い導電性を有する可動クランプ部20を含み、固定クランプ部12の下端部に上側掴持接点部11aを形成し、可動クランプ部20の下端部に上側掴持接点部11aと相対する下側掴持接点部11bを形成してある。
前記固定クランプ部12は、上方部が前記クランプ治具取付け体8の前記搬送通路側の取付け壁面8aに垂直状態に固定保持され、下方端に横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部17を設けた固定板部13と、この固定板部13の屈曲部17にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて下方向にピン状に突設した複数の前記上側掴持接点部11a(図1では7個)を備えている。
図示した実施例の固定クランプ部12は、前記クランプ治具取付け体8の前記搬送通路1側の垂直な取付け壁面8aに垂直状態に固定保持された、該クランプ治具取付け体8の下端部より下方向に延ばした延長部14aをもつ横幅の広い固定板部材14と、この固定板部材14の延長部14aの背面側に導電材から成るスペーサ部材15(図5に示した。)を介してその上端部が固定された上下方向に垂直状態に延ばした固定側クランプ杆16と、この固定側クランプ杆16の下端部に連設した横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部17と、この屈曲部17の先端側にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて下方向にピン状に突設した複数の上側掴持接点部11a(図1では7個)を備えている。
前記可動クランプ部20は、前記固定板部13の上方部の固定板部材14に圧縮バネ22で上動方向のバネ圧を付勢された状態で上下方向にスライド可能に保持された上下方向に延びる上下作動ロッド21と、前記固定板部材14の延長部14aに外側から左右方向に搖動可能とする遊び幅をもたせて嵌められ、該延長部14aに上下方向にスライド可能に保持された、該固定板部材14の横幅より左右に長い横幅をもち且つクランプ治具の移動方向に長く延ばした横幅をもつスライド係合体25と、このスライド係合体25の両端部にその上端部がそれぞれ固定された上下方向に延ばした対の可動側クランプ杆26と、この対の可動側クランプ杆26の両下端部に連結された横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部27と、この屈曲部27の先端側にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて上方向にピン状に突設した前記上側掴持接点部11aと相対する複数の前記下側掴持接点部11b(図1では7個)を備えている。なお、前記スライド係合体25の背面部は、図5に示したように、固定クランプ部12の前記スペーサ部材15の取付け位置に対応する部分を切り欠いて形成してある。そして、前記スライド係合体25のクランプ治具の移動方向における中心部に水平方向に軸着させると共に前記スライド係合体25のクランプ治具の移動方向における中心部に上下方向に貫通させた前記上下作動ロッド21の下部の貫通孔28に挿通させた支点軸部30によって前記上下作動ロッド21の下端部と前記スライド係合体25を連結し、前記上側掴持接点部11aに対して離間状態にある下側掴持接点部11b(スライド係合体25、対の可動側クランプ杆26、屈曲部27、下側掴持接点部11bを一体として)を前記支点軸部30を中心にしてクランプ治具の移動方向(いわゆる左右方向)に図1の矢印Sで示したように搖動可能に取付けて構成してある。
本発明のクランプ治具によれば、クランプ治具の上側掴持接点部11aを固定、下側掴持接点部11bを上下作動させることによりフレキシブルな板状被処理物Pの側縁部を上下方向から掴持可能である。しかも、下側掴持接点部11bを治具中心部の支点軸部30を支点として揺動させることで、固定された水平状態の上側掴持接点部11aに向け離間位置から上作動する下側掴持接点部11bが上側掴持接点部11aに倣うように均等に当接されるため、レキシブルな板状被処理物の側縁部を上下方向から均一に掴むことが可能となる。
前記上下作動ロッド21は、前記固定板部13の上方部の固定板部材14に固定状態に設けられた上下の保持ガイド部23A,23Bに上下動可能に挿通され、下の保持ガイド部23Bと該保持ガイド部23Bより上方位置においてロッド周りに固定的に設けたバネ係止体24の間に該ロッドを挿通させた状態で介装した圧縮バネ(圧縮コイルばね)22によって、上動方向のバネ圧を付勢された状態で保持されている。そして、この上下作動ロッド21の下端部に連結した前記スライド係合体25を含む可動クランプ部20を圧縮バネ22のバネ圧によって上動させ、この可動クランプ部20の下側掴持接点部11bと前記固定クランプ部12の上側掴持接点部11aを常態において上下方向に閉じた閉状態に制御している。
前記クランプ治具本体10の上部には、前記可動クランプ部20を前記圧縮バネ22のバネ圧に抗して下移動させ、前記掴持接点部11が上下方向に離間して開く掴持接点部開閉制御手段を付設してある。この掴持接点部開閉制御手段は、前記上下作動ロッド21の上端部に回転ローラー41を設け、この回転ローラー41が該クランプ治具3の周回移動経路4のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイド42の下面部に沿って転動する係合状態において、前記上下作動ロッド21を圧縮バネ22のバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部20の下側掴持接点部11bと前記固定クランプ部12の上側掴持接点部11aを上下方向に離間させた開状態に制御できるように構成してある。
前記クランプ開閉ガイド42の下面部は、クランプ治具3の移動方向における、中間部を低位下面部42aとし、この低位下面部42aの両側を該低位下面部から徐々に高位となる傾斜下面部42bとしてある。
図7に示したように、前記下側掴持接点部11bの接点形状を円形状、前記上側掴持接点部11aの接点形状を前記円形状に内接する細長い形状(長細形)に形成し、この細長い形状の上側掴持接点部11aの長辺側をクランプ治具の移動方向に位置させてある。図7は、上側掴持接点部11aは下から視た状態、下側掴持接点部11bは上から視た状態を示し、理解を容易にするため便宜的に上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11bの接点形状を斜線で示した。
板状被処理物Pに給電するクランプ治具の掴持接点部(上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11b)は、前記したように、屈曲部17にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて下方向にピン状に突設した複数の上側掴持接点部11aと、屈曲部27にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて上方向にピン状に突設した前記上側掴持接点部11aと相対する複数の下側掴持接点部11bとで形成してある。しかも、前記下側掴持接点部11bの接点形状を円形状、前記上側掴持接点部11aの接点形状を前記円形状に内接する細長い形状(長細形)に形成し、この細長い形状の上側掴持接点部11aの長辺側をクランプ治具の移動方向に位置させてあるため、通電と掴持の効率性を向上させることができる。更に、掴持接点部周りの処理液の液流通化の向上を図れるため、メッキ処理される板状被処理物の板端まで均一なメッキ分布が可能となる。
メッキ処理液W中に入れられるクランプ治具3の下方部分(固定側クランプ杆16と可動側クランプ杆26及び該クランプ杆より下方部分)は図7に斜線で示した上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11bを除き絶縁被覆層48で絶縁被覆されている。この絶縁被覆処理は例えば塩ビゾルコーティング処理を施すことによって行われる。なお、ピン状に突設された上側掴持接点部11aと下側掴持接点部11bは、図7に一点鎖線で示した取替え可能な管状のゴムシール材48aでそのピン状突起周りが密閉状に絶縁被覆されている。
前記固定クランプ部12の前記固定板部13の上方部の固定板部材14に前記上下作動ロッド21の配設位置を間にした左右両側にボルト係合孔50をそれぞれ穿設し、前記クランプ治具取付け体8の前記搬送通路1側の垂直な取付け壁面8aに前記ボルト係合孔50に対応する位置に左右一対の固定用ボルト51を螺着し、前記ボルト係合孔50は、下方孔部50aを前記固定用ボルト51のボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部50aと連続する上方孔部50bを前記固定用ボルト51のボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成してある。図1に示した実施例では下方孔部50aを円形、この下方孔部50aと連続する上方孔部50bを縦長に形成してある。
前記クランプ治具取付け体8に脱着(取り外した)したクランプ治具本体10を装着するには、図3に示したように、クランプ治具取付け体8に仮止め状態に螺着されている左右一対の固定用ボルト51にクランプ治具本体10のボルト係合孔50の下方孔部50aを挿通してからクランプ治具本体10を下げれば上方孔部50bが固定用ボルト51に係止され、クランプ治具本体10はクランプ治具取付け体8に固定状態に保持される。その後で固定用ボルト51を締め付ければ更に確実に固定状態を保持できる。前記クランプ治具取付け体8からクランプ治具本体10を脱着(取り外す)するには、締め付けた固定用ボルト51を仮止め状態まで緩め、クランプ治具本体10を上げれば下方孔部50aからクランプ治具本体10を取り外すことができる。よって、メッキ処理装置本体から上下方向に長い構造のクランプ治具本体10を簡単且つ確実に着脱できるため、クランプ治具の点検作業やメッキ処理装置本体の点検作業の効率性を向上させることができる。
固定クランプ部12の固定側クランプ杆16は前記スペーサ部材15(図5に示した。)を介して固定し、図2、図5、図6に示したように、この固定側クランプ杆16と可動クランプ部20の対の可動側クランプ杆26をクランプ移動方向において互いに前後位置となる同列方向に配設してある。これによって、液中を移動するクランプ治具のクランプ杆16、26の側部を狭く形成でき、液抵抗を少なくできる。更に、クランプ治具のクランプ杆16、26が槽仕切り壁を通過するタイプの水平搬送メッキ処理装置(特許文献2の水平搬送メッキ処理装置)では、槽仕切り壁の通過口を狭くできる。
なお、図2、図3に示したように、前記固定ガイドレール7の下方に該ガイドレール7の延長方向に沿って受け皿60を配設してある。この受け皿60でガイドレール7から落下したグリス等を受け、グリス等が処理液Wの中へ落下するのを防いでいる。
図8〜図10に示したクランプ治具3は、前記掴持接点部開閉制御手段を除いて図1〜図7に示したクランプ治具3と実質的に同じである。よって、実質的に同じ構成の説明は省略する。図8〜図10に示した掴持接点部開閉制御手段は、略L字型の反転レバー45の屈曲部を支点部として前記固定クランプ部12の固定板部13(固定板部材14)の上端部に支点軸46によって反転自在に軸着され、この反転レバー45の下方アーム部45bの先端を前記上下作動ロッド21の上端部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバー45の上方アーム部45aの先端に回転ローラー41を取付けて構成し、この回転ローラー41が該クランプ治具3の周回移動経路4のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイド42の下面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部45aが前記支点軸46を軸心として下方向に反転され、前記下方アーム部45bに連結された前記上下作動ロッド21を圧縮バネ22のバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部20の下側掴持接点部11bと前記固定クランプ部12の上側掴持接点部11aを上下方向に離間させた開状態に制御できるように構成してある。
なお、図8〜図10の実施形態のクランプ治具3には、固定板部13(固定板部材14)の上部の背面側に係止段部53を設けてある。この係止段部53は、クランプ治具取付け体8に脱着(取り外した)したクランプ治具本体10を装着する際、この係止段部53がクランプ治具取付け体8の上部に係止され、クランプ治具本体10をクランプ治具取付け体8にさらに簡単且つ確実に固定状態に保持できるようにしてある。
P 板状被処理物
1 搬送通路
2,2 搬送駆動手段(ローラチェーン)
3 クランプ治具
4 周回移動経路(クランプ治具の周回移動経路)
5 処理槽(電解メッキ処理槽)
W 処理液(メッキ処理液)
7 固定ガイドレール(給電レール)
8 クランプ治具取付け体
10 クランプ治具本体
11a 上側掴持接点部
11b 下側掴持接点部
12 固定クランプ部
13 固定板部
14 固定板部材
15 スペーサ部材
16 固定側クランプ杆
17 屈曲部
20 可動クランプ部
21 上下作動ロッド
22 圧縮バネ
23A,23B 上下の保持ガイド部
24 バネ係止体
25 スライド係合体
26 可動側クランプ杆
27 屈曲部
28 貫通孔(上下作動ロッドの下部の貫通孔)
30 支点軸部
41 回転ローラー
42 クランプ開閉ガイド
45 反転レバー
46 反転レバーの支点軸
48 絶縁被覆層
48a ゴムシール材
50 ボルト係合孔
50a ボルト係合孔の下方孔部
50b ボルト係合孔の上方孔部
51 固定用ボルト
53 係止段部
60 受け皿

Claims (5)

  1. 板状被処理物の搬送通路を間にした両側に設けられたエンドレスに周回駆動される搬送駆動手段と、この搬送駆動手段に上部が取付けられて周回移動され、下部に掴持接点部を持つ複数のクランプ治具を備え、前記搬送通路を間にして互いに平行な内側の直線移動経路を移動する複数のクランプ治具の掴持接点部でフレキシブルな板状被処理物の両側縁部を上下方向から掴持して該板状被処理物の板面を上下にした一定の水平移動ラインで一方向の搬送方向に連続的に水平搬送させ、この水平搬送行程で前記クランプ治具の掴持接点部に掴持されて水平搬送される板状被処理物を処理槽内の処理液中を通過させて、板状被処理物をメッキ処理する水平搬送メッキ処理装置のクランプ治具であり、前記クランプ治具は、前記搬送駆動手段に連結され、該クランプ治具の移動経路に沿って固定的に配置された固定ガイドレールに滑り接触されながら移動するように該ガイドレールに外側から嵌められた導電性を有するクランプ治具取付け体と、このクランプ治具取付け体に固定保持されたクランプ治具本体を含み、このクランプ治具本体は、このクランプ治具本体の下方部分が前記処理槽の処理液中を移動可能な位置に配され、このクランプ治具本体の上方部分が空中で前記クランプ治具取付け体に固定保持された上下方向に長い形状に形成され、このクランプ治具本体の下端部に板状被処理物の側縁部を上下方向から掴持し得る上側掴持接点部と下側掴持接点部から成る掴持接点部を備え、前記クランプ治具本体は、その上方部が前記クランプ治具取付け体に固定保持された上下方向に長い導電性を有する固定クランプ部と、この固定クランプ部に上下動可能に保持された上下方向に長い導電性を有する可動クランプ部を含み、前記固定クランプ部の下端部に上側掴持接点部を形成し、前記可動クランプ部の下端部に前記上側掴持接点部と相対する下側掴持接点部を形成し、処理液中に入れられる前記クランプ治具本体の下方部分は、前記上下掴持接点部を除いて絶縁被覆処理層で被覆され、前記可動クランプ部を圧縮バネのバネ圧によって上動させ、この可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を常態において上下方向に閉じた閉状態に制御してあり、前記クランプ治具本体の上部に前記可動クランプ部を前記圧縮バネのバネ圧に抗して下移動させ前記掴持接点部が上下方向に離間して開く掴持接点部開閉制御手段を付設してあり、前記固定クランプ部は、上方部が前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に垂直状態に固定保持され、下方端に横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部を設けた固定板部と、この固定板部の屈曲部にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて下方向にピン状に突設した複数の前記上側掴持接点部を備え、前記可動クランプ部は、前記固定板部の上方部に前記圧縮バネで上動方向のバネ圧を付勢された状態で上下方向にスライド可能に保持された上下方向に延びる上下作動ロッドと、前記固定板部の前記クランプ治具取付け体の下端部より下方位置の中間部に外側から左右方向に搖動可能とする遊び幅をもたせて嵌められ、該延長部に上下方向にスライド可能に保持された、該固定板部の横幅より左右に長い横幅をもち且つクランプ治具の移動方向に長く延ばした横幅をもつスライド係合体と、このスライド係合体の両端部にその上端部がそれぞれ固定された上下方向に延ばした対の可動側クランプ杆と、この対の可動側クランプ杆の両下端部に連結された横幅がクランプ治具の移動方向に長く延ばされた断面L字状の屈曲部と、この屈曲部にクランプ治具の移動方向に間隔を空けて上方向にピン状に突設した前記上側掴持接点部と相対する複数の前記下側掴持接点部を備え、前記スライド係合体の中心部に水平方向に軸着させると共に前記スライド係合体の中心部に上下方向に貫通させた前記上下作動ロッドの下部の貫通孔に挿通させた支点軸部によって前記上下作動ロッドの下端部と前記スライド係合体を連結し、前記上側掴持接点部に対して離間状態にある下側掴持接点部が前記支点軸部を中心にしてクランプ治具の移動方向に搖動可能に取付けられたことを特徴とする水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具。
  2. 前記下側掴持接点部の接点形状を円形状、前記上側掴持接点部の接点形状を前記円形状に内接する細長い形状に形成し、この細長い形状の前記上側掴持接点部の長辺側をクランプ治具の移動方向に位置させた、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具。
  3. 前記固定クランプ部の固定板部の上方部に前記上下作動ロッドの配設位置を間にした左右両側にボルト係合孔をそれぞれ穿設し、前記クランプ治具取付け体の前記搬送通路側の取付け壁面に前記ボルト係合孔に対応する位置に左右一対の固定用ボルトを螺着し、前記ボルト係合孔は、下方孔部を前記固定用ボルトのボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルトのボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成した、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具。
  4. 前記掴持接点部開閉制御手段が、前記上下作動ロッドの上端部に回転ローラーを設け、この回転ローラーが該クランプ治具の周回移動経路のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイドの下面部に沿って転動する係合状態において、前記上下作動ロッドを圧縮バネのバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を上下方向に離間させた開状態に制御できるように構成した、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具。
  5. 前記掴持接点部開閉制御手段が、略L字型の反転レバーの屈曲部を支点部として前記固定クランプ部の固定板部の上端部に支点軸によって反転自在に軸着され、この反転レバーの下方アーム部の先端を前記上下作動ロッドの上端部にピン軸を介して回動自在に連結し、前記反転レバーの上方アーム部の先端に回転ローラーを取付けて構成し、この回転ローラーが該クランプ治具の周回移動経路のクランプ開位置に設けられた高低差を有するクランプ開閉ガイドの下面部に沿って転動する係合状態において、前記上方アーム部が前記支点軸を軸心として下方向に反転され、前記下方アーム部に連結された前記上下作動ロッドを圧縮バネのバネ圧に抗して下動させ、前記可動クランプ部の下側掴持接点部と前記固定クランプ部の上側掴持接点部を上下方向に離間させた開状態に制御できるように構成した、請求項1に記載の水平搬送メッキ処理装置における板状被処理物のクランプ治具。
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